JP5329049B2 - ワーク加工機 - Google Patents
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そして、主軸台24,26のZ方向の移動によって二つの主軸台24,26を互いに接近させ、一方の主軸28から他方の主軸30にワークを受け渡すようにしている。
図16は、このようなワーク加工システムの一例を説明する概略図である。
図示の例では、6台のNC旋盤(ワーク加工機)601〜606が並列に配置されている。各NC旋盤601〜606は、ワークWを把持するチャックを備えた回転自在な主軸611〜616と、複数の工具T1〜T6を装着し、主軸611〜616との相対移動によって工具T1〜T6によってワークWの加工を行う刃物台621〜626とを備えている。
このような問題は、例えば、加工すべきワークの数をカウントし、このカウント数に応じてエアーカットを防止すべく所定の主軸については待機する指令を出力するサブプログラムを作成することで解決できるが、本来の加工プログラムとは別に専用のサブプログラムを準備しなければならず、加工プログラムの作成が面倒になるという問題がある。
第二主軸でのワークの加工が完了すると、第二主軸は、主軸軸線と交叉する方向に移動して第二主軸の主軸軸線が第三主軸の主軸軸線に一致する位置まで移動し、さらに、同一の主軸軸線上を第三主軸に対して相対的に移動して第三主軸に接近し、第三主軸にワークを受け渡す。
第三主軸に受け渡されたワークは、第三主軸と第三刃物台に装着した工具との相対移動によって、加工が行われる。
これら第一主軸,第一刃物台,第二主軸,第二刃物台,第三主軸,第三刃物台,第四刃物台の相対移動は、制御装置によって制御される。
本発明のワーク加工機のより具体的な構成としては、前記第一主軸を支持する第一主軸台,前記第二主軸を支持する第二主軸台及び前記第三主軸を支持する第三主軸台が、前記ワーク加工機の同一の平面内に設けられ、この平面内に、前記第一主軸台,第二主軸台及び第三主軸台の各々を主軸軸線方向に案内するZ方向ガイドを設けるとともに、前記第三主軸のZ方向ガイドを前記平面の一端まで延長し、前記第二主軸を、前記第一主軸の主軸軸線上の位置と前記第三主軸の主軸軸線上の位置との間で進退移動させるY方向ガイドを設け、前記第三主軸台が前記平面内の一端まで移動したときに、前記第二主軸台及び前記Y方向ガイドとの干渉を回避する干渉回避部を設けたものとすることができる。
また、別の構成として、前記第一主軸を支持する第一主軸台と前記第二主軸を支持する第二主軸台とが前記ワーク加工機の第一の平面内に、前記第三主軸を支持する第三主軸台が前記第一の平面内と交差する第二の平面内に設けられ、前記第一平面内に前記第一主軸台及び第二主軸台の各々を主軸軸線方向に案内するZ方向ガイドを設け、前記第三主軸を主軸軸線方向に第二の平面内の一端まで案内するZ方向ガイドを前記第二の平面内に設け、前記第二主軸を、前記第一主軸の主軸軸線上の位置と前記第三主軸の主軸軸線上の位置との間で進退移動させるY方向ガイドを設けたものとすることができる。
このようにすることで、各系統では、ワークが存在しない場合の無駄な動作を防止することができる。また、終了時に専用のプログラムを用意しなくても、ワークを払い出すことが可能になる。
また、前記第四刃物台には、前記第一主軸に把持されたワークを差し向く側と前記第三主軸に把持されたワークを差し向く側の両方又は前記第一主軸に把持されたワークを差し向く側と前記第二主軸に把持されたワークを差し向く側の両方に工具を装着するとよい。
このようにすることで、前記第一主軸,第二主軸,第三主軸の全ての主軸に把持されたワークを、第四刃物台に装着した工具で加工することが可能になる。
また、第四刃物台を設けることで、第一主軸、第二主軸及び第三主軸に把持されたワークのうちの少なくとも一つ又は全部の加工を行えるようになり、かつ、第一刃物台、第二刃物台又は第三刃物台に装着した工具と協働して、複数の工具で一つのワークを同時加工することができるようになる。
[ワーク加工システムの概要]
図1は、本発明のワーク加工機を用いたワーク加工システム及び加工方法の一実施形態にかかり、その構成及び作用を説明するための概略図である。
この実施形態では、三つの主軸111、112,113を有する三軸NC旋盤(以下、NC旋盤と記載する)1と、三つの主軸111′,112′,113′を有するNC旋盤1′とを、Z方向に隣接させて並列に配置している。
図2は、上記NC旋盤1,1′の具体的な構成を説明する図で、NC旋盤1,1′の正面図、図3は、図2のNC旋盤1の側面図である。
なお、他方のNC旋盤1′は、一方のNC旋盤1と各構成部材の配置が線対称になる以外は同じであるので、一方のNC旋盤1について詳細に説明し、他方のNC旋盤1′については、ここでは詳しい説明は省略する。
サドル135は、Y方向に長辺を有する正面視して長方形状に形成され、その表面にはY方向にガイドレール137が敷設されている。第二主軸台102は、このガイドレール137に案内されながらY方向にも進退移動自在である。
ところで、第三主軸台103が他方まで移動するときに、第三主軸台103及びサドル136が第二主軸台102のサドル137に干渉しないようにする必要がある。
図4(a)に示すように、第三主軸台103を載置するサドル136には、第二主軸台102のサドル135との干渉を避けるための凹部136aが形成されている。一方のNC旋盤1の第三主軸113から他方のNC旋盤1′の第一主軸111′にワークWを受け渡すべく、第三主軸台103がZY平面121の他方端まで移動すると、図4(b)に示すように、凹部136aの内側にサドル135及びガイドレール137が入り込み、両者の干渉を防止することができる。
なお、図4(b)に示すように、他方のNC旋盤1′の第三主軸台103′のサドル136′も、サドル136と同様に凹部136a′が形成されている。
複数の工具T1は、刃物台本体154の刃物装着部155に櫛刃状に並べて装着される。そして、サドル152のX方向の移動によって所定の工具T1が加工位置に割り出され、刃物台本体154のY方向の移動と第一主軸台101のZ方向の移動とによって、工具T1によるワークWの加工が行われる。
複数の工具T2は、刃物台本体164の刃物装着部165に櫛刃状に並べて装着される。そして、サドル162のX方向の移動によって所定の工具T2が加工位置に割り出され、刃物台本体164のY方向の移動と第二主軸台102のZ方向の移動とによって、工具T2によるワークWの加工が行われる。
複数の工具T3は、刃物台本体174の刃物装着部175に櫛刃状に並べて装着される。そして、サドル172のY方向の移動によって所定の工具T3が加工位置に割り出され、刃物台本体174のX方向の移動と第三主軸台103のZ方向の移動とによって、工具T3によるワークWの加工が行われる。
この第四刃物台180は、X方向ガイドレール181,Y方向ガイドレール182及びZ方向ガイドレール183によってX,Y,Zの三軸方向に進退移動自在な刃物台本体186の刃物装着部187に、複数の工具T4がX方向に配列されていて、刃物台本体186のX方向の移動によって工具T4を加工位置に割り出し、第二主軸台102又は第三主軸台103のZ方向の移動と刃物台本体186のY方向の移動とによって工具T4でワークWの加工を行う。
また、刃物台本体186をZ方向に移動させることで、他の刃物台(第二刃物台160又は第三刃物台170)の工具(工具T2又は工具T3)と干渉することなく、工具T4で工具T2又は工具T3とともに同時にワークWの加工を行うことが可能である。
なお、上記した工具T1〜T4としては、バイト等の切削工具の他、ドリルやタップなどの回転工具を用いることができ、ドリルやタップなどの回転工具を用いる場合には、工具T1〜T4は、各主軸111,112,113の軸線と交叉する方向の他、平行方向にも装着することができる。
三軸NC旋盤の構成は上記のものには限られない。
以下、図5及び図6を参照しながら、本発明のワーク加工システムを構成する三軸NC旋盤の他の実施形態について説明する。
なお、以下の説明においては、第一の実施形態のNC旋盤1と異なる部分及び部材のみについて説明し、共通する部分及び部材については同一の符号を付して詳しい説明は省略する。また、この実施形態においても、隣接して配置される他方の三軸NC旋盤については、一方のNC旋盤と各構成部材の配置が線対称になる以外は同じであるので、詳しい説明は省略する。
この構成によれば、先の実施形態のように、第三主軸台103とサドル137及び第二主軸台102との干渉を防止するための凹部136a(図4参照)をサドル141に設ける必要がないという利点がある。
次に、第四刃物台180の他の実施形態について、図7を参照しながら説明する。なお、図7(a)に示す三軸NC旋盤の基本構成は、図5,図6の三軸NC旋盤と同じであり、第四刃物台の基本構成についても、図2,図3,図5及び図6の三軸NC旋盤の第四刃物台と同じであるので、同一部位、同一部材には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
この実施形態の第四刃物台180には、図7(a)に示すように、工具装着部187の一側に、第三主軸113に把持されたワーク側を差し向く工具T41が装着され、工具装着部187の他側に、第一主軸111に把持されたワーク側を差し向く工具T42を装着できるようになっている。工具T41,T42としては、バイト等の切削工具の他、ドリルやタップなどの回転工具を用いることができる。なお、工具T41,T42がドリルやタップなどの回転工具である場合には、これら回転工具を第一主軸111,第二主軸112,第三主軸113の軸線と平行になるように、工具装着部187の両側に装着する。さらに、この場合は、第一主軸111及び第三主軸113側を差し向く工具T41で第一主軸111に把持されたワーク及び第三主軸113に把持されたワークの加工を行い、第二主軸112側を差し向く工具T42で第二主軸112に把持されたワークの加工を行う。
このように、工具T41,T42を複数の方向に差し向けて第四刃物台180に装着することで、第一主軸111,第二主軸112及び第三主軸113のチャックに把持されたワークWを、第四刃物台180に装着した工具T41,T42で加工することが可能になる。
また、一つの主軸(第一主軸111,第二主軸112又は第三主軸113)に把持された一つのワークWを、図7(b)に示すように、他の刃物台(第一刃物台150,第二刃物台160又は第三刃物台170)に装着された工具(工具T1,工具T2又は工具T3)と第四刃物台180に装着された工具(工具T41又は工具T42)とで同時に加工を行うことが可能になる、なお、図7(b)において仮想線は、工具T42がドリル等の回転工具である場合を示している。
次に、上記構成のNC旋盤1,1′の各主軸台101〜103,101′〜103′、各刃物台150〜180,150′〜180′その他各移動部の移動や、各主軸111〜113,111′〜113′の回転等を制御するNC装置について説明する。
この実施形態のNC装置は、NC旋盤1,1′の各々に設けられる。各NC装置は、主軸の数に合わせて、三系統の独立した制御系を有している。
図8は、この実施形態におけるNC装置のプログラム構成を説明するブロック図である。なお、プログラム構成は、NC旋盤1,1′で同じであるので、一方のNC旋盤1のものについてのみ説明し、他方のNC旋盤1′のものについては説明を省略する。
ワーク供給プログラム,ワーク加工プログラム及びワーク受渡しプログラムはそれぞれ独立したプログラムで、ワーク供給プログラムの終了を条件にワーク加工プログラムが起動し、ワーク加工プログラムの終了を条件にワーク受渡しプログラムが起動するようになっている。
そして、これらプログラムを順次実行することで、バーフィーダ2から供給されたワークWの加工を行い、加工の完了したワークWを第二主軸112に受け渡す。
さらに、他方のNC旋盤1′の系統1′におけるワーク搬出プログラムは、第一主軸111′からローダーに加工済みのワークWを受け渡す指令を行うものである。
起動(スタート)と同時に、まず、ワーク供給プログラムが実行される(ステップS100)。このプログラムの実行により、棒状のワークWがバーフィーダ2から第一主軸111の貫通孔に送出される。
バーフィーダ2から第一主軸111の貫通孔を挿通して送出された棒状のワークWは、図11(a)に示すように、第一主軸111の先端から突出して位置決め用の工具T1(又は工具T42)に当接し、位置決めが行われる。この位置決め完了後に、第一主軸111の先端に設けられたチャックが閉じられて、ワークWが把持される。以上で、ワーク供給プログラムが終了する。
このプログラムの実行により、図11(b)に示すように、ワークWの加工を行うための工具T1(及び/又は工具T42)が加工位置に割り出され、この工具T1(及び/又は工具T42)のY方向の移動と第一主軸111のZ方向の移動とによって、ワークWの加工が行われる。
工具T1(及び/又は工具T42)によるワークWの加工が終了すると(ステップS102)、ワーク加工プログラムが終了し、ワーク受渡しプログラムが実行される。このプログラムの実行により、まず、系統2が起動しているか否かが判断される(ステップS103)。系統2が起動していないのであれば、一時停止し、系統2が起動するまで待機する(ステップS104,S105)。
待ち合わせ終了後(受け取り準備完了後)に、第一主軸台101を第二主軸台102とともに共通のZ軸線上で互いに接近する方向に移動させる。そして、図11(c)に示すように、両主軸台101,102のほぼ中間位置で、第一主軸111から第二主軸112にワークWを受け渡す(ステップS107)。第一主軸台101は、この後、バーフィーダ2から次回加工のワークWを受け取るための初期位置に復帰する。
以後、ステップS101以下の処理及び動作が繰り返される。
系統1が起動していないときは、一時停止し、系統1が起動するまで待機する(ステップS201,S202)。
系統1が起動している場合は、第一主軸111がワークWの受け渡し準備を完了するまで待ち合わせ(ステップS203)、待ち合わせ終了後に、図11(c)に示すように、第二主軸台102を第一主軸台101と互いに接近する方向に移動させる。そして、両主軸台101,102のほぼ中間位置で、第一主軸111から第二主軸112にワークWを受け取る(ステップS204)。
工具T2及び/又は工具T4(工具T41又は工具T42)によるワークWの加工が終了すると(ステップS206)、ワーク受渡しプログラムが実行され、まず、系統3が起動しているか否かが判断される(ステップS207)。系統2が起動していないのであれば、一時停止し、系統3が起動するまで待機する(ステップS208,S209)。
待ち合わせ完了後に、図12(a)に示すように、第二主軸台102をY方向及びZ方向に移動させ、第三主軸台103と同一のZ軸線上で互いに接近させる方向に移動させて、第二主軸112から第三主軸113にワークWを受け渡す(ステップS211)。ワークWの受け渡し完了後、第二主軸台102は、図12(b)に示すように初期位置まで復帰する。そして、予め設定された個数のワークWの加工が完了しているか否かを判断し(ステップS212)、完了している場合にはワーク受渡しプログラムを終了する。完了していない場合には、ステップS200に戻ってワーク受取りプログラムを実行し、第一主軸111との間で待ち合わせを行い(ステップS203)、図12(c)に示すように、第一主軸111からワークWを受け取る(ステップS204)。
以後、ステップS205以下の処理及び動作が繰り返される。
系統2が起動していないときは、一時停止し、系統2が起動するまで待機する(ステップS301,S302)。
系統2が起動している場合は、第二主軸112がワークWの受渡し準備を完了するまで待ち合わせ(ステップS303)、準備完了すれば、図12(a)に示すように、第二主軸台102を第三主軸台103とZ軸線上で互いに接近する方向に移動させる。そして、両主軸台102,103のほぼ中間位置で、第二主軸112から第三主軸113にワークWを受け取り(ステップS304)、ワークWの加工を行うための初期位置に復帰する。
工具T3及び/又は工具T4(工具T41)によるワークWの加工が終了すると(ステップS306)、ワーク搬出プログラムが実行され、他方のNC旋盤1′の第一主軸111′との待ち合わせを行う(ステップS307)。待ち合わせ終了後に、図12(d)に示すように、他方のNC旋盤1′の第三主軸113′とZ軸線上で互いに接近する方向に第三主軸台103を移動させ、第三主軸113から他方のNC旋盤1′の第三主軸113′にワークWを受け渡す(ステップS308)。
以後、ステップS304以下の処理が繰り返される。
ただし、NC旋盤1′では、第三主軸113′,第二主軸112′,第一主軸111′の順でワークWが受け渡される。
第三主軸113′では、一方のNC旋盤1′の第三主軸113からワークWを受け取り、ワークWの加工を行うための初期位置に復帰した後、図9のフローチャートのステップS101以下と同様のステップを実行しながら、図13(a),(b),(c)に示す動作を行う。
第二主軸112′では、図9及び図10のフローチャートのステップS200以下と同様のステップを実行しながら、図13(b),(c)及び図14(a)に示す動作を行う。
第一主軸111′では、図10のフローチャートのステップS300以下と同様のステップを実行しながら、図14(a),(b),(c)に示す動作を行う。
なお、ステップS307の待ち合わせでは、加工完了後にワーク搬出用のローダーとの間で待ち合わせを行い、ステップS308で第一主軸111′からローダーにワークWを受け渡す。
先の実施形態と同様に、三つの対向主軸を有する複数台(図示の例では二台)のNC旋盤1,1″をZ方向に並べて配置している点は先の実施形態と同じであるが、この実施形態では、一方のNC旋盤1と他方のNC旋盤1″との間に、ローダー4を配置している。また、他方のNC旋盤1″の構成は、一方のNC旋盤1の構成と同じである。
第三主軸113でのワークWの加工が終了すると、第三主軸113のワークWはローダー4によってNC旋盤1から搬出され、隣接する他方のNC旋盤1″に搬入される。
以後、図中(iv),
(v), (vi),(vii)に示す経路でワークWが第一主軸111″から第二主軸112″,第二主軸112″から第三主軸113″に順次受け渡されつつ加工が行われる。各主軸111″,112″,113″間でのワーク受け渡しの際の動作は、先の実施形態と同様である。
第三主軸113″でのワークWの加工が終了すると、第三主軸113″のワークWはローダー5によってNC旋盤1″から搬出される。
例えば、図15を参照しながら説明したワーク加工システムの他の実施形態では、他方のNC旋盤1″の構成は一方のNC旋盤1と同じものであるとして説明したが、先の実施形態のように、一方のNC旋盤1の主軸台111,112,113の配置と線対称の関係にあるNC旋盤1′を用いてワーク加工システムを構成するものとしてもよい。また、一方のNC旋盤1とは主軸台の配置や数、刃物台の配置や数等の異なるNC旋盤を用いて、ワーク加工システムを構成してもよい。
また、ワーク加工システムを構成するNC旋盤の台数も、二台に限らず三台以上としてもよい。
101:第一主軸台
102:第二主軸台
103:第三主軸台
111:第一主軸
112:第二主軸
113:第三主軸
120:ベッド
121:ZY面
122:ベース
123:傾斜面
124:回収タンク
131〜133:ガイドレール
134〜136:サドル
137:ガイドレール
138,139:刃物台支持部
150:第一刃物台
160:第二刃物台
170:第三刃物台
180:第四刃物台
181:X方向ガイドレール
182:Y方向ガイドレール
183:Z方向ガイドレール
186:刃物台本体
187:工具装着部
T1〜T4,T42,T42:工具
Claims (6)
- 第一主軸と、この第一主軸に把持されたワークの加工を行う第一刃物台と、前記第一主軸と平行に並設された第三主軸と、この第三主軸に把持されたワークの加工を行う第三刃物台と、前記第一主軸及び第三主軸に対向するように設けられ、前記第一主軸に対向する位置と前記第三主軸に対向する位置との間を往復移動する第二主軸と、この第二主軸に把持されたワークの加工を行う第二刃物台とを備え、前記第一主軸で加工されたワークを前記第二主軸が受け取って加工し、加工された前記ワークを前記第三主軸に受け渡すワーク加工機において、
前記第一刃物台、第二刃物台及び前記第三刃物台の各々を、前記第一主軸、前記第二主軸及び前記第三主軸に対して独立して設け、
第四刃物台を、前記第一主軸、前記第二主軸及び前記第三主軸の三つの主軸の間に配置し、前記三つの主軸のうちの一つの主軸に把持されたワークを選択的に加工できるように、前記主軸の軸線方向及び前記軸線の交差方向に移動可能かつ各前記主軸のワークに工具を指し向け可能に設け、
前記第一主軸及び前記第三主軸と前記第二主軸との間に刃物台支持部を架設し、
前記第一刃物台、前記第二刃物台、前記第三刃物台及び前記第四刃物台を、前記刃物台支持部に設け、
前記第一刃物台、前記第二刃物台及び前記第三刃物台の各々を、前記第一主軸、前記第二主軸及び前記第三主軸の各々に対応する位置に配置し、
前記第四刃物台を、各刃物台の間に移動自在に配置したこと
を特徴とするワーク加工機。 - 前記第三主軸が、少なくとも主軸軸線方向に進退移動自在に設けられ、前記ワークの加工を行う加工位置と前記ワークをワーク加工機から搬出するための搬出位置との間で進退移動することを特徴とする請求項1に記載のワーク加工機。
- 前記第一主軸を支持する第一主軸台,前記第二主軸を支持する第二主軸台及び前記第三主軸を支持する第三主軸台が、前記ワーク加工機の同一の平面内に設けられ、
この平面内に、前記第一主軸台,第二主軸台及び第三主軸台の各々を主軸軸線方向に案内するZ方向ガイドを設けるとともに、前記第三主軸のZ方向ガイドを前記平面の一端まで延長し、
前記第二主軸を、前記第一主軸の主軸軸線上の位置と前記第三主軸の主軸軸線上の位置との間で進退移動させるY方向ガイドを設け、
前記第三主軸台が前記平面内の一端まで移動したときに、前記第二主軸台及び前記Y方向ガイドとの干渉を回避する干渉回避部を設けたこと、
を特徴とする請求項1又は2に記載のワーク加工機。 - 前記第一主軸を支持する第一主軸台と前記第二主軸を支持する第二主軸台とが前記ワーク加工機の第一の平面内に、前記第三主軸を支持する第三主軸台が前記第一の平面内と交差する第二の平面内に設けられ、
前記第一平面内に前記第一主軸台及び第二主軸台の各々を主軸軸線方向に案内するZ方向ガイドを設け、
前記第三主軸を主軸軸線方向に第二の平面内の一端まで案内するZ方向ガイドを前記第二の平面内に設け、
前記第二主軸を、前記第一主軸の主軸軸線上の位置と前記第三主軸の主軸軸線上の位置との間で進退移動させるY方向ガイドを設けたこと、
を特徴とする請求項1又は2に記載のワーク加工機。 - 前記制御装置が、
前記第一〜第三主軸に対応する三つの制御系を有し、
各制御系が、未加工ワークの受け取りに関する第一主軸の動作を制御するワーク受取り制御部と、受け取ったワークの加工の制御を行うワーク加工制御部と、加工の終了したワークの搬出の制御を行うワーク搬出制御部とを有し、
前記第二主軸の制御系におけるワーク受取り制御部を、前記第一主軸の制御系における前記ワーク搬出制御部と関連付けて、前記第二主軸の制御系の前記ワーク受取り制御部が、前記第一主軸のワークの搬出が可能になるまで前記第二主軸の動作の待ち合わせを行うようにし、
前記第三主軸の制御系におけるワーク受取り制御部を、前記第二主軸の制御系におけるワーク搬出制御部と関連付けて、前記第三主軸の制御系の前記ワーク受取り制御部が、前記第二主軸のワークの搬出が可能になるまで第三主軸の動作の待ち合わせを行うようにし、
前記ワークの加工個数が予め設定された個数に達するまで、各制御系で前記ワーク受取り制御部,前記ワーク加工制御部及び前記ワーク受取り制御部による制御をワークごとに繰り返すこと、
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワーク加工機。 - 前記第四刃物台には、前記第一主軸に把持されたワークを差し向く側と前記第三主軸に把持されたワークを差し向く側の両方又は前記第一主軸に把持されたワークを差し向く側と前記第二主軸に把持されたワークを差し向く側の両方に工具が装着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のワーク加工機。
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