JP5327637B2 - 施解錠装置の取付構造および取付方法 - Google Patents

施解錠装置の取付構造および取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5327637B2
JP5327637B2 JP2009283560A JP2009283560A JP5327637B2 JP 5327637 B2 JP5327637 B2 JP 5327637B2 JP 2009283560 A JP2009283560 A JP 2009283560A JP 2009283560 A JP2009283560 A JP 2009283560A JP 5327637 B2 JP5327637 B2 JP 5327637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
interlocking mechanism
lock
unlocking
lock case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009283560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011127272A (ja
Inventor
博之 峯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opnus Co Ltd
Original Assignee
Opnus Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Opnus Co Ltd filed Critical Opnus Co Ltd
Priority to JP2009283560A priority Critical patent/JP5327637B2/ja
Publication of JP2011127272A publication Critical patent/JP2011127272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5327637B2 publication Critical patent/JP5327637B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、扉の施解錠装置の取付構造および取付方法に係るものであり、特に連動する複数の施解錠装置の取付構造および取付方法に関する。
従来、1つの扉に2つの施解錠装置を搭載した、いわゆるワンドア・ツーロックが知られている。このワンドア・ツーロックによれば、ピッキングの作業量を2倍にすることが可能であり、ピッキング対策として有効であることが知られている。このため、欧米では既に一般的となっており、近年では我が国でも採用する例が増加してきている。しかし、ワンドア・ツーロックでは、施錠操作も2倍になるため、外出時の施錠操作が煩雑となり、使い勝手がよくないという問題があった。
これに対し、一対の施解錠ユニットを連動機構で連結し、施錠操作を連動させるようにした施解錠装置が提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。このような施解錠装置では、扉を施錠する場合には、いずれか一方の施解錠ユニットを施錠操作するだけで他方の施解錠ユニットも同時に施錠され、解錠する場合には、2つの施解錠ユニットを1つずつ解錠するようになっている。従って、防犯効果を維持しながらも、外出時の施錠操作を簡略化して使い勝手を向上させたものとなっている。
特開2001−254551号公報 特開2001−271529号公報
しかしながら、上記特許文献1または2に示される施解錠装置は、2つの施解錠ユニットを結合して1つのユニットを構成しているため、専用の取付孔を備えた扉にしか搭載できないという問題があった。また、既存の扉に搭載する場合には、扉を大幅に改造する必要があり、非常にコストと手間のかかるものとなっていた。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、連動する複数の施解錠装置を専用の扉でなくとも容易に搭載可能な施解錠装置の取付構造および取付方法を提供しようとするものである。
(1)本発明は、複数の錠前ケースと、前記複数の錠前ケースにおける施錠操作を連動させる連動機構と、前記複数の錠前ケースごとに設けられた複数の取付孔と、からなり、前記連動機構は、予め前記複数の錠前ケースごとに付属して分割されており、前記複数の錠前ケースを対応する前記取付孔に取付けることによって前記分割した連動機構が接続されるように構成されていることを特徴とする、施解錠装置の取付構造である。
(2)本発明はまた、前記連動機構は、施錠操作が連動される一対の前記錠前ケースのうち、一方の前記錠前ケースに付属する第1の連動機構、および他方の前記錠前ケースに付属する第2の連動機構に分割され、前記第1の連動機構および前記第2の連動機構は、前記一方の錠前ケースの近傍において接続するように構成されていることを特徴とする、上記(1)に記載の施解錠装置の取付構造である。
(3)本発明はまた、前記第1の連動機構全体を覆うと共に、前記第1の連動機構および前記第2の連動機構の接続部分を覆うカバー部材をさらに備えることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載の施解錠装置の取付構造である。
(4)本発明はまた、扉の端面に形成され、前記複数の錠前ケースおよび前記連動機構を収容する凹部と、前記凹部の開口を塞ぐように前記扉の端面に配設され、前記複数の取付孔が設けられた閉塞部材と、をさらに備えることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の施解錠装置の取付構造である。
(5)本発明はまた、前記複数の錠前ケースに設けられた位置決め凸部と、前記凹部の底面に設けられ、前記位置決め凸部が嵌合する位置決め凹部と、をさらに備えることを特徴とする、上記(4)に記載の施解錠装置の取付構造である。
(6)本発明はまた、前記連動機構の位置決めをするためのガイド部材をさらに備えることを特徴とする、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の施解錠装置の取付構造である。
(7)本発明はまた、前記連動機構は、前記連動機構側からの解錠操作を前記錠前ケースの一部に係止することで阻止する不正解錠防止機構を備えていることを特徴とする、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の施解錠装置の取付構造である。
(8)本発明はまた、複数の錠前ケースと、前記複数の錠前ケースにおける施錠操作を連動させる連動機構と、からなる施解錠装置の取付方法であって、予め前記連動機構を前記複数の錠前ケースごとに付属させて分割しておき、前記複数の錠前ケースを対応する取付孔に取り付けることによって前記分割した前記連動機構を接続することを特徴とする、施解錠装置の取付方法である。
本発明によれば、連動する複数の施解錠装置を専用の扉でなくとも容易に搭載可能という優れた効果を奏し得る。
(a)および(b)本発明の実施の形態に係る施解錠装置の構造を示した概略図である。 (a)および(b)連動機構の構造および機能を示した概略図である。 (a)および(b)連動機構の構造および機能を示した概略図である。 (a)および(b)第2の連動機構に不正解錠防止機構を備えた例を示した概略図である。 (a)および(b)第2の連動機構に不正解錠防止機構を備えた例を示した概略図である。 (a)および(b)施解錠装置の取付部の構造を示した概略図である。 (a)および(b)施解錠装置の取付け方法を示した概略図である。 (a)および(b)施解錠装置の取付け方法を示した概略図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳述する。
<施解錠装置>
まず、本実施形態に係る施解錠装置1について説明する。図1(a)および(b)は、施解錠装置1の構造を示した概略図である。同図(a)に示されるように、施解錠装置1は、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の2つの施解錠装置と、連動機構20から構成されている。
第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12は、図示を省略したシリンダ錠やサムターン等を備えて構成されており、各種扉等に固定して使用されるものである。また、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12は、汎用の規格に基づいて構成されているため、対応する規格に基づいて製造された扉であれば追加工なしで取付けることが可能となっている。具体的には、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12は、ネジ孔13が設けられた固定用ブラケット14および15をそれぞれ備えており、この固定用ブラケット14および15を介して扉に固定される。
連動機構20は、第1の錠前ケース11の施錠操作を第2の錠前ケース12に伝達し、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の施錠操作を連動させるものである。本実施形態の施解錠装置1では、この連動機構20を備えることにより、第1の錠前ケースに対してのみ施錠操作を行うことで、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の両方を施錠することが可能となっている。
また、連動機構20は、解錠操作は連動させないように構成されており、施錠された第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12を解錠する場合には、それぞれの錠前ケースについて個別に解錠操作を行わなければならないようになっている。すなわち、施錠操作についてのみ省力化を図ることで、ピッキング等の手間を増加させて防犯効果を高めながらも、ユーザーの使い勝手を向上させるようにしている。
さらに、連動機構20は、同図(b)に示されるように、第1の錠前ケース11に付属する第1の連動機構21と、第1の錠前ケース12に付属する第2の連動機構22に分離することが可能に構成されている。第1の連動機構21および第2の連動機構22は、接続部20aにおいて接続、分離される。
本実施形態では、接続部20aが第1の錠前ケース11の近傍に位置するように、連動機構20を構成している。従って、第2の連動機構22は、第2の錠前ケース12から第1の錠前ケース11に向けて長く突出した形状となっている。詳細は後述するが、このように、接続部20aを第1の錠前ケース11の近傍に設定することで、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の扉への取付作業を容易化することが可能となっている。
第1の連動機構21および第2の連動機構22は、それぞれ第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の固定用ブラケット14、15の反対側部分に設けられている。さらに、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12から露出する部分は、それぞれカバー部材23、24によって少なくとも一部を覆われている。
具体的には、第1の連動機構21は、第1の錠前ケース11にネジ等(図示省略)によって固定されたカバー部材23に全体を覆われている。また、第2の連動機構22は、第2の錠前ケース12にネジ等(図示省略)によって固定されたカバー部材24に、第2の錠前ケース12の近傍の部分を覆われている。
このように、連動機構20を固定用ブラケット14、15から離れた位置(扉の表面から離れた位置)に設けると共に、カバー部材23、24によって覆うことで、外部から連動機構20を直接操作して不正に解錠しようとする行為を、効果的に防止することができる。特に、本実施形態では、同図(a)または(b)に示されるように、錠前ケース11、12近傍の可動部分をカバー部材23、24によって覆うと共に、カバー部材23によって接続部20aを覆うことで、連動機構20の外部からの直接操作を確実に防止している。
図2(a)および(b)、ならびに図3(a)および(b)は、連動機構20の構造および機能を示した概略図である。
同図(a)に示されるように、第1の連動機構21は、施解錠操作に伴って回転するロックカム21aと、ロックカム21aの回転に伴って図の上下方向に直線移動するラック21bと、ラック21bに固定されて第2の錠前ケース12に向けて突出するスライドプレート21cと、スライドプレート21cの先端部分に揺動自在に取付けられた揺動カム21dから構成されている。なお、同図(a)および(b)では、スライドプレート21cの先端部分を一部断面にして示している(図3(a)および(b)においても同様)。
ロックカム21aおよびラック21bは、互いに噛み合わされる歯車(図示省略)をそれぞれ備えており、いわゆるラックアンドピニオン機構を構成している。本実施形態では、ロックカム21aは、施錠操作に伴って図の時計回りに回転してラック21bを図の下方に移動させ、解錠操作に伴って図の反時計回りに回転してラック21bを図の上方に移動させる。従って、ラック21bに固定されたスライドプレート21cは、施錠操作に伴って第2の連動機構22に向けて突出し、解錠操作に伴って第2の連動機構22から退避する。
スライドプレート21cは、コの字状断面の棒状の部材であり、先端部分の内部に揺動カム21dが一部を収容された状態で取付けられている。スライドプレート21cおよびラック21bは、カバー部材23に設けられたガイド(図示省略)に案内されて、図の上下方向に直線的に往復動する。
揺動カム21dは、自身に形成された長孔21e内にスライドプレート21cに設けられた固定ピン21fが挿入されることで、揺動自在にスライドプレート21cに取付けられている。この揺動カム21dは、図示を省略したスプリングにより図の左側方向に常に付勢されており、先端面21gが第2の連動機構22と対向する状態を維持するようになっている。
また、揺動カム21dの後端部にはフック部21hが設けられており、カバー部材23の内側面にはこのフック部21hが係合するストッパピン23aが設けられている。揺動カム21dは、スライドプレート21cが突出した場合に、フック部21hがストッパピン23aに係合する。そして、フック部21hとストッパピン23aが係合した状態のままさらにスライドプレート21cが突出して長孔21eに対する固定ピン21fの位置が変化することにより、揺動カム21dは、スプリングの付勢力に抗して、ストッパピン23aを中心に揺動するようになっている。
第2の連動機構22は、施解錠操作に伴って回転するロックカム22aと、ロックカム22aの回転に伴って図の上下方向に直線移動するラック22bと、ラック22bに固定されて第1の錠前ケース11に向けて突出するスライドプレート22cとから構成されている。第2の連動機構22におけるこれらの構成は、第1の連動機構21と同様であるため、説明を省略する。
第2の連動機構22のロックカム22aは、施錠操作に伴って図の時計回りに回転してラック22bを図の下方に移動させ、解錠操作に伴って図の反時計回りに回転してラック22bを図の上方に移動させる。従って、ラック22bに固定されたスライドプレート22cは、解錠操作に伴って第1の連動機構21に向けて突出し、施錠操作に伴って第1の連動機構21から退避する。また、第2の連動機構22のスライドプレート22cは、第1の連動機構21のスライドプレート21cに向けて長く突出すると共に、その先端には揺動カム21dの先端面21gと当接する受圧面22dが設けられている。
図2(a)は、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12が、共に解錠状態である場合を示している。第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12が共に解錠状態である場合、連動機構20は、ラック21b、22bが図の上方に位置しており、揺動カム21dの先端面21gと、スライドプレート22cの受圧面22dが当接した状態となる。
この状態から、第1の錠前ケース11について施錠操作を行うと、同図(b)に示されるように、ロックカム21aの回転に伴ってラック21bおよびスライドプレート21cが図の下方に移動する。これにより、揺動カム21dの先端面21gが、第2の連動機構22のスライドプレート21cの受圧面22dを押圧し、スライドプレート22cを図の下方に移動させる。第2の連動機構22のラック22bは、スライドプレート22cと共に移動し、ロックカム22aを回転させる。これにより、第2の錠前ケース12が施錠される。
第2の錠前ケース12が施錠された状態では、同図(b)に示されるように、揺動カム21dのフック部21hがストッパピン23aに係合した状態となる。そして、この状態では、第1の錠前ケース11はまだ、完全に施錠された状態になっておらず、施錠操作をわずかに継続する必要がある。
図3(a)は、第1の錠前ケース11を完全に施錠状態とした場合を示した図である。同図に示されるように、図2(b)の状態からさらにロックカム21aをわずかに回転させることにより、第1の錠前ケース11は、完全に施錠された状態となる。このとき、ロックカム21aの回転に伴うスライドプレート21cの移動によって、揺動カム21dがストッパピン23aを中心に揺動し、先端面21gが第2の連動機構22のスライドプレート22cの受圧面22dから外れた状態となる。
本実施形態の連動機構20は、このように、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12を完全に施錠した状態では、第1の連動機構21および第2の連動機構22の接続が解かれた状態となる。従って、解錠操作を行う場合は、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12について個別に解錠操作を行う必要がある。
図3(b)は、第2の錠前ケース12について解錠操作を行った場合を示した図である。同図に示されるように、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12を施錠した状態から、第2の錠前ケース12について解錠操作を行った場合、解錠操作に伴ってロックカム22aが回転し、これによりラック22bおよびスライドプレート22cが図の上方に向けて移動することとなる。このとき、揺動カム21dの先端面21gは、スライドプレート22cの受圧面22dから逃げた状態となっているため、スライドプレート22cは、揺動カム21dおよびスライドプレート21cを押圧することなく移動する。すなわち、第2の連動機構22と第1の連動機構21が連動しないため、第2の錠前ケース12の解錠操作のみが独立して行われることとなる。
また、第1の錠前ケース11について解錠操作を行った場合も同様に、第1の連動機構21と第2の連動機構22が連動しないため、第1の錠前ケース11の解錠操作のみが独立して行われることとなる。なお、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の両方を解錠状態とした場合は、図2(a)に示した状態に戻り、再び第1の連動機構21および第2の連動機構22が接続され、第1の錠前ケース11の施錠操作と第2の錠前ケースの施錠操作が連動することとなる。
<不正解錠防止機構>
本実施形態では、連動機構20を構成するラック21b、22b、スライドプレート21c、22b、および揺動カム21d等をカバー部材23、24で覆うことにより、連動機構20を直接操作して不正に解錠しようとする行為を防止しているが、さらに、不正解錠防止機構25を備えるようにしてもよい。図4(a)および(b)、ならびに図5(a)および(b)は、第2の連動機構22に不正解錠防止機構25を備えた例を示した概略図である。
不正解錠防止機構25は、図4(a)に示されるように、略L字形状の係止カム25aと、スライドプレート22cに設けられた揺動ピン25bと、ラック22bに設けられた位置決めピン25cと、第2の錠前ケース12に形成された切欠き25dと、ラック22bに形成された長孔25eから構成されている。
係止カム25aは、位置決め部25a1および係止部25a2から構成されている。そして、係止カム25aは、コの字状断面のスライドプレート22cの内部に収容されると共に、揺動ピン25bを中心に揺動自在に取付けられている。また、係止カム25aは、位置決め部25a1が位置決めピン25cに当接する状態を維持するように、図示を省略したスプリングによって常に付勢されている。
切欠き25dは、第2の錠前ケース12が施錠状態である場合に係止カム25aの係止部25a2の近傍となる位置に形成されている。そして、係止カム25aが図の反時計回りに揺動した場合に、係止部25a2の一部が切欠き25d内部に進入するように構成されている。
ラック22bは、この例では、自身に形成された長孔25e内に、揺動ピン25bが挿入されることによって、スライドプレート22cと接続されている。すなわち、ラック22bとスライドプレート22cは、図の上下方向に自由度を持った状態で結合されており、不正な操作が行われた場合に両者の相対的な位置関係が変化するように構成されている。
そして、係止カム25aは、このラック22bとスライドプレート22cの相対的な位置関係の変化に伴って揺動するようになっている。なお、通常の使用状態におけるラック22bとスライドプレート22cの相対的な位置関係は、係止カム25aを付勢する上述のスプリングの付勢力によって長孔25eの図の下側端面に揺動ピン25bが当接した状態を維持するようになっている。
図4(a)に示す施錠状態から、解錠操作を行うと、図4(b)に示されるように、ロックカム22aの回転に伴ってラック22bが図の上方に移動する。そして、スライドプレート22cは、長孔25eの図の下側端面に揺動ピン25bが押圧されることにより、上方に移動する。従って、第2の錠前ケース12について解錠操作を行う場合には、ラック22bとスライドプレート22cの相対的な位置関係は変化せず、係止カム25aは揺動しないようになっている。
図5(a)は、第1の錠前ケース11の施錠操作が連動される場合を示している。この場合、第1の連動機構21の揺動カム21dに押圧されることにより、スライドプレート22cは、下方に移動する。そして、ラック22bは、揺動ピン25bに長孔25eの図の下側端面を押圧されることにより下方に移動し、ロックカム22aを回転させる。従って、第1の錠前ケース11の施錠操作に連動して第2の錠前ケース12が施錠される場合にも、ラック22bとスライドプレート22cの相対的な位置関係は変化せず、係止カム25aは揺動しないようになっている。
図5(b)は、スライドプレート22cを直接操作して図の上方に移動させ、第2の錠前ケース12を不正に解錠させようとした場合を示している。なお、同図では、係止カム25aの周辺を一部断面にして示している。この場合、スライドプレート22cの移動に伴って揺動ピン25bが長孔25e内を図の上方に移動し、スライドプレート22cとラック22bの相対的な位置関係が変化することとなる。これにより、ラック22bに設けられた位置決めピン25cが係止カム25aの位置決め部25a1を押圧し、係止カム25aは、図示を省略したスプリングの付勢力に抗して図の反時計回りに揺動することとなる。
そして、係止カム25aが図の反時計回りに揺動することにより、係止カム25aの係止部25a2が切欠き25c内に進入して係止する。これにより、スライドプレート21cおよびラック22bの図の上方への移動が抑止されるため、ロックカム22aは回転せず、第2の錠前ケース12は解錠されないこととなる。
このように、不正解錠防止機構25を備えることにより、連動機構20を直接操作して不正に解錠しようとする行為を確実に防止することができる。なお、ここでは、第2の連動機構22に不正解錠防止機構25を備える例を示したが、第1の連動機構21に不正解錠防止機構25を備えるようにしてもよいことは言うまでもない。
<施解錠装置の取付部>
次に、本実施形態に係る施解錠装置1の取付部について説明する。図6(a)および(b)は、施解錠装置1の取付部の構造を示した概略図である。施解錠装置1は、同図(a)に示されるように、扉2の側方の端面に形成された凹部30の開口部を塞ぐように設けられた閉塞部材40に固定されることによって扉2に取付けられる。
同図(b)は、閉塞部材40を同図(a)の左方から見た概略図である。同図(b)に示されるように、閉塞部材には、2つの矩形状の孔である第1の取付孔41および第2の取付孔42が形成されている。本実施形態では、第1の取付孔41は、第1の錠前ケース11を挿入して取付けるためのものであり、第2の取付孔42は、第2の錠前ケース12を挿入して取付けるためのものである。第1の取付孔41および第2の取付孔42の上下には、メネジが形成された孔であるナット部43がそれぞれ設けられている。また、第1の取付孔41および第2の取付孔42、ならびにナット部43は、汎用の規格に基づいて構成されている。
凹部30は、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12、ならびに連動機構20を内部に収容する部分である。凹部30の内側面における第1の取付孔41および第2の取付孔42に対応する位置には、シリンダ錠またはサムターンを取付けるための円孔31、32がそれぞれ形成されている。また、凹部30の底面における第1の取付孔41および第2の取付孔42に対応する位置には、第1の位置決め凹部33および第2の位置決め凹部34がそれぞれ形成されている。
本実施形態では、第1の位置決め凹部33は、第1の錠前ケース11に固定されたカバー部材23の一部が略嵌合する形状に形成されており、第1の錠前ケース11の位置決めをするためのものである。また、第2の位置決め凹部34は、第2の錠前ケース12に固定されたカバー部材24の一部が略嵌合する形状に形成されており、第2の錠前ケース12の位置決めをするためのものである。
また、凹部30の底面にはさらに、第2の連動機構22のスライドプレート22cを案内するためのガイド部材35が設けられている。このガイド部材35は、第1の位置決め凹部33と第2の位置決め凹部34の間において第1の位置決め凹部33の近傍に設けられている。また、図示は省略するが、ガイド部材35には、スライドプレート22cの一部が嵌り込む案内溝が形成されている。
本実施形態では、上述のように第1の取付孔41、第2の取付孔42およびナット部43が汎用の規格に基づいて構成されると共に、凹部30も汎用の規格に基づいて構成されている。従って、扉2には、本実施形態の施解錠装置1以外の各種施解錠装置を取付け可能となっている。例えば、第1の取付孔41および第2の取付孔42には、互いに連動しない2つの一般的な施解錠装置をそれぞれ取付けることも可能である。
<施解錠装置の取付方法>
次に、施解錠装置1の取付け方法について説明する。図7(a)および(b)、ならびに図8は、施解錠装置1の取付け方法を示した概略図である。
施解錠装置1を扉2に取付ける場合、まず、図7(a)に示されるように、スライドプレート22cを第2の取付孔42に対して斜め方向に挿入した上で、第2の錠前ケース12を第2の取付孔42から凹部30内に挿入する。さらに、スライドプレート22cの一部をガイド部材35の図示を省略した案内溝に嵌め込んでスライドプレート22cの位置決めを行うと共に、カバー部材24の一部を第2の位置決め凹部34に嵌め込んで第2の錠前ケース12の位置決めを行う。なお、スライドプレート22cのガイド部材35への嵌め込みは、第1の取付孔41から凹部30内を覗きながら行うことができるため、容易且つ迅速に行うことができる。そして、図7(b)に示されるように、ネジ44をネジ孔13に挿入してナット部43に螺合させることにより、第2の錠前ケース12を閉塞部材40に固定する。
次に、図7(b)に示されるように、カバー部材23を第1の取付孔41に対して斜め方向に挿入した上で、第1の錠前ケース11を第1の取付孔41から凹部30内に挿入する。そして、図8に示されるように、カバー部材23の一部を第1の位置決め凹部33に嵌め込んで位置決めを行った上で、第2の錠前ケース12と同様にネジ44により、第1の錠前ケース11を閉塞部材40に固定する。このとき、スライドプレート22c先端の受圧面22dの位置を第1の取付孔41から確認することができるため、容易且つ迅速に第1の錠前ケース11を位置決めして、揺動カム21dの先端面21gを受圧面と当接可能な所定の位置に配置することができる。
このように、本実施形態では、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12を個別に位置決めして取り付けるだけで、2つの錠前ケースの施錠操作が連動する施解錠装置1を構成することができるようになっている。
以上説明したように、本実施形態に係る施解錠装置1の取付構造は、複数の錠前ケース(第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12)と、複数の錠前ケースにおける施錠操作を連動させる連動機構20と、複数の錠前ケースごとに設けられた複数の取付孔(第1の取付孔41および第2の取付孔42)と、からなり、連動機構20は、予め複数の錠前ケースごとに付属して分割されており、複数の錠前ケースを対応する取付孔に取付けることによって分割した連動機構が接続されるように構成されている。
また、本実施形態に係る施解錠装置1の取付方法は、複数の錠前ケース(第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12)と、複数の錠前ケースにおける施錠操作を連動させる連動機構20と、からなる施解錠装置の取付方法であって、予め連動機構20を複数の錠前ケースごとに付属させて分割しておき、複数の錠前ケースを対応する取付孔(第1の取付孔41および第2の取付孔42)に取り付けることによって分割した連動機構20を接続する。
このため、連動する複数の施解錠装置を、専用の扉でなくとも容易に搭載することができる。また、連動する複数の施解錠装置、および連動しない一般的な複数の施解錠装置のいずれも扉に搭載することができるため、扉の汎用性を高めると共に、扉および施解錠装置のコストを下げることができる。
また、連動機構20は、施錠操作が連動される第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12のうち、第1の錠前ケース11に付属する第1の連動機構21、および第2の錠前ケース12に付属する第2の連動機構22に分割され、第1の連動機構21および第2の連動機構22は、第1の錠前ケース11の近傍において接続するように構成されている。
これにより、第1の錠前ケース11の取付孔(第1の取付孔41)から第1の連動機構21および第2の連動機構22の接続部20a近傍の状態を確認することができるため、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12の扉2への取付け、ならびに第1の連動機構21および第2の連動機構22の接続を容易且つ迅速に行うことができる。
また、第1の連動機構21および第2の連動機構22の接続の容易性を維持しながら、両者の接続部分をカバー部材23等によって覆うことが可能となるため、不正な解錠操作を防止することができる。
また、本実施形態に係る施解錠装置1の取付構造は、第1の連動機構21全体を覆うと共に、第1の連動機構21および第2の連動機構22の接続部分(接続部20a)を覆うカバー部材23をさらに備えている。このため、連動機構20を直接操作して不正に解錠しようとする行為を未然に防止することができる。
また、本実施形態に係る施解錠装置1の取付構造は、扉2の端面に形成され、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12、ならびに連動機構20を収容する凹部30と、凹部30の開口を塞ぐように扉2の端面に配設され、第1の取付孔41および第2の取付孔42が設けられた閉塞部材40と、をさらに備えている。
このため、扉2を汎用の規格に基づいて構成し、ユーザーのニーズに応じて、連動する複数の施解錠装置、および連動しない一般的な複数の施解錠装置のいずれも搭載可能にすることができる。
また、本実施形態に係る施解錠装置1の取付構造は、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12に設けられた位置決め凸部(カバー部材23、24)と、凹部30の底面に設けられ、位置決め凸部が嵌合する位置決め凹部(第1の位置決め凹部33および第2の位置決め凹部34)と、をさらに備えている。このため、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12を容易に位置決めし、第1の連動機構21および第2の連動機構22を確実に接続し、取付作業を迅速に行うことができる。
また、本実施形態に係る施解錠装置1の取付構造は、連動機構20の位置決めをするためのガイド部材35をさらに備えている。このため、1の連動機構21および第2の連動機構22を容易に位置決めして確実に接続することができる。
また、連動機構20は、連動機構20側からの解錠操作を錠前ケースの一部に係止することで阻止する不正解錠防止機構25を備えている。このため、連動機構20を直接操作して不正に解錠しようとする行為を確実に防止することができる。また、連動機構20の全てをカバー部材23、24等によって覆う必要がなくなるため、第1の連動機構21および第2の連動機構22の接続部20aを視認しやすくし、第1の連動機構21および第2の連動機構22の位置決めおよび接続を容易にすることができる。
なお、本実施形態では、2つの錠前ケースを連動させる施解錠装置1について示したが、これに限定されるものではなく、2つ以上の個数の錠前ケースを連動させるものであってもよい。
また、本実施形態では、第1の錠前ケース11および第2の錠前ケース12を上下に配置した例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、左右や前後等、その他の配置方法を採用してもよい。
また、本実施形態では、施解錠装置1を扉2の側方の端面に取付ける例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、上方や下方の端面等、その他の位置に取付けるようにしてもよい。
また、連動機構20の構造は、本実施形態において示した構造に限定されるものではなく、例えば、ウォームギアやベベルギア等の各種歯車、または各種カム機構やリンク機構等を使用したその他の各種構造を採用することができる。
また、例えば、カバー部材23等に、スライドプレート22cの先端部分を揺動カム21dに対向する所定の位置に案内するガイド部材を設けるようにしてもよい。この場合、第1の位置決め凹部33、第2の位置決め凹部34およびガイド部材35を省略してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明に係る施解錠装置の取付構造および取付方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、建造物等における各種扉の施解錠装置の分野において利用することができる。
1 施解錠装置
2 扉
11 第1の錠前ケース
12 第2の錠前ケース
20 連動機構
20a 接続部
21 第1の連動機構
22 第2の連動機構
23、24 カバー部材
25 不正解錠防止機構
30 凹部
33 第1の位置決め凹部
34 第2の位置決め凹部
35 ガイド部材
40 閉塞部材
41 第1の取付孔
42 第2の取付孔

Claims (8)

  1. 複数の錠前ケースと、
    前記複数の錠前ケースにおける施錠操作を連動させる連動機構と、
    前記複数の錠前ケースごとに設けられた複数の取付孔と、からなり、
    前記連動機構は、予め前記複数の錠前ケースごとに付属して分割されており、前記複数の錠前ケースを対応する前記取付孔に取付けることによって前記分割した連動機構が接続されるように構成されていることを特徴とする、
    施解錠装置の取付構造。
  2. 前記連動機構は、施錠操作が連動される一対の前記錠前ケースのうち、一方の前記錠前ケースに付属する第1の連動機構、および他方の前記錠前ケースに付属する第2の連動機構に分割され、
    前記第1の連動機構および前記第2の連動機構は、前記一方の錠前ケースの近傍において接続するように構成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の施解錠装置の取付構造。
  3. 前記第1の連動機構全体を覆うと共に、前記第1の連動機構および前記第2の連動機構の接続部分を覆うカバー部材をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の施解錠装置の取付構造。
  4. 扉の端面に形成され、前記複数の錠前ケースおよび前記連動機構を収容する凹部と、
    前記凹部の開口を塞ぐように前記扉の端面に配設され、前記複数の取付孔が設けられた閉塞部材と、をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の施解錠装置の取付構造。
  5. 前記複数の錠前ケースに設けられた位置決め凸部と、
    前記凹部の底面に設けられ、前記位置決め凸部が嵌合する位置決め凹部と、をさらに備えることを特徴とする、
    請求項4に記載の施解錠装置の取付構造。
  6. 前記連動機構の位置決めをするためのガイド部材をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の施解錠装置の取付構造。
  7. 前記連動機構は、前記連動機構側からの解錠操作を前記錠前ケースの一部に係止することで阻止する不正解錠防止機構を備えていることを特徴とする、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の施解錠装置の取付構造。
  8. 複数の錠前ケースと、前記複数の錠前ケースにおける施錠操作を連動させる連動機構と、からなる施解錠装置の取付方法であって、
    予め前記連動機構を前記複数の錠前ケースごとに付属させて分割しておき、
    前記複数の錠前ケースを対応する取付孔に取り付けることによって前記分割した前記連動機構を接続することを特徴とする、
    施解錠装置の取付方法。
JP2009283560A 2009-12-15 2009-12-15 施解錠装置の取付構造および取付方法 Active JP5327637B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009283560A JP5327637B2 (ja) 2009-12-15 2009-12-15 施解錠装置の取付構造および取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009283560A JP5327637B2 (ja) 2009-12-15 2009-12-15 施解錠装置の取付構造および取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011127272A JP2011127272A (ja) 2011-06-30
JP5327637B2 true JP5327637B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=44290154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009283560A Active JP5327637B2 (ja) 2009-12-15 2009-12-15 施解錠装置の取付構造および取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5327637B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720302Y2 (ja) * 1991-04-10 1995-05-15 株式会社シブタニ 施錠装置
JP3388442B2 (ja) * 2000-07-31 2003-03-24 株式会社中西エンジニアリング 扉の施錠装置及びその取付方法並びに取付用治具
JP4181461B2 (ja) * 2003-08-06 2008-11-12 次夫 近藤 パチンコ機の施錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011127272A (ja) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020074808A1 (en) Vehicle door latch device
KR101437351B1 (ko) 박판수납용기용 도어
JP2012225122A (ja) ドアロック装置
JP5327637B2 (ja) 施解錠装置の取付構造および取付方法
JP5349280B2 (ja) 引戸の施錠装置
KR20170120947A (ko) 모티스 장치
JP4467471B2 (ja) 収納具
JP4514732B2 (ja) 鎖錠用ハンドル装置
KR200389199Y1 (ko) 강화유리문용 잠금장치
KR20160143513A (ko) 개폐체의 잠금 장치
RU2508435C2 (ru) Корпус замка
KR101827938B1 (ko) 도어 로크 장치
JP3161336U (ja) 扉開閉用ハンドル
JP2016028763A (ja) 遊技機
JP5123048B2 (ja) 遊技盤取り付け構造
KR200416910Y1 (ko) 강화유리문용 잠금장치
KR20150027871A (ko) 미닫이 창호용 잠금핸들장치
JP6503617B2 (ja) ラッチ錠の操作部材
KR20120005670U (ko) 창문용 록 장치
JP2019167761A (ja) ドアロック装置
JP5004560B2 (ja) 鎌錠
JP4951778B2 (ja) 施錠機構
JP2008138487A (ja) 引き違い戸用錠
JP4755701B2 (ja) 機器類の補助ロック装置
KR920002151Y1 (ko) 마그넷 캐치(Magnet Catch)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121102

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5327637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250