JP5327010B2 - 表示システム、および表示システムを制御する方法 - Google Patents
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Description
本発明は、表示装置に関し、特に、時分割的に、投射された映像を表示し外側の光を透過することができる表示システムに関する。
自動車の通常の表示器とは別にリア・ウィンドウ(後部窓)付近に設けた表示装置を用いて、自動車の運転中に、自己の自動車を割り込みさせてくれた他の自動車に謝意を表すメッセージを表示し、また後続の自動車にブレーキをかけていることを強調的に表すメッセージを表示することが、考えられている。
既知の或る視線一致型の画像表示装置は、画像を投影する投影手段とその投影手段からの投影光を結像する表示スクリーン手段とを含んでいる。その画像表示装置は、その表示スクリーン手段を挾んで表示画像を観察する観察者と対向する位置に設定された撮影手段と、その表示スクリーン手段に印加される電気信号により光の透過状態を制御する制御手段と、その制御手段によりその表示スクリーン手段の光透過状態と光不透過状態を交互に切替え、光透過状態時にその撮影手段への起動を行い、かつ、その表示スクリーン手段が光透過状態時にその投影手段の画像投影を中断する手段と、を含んでいる。周期的に変動する観察者側の周囲光強度を検出してその周囲光強度が所定の値に到達したときに、撮影手段による画像入力が行われる。
既知の表示撮像装置では、スクリーンの裏面斜め後方にプロジェクタを配置して、ビデオ・カメラをスクリーン裏面に垂直に配置できるようにし、互いの配置により生じる投射映像や撮影像の光路の妨害をなくす。この時、スクリーンへの斜め後方からの投射映像の台形歪みを、逆台形歪み補正回路により予め逆補正し、正しい映像が表示されるようにする。これにより、投射と撮影の光軸をスクリーン面で一致させて対話者同士の視線を一致させると共に、斜め方向からの投射によって前面の対話者にプロジェクタの光源等の光が直接入り込まないようにする。又、プロジェクタとスクリーンの間にマスクを設け、撮影期間だけ遮光して光源等の映り込みを防止し、クリーンな撮影像を得る。それによって、対話者同士の視線を一致させ、同一場所で対話する感覚を味わえる表示空間を実現する。
既知の三次元表示方法では、観察者の左眼および右眼のそれぞれに対して、奥行き位置の異なる複数の表示面を配置し、その複数の表示面に二次元像をそれぞれ表示して、三次元立体像を表示する。その表示方法は、表示対象物体をその観察者の左眼および右眼から見た視差像から、その観察者の左眼および右眼に対する各表示面に表示される二次元像がその観察者の左眼および右眼から見て重なるようにされた左眼および右眼用の複数の二次元像を生成し、その観察者の左眼および右眼に対する各表示面に表示される二次元像の輝度を、各表示面毎に各々独立に変化させて、その観察者の左眼および右眼に対する各表示面に、その左眼および右眼用の二次元像を表示する。それによって、立体視の生理的要因間での矛盾を抑制でき、かつ電気的に書換えできで、動画表示ができる。
既知の立体画像の表示装置では、対応する左目画像及び右目画像を連続して交互に表示し、例えば偏光フィルタを使用することによって実質的に左目画像から観察者の右目への光線の透過及び右目画像から観察者の左目への光線の透過を消光させ、交互に且つその交互の画像表示と同期して、観察者の右目に漏れるその左目画像からの消光していない光線及び観察者の左目に漏れるその右目画像からの消光していない光線を散乱させることによって、立体画像を表示する。散乱は画像の表示と同期化して電気的にトリガされる液晶散乱シャッタを使用することによって実行される。シャッタは、装置に漏れる消光されていない光線を分散させ、従って、画像情報は知覚されず、光線は単に背景照度の僅かな増加として現れる。
通常の表示装置を自動車のリア・ウィンドウ付近に配置すると、その表示装置によってドライバの後方の視野が狭くなる。また、自動車のリア・ウィンドウに透明材料のホログラム素子を配置すると、後方の視野を確保できるが、再生光の波長または入射角のずれによって表示メッセージの一部がドライバに見えて後方の視認が低下することがある。例えば夜間において外部が暗い状態でそのような視認性の低下が顕著になる。
発明者たちは、内側から投影された映像に同期してスクリーンを時分割的に不透明にし、残りの時間に外側の光を内側へ透過するようにスクリーンを透明にするよう制御することによって、自動車のドライバの後方の視認性を確保しつつ、スクリーンに投射画像を表示することができる、と認識した。
本発明の目的は、投射映像を表示でき外側の光を透過することができる表示システムを実現することである。
本発明の実施形態の一観点(特徴)によれば、表示システムは、制御信号を生成する制御部と、その制御部からの制御信号に従って、投射される映像の通過と遮断とを時分割的に行う第1の光学的遮断装置と、窓側に配置され、その制御部からの制御信号に従って、その第1の光学的遮断装置のその通過と遮断に同期して、その第1の光学的遮断装置を通過したその映像の表示と外側の光の透過とを時分割的に行うスクリーン装置と、鏡側に配置され、その制御部からの制御信号に従って、そのスクリーン装置のその表示と透過に同期して、そのスクリーン装置からの光の遮断と透過とを時分割的に行う第2の光学的遮断装置と、を含んでいる。
本発明の実施形態の一観点によれば、内側の投射映像を表示でき外側の光を内側へ透過することができる表示システムを実現することができる。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
本発明の非限定的な実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様のコンポーネントおよび素子には同じ参照番号が付されている。
図1Aは、本発明の実施形態による、メッセージ表示システム12の概略的構成(configuration)の例を示している。
図1Bは、図1Aの変形形態であり、本発明の別の実施形態による、メッセージ表示システム14の概略的構成(configuration)の例を示している。
図2は、図1Aおよび1Bのメッセージ表示システム12または14の概略的なブロック図の例を示している。
図1Aおよび2を参照すると、特に自動車2に適したメッセージ表示システム12は、外部照度検出用の照度センサ120と、例えば液晶シャッタ装置のようなシャッタ装置330と、例えば液晶透過型リア・スクリーン装置のようなスクリーン装置350と、プロジェクタ210と、例えば液晶シャッタ装置のようなシャッタ装置230と、を含んでいる。プロジェクタ210は、例えば表示用の液晶パネルおよびレンズを含んでいてもよい(図示せず)。シャッタ装置230は、プロジェクタ210の出射口の前に配置されている。スクリーン装置350は、自動車2のリア・ウィンドウ30の内側に配置されている。シャッタ装置330は、ルーム・ミラー40の前側(反射面側)に配置されている。液晶シャッタ装置および液晶透過型リア・スクリーン装置は、印加電圧に応じて、光学的な散乱状態と透過状態の2つの状態を取る。液晶シャッタ装置および液晶透過型リア・スクリーン装置は、例えば電圧の印可と非印加に応じて透過状態と不透過状態をとる日本板硝子製ウムフィルム(調光ガラス)を用いてもよい。液晶シャッタ装置は、例えば、高速液晶シャッタ装置であってもよい。
メッセージ表示システム12は、さらに、表示メッセージの選択のための情報処理機器200、および内側の映像の投射と外側の光または景色の内側への透過とを切り換えるための映像/外光切換制御装置300を含んでいる。要素210、230、330、350、200および300は、電源(図示せず)から供給電力を受け取る。情報処理機器200は、パーソナル・コンピュータ、またはカー・ナビゲーション・システムであってもよい。
情報処理機器200は、ユーザまたはドライバの操作OPに従って、プロジェクタ210に表示情報を供給する。また、情報処理機器200は、その操作に従って、照度センサ120の照度の大きさに応じて、映像/外光切換制御装置300に制御信号CTLを供給する。さらに、情報処理機器200は、その操作に従って、要素210、230、350および330に制御信号CTLを供給する。
映像/外光切換制御装置300は、情報処理機器200からの制御信号CTLとしてのオン/オフ制御信号およびデューティ比に従って、シャッタ装置230、シャッタ装置330およびスクリーン装置350を駆動するための、対応するデューティ比を有するパルス信号PS_A、PS_B、およびPS_Cを生成する。
シャッタ装置230は、パルス信号PS_Aに応答して、プロジェクタ210からの投射映像を時分割的に透過させ遮断する。スクリーン装置350は、パルス信号PS_Cに応答して、時分割的に、光を散乱するように白濁してプロジェクタ210からシャッタ装置230を通過した投射映像を写映し、透明化して自動車2の外側から室内への光を透過させる。シャッタ装置330は、パルス信号PS_Bに応答して、時分割的に、リア・ウィンドウ30およびスクリーン装置350を透過したルーム・ミラー40による外側の光または景色の反射を透過し、ルーム・ミラー40へのスクリーン装置350の画像の入射を遮断する。
情報処理機器200は、状態信号STを受け取って、それに応じてプロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212用、および映像/外光切換制御装置300用の制御信号CTLを生成してもよい。情報処理機器200は、操作キーを含む入力装置110および表示装置112を含んでいる。状態信号STは、自動車2の動作状態、例えば、エンジン・キーの挿脱、エンジンの起動/停止、自動車2の加速/減速、ブレーキの動作、ハンドル操作、方向指示器の動作、等の状態を表す信号である。プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212は、情報処理機器200からの表示情報に従って、表示メッセージを表す映像をスクリーン装置350に投射する。映像/外光切換制御装置300は、情報処理機器200からの制御信号CTLに従って、プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212のDMD、シャッタ装置330、およびスクリーン装置350の駆動用のパルス信号PS_A、PS_BおよびPS_Cを生成してもよい。
図2において、情報処理機器200は、制御部100、入力装置110、表示装置112、メモリ202、メッセージ生成部204を含んでいる。メモリ202は、プログラム記憶領域、データ記憶領域、および表示情報記憶領域を含んでいる。制御部100は、プロセッサまたはマイクロコンピュータであってもよい。制御部100の制御機能は、ハードウェアとして集積回路の形態で実装されても、メモリ202に格納されるプログラムの形態で実装されていてもよい。この場合、制御部100は、メモリ202に格納されるプログラムに従って動作する。
制御部100は、ユーザによって入力装置110を介して入力または選択された表示メッセージに関する入力情報を、メモリ202のメッセージ記憶領域に格納し、メッセージ生成部204に供給する。制御部100は、入力情報に従って、制御信号CTLとしてメッセージ選択情報をメッセージ生成部204に供給してもよい。代替的におよび/または追加的に、制御部100は、状態信号STに従って、制御信号CTLとしてメッセージ選択情報をメッセージ生成部204に供給してもよい。メッセージ生成部204は、制御部100の制御の下で、入力情報をメモリ202のメッセージ記憶領域に格納し、メモリ202のメッセージ記憶領域から表示メッセージを取り出し、プロジェクタ210に供給する。メッセージ生成部204は、指定または選択されたメッセージを表す映像信号を生成する。メッセージ生成部204は、例えば、指定または選択された“ありがとう”、“急ブレーキ”、“渋滞中”、“右折”、“車間距離をあけて下さい”のようなメッセージを表す映像信号を生成する。プロジェクタ210は、その映像信号によって表される映像を内部の液晶パネル上に生成し表示してスクリーン装置350に向けて投射する。
映像/外光切換制御装置300は、発振器(OSC)302、322および342、デューティ比調整器またはパルス幅変調器(PWM)304、324および344、および増幅器(AMP)306、326および346を含んでいる。
発振器302、322および342は、情報処理装置200の制御部100からの制御信号CTLとしてのオン/オフ制御信号に従って、起動しまたは停止し、例えば50Hz、60Hzまたは70Hzのような周期的なパルス信号を生成してデューティ比調整器304、324および344に供給する。デューティ比調整器304、324および344は、情報処理装置200の制御部100からの制御信号CTLとしてのデューティ比を表す信号に従って、発振器302、322および342のパルス信号のデューティ比を調整して、調整されたデューティ比を有するパルス信号を生成し増幅器306、326および346に供給する。増幅器306、326および346は、デューティ比調整器304、324および344からのパルス信号を増幅して駆動用のパルス信号PS_A、PS_BおよびPS_Cをシャッタ装置230、シャッタ装置330、スクリーン装置350に供給する。パルス信号PS_Cは、デューティ比調整器324からのパルス信号を増幅器326によって増幅したものであっても、パルス信号PS_Bと同じであってもよい。
図1Bおよび2を参照すると、メッセージ表示システム14は、要素120、200、300、330および350に加えて、図1Aのプロジェクタ210およびシャッタ装置230の代わりにDLP(Digital Light Processing)プロジェクタ212を含んでいる。DLPプロジェクタ212は、光源、ダイクロイック・フィルタ、ピクセル単位で光源の光をスクリーン装置350へ向けて反射させおよびスクリーン装置350から逸らするためのDMD(Digital Micromirror Device)、および複数のレンズを含んでいる。
この場合、情報処理機器200はDLPプロジェクタ212に表示情報および制御信号CTLを供給する。DLPプロジェクタ212は、パルス信号PS_Aに応答して、映像を生成して投射しまたはその生成を停止する。
情報処理機器200は、自動車2の状態信号STを受け取って、それに応じてDLPプロジェクタ212用の制御信号CTLを生成してもよい。DLPプロジェクタ212は、情報処理機器200からの表示メッセージに従って、表示メッセージを表す映像をスクリーン装置350に投射する。映像/外光切換制御装置300は、情報処理機器200からの制御信号CTLに従って、DLPプロジェクタ212のDMDの駆動用のパルス信号PS_Aを生成し、DLPプロジェクタ212に供給する。
図3A〜3Cは、照度センサ120によって検出された照度の大きさが中間の大きさの場合の、図2の映像/外光切換制御装置300によって生成されるパルス信号PS_A、PS_C、PS_Bの波形の例を示している。
図4A〜4Cは、照度センサ120によって検出された照度の大きさが大きい(外が明るい)場合の、図2の映像/外光切換制御装置300によって生成されるパルス信号PS_A、PS_C、PS_Bの波形の例を示している。
図5A〜5Cは、照度センサ120によって検出された照度の大きさが小さい(外が暗い)場合の、図2の映像/外光切換制御装置300によって生成されるパルス信号PS_A、PS_C、PS_Bの波形の例を示している。
図3A、4Aおよび5Aにおいてパルス信号PS_Aが高レベルHのとき、図3B、4Bおよび5Bにおいてパルス信号PS_Cが低レベルLになり、図3C、4Cおよび5Cにおいてパルス信号PS_Bが低レベルLになる。図3A、4Aおよび5Aにおいてパルス信号PS_Aが低レベルLのとき、図3B、4Bおよび5Bにおいてパルス信号PS_Cが高レベルHになり、図3C、4Cおよび5Cにおいてパルス信号PS_Bが高レベルHになる。
図3A、4Aおよび5Aにおいて、パルス信号PS_Aが高レベルHのとき、シャッタ装置230またはDLPプロジェクタ212(DMD)は、開状態または通過状態になって映像をスクリーン装置350に投射させる。図3B、4Bおよび5Bにおいて、パルス信号PS_Cが低レベルLのとき、スクリーン装置350は、閉状態または光学的散乱状態になって投射された映像を映す。図3C、4Cおよび5Cにおいて、パルス信号PS_Bが低レベルLのとき、シャッタ装置330は、閉状態になってスクリーン装置350上の映像のルーム・ミラー40への入射を遮断する。それによって、メッセージ表示による眩しさを防止する。
図3A、4Aおよび5Aにおいて、パルス信号PS_Aが低レベルLのとき、シャッタ装置230またはDLPプロジェクタ212は、閉状態または遮断状態になって映像の投射を遮断する。図3B、4Bおよび5Bにおいて、パルス信号PS_Cが高レベルHのとき、スクリーン装置350は、開状態または光学的透過状態になって外からの光または景色を透過する。図3C、4Cおよび5Cにおいて、パルス信号PS_Bが高レベルHのとき、シャッタ装置330は、開状態または透過状態になってスクリーン装置350を透過した光または景色のルーム・ミラー40への入射およびルーム・ミラー40による反射を透過する。
図3A〜3Cに示されているように、照度センサ120によって検出された照度の大きさが中間の場合、パルス信号PS_A、PS_CおよびPS_Bのデューティ比またはパルス幅はそれぞれ中間状態を示す。それによって、スクリーン装置350によるメッセージ表示と透過が時分割的に等しい時間的割合で行われる。
図4A〜4Cに示されているように、照度センサ120によって検出された照度の大きさが大きい場合、パルス信号PS_Aのデューティ比またはパルス幅は大きく、PS_CおよびPS_Bのデューティ比またはパルス幅は小さい。それによって、スクリーン装置350によるメッセージ表示と透過が、表示時間が透過時間より長くなる割合で行われる。それによって、外の景色が明るい場合に、スクリーン装置350上の投射映像をより明るく表示することができる。
図5A〜5Cに示されているように、照度センサ120によって検出された照度の大きさが小さい場合、パルス信号PS_Aのデューティ比またはパルス幅は小さく、PS_CおよびPS_Bのデューティ比またはパルス幅は大きい。それによって、スクリーン装置350によるメッセージ表示と透過が、表示時間が透過時間より短くなる割合で行われる。それによって、外の景色が暗い場合に、スクリーン装置350を通して入射されルーム・ミラー40に映る外側の景色をより明るくすることができる。
図6は、情報処理機器200によって実行される、メッセージ表示のための制御のフローチャートの例を示している。
図6を参照すると、ステップ502において、情報処理機器200の制御部100は、入力情報OPおよび状態信号STの入力状態を参照してメッセージ表示の状態がオン状態かどうかを判定する。メッセージ表示の状態がオン状態であると判定された場合は、手順はステップ504に進む。メッセージ表示の状態がオン状態でない、即ちオフ状態であると判定された場合は、手順はステップ526に進む。
ステップ504において、制御部100は、ユーザによる入力情報OPに従ってまたは自動車2の状態信号STに応じて、メモリ202のメッセージ記憶領域から表示すべきメッセージを選択する。1つ以上のメッセージが、ユーザによってメモリ202のメッセージ記憶領域に格納されてもよい。
ステップ506において、制御部100は、照度センサ120から照度の大きさを表す信号を取得する。ステップ508において、制御部100は、照度の大きさに応じてパルス信号PS_A、PS_BおよびPS_Cのデューティ比を決定する。
ステップ510において、制御部100は、プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212、および映像/外光切換制御装置300を起動する。ステップ511において、制御部100は、デューティ比を表す制御信号CTLを映像/外光切換制御装置300に供給する。映像/外光切換制御装置300は、デューティ比に応じてパルス幅調整されたパルス信号PS_A、PS_BおよびPS_Cを供給する。
ステップ512において、制御部100は、入力情報OPおよび状態信号STの入力状態を参照してメッセージ表示がオフ状態かどうかを判定する。メッセージ表示がオフ状態であると判定された場合は、手順はステップ524に進む。ステップ511(パルス発生)〜512は、メッセージ表示がオフ状態であると判定されるまで繰り返される。
ステップ524において、制御部100は、プロジェクタ210またはDLPプロジェクタ212、および映像/外光切換制御装置300を停止して、投射映像およびパルス信号PS_A、PS_BおよびPS_Cの発生を停止させる。
ステップ526において、制御部100は、状態信号STに基づいて、自動車2の運転が終了したかまたはエンジン・キーがオフ状態かを判定する。自動車2の運転が終了したと判定された場合は、手順は図6のルーチンを出る。自動車2の運転が終了していないと判定された場合は、手順は図6のステップ502に戻る。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈すべきである。また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解すべきである。
12、14 メッセージ表示システム
30 リア・ウィンドウ
40 ルーム・ミラー
120 照度センサ
200 情報処理機器
100 制御部
110 入力装置
112 表示装置
202 メモリ
204 メッセージ生成部
210 プロジェクタ
212 DLPプロジェクタ
230 シャッタ装置
300 映像/外光切換制御装置
330 シャッタ装置
350 スクリーン装置
30 リア・ウィンドウ
40 ルーム・ミラー
120 照度センサ
200 情報処理機器
100 制御部
110 入力装置
112 表示装置
202 メモリ
204 メッセージ生成部
210 プロジェクタ
212 DLPプロジェクタ
230 シャッタ装置
300 映像/外光切換制御装置
330 シャッタ装置
350 スクリーン装置
Claims (6)
- 制御信号を生成する制御部と、
前記制御部からの制御信号に従って、投射される映像の通過と遮断とを時分割的に行う第1の光学的遮断装置と、
窓側に配置され、前記制御部からの制御信号に従って、前記第1の光学的遮断装置の前記通過と遮断に同期して、前記第1の光学的遮断装置を通過した前記映像の表示と外側の光の透過とを時分割的に行うスクリーン装置と、
鏡側に配置され、前記制御部からの制御信号に従って、前記スクリーン装置の前記表示と透過に同期して、前記スクリーン装置からの光の遮断と透過とを時分割的に行う第2の光学的遮断装置と、
を含む、表示システム。 - さらに、前記第1の光学的遮断装置の後に配置されまたは前記第1の光学的遮断装置を含み、前記スクリーン装置に向けて前記映像を投射する映像投射装置を含む、請求項1に記載の表示システム。
- 前記スクリーン装置に前記映像が表示される期間において、前記第1の光学的遮断装置は前記映像を通過させ、前記第2の光学的遮断装置は前記スクリーン装置からの光を遮断し、
前記スクリーン装置が光を透過する期間において、前記第1の光学的遮断装置は前記映像を遮断し、前記第2の光学的遮断装置は前記スクリーン装置からの光を透過するものである、請求項1または2に記載の表示システム。 - 前記表示システムは、さらに照度検出器を含み、
前記制御部は、前記照度検出器によって検出された照度の大きさに従って、制御信号を生成し、
前記照度の大きさが大きくなるに従って、前記制御部からの制御信号に従って、前記第2の光学的遮断装置による前記スクリーン装置からの光の遮断期間がより長くされるものである、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示システム。 - 前記スクリーン装置は、印加電圧に応じて、前記表示のために光を散乱させる散乱状態と、光を透過させる透過状態とをとるものである、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示システム。
- 制御部、第1の光学的遮断装置、窓側に配置されるスクリーン装置、および鏡側に配置される第2の光学的遮断装置を含む表示システムを制御する方法であって、
前記第1の光学的遮断装置に、投射映像の通過と遮断とを時分割的に行わせる工程と、
前記第1の光学的遮断装置の前記通過と遮断に同期して、前記スクリーン装置に、前記第1の光学的遮断装置を通過した前記映像の表示と外側の光の透過とを時分割的に行わせる工程と、
前記スクリーン装置の前記表示と透過に同期して、前記第2の光学的遮断装置に、前記スクリーン装置からの光の遮断と透過とを時分割的に行わせる工程と、
を含む方法。
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2009
- 2009-11-17 JP JP2009262012A patent/JP5327010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012155146A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Fujitsu Ltd | 表示システム及び表示制御方法 |
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JP2011107392A (ja) | 2011-06-02 |
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