JP5326985B2 - クラッチ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチ機構に関し、特に内燃機関から出力された駆動力を変速機に伝達する伝達状態と遮断する遮断状態との間で切り替えるクラッチ機構に関する。
一般に、内燃機関としてのエンジンの出力軸から変速機の入力軸にその駆動力を伝達するとき、伝達状態を変更する手段としてクラッチ機構が用いられている。
従来、この種のクラッチ機構として、特許文献1に記載されたものが知られている。このクラッチ機構は、エンジンの出力軸に連結されたフライホイールと、フライホイールに固定されたクラッチカバーと、変速機の入力軸に摺動可能に連結されたクラッチディスクと、クラッチカバーの内部に配置され、クラッチディスクを押圧するプレッシャプレートと、プレッシャプレートをフライホイール側に付勢するダイアフラムスプリングとを有している。このクラッチカバーは、碗状に形成されており、軸線方向に延びる外周側面部と、この外周側面部からフライホイールとほぼ平行に半径方向内方に延びる縦側面部とを有している。
この従来のクラッチ機構においては、ダイアフラムスプリングの付勢力によりプレッシャプレートを介してフライホイールとクラッチディスクとが係合状態となり、エンジンの駆動力が変速機に伝達される伝達状態が形成されるようになっている。他方、ダイアフラムスプリングの半径方向内方側がレリーズ装置により押圧されると、プレッシャプレートの押圧力が解除されフライホイールとクラッチディスクとが開放状態となり、エンジンから変速機への駆動力の伝達が遮断される遮断状態が形成される。
また、従来のクラッチ機構として、特許文献2に記載されたものも知られている。このクラッチ機構は、前述の特許文献1と同様の構成を有するとともに、クラッチカバーの縦側面部の円周上に等間隔で複数個のレバー軸が設けられている。各レバー軸には、クラッチカバーからフライホイール側に突出し、プレッシャプレートを押圧する作用端と、クラッチカバーの縦側面部のフライホイールから離隔する側に突出し、クラッチカバーの回転により遠心力が作用する錘とを有し、レバー軸を中心として回動するレバーが設けられている。
この従来のクラッチ機構においては、フライホイールとクラッチディスクとが係合状態であって、エンジンの回転数が比較的高い場合に、レバーの錘に生ずる比較的大きな遠心力を利用して、レバーの作用端でプレッシャプレートをフライホイール側に押圧するようにしている。その結果、フライホイールとクラッチディスクとの強い押圧力による係合状態が維持されるので、ダイアフラムスプリングの付勢力があまり強くなくてもエンジンの高い駆動力を変速機に伝達することができる。
特開平6−42551号公報 実開昭58−52341号公報
この特許文献1に記載の従来のクラッチ機構にあっては、図9に示すように、各構成要素の重量を合計した総重量の中心、すなわち質量中心Psに、クラッチカバー1bが回転した際に遠心力F(図10参照)が作用することになる。ここで、各構成要素は、フライホイール1aとほぼ平行に半径方向内方に延びるクラッチカバー1bの縦側面部1c、ダイアフラムスプリング1dおよびこのダイアフラムスプリング1dを縦側面部1cに取り付けるためのリベットからなるスプリングリテーナ1eである。この遠心力F(図10参照)は、クラッチカバー1bの作用点Pmに曲げモーメントMとして作用し、クラッチカバー1bがフライホイール1a側に変形してしまう。
ここで、図10に示すように、フライホイール1aの回転中心の軸線Jと直交する線をL、作用点Pと質量中心Pとを結ぶ線をL、線Lの長さをLとすると、線Lと線Lとのなす傾き角がθとなる。したがって、長さLの線Lに垂直に作用する遠心力Fの分力Fは、F=Fsinθとなり、曲げモーメントMと遠心力Fとは、M=F×L=Fsinθ×Lで表される関係にある。したがって、遠心力Fが大きくなる程、クラッチカバー1bの変形量は増大してしまう。
このため、例えばエンジンの回転数が比較的高い場合に、遠心力Fが大きくなりクラッチカバー1bが変形すると、図10に示すように、ダイアフラムスプリング1dの半径方向の内端部が適正な位置からδだけフライホイール1a側に移動してしまう。このようにダイアフラムスプリング1dが変形した状態で、クラッチが伝達状態から遮断状態に移行するようレリーズ装置を動作させてもプレッシャプレート1fが完全に開放されずクラッチの切れ性能を表すクラッチ切れ性が悪化してしまうという問題があった。さらに、レリーズ装置を前述のように動作させた際にダイアフラムスプリング1d(図9参照)がクラッチディスク1g(図9参照)に接触してしまい、クラッチが開放状態にもかかわらず駆動力が伝達されてしまうという問題があった。
この従来のクラッチ機構において、質量中心Psに作用する遠心力Fを小さくして、クラッチカバー1bの変形量を少なくすることが考えられる。しかしながら、遠心力Fを小さくするには、クラッチカバー1bの縦側面部1c、ダイアフラムスプリング1dおよびスプリングリテーナ1eの総重量を小さくする必要がある。これらの総重量を小さくすると、結果的にこれらの構成要素の機械的強度が弱められてしまい、遠心力Fが小さくなってもクラッチカバー1bの変形量が小さくならないという問題がある。
また、特許文献2に記載の従来のクラッチ機構にあっては、エンジンの回転数が高くなる程、レバーの錘に生ずる遠心力が増大してしまい、クラッチがより強く係合することになる。このため、レリーズ装置を動作させてクラッチを係合状態から開放状態に切り替える際に、フライホイールとクラッチディスクとが開放され難くなり、クラッチ切れ性が悪化してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、従来と比較してクラッチを係合状態から開放状態に切り替える際にクラッチ切れ性を良好にしたクラッチ機構を提供することを課題とする。
本発明に係るクラッチ機構は、上記課題を解決するため、(1)内燃機関の出力軸に連結されたフライホイールと、前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、変速機の入力軸に軸線方向に摺動可能かつ相対回転不能に装着されたクラッチディスクと、前記クラッチカバーに前記軸線方向に摺動可能かつ相対回転不能に装着されるとともに前記クラッチディスクを前記フライホイールに押圧するプレッシャプレートと、前記クラッチカバーに支持され前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に付勢するダイアフラムスプリングとを備え、前記クラッチカバーが、前記フライホイールの回転時の遠心力により、前記フライホイール側に曲げモーメントを受ける作用点を有し、前記作用点を通る鉛直方向軸に対して前記フライホイールと反対側に位置するように前記クラッチカバーにバランスウエイトを設けたクラッチ機構であって、前記クラッチカバーが、前記フライホイールと対向して形成された側壁部を有し、前記バランスウエイトが、円盤状に形成されるとともに、前記側壁部の前記鉛直方向軸よりも前記フライホイールと反対側の側壁面に固定されたことを特徴とする。
この構成により、フライホイールの回転時に、バランスウエイトがクラッチカバーに設けられない場合に、作用点に作用する曲げモーメントと、この作用点に作用する曲げモーメントとほぼ同等で、反対方向の曲げモーメントを、バランスウエイトを設けたことにより新たに生じさせることができる。このバランスウエイトの曲げモーメントにより、バランスウエイトがクラッチカバーに設けられない場合に生ずる曲げモーメントが打ち消され、クラッチカバーを変形させる力が解消される。その結果、クラッチ機構が係合状態のとき、ダイアフラムスプリングが変形することが解消され、その係合状態から開放状態に切り替える際のクラッチ切れ性が良好となる。さらに、バランスウエイトがクラッチカバーと別個に作成されるので、形状が簡素になり製作が容易になる。
本発明によれば、従来と比較してクラッチを係合状態から開放状態に切り替える際のクラッチ切れ性を良好にしたクラッチ機構を提供することができる。
本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、クラッチ機構が適用されるクラッチ装置の断面図である。 本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、図1のクラッチ機構の部分拡大断面図である。 本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、CSC機構を示す断面図である。 本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、クラッチ機構の動作を示す断面図である。 本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、クラッチ機構の曲げモーメントが作用する作用点を示す断面図である。 本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、クラッチ機構に作用する遠心力および曲げモーメントを示す説明図である。 本発明に係るクラッチ機構の実施の形態を示す図であり、エンジン回転数Neとダイアフラムスプリング変形量との関係を示すグラフである。 本発明に係るクラッチ機構の変形例を示す図であり、(a)は、クラッチカバーに環状のバランスウエイトを取り付けた構造を示し、(b)は、クラッチカバーの側壁部に円形の板状のバランスウエイトを取り付けた構造を示し、(c)は、スプリングリテーナの端部にバランスウエイトを一体的に形成した構造を示す。 従来のクラッチ機構の部分断面図を示す。 従来のクラッチ機構に作用する遠心力および曲げモーメントを示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態に係るクラッチ機構が適用されるクラッチ装置10について、図1〜図7を参照して説明する。
まず、構成を説明する。
クラッチ装置10は、図1に示すように、クラッチ機構20とクラッチレリーズシリンダ(CSC:Concentric Slave Cylinder)機構30とを有しており、いわゆるプッシュ式の構造で構成されている。
このクラッチ機構20は、図1、図2に示すように、フライホイール21と、クラッチカバー22と、環状部材としてのバランスウエイト23と、クラッチディスク24と、プレッシャプレート25と、ダイアフラムスプリング26と、スプリングリテーナ27と、ワイヤリング28とを含んで構成されている。
フライホイール21は、内燃機関としてのエンジン1の出力軸2に複数のボルト2aによって連結されており、いわゆる回転慣性質量となりエンジン1の回転ムラの発生を抑制するようになっている。
クラッチカバー22は、円筒状に形成されるとともに、フライホイール21に固定された本体部22aと、フライホイール21の側面部21aに対向して形成された側壁部22bとを有している。本体部22aは、円周上に等間隔で複数箇所に板バネ22cを有しており、この板バネ22cで、プレッシャプレート25と結合し軸線方向に摺動するようになっている。
側壁部22bには、円周上に等間隔で複数箇所、貫通孔22dが形成されており、スプリングリテーナ27が挿通されるようになっている。
バランスウエイト23は、拡径部23aと小径部23bとを有する円錐台状に形成され、クラッチカバー22の側壁部22bの半径方向内端に一体的に設けられている。小径部23bは、側壁部22b側の拡径部23aからフライホイール21と離隔する方向に突出している。
クラッチディスク24は、変速機の入力軸3のスプライン軸部3aに軸線方向に摺動可能かつ相対回転不能にスプライン嵌合したハブ24aと、複数のトーションスプリング24bと、ハブ24aに固定されトーションスプリング24bの一端を保持するプレート24cと、ディスク24dと、ディスク24dを保持するとともにトーションスプリング24bの他端を保持するプレート24eと、フェーシング部材24f、24gとを有している。
このフェーシング部材24f、24gは、ディスク24dに複数のリベットにより固定されており、フェーシング部材24fがフライホイール21に接触し、フェーシング部材24gがプレッシャプレート25に接触するようになっている。
このクラッチディスク24は、フライホイール21とクラッチディスク24とが係合状態のとき、フライホイール21の回転脈動や係合時のショックをトーションスプリング24bにより緩和して駆動力を変速機の入力軸3に伝達するようになっている。この入力軸3は、軸受4を介して変速機のケース5に回転自在に支持されている。また、この入力軸3とケース5との間にオイルシール6が介装されており、クラッチ装置10の内部の潤滑油が漏出しないようになっている。
プレッシャプレート25は、円盤からなり、フライホイール21に対向する側に形成された押圧部25aと、クラッチカバー22の板バネ22cに対応して円周方向に設けられた摺動部25cと、フライホイール21と反対する側に形成され、ダイアフラムスプリング26の付勢力の作用を受ける突出部25dとを有している。
このプレッシャプレート25は、クラッチカバー22に軸線方向に摺動可能かつ相対回転不能に装着されている。したがって、プレッシャプレート25はダイアフラムスプリング26の付勢力を受けると、フライホイール21側に摺動し、クラッチディスク24を摺動させるとともにフライホイール21に押し付けてクラッチディスク24とフライホイール21とを係合状態にするようになっている。
ダイアフラムスプリング26は、フライホイール21に対向する側がプレッシャプレート25の突出部25dに当接する環状弾性部26aと、環状弾性部26aの内周端から径方向内側に延在する複数のレバー部26bとを有している。
環状弾性部26aには、貫通孔26cが円周方向に複数形成されており、スプリングリテーナ27が挿通されるようになっている。また、環状弾性部26aは、ワイヤリング28を介してクラッチカバー22に支持されており、このワイヤリング28を支点として軸線方向に弾性変形するようになっている。
ダイアフラムスプリング26においては、各レバー部26bの先端部がCSC機構30と係合するようになっており、CSC機構30の動作により各レバー部26bがフライホイール21側に弾性変形すると、環状弾性部26aがプレッシャプレート25の突出部25dから離隔する方向に揺動するようになっている。また、CSC機構30の動作が行われないときは、環状弾性部26aがプレッシャプレート25をフライホイール21側に付勢するようになっている。
スプリングリテーナ27は、リベットなどの締結部材からなり、ダイアフラムスプリング26をクラッチカバー22に連結する連結部27aと、ダイアフラムスプリング26の環状弾性部26aをワイヤリング28に押圧して保持する保持部27bとを有している。
連結部27aは、一端部および他端部を有している。一端部はクラッチカバー22の貫通孔22dに挿通されクラッチカバー22に固定されている。他端部は、ダイアフラムスプリング26の貫通孔26cに挿通され保持部27bをダイアフラムスプリング26の環状弾性部26aに押圧している。
CSC機構30は、図1、図3に示すように、内側ハウジング31と、外側ハウジング32と、環状ピストン33と、レリーズベアリング34と、シール部材35と、ばね部材36と、コイルスプリング37と、支持部材38、39と、カバー部材41と、複数の固定ボルト42と、シールリング43とを含んで構成されている。
内側ハウジング31は、一端に形成されたフランジ31fと、フランジ31fと一体的に形成された円筒部31eとを有しており、フランジ31fが外側ハウジング32にシールリング43を介して液密状態になるよう支持されている。このフランジ31fの端面部が、ケース5に当接するとともに、円筒部31eの内部に入力軸3が収容されている。
外側ハウジング32は、一端に形成されたフランジ32fと、フランジ32fと一体的に形成された円筒部32eとを有しており、軸線方向に貫通孔32kを有している。この貫通孔32kには、内側ハウジング31の円筒部31eが挿入されており、円筒部32eの内壁面と円筒部31eの外壁面との間に隙間が画成されている。また、フランジ32fには、放射方向に貫通し環状ピストン33を作動させるオイルが供給されるオイル供給通路32oが形成されている。
フランジ32fの端面部は、固定ボルト42によりケース5に固定されている。このフランジ32fには、フランジ31fが嵌め込まれており、固定ボルト42を締結することにより、内側ハウジング31のフランジ31fの端面部がケース5に当接して固定されるようになっている。
外側ハウジング32のフランジ32fと内側ハウジング31のフランジ31fとの当接部分には、シールリング43が介装されており、スレーブシリンダ室30r内のオイルが外部に漏出しないようシールされている。
円筒部32eの内壁面と円筒部31eの外壁面との間の隙間の部分には、環状のシール部材35が挿入されており、このシール部材35の側面と、円筒部32eの内壁面と、円筒部31eの外壁面と、内側ハウジング31のフランジ31fの裏面とにより、スレーブシリンダ室30rが画成されている。このスレーブシリンダ室30rは、外側ハウジング32のオイル供給通路32oと連通しており、オイル供給通路32oからオイルが供給されて環状ピストン33に油圧が加わるようになっている。
環状ピストン33は、円筒部32eの内壁面と円筒部31eの外壁面との間に画成されたスレーブシリンダ室30rに挿入されており、その端部がシール部材35の側面に当接している。このシール部材35を介して油圧が環状ピストン33に伝達され、環状ピストン33が、その軸線方向に往復運動するよう構成されている。
レリーズベアリング34は、内輪34nと、外輪34gと、内輪34nおよび外輪34gとの間に介装された転動体34tとを含んで構成されている。
内輪34nには、内側ハウジング31の円筒部31eの端部およびこの端部を囲む環状ピストン33が挿入され、円筒部31eに支持されている。また、内輪34nは、ばね部材36により円筒部31eに押圧固定されている。外輪34gは、転動体34tを介して、内輪34nに支持されており、内輪34nの回りを滑らかに回転するよう構成されている。この外輪34gは、内輪34nおよび転動体34tを介して環状ピストン33とともに、軸線方向に往復運動するようになっている。また、内輪34nには、支持部材38が固定されており、この支持部材38によりコイルスプリング37の端部およびカバー部材41の端部が支持されている。
このレリーズベアリング34の外輪34gの先端部でダイアフラムスプリング26のレバー部26bと係合しており、外輪34gでレバー部26bを押圧することによりクラッチ機構20を係合状態から開放状態に切り替えるようになっている。
外側ハウジング32の円筒部32eの基端部にも、支持部材39が固定されており、この支持部材39によりコイルスプリング37の他端部およびカバー部材41の他端部が支持されている。このコイルスプリング37により、内輪34nがその軸線方向に付勢され、環状ピストン33が円筒部32eから離隔する方向に付勢されている。
カバー部材41は、環状の蛇腹状に形成されており、内部にコイルスプリング37、外側ハウジング32の円筒部32eおよび環状ピストン33が収容されており、外部から水滴や異物が内部に侵入しないようにして、環状ピストン33などの構成要素を保護している。
スレーブシリンダ室30rには、図示しないオイルポンプから油圧回路を介して油圧が供給されるようになっている。この油圧の供給は、図示しない電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)により制御されるようになっている。
この油圧回路は、オイルポンプから供給される圧力を予め調整するプライマリレギュレータバルブと、ライン油圧をエンジン出力や走行状態に応じて調整するリニアソレノイドバルブとを含んで構成されている。
このECUは、CPU(Central Processing Unit)、燃料噴射装置、点火装置などのエンジンの各装置の動作を実行させるプログラムなどが記憶されたROM(Read Only Memory)、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、バッテリを電源として作動し書換え可能な不揮発性のメモリからなるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、A/D変換器やバッファなどの入力インターフェース回路および駆動回路などの出力インターフェース回路を含んで構成されている。
次いで、クラッチ装置10の動作について簡単に説明する。
車両の運転者の操作により図示しないクラッチ遮断信号(例えば、イグニッションのONやシフトレバーの作動による信号)が発信され、エンジン1が始動されたときは、ECUの制御により、図3に示すCSC機構30の外側ハウジング32のオイル供給通路32oを経由して、スレーブシリンダ室30r内に油圧が供給される。
スレーブシリンダ室30rの油圧が高まると、環状ピストン33が、シール部材35を介して油圧を受け、油圧およびコイルスプリング37の押圧力によりクラッチ機構20側に速やかに移動する。そして、環状ピストン33によりレリーズベアリング34の内輪34nが押圧され、転動体34tを介して外輪34gが押圧される。
次いで、図4に示すように、外輪34gによりダイアフラムスプリング26の各レバー部26bが矢印c方向に押圧されると、各レバー部26bは所定の距離Aだけクラッチディスク24に接近する方向に弾性変形する。なお、各レバー部26bとクラッチディスク24との間に所定の隙間Bが確保されるので相互に干渉することはない。
このように各レバー部26bが変形すると、ダイアフラムスプリング26の環状弾性部26aがワイヤリング28を支点として、プレッシャプレート25から離隔する方向に揺動する。このとき、プレッシャプレート25は、ダイアフラムスプリング26の付勢力から開放されるので、クラッチカバー22の板バネ22cの作用によりフライホイール21から離隔する方向に摺動することができる。
そして、クラッチディスク24は、プレッシャプレート25の押圧力が解除されるので、入力軸3のスプライン軸部3aに沿って矢印d方向に摺動することができる。
その結果、クラッチディスク24は、フライホイール21側のフェーシング部材24fと、プレッシャプレート25側のフェーシング部材24gとの間で、押圧から開放され、クラッチ機構20が開放状態となり、エンジン1の駆動力は遮断され変速機に伝達されない状態となる。
他方、車両の運転者の変速操作によりクラッチ係合指示の信号が発信されると、ECUの制御により、CSC機構30のスレーブシリンダ室30rへの油圧の供給が停止され、CSC機構30のダイアフラムスプリング26に対する押圧が解除される。
その結果、ダイアフラムスプリング26の各レバー部26bが弾性力により元の位置に復帰し、環状弾性部26aがワイヤリング28を支点として、プレッシャプレート25に接近する方向に揺動し、プレッシャプレート25を付勢する。そして、クラッチディスク24が、フライホイール21側のフェーシング部材24fと、プレッシャプレート25側のフェーシング部材24gとの間でプレッシャプレート25の押圧力により係合し、その係合状態が維持される。そして、クラッチ機構20を介してエンジン1の出力軸2から変速機の入力軸3に駆動力が伝達される。
次いで、クラッチ機構20のバランスウエイト23の作用について説明する。
クラッチ機構20は、図5に示すように、係合状態のとき、回転時に発生する遠心力の作用により、クラッチカバー22が曲げモーメントの作用を受ける作用点Pと、バランスウエイト23がクラッチカバー22に設けられないとした場合に、遠心力が作用する作用点PS1とを有している。
作用点Pは、曲げモーメントの作用を受けたときクラッチカバー22がフライホイール21側に変形する際の支点となる点を意味しており、この作用点Pを中心として、クラッチカバー22が変形する。なお、この作用点Pは、クラッチカバー22が環状に形成されているので、この円周方向に複数存在するが、説明の便宜上、そのうちの1つを示している。他の作用点Pも同様の作用を受ける。
作用点PS1は、クラッチカバー22の縦側面部22b、ダイアフラムスプリング26およびスプリングリテーナ27の各重量を合計した総重量の中心、すなわち質量中心となる点を意味している。縦側面部22b、ダイアフラムスプリング26およびスプリングリテーナ27が回転した際、前述の総重量がこの作用点PS1に作用する。なお、この作用点PS1は、縦側面部22b、ダイアフラムスプリング26およびスプリングリテーナ27がそれぞれ環状に形成されているので、円周方向に複数存在するが、説明の便宜上、そのうちの1つを示している。他の作用点PS1を含めて前述の総重量が各作用点PS1に分散されるので遠心力も同様に分散されることになる。
他方、バランスウエイト23がクラッチカバー22に設けられている場合に、バランスウエイト23は、回転時に発生する遠心力が作用する作用点PS2を有している。
この作用点PS2は、バランスウエイト23の重量の中心、すなわち質量中心となる点を意味している。バランスウエイト23が回転した際、その重量がこの作用点PS2に作用する。なお、この作用点PS2も、バランスウエイト23が環状に形成されているので、円周方向に複数存在するが、説明の便宜上、そのうちの1つを示している。他の作用点PS2を含めて前述の重量が各作用点PS2に分散されるので遠心力も同様に分散されることになる。
図6を参照して、作用点PS1に遠心力Fが作用した際に作用点Pに生ずる曲げモーメントMと、作用点PS2に遠心力Fが作用した際に作用点Pに生ずる曲げモーメントMとについて説明する。
ここで、フライホイール21の回転中心の軸線をJ、作用点Pを通り軸線Jと直交する鉛直方向軸としての線をL、作用点PS1の軸線Jを中心とする半径をr(m)、作用点PS1と作用点Pを結ぶ線をLm1、線Lm1の長さをL(m)、線Lm1と線Lとのなす傾き角をθ(度)、遠心力Fの線Lm1に直交する方向の分力をFe1(N)、エンジン回転各速度をω(ラジアン毎秒;rad/s、なおエンジン回転数をNe(rpm)とするとωは2πNeで表される。)、作用点PS1における質量をm、とすると、遠心力F(N)は、次式(1)で表される。
=mω・・・・・・(1)
分力Fe1は、次式(2)で表される。
e1=Fsinθ・・・・・・(2)
したがって、曲げモーメントMは、次式(3)で表される。
=Fe1m1=Fsinθm1・・・・・・(3)
他方、作用点PS2の軸線Jを中心とする半径をr(m)、作用点PS2と作用点Pを結ぶ線をLm2、線Lm2の長さをL(m)、線Lm2と線Lとのなす傾き角をθ(度)、遠心力Fの線Lm2に直交する方向の分力をFe2(N)、作用点PS2における質量をm、とすると、遠心力F(N)は、次式(4)で表される。
=mω・・・・・・(4)
分力Fe2は、次式(5)で表される。
e2=Fsinθ・・・・・・(5)
したがって、曲げモーメントMは、次式(6)で表される。
=Fe2m2=Fsinθm2・・・・・・(6)
この曲げモーメントMは、図6の矢印で示すように、曲げモーメントMと反対方向に作用する。
なお、曲げモーメントMは、曲げモーメントMとほぼ同等の大きさであることが好ましい。曲げモーメントMを、曲げモーメントMとほぼ同等にすることにより、クラッチカバー22における作用点Pに加わる曲げモーメントを解消することができる。
したがって、バランスウエイト23の重量および作用点PS2の位置、すなわちその形状、材質や取付位置は、曲げモーメントMおよび曲げモーメントMがほぼ同等になるよう適宜選択される。
本発明を実施するための形態に係るクラッチ機構20は、前述のように構成されているので、次の効果が得られる。
すなわち、クラッチ機構20は、フライホイール21と、クラッチカバー22と、クラッチディスク24と、プレッシャプレート25と、ダイアフラムスプリング26とを備えている。そして、このクラッチカバー22が、フライホイール21の回転時の遠心力により、フライホイール21側に曲げモーメントMを受ける作用点Pに対して、作用点Pmを通る線Lよりもフライホイール21と反対側に位置するようにクラッチカバー22にバランスウエイト23を設けたことを特徴としている。
その結果、クラッチカバー22が回転する際、バランスウエイト23がクラッチカバー22に設けられないとした場合に、作用点Pに作用する曲げモーメントMと、作用点Pに作用するほぼ同等で反対方向の曲げモーメントMを、バランスウエイト23を設けたことにより生じさせることができるという効果が得られる。
この曲げモーメントMにより、曲げモーメントMを打ち消すことができ、クラッチカバー22を変形させる力を解消することができる。その結果、クラッチ機構20が係合状態のとき、ダイアフラムスプリング26が変形することが解消され、その係合状態から開放状態に切り替える際のクラッチ切れ性を良好にすることができるという効果が得られる。
このことは、結果的には、図6に示す作用点PS1と、作用点PS2とが、作用点Pを通り軸線Jと直交する線L上にほぼ位置することになる。この作用点PS1および作用点PS2に遠心力F、Fがそれぞれ作用しても、これらの遠心力F、Fは、作用点Pに向かって作用点Pの部分を押圧するよう作用し、作用点Pを中心とする曲げモーメントは生じないことになる。また、クラッチカバー22を押圧する遠心力F、Fは、フライホイール21およびフライホイール21に固定されたクラッチカバー22の本体部22aに作用するが、これらの構成要素は極めて剛性が高く変形することはない。
したがって、図7に示すように、従来のクラッチ機構においては、バランスウエイトがクラッチカバーに設けられていないので、曲げ作用点に生ずる曲げモーメントにより、クラッチカバーが変形しダイアフラムスプリングのレバー部のストロークが減少していた。
なお、図7においては、横軸にエンジン回転数Ne(rpm)が示され、縦軸にダイアフラムスプリングのレバー部の変形量(mm)が示されている。また、一点鎖線は、ダイアフラムスプリングとクラッチディスクとの干渉位置を示している。
破線で示される曲線は、従来のクラッチ機構におけるエンジン回転数Neとレバー部の変形量との関係を表している。この場合、エンジン回転数Neが高くなる程、レバー部の変形量が急激に大きくなっている。その結果、例えば、エンジン回転数が高回転のNexの時、ダイアフラムスプリングのレバー部がクラッチディスクと干渉し、矢印aで示されるレバー部の必要ストロークが矢印bで示す長さ分だけ減少してしまう。
そのため、エンジン回転数が高回転になる程、レバー部の必要ストロークが減少して、プレッシャプレートの移動距離が減少してしまうのでクラッチ切れ性が悪化してしまう。
本発明を実施するための形態に係るクラッチ機構20においては、前述のバランスウエイト23の作用により、実線の曲線で示されるように、エンジン回転数が高回転になっても、レバー部26bの変形量は増加することはない。その結果、エンジン回転数が高回転になっても、矢印aで示されるレバー部26bの必要ストロークが確保されるので、従来のクラッチ機構と比較して、著しくクラッチ切れ性が良好になるという効果が得られる。
なお、本発明を実施するための形態に係るクラッチ機構20においては、バランスウエイト23を円錐台状に形成しクラッチカバー22に一体的に設けた場合について説明した。しかしながら、本発明に係るクラッチ機構においては、バランスウエイトを他の構造で構成するようにしてもよい。
例えば、図8(a)に示すように、バランスウエイト51を円環状に形成し、その外周面部51aをクラッチカバー22の半径方向内端部22nに嵌合することにより、固定するようにしてもよい。また、このような嵌合の他、溶接などの接合手段やボルト留めなどの締結手段により固定するようにしてもよい。この場合、バランスウエイト51がクラッチカバー22と別個に作成されるので、形状が簡素になり製作が容易になる。
また、図8(b)に示すように、バランスウエイト52を円形の板状に形成するとともに、軸線方向に大径の貫通孔52aを形成し、円周上に等間隔に複数個の小径の貫通孔52bを形成し、スプリングリテーナ53によりクラッチカバー22に固定するようにしてもよい。この場合、バランスウエイト51がクラッチカバー22と別個に作成されるので、形状が簡素になり製作が容易になるとともに、スプリングリテーナ53により固定するので、組付けが簡単になる。
また、図8(c)に示すように、バランスウエイト54を円柱状に形成するとともに、各スプリングリテーナ55のクラッチカバー22側に取り付けるようにしてもよい。この場合、バランスウエイト54がクラッチカバー22と別個に作成されるので、形状が簡素になり製作が容易になるとともに、スプリングリテーナ55に固定されるので省スペース化が図られる。
また、本発明を実施するための形態に係るクラッチ機構20においては、クラッチ装置10を、CSC機構30で構成した場合について説明したが、CSC機構30以外の他の機構で構成するようにしてもよい。
例えば、リンク機構を含んで構成され、クラッチペダルが踏み込まれると、機械的にダイアフラムスプリングのレバー部が押圧される押圧機構で構成するようにしてもよい。
また、ダイアフラムスプリングのレバー部に係合するリンク機構を設け、このリンク機構の一端部をクラッチマスタシリンダのような油圧機構により押圧し、レバー部に係合するリンク機構を介してダイアフラムスプリングのレバー部が押圧される押圧機構で構成するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係るクラッチ機構は、従来と比較してクラッチを係合状態から開放状態に切り替える際のクラッチ切れ性を良好にすることができるので、クラッチ機構全般に有用である。
1 エンジン(内燃機関)
2 出力軸(内燃機関の出力軸)
3 入力軸(変速機の入力軸)
10 クラッチ装置
20 クラッチ機構
21 フライホイール
22 クラッチカバー
23、51、54 バランスウエイト
24 クラッチディスク
25 プレッシャプレート
26 ダイアフラムスプリング
30 CSC機構
、F 遠心力
、M 曲げモーメント
S1、PS2、P 作用点
線(鉛直方向軸)

Claims (1)

  1. 内燃機関の出力軸に連結されたフライホイールと、前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、変速機の入力軸に軸線方向に摺動可能かつ相対回転不能に装着されたクラッチディスクと、前記クラッチカバーに前記軸線方向に摺動可能かつ相対回転不能に装着されるとともに前記クラッチディスクを前記フライホイールに押圧するプレッシャプレートと、前記クラッチカバーに支持され前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に付勢するダイアフラムスプリングとを備え、前記クラッチカバーが、前記フライホイールの回転時の遠心力により、前記フライホイール側に曲げモーメントを受ける作用点を有し、前記作用点を通る鉛直方向軸に対して前記フライホイールと反対側に位置するように前記クラッチカバーにバランスウエイトを設けたクラッチ機構であって、
    前記クラッチカバーが、前記フライホイールと対向して形成された側壁部を有し、前記バランスウエイトが、円盤状に形成されるとともに、前記側壁部の前記鉛直方向軸よりも前記フライホイールと反対側の側壁面に固定されたことを特徴とするクラッチ機構。
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