JPH03157521A - クラッチカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車等の動力伝達系に使用される摩擦型クラ
ッチのクラッチカバーに関する。

従来の技術 摩擦型クラッチのクラッチカバーには、クラッチディス
クをフライホイールに押圧するプレッシャプレート及び
このプレッシャプレートにばね力を付与するダイヤフラ
ムスプリングが連結されている。そして、このクラッチ
カバーは、その外周端をフライホイールの端面に固定さ
れるようになっている（例えば、新編自動車工学便覧第
５編第１−２頁（昭和５８年６月２０日自動車技術会発
行））。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来例にあっては、第６図に
示すように、開口部ＩＯがフライホイールへの取付部９
の間に位置しているため、エンジン（フライホイール）
の高速回転時に開口部ｌＯが遠心力により半径方向外方
へ微少変形する。そして、エンジンの高速回転時に過激
な加減速を繰り返し行なうと、第７図に示す開口部１０
の端縁ＩＩの内面側に引張り応力の作用による亀裂が生
じ、クラッチカバー■の耐久性が低下する場合があった
。

課題を解決するための手段 本発明のクラッチカバーは、外周端開口部の端縁の少な
くとも内面側を面取りしてなることを特徴としている。

作用 開口部端縁の内面側に引張り応力か集中して作用するの
を防止する。

実施例 以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する。

第１図〜第２図においてＩはクラッチカバーであり、こ
のクラッチカバー１には弾性変形可能な板状のストラッ
ププレート２を介してプレッシャプレート３が軸方向移
動可能に連結されている。

又、このクラッチカバー１には、クラッチディスク４を
フライホイール５に押圧するダイヤフラムスプリング６
が支点リング７及びリベット８を介して連結されている
。そして、このクラッチカバー１の外周端には、フライ
ホイール５に固定するための取付部９が円周方向に複数
形成され、この取付部９．９間に開口部ｌＯが形成され
ている。

この開口部ｌＯは、第３図〜第４図にその詳細形状が示
されるように、端縁１１の内面側が滑らかなＲ形状とな
るように面取りされている。

第５図はクラッチカバー１の製造工程の概略を示すもの
である。この図に示すように、先ず、板材（図示せず）
を打抜き加工して板状素材１２が打抜かれると共に、そ
の板状素材１２の所定位置に加工用位置決め穴１３が形
成される。次いで、縁取り１４が行なわれる。そして、
この縁取り！４終了後に、開口部ＩＯの端縁１１に該当
する箇所の内面側がコイニング加工で滑らかなＲ形状に
面取りされる。続いて、絞り加工によりクラッチカバー
Ｉの外観形状の大略が形づくられる。

以上の実施例構造によれば、フライホイール５に固定さ
れたクラッチカバー１は、エンジンが高速回転すると、
その開口ＮＩＯが遠心力により半径方向外方へ微少変形
する。しかし、開口部ＩＯの端縁１１の内面側が滑らか
なＲ形状に面取りされているため、開口部ＩＯに応力集
中に起因する亀裂が発生するのを防止することができる
。

尚、開口部１０の端縁１１の外周側も面取りすれば、よ
り一層効果的に開口部１０の亀裂発生を防止できる。

発明の効果 以上述べたように本発明は、外周端開口部の端縁の少な
くとも内面側を面取りすることにより、エンジンの高速
回転時、クラッチカバーに遠心力が作用しても、開口部
に応力集中に起因する亀裂が発生するのを防止でき、耐
久性を格段に向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すクラッチカバー組立体の
正面図、第２図は第１図の■−■断面図、第３図は第２
図のへ方向矢視図、第４図は本発明の一実施例を示すク
ラッチカバーの要部断面図、第５図は同クラッチカバー
の製造工程概略図、第６図は従来のクラッチカバー組立
体の正面図、第７図は従来のクラッチカバーの要部断面
図である。 ｌ・・−クラッチカバー　ｌＯ・・・開口部、１１・・
・端縁。 第８図 １３ 穴あ１も丁下庄受さハロエ 第４図 第５図 ］４ 成泡７ 郁υ、□ｎ口工

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）外周端開口部の端縁の少なくとも内面側を面取り
   してなることを特徴とするクラッチカバー。