JP5326581B2 - 防水シートの施工方法 - Google Patents
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Description
(1)平場への防水シートの施工
被着体として縦1m、横1m、厚さ0.5cmのスレート板を用意し、被接着面が水平になるように配置した。EPDM製防水シートに、接着剤を0.2kg/m2となるように塗布し、これを上記のスレート板に貼り合わせ、接着体を得た。得られた接着体は23℃、55%RHの条件下で7日間養生して硬化させた。
(2)立上がり部への防水シートの施工
スレート板を被接着面が垂直になるように配置したこと以外は、上記(1)の施工方法と同様にして7種類の接着体(実施例1〜6、比較例)を得た。。
(3)シート接合部への防水シートの施工
縦0.5m、横0.5m、厚さ1.5cmのEPDM製防水シートを2枚用意し、片方のEPDM製防水シートの端部に10cmの幅で接着剤を塗布し、端部同士を貼り合わせ、接着体を得た。得られた接着体は23℃、55%RHの条件下で7日間養生して硬化させた。
硬化後の接着体について、防水シートを幅25mmで切り込みを入れ、JIS K6854−3のT形剥離試験方法に準拠し、引張り速度100mm/分の条件での剥離力(単位:N/25mm)を測定しその平均値を求め、この値を最終接着強度とし、その結果を表2に示した。
各接着剤のレベリング性を、100mlのポリエチカップに接着剤20mlを入れ、ポリエチカップを90°傾けたときに、10秒以内で接着剤が流れ出すものをレベリング性「あり」、流れ出さないものを「なし」として評価した。得られた結果を表2に示した。
各接着剤を塗布したときのEPDM製防水シートの反り返りを、目視にて明らかな反り返りがあるかどうかで評価した。得られた結果を表2に示した。
平場接合部に接着した防水シートの浮き
被着体として縦20cm、横15cm、厚さ0.5cmのスレート板を2枚用意し、水平に配置した2枚のスレート板の端部同士が上下に重なり合うように接合し、平場の被着体を作成した。EPDM製防水シートに、接着剤を0.2kg/m2となるように塗布し、これを上記平場被着体のスレート板接合部を覆うように貼り合わせ、接着体を得た。得られた接着体は23℃、55%RHの条件下で24時間養生した後、上側スレート板の端部から防水シートが下側スレート板に密着するまでの水平距離を、平場接合部の防水シートの浮き[mm]として測定した。
被着体として縦20cm、横15cm、厚さ0.5cmのスレート板を2枚用意し、一方のスレート板を水平に置き、その片端に他方のスレート板が垂直に配置するように端部同士を接合し、入角の被着体を作成した。EPDM製防水シートに、接着剤を0.2kg/m2となるように塗布し、これを上記入角被着体のスレート板の垂直接合部を覆うように、防水シートの端部が15cm以上の立上がりを有するように貼り合わせ、接着体を得た。得られた接着体は23℃、55%RHの条件下で24時間養生した後、垂直に配置したスレート板に貼り付けた防水シートの表面から、防水シートが水平に配置したスレート板に密着するまでの水平距離を、入角接合部の防水シートの浮き[mm]として測定した。
変性アミン:ヘキサメチレンジアミン(HMDA、和光純薬社製)580gと、メチルイソプロピルケトン(MIPK)645gとを、トルエン1065gとともにフラスコに入れ、生成する水を共沸により除きながら20時間反応させて、MIPK−HMDA−MIPKからなる変性アミン(ケチミン)を得た。
エポキシ樹脂:ビスフェノールA型エポキシ樹脂、東都化成社製YD−128
ロジン樹脂:荒川化学工業社製KE359
テルペンフェノール樹脂:ヤスハラケミカル社製YSポリスター T−160
エポキシシラン:信越化学社製KBM−403
炭酸カルシウム:丸尾カルシウム社製カルファイン200
フュームドシリカ:日本アエロジル社製R−972
マイカ:コープケミカル社製MK−100
有機溶剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオールジイソブチレート(TXIB)
チクソ性付与剤:脂肪酸アマイド、楠本化成社製ディスパロン#6500
分散剤:ビックケミー・ジャパン社製BYK−185
クロロプレン系接着剤:横浜ゴム社製A−862−B、固形分28重量%含有
Claims (4)
- 2液反応型ウレタン・エポキシ系接着剤を防水シートに塗布し、該防水シートを建築物の平場、立上がり部又はシート接合部に貼り付ける防水シートの施工方法であって、前記接着剤を、1種の主剤Xと3種の硬化剤A,B及びCとの互いに独立した4種類の構成剤から構成し、前記主剤Xがイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーで構成され、前記硬化剤A,B及びCが、それぞれ前記主剤Xのウレタンプレポリマー100重量部に対し、エポキシ樹脂を3〜30重量部、アミン若しくは変性アミンを0.1〜20重量部、テルペンフェノール樹脂を10〜50重量部配合することを共通にすると共に、前記硬化剤Aを、更にフュームドシリカを3〜15重量部、チクソ性付与剤を1〜10重量部、ロジン樹脂を前記テルペンフェノール樹脂との合計で20〜60重量部配合して構成し、かつ前記硬化剤Cを、更に板状フィラーを5〜30重量部、ロジン樹脂を前記テルペンフェノール樹脂との合計で20〜60重量部配合して構成し、前記4種類の構成剤の中から、前記立上がり部に対しては前記主剤Xと硬化剤Aとを選択混合した接着剤1を適用し、前記平場に対しては前記主剤Xと硬化剤Bとを選択混合した接着剤2を適用し、前記シート接合部に対しては前記主剤Xと硬化剤Cとを選択混合した接着剤3を適用する防水シートの施工方法。
- 前記接着剤1,2及び3が、前記アミン若しくは変性アミンの当量が、前記ウレタンプレポリマーが有するイソシアネート基の当量及びエポキシ樹脂のエポキシ基の当量の合計に対する当量比で、0.1〜1.3になるようにした請求項1に記載の防水シートの施工方法。
- 2液反応型ウレタン・エポキシ系接着剤を防水シートに塗布し、該防水シートを建築物の平場、立上がり部又はシート接合部に貼り付ける防水シートの施工方法であって、前記接着剤を、主剤Y、硬化剤Dと2種の添加剤a及びbとの互いに独立した4種類の構成剤から構成し、前記主剤Yが、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対し、テルペンフェノール樹脂とロジン樹脂の合計を20〜60重量部配合し、前記硬化剤Dが、前記主剤Yのウレタンプレポリマー100重量部に対し、エポキシ樹脂を3〜30重量部、アミン若しくは変性アミンを0.1〜20重量部を配合し、前記添加剤aが有機溶剤、可塑剤から選ばれる少なくとも1つを含み、該有機溶剤、可塑剤の合計100重量部に対し、板状フィラー以外の無機フィラーを50〜300重量部配合し、前記添加剤bが有機溶剤、可塑剤から選ばれる少なくとも1つを含み、該有機溶剤、可塑剤の合計100重量部に対し、板状フィラーを30〜300重量部配合して構成し、前記4種類の構成剤の中から、前記立上がり部に対しては前記主剤Yと硬化剤Dとを選択混合した接着剤4を適用し、前記平場に対しては前記主剤Y、硬化剤D及び添加剤aを選択混合した接着剤5を適用し、前記シート接合部に対しては前記主剤Y、硬化剤D及び添加剤bを選択混合した接着剤6を適用する防水シートの施工方法。
- 前記接着剤4,5及び6が、前記アミン若しくは変性アミンの当量が、前記ウレタンプレポリマーが有するイソシアネート基の当量及びエポキシ樹脂のエポキシ基の当量の合計に対する当量比で、0.1〜1.3になるようにした請求項3に記載の防水シートの施工方法。
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