JP5326359B2 - 針跡検査装置、プローブ装置、及び針跡検査方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

針跡検査装置、プローブ装置、及び針跡検査方法、並びに記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、例えばプローブ針を用いて検査した後の基板について電極パッドの下地層の露出の有無等の露出状況を自動的に検出する針跡検査装置、及び針跡検査方法、並びに針跡検査装置を備えたプローブ装置と、針跡検査方法の実行プログラムが記憶された記憶媒体に関する。
従来、半導体の基板上に形成されたICチップの電気的な特性を測定する装置としてプローブ装置が使用されている。プローブ装置は、基板を載置して3次元方向に自由に移動可能なステージと、プローブカードとを備えており、基板上の配線パターンに接続された電極パッドにプローブカードのプローブ針を接触させる、所謂プローブテストを行うことによってチップの電気的測定を行う装置である。
プローブとしては一般的にプローブ針が使用され、電極パッドの表面の自然酸化膜を削り取るためにオーバドライブ(プローブ針と電極パッドとが接触してから更に電極パッドを上昇させること)をかけるようにしている。そしてプローブ針が横針の場合には、オーバドライブをかけたときにプローブ針が横滑りするために縦長の針跡が形成され、プローブ針が垂直針の場合でも、確実な接触を確保するために基板ステージを横に動かして縦長の針跡が形成されることもある。
従って、プローブテスト後に電極パッドの針跡を検出して電極パッド上に針跡が存在するか否かを把握し、針跡がない場合には測定不良と判断するようにしている。更にプローブ針が予定しているよりも深く電極パッドに突き刺さって電極パッドの下地層が露出した場合にはデバイスの信頼性が落ちるため、それらの電極パッドについては不良として取り扱う必要があり、またそのような深堀が起きると下地層の削り滓がプローブ針に付着してコンタミの要因となる。従って針跡の検出においては、速やかに露出の有無を検出する必要がある。
上記電極パッドの針跡検査については基板がプローブ装置から搬出された後、当該基板に対して作業者が金属顕微鏡等を使用して行っている。しかしながら一枚の基板からは多数例えば1000個のチップが製造され、一つのチップには複数例えば10個の電極パッドが形成されることから、針跡検査を行う電極パッドの数は膨大な数になる。そのため従来の針跡検査作業では検査に非常に長い時間が掛かるし、また金属顕微鏡を用意する必要があった。
このような問題に対し、CCDカメラ等によってウェハWを撮像し、その撮像データを制御部にて解析して針跡検査を行う針跡検査装置がある。例えば特許文献1には、ウェハに形成されたチップをカメラで撮像して二値化し、形成された針跡の形状と、他の針跡の形状とを比較することにより、常に適切なオーバドライブ量となるようにコンタクト位置を調整するプローバが記載されている。また特許文献2には、CCDカメラにて電極パッド上に形成されるプロービング後の針跡を撮像し、針跡の長軸方向の長さと予め規定された長軸の規格値とを比較することによりオーバドライブ量を調整するウェハプローバーが記載されている。
また特許文献3には、測定針が非接触の状態でのパッド表面の画像データを取得しておき、測定針接触後のパッド表面の画像データを取得して両画像を比較することにより針跡以外のパッドのシミ等を除外して針跡の位置を判定する針跡検出方法が記載されている。また特許文献4には、パッドを撮像してパッド上の針跡を検出する際に、パッド上のある領域を特定し、その領域内に針跡が検出されるかどうかを確認して、針跡が確認された場合には、プローブテストが良好、それ以外の場合にはプローブテスト不良、と判定して、プローブテストの結果判定を高速化した針跡読取装置が記載されている。
しかしながら上述した各装置では、撮像手段としてモノクロカメラを使用するため、例えば図17に示すように、基板を撮像すると電極パッド100のデータがモノクロ画像として取得される。このとき電極パッド100の中央に楕円形の針跡110が形成され、その中央部にプローブ針が電極パッド100を突き破ったことによって下地の銅が露出した露出領域111が形成されており、またプローブ針は一方向から斜めに突き刺さるため針跡110の一端側には弧状に堆積した電極パッド100の削り屑が形成され、その影部112が形成される。
そしてこの画像を二値化して判定を行うとした場合、グレイレベルの高い露出領域111と削り屑の影部112、及び針跡110における縁部110aの影部が黒くなり他の領域が白くなる。そのため従来の各装置を利用して露出領域111を判定しようとした場合、図18に示すように、図18(a)のモノクロ画像から図18(b)に示す二値化画像が取得されてしまい、削り屑の影部112と露出領域111とを判別することができない。そのため露出領域111を削り屑の影部112と誤認識して、露出領域111が形成されたチップを良品と判定したり、逆に削り屑の影部112を露出領域111と誤認識して良品のチップを不良品と判定するという問題が発生し、電極パッド100に露出領域111が形成されたかどうかを制御部にて判別することは困難であった。
削り屑はプローブテスト後に形成されるため、特に特許文献3の針跡検出方法を適用しても除去できず、他の文献にも削り屑と針跡の判別を行うことは記載されていないことから、従来の各装置ではパッド100に露出領域111が形成されたかどうかを制御部にて判別することは困難であった。
特開平05−36765号公報(段落番号0026、0028) 特開平07−29946号公報(段落番号0006、0008) 特開2002−318263号公報(段落番号0020、0021) 特開2005−45194号公報(段落番号0104〜0106)
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プローブ針を用いて検査した後の基板について電極パッドの下地層の露出の有無等の露出状況を自動的かつ高精度に検出することができる針跡検査装置と、当該装置を備えたプローブ装置、及び針跡検査方法とその検査方法の実行プログラムが記憶された記憶媒体を提供することにある。
本発明の針跡検出装置は、
被検査基板上の電極パッドにプローブ針を接触させて電気的測定を行った後に前記電極パッド上に形成された針跡を撮像し、電極パッドの下地層の露出の有無を検査する針跡検査装置であって、
電極パッドを撮像する撮像手段と、
この撮像手段により得られた画像データから針跡領域の画像データを抽出する手段と、
この手段により得られた針跡領域の画像データに対し、針跡領域の幅方向の中央位置において当該針跡領域の長手方向に伸びるライン上の画素の位置と画素のグレイレベルとを対応させたグレイレベルパターンを取得する手段と、
この手段により得られたグレイレベルパターンと、針跡から下地層が露出しているときの前記グレイレベルパターンに応じて決められた基準パターンとに基づいて、下地層が露出しているか否かを判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また前記グレイレベルパターンに対してピークをなまらせるためのフィルタ処理を行う手段を備えている。そして前記グレイレベルパターンを当該グレイレベルパターンに応じた閾値または予め定めた閾値により二値化して、閾値よりもグレイレベルが低い低レベル領域と閾値よりもグレイレベルが高い高レベル領域からなる二値化パターンを作成する手段と、前記判定手段は、「低レベル領域」、「高レベル領域」、「低レベル領域」の順に並んでいるパターンを基準パターンとして、グレイレベルパターンがこの基準パターンを含んでいるときには下地層が露出していると判定するものである。また前記二値化パターンにおける各低レベル領域全体に論理「1」及び論理「0」の一方を割り当てると共に、各高レベル領域全体に論理「1」及び論理「0」の他方を割り当て、前記二値化パターンを論理「1」及び論理「0」の組み合わせからなる論理パターンに当該二値化パターンを変換する手段を備え、前記論理パターンは論理「1」及び論理「0」の組み合わせからなる論理パターンであり、前記判定手段は、両者の論理パターンを比較して下地層が露出しているか否かを判定するものであってもよい。
また前記グレイレベルパターンに応じた閾値は、当該グレイレベルパターンのグレイレベルの平均値であることが望ましい。また前記グレイレベルパターンにおいて予め設定した閾値よりもグレイレベルが低い低レベル領域の長さが予め設定した長さ以下のときには、高レベル領域として取り扱う。そして本発明のプローブ装置は、載置台に基板を載置して、プローブカードのプローブ針を基板上のチップの電極パッドに接触させてチップの電気的測定を行うプローブ装置において、本発明の針跡検査装置を備えたことを特徴とする。
本発明の針跡検出方法は、
被検査基板上の電極パッドにプローブ針を接触させて電気的測定を行った後に前記電極パッド上に形成された針跡を撮像し、電極パッドの下地層の露出の有無を検査する針跡検査方法であって、
撮像手段により電極パッドを撮像する工程と、
この撮像手段により得られた画像データから針跡領域の画像データを抽出する工程と、
得られた針跡領域の画像データに対し、針跡領域の幅方向の中央位置において当該針跡領域の長手方向に伸びるライン上の画素の位置と画素のグレイレベルとを対応させたグレイレベルパターンを取得する工程と、
得られたグレイレベルパターンと、針跡から下地層が露出しているときの前記グレイレベルパターンに応じて決められた基準パターンとに基づいて、下地層が露出しているか否かを判定する工程と、を含むことを特徴とする。
そして本発明の記憶媒体は、
被検査基板上の電極パッドにプローブ針を接触させて電気的測定を行った後に前記電極パッド上に形成された針跡を撮像し、電極パッドの下地層の露出の有無を検査する針跡検査装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、上記各針跡検査方法を実行するようにステップ群が構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、針跡検出を行う際にパッド及びその周辺領域の画像データを撮像して針跡の位置と針跡領域を取得すると共に、針跡領域の幅方向の中央位置において当該針跡領域の長手方向に伸びるライン上の画素の位置と画素のグレイレベルとを対応させたグレイレベルパターンを取得する。そしてグレイレベルパターンと、針跡から下地層が露出しているときの前記グレイレベルパターンに応じて決められた基準パターンとに基づいて下地層が露出しているか否かを判定手段により判定する。これにより本発明ではパッドの深堀による下地層の露出を自動で速やかに精度良く確実に検出することができ、オペレータの負担も大幅に軽減できる。またプローブ装置内にて針跡の検査を行うことができるので従来のようにオペレータによる金属顕微鏡の作業領域に基板を搬送しなくても済み、更にプローブ針の異常やオーバドライブの異常などを速やかに把握することができる。
[第1の実施形態]
図1は本発明の実施の形態に係る針跡検査装置が組み込まれたプローブ装置を示す図である。このプローブ装置は、ベース20を有し、このベース20の上に第1ステージ21がX方向に平行に伸びる第1ガイドレール21aに移動可能に支持された状態で積載され、この第1ステージ21を軸通する図示しないボールネジとモータによって図示X方向へと移動可能となっている。また第1ステージ21には、この第1ステージ21と同態様で第2ステージ22がX及びZ方向と直交する図示しないY方向に移動可能となるように積載されており、第2ステージ22上には、図示しないモータにより図示Z方向に移動可能な第3ステージ23が積載されている。
第3ステージ23の移動体にはZ軸を回転中心として微少量だけ回転自在な(θ方向に微少量例えば左右に1度ずつだけ移動自在な)載置台であるチャックトップ24が備えられている。従ってこのプローブ装置では、第1、第2、第3ステージ21、22、23、及びチャックトップ24を駆動部として、ウェハWをX、Y、Z、θ方向に移動させることが可能となっている。
またチャックトップ24の上方には、プローブ装置の外装体の天井部に相当するヘッドプレート30にインサートリング31を介してプローブカード32が配設されている。プローブカード32は、図示しないテストヘッドに電気的に接続される電極群を上面側に有し、下面側には当該電極群に夫々電気的に接続されたプローブ針例えば斜め下方に伸びる金属線よりなるプローブ針33が、チップ1の電極パッド2(後述する図2参照)の配列に対応して設けられている。尚プローブ針33としては、ウェハWの表面に対して垂直に伸びる垂直針(線材プローブ)や、フレキシブルなフィルムに形成された金バンプ電極などであってもよい。
第3ステージ23には固定板23aが設けられており、この固定板23aにプローブ針33の針先を拡大して撮るための高倍率の光学系70aとCCDカメラ70bとを組み合わせて構成された撮像手段である下カメラ70が積載されている。また固定板23aには、プローブ針33の配列を広範囲に亘って撮影するための低倍率カメラ71が下カメラ70と隣接するように積載され、下カメラ70の合焦面に対して光軸と交差する方向に進退機構26により進退できるようにターゲット27が設けられている。
チャックトップ24とプローブカード32との間の領域には、下カメラ70と同構成の上カメラ(撮像手段)72が、図示しないガイドに沿って移動自在に支持されたカメラ搬送部34に積載されており、ターゲット27は、下カメラ70及び上カメラ72により画像認識できるように構成され、例えば透明なガラス板に、位置合わせ用の被写体が形成されている。またプローブ装置の外装体には、上カメラ72によってウェハWを撮像する際にウェハWを照明する、例えば青色発光ダイオードからなる照明手段28が設けられている。
またプローブ装置には、上述した各部材の駆動等を制御するための制御部4が設けられており、CPU40、ROM(Read Only Memory)41、RAM(Random Access Memory)42、入力部43、画面等の表示部44、プロービング用プログラム45、針跡検査用プログラム46等が備えられ、これらの各装置がバス47によってデータや命令の授受を行うことが可能な態様で接続されている。そしてこの制御部4は、プローブ装置に接続されたコントローラとコントローラに接続されたパーソナルコンピュータとによって構成されている。プロービング用プログラム45は、プローブ装置を制御してプローブテストを行うための命令群であり、第1〜第3ステージ21〜23、及びチャックトップ24を駆動制御して載置されるウェハWの位置を制御し、プローブテストを行う。
針跡検査用プログラム46は、上カメラ72によって取得したウェハWの撮像データに対して処理を行いプローブテスト後の電極パッド2の針跡を検出検査するための命令群である。針跡検査用プログラム46には、本発明の画像データから針跡領域の画像データを抽出する手段に対応する針跡領域抽出部50、本発明のグレイパターンを取得する手段に対応するグレイレベルデータ取得部51、本発明の二値化パターンを作成する手段に対応する二値化処理部52、本発明の判定手段に対応する深堀判定部53が備えられている。針跡領域抽出部50は、グレースケールデータを処理して針跡領域を摘出する命令群である。グレイレベルデータ取得部52は、針跡領域の長軸方向の中心線を取得すると共にその中心線上の画素のパターンを取得する命令群である。二値化処理部52は、パターンから二値化パターンを形成すると共に二値化パターンの画素の値が所定値以上連続した領域を論理値領域に置き換える命令群である。深堀判定部54は、二値化パターンの形状から針跡における下地層の露出領域の有無を判定する命令群である。そして本実施形態では、この針跡検査用プログラム46と上カメラ72と照明手段28とで針跡検査装置を構成している。
次に上述実施形態の作用について説明する。まずプロービング用プログラム45に従って被検査基板であるウェハWのプローブテストが行われる。このウェハWのチップ(ICチップ)1における電極パッド2の配置部分の略解図を図2、3に示す。ウェハWには、複数の半導体チップの原型となるチップ1が形成され、一つのチップ1の上面には電極となる例えばアルミニウム(Al)からなる電極パッド2が複数(図2では便宜上10個)形成されている。この電極パッド2は、半導体の例えばシリコン(Si)で形成された基台5の上に成膜された例えば銅(Cu)からなる下地層6の上面に形成されている。
プローブテストにおいては、上カメラ72によりウェハWの電極パッド2を撮像すると共に下カメラ70によりプローブカード32のプローブ針33の針先を撮像し、各撮像時におけるチャックトップ24の駆動系、あるいはリニアスケールで特定されるX、Y、Z方向の座標位置を求め、これら座標位置に基づいて求めたコンタクト位置にウェハWを移動させる。そしてプローブ針33とウェハW上の電極パッド2とを接触させ、プローブカード32に接続されたテストヘッドを介して接続されている図示しないテスタにより各チップ1の電気的特性が測定される。プローブテストが終了すると電極パッド2における針跡の検査が行われる。
次に針跡の検査について説明する。以下の一連の動作は針跡検査用プログラム46に従って行われる。図4のフローチャートに示すようにまずプローブテスト後のウェハWを照明手段28で照明し、上カメラ72で撮像してウェハW上面の画像を撮像データD1として取得する(ステップS1)。
次に撮像データD1から電極パッド2の検出を行う。撮像データD1では電極パッド2部分の光の反射量が大きいためグレイレベルが全体的に高くなる。そして撮像データD1の全ての画素に対して、画面上をスキャンして画素の座標位置とそのグレイレベルを対応させたデータを取得してRAM42に記憶し、グレイレベルの高い連続した領域を検出すると共に領域の図示X軸方向及びY軸方向の端部の座標を検出してこれを繋ぐ矩形を検出する。
矩形を検出したら、予め記憶されている電極パッド2のマッチングテンプレートT1を読み出してその矩形と比較する(ステップS2)。図5はこのような一連の処理のイメージを示している。D1は撮像データ、T1はマッチングテンプレートである。そしてマッチングテンプレートT1と検出した矩形の一致率が、規定値例えば90%以上になった場合には、検出した矩形が電極パッド2の領域であると判定し、逆にそれ以下の場合には検出をやり直す(ステップS3)。
ステップS2、S3を繰り返して撮像データD1の全領域で電極パッド2の検出が完了すると、電極パッド2の画像を切り出してその画像に一定の処理を行って針跡10のX−Y平面上の最も外側にある画素の座標位置を取得し、この座標位置を基に針跡10と一致する、例えば針跡10の外周側に接する矩形状の針跡領域13と、その位置座標とを取得してそのデータをRAM42に記憶させる(ステップS4)。そしてステップS3、S4を繰り返して全ての電極パッド2ごとの針跡領域13及びその座標位置を検出してそのデータをRAM42に記憶させる。尚本実施形態では上述した処理として針跡領域13を取得する際に、電極パッド2の画像を予め定められた閾値に基づいて二値化し、二値化した画像の画素を探索する処理を行っている。尚上述した処理を行う電極パッド2の実際のグレースケール画像を参考の為に図6に示す。こうした針跡領域13の検出は針跡領域抽出部50により実行される。
全ての針跡領域13を検出した後、まず図7(a)のように撮像データD1から針跡領域13に対応する領域、例えば針跡領域13とその外周40Pixel分のデータを切り出す(ステップS5)と共に、針跡領域13の長手方向の中心線Pと、中心線Pの始点P1及び終点P2の位置座標を取得する(ステップS6)。そして図7(b)に示すように、中心線P上の画素のグレイレベルと位置座標のデータを取得し、グレイレベルを軸、画素数(基準位置からの距離)軸としたパターン(パターンデータ)14を取得する(ステップS7)。尚本実施形態では、始点P1及び終点P2は夫々中心線Pと外接矩形13の交点から外側に一定の距離、例えば30Pixel離れた位置に設定されている。



パターン14を生成した後、パターン14の画素のグレイレベルを合計して、図7(b)に一点鎖線で示すグレイレベルの平均値h1を求め、この平均値h1を閾値としてパターン14を二値化する。これにより図7(c)に示すような方形波状の二値化パターン(二値化パターンデータ)15を取得し、このデータをRAM42に記憶する(ステップS8)。そしてステップS5〜S8を繰り返して全ての針跡領域13ごとの二値化パターン15を取得してそのデータをRAM42に記憶させる。
これ以降の動作を詳述する前に、その概要及び目的を簡単に述べて置く。図8は針跡10の模式図であり、この針跡10には露出領域11が形成されている。この針跡10の中心線P上の領域に便宜上da、db、dc、dd、deを割り当てている。dbは電極パッド2の削り滓の存在する領域、ddは露出領域11に対応する領域、daは電極パッド2の表面、dc、deは電極パッド2の被切削面(アルミニウム部分)である。図7の二値化パターン15においては、これらの領域da〜deを対応付けて表示している。
ここでプローブ針33が横針(プローブカード32から斜め下方に延びる針)であれば、各チップ1の電極パッド2毎に、どの方向に向かって削られていくのかが判っている。またプローブ針33が垂直針であってもコンタクト時にウェハステージ20を微量に移動させる方向が判っているので、電極パッド2毎にどの方向に向かって削られていくかが分かっている。つまり制御部4側では針跡10の検査対象となっている電極パッド2がどのチップのどの電極パッド2であるかを把握できているので、プローブ針33の削り方向が判る。従って中心線Pに沿って画素のグレイレベルを拾っていくときに、針跡10に対してスキャン開始点となる始点P1がどちら側にあるのかが分かる。
そして針跡10に露出領域11が形成されている場合には、始点P1から終点P2に向かって二値化パターン15を読み出すと、針跡10から外れている電極パッド2の表面は明るく、次に電極パッド2の削り滓であるアルミニウムの削り滓の影部12の部位は暗くなる。更に露出領域11の前後は明るいことから、明るい領域全体に論理「1」を、また暗い領域全体に論理「0」を割り当てると、「1、0、1、0、1」の論理パターンが形成されることになる。従ってこの論理パターンを露出領域11の有無の判定用基準パターンとして、各電極パッド2にて取得した論理パターンと比較することで、露出領域11の有無を判定できることになる。なお経験的に針跡10における露出領域11の発生範囲が把握できていれば、二値化パターン15は終点P2の位置まで取得する必要はなく、この例では針跡10の長さ方向の中点よりも終点P2よりの位置P3(以下、中間点P3という)まで二値化パターン15を取得するようにしている。
このような観点に基づいて具体的には次のようなステップが行われる。全ての二値化パターン15を取得した後、例えば始点P1から1Pixelずつ画素の値をチェックして画素数を数えるカウンタを加算していき、画素の値が入れ替わる変更位置に到達した際にカウンタの値をRAM42の記憶領域に記憶すると共にカウンタを初期化し、これを繰り返して二値化パターン15における「1」の群、「0」の群の各々の長さを求める。そして、各「1」あるいは「0」の領域の長さが予め設定した閾値から外れていないかどうか確認処理を行う。本実施形態ではパッド2や針跡10に形成された傷や、照明手段28等の影響を排除するために領域に長さの閾値が設定されており、この閾値と各領域の長さとを比較することによって確認処理を行う。そして長さが閾値から外れた領域についてはその領域の論理値を反転させ、閾値内の領域については論理「1」または「0」を割り当てる(ステップS9)。即ち、図7(c)に示すように論理「1」が連続して並ぶ領域全体に論理「1」を割り当て(白画素群全体領域に論理「1」を割り当て)、論理「0」が連続して並ぶ領域全体に論理「0」を割り当てる(黒画素群全体領域に論理「0」を割り当てる)。従って図7(c)の二値化パターンは、論理パターン「1、0、1、0、1」として表される。尚本実施形態の閾値は、例えば切り出された中心線P上の画素の長さをL(Pixel)とすると、領域da、deの閾値は0.05L〜0.2L(Pixel)、領域db、dcの閾値は0.02L〜0.1L(Pixel)、領域ddの閾値は0.1L〜0.3L(Pixel)となっている。
この処理を行うことによって次のような事例を解消することができる。例えば図9に示す底部にプローブ針33によって傷11aが形成され、この傷11aの影により図10に示すようにddが非常に短い二値化パターン15aが生成された場合、上述した確認処理を行わない状態では、二値化パターン15aの領域の並び、即ち論理パターンは「1、0、1、0、1」になる。そのため二値化パターン15aに対応する針跡10には露出領域11が形成されていると誤認識されてしまう。これに対し二値化パターン15aに対して、上述した確認処理を行うと領域ddの長さが、設定されている閾値の範囲から外れるためこの領域については論理レベルが反転して領域dc、deと一体化し、論理パターンが「1、0、1、1、1」となり、誤認識の虞がない。
こうして得られた論理パターンと針跡10に露出領域11が形成されているときの論理パターンである基準論理パターンとを比較し、一致していれば対応する針跡10に露出領域11が形成されていると判定し、不一致であれば露出領域11が存在しない(深堀ではない)と判定される(ステップS10)。図7(a)に示す針跡領域13に対応する論理パターンは、「1、0、1、0、1」であるから対応する針跡10には露出領域11が形成されていると判定し、その判定結果をパッド2に対応付けてRAM42に記憶する(ステップS11)。これに対し論理パターンが「1、0、1、0、1」になっていない場合には、その電極パッド2には露出領域11が形成されていないと判定し、その結果を
当該電極パッド2と対応付けてRAM42に記憶させる(ステップS12)。
その後RAM42から各電極パッド2に対応する針跡10の検査結果を読み出し、銅の露出領域11が形成されている電極パッド2を含むチップ1については針跡10が深堀である等の情報をそのチップ1に付しRAM42に記憶する。このような情報が取得された後の処理についての一例を述べると、深堀と判断された電極パッド2について、その電極パッド2の画像をオペレータが表示部に表示させ、オペレータにより深堀の判断が適切か否かを確認するようにしてもよく、最終的に深堀と判断されればその電極パッド2を含むチップ1を不良品として取り扱う。またこうしたオペレータの確認を行わなくてもよいことは勿論である。針跡検査の結果を例えばウェハW上のチップ1の位置に対応付けて表示部に表示させ、例えば各チップ1にその結果に対応した色分け等を行うようにしてもよい。
尚本実施形態では、ステップS2からステップS4に対応する工程を針跡領域抽出部50が、ステップS5からステップS7に対応する工程をグレイレベルデータ取得部51が、ステップS8に対応する工程を二値化処理部52、ステップS9からステップS12に対応する工程を深堀判定部53が、夫々行っている。
以上上述した本実施形態のプローブ装置は、針跡10の検出を行う際に電極パッド2及びその周辺のウェハWの撮像データD1を取得して針跡10の位置と針跡領域13を取得すると共に針跡領域13の長手方向の中心線Pを取得し、中心線P上の画素の位置と画素のグレイレベルとを対応させたパターン14を生成する。そしてこのグレースケールのパターン14から二値化パターン15を介して論理パターンを取得し、その論理パターンと、露出領域11が存在するときのグレイレベルのパターン14に応じて求められた基準パターンとを比較することにより、針跡10の露出領域11の有無を判定している。従ってプローブ針33によるパッド2の深堀(下地層6まで掘ってしまう状態)を自動で速やかに精度良く確実に検出することができ、オペレータの負担も大幅に軽減できる。またプローブ装置内にて針跡10の検査を行うことができるので従来のようにオペレータによる金属顕微鏡の作業領域にウェハWを搬送しなくても済み、更にプローブ針の異常やオーバドライブの異常などを速やかに把握することができる。
尚本発明は、針跡領域の長手方向の中心軸とその位置座標を取得すると共に中心軸上の画素のグレイレベルと座標位置とを対応させたパターンを取得して、そのパターンの形状から針跡に露出領域が形成されていることを判定するものであることから、電極パッドの材質や下地層の材質は夫々、銅、アルミニウムに限られるものではなく、使用する各材質に応じてパターンの形状の判定基準を変更すればよい。ここで本発明の針跡検出装置は、プローブ装置に組み合わせて設けることに限らず、スタンドアローンとして構成してもよい。またグレースケールパターンを取得するためのラインは、針跡10の中心線に限られず、中心から外れていても本実施形態の効果が得られるライン、つまり針跡領域の幅方向中央位置にて長手方向に伸びるラインであればよい。
また本実施形態では、中心線P上の始点P1から中間点P3までの画素とグレイレベルを対応させたパターン14を取得して露出領域11の検査を行っているが、本発明の実施の形態としては、パターン14で露出領域11が検出できなかった場合に終点P2から中点P3までの画素を抜き出してパターンを生成し、そのパターンを基に露出領域11の再検出を行うようにしてもよく、この形態によれば露出領域11が終点P2側に形成された場合でも露出領域11を検出できる。勿論中心線P上の全ての画素についてパターン14を形成して判定を行っても良い。
また本実施形態では撮像データD1から針跡領域13の中心線Pに対応するパターン14を生成しているが、本発明の実施の形態としては、先に撮像データD1を予め設定した閾値で二値化して、その二値化データから針跡領域13の中心線P1上の画素を取得し、二値化パターン15を取得して判定を行ってもよい。また二値化パターン15の領域の値の並びが「1、0、1、0、1」になっていることを確認することによって、露出領域11が形成されたことを判定しているが、本発明の実施の形態としては、図7(c)に示す領域db、dc、ddの値の並びが「0、1、0」になっていること確認することによって露出領域11が形成されていることを判定してもよい。そしてまた、既述のようにこの例では各電極パッド2毎に針跡10の削り方向が把握されているが、その方向を把握せずにグレースケールパターンを取得し、最終的に得られた論理パターンに「0、1、0」が含まれているか否かを確認するようにしてもよい。
また本実施形態では、照明手段28として明視野照明を使用し、ウェハWを照明して撮像データD1を取得しているが、本発明の実施の形態としては、撮像データD1からウェハW上の影や傷等の影響を低減させるために明視野照明と暗視野照明を組み合わせて照明手段を構成しても良い。また本実施形態では、針跡領域として針跡10に対応する矩形状の針跡領域13を検出していたが、本発明の実施の形態としては、針跡領域は針跡10に対応する楕円形でもよい。また本実施形態では、ウェハWを撮像する際に電極パッド2とプローブ針33のコンタクト位置を決めるための上カメラ72で撮像していたが、本発明の実施の形態としては、例えば装置外装部等に針跡を検出するための専用のカメラユニットを別途設けて、プローブテスト直後にウェハWを撮像して針跡検査を行ってもよい。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について図11及び14を参照しながら説明する。図11に示す第2の実施形態に係るプローブ装置は、針跡検査用プログラム46に、本発明のフィルタ処理を行う手段であるフィルタ処理部54を備えている。フィルタ処理部54は、図12に示すフローチャートのステップS5の工程で撮像データD1に対して、撮像データD1の暗い部分と明るい部分との境界線を不鮮明にするフィルタ処理を行い、撮像データD1を修正撮像データD3に変換する。そして本実施形態では修正撮像データD3からパターン14を生成する。尚図12に示すフローチャートでは、ステップS1〜S4で第1の実施形態のステップS1〜ステップS4と同じ処理を行い、ステップS6〜ステップS13で第1の実施形態のステップS5〜ステップS12と同じ処理を行う。
このプローブ装置ではフィルタ処理部54を備えたことにより、以下の図13、14で説明する作用を奏することが可能となる。図13(a)に示すように、針跡に露出領域がなく傷のみが形成されている場合、この撮像データD1から針跡領域13を取得し、上述したようにパターン14を取得すると図13(b)に示すパターン14が取得される。このパターン14には、傷の影の影響により、グレイレベルの平均値h1より低い領域が3箇所、電極パッド2の削り滓の影に対応する領域81、針跡の傷に対応する領域82、83が形成されるため、このパターン14から二値化パターン15を取得し、二値化パターン15から論理パターンを取得すると、論理パターンが基準パターンと一致する場合がある。そして傷の伸びる方向が中心線Pと同じ場合、傷の影と中心線Pとの重なる距離が長くなるので傷に対応する領域82の長さが、閾値の範囲内に入ってしまうことがあり、第1の実施形態の確認処理を行ったとしても、論理パターンが基準パターンと一致してしまい、傷の影響を除去しきれずに露出領域有りと誤判定をする虞がある。
これに対し本実施形態では、図13に示すような針跡の撮像データD1に対しても傷の影響を除去して露出領域無しと判定することができる。本実施形態では、図14(a)に示すようにフィルタ処理部54によって撮像データD1を修正撮像データD3に変換する。この修正撮像データD3は、幅の狭い傷の影の暗い部分と明るい部分との境界線を不明瞭化するため、影の暗い画素が明るい画素と交じり合って影の部分が全体的に明るくなり、逆に明るい部分は暗くなる。一方削り屑の影部や露出領域等、暗い画素の面積が広い領域では、明るい部分と暗い部分の境界線を不明瞭化したとしても、暗い部分の幅が広いためその部分については暗さが保たれる。そのため修正撮像データD3では、傷の形成された部分の明るさと周囲の明るさとの差が小さくなる。
そのため中心線Pのパターン14を取得すると、図14(b)に示すようにグレイレベルの平均値h1より低い箇所は削り屑の影部に対応する領域80のみとなり、図14(c)に示すように二値化パターン15を取得し、この二値化パターン15から論理パターンを取得したとしても、論理レベルが「0」として扱われる領域が1つしかないため、論理パターンと基準パターンが不一致となり、露出領域11が形成されていないと判定される。このような実施の形態においても、修正撮像データD3から針跡領域13の中心線上の画素とグレイレベルとを対応させたパターン14を取得して、例えば第1の実施形態と同様の処理を行うことができる。さらに電極パッド2とプローブ針33の材質の組み合わせにより、電極パッド2に深い傷が付きやすい場合であっても、検査精度を低下させることなく露出領域11の検出検査を行うことができる。また本発明のフィルタ処理としては、10点平均法等によってパターン14に対してフィルタ処理を行う態様であってもよい。
本発明の効果を確認するために行った実験について説明する。まず第1の実験として第1の実施形態に係るプローブ装置を用い、図15に示す4個の電極パッド2a〜2bについて針跡10に露出領域11が形成されているか検出を行った。尚この4個の電極パッド2a〜2bのうち、電極パッド2a、2bには露出領域11が形成されており、電極パッド2c、2dには、露出領域11が形成されていないものを使用した。
第1の実験の結果、図16に示すパターン14a〜14bが生成された。電極パッド2a、2bと対応するパターン14a、14bは、画素の値が高い領域の間に2箇所低い領域が形成されており、グレイレベルの平均値h1が約120程度になるため二値化パターンを取得してもこの領域が画素の値が「0」の領域となり、その他が「1」の領域となる。そのため論理パターンが基準パターンと一致し、パッド2a、2bには露出領域11が形成されていることが判る。一方電極パッド2c、2dと対応するパターン14c、14dでは、1箇所低い領域が形成されたのみであり、二値化パターンでも画素の値が「0」の領域が1箇所形成されるだけになる。そのため論理パターンが基準パターンと不一致になるので、パッド2c、2dには露出領域11が形成されていないことが判る。これにより本実施形態のプローブ装置では、針跡検査用プログラム46によって自動的に露出領域11の有無を検出することができることが確認できた。
次に第2の実験として第1の実施形態に係るプローブ装置を用い、ウェハWを撮像して撮像データD1を取得する。そしてウェハWを金属顕微鏡で目視して、露出領域11の画素を「0」、それ以外の画素を「1」と置き換えて二値化した画像、つまり人間が目で見て作成した所謂Ground Truth画像(以下、単にGT画像)を生成し、その中から例えば49個の電極パッド2をサンプルとして選択する。そしてGT画像の検出結果と、サンプルの撮像データD1に対する針跡検査用プログラム46の検出結果とを比較して、針跡検査用プログラム46における露出領域11の検出精度を調べた。尚実験では、サンプルとして使用した49個の電極パッド2のうち、28個の電極パッド2に約20μm径の露出領域11が形成されている。この第2の実験の結果を表1に示す。
第2の実験では、以下の表1に示すように、露出領域11が形成されている28個の電極パッド2のうち、27個について露出領域11が形成されていると判定し、1個の電極パッド2についてのみ露出領域11は形成されていないと判定した。一方露出領域11が検出されていない21個の電極パッド2については全て露出領域11が検出されていないと判定した。つまり針跡検査プログラムの検出精度は、露出領域11の検出率は96.5%、露出領域11が未形成の電極パッド2の検出率については100%となり、非常に検出精度が高いことが判る。尚露出領域11を検出できなかった電極パッド2を調べたところ電極パッド2上に傷があり、針跡10の外接矩形13の形状を正しく取得できなかったことが原因であった。この問題に対しては第2の実施形態のフィルタ処理部56を設け、外接矩形13を検出する際にフィルタ処理を行うことによって解消するようにしてもよい。
Figure 0005326359
本発明の実施形態に係るプローブ装置の構成図である。 本実施形態のウェハWの平面図である。 本実施形態のウェハWの概略断面図である。 本実施形態の針跡検査装置の検出手順を説明するフローである。 本実施形態の電極パッドの針跡検出を説明する説明図である。 本実施形態の電極パッドのグレースケール画像である。 露出領域の有無の判定について説明する第1の説明図である。 露出領域の有無の判定について説明する第2の説明図である。 露出領域の有無の判定について説明する第3の説明図である。 露出領域の有無の判定について説明する第4の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るプローブ装置の構成図である。 第2の実施形態の針跡検査装置の検出手順を説明するフローである。 第2の実施形態に係る針跡検査方法の第1の説明図である。 第2の実施形態に係る針跡検査方法の第2の説明図である。 本発明に係る第1の実験を説明するための説明図である。 本発明に係る第1の実験の結果を説明するための説明図である。 従来の針跡検査装置における課題を説明するための第1の説明図である。 従来の針跡検査装置における課題を説明するための第2の説明図である。
符号の説明
1 チップ
2 電極パッド
4 制御部
6 下地層
10 針跡
11 露出領域
12 削り屑の影部
13 針跡領域
14、14a、14b、14c、14d パターン(パターンデータ)
15、15a 二値化パターン(二値化パターンデータ)
20 ウェハステージ
28 照明手段
32 プローブカード
33 プローブ針
45 プロービング用プログラム
46 針跡検査用プログラム
50 針跡領域抽出部
51 グレイレベルデータ取得部
52 二値化処理部
53 深堀判定部
54 フィルタ処理部
72 上カメラ(撮像手段)
D1 撮像データ
D2 二値化データ
D3 修正撮像データ
W ウェハ

Claims (14)

  1. 被検査基板上の電極パッドにプローブ針を接触させて電気的測定を行った後に前記電極パッド上に形成された針跡を撮像し、電極パッドの下地層の露出の有無を検査する針跡検査装置であって、
    電極パッドを撮像する撮像手段と、
    この撮像手段により得られた画像データから針跡領域の画像データを抽出する手段と、
    この手段により得られた針跡領域の画像データに対し、針跡領域の幅方向の中央位置において当該針跡領域の長手方向に伸びるライン上の画素の位置と画素のグレイレベルとを対応させたグレイレベルパターンを取得する手段と、
    この手段により得られたグレイレベルパターンと、針跡から下地層が露出しているときの前記グレイレベルパターンに応じて決められた基準パターンとに基づいて、下地層が露出しているか否かを判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする針跡検査装置。
  2. 前記グレイレベルパターンに対してピークをなまらせるためのフィルタ処理を行う手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の針跡検査装置。
  3. 前記グレイレベルパターンを当該グレイレベルパターンに応じた閾値または予め定めた閾値により二値化して、閾値よりもグレイレベルが低い低レベル領域と閾値よりもグレイレベルが高い高レベル領域からなる二値化パターンを作成する手段を備え
    前記判定手段は、「低レベル領域」、「高レベル領域」、「低レベル領域」の順に並んでいるパターンを基準パターンとして、グレイレベルパターンがこの基準パターンを含んでいるときには下地層が露出していると判定するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の針跡検査装置。
  4. 前記二値化パターンにおける各低レベル領域全体に論理「1」及び論理「0」の一方を割り当てると共に、各高レベル領域全体に論理「1」及び論理「0」の他方を割り当て、前記二値化パターンを論理「1」及び論理「0」の組み合わせからなる論理パターンに変換する手段を備え、
    前記論理パターンは論理「1」及び論理「0」の組み合わせからなる論理パターンであり、
    前記判定手段は、両者の論理パターンを比較して下地層が露出しているか否かを判定するものであることを特徴とする請求項3に記載の針跡検査装置。
  5. 前記グレイレベルパターンに応じた閾値は、当該グレイレベルパターンのグレイレベルの平均値であることを特徴とする請求項3または4に記載の針跡検査装置。
  6. 前記グレイレベルパターンにおいて予め設定した閾値よりもグレイレベルが低い低レベル領域の長さが予め設定した長さ以下のときには、高レベル領域として取り扱うことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の針跡検査装置。
  7. 載置台に基板を載置して、プローブカードのプローブ針を基板上のチップの電極パッドに接触させてチップの電気的測定を行うプローブ装置において、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の針跡検査装置を備えたことを特徴とするプローブ装置。
  8. 被検査基板上の電極パッドにプローブ針を接触させて電気的測定を行った後に前記電極パッド上に形成された針跡を撮像し、電極パッドの下地層の露出の有無を検査する針跡検査方法であって、
    撮像手段により電極パッドを撮像する工程と、
    この撮像手段により得られた画像データから針跡領域の画像データを抽出する工程と、
    得られた針跡領域の画像データに対し、針跡領域の幅方向の中央位置において当該針跡領域の長手方向に伸びるライン上の画素の位置と画素のグレイレベルとを対応させたグレイレベルパターンを取得する工程と、
    得られたグレイレベルパターンと、針跡から下地層が露出しているときの前記グレイレベルパターンに応じて決められた基準パターンとに基づいて、下地層が露出しているか否かを判定する工程と、を含むことを特徴とする針跡検査方法。
  9. 前記グレイレベルパターンに対してピークをなまらせるためのフィルタ処理を行う工程を含むことを特徴とする請求項に記載の針跡検査方法。
  10. 前記グレイレベルパターンを当該グレイレベルパターンに応じた閾値または予め定めた閾値により二値化して、閾値よりもグレイレベルが低い低レベル領域と閾値よりもグレイレベルが高い高レベル領域からなる二値化パターンを作成する工程と、
    「低レベル領域」、「高レベル領域」、「低レベル領域」の順に並んでいるパターンを基準パターンとして、グレイレベルパターンがこの基準パターンを含んでいるときには下地層が露出していると判定する工程と、を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の針跡検査方法。
  11. 前記二値化パターンにおける各低レベル領域全体に論理「1」及び論理「0」の一方を割り当てると共に、各高レベル領域全体に論理「1」及び論理「0」の他方を割り当て、前記二値化パターンを論理「1」及び論理「0」の組み合わせからなる論理パターンに当該二値化パターンを変換する工程を含み、
    前記論理パターンは論理「1」及び論理「0」の組み合わせからなる論理パターンであり、
    前記判定する工程は、両者の論理パターンを比較して下地層が露出しているか否かを判定する工程であることを特徴とする請求項10に記載の針跡検査方法。
  12. 前記グレイレベルパターンに応じた閾値は、当該グレイレベルパターンのグレイレベルの平均値であることを特徴とする請求項10または11に記載の針跡検査方法。
  13. 前記グレイレベルパターンにおいて予め設定した閾値よりもグレイレベルが低い低レベル領域の長さが予め設定した長さ以下のときには、高レベル領域として取り扱うことを特徴とする請求項10ないし12のいずれか一項に記載の針跡検査方法。
  14. 被検査基板上の電極パッドにプローブ針を接触させて電気的測定を行った後に前記電極パッド上に形成された針跡を撮像し、電極パッドの下地層の露出の有無を検査する針跡検査装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項8ないし13のいずれか一項に記載の針跡検査方法を実行するようにステップ群が構成されていることを特徴とする記憶媒体。
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