JP5323459B2 - 血液体外循環装置及びそのプライミング方法 - Google Patents
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Description
10…血液回路
11…血液処理器
11a…脱血側部
11b…返血側部
12…脱血側回路
13…返血側回路
14…バイパス回路
15…第1のドリップチャンバ
16…第2のドリップチャンバ
17…抗凝血剤供給回路
20…流量調整装置
21…第1のポンプ
22…第2のポンプ
30…制御手段
Claims (18)
- 血液の特定の態様で処理する血液処理器と、体内から取り出した血液を流通させて前記血液処理器に導入するための脱血側回路と、前記血液処理器によって処理された血液を流通させて体内に戻すための返血側回路と、前記血液処理器を迂回するように前記脱血側回路と前記返血側回路とを接続するバイパス回路と、を有する血液回路を備える血液体外循環装置において、外部から前記血液回路にプライミング用液体を導入してプライミングを実現させる方法であって、
前記血液処理器内に初期充填液体が充填される一方、前記血液処理器を除く前記血液回路内に液体が充填されていない状態において、外部から前記返血側回路にプライミング用液体を導入して前記返血側回路内にプライミング用液体を充填すると同時に前記血液処理器の返血側部から初期充填液体を前記返血側回路へと排出させる第1の工程と、
前記第1の工程を経た後、前記返血側回路からプライミング用液体を前記血液処理器へと導入する第2の工程と、を含む、
血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記血液体外循環装置は、前記脱血側回路を流通する流体の流量を調整する第1のポンプと、前記バイパス回路を流通する流体の流量を調整する第2のポンプと、を備え、
前記第1の工程において、前記第2のポンプの流体循環能力を前記第1のポンプの流体循環能力よりも高く設定することにより、外部から前記返血側回路にプライミング用液体を導入して前記返血側回路内にプライミング用液体を充填すると同時に前記血液処理器の返血側部から初期充填液体を前記返血側回路へと排出させる、
請求項1に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記第1の工程において、前記第2のポンプを前記第1のポンプよりも先に作動させる、
請求項2に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記第2の工程において、前記第1のポンプの流体循環能力を前記第2のポンプの流体循環能力よりも高く設定することにより、前記返血側回路からプライミング用液体を前記血液処理器へと導入する、
請求項2又は3に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記第1の工程において、前記返血側回路内に充填されたプライミング用液体と、前記血液処理器の返血側部から前記返血側回路へと排出された初期充填液体と、の双方を前記バイパス回路内に充填する、
請求項1から4の何れか一項に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記第2の工程において、前記バイパス回路内の液体をプライミング用液体のみに置換する、
請求項1から5の何れか一項に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記第1の工程において、プライミング用液体が前記返血側回路を経由して前記バイパス回路に到達し、かつ、前記血液処理器の返血側部から排出された初期充填液体が前記バイパス回路に到達した段階で、前記第2の工程を開始させる、
請求項1から6の何れか一項に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 前記血液回路は、ドリップチャンバを有し、
前記第2の工程において、プライミング用液体を前記血液回路内に充填することにより、前記血液回路の前記ドリップチャンバを除く部分に気体領域が残存することを阻止する、
請求項1から7の何れか一項に記載の血液体外循環装置のプライミング方法。 - 体内から取り出した血液を循環させて体内に戻すための血液回路と、前記血液回路を流通する流体の流量を調整する流量調整手段と、前記流量調整手段を制御する制御手段と、を備える血液体外循環装置であって、
前記血液回路は、血液の特定の態様で処理する血液処理器と、体内から取り出した血液を流通させて前記血液処理器に導入するための脱血側回路と、前記血液処理器によって処理された血液を流通させて体内に戻すための返血側回路と、前記血液処理器を迂回するように前記脱血側回路と前記返血側回路とを接続するバイパス回路と、を有し、
前記流量調整手段は、前記脱血側回路に設けられた第1のポンプと、前記バイパス回路に設けられた第2のポンプと、を有し、
前記制御手段は、前記血液処理器内に初期充填液体が充填される一方、前記血液処理器を除く前記血液回路内に液体が充填されていない状態において、外部から前記返血側回路にプライミング用液体を導入して前記返血側回路内にプライミング用液体を充填すると同時に前記血液処理器の返血側部から初期充填液体を前記返血側回路へと排出させる第1のプライミング処理と、この第1のプライミング処理に続いて前記返血側回路からプライミング用液体を前記血液処理器へと導入する第2のプライミング処理と、を実現させるように前記第1のポンプ及び前記第2のポンプを制御するものである、
血液体外循環装置。 - 前記制御手段は、前記第1のプライミング処理において、前記第2のポンプの流体循環能力を前記第1のポンプの流体循環能力よりも高く設定することにより、外部から前記返血側回路にプライミング用液体を導入して前記返血側回路内にプライミング用液体を充填すると同時に前記血液処理器の返血側部から初期充填液体を前記返血側回路へと排出させるものである、
請求項9に記載の血液体外循環装置。 - 前記制御手段は、前記第1のプライミング処理において、前記第2のポンプを前記第1のポンプよりも先に作動させるものである、
請求項9又は10に記載の血液体外循環装置。 - 前記制御手段は、前記第1のプライミング処理において、前記返血側回路内に充填されたプライミング用液体と、前記血液処理器の返血側部から前記返血側回路へと排出された初期充填液体と、の双方を前記バイパス回路内に充填するものである、
請求項9から11の何れか一項に記載の血液体外循環装置。 - 前記制御手段は、前記第1のプライミング処理において、プライミング用液体が前記返血側回路を経由して前記バイパス回路に到達し、かつ、前記血液処理器の返血側部から排出された初期充填液体が前記バイパス回路に到達した段階で、前記第2のプライミング処理を開始させるものである、
請求項9から12の何れか一項に記載の血液体外循環装置。 - 前記制御手段は、前記第2のプライミング処理において、前記第1のポンプの流体循環能力を前記第2のポンプの流体循環能力よりも高く設定することにより、前記返血側回路からプライミング用液体を前記血液処理器へと導入するものである、
請求項9から13の何れか一項に記載の血液体外循環装置。 - 前記制御手段は、前記第2のプライミング処理において、前記バイパス回路内の液体をプライミング用液体のみに置換するものである、
請求項9から14の何れか一項に記載の血液体外循環装置。 - 前記血液回路は、ドリップチャンバを有し、
前記制御手段は、前記第2のプライミング処理において、プライミング用液体を前記血液回路内に充填することにより、前記血液回路の前記ドリップチャンバを除く部分に気体領域が残存することを阻止するものである、
請求項9から15の何れか一項に記載の血液体外循環装置。 - 前記血液回路に抗凝血剤を供給するための抗凝血剤供給回路が接続される、
請求項9から16の何れか一項に記載の血液体外循環装置。 - 前記血液処理器は、白血球除去材を有する、
請求項9から17の何れか一項に記載の血液体外循環装置。
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