JP5322940B2 - (Rp)−8−置換cAMPSを製造する方法 - Google Patents
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Description
RはF、Br、ClもしくはIまたはR1Zを意味し、ここでR1は:
(1)C1-6−アルキル(直鎖状または分岐状であってもよい)もしくはC3-7−シクロアルキル、C2-6−アルキレンもしくはC5-8−シクロアルキレン、
ここでいずれの基もヘテロ原子を挿入して有していてもよく、すなわち、オキサ誘導体としてのエーテルの一部であってもよく、チア誘導体としてのスルフィドの一部であってもよく、チア誘導体は酸化されてスルホキシドもしくはスルホンであってもよく、もしくは、アザ誘導体としてアミンの一部であってもよい;
(2)C3-10−アリールもしくはC3-10−ヘテロアリール、これらは1もしくはそれ以上の炭素原子もしくはヘテロ原子において、例えば、水素もしくは重水素により、還元され、部分的に還元されたアリールもしくはヘテロアリール基を生じてもよい;または
(3)NHR2基、ここでR2は、上記(1)および(2)で定義したR1と同様であり、ただし、C1-4−CO、C5-8−アリール−COもしくはC5-8−ヘテロアリール−CO(アリールもしくはヘテロアリールは、上記(2)において定義したとおりである)も意味する]。
臭素(15.4ml,0.30mol)をcAMP(98.8g,0.30mol)と酢酸ナトリウム・三水和物(81.6g,0.60mol)の水(1.5L)中溶液に攪拌しながら1時間にわたって室温で添加した。24時間後、亜硫酸ナトリウムを暗赤色が消えるまで、ゆっくりと添加した。沈殿物をろ過して集め、得られた固体を水、2−プロパノールおよびジエチルエーテルで洗浄し、減圧下に乾燥させた。生成物を水(500ml)中に分散させ、重炭酸ナトリウム(1当量)をゆっくり添加して溶解させた。全ての材料が溶解したとき、少量の亜硫酸ナトリウムを添加して溶液の暗赤色を除去した。生成物の析出は1.0Mの臭化水素酸を激しく攪拌しながら滴下して添加することにより行った。得られた沈殿物を集め、水、2−プロパノール、ジエチルエーテルで洗浄し、高真空下に乾燥させて明黄色粉末を得た。
収量:92.0g(76%)
1H NMRは文献と一致していた。
(a)TBDMS−Clを用いる
TBDMS−Cl(2.72g,18mmol)を8−Br−cAMPトリブチルアンモニウム塩(実施例4)(7.0g,11.8mmol)とイミダゾール(2.45g,36mmol)のDMF(30ml)中溶液に室温で添加した。その混合物を60℃で20時間アルゴン雰囲気下で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を水(150ml)中に懸濁させ、30分間攪拌して全てのシリル化リン酸を加水分解し、1MのHBr(約12ml,pH2〜3まで)をろ液に添加した。沈殿物をろ過して、水で洗浄して減圧下に乾燥させた。この酸をMeOH(80ml)中に懸濁させ、Bu3N(5ml)を添加した。透明な溶液が得られるまで(約30分)、得られた混合物を室温で攪拌した。溶媒は留去して除き、次の反応にそのまま用いるため、残渣を真空下P2O5で洗浄した。
収量:6.60g(78%)の白色固体。
1H NMR (DMSO-d6, 300 MHz): δ 0.01 (3H, s, Si-CH3), 0.03 (3H, s, Si-CH3), 0.83 (9H, s, Si-t-Bu), 0.87 (9H, t), 1.28 (6H, m,), 1.53 (6H, m,), 2.79 (6H, m,), 3.90 (2H, m,), 4.11 (1H, m,), 5.02 (2H, m,), 7.53 (2H, s, NH2), 8.15 (1H, s, H-2).
13C NMR (DMSO-d6, 75 MHz): δ: -5.3, -4.7, 13.6, 18.0, 19.6, 25.6, 25.7, 51.9, 65.4, 72.3, 72.4, 76.2, 94.3, 119.2, 126.5, 150.0, 153.2, 155.0.
31P-NMR (CDCl3, 81MHz): δ -1.36。
TBDMS−トリフレート(4.75g,4.13ml,18mmol)を8−Br−cAMPトリブチルアンモニウム塩(実施例4)(5.3g,8.9mmol)とイミダゾール(1.72g,27mmol)のCH2Cl2(40ml)懸濁液に室温で添加した。その混合物を20時間アルゴン雰囲気下に攪拌した。溶媒を除去し、残渣を水(120ml)中に懸濁させ、30分間攪拌して全てのシリル化リン酸を加水分解し、1MのHBr(約10ml,pH2〜3まで)をろ液に添加した。沈殿物をろ過して、水で洗浄して減圧下に乾燥させた。この酸をMeOH(60ml)中に懸濁させ、Bu3N(4ml)を添加した。透明な溶液が得られるまで(約30分)、得られた混合物を室温で攪拌した。溶媒は留去して除き、次の反応にそのまま用いるため、残渣を真空下P2O5で洗浄した。
収量4.93g(78%)の白色固体、上記物性データを有する。
無水CH2Cl2(40ml)中の無水DMF(0.385ml,5.00mmol)をアルゴン・ガス雰囲気下に置き、0℃に冷却して、塩化オキサリル(3ml,2M、CH2Cl2中,6.0mmol)をゆっくり添加した。冷却浴を除去して、懸濁液を室温で30分間攪拌し、反応混合物を−65℃まで冷却し、無水CH2Cl2(3ml)中のトリブチルアンモニウム8−ブロモアデノシン−2’−O−TBDMS−3’,5’−サイクリック一リン酸(実施例5)(4.750g,6.7mmol)溶液をテフロン(登録商標)チューブを通じて添加した。その混合物をこの温度で1時間攪拌し、無水(CaH2)ベンジルアミン (2.84ml,26.8mmol)をゆっくりと添加した。1時間後、冷却浴を除去し、その反応混合物を室温で2時間攪拌し、混濁した反応混合物をCH2Cl2で120mLまで希釈し、冷飽和炭酸水素ナトリウム(2×50ml)と共に振とうした。有機相をMgSO4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、残渣をCH2Cl2中4%メタノールを用いてシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーに付した。
収量 2.0g(49%)の白色固体。
31P (CDCl3, 121 MHz): δ 8.29;
1H NMR (CDCl3, 200 MHz): δ 0.03 および 0.04 (6H, 2 s, 2× Si-Me), 0.84 (9H, s, Si-tBu), 3.61 − 3.68 (1H, m), 4.13 − 4.21 (3H, m,), 4.35 − 4.56 (2H, m), 5.0 (1H, d, J 5.1 Hz,), 5.62 - 5.70 (1H, m,), 5.85 (2H, bs, NH2), 5.91 (1H, s,), 7.25 - 7.33 (5H, m,), 8.21 (1H, s, H-2).
THF/ヘプタン/ジエチルエーテル(2ml,3.6mmol)中のLDAの1.8M溶液を、無水THF(30ml)中の(Sp)−8−ブロモアデノシン−2’−O−(tert−ブチルジメチルシリル)−3’,5’−サイクリックN−ベンジルホスホロアミデート(実施例6)(2.0g,3.27mmol)の溶液へ−78℃で添加した。その混合物をこの温度で20分間攪拌し、CS2(0.6ml,9.81mmol)を添加した。冷却浴を10分後に除去した。その反応混合物を室温で3時間攪拌し、溶媒をロータリーエバポレーターで部分的に除去した。ヘキサンを析出が完全になるまで次いで添加した。その沈殿物を水(50ml)に溶かし、1MのHBr(3.3ml)を0℃で添加した。(Rp)−8−ブロモアデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオ酸をろ過して集めて、高真空下で終夜乾燥させた。
DMF(15ml)中の無水チオ酸生成物(実施例7)(1.70g,3.16mmol)の溶液を、NH4F(0.750g)と一緒に室温で5日間攪拌した。その反応混合物をろ過し、NBu3(1.11g,6mmol)を透明溶液に添加し、溶媒を減圧下に除去した。残渣をヘキサンで洗浄し、過剰なNBu3を除去し、残渣をCH2Cl2:CH3OH:NBu3(100:10:1)を用いてシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーに付した。いくらかNBu3を含有するアンモニウム塩をCH2Cl2に溶解させ、ヘキサンにより析出させることによりさらに精製し、ろ過により単離した。
収量 1.105gの白色固体(実施例5の基質から50%)。
31P (CDCl3, 121 MHz): δ 57.28;
1H NMR (CDCl3, 200 MHz): δ 0.85 - 0.97 (9H, m,), 1.23 - 1.44 (6H, m,), 1.67 - 1.76 (6H, m,), 2.97 - 3.05 (6H, m,), 4.30 - 4.42 (3H, m,), 5.05 (3H, d, J 5 Hz, 1H), 5.27 5.45 (1H, m), 5.91 (1H, bs, NH2), 5.98 (1H, s,), 8.18 (1H, s, H-2).
(Rp)−8−ブロモアデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオエートトリブチルアンモニウム塩(実施例8)(1.0g,1.64mmol)をMeOH(17ml)中の0.1MのNaOH中へ溶かした。そのナトリウム塩をジエチルエーテルの添加により沈殿させ、ろ過して集めた。
収量 0.650gの白色固体物質(89%)。
31P (MeOD, 121 MHz): δ 57.96;
1H NMR (MeOD, 200 MHz): δ4.19 - 4.35 (3H, m,), 5.02 (1H, d, J 5.4 Hz), 5.38 - 5.46 (1H, m), 5.94 (1H, s), 8.18 (1H, s, H-2).
無水CH2Cl2(50ml)中の無水DMF(0.32ml,4.24mmol)を、アルゴンガス雰囲気下に置き、0℃に冷却して、塩化オキサリル(14.2ml,CH2Cl2中2M,28.25mmol)をゆっくりと添加した。冷却浴を除去し、懸濁液を室温で30分間攪拌し、反応混合物を0℃まで冷却し、無水CH2Cl2(10ml)中のトリブチルアンモニウム8−ブロモアデノシン−2’−O−TBDMS−3’,5’−サイクリック一リン酸(4.0g,5.65mmol)の溶液をテフロン(登録商標)管を通して添加した。その混合物をこの温度で1時間攪拌し、室温になるまで放置し、溶媒を室温で除去した。固形物質をCH2Cl2(30ml)に溶かし、無水(CaH2)ベンジルアミン(3.7ml,33.9mmol)を0℃でアルゴン下に添加した。10分後に冷却浴を除去し、その反応混合物を2時間室温で攪拌した。その混濁した反応混合物をろ過し、ろ液をCH2Cl2で80mlまで希釈し、冷飽和炭酸水素ナトリウム(2×25ml)で洗浄した。有機相をMgSO4で乾燥し、溶媒を減圧下に除去し、残渣をCH2Cl2中4%メタノールを用いてシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーに付した。
収量 2.2g(68%)の白色固体。
31P (CDCl3, 121 MHz): δ 8.29;
1H NMR (CDCl3, 200 MHz): δ 0.03 および 0.04 (2s, 6H 2×Si-Me), 0.84 (s, 9H, Si-tBu), 3.61 - 3.68 (m, 1H), 4.13 - 4.21 (m, 3H), 4.35 - 4.56 (m, 2H), 5.0 (d, J 5.1 Hz, 1H), 5.62 - 5.70 (m, 1H), 5.85 (bs, 2H, NH2), 5.91 (s, 1H), 7.25 - 7.33 (m, 5H), 8.23 (s, 1H, H-2);
13C NMR (CDCl3, 75 Mz): -5.1, -4.7, 18.1, 25.5, 45,3, 68.2, 71.3, 73.0, 76.3, 93.5, 118.3, 127.1, 127.5, 128.5, 137.4, 138.7, 150.0, 153.5, 154.6.
THF/ヘプタン/エチルベンゼン(0.17ml,0.30mmol)中のLDAの1.8M溶液を、無水THF(5ml)中の(Sp)−8−クロロアデノシン−2’−O−(tert−ブチルジメチルシリル)−3’,5’−サイクリック−N−ベンジルホスホロアミデート(実施例10)(0.160g,0.28mmol)の溶液へ−78℃で添加した。その混合物を20分間この温度で攪拌し、CS2(0.05ml,0.85mmol)を添加して、10分後に冷却浴を除去した。その反応混合物を3時間室温で攪拌し、溶媒をロータリーエバポレーターで部分的に除去した。析出が完全になるまでヘキサンを添加した。その沈殿物を水(10ml)に溶かし、1MのHBr(0.35ml,pH2〜3)を0℃で添加した。生じた(Rp)−8−クロロアデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオ酸をろ過して集めて、終夜乾燥させた。
収量0.070g(チオ酸から約50%)の白色固体。
1H NMR (CDCl3, 200 MHz): δ 0.90 - 0.98 (m, 9H), 1.28 - 1.44 (m, 6H), 1.68 - 1.76 (m, 6H), 2.97 - 3.07 (m, 6H), 4.25 - 4.42 (m, 3H), 5.03 (d, J 5.2 Hz, 1H), 5.28 - 5.48 (m, 1H), 5.81 (bs, 2H, NH2), 5.99 (s, 1H), 8.19 (s, 1H, H-2).
13C NMR (CDCl3, 75 Mz): 13.6, 20.1, 25.2, 51.9, 67.1, 71.7, 71.8, 76.2, 91.6, 118.5, 138.5, 150.3, 152.9, 154.1.
(Rp)−8−クロロアデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオ酸トリブチルアンモニウム塩(実施例11)(0.050g,0.073mmol)をMeOH中の0.1MのNaOH(0.8ml)中に溶かした。そのナトリウム塩をジエチルエーテルの添加により沈殿させた。
収量 0.030g(85%)の白色固体物質。
1H NMR (MeOH-d4, 200 MHz): δ 4.25 - 4.45 (m, 3H), 5.02 (d, J 5.2 Hz, 1H), 5.28 - 5.45 (m, 1H), 6.02 (s, 1H), 8.2 (s, 1H, H-2).
13C NMR (MeOH-d4, 75 Mz): 59.1, 63.6, 64.25, 68.3, 84.5, 110.2, 129.8, 142.4, 145.3, 147.3.
Claims (8)
- (Rp)−8−置換アデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオ酸、またはその塩もしくはエステルの製造方法であり、8−ブロモアデノシン−3’,5’−サイクリックリン酸をP−アミド化し、前記P−アミド体を塩基および二硫化炭素と反応させて(Rp)−8−ブロモアデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオ酸またはその塩もしくはエステルを生じる工程を含み、前記塩基が金属アミドである製造方法。
- 請求項1に記載の製造方法であって、前記P−アミド化が、ベンジルアミンとの反応により行われる製造方法。
- 請求項1または2に記載の製造方法であって、8−ブロモアデノシン−3’,5’−サイクリックリン酸の前記2’−水酸基が、前記P−アミド化の前に保護基により保護され、二硫化炭素との反応の後に脱保護される製造方法。
- 請求項3に記載の製造方法であって、前記保護基が、シリル保護基である製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載の製造方法であって、前記塩基が、N−金属化アミン(ここで、金属はリチウム、マグネシウム、亜鉛、ナトリウム、カリウムまたはセシウムである)である製造方法。
- 請求項5に記載の製造方法であって、前記塩基が、リチウムジイソプロピルアミドである製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1つに記載の製造方法であって、8位における臭素を別の置換基と置き換える工程をさらに含む製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1つに記載の製造方法であって、(Rp)−8−置換アデノシン−3’,5’−サイクリックホスホロチオ酸またはその塩もしくはエステルを、1またはそれ以上の医薬的に許容される担体または賦形剤と混合することにより医薬組成物へ製剤化する工程をさらに含む製造方法。
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