JP5322337B2 - ワーク結束システム - Google Patents
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Description
さらに、このタイプの園芸用結束機において、テープ の残滓が発生しないように改良した園芸用結束機が知られている(特許文献2〜4)。
従来、このような商品には一般的に、生分解性が無いか、あるいは生分解が極端に遅い合成ゴム及び合成樹脂やアクリル系粘着剤が使用されており、基材は生分解性を有する一方で、粘着剤の生分解性に関しては何らの配慮も無いのが現状である。さらに、ポリ乳酸系の樹脂は加水分解し易いため、植物の固定や誘引に使用する場合には、雨水や散布水等水分の影響を受けて分解が進行するため、使用期間中に劣化してその機能を果たさないといった問題もある。
また、植物用の誘引テープとして市販されているもので粘着剤を塗布していない光分解性のテープがあるが、このような粘着加工されていないテープは、誘引・固定用の結束機を使用して金属製のステープル針で固定する必要があるため、使用後ステープル針が付いた光分解性テープが畑に廃棄された場合に、土壌汚染に繋がるといった問題がある。
ここには、粘着剤層と基材と背面処理層からなる自着テープにおいて、自己の糊面同士を貼り合わせた時の粘着力である自着力が3.0N/10mm以上であり、SUS板に対する粘着力が0.3N/10mm以下である粘着剤が基材片面に塗布され、基材と粘着剤が共に生分解性を有することを特徴とする生分解性自着テープが開示されている。
すなわち、本発明は、ワーク結束装置は上部構造ケースと下部構造ケースから成り、上部構造ケースは、自着テープ回転自在に取り付けるホルダー、レバー取り付け部、レバー、レバーにより上部構造ケース先端凹部方向に可動するテープスライダースプリングにより付勢されたテープスライダー、テープスライダーを一定域で作動させるためのテープストッパ、及び、レバーにより可動できるカッター取り付け部を有する往復運動部材カッターレバー、自着テープの先端を一定長さの送り出しを行う弾性部材を上部構造ケースの先端凹部に内包保持しており、また、下部構造ケースは所定位置にクランプ、クランプバネ、レバーを一定域で作動させるためのレバーストッパ、レバーストッパスプリング、上部構造ケースと下部構造ケースを付勢するためのケーススプリングを内包して保持する構造であって、上部構造ケースと下部構造ケースの端部に設けられた連結穴でケーススプリング(18)を介してシャフト(25)で固定され、上部構造と下部構造の中間部をケーススプリング(18)に抗して手で握ることにより一定幅で上下方向に開閉し、1回目の開→閉により、すでに送り出された自着テープ(28)の先端をクランプ(20,21)でキャッチし、1回目の閉→開において、ワークを上部構造と下部構造の間に入れ、上部構造ケースから下部構造ケースが離れることのより、自着テープを引き出して、次いでワークの周囲にテープを巻きつけワークをキャッチし、2回目の開→閉によりテープの先端部分を、ワークをキャッチしたテープの後端部分と圧着することによりループを完成させると共に、レバー(7,8,9)を引くことにより、弾性部材(11)が自着テープと共に押し出された上部構造ケースのテープスライダー凸部によりに上部構造ケースの先端凹部に押し付けられることより、自着テープが引っ張られて回転自在の自着テープが回転し、次の自着テープを引き出し、カッター(16)でテープを切断し、2回目の閉→開により、テープスライダー凸部が後退し弾性部材(11)が元の状態に戻ることにより自着テープの先端を常に一定長さの送り出しが行えるワーク結束装置である。
また、本発明のワーク結束装置は、ワークが植物の茎、つる、枝と植物の茎、つる、枝を固定するネット、支柱、紐であり、自着テープが生分解性とすることができる。
さらに本発明のワーク結束装置は、ビス、シャフト、各種スプリング、カッター、ケース上C(4),D(3)は金属製であり、それ以外は、全て樹脂製であることを特徴とすることができる。
本発明で用いる結束装置は、上部構造と下部構造から成り、各々の端部に設けられた連結穴でケーススプリングを介してシャフト[部品番号25]で固定され、上部構造と下部構造の中間部をケーススプリングに抗して手で握ることにより一定幅で上下方向に開閉する。上部構造と下部構造が一定幅で上下方向に開閉すると、テープホルダーに保持された自着テープは、一定長さで繰り出され、後段で詳述するように、図3に示すような工程を繰り返すことにより、ワークの周囲に自着テープのループを作り出すことにより、連続的にワークを結束することが出来る。
図2に示すように、上部構造は、ケース上A[部品番号1],B[部品番号2],C[部品番号3],D[部品番号4]から成り、ケース上A,Bは左右からビスで固定することにより、自着テープ回転自在に取り付けるホルダー、レバー取り付け部、テープストッパ[部品番号14]、及びテープスライダー[部品番号12]やテープスライダスプリング[部品番号13]、カッター[部品番号16]取り付け部を有する前後に往復できる往復運動部材カッターレバー[部品番号17]、カッターレバースプリング[部品番号18]、自着テープの先端を一定長さの送り出しを行う弾性体バンド[部品番号11]及び往復運動を与えるレバー[部品番号7,8,9]を内包して保持し、ケース上C[部品番号4],D[部品番号3]は、固定されたケース上A,Bを挟みつけて固定する構造を有し、また、下部構造は、ケース下A[部品番号5],B[部品番号6]から成り、ケース下A,Bは左右からビスで固定することにより、クランプ[部品番号20,21]やクランプバネ[部品番号22]、レバーストッパ[部品番号23]、レバーストッパスプリング[部品番号24]、ケーススプリング[部品番号19]を内包して保持する構造である。
また、弾性部材[部品番号11]は、上下にフックを付けたピアノ線等の金属製スプリングや金属製スプリングバンド、ゴム製のバンド等の弾性を有する部材であればどのようなものであっても良い。とくに、自着テープの粘着剤の塗布面と接触するため、粘着剤が付着しにくい材料が好ましい。例えばシリコーンゴム、ピアノ線スプリング、ピアノ線スプリングバンド等が好適に用いられる。
さらに、自着テープを本発明の結束装置に装着できるように、基材に粘着剤を塗布後、紙管に巻き取り適当なサイズに切断することで巻回積層体とする。糊面と基材の粘着剤を塗布する面とは反対側の面との粘着力である当該巻回積層体を巻き戻す際の展開力は、0.3N/10mm以下であり、0.2N/10mm以下であることがより好ましい。
展開力は、糊面と基材の粘着剤を塗布する面とは反対側の面である基材背面に、背面剤を塗布することにより、調整することが出来る。背面剤としては、周知の背面剤を用いることが出来る。
展開力が0.3N/10mmより大きいと、結束装置で固定・誘引作業を行う際に、自着テープの繰り出しが重くなり、結果として繰り出し操作時に、テープの端部を掴んだクランプから外れたり、テープが破断するといった不具合が生じる。
本発明で言う生分解とは、土中・水中の微生物が生産する酵素によって、物質の分子結合が切断され、最終的に水と二酸化炭素とに分解されることを指し、生分解性を有するとは、JIS K6950,6951,6953,6955,化審法生分解性試験(MITI-法)のいずれかで試験し、60%以上の生分解度を有することをいう。
粘着剤は天然ゴム系であり、その粘度はムーニー粘度で30〜75の範囲であることが好ましい。ムーニー粘度が30より低いとSUS板等に対する粘着力が高くなる。逆に75より高いと、基材への密着不良や自着力不足となる。
粘度の調整は、2本ロールや加圧ニーダー、バンバリミキサー等を使用した公知の方法で行なうことができる。
無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、カーボン、シリカ、カオリン、タルク、珪藻土、珪砂、グラファイト、カーボン繊維、活性亜鉛化、炭酸亜鉛、酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、活性水酸化カルシウム、酸化チタン等、単独或いは混合して使用できる。
とくに、炭酸カルシウムは生分解性自着テープを産業廃棄物として処理する場合、塩化ビニル等の廃棄物と一緒に焼却した際に、副成するダイオキシンや塩素系有害物の飛散を抑制する効果があるので、好ましく用いることができる。
生分解性充填剤としては、生分解性を有するものであればいずれも使用可能であるが、例えば、原料をセルロースとし、セルロースを加工してなる粒子、或いは繊維等を好適に使用できる。同様に澱粉、タンパク質からなる粒子、繊維或いはこれらの混合物等、目的に応じて使用できる。
充填剤の添加量は、好ましくは5〜50部であり、より好ましくは10〜30部である。添加量が5部より少ないとSUS板等に対する粘着力が高くなり、50部より多いと自着力が不足する。充填剤の平均粒径は、粘着剤層厚さの10〜150%の範囲にあることが好ましい。粒径が粘着剤層厚さの10%より小さいと、SUS板等に対する粘着力を低くするために大量の添加が必要になり、結果として自着力とSUS板への粘着力のバランスが悪くなる。150%より大きいと少量の添加でも自着力の低下が大きくなり、結果として自着力とSUS板への粘着力のバランスが悪くなる。
さらに、基材と粘着剤の密着力を上げる別の方法として、基材と粘着剤の間にスチレンーイソプレンースチレンブロック共重合体、スチレンーブタジエンースチレンブロック共重合体、アクリロニトリルーブタジエン共重合体、アクリロニトリルーブタジエンーイソプレン共重合体、アクリル変性天然ゴムから選ばれる1種又は2種以上を組み合わせたものからなるアンカー剤層を設けることができる。
基材と粘着剤の密着力が低いと、自着力が強い粘着剤を使用しても、粘着剤が基材から容易に剥がれるため、結果として誘引・固定力不足となる。
紙基材を使用する場合、パルプ、マニラ麻、ケナフ、ビニロン、レーヨン、ポリ乳酸から選ばれる繊維を1種または2種以上含有し、その含有量が繊維成分中の90重量%以上であるものを使用し、基材の粘着剤を塗布する面とは反対の面に生分解性樹脂からなる背面剤の層を有してなるものを選択することが好ましい。
紙基材を用いる場合、背面からの水分の浸透による基材の強度低下や加水分解を防ぐ目的と、巻き戻し力を調整する目的で生分解性のある樹脂を背面剤として塗布することが好ましい。背面剤に使用する生分解性樹脂としては、例えば、澱粉エステル系樹脂、ポリブチレンサクシネート系樹脂、ポリブチレンアジペートテレフタレート樹脂、ポリ乳酸系樹脂、ポリヒドロキシ酪酸系樹脂、セラック樹脂、コーバル、ダンマー、漆等が挙げられる。
本発明において使用される粘着剤、基材には、必要により公知の紫外線吸収剤、顔料、老化防止剤、可塑剤等の添加剤を添加することができる。
(自着テープの基材、粘着剤の製造)
[基材の調整例−1]
木材パルプ繊維、マニラ麻繊維、ビニロン繊維を70:20:10の割合で配合し、湿式法で抄紙することにより厚み50μm、乾燥重量で25g/m2の紙基材(a−1)を得た。
[基材の調整例−2]
木材パルプ繊維、ビニロン繊維、ポリ乳酸繊維を80:5:15の割合で配合し、湿式法で抄紙することにより厚み60μm、乾燥重量で30g/m2の紙基材(a−2)を得た。
[基材の調整例−3]
レーシアH−440「三井化学製」65重量%とビオノーレ#1001G「昭和高分子製」35重量%からなる混合樹脂を使用し、インフレーション加工法により、フィルム厚み100μmのフィルム基材(a−3)を得た。
[粘着剤の調整例−1]
ロール式ゴム練り装置によりムーニー粘度を60に調整した天然ゴム100重量部に、充填剤として平均粒径が30μmの「ニッカ(株)製ニッカリコAS300」20重量部、老化防止剤「チバスペシャリティケミカルズ製イルガノックス1010」
0.5重量部、架橋剤「日本ポリウレタン工業製コロネートL」2部をトルエン溶剤中で溶解混合することにより、天然ゴム系の粘着剤(b−1)を得た。
[粘着剤の調整例−2]
ロール式ゴム練り装置によりムーニー粘度を50に調整した天然ゴム100重量部に、充填剤として平均粒径15μmの「日本コーンスターチ製サイズエース」を30重量部、架橋剤として「日本ポリウレタン工業製コロネートL」を2部、老化防止剤として「チバスペシャリティケミカルズ製イルガノックス1010」
0.5重量部をトルエン溶剤中で溶解混合することにより、天然ゴム系の粘着剤(b−2)を得た。
基材の調整例−1で得た基材(a−1)に、粘着剤の調整例−1で得た粘着剤(b−1)をロールコータ法により乾燥重量で30g/m2塗布し、つづいて粘着剤を塗布した面とは反対の面に、背面剤としてセラック樹脂である「岐阜セラック製造所製パールN−811」のメタノール溶液をグラビアコーター法で乾燥重量が5g/m2になるように塗布することにより目的の自着テープを得た。
基材の調整例−2で得た基材(a−2)に、粘着剤の調整例−2で得た粘着剤(b−2)をロールコータ法により乾燥重量で40g/m2塗布し、つづいて粘着剤を塗布した面とは反対の面に、ポリ乳酸のエマルションである「第一工業製薬製プラセマL110」をグラビアコータ法で乾燥重量が5g/m2になるように塗布することにより目的の自着テープを得た。
基材の調整例−3で得た基材(a−3)に、アンカー剤としてアクリロニトリル−ブタジエン共重合体である「日本ゼオン(株)製ニッポール1041」のトルエン溶液をグラビアコータ法で、乾燥重量で2g/m2になるように塗布し、乾燥した。つづいてアンカー剤を塗布した面へ粘着剤の調整例−1で得た粘着剤(b−1)をロールコータ法により乾燥重量で30g/m2塗布することにより目的の自着テープを得た。
(1)自着力:幅10mmの試験片2枚を粘着面同士で貼り合わせ、2kgのローラーで一往復して圧着し、1分後に粘着剤同士が圧着していない端部を、互いに逆方向に速度300mm/分で引き剥がしたときの引き剥がし力を測定した。
(2)SUS板に対する粘着力:被着体に鏡面仕上げのSUS304鋼板を用い、JIS Z 0237に準じて圧着してから1分後の180度引き剥がし粘着力を測定した。
(3)展開力:幅10mmの巻回積層した自着テープを速度300mm/分で巻き戻す際の巻き戻し力を測定した。
(4)使用中の強度
○:6ケ月の使用に耐える。
△:3ケ月の使用に耐える。
×:1ケ月の使用に耐える。
(5) 生分解性:試験片を土中20cmの深さに埋め、12ヶ月後に取りだし、外観を観察した。
○:分解が進行しており、粉々になり元の形状を維持していない。
△:分解が進行しており、多数の亀裂・穴が見られるが、形状は維持している。
×:変化なし。
(6)苗の生長に及ぼす影響
○:苗の生長に影響ナシ(苗がまっすぐ伸びる)
△:苗の生長に少し影響アリ(5%程度の苗がまっすぐ伸びない)
×:苗の生長に影響アリ(30%程度の苗がまっすぐ伸びない)
(7) 誘引作業性:試験片を使用してキュウリの蔓を誘引する作業を行い、作業性を評価した。
自着テープ1〜3の試験片を、評価した結果について、表1に示す。
前述の自着テープ1を巻回した自着テープ巻回体をテープホルダーに装着し、結束装置の上部構造と下部構造を開にして、テープを引き出して、テープの先端部をカッターレバー[部品番号17]の所定の穴部を突き抜けて所定の長さ引き出す(図3のスタート上部の図参照)。
(1回目の開→閉<テープキャッチ>)
結束装置の上部構造と下部構造の中間部をケーススプリングに抗して手で握ることにより結束装置の上部構造と下部構造の先端部を閉にする。
開→閉動作と同時にクランプを回動させて、所定の長さ引き出されたテープの先端部を、下部構造のケースBの先端部とクランプの間に挟み、テープをキャッチする。
(1回目の閉→開<テープ引き出し>)
手の力を緩めることにより、結束装置の上部構造と下部構造の先端部分を開にする。引き出されたテープ部分を、結束装置をワーク方向に移動させることにより、ワークの周囲にテープを巻きつけて、ループを形成する。
(2回目の開→閉<ワークキャッチ>)
再び、結束装置の上部構造と下部構造の中間部をケーススプリングに抗して手で握ることにより結束装置の上部構造と下部構造の先端部を閉にする。
開→閉動作と同時に、ワークの周囲に作られたループを形成したテープの先端部分と後端部分の粘着剤同士を、下部構造のケースBの先端部とカッターレバーの間に挟んで圧着し、形成したループを完成させる。
(2回目の開→閉<次のテープ引き出し準備>)
結束装置の上部構造と下部構造の先端部を閉にしたまま、レバーを手動により引くことにより、カッターレバーが前方に進み、テープスライダーがテープを弾性バンドに押し付け、次のテープを所定の長さ分引き出す。
(2回目の開→閉<テープカット>)
結束装置の上部構造と下部構造の先端部を閉にしたまま、レバーを手動により引くことにより、カッターレバーが前方に進み、カッターを、ループを形成したテープの先端部分と後端部分の粘着剤同士の圧着部分のテープ後端部に押し当てて、形成したループに影響を与えないで、この部分でカットする。
(2回目の閉→開<次のテープ出し>)
手をレバーから離し、手の力を緩めることにより、結束装置の上部構造と下部構造の先端部分を開にする。テープスライダーが元の位置に戻り、同時に弾性バンドが瞬時に元の位置に戻ることにより、テープを押し戻し、この時テープは、抵抗があるテープホルダー側に戻らず、抵抗のないカッターレバー側に戻り、カッターレバー[部品番号17]の所定の穴部を突き抜けて所定の長さ出ることにより、テープ出しすることができる。
Claims (3)
- ワーク結束装置は上部構造ケースと下部構造ケースから成り、上部構造ケースは、自着テープ回転自在に取り付けるホルダー、レバー取り付け部、レバー、レバーにより上部構造ケース先端凹部方向に可動するテープスライダースプリングにより付勢されたテープスライダー、テープスライダーを一定域で作動させるためのテープストッパ、及び、レバーにより可動できるカッター取り付け部を有する往復運動部材カッターレバー、自着テープの先端を一定長さの送り出しを行う弾性部材を上部構造ケースの先端凹部に内包保持しており、また、下部構造ケースは所定位置にクランプ、クランプバネ、レバーを一定域で作動させるためのレバーストッパ、レバーストッパスプリング、上部構造ケースと下部構造ケースを付勢するためのケーススプリングを内包して保持する構造であって、
上部構造ケースと下部構造ケースの端部に設けられた連結穴でケーススプリング(18)を介してシャフト(25)で固定され、上部構造と下部構造の中間部をケーススプリング(18)に抗して手で握ることにより一定幅で上下方向に開閉し、1回目の開→閉により、すでに送り出された自着テープ(28)の先端をクランプ(20,21)でキャッチし、1回目の閉→開において、ワークを上部構造と下部構造の間に入れ、上部構造ケースから下部構造ケースが離れることのより、自着テープを引き出して、次いでワークの周囲にテープを巻きつけワークをキャッチし、2回目の開→閉によりテープの先端部分を、ワークをキャッチしたテープの後端部分と圧着することによりループを完成させると共に、レバー(7,8,9)を引くことにより、弾性部材(11)が自着テープと共に押し出された上部構造ケースのテープスライダー凸部によりに上部構造ケースの先端凹部に押し付けられることより、自着テープが引っ張られて回転自在の自着テープが回転し、次の自着テープを引き出し、カッター(16)でテープを切断し、2回目の閉→開により、テープスライダー凸部が後退し弾性部材(11)が元の状態に戻ることにより自着テープの先端を常に一定長さの送り出しが行えるワーク結束装置。 - ワークが植物の茎、つる、枝と植物の茎、つる、枝を固定するネット、支柱、紐であり、自着テープが生分解性である請求項1に記載したワーク結束装置。
- ビス、シャフト、各種スプリング、カッター、ケース上C(4),D(3)は金属製であり、それ以外は、全て樹脂製であることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載したワーク結束装置。
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