JP2010261227A - 床面貼着用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 各層間の接着力が高い透明な床面貼着用シートを提供する。
【解決手段】 この床面貼着用シートは、透明なウレタン樹脂シート層1,透明なプライマー層2,透明なゴム系粘着剤層3,透明な合成樹脂フィルム層4及び透明なゴム系粘着剤層5の順で積層貼合されてなる。プライマー層2は、ウレタン樹脂シート層1の片面にプライマー処理によって形成される。プライマー層2は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂又はスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂と、スチレン系樹脂,水添ロジンエステル,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂及び/又は芳香族系石油樹脂よりなる粘着付与樹脂との混合物を含む。ゴム系粘着剤層3は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含む。ウレタン樹脂シート1の表面には、凹凸を持つハードコート層6が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、屋内外の人が歩行する床面に貼着するためのシートに関し、特に床面自体の素材(たとえば大理石や御影石等)の模様等が隠れないようにするための透明な床面貼着用シートに関するものである。
従来より、床面等には種々の目的でシートが貼着されることがある。代表的には、滑り止めのために、表面が凹凸になったシートが貼着されることがある。かかるシートとして、表面を凹凸にした透明なオレフィン系樹脂シートの裏面に、透明なアクリル系粘着剤を塗布した透明な床面貼着用シートが提案されている(特許文献1)。かかるシートは、床面に施された模様又は床面自体の素材の模様が隠れることがなく、好ましいものである。しかしながら、オレフィン系樹脂シートは柔軟性に乏しく、たとえば、階段の踏面とけこみ面に亙って、曲げて貼着しにくいという欠点があった。
このため、オレフィン系樹脂シートに代えて、柔軟性に優れた透明なウレタン樹脂シートを採用することが考えられる。しかしながら、ウレタン樹脂シートは難接着性であるため、アクリル系粘着剤とは接着力が不十分であり、貼着後に、人が歩行を繰り返すと、ウレタン樹脂シートとアクリル系粘着剤層とが剥離し、ウレタン樹脂シートに浮きが生じるということがあった。また、ウレタン樹脂シートの柔軟性のため、貼着時に変形しやすいということもあった。
以上のようなウレタン樹脂シートを用いた場合の欠点は、次のような手段を採用することによって、解決しうると考えられる。すなわち、ウレタン樹脂シートと粘着剤層との接着力を強固なものにするため、粘着剤としてアクリル系粘着剤ではなく、ゴム系等の他の透明な粘着剤で接着力の強固なものを採用すればよいと考えられる。また、ウレタン樹脂シートの変形を防止するためには、形態安定性に優れた透明なフィルムを層として挿入すればよいと考えられる。
しかしながら、透明なフィルム層を挿入することに困難性はないが、透明な粘着剤でウレタン樹脂シートとの接着力が強固なものを見出すことはできなかった。そこで、ウレタン樹脂シートにプライマー処理を施して、ウレタン樹脂シートと粘着剤との接着力を向上させようとしたが、プライマー処理によって形成されるプライマー層も透明なものを採用しなければならないということがあった。したがって、本発明の課題は、接着力の高い透明なプライマー層と透明な粘着剤との組み合わせを発見することにある。
本発明者は、上記した課題の下に、膨大な実験を行った結果、特定のプライマー層と特定の粘着剤との組み合わせによって、上記した課題を解決しうることを見出した。すなわち、本発明は、透明なウレタン樹脂シート層,透明なプライマー層,透明なゴム系粘着剤層,透明な合成樹脂フィルム層及び透明なゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる透明な床面貼着用シートであって、前記プライマー層は、前記ウレタン樹脂シート層の片面にプライマー処理によって形成されたものであり、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂と、スチレン系樹脂,重合ロジンエステル,水添ロジンエステル,テルペン樹脂,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂,芳香族系石油樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂及び水添脂肪族石油樹脂よりなる群から選ばれた粘着付与樹脂との混合物を含み、前記ゴム系粘着剤層は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂と水添テルペンフェノール樹脂との混合物を含むものであることを特徴とする床面貼着用シートに関するものである。また、かかるプライマー層に代えて、スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂と、スチレン系樹脂,水添ロジンエステル,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂及び芳香族系石油樹脂よりなる群から選ばれた粘着付与樹脂との混合物を含むプライマー層を採用した床面貼着用シートに関するものである。
本発明に係る床面貼着用シートは、床面に貼着するためのものである。床面とは、人が歩行するときに足で踏む面のことであり、屋内及び屋外を問わないものである。また、足で踏む面であるから、階段等の踏面をも含むものである。
本発明に係る床面貼着用シートは、透明なウレタン樹脂シート層1,透明なプライマー層2,透明なゴム系粘着剤層3,透明な合成樹脂フィルム層4及び透明なゴム系粘着剤層5の順で積層貼合されてなる透明なものである。透明なウレタン樹脂シート層1は、厚さが0.3〜1.5mm程度の周知のものが用いられる。透明なプライマー層2は、ウレタン樹脂シート層1の片面にプライマー処理によって形成されたものであり、その厚さは5〜30μm程度である。プライマー処理とは、ウレタン樹脂シート層1と透明なゴム系粘着剤層3との接着性を改善するために施される処理であって、樹脂成分を溶剤に相溶させた溶液をウレタン樹脂シート層1に塗布し、乾燥させて溶剤を蒸発させる処理である。したがって、プライマー処理した後、樹脂成分によるプライマー皮膜(プライマー層)が形成される。なお、溶剤としては、樹脂成分と相溶し均一な溶液となりうるものであれば、どのようなでも用いることができ、たとえば、トルエンやシクロヘキサン等の有機溶剤が用いられる。
本発明は、このプライマー層2に特徴を有するものであり、以下のような樹脂成分の混合物を含有するものとなっている。すなわち、特定の共重合体樹脂と特定の粘着付与樹脂との混合物となっている。具体的には、共重合体樹脂がスチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂であるときは、これと、スチレン系樹脂,重合ロジンエステル,水添ロジンエステル,テルペン樹脂,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂,芳香族系石油樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂及び水添脂肪族石油樹脂よりなる群から選ばれた粘着付与樹脂との混合物となっている。また、共重合体樹脂がスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂であるときは、これと、スチレン系樹脂,水添ロジンエステル,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂及び芳香族系石油樹脂よりなる群から選ばれた粘着付与樹脂との混合物となっている。なお、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂は、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体樹脂を含むものであり、またスチレン−ブダジエンブロック共重合体樹脂は、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂を含むものである。
かかる共重合体樹脂とかかる粘着付与樹脂との混合により、プライマー層を透明なものにすることができると共に、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含む透明なゴム系粘着剤層との接着力を向上させることができるのである。すなわち、共重合体樹脂として、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂又はスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂を用いると、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含むゴム系粘着剤層との接着力の所望の向上が図れる。また、共重合体樹脂としてスチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を使用した場合、粘着付与樹脂として、スチレン系樹脂,重合ロジンエステル,水添ロジンエステル,テルペン樹脂,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂,芳香族系石油樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂又は水添脂肪族石油樹脂を用いると、プライマー層を透明にすることができる。また、共重合体樹脂としてスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂を使用した場合、粘着付与樹脂として、スチレン系樹脂,水添ロジンエステル,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂又は芳香族系石油樹脂を用いると、プライマー層を透明にすることができるのである。
共重合体樹脂としてスチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を使用した場合、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂と粘着付与樹脂との混合割合は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂:粘着付与樹脂=100:100〜200(質量部)であるのが好ましい。粘着付与樹脂が少なすぎても多すぎても、ゴム系粘着剤層との接着力が低下する傾向が生じる。また、同様の理由で、共重合体樹脂としてスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂を使用した場合、スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂:粘着付与樹脂=100:50〜200(質量部)であるのが好ましい。
透明なゴム系粘着剤層3,5は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含む粘着剤よりなる。かかる粘着剤を用いる理由は、床面との接着力が高いと共に、プライマー層2との接着力が高いからである。スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂以外の樹脂、たとえば、アクリル系樹脂,ウレタン系樹脂又はスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂等の場合には、床面との接着力が不十分になったり、プライマー層2との接着力が不十分になったりする。ゴム系粘着剤層3,5は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂と共に、一般的に粘着付与樹脂が混合されている。粘着付与樹脂としては、たとえば、水添テルペンフェノール樹脂,スチレン系樹脂,重合ロジンエステル,水添ロジンエステル,テルペン樹脂,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,芳香族系石油樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂又は水添脂肪族石油樹脂等が用いられる。特に、高接着力を実現しうる水添テルペンフェノール樹脂を混合するのが好ましい。なお、透明なゴム系粘着剤層3,5の厚さは、50〜100μm程度である。
透明な合成樹脂フィルム層4は、床面貼着用シートに形態安定性を与えるために挿入されているものであり、その厚さは5〜50μm程度である。透明な合成樹脂フィルムとしては従来公知のものが用いられ、一般的には、芳香族系ポリエステルフィルムが用いられる。芳香族系ポリエステルフィルムの他には、二軸延伸ポリプロピレンフィルムやアクリル樹脂フィルム等が用いられる。
本発明に係る床面貼着用シートは、たとえば、以下のようにして製造することができる。すなわち、透明なウレタン樹脂シート層1の片面に、プライマー処理して特定のプライマー層2を設ける。一方、透明な合成樹脂フィルム層4を支持体とし、両面に特定の透明なゴム系粘着剤層3,5が設けられた両面粘着テープを準備する。そして、プライマー層2に、両面粘着テープのゴム系粘着剤層3が当接するようにして、貼合する。かかる方法によって、透明なウレタン樹脂シート層,透明なプライマー層,透明なゴム系粘着剤層,透明な合成樹脂フィルム層及び透明なゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる透明な床面貼着用シートが得られる。
透明なウレタン樹脂シート層1の表面、すなわち、プライマー層2が設けられている面と反対面には、透明なハードコート層6が設けられているのが好ましい。ハードコート層6は、ウレタン樹脂シート層1の保護のために設けられるものである。すなわち、ウレタン樹脂シート層1は柔軟であるため、これが直接足で踏まれると、破損する恐れがあるからである。また、滑り止めのため、ウレタン樹脂シート層1の表面に凹凸を設けても、ウレタン樹脂シート層1が柔軟であるため、足で踏んだとき凹凸が消失し、十分な滑り止め効果を奏しないからである。
透明なハードコート層6は、ウレタン樹脂シート層1に比べて硬く、剛直なものであれば、どのようなものでも採用しうる。また、凹凸を設けた場合、足で踏んでも凹凸が消失しにくいものであれば、より好ましい。具体的には、フッ素樹脂よりなるものや、シリコーン変性アクリル樹脂とフッ素樹脂とが架橋されてなるもの等が採用される。ハードコート層6に凹凸を設けるには、ウレタン樹脂シート層1の表面にハードコート層6を積層貼合した後に、凹凸ロールと平滑ロールよりなるエンボス装置に通せばよい。この方法により、凹凸ロールに対応する凹凸がハードコート層6表面に形成される。なお、ハードコート層6の厚さは、40〜60μm程度である。
また、本発明に係る床面貼着用シートは、一般的に、床面と貼着させるために用いるゴム系粘着剤層5の表面に、離型紙7が積層被覆されて、販売され取り扱われる。そして、床面に貼着する際には、離型紙7は取り除かれ、ゴム系粘着剤層5を床面に当接して貼着されるのである。
本発明に係る床面貼着用シートは、以下のような効果を奏するものである。
(1)本発明に係る床面貼着用シートは、全体が透明であるので、床面に貼着した場合、床面に施された模様や床面の素材自体の模様を看取でき、床面の意匠性が阻害されるのを防止しうる。
(2)床面に貼合するための粘着剤として、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含むものを採用しているので、透明でかつ床面との接着力が高く、足で何度も踏まれても、床面から剥離しにくいという効果を奏する。
(3)プライマー層として、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂又はスチレン−ブタジエン共重合体樹脂と、特定の粘着付与樹脂とを混合したものを使用しているので、透明でかつゴム系粘着剤との接着力が高く、ウレタン樹脂シートとゴム系粘着剤とが剥離しにくいという効果を奏する。
(1)本発明に係る床面貼着用シートは、全体が透明であるので、床面に貼着した場合、床面に施された模様や床面の素材自体の模様を看取でき、床面の意匠性が阻害されるのを防止しうる。
(2)床面に貼合するための粘着剤として、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含むものを採用しているので、透明でかつ床面との接着力が高く、足で何度も踏まれても、床面から剥離しにくいという効果を奏する。
(3)プライマー層として、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂又はスチレン−ブタジエン共重合体樹脂と、特定の粘着付与樹脂とを混合したものを使用しているので、透明でかつゴム系粘着剤との接着力が高く、ウレタン樹脂シートとゴム系粘着剤とが剥離しにくいという効果を奏する。
また、本発明に係る床面貼着用シートのウレタン樹脂シート層の表面に、ハードコート層を設け、エンボス加工による凹凸を設けた場合には、人がその上を歩行したとき、ウレタン樹脂シート層が破損しにくいとという効果を奏する共に、凹凸が消失しないので滑り止め効果を奏する。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明の技術的思想は、床面との接着力及び層間の接着力に優れた透明な床面貼着用シートを得るために、透明なウレタン樹脂シート層に、特定の共重合体樹脂と特定の粘着付与樹脂を用いてプライマー層を形成すると共に、特定のゴム系粘着剤層を設けたものであるとして解釈されるべきである。
実施例1
厚さ0.5mmの透明なウレタン樹脂シートを準備した。このウレタン樹脂シートの片面に、下記処方のプライマー液Aを塗布し、有機溶剤を蒸発させて、厚さ25μmのプライマー層を形成した。プライマー液Aは、各成分を有機溶剤に添加混合し、均一に溶解させて調整した。なお、得られたプライマー層は透明であった。
〈プライマー液A〉
スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂 100質量部
(日本ゼオン社製、「クインタック3520」)
テルペンフェノール樹脂 100質量部
(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター T115」)
有機溶剤(トルエン) 400質量部
厚さ0.5mmの透明なウレタン樹脂シートを準備した。このウレタン樹脂シートの片面に、下記処方のプライマー液Aを塗布し、有機溶剤を蒸発させて、厚さ25μmのプライマー層を形成した。プライマー液Aは、各成分を有機溶剤に添加混合し、均一に溶解させて調整した。なお、得られたプライマー層は透明であった。
〈プライマー液A〉
スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂 100質量部
(日本ゼオン社製、「クインタック3520」)
テルペンフェノール樹脂 100質量部
(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター T115」)
有機溶剤(トルエン) 400質量部
一方、厚さ12μmの透明なポリエステルフィルムの両面に、厚さ75μmの下記組成の透明なゴム系粘着剤層を設けた両面粘着テープAを準備した。
〈ゴム系粘着剤A〉
スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂 250質量部
(日本ゼオン社製、「クインタック3520」) 水添テルペンフェノール樹脂 250質量部
(ヤスハラケミカル社製、「クリアロン P125」)
〈ゴム系粘着剤A〉
スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂 250質量部
(日本ゼオン社製、「クインタック3520」) 水添テルペンフェノール樹脂 250質量部
(ヤスハラケミカル社製、「クリアロン P125」)
そして、プライマー層に両面粘着テープAの一方のゴム系粘着剤層が当接するようにして貼合し、ウレタン樹脂シート層,プライマー層,ゴム系粘着剤層,ポリエステルフィルム層及びゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる床面貼着用シートを得た。
実施例2
プライマー液A中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を150質量部に変更した他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液A中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を150質量部に変更した他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
実施例3
プライマー液A中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を200質量部に変更した他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液A中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を200質量部に変更した他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
実施例4
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液Bを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。なお、プライマー液Bによって得られたプライマー層は透明であった。
〈プライマー液B〉
スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂 100質量部
(旭化成ケミカルズ社製、「アサプレン T−438」)
テルペンフェノール樹脂 50質量部
(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター T115」)
有機溶剤(トルエン) 400質量部
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液Bを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。なお、プライマー液Bによって得られたプライマー層は透明であった。
〈プライマー液B〉
スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂 100質量部
(旭化成ケミカルズ社製、「アサプレン T−438」)
テルペンフェノール樹脂 50質量部
(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター T115」)
有機溶剤(トルエン) 400質量部
実施例5
プライマー液B中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を100質量部に変更した他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液B中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を100質量部に変更した他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
実施例6
プライマー液B中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を150質量部に変更した他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液B中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を150質量部に変更した他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
実施例7
プライマー液B中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を200質量部に変更した他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液B中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を200質量部に変更した他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
実施例8
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液Cを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。なお、プライマー液Cによって得られたプライマー層は透明であった。
〈プライマー液C〉
スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂 100質量部
(旭化成ケミカルズ社製、「タフプレン 125」)
テルペンフェノール樹脂 100質量部
(荒川化学社製、「タマノル 803L」)
有機溶剤(シクロヘキサン) 300質量部
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液Cを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。なお、プライマー液Cによって得られたプライマー層は透明であった。
〈プライマー液C〉
スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂 100質量部
(旭化成ケミカルズ社製、「タフプレン 125」)
テルペンフェノール樹脂 100質量部
(荒川化学社製、「タマノル 803L」)
有機溶剤(シクロヘキサン) 300質量部
比較例1
厚さ12μmの透明なポリエステルフィルムの両面に、アクリル系粘着剤組成物(コニシ社製、「KH54NT」)を塗布して、厚さ75μmのアクリル系粘着剤層が設けられた両面粘着テープaを準備した。そして、両面粘着テープAに代えて、この両面粘着テープaを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
厚さ12μmの透明なポリエステルフィルムの両面に、アクリル系粘着剤組成物(コニシ社製、「KH54NT」)を塗布して、厚さ75μmのアクリル系粘着剤層が設けられた両面粘着テープaを準備した。そして、両面粘着テープAに代えて、この両面粘着テープaを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例2
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例2と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例2と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例3
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例3と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例3と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例4
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例4と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例5
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例5と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例5と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例6
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例6と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例6と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例7
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例7と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例7と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例8
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例8と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、実施例8と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例9
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液aを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
〈プライマー液a〉
スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体樹脂 100質量部
(日本ゼオン社製、「クイントン G1657」)
テルペンフェノール樹脂 50質量部
(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター T115」)
有機溶剤(トルエン) 400質量部
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液aを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
〈プライマー液a〉
スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体樹脂 100質量部
(日本ゼオン社製、「クイントン G1657」)
テルペンフェノール樹脂 50質量部
(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター T115」)
有機溶剤(トルエン) 400質量部
比較例10
プライマー液a中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を100質量部に変更した他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液a中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を100質量部に変更した他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例11
プライマー液a中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を150質量部に変更した他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液a中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を150質量部に変更した他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例12
プライマー液a中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を200質量部に変更した他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
プライマー液a中のテルペンフェノール樹脂の混合質量部を200質量部に変更した他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例13
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例9と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例14
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例10と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例10と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例15
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例11と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例11と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例16
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例12と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例12と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例17
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液bを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
〈プライマー液b〉
ウレタンプレポリマー 100質量部
(三井武田ケミカル社製、「タケネート D120N」)
ウレタンプレポリマー溶液 20質量部
(アデカ社製、「アデカレジン UP−440」)
有機溶剤(酢酸エチル) 160質量部
有機溶剤(酢酸ブチル) 120質量部
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液bを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
〈プライマー液b〉
ウレタンプレポリマー 100質量部
(三井武田ケミカル社製、「タケネート D120N」)
ウレタンプレポリマー溶液 20質量部
(アデカ社製、「アデカレジン UP−440」)
有機溶剤(酢酸エチル) 160質量部
有機溶剤(酢酸ブチル) 120質量部
比較例18
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例17と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例17と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例19
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液cを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
〈プライマー液c〉
無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレン 100質量部
(日本製紙ケミカル社製、「スーパークロン 892LS」)
脂肪族ポリアミドアミン 100質量部
(エアプロダクトジャッパン社製、「サンマイド 305」)
有機溶剤(メチルシクロヘキサン) 3200質量部
有機溶剤(エタノール) 400質量部
プライマー液Aに代えて、下記処方のプライマー液cを用いる他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
〈プライマー液c〉
無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレン 100質量部
(日本製紙ケミカル社製、「スーパークロン 892LS」)
脂肪族ポリアミドアミン 100質量部
(エアプロダクトジャッパン社製、「サンマイド 305」)
有機溶剤(メチルシクロヘキサン) 3200質量部
有機溶剤(エタノール) 400質量部
比較例20
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例19と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例19と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
比較例21
プライマー層を形成しない他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。すなわち、ウレタン樹脂シートの片面に、両面粘着テープAの一方のゴム系粘着剤層が当接するようにして貼合し、ウレタン樹脂シート層,ゴム系粘着剤層,ポリエステルフィルム層及びゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる床面貼着用シートを得た。
プライマー層を形成しない他は、実施例1と同一の方法で床面貼着用シートを得た。すなわち、ウレタン樹脂シートの片面に、両面粘着テープAの一方のゴム系粘着剤層が当接するようにして貼合し、ウレタン樹脂シート層,ゴム系粘着剤層,ポリエステルフィルム層及びゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる床面貼着用シートを得た。
比較例22
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例21と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
両面粘着テープAに代えて、両面粘着テープaを用いる他は、比較例21と同一の方法で床面貼着用シートを得た。
実施例1〜8及び比較例1〜22で得られた床面貼着用シートにおいて、プライマー層が設けられたウレタン樹脂シート層と両面粘着テープの接着力を評価するため、試験片を調整し以下の二種の試験を行った。
[試験片の調整]
プライマー層に両面粘着テープを貼合して床面貼着用シートを得る際に、幅20mmで長さ200mmの両面粘着テープ及びプライマー層が形成された又はプライマーが形成されていないウレタン樹脂シート層を、端部50mmを非貼合部として残して貼合する。なお、両面粘着テープの床面貼着のための粘着剤層には離型紙を貼合しておく。そして、貼合部150mmについて、貼合ムラのないように、5kgのローラーを一往復させて均一に貼合して試験片を調整した。
[180度剥離接着強さ]
試験片を調整した後、3日間放置しておき、プライマー層が形成された又はプライマー層が形成されていないウレタン樹脂シート層及び両面粘着テープの非貼合部をつかみで把持し、引っ張り速度300mm/分で引っ張って、180度剥離接着強さ(N/20mm)を測定した。この結果を表1に示した。
[高速剥離時の剥がれ状態の観察]
試験片を調整した後、3日間放置しておき、プライマー層が形成された又はプライマー層が形成されていないウレタン樹脂シート層及び両面粘着テープの非貼合部を手指で把持し、引っ張り速度2000〜3000mm/分程度で引っ張って、どの箇所で剥がれたかを目視で観察した。ウレタン樹脂シート層とプライマー層の界面で剥がれたものを「PK」、プライマー層と粘着剤層の界面で剥がれたものを「K」、粘着剤層の凝集破壊によって剥がれたものを「G」として、表1に示した。PKは、ウレタン樹脂シート層とプライマー層の密着性が不足しており、Kはプライマー層と粘着剤層の密着性が不足しているものである。Gは、各層間の密着性が十分であることを示している。
[試験片の調整]
プライマー層に両面粘着テープを貼合して床面貼着用シートを得る際に、幅20mmで長さ200mmの両面粘着テープ及びプライマー層が形成された又はプライマーが形成されていないウレタン樹脂シート層を、端部50mmを非貼合部として残して貼合する。なお、両面粘着テープの床面貼着のための粘着剤層には離型紙を貼合しておく。そして、貼合部150mmについて、貼合ムラのないように、5kgのローラーを一往復させて均一に貼合して試験片を調整した。
[180度剥離接着強さ]
試験片を調整した後、3日間放置しておき、プライマー層が形成された又はプライマー層が形成されていないウレタン樹脂シート層及び両面粘着テープの非貼合部をつかみで把持し、引っ張り速度300mm/分で引っ張って、180度剥離接着強さ(N/20mm)を測定した。この結果を表1に示した。
[高速剥離時の剥がれ状態の観察]
試験片を調整した後、3日間放置しておき、プライマー層が形成された又はプライマー層が形成されていないウレタン樹脂シート層及び両面粘着テープの非貼合部を手指で把持し、引っ張り速度2000〜3000mm/分程度で引っ張って、どの箇所で剥がれたかを目視で観察した。ウレタン樹脂シート層とプライマー層の界面で剥がれたものを「PK」、プライマー層と粘着剤層の界面で剥がれたものを「K」、粘着剤層の凝集破壊によって剥がれたものを「G」として、表1に示した。PKは、ウレタン樹脂シート層とプライマー層の密着性が不足しており、Kはプライマー層と粘着剤層の密着性が不足しているものである。Gは、各層間の密着性が十分であることを示している。
[表1]
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180度剥離接着強さ 高速剥離時の剥がれ状態
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実施例1 42 G
実施例2 37 G
実施例3 37 G
実施例4 36 G
実施例5 36 G
実施例6 36 G
実施例7 38 G
実施例8 37 G
比較例1 24 K
比較例2 24 K
比較例3 22 K
比較例4 26 K
比較例5 26 K
比較例6 26 K
比較例7 26 K
比較例8 21 K
比較例9 31 PK
比較例10 36 PK
比較例11 35 PK
比較例12 11 PK
比較例13 14 PK
比較例14 18 PK
比較例15 16 PK
比較例16 23 PK
比較例17 35 K
比較例18 26 K
比較例19 36 K
比較例20 7.5 PK
比較例21 32 K(注1)
比較例22 21 K(注1)
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(注1)は、プライマー層が形成されていないため、ウレタン樹脂シート層と粘着剤層での界面で剥がれたことを示している。
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180度剥離接着強さ 高速剥離時の剥がれ状態
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実施例1 42 G
実施例2 37 G
実施例3 37 G
実施例4 36 G
実施例5 36 G
実施例6 36 G
実施例7 38 G
実施例8 37 G
比較例1 24 K
比較例2 24 K
比較例3 22 K
比較例4 26 K
比較例5 26 K
比較例6 26 K
比較例7 26 K
比較例8 21 K
比較例9 31 PK
比較例10 36 PK
比較例11 35 PK
比較例12 11 PK
比較例13 14 PK
比較例14 18 PK
比較例15 16 PK
比較例16 23 PK
比較例17 35 K
比較例18 26 K
比較例19 36 K
比較例20 7.5 PK
比較例21 32 K(注1)
比較例22 21 K(注1)
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(注1)は、プライマー層が形成されていないため、ウレタン樹脂シート層と粘着剤層での界面で剥がれたことを示している。
表1の結果から、実施例1〜8に係る床面貼着用シートは、180度剥離接着強さが相対的に高く、かつ、いずれも粘着剤層の凝集破壊によるものであり、各層間の界面の密着性が十分であることが分かる。これに対して、粘着剤層としてアクリル系粘着剤を採用した比較例1〜8は、180度剥離接着強さが相対的に低く、かつ、いずれも粘着剤層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層の共重合体樹脂として、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体樹脂を用いた比較例9〜12は、いずれも、ウレタン樹脂シート層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層の共重合体樹脂としてスチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体樹脂を用い、粘着剤層としてアクリル系粘着剤を採用した比較例13〜16は、180度剥離接着強さが相対的に低く、かつ、いずれもウレタン樹脂シート層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層にウレタン樹脂を用いた比較例17は、粘着剤層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層にウレタン樹脂を用い、粘着剤層としてアクリル系粘着剤を採用した比較例18は、180度剥離接着強さが相対的に低く、かつ、粘着剤層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層にポリプロピレン系樹脂を用いた比較例19は、粘着剤層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層にポリプロピレン系樹脂を用い、かつ、粘着剤層としてアクリル系粘着剤を採用した比較例20は、180度剥離接着強さが相対的に低く、かつ、ウレタン樹脂シート層とプライマー層の界面の密着性が不足していることが分かる。プライマー層を形成しない比較例21及び22は、180度剥離接着強さが相対的に低く、かつ、いずれも粘着剤層とウレタン樹脂シート層の界面の密着性が不足していることが分かる。
実施例1〜8及び比較例1〜22の結果から、プライマー層として、粘着付与樹脂とスチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂又はスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂との混合物を用い、かつ、粘着剤層にスチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含むゴム系粘着剤を用いれば、ウレタン樹脂シート層,プライマー層及び粘着剤層とが剥離しにくい良好な床面貼着用シートが得られることが分かった。ところで、本発明に係る床面貼着用シートは透明なものでなければならないから、プライマー層も透明でなければならない。したがって、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂又はスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂と混合したときに、これと相溶し透明なものになる粘着付与樹脂を用いなければならない。そこで、いかなる粘着付与樹脂が本発明において使用しうるかを決定するため、以下の如き実験を行った。
実験例1
厚さ0.5mmの透明なウレタン樹脂シートの片面に、下記処方のプライマー液Dを塗布し、有機溶剤を蒸発させて、厚さ50μmのプライマー層を形成した。プライマー液Dは、実施例で用いたプライマー液と同様に、各成分を有機溶剤に添加混合し、均一に溶解させるべく調整した。
〈プライマー液D〉
スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂 100質量部
(日本ゼオン社製、「クインタック3520」)
スチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」) 100質量部
有機溶剤(トルエン) 400質量部
厚さ0.5mmの透明なウレタン樹脂シートの片面に、下記処方のプライマー液Dを塗布し、有機溶剤を蒸発させて、厚さ50μmのプライマー層を形成した。プライマー液Dは、実施例で用いたプライマー液と同様に、各成分を有機溶剤に添加混合し、均一に溶解させるべく調整した。
〈プライマー液D〉
スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂 100質量部
(日本ゼオン社製、「クインタック3520」)
スチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」) 100質量部
有機溶剤(トルエン) 400質量部
実験例2
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、重合ロジンエステル(荒川化学社製、「ペンセル D135」)を用いてプライマー液Eを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、重合ロジンエステル(荒川化学社製、「ペンセル D135」)を用いてプライマー液Eを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例3
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添ロジンエステル(理化ファインテックス社製、「リカタック PH」)を用いてプライマー液Fを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添ロジンエステル(理化ファインテックス社製、「リカタック PH」)を用いてプライマー液Fを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例4
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSレジン Px−100」)を用いてプライマー液Gを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSレジン Px−100」)を用いてプライマー液Gを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例5
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「クリアロン K−100」)を用いてプライマー液Hを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「クリアロン K−100」)を用いてプライマー液Hを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例6
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター TH130」)を用いてプライマー液Iを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター TH130」)を用いてプライマー液Iを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例7
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C9芳香族系石油樹脂(東ソー社製、「ペトコール LX」)を用いてプライマー液Jを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C9芳香族系石油樹脂(東ソー社製、「ペトコール LX」)を用いてプライマー液Jを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例8
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C5脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 1310」)を用いてプライマー液Kを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C5脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 1310」)を用いてプライマー液Kを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例9
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、「アルコン P100」)を用いてプライマー液Lを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、「アルコン P100」)を用いてプライマー液Lを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例10
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 5300」)を用いてプライマー液Mを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液D中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 5300」)を用いてプライマー液Mを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例11
プライマー液Dに代えて、下記処方のプライマー液Nを用いる他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
〈プライマー液N〉
スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂 100質量部
(旭化成ケミカルズ社製、「アサプレン T−438」)
スチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」) 100質量部
有機溶剤(トルエン) 400質量部
プライマー液Dに代えて、下記処方のプライマー液Nを用いる他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
〈プライマー液N〉
スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂 100質量部
(旭化成ケミカルズ社製、「アサプレン T−438」)
スチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」) 100質量部
有機溶剤(トルエン) 400質量部
実験例12
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、重合ロジンエステル(荒川化学社製、「ペンセル D135」)を用いてプライマー液dを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、重合ロジンエステル(荒川化学社製、「ペンセル D135」)を用いてプライマー液dを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例13
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添ロジンエステル(理化ファインテックス社製、「リカタック PH」)を用いてプライマー液Oを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添ロジンエステル(理化ファインテックス社製、「リカタック PH」)を用いてプライマー液Oを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例14
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSレジン Px−100」)を用いてプライマー液eを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSレジン Px−100」)を用いてプライマー液eを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例15
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「クリアロン K−100」)を用いてプライマー液Pを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製、「クリアロン K−100」)を用いてプライマー液Pを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例16
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター TH130」)を用いてプライマー液Qを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製、「YSポリスター TH130」)を用いてプライマー液Qを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例17
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C9芳香族系石油樹脂(東ソー社製、「ペトコール LX」)を用いてプライマー液Rを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C9芳香族系石油樹脂(東ソー社製、「ペトコール LX」)を用いてプライマー液Rを調整した他は、実験例1と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例18
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C5脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 1310」)を用いてプライマー液fを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、C5脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 1310」)を用いてプライマー液fを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例19
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、「アルコン P100」)を用いてプライマー液gを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、「アルコン P100」)を用いてプライマー液gを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例20
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 5300」)を用いてプライマー液hを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
プライマー液N中のスチレン系樹脂(三井化学社製、「FTR8120」)に代えて、水添脂肪族系石油樹脂(トーネックス社製、「エスコレッツ 5300」)を用いてプライマー液hを調整した他は、実験例11と同様にしてプライマー層を形成した。
実験例1〜20で得られたプライマー層を目視にて観察し、さらに表面を手で擦って観察した。その結果、プライマー液D〜Rを用いた実験例1〜11、13及び15〜17で得られたプライマー層は透明であった。これに対して、プライマー液d,e,f,g及びhを用いた実験例12,14,18,19及び20で得られたプライマー層は、白濁した。以上の結果と実施例1〜8の結果を総合すると、プライマー層にスチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を使用した場合、粘着付与樹脂としてスチレン系樹脂,重合ロジンエステル,水添ロジンエステル,テルペン樹脂,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂,芳香族系石油樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂及び/又は水添脂肪族石油樹脂を用いうることが分かった。また、プライマー層にスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂を使用した場合、粘着付与樹脂としてスチレン系樹脂,水添ロジンエステル,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂及び/又は芳香族系石油樹脂を用いうることが分かった。これに対して、プライマー層にスチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂を使用した場合、粘着付与樹脂として重合ロジンエステル,テルペン樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂及び水添脂肪族石油樹脂を使用すると、プライマー層が白濁し、本発明に係る透明な床面貼着用シートが得られないことが分かった。
1 透明なウレタン樹脂シート
2 透明なプライマー層
3 透明なゴム系粘着剤層
4 透明な合成樹脂フィルム
5 透明なゴム系粘着剤層
6 透明なハードコート層
7 離型紙
2 透明なプライマー層
3 透明なゴム系粘着剤層
4 透明な合成樹脂フィルム
5 透明なゴム系粘着剤層
6 透明なハードコート層
7 離型紙
Claims (8)
- 透明なウレタン樹脂シート層,透明なプライマー層,透明なゴム系粘着剤層,透明な合成樹脂フィルム層及び透明なゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる透明な床面貼着用シートであって、
前記プライマー層は、前記ウレタン樹脂シート層の片面にプライマー処理によって形成されたものであり、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂と、スチレン系樹脂,重合ロジンエステル,水添ロジンエステル,テルペン樹脂,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂,芳香族系石油樹脂,脂肪族系石油樹脂,水添芳香族系石油樹脂及び水添脂肪族石油樹脂よりなる群から選ばれた粘着付与樹脂との混合物を含み、
前記ゴム系粘着剤層は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含むものであることを特徴とする床面貼着用シート。 - プライマー層が形成されてなるウレタン樹脂シート層の該プライマー層に、合成樹脂フィルムの両面にゴム系粘着剤層が形成されてなる両面粘着テープを積層貼合して得られた請求項1記載の床面貼着用シート。
- プライマー層中において、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂100質量部に対して、粘着付与樹脂が100〜200質量部混合されている請求項1記載の床面貼着用シート。
- 透明なウレタン樹脂シート層,透明なプライマー層,透明なゴム系粘着剤層,透明な合成樹脂フィルム層及び透明なゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる透明な床面貼着用シートであって、
前記プライマー層は、前記ウレタン樹脂シート層の片面にプライマー処理によって形成されたものであり、スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂と、スチレン系樹脂,水添ロジンエステル,テルペンフェノール樹脂,水添テルペン樹脂,水添テルペンフェノール樹脂及び芳香族系石油樹脂よりなる群から選ばれた粘着付与樹脂との混合物を含み、
前記ゴム系粘着剤層は、スチレン−イソプレンブロック共重合体樹脂を含むものであることを特徴とする床面貼着用シート。 - プライマー層が形成されてなるウレタン樹脂シート層の該プライマー層に、合成樹脂フィルムの両面にゴム系粘着剤層が形成されてなる両面粘着テープを積層貼合して得られた請求項4記載の床面貼着用シート。
- プライマー層中において、スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂100質量部に対して、粘着付与樹脂が50〜200質量部混合されている請求項4記載の床面貼着用シート。
- ウレタン樹脂シート層のプライマー層が設けられている反対面に、透明なハードコート層が設けられると共に、エンボス加工による凹凸が付与されてなる滑り止め機能を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の床面貼着用シート。
- 床面に貼着するためのゴム系粘着剤層に離型紙を積層してなる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の床面貼着用シート。
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