JP5321890B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手乾燥装置に関する。
近年、特に公共のトイレ等においては、手洗い後に手に付着した水を拭き取るためのペーパータオルを削減する傾向が強まっており、ペーパータオルの代わりに手乾燥装置を設置する場合が増えている。このような手乾燥装置は、洗面ボウルが配置されている場所からは少し離れた洗面カウンター上の壁面や、洗面カウンターから離れたトイレ空間の壁面等に設置されている場合が多い(下記特許文献1参照)。
下記特許文献1において提案されている手乾燥装置は、手を挿入する開口凹部の背面側の壁に設けられた複数の発光素子と、背面側の壁に設けられた受光素子とからなるセンサを備えている。それら複数の発光素子のうちの一部の発光素子から正面側エアーノズル近傍に向かって照射される赤外線の反射光と、複数の発光素子のうちの他の発光素子から正面側エアーノズルよりも奥側に向かって照射される赤外線の反射光とを受光する受光素子を備えている。
特開2008−110240号公報
上述した従来の技術では、手乾燥装置が使用されていない場合であっても、開口凹部に使用者が手を挿入するのに備えて、常に発光素子を発光させ、手乾燥装置全体としては駆動状態を継続し続けているので、待機電力を抑制することができず、電力消費量を抑えることができなかった。
手乾燥装置では、その構成要素であるヒータや送風機といったものに関しては、様々な観点から節電技術が検討されている。しかしながら、ヒータ等に比較して消費電力が少ないセンサについては、節電の観点から有効な提案はされていなかった。センサについて節電する技術について検討すると、使用者の手が開口凹部に挿入されたことを検知する精度の低下が懸念され、使用者が不満を抱かない程度の検知精度を確保しつつ実効性のある節電技術を見出すことは困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサの消費電力を抑制しつつ、使用者の手が開口凹部に挿入されたことを検知する精度の低下を抑制することができる手乾燥装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る手乾燥装置は、使用者の手に空気を吹き付けて乾燥させる手乾燥装置であって、空気を吹き出す送風機と、前記送風機を内蔵するハウジングと、使用者の手が挿入される空間が構成されるように、前記ハウジングの正面側部材と背面側部材とによって形成され、かつ前記ハウジングの上面に開口した開口凹部と、前記正面側部材及び背面側部材のそれぞれに設けられ、前記送風機が吹き出す空気を前記開口凹部内に吹き出させるノズルと、複数の発信素子及び少なくとも一つの受信素子からなり、前記開口凹部への手の挿入を検知するためのセンサと、前記複数の発信素子からの発信状態を制御し、前記センサが使用者の手を検知すると前記送風機を駆動させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記複数の発信素子全てを発信させるように制御する通常モードと、前記複数の発信素子の少なくとも一つを発信させる一方で、他の発信素子は発信させないように制御する節電モードと、を備えることを特徴とする。
本発明では、通常モードでは複数の発信素子全てを発信させ、節電モードでは複数の発信素子の少なくとも一つを発信させる一方で他の発信素子は発信させないように制御している。従って、節電モードにおいては、複数の発信素子の少なくとも一つを発信させるので、開口凹部に使用者の手が挿入されたことを検知し、送風機を駆動可能な状態とすることができる。この節電モードにおいては、他の発信素子を発信させないので、節電を図ることができる。このように通常モードと節電モードとでは、それぞれ発信素子を発信させる態様が異なり、発信素子において消費する電力も異なるので、使用環境や使用状況に応じてそれらのモードを切り替えて実行することができ、センサにおける消費電力を抑制しつつ、使用者の手の挿入を検知することができる。通常モードと節電モードとの切り替えは、手乾燥装置の使用環境の他、設定時刻への到達や、手乾燥装置の使用頻度等に応じて行ってもよい。
本願請求項2に係る手乾燥装置では、前記制御手段は、前記節電モードにおいて前記センサが使用者の手の挿入を検知した場合には、前記通常モードへと移行することを特徴とする。
この態様では、節電モードにおいて発信させる発信素子の数を少なくして節電を図りつつ、使用者の手の挿入を検知した場合には通常モードへと移行することで、開口凹部に使用者の手が挿入されている間は高い精度で使用者の手を検知し、確実に手を乾燥させることができるものとしている。
本願請求項3に係る手乾燥装置では、前記複数の発信素子は前記背面側部材又は前記正面側部材に、正面視して幅方向において列を成すように配置されており、前記制御手段は、前記節電モードにおいては、前記幅方向において前記開口凹部の中央側に配置された発信素子を発信させ、その発信させる発信素子よりも外側に配置される発信素子は発信させないように制御することを特徴とする。
節電モードにおいて発信させる発信素子の数は節電のために極力減らしたいので、両手を挿入するそれぞれの位置にある少なくとも二つの発信素子を発信させるよりは、どこか一つの発信素子を発信させるようにしたいものである。その一方で、開口凹部には両手を所定間隔あけて挿入することが多いため、一見、手の検知精度は両手を挿入するそれぞれの位置が高く、中央近傍は検知精度が低いものと思われる。そこで、本発明者らは、使用者が手乾燥装置の開口凹部に手を出し入れする際の手の動きに着目した。一般的に人間は、少し離れた物を取る際に、手を開きながら腕を伸ばしてその物を掴み、掴んだ状態のまま腕を元の位置まで戻す動作をする。この動作に代表されるように、人間は腕を伸ばす際に手を開き、腕を縮める際に手を閉じる習性があることを本発明者らは見出した。その知見に基づいて手乾燥装置の開口凹部に手を出し入れする使用者を観察すると、やはり手乾燥装置の開口凹部に手を挿入する際にも、手を広げながら挿入していることを発見した。そのため、開口凹部の幅方向における中央近傍に着目すると、少なくとも手を挿入する際には手を広げているから、その手の親指等が通過して手が検知されることになる。
そこで、この態様では、幅方向において開口凹部の中央側、すなわち中央寄り若しくは中央に配置されている発信素子を発信させ、他の発信素子は発信させないことで、節電モードにおける手の検知精度低下を軽微なものとしながら節電を図ることができる。
本願請求項4に係る手乾燥装置では、前記制御手段は、前記節電モードにおいて、前記幅方向において前記開口凹部の中央側に配置された発信素子によって使用者の手の挿入を検知した場合には、前記送風機を駆動させることを特徴とする。
上述したように本発明では、開口凹部の中央側に配置された発信素子による使用者の手の検知をトリガとして、節電モードから通常モードへと移行している。そのため、節電モードで制御されている場合において開口凹部に使用者が手を挿入すると、その手の挿入を検知して節電モードから通常モードへと移行し、その後通常モードにおける処理手順に従って送風機を駆動することになる。しかしながら、このような手順を踏むと、使用者が開口凹部に手を挿入してから送風機が駆動するまでにタイムラグが発生してしまい、使用者が違和感を覚える場合もある。そこで、この態様では、節電モードで制御されている場合において、開口凹部の中央側に配置された発信素子によって使用者の手の挿入を検知した場合には、通常モードへの移行手順とは独立して送風機を駆動させるように制御することを特徴としている。このような制御を実行することで、上述したようなタイムラグを違和感の無い状態まで短くすることができる。
本願請求項5に係る手乾燥装置では、前記節電モードにおいて発信する発信素子の位置を、使用者が認識可能なように構成したことを特徴とする。
この態様によれば、節電モードにおいて発信する発信素子の位置を使用者が認識可能なように構成しているので、使用者はどこに手をかざしたらよいかを明確に認識することができ、センサによる消費電力を抑制した節電モードにおいても、使用者の手の検知がより円滑なものとなる。
本願請求項6に係る手乾燥装置では、前記開口凹部に使用者が手を挿入し、前記制御手段が前記送風機を駆動させた後に、前記制御手段は常に前記節電モードを実行することを特徴とする。
上述したように本発明では、節電モードの実行により節電を図りながらも、使用者の手の挿入を検知すると、通常モードへ移行して使用者の手の検知を確実なものとし、使い勝手のよいものとしている。そのため、開口凹部に使用者が手を挿入して送風機を駆動させた後に常に節電モードを実行することで、使い勝手を損なうことなく節電することができる。
本願請求項7に係る手乾燥装置では、前記受信素子は、前記節電モードにおいて発信する発信素子に対面する位置に一つ設けられており、前記複数の発信素子全てが発信する信号を受信可能なように構成されており、前記節電モードにおいて発信する発信素子に印加される電圧は、前記通常モードにおいて発信する発信素子に印加される電圧よりも低くなるように構成されることを特徴とする。
上述したように本発明では、節電モードで開口凹部中央側の発信素子のみを発信させ、通常モードでは全ての発信素子を発信させている。
この態様によれば、受信素子は、節電モードにおいて発信する発信素子に対面する位置に一つ設けられており、複数の発信素子全てが発信する信号を受信可能なように構成されているので、節電モードにおいて発信する発信素子との距離が最も短いものとなる。したがって、節電モードにおいて発信する発信素子に印加する電圧を通常モードにおいて発信する発信素子に印加する電圧よりも低くしたとしても、互いに最短距離に配置されている発信素子と受信素子との間での信号の授受には影響が少ないので、節電モードにおける手の検知精度低下を軽微なものとしながら、より節電効果を高めることができる。
本願請求項8に係る手乾燥装置では、前記節電モードにおいて発信する発信素子は、前記通常モードにおいては、第1の時間間隔ごとに発信し、前記節電モードにおいては、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔ごとに発信することを特徴とする。
この態様では、節電モードにおいて発信する発信素子が、通常モードにおいては第1の時間間隔ごとに発信し、節電モードにおいては第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔ごとに発信するので、発信素子の発信頻度を高めることが可能となり、上述したような親指等の一時的な通過といった検知しにくい事象に対してもその検知精度をより高めることができる。
本願請求項9に係る手乾燥装置では、前記制御手段は、前記発信素子が発信した信号を前記受信素子が受信する前記センサの状態変化に基づいて使用者の前記開口凹部への手の挿入を検知するものであって、前記通常モードにおいては、前記センサの状態変化が第1の継続時間の間継続すると使用者の手が挿入されたと検知し、前記節電モードにおいては、前記センサの状態変化が前記第1の継続時間よりも短い第2の継続時間の間継続すると使用者の手が挿入されたと検知することを特徴とする。
この態様によれば、発信素子が発信した信号を受信素子が受信するセンサの状態変化に基づいて開口凹部への使用者の手の挿入を検知するものである場合に、通常モードにおける第1の継続時間よりも、節電モードにおける第2の継続時間を短くすることで、センサの状態変化が短い間であったとしても検知することが可能となるので、上述したような親指等の一時的な通過といった検知しにくい事象に対してもその検知精度をより高めることができる。
本発明によれば、センサの消費電力を抑制しつつ、使用者の手が開口凹部に挿入されたことを検知する精度の低下を極力抑制することができる手乾燥装置を提供することができる。
本発明の実施の形態である手乾燥装置を洗面所に設置した状態を示す斜視図である。 図1に示す手乾燥装置の斜視図である。 図1に示す手乾燥装置の内部構造を示す斜視図である。 図1に示す手乾燥装置の一部省略正面図である。 図1に示す手乾燥装置の一部省略背面図である。 図4のA−A線における断面図である。 図4のB−B線における断面図である。 図1に示す手乾燥装置のセンサの配置状態を示す概略平面図である。 図1に示す手乾燥装置のセンサの配置状態であって、節電モード時の発信状態を示す概略平面図である。 通常モードと節電モードとの切り替えを説明するためのフローチャートである。 センサが手を検知した場合に送風機を動作させるタイミングを説明するためのタイミングチャートである。 通常モードの際の発信素子の発信状態を説明するためのタイミングチャートである。 節電モードの際の発信素子の発信状態を説明するためのタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態である手乾燥装置について説明する。図1は本発明の実施の形態である手乾燥装置を洗面所に設置した状態を示す斜視図、図2は手乾燥装置の斜視図、図3は手乾燥装置の内部構造を示す斜視図、図4は手乾燥装置の一部省略正面図、図5は手乾燥装置の一部省略背面図である。また、図6は図4のA−A線における断面図、図7は図4のB−B線における断面図、図8は図1に示す手乾燥装置のセンサおよび送風路の配置状態を示す概略平面図である。
図1に示すように、本実施形態の手乾燥装置1は、例えば、洗面所などの壁面Wに設置されている水栓24付きの洗面器20の側方に設置され、水栓24および洗面器20を利用して手を洗った人が、濡れた手を乾燥するために使用するものである。
図2〜図7に示すように、手乾燥装置1は、ファンモータ13f、13rが内蔵されたハウジング2と、ハウジング2の上面に開口部3を有し当該ハウジング2の正面側部材10fおよび背面側部材10rによって形成された開口凹部4と、ファンモータ13f、13rから送給される空気流を開口凹部4内へ吹き出すために正面側部材10fおよび背面側部材10rにそれぞれ水平方向に直線状に等間隔に列設された複数のノズル5f、5rとを備えている。
また、開口凹部4を構成するハウジング2の右側面には側面部材7aが着脱可能に装着され、側面部材7aには、水滴の通過を防止するルーバー6を有する台形状の通気口9が設けられている。なお、ハウジング2の左側面にも側面部材7aと鏡面対称な形状を有する側面部材7bが着脱可能に装着されている。そして、開口凹部4内に挿入された濡れた手から吹き飛ばされた水滴を回収するため、ハウジング2の底部に、回収容器11が着脱可能に取り付けられている。
ファンモータ13fは、送風路14を介して、正面側部材10fに設けられたノズル5fへ空気流を送給し、ファンモータ13rは、送風路15を介して、背面側部材10rに設けられたノズル5rへ空気流を送給する。また、送風路14の一部をなす分岐送風路14a、14bは、隣り合うセンサ発信部12aの間、すなわち各センサ発信部12aの横側に配置され、送風路15の一部をなす分岐送風路15a、15bは、センサ受信部12bの左右両横側に配置されている。
また、開口部3から開口凹部4内に挿入された手を検知してファンモータ13f、13rを駆動させるため、図8に示すように、正面側部材10fのノズル5fの下方には3個のセンサ発信部12a1、12a2、12a3が水平方向に等間隔に列を成すように列状配置され、背面側部材10rのノズル5rの下方には1個のセンサ受信部12bが水平方向の中央部に配置されている。
図8に示すように、センサ発信部12a1、12a2、12a3およびセンサ受信部12bは、3つのセンサ発信部12a1、12a2、12a3からの信号が、一つのセンサ受信部12bで受信されるように、その位置および姿勢が設定されている。なお、本実施形態では、センサ発信部12a1、12a2、12a3としてLED(発光ダイオード、発信素子)を、センサ受信部12bとしてPD(フォトIC、受信素子)を用いており、センサ発信部12a1、12a2、12a3が発信(発光)する信号(光)が、センサ受信部12bで受信(受光)されるが、これらに限定するものではない。
本実施形態では、センサ発信部12a1、12a2、12a3の発信状態を異ならせることで、通常モードと節電モードとを備えている。通常モードは、センサ発信部12a1、12a2、12a3の全てが発信するモードであり、節電モードは、センサ発信部12a2のみが発信するモードである。尚、図には明示していないが、節電モードにおいて発信するセンサ発信部12a2の位置が使用者に認識できるように、何らかの表示をすることが好ましい。この表示態様は特定のものに限られず、節電モードにおいて発信しているセンサ発信部が、センサ発信部12a2のみであることが認識可能であればいかなる表示態様も採用することができる。
続いて各モードについて説明するが、まず、通常モードについて説明する。通常モードにおいては、センサ発信部12a1、12a2、12a3全てが所定のパルスで信号をセンサ受信部12bに向けて発信し続けている。開口凹部4内に手が挿入されていなければ、センサ発信部12a1、12a2、12a3全てが発信する信号は、センサ受信部12bで受信し続けるが、ひとたび手を挿入して、センサ発信部12a1、12a2、12a3からの信号のうち、いずれか一つでも遮られると検知状態となる。
より具体的には、センサ発信部12a1、12a2、12a3においては、例えば、20ミリ秒おきに10ミリ秒ずつひとつの発信部から信号を発信する動作を順番に行うことを繰り返し、この発信に同期して、センサ受信部12bで信号を受信する。ひとつのセンサ発信部から発信された信号が開口凹部4内に挿入された手によって遮られ、センサ受信部12bで受信されないと検知開始となり、パルスが5回続けて受信されないと検知確定となって、ファンモータ13f、13rを駆動させるなどの制御を行う。
図8に示すように、開口凹部4内に挿入された手を検知する基準点として、検知ポイント19a、19b、19cを想定しており、センサ発信部12a1、12a2、12a3とセンサ受信部12bを結ぶ直線が、それぞれ検知ポイント19a、19b、19cを通過する。検知ポイント19a、19b、19cは所定の間隔をあけて配置されているが、この間隔は、たとえば、片手の掌の横幅よりもやや小さい寸法としておけば、開口凹部4内のどの場所に手を挿入しても手を検知できる。実際には検知ポイント以外でも、センサ発信部12a1、12a2、12a3とセンサ受信部12bを結ぶ直線を手で遮れば、検知となる。
検知ポイント19bでは、センサ発信部12a1および12a3とセンサ受信部12bを結ぶ直線が、挿入した手と略直交するので、指の隙間などがあれば信号が通過してセンサ受信部12bで受信してしまうので検知漏れとなってしまう。一方、検知ポイント19aおよび19cでは、センサ発信部12a1および12a3とセンサ受信部12bを結ぶ直線が斜めに通過しているため、指の隙間を信号が通過しにくくなり、検知漏れは生じにくい。
開口凹部4に両手を挿入する場合は、検知ポイント19bは両手の間に位置するため手を検知しにくいが、検知ポイント19a、19cの少なくとも一方は右手または左手を検知するので、実際の使用上、検知漏れは生じない。また開口凹部4に片手を挿入する場合は、検知ポイント19a、19b、19cのいずれかひとつ以上は検知する。
また、図8に示すように、検知ポイント19aおよび19cで、センサ発信部12a1および12a3とセンサ受信部12bを結ぶ直線が斜めに通過するようにしたため、センサ発信部12a1および12a3は開口凹部4の両端部寄りに配置されている。
続いて、節電モードについて説明する。節電モードにおいては、図9に示すように、センサ発信部12a2のみが所定のパルスで発信し、信号をセンサ受信部12bに向けて発信し続けている。開口凹部4内に手が挿入されていなければ、センサ発信部12a2が発信する信号は、センサ受信部12bで受信し続けるが、ひとたび手を挿入して、センサ発信部12a2からの信号が遮られると検知状態となる。
上述したように、センサ発信部12a2に対応する検知ポイント19bは両手の間に位置するため、一見、節電モードにおいてセンサ発信部12a2のみを発信させて手の挿入を検知させることは適さないと思われる。しかしながら、節電モードの特性、すなわち、節電状態(スリープ状態)から通常状態へと移行するトリガとして手を検知できれば足りることと、開口凹部4に手を入れる際の手の状態に着目すれば、必ずしも大きな問題とはならない。具体的には、節電モードにおいては、開口凹部4への手の挿入の検知は通常モードへと移行するためのトリガにすぎないため、一時的に手が挿入されたことを検知可能であれば足りる。そのため検知ポイント19bを手の一部が一時的に通過したことを検知し、その後開口凹部4に手が挿入されている間は通常モードにおいてセンサ発信部12a1、12a2、12a3全てを発信させれば、精度良く手を検知してファンモータ13f、13rを駆動させ、確実に手を乾燥させることが可能となる。
また、手乾燥装置1の開口凹部4に手を出し入れする際の手の動きに着目すれば、次のような知見が得られる。一般的に使用者は、少し離れた物を取る際に、腕を伸ばしながら手を開いてその物を掴み、掴んだ状態のまま腕を元の位置まで戻す動作をする。この動作に代表されるように、使用者は腕を伸ばす際に手を開き、腕を縮める際に手を閉じる習性がある。そのため、手乾燥装置1の開口凹部4に手を出し入れする使用者を観察すると、やはり開口凹部4に手を出し入れする際にも、手を入れる際には手を広げながら入れて、手を出す際には手を閉じながら出す動作をする場合が多い。そのため、開口凹部4の幅方向における中央近傍、すなわち検知ポイント19bに着目すると、少なくとも手を入れる際には手を広げているから、検知ポイント19bを手の親指等が通過することになる。しかしながら、上述したように手を出す際には手を閉じてしまう場合も多いことから、この開口凹部4の中央側の検知ポイント19bで常に使用者の手を検出することは困難である。そこで本実施形態では、この開口凹部4の中央側の検知ポイント19bにおける検出をトリガとして節電モードから通常モードへと移行させることで、節電モードにおいて発信させるセンサ発信部の数をセンサ発信部12a2一つだけという最小限なものとしつつ、開口凹部4への手の挿入を確実に検知し、その検知に基づいて通常モードに移行することでその後の使用者の手の出し入れに伴う制御を違和感のないようなものとすることができるものとしたのである。
続いて、通常モードと節電モードとを切り替えて実行するフローチャートを図10に示し、その切り替えフローについて説明する。ステップS01では、通常モードでの制御が実行され、センサ発信部12a1、12a2、12a3の全てを発信させる。センサ発信部12a1、12a2、12a3の発信状態を示すタイミングチャートの例を図11に示す。図11に示すように、センサ発信部12a1、12a2、12a3においては、t3おきにtw1ずつひとつの発信部から信号を発信する動作を順番に行うことを繰り返し、この発信に同期して、センサ受信部12bで信号を受信している。更に、センサ発信部12a1の発信、センサ発信部12a2の発信、センサ発信部12a3の発信は、それぞれt4ずつずれて発信されており、検知ポイント19a、19b、19cのいずれかにおいて信号が発信されている状態となっている。尚、この場合の各パルスの信号強度はV1であり、各センサ発信部12a1、12a2、12a3には、この信号強度V1で信号を発信できるように所定の電圧が印加される。
ステップS02では、開口凹部4に手が挿入されたことを検知したか判断する。具体的には、センサ発信部12a1、12a2、12a3のひとつのセンサ発信部から発信された信号が開口凹部4内に挿入された手によって遮られ、センサ受信部12bで受信されないと検知開始となり、5回続けて受信されないと検知確定となる。検知確定となればステップS03の処理に進み、検知確定とならなければステップS06の処理に進む。
ステップS03では、ファンモータ13f、13rの駆動を開始する。ファンモータ13f、13rの駆動状態を継続したままステップS04の処理に進む。ステップS04では、開口凹部4に挿入された手が非検知状態となっているか又はファンモータ13f、13rの駆動を開始してから1分が経過したかを判断する。開口凹部4に挿入された手が非検知状態となっているか又はファンモータ13f、13rの駆動を開始してから1分が経過していなければステップS04の判断を継続し、そうでなければステップS05の処理に進む。ステップS05では、ファンモータ13f、13rの駆動を停止し、ステップS02の処理に戻る。
ステップS06では、開口凹部4に手が挿入されたことを検知しない非検知状態となって30分が経過したかを判断する。非検知状態となって30分が経過していなければステップS02の処理に戻り、非検知状態となって30分が経過していればステップS07の処理に進む。尚、本実施形態では非検知状態となって30分が経過してからステップS07の節電モードでの制御に移行するように構成しているけれども、節電モードへの移行タイミングはこれに限られるものではない。例えば、非検知状態となって即座に節電モードへ移行することも好ましい態様である。後述するように本実施形態では節電モードからの復帰を確実に行うように構成しているので、非検知状態となって即座に節電モードへ移行しても使用者が不便と感じることはない。また、使用者がスイッチを操作することで節電モードへ移行することも好ましく、タイマを備えて特定の時間帯(例えば夜間など)に節電モードへと移行することも好ましい。
ステップS07では、節電モードでの制御が実行され、センサ発信部12a2のみを発信させる。節電モードでのセンサ発信部12a1、12a2、12a3の発信状態を示すタイミングチャートの例を図12に示す。図12に示すように、センサ発信部12a1、12a3においては信号を発信する動作を行っていない。一方、センサ発信部12a2においては、t5おきにtw2ずつひとつの発信部から信号を発信する動作を順番に行うことを繰り返し、この発信に同期して、センサ受信部12bで信号を受信している。尚、この場合のパルスの信号強度はV2であり、センサ発信部12a2には、この信号強度V2で信号を発信できるように所定の電圧が印加される。
ステップS01(図11参照)とステップS12(図12参照)とを比較すると、V1はV2よりも大きくなるように、t3はt5よりも長くなるように、tw1はtw2よりも広く(長く)なるように、それぞれ制御されている。
通常モードにおいては、センサ発信部12a1、12a2、12a3の全てが発信状態となっている。従って、それぞれの信号強度V1は、センサ受信部12bに最も遠いセンサ発信部12a1、12a3が発信する信号がセンサ受信部12bに確実に届くように設定されている。一方、節電モードでは、センサ発信部12a2のみが発信状態であり、センサ発信部12a2が発信する信号がセンサ受信部12bに届けば足りる。そこで、センサ発信部12a2は、センサ発信部12a1、12a3よりもセンサ受信部12bに近いので、信号強度V1よりも弱い信号強度V2で発信されている。
ステップS08では、開口凹部4に手が挿入されたことを検知したか判断する。具体的には、センサ発信部12a2から発信された信号が開口凹部4内に挿入された手によって遮られ、センサ受信部12bで受信されないと検知開始となり、3回続けて受信されないと検知確定となる。検知確定となればステップS09の処理に進み、検知確定とならなければステップS08の処理を継続する。
ステップS09では、ファンモータ13f、13rの駆動を開始する。ファンモータ13f、13rの駆動状態を継続したままステップS10の処理に進む。ステップS10では、節電モードから通常モードへと移行し、ステップS04の処理に進む。
上述したようにステップS03及びステップS09の、ファンモータ13f、13rの駆動はステップS02及びステップS08における手の挿入の検知によって制御されている。図13に手の検知とファンモータ13f、13rの駆動との関係をタイミングチャートで示す。図13に示すように、センサ受信部12bで信号を受信しており、その信号の受信が途絶えると検知開始となる。上述したように、ステップS02の通常モードでの検知では、信号パルスが5回続けて受信されないと検知確定となり、ステップS08の節電モードでの検知では、信号パルスが3回続けて受信されないと検知確定となる。図13に示すtsが、この検知確定となるための時間である。tsが通常モードでは長く、節電モードで短いのは、節電モードではセンサ発信部12a2のみから信号を発信しているため、手の検知がし難い場合もあり、そのような場合に備えて検知確定となる時間を短くすることで、使用者が違和感を覚えないようにしている。
また、センサ発信部12a1、12a2、12a3及びセンサ受信部12bの位置は、ノズル5f、5rよりも下方に配置されているので、手を開口凹部4から引き出す場合にはいわゆるディレー制御を行うことが好ましい。使用者の手が、センサ発信部12a1、12a2、12a3及びセンサ受信部12bによって検知されなくなると、すなわちセンサ受信部12bがセンサ発信部12a1、12a2、12a3から発信される信号を受信し始めると、ファンモータ13f、13rの駆動を停止する。この場合、センサ受信部12bがセンサ発信部12a1、12a2、12a3から発信される信号を受信し始めてから所定時間td後にファンモータ13f、13rの駆動を停止する。
1:手乾燥装置
2:ハウジング
3:開口部
4:開口凹部
5f、5r:ノズル
6:ルーバー
7a:側面部材
7b:側面部材
9:通気口
10f:正面側部材
10r:背面側部材
11:回収容器
12a:センサ発信部
12a1、12a2、12a3:センサ発信部
12b:センサ受信部
13f、13r:ファンモータ
14:送風路
14a、14b:分岐送風路
15:送風路
15a、15b:分岐送風路
19a、19b、19c:検知ポイント
20:洗面器
24:水栓
W:壁面

Claims (9)

  1. 使用者の手に空気を吹き付けて乾燥させる手乾燥装置であって、
    空気を吹き出す送風機と、
    前記送風機を内蔵するハウジングと、
    使用者の手が挿入される空間が構成されるように、前記ハウジングの正面側部材と背面側部材とによって形成され、かつ前記ハウジングの上面に開口した開口凹部と、
    前記正面側部材及び背面側部材のそれぞれに設けられ、前記送風機が吹き出す空気を前記開口凹部内に吹き出させるノズルと、
    複数の発信素子及び少なくとも一つの受信素子からなり、前記開口凹部への手の挿入を検知するためのセンサと、
    前記複数の発信素子からの発信状態を制御し、前記センサが使用者の手を検知すると前記送風機を駆動させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記複数の発信素子全てを発信させるように制御する通常モードと、
    前記複数の発信素子の少なくとも一つを発信させる一方で、他の発信素子は発信させないように制御する節電モードと、を備えることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記制御手段は、前記節電モードにおいて前記センサが使用者の手の挿入を検知した場合には、前記通常モードへと移行することを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記複数の発信素子は前記背面側部材又は前記正面側部材に、正面視して幅方向において列を成すように配置されており、
    前記制御手段は、前記節電モードにおいては、
    前記幅方向において前記開口凹部の中央側に配置された発信素子を発信させ、
    その発信させる発信素子よりも外側に配置される発信素子は発信させないように制御することを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記制御手段は、前記節電モードにおいて、前記幅方向において前記開口凹部の中央側に配置された発信素子によって使用者の手の挿入を検知した場合には、前記送風機を駆動させることを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  5. 前記節電モードにおいて発信する発信素子の位置を、使用者が認識可能なように構成したことを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  6. 前記開口凹部に使用者が手を挿入し、前記制御手段が前記送風機を駆動させた後に、
    前記制御手段は常に前記節電モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  7. 前記受信素子は、前記節電モードにおいて発信する発信素子に対面する位置に一つ設けられており、前記複数の発信素子全てが発信する信号を受信可能なように構成されており、
    前記節電モードにおいて発信する発信素子に印加される電圧は、前記通常モードにおいて発信する発信素子に印加される電圧よりも低くなるように構成されることを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  8. 前記節電モードにおいて発信する発信素子は、
    前記通常モードにおいては、第1の時間間隔ごとに発信し、
    前記節電モードにおいては、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔ごとに発信することを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  9. 前記制御手段は、前記発信素子が発信した信号を前記受信素子が受信する前記センサの状態変化に基づいて使用者の前記開口凹部への手の挿入を検知するものであって、
    前記通常モードにおいては、前記センサの状態変化が第1の継続時間の間継続すると使用者の手が挿入されたと検知し、
    前記節電モードにおいては、前記センサの状態変化が前記第1の継続時間よりも短い第2の継続時間の間継続すると使用者の手が挿入されたと検知することを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
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