JP5321288B2 - 通信エリア形成装置監視システム、方法及びプログラム並びに監視制御装置 - Google Patents

通信エリア形成装置監視システム、方法及びプログラム並びに監視制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置を監視するシステム、方法、プログラム及び装置に関する。
携帯電話サービスエリアの不感地対策として、基地局と移動局との信号を中継する無線中継装置が用いられている。
一般的に無線中継装置は、一つの無線基地局に対して複数設置されるものであり、しかも各々の無線基地局が複数備える子機のそれぞれが伝播エリアを形成する。したがって、無線中継装置が形成する伝播エリアの数は、無線基地局が形成する伝播エリアの数と比較して飛躍的に大きな数となる。
特許文献1には、全ての基地局を試験するのではなく、ある時間内に一度も呼処理が行われなかった基地局のみを故障被疑と判断し、現場で試験を試みることで効率的に試験を行う発明が開示されている。
中継装置の試験に関連する技術は、特許文献2にも開示されている。特許文献2に開示される発明は、複数の送受信部を備えた中継装置をテストする際に、任意の送受信部に接続された第1のテスト装置から、他の送受信部に接続された第2のテスト装置における仮想ネットワーク宛てにテストデータを送出し、このテストデータを第2のテスト装置で受信して、受信したデータを確認することによって中継装置の評価を行うものである。
特開平10−42347号公報 特開平9−200209号公報
無線基地局や無線中継装置においては、保守作業員が基地局や子機の伝播エリア内の現場において測定器を用いて正常性を確認する方法がある。
しかしながら、無線中継装置で言えば全ての子機の配下で毎回試験を行うことは、多くの作業員の手間や時間が必要になり効率的ではない。
無線中継装置の子機のように屋内に複数設置した構成に対して特許文献1に開示される発明を適用することによって、全ての子機を網羅的に試験する必要を無くし、試験の効率を向上させることが考えられる。しかし、実際には、屋内に複数設置された無線中継装置の子機の試験に特許文献1の手法を適用すると、隣接エリアで受信している状態が発生することも想定されうるため、意図しているエリアの子機で計画通りに受信できているか否かを確認するための方法が必要となる。また、使用状態によっては、特定のエリアの子機については、単に使用されていないだけであっても、故障被疑として現場での試験の対象となってしまうことも考えられる。
さらに、試験は遠隔で確認できれば効率的であり、上述の故障子機や、計画していた子機のエリアではなく隣接子機の電波でサービスができている状態を検出する必要がある。
また、中継装置をテストするにあたって、特許文献2に開示される発明も検討されている。
特許文献2については、仮想ネットワークアドレスをテストデータの受信側となる第2のテスト装置に入力する方法である。特許文献2に開示される発明は、評価の対象として単一の中継装置を想定した場合に有効的である。しかし、特許文献2に開示される発明は、複数の子機から構成される中継装置において、所定の端末から所定の子機を経由して受信することを確認する目的にそのまま使用するのは困難である。
このように、所定の端末から所定の子機を経由して受信することの確認することにより、所定の子機が計画したエリアに設置されているかの確認を行える通信エリア形成装置監視システム及び方法並びに監視制御装置は提供されていなかった。
本発明は係る問題を鑑みてなされたものであり、所定の端末から所定の子機を経由して受信することの確認することにより、所定の子機が計画したエリアに設置されているかの確認を行える通信エリア形成装置監視システム、方法及びプログラム並びに監視制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、携帯端末と無線通信を行う無線通信手段を備え、該無線通信手段が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置と、通信エリア内に設置され、割り振られた所定の端末IDを所定のタイミングにおいて通信エリア形成装置へ無線通信によって送信する端末ID送信装置と、所定のタイミングにおいて、通信エリア形成装置が端末ID送信装置から所定の端末IDを無線通信手段を介して受信できたか否かを監視し、その結果を表示する手段を備えた監視制御装置とを有することを特徴とする通信エリア形成装置監視システムを提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、携帯端末と無線通信を行う無線通信手段を備え、該無線通信手段が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置を監視する監視制御装置あって、所定のタイミングにおいて、通信エリア形成装置が通信エリア内に設置された端末ID送信装置から無線通信手段を介して所定の端末IDを受信できたか否かを監視し、その結果を表示する手段を備えた監視制御装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、携帯端末と無線通信を行って通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置が形成する通信エリア内に設置された端末ID送信装置から、割り振られた所定の端末IDを所定のタイミングにおいて通信エリア形成装置へ無線通信によって送信し、所定のタイミングにおいて、通信エリア形成装置が端末ID送信装置から所定の端末IDを無線通信手段を介して受信できたか否かを監視することを特徴とする通信エリア形成装置監視方法を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、携帯端末と無線通信を行う無線通信手段を備え、該無線通信手段が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置に接続されたコンピュータを制御するプログラムであって、コンピュータに、所定のタイミングにおいて、通信エリア形成装置が通信エリア内に設置された端末ID送信装置から無線通信手段を介して所定の端末IDを受信できたか否かを監視させ、その結果を表示させることを特徴とする通信エリア形成装置監視プログラムを提供するものである。
本発明によれば、所定の端末から所定の子機を経由して受信することの確認することにより、所定の子機が計画したエリアに設置されているかの確認を行える通信エリア形成装置監視システム、方法及びプログラム並びに監視制御装置を提供できる。
本発明に係る通信エリア形成装置監視システムの構成を示す図である。 本発明を好適に実施した第1の実施形態に係る無線中継装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る無線中継装置の機能構成を示す図である。 メモリ内に格納されるデータの構造を示す図である。 第1の実施形態に係る無線中継装置の動作の流れを示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態に係る無線中継装置の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る無線中継装置の機能構成を示す図である。 メモリ内に格納されるデータの構造を示す図である。 第2の実施形態に係る無線中継装置の動作の流れを示す図である。 第2の実施形態に係る無線中継装置の動作の流れを示す図である。
本発明に係る通信エリア形成装置監視システムは、図1に示すように、携帯端末と無線通信を行う無線通信部11を備え、無線通信部11が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網50に接続する通信エリア形成装置10と、通信エリア内に設置され、割り振られた所定の端末IDを所定のタイミングにおいて通信エリア形成装置10へ無線通信部31を用いて送信する端末ID送信装置30と、所定のタイミングにおいて、通信エリア形成装置10が端末ID送信装置30から所定の端末IDを無線通信部11を介して受信できたか否かを監視し、その結果を表示する監視制御装置40とを有する。
このような構成とすることにより、所定のタイミングにおいて通信エリア形成装置10が端末ID送信装置30から所定の端末IDを無線通信部11を介して受信できたか否かに基づいて通信エリア形成装置10が正常に動作しているか否かを監視できる。この監視動作は、通信エリア形成装置10が設置された場所へ測定者が出向いて人手で行う必要はなく、監視制御装置40が遠隔操作で自動的に行える。通信エリア形成装置10としては、基地局と携帯端末との無線通信を中継する無線中継装置のみならず、無線基地局としても適用可能である。なお、通信エリア形成装置10と通信網50との接続形態は、有線接続及び無線接続のいずれでも良く、特定の接続形態に限定されることはない。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図2に、無線中継装置の構成を示す。無線中継装置は、基地局と携帯端末との無線通信を中継する装置であり、親機110、子機210、220及び監視制御装置410を有する。なお、親機110及び子機210、220は図1における通信エリア形成装置10に相当する。また、携帯端末310、320は図1における端末ID送信装置30に相当する。また、基地局510は図1における通信網50の一部に相当する。制御監視装置410は、図1における制御監視装置40に相当する。
監視制御装置410は親機110に接続されている。監視制御装置410の機能は、一般的なコンピュータ端末に監視制御プログラムの実行させることによってソフトウェア処理で実現可能である。また、子機210、220も親機110に接続されている。携帯端末310は、被試験対象の子機210のエリア内に固定設置されている。
図3に示すように、親機110は、自機の動作を制御する制御部112と、基地局510と送受信するためのドナーアンテナ113とを有する。制御部112は、監視動作を実行する監視制御部1121と一般的な無線中継装置としての機能(通常の携帯端末と基地局510との中継)を司る無線通信部1122とを備えている。また、親機110は、携帯端末の端末IDの登録及び監視するためのメモリ111を備えている。図4に、メモリ111内に格納されるデータの構造を示す。
子機210、220は、自機の動作を制御する制御部211、221と、携帯電話端末310、320と送受信するためのサービスアンテナ212、222とを有する。制御部211、221は、監視動作を実行する監視制御部2111、2211と一般的な無線中継装置としての機能(通常の携帯端末と基地局510との中継)を司る無線通信部2112、2212とを備えている。サービスアンテナ212、222は、図1における無線通信部11に相当する。監視制御装置410は、子機210、220を監視し、親機110を管理する。
基地局510から通常の携帯端末(予め所定の場所に設置される携帯端末310、320以外に、本来、無線通信サービスを享受する目的でユーザが用いるもの)への下り無線信号は、ドナーアンテナ113で電気信号に変換され、無線通信部1122から無線通信部2112、2212へと伝送され、サービスアンテナ212、222で再び無線信号に変換されて送出される。また、通常の携帯端末から基地局510への上り無線信号は、サービスアンテナ212、222で電気信号に変換され、無線通信部2112、2212から無線通信部1122へと伝送され、ドナーアンテナ113で再び無線信号に変換されて送出される。
本実施形態に係る無線中継装置の動作について説明する。図5に、無線中継装置の動作の流れを示す。
まず、親機110と接続されている監視制御装置410から監視制御部1121へ指示を送り、親機110のメモリ111の「受信すべきID」列に、子機210、220の各々のサービスエリア内に設置した携帯端末310、320の端末ID311、321を登録する(ステップS101)。
携帯端末ID311、321が登録されている状態で、監視制御装置410から監視制御システムを起動する(ステップS102)。
システム起動後、監視制御装置410は設定時間の範囲内にあるかを監視する(ステップS103)。設定時間の範囲内にあるならば(ステップS103/Yes)、親機110を介して子機210に指示を送り、監視制御部2111に携帯端末310からの信号をモニタさせる(ステップS104)。
そして、設定時刻内の所定のタイミングにおいて携帯端末310から信号315が送信される(ステップS105)。この時携帯端末310が送信する信号の一例としては、レジストレーションが挙げられる。
子機210の監視制御部2111は、信号315を受信できたならば(ステップS106/Yes)、受信した端末IDを親機110向けの信号215にセットする(ステップS107)。一方、携帯端末310からの信号315を受信できなければ(ステップS106/No)、nullを親機110向けの信号215にセットする(ステップS108)。
その後、子機210から親機110へ信号215を送出する(ステップS109)。親機110の監視制御部1121は、信号215を受信すると、メモリ111内の子機210の「受信結果」の列に信号215にセットされていた端末ID又はnullを書き込む(ステップS110)。
次に、監視制御装置410は、所定のタイミングにおいて親機110のメモリ111に記録されている情報を読み取り、結果を監視制御装置410に表示する(ステップS111)。
その後、監視を継続する場合には、監視制御装置410から監視継続の指示を親機110及び子機210、220へ送り、ステップS103へ進んで監視制御を続行する(ステップS112/監視継続)。監視動作を終了する場合には、監視制御装置410から終了の指示を親機110及び子機210、220へ送って監視動作を終了する(ステップS112/終了)。
このように、無線中継装置は、基地局510と携帯端末310、320との間の信号を中継する装置であり、携帯端末310、320と直接送受信するためのサービスアンテナ212、222が接続されている子機210、220が、その配下エリアに設置されて送受信されるべき携帯端末310、320から設定時間に送出される信号を受信することで、子機210、220が正常に動作していることを監視する。受信すべき端末から信号が受信されない場合、又は、複数設置された子機において被試験対象とは異なる子機でその信号が受信される場合は、被試験対象の子機が異常であるか、子機設置時とは伝播環境が変化しており、子機の設置場所を変更する必要があることを検出する。
親機110の配下の子機210で、受信すべき携帯端末310から正常に端末ID311が検出できていた(ステップS106/Yesであった)ならば、親機110のメモリ111の「受信すべきID」の列に設定していた端末ID311と、「受信結果」の列に書き込まれたIDとが一致するため、監視制御装置410は子機210が正常動作しているものと判断する。一方、決められた時間に携帯端末310から端末ID311が受信できなかった(ステップS106/Noであった)ならば、メモリ111において「受信すべきID」の列に設定していた端末ID311と、「受信結果」の列に書き込まれたnullとは一致しないため、監視制御装置410は子機210が正常ではないと判断し、その旨を表示する。
あるいは、受信すべき子機210以外の子機(例えば、子機220)の「受信結果」の列に携帯端末310の端末ID311が検出された場合は、監視制御装置410がこれを表示することで、ユーザは子機210が異常であるか、若しくは設置位置についての再検討が必要であることを確認できる。
上記の動作は子機210の監視する場合であるが、子機220が正常に動作しているか否かを監視する場合も同様であることは言うまでもない。
このように、本実施形態に係る無線中継装置は、携帯端末と直接送受信するためのサービスアンテナが接続されている複数の子機が各々設置された場所で計画通りに通信しているかや、伝播環境が変わった後でも設置場所で正常に通信が行われるかを自動監視し確認できる。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図6に、本実施形態に係る無線中継装置の構成を示す。
第1の実施形態と同様に、無線中継装置は、親機150、子機250、260及び監視制御装置410を有する。監視制御装置410は親機150に接続されている。また、子機250、260も親機150に接続されている。携帯端末310は、被試験対象の子機250のエリア内に固定設置されている。
図7に無線中継装置の機能構成を示す。第1の実施形態と同様に、親機150は、自機の動作を制御する制御部152と、基地局510との間でのMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信を実現するためのドナーアンテナ153、154とを有する。制御部152は、監視動作を実行する監視制御部1521と一般的な無線中継装置としての機能(通常の携帯端末と基地局510との中継)を司る無線通信部1522とを備えている。また、親機150は、携帯端末350、360の端末IDの登録及び監視するためのメモリ151を備えている。図8に、メモリ151内に格納されるデータの構造を示す。
子機250、260は、自機の動作を制御する制御部253、263と、携帯電話端末350、360と送受信するためのサービスアンテナ251、252、261、262とを有する。子機250には、MIMO通信を実現するためにアンテナ251及びアンテナ252の二つのアンテナが設けられている。同様に、子機260には、MIMO通信を実現するために、アンテナ261及びアンテナ262の二つのアンテナが設けられている。制御部253、263は、監視動作を実行する監視制御部2531、2631と一般的な無線中継装置としての機能(通常の携帯端末と基地局510との中継)を司る無線通信部2532、2632とを備えている。
監視制御装置410は、子機250、260を監視し、親機150を管理する。監視制御装置410は、親機150を介して子機250のアンテナ251、252を個別にイネーブル制御可能である。
基地局510から通常の携帯端末(予め所定の場所に設置される携帯端末350、360以外に、本来、無線通信サービスを享受する目的でユーザが用いるもの)への下り無線信号は、ドナーアンテナ153、154で電気信号に変換され、無線通信部1522から無線通信部2532、2632へと伝送され、サービスアンテナ251、252、261、262で再び無線信号に変換されて送出される。また、通常の携帯端末から基地局510への上り無線信号は、サービスアンテナ251、252、261、262で電気信号に変換され、無線通信部2532、2632から無線通信部1522へと伝送され、ドナーアンテナ153で再び無線信号に変換されて送出される。
MIMO通信ではチャネル間の相関を低くする必要があり、そのためにアンテナ251、252は、例えば直交する手段を講じた構成となっている。この構成においては、アンテナ251、252のエリア内で所望の携帯端末と通信できることを確認する必要がある。そのために、二つのアンテナ251、252を各々交互にイネーブルにし、第1の実施形態と同様の携帯端末350からの信号を2回送出し、子機250がそのエリア内で正常に動作していることを監視する。
図9、図10に、本実施形態に係る無線中継装置の動作の流れを示す。
まず、親機150と接続されている監視制御装置410から監視制御部1521へ指示を送り、親機150のメモリ151の「受信すべきID」列に、子機250、260の各々のサービスエリア内に設置した携帯端末350、360の端末ID351、361を登録する(ステップS201)。
その後、携帯端末ID351、361が登録されている状態で、監視制御装置410から監視制御システムを起動する(ステップS202)。
その後、監視制御装置410は、アンテナ251がイネーブル、アンテナ252がディセーブルとなるように子機250を制御する(ステップS203)。
子機250の制御が完了したら、監視制御装置410は、設定時間の範囲内にあるかを監視する(ステップS204)。設定時間の範囲内にあるならば(ステップS204/Yes)、親機150を介して子機250に指示を送り、携帯端末350からの信号をモニタさせる(ステップS205)。
そして、設定時間内の所定のタイミングにおいて携帯端末350から信号355が送信される(ステップS206)。この時携帯端末350が送信する信号の一例としては、レジストレーションが挙げられる。
子機250の監視制御部2531は、信号355を受信できたならば(ステップS207/Yes)、受信した端末IDを親機150向けの信号255にセットする(ステップS208)。一方、携帯端末350からの信号355を受信できなければ(ステップS207/No)、監視制御部2531はnullを親機150向けの信号255にセットする(ステップS209)。
その後、子機250から親機150へ信号255を送出する(ステップS210)。親機150の監視制御部1521は、信号255を受信すると、メモリ151内の子機250の「受信結果」の「アンテナ1」の列に信号255にセットされていた端末ID又はnullを書き込む(ステップS211)。
その後、監視制御装置410は、所定のタイミングにおいてアンテナ251がディセーブル、アンテナ252がイネーブルとなるように子機250を制御する(ステップS212)。
子機250の制御が完了したら、携帯端末350から信号355を送信する(ステップS213)。この時携帯端末350が送信する信号の一例としては、レジストレーションが挙げられる。
子機250の監視制御部2531は、信号355を受信できたならば(ステップS214/Yes)、受信した端末IDを親機150向けの信号255にセットする(ステップS215)。一方、携帯端末350からの信号355を受信できなければ(ステップS214/No)、監視制御部2531はnullを親機150向けの信号255にセットする(ステップS216)。
その後、子機250から親機150へ信号255を送出する(ステップS217)。親機150の監視制御部1521は、信号255を受信すると、メモリ151内の子機250の「受信結果」の「アンテナ2」の列に信号255にセットされていた端末ID又はnullを書き込む(ステップS218)。
次に、監視制御装置410は、所定のタイミングにおいて親機150のメモリ151に記録されている情報を読み取り、結果を監視制御装置410に表示する(ステップS219)。
その後、監視を継続する場合には、監視制御装置410から監視継続の指示を親機150及び子機250、260へ送り、ステップS103へ進んで監視制御を続行する(ステップS220/監視継続)。監視動作を終了する場合には、監視制御装置410から終了の指示を親機150及び子機250、260へ送って監視動作を終了する(ステップS220/終了)。
無線中継装置の親機150の配下の子機250で、受信すべき携帯端末350から正常に端末ID351が検出できていた(ステップS207、ステップS214がいずれもYesであった)ならば、親機150のメモリ151の「受信すべきID」の列に設定していた端末ID351と、アンテナ251、252のそれぞれの「受信結果」の列に書き込まれたIDとが一致するため、監視制御装置410は子機250が正常動作しているものと判断する。一方、決められた時間に携帯端末350から端末ID351が受信できなかった(ステップS207、ステップS214の少なくともいずれかでNoであった)ならば、メモリ151の「受信すべきID」の列に設定していた端末ID351と、アンテナ251、252の少なく一方の「受信結果」の列に書き込まれたnullとは一致しないため、監視制御装置410は子機250が正常ではないとして、その旨を表示する。
あるいは、受信すべき子機250以外の子機(例えば、子機260)の「受信結果」の列に携帯端末350の端末ID351が検出された場合は、監視制御装置410がこれを表示することで、ユーザは子機250が異常であるか、若しくは設置位置についての再検討が必要であることを確認できる。
上記の動作は子機250を監視する場合であるが、子機260が正常に動作しているか否かを監視する場合も同様であることは言うまでもない。
このように、本実施形態に係る無線中継装置は、携帯端末と直接送受信するためのサービスアンテナが接続されている複数の子機が各々設置された場所で計画通りに通信しているかや、伝播環境が変わった後でも設置場所で正常に通信が行われるかを自動監視し確認できる。
以上の例においては、子機が二つのアンテナを備える構成を例としたが、3以上のアンテナを備えた構成の子機においては、全てのアンテナの受信結果が受信すべきIDとして設定されていた端末IDと一致した場合に正常に通信可能であると判断すれば良い。
なお、上記実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることはない。
例えば、上記各実施形態においては、無線中継装置における監視動作を例として説明したが、無線基地局の伝播エリアにおいて無線基地局が正常に動作しているか否かの監視も同様の手順によって行える。
また、第2の実施形態においては、MIMO通信を行うことを想定しているため、全てのアンテナの受信結果が受信すべきIDとして設定されていた端末IDと一致した場合に正常に動作しているとしたが、複数のアンテナを備えている場合でもMIMO通信を行わない場合には、複数のアンテナの少なくともいずれかの受信結果が受信すべきIDとして設定されていた端末IDと一致した場合に正常に動作していると見なしてもよい。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
10 通信エリア形成装置
11、31 無線通信部
30 端末ID送信装置
40、410 監視制御装置
50 通信網
110 親機
111 メモリ
112、211、221、253、263 制御部
113、153 ドナーアンテナ
210、220、250、260 子機
212、222、252、262 サービスアンテナ
310、320、350、360 携帯端末
510 基地局
1121、2111、2221、2531、2631 監視制御部
1122、2112、2222、2532、2632 無線通信部

Claims (16)

  1. 携帯端末と無線通信を行う無線通信手段を備え、該無線通信手段が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置と、
    前記通信エリア内に設置され、割り振られた所定の端末IDを所定のタイミングにおいて前記通信エリア形成装置へ無線通信によって送信する端末ID送信装置と、
    前記所定のタイミングにおいて、前記通信エリア形成装置が前記端末ID送信装置から前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かを監視し、その結果を表示する手段を備えた監視制御装置とを有することを特徴とする通信エリア形成装置監視システム。
  2. 前記通信エリア形成装置は、前記通信エリア内に位置する携帯端末と前記通信網に接続された無線基地局とを中継する無線中継装置であることを特徴とする請求項1記載の通信エリア形成装置監視システム。
  3. 前記通信エリア形成装置は、前記無線通信手段を備えた少なくとも一つの子機と、前記無線基地局との通信手段を備えた親機とを有し、
    各々の子機が形成する各通信エリアには、子機に対応した前記端末ID送信装置が設置されており、
    前記監視制御装置は、前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かの結果を子機ごとに監視することを特徴とする請求項2記載の通信エリア形成装置監視システム。
  4. 前記監視制御装置は、前記所定のタイミングにおいて前記端末ID送信装置から送信された所定の端末IDが、対応しない子機において受信された場合には、その旨を表示することを特徴とする請求項3記載の通信エリア形成装置監視システム。
  5. 前記通信エリア形成装置は複数のアンテナを備え、前記無線通信手段は複数のアンテナの各々が形成する複数のパスを用いて前記携帯端末と多元接続による通信を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の通信エリア形成装置監視システム。
  6. 前記所定のタイミングにおいて、前記通信エリア形成装置が前記端末ID送信装置から前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かを、前記複数のアンテナのそれぞれについて監視することを特徴とする請求項5記載の通信エリア形成装置監視システム。
  7. 前記複数のアンテナの各々が形成する複数のパスの全てで、前記通信エリア形成装置が前記端末ID送信装置から前記所定の端末IDを受信できた場合に、前記通信エリア形成装置が正常に動作していると判断することを特徴とする請求項6記載の通信エリア形成装置監視システム。
  8. 携帯端末と無線通信を行う無線通信手段を備え、該無線通信手段が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置を監視する監視制御装置あって、
    所定のタイミングにおいて、前記通信エリア形成装置が前記通信エリア内に設置された端末ID送信装置から前記無線通信手段を介して所定の端末IDを受信できたか否かを監視し、その結果を表示する手段を備えた監視制御装置。
  9. 前記通信エリア形成装置が複数のアンテナを備え、前記無線通信手段が複数のアンテナの各々が形成する複数のパスを用いて前記携帯端末と多元接続可能である場合に、前記アンテナの各々の有効・無効を制御する手段を有することを特徴とする請求項8記載の監視制御装置。
  10. 前記通信エリア形成装置が、前記無線通信手段を備えた少なくとも一つの子機及び前記無線基地局との通信手段を備えた親機を有し、各々の子機が形成する各通信エリアに子機に対応した前記端末ID送信装置が設置されている場合には、
    前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かの結果を子機ごとに監視することを特徴とする請求項8又は9記載の監視制御装置。
  11. 携帯端末と無線通信を行って通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置が形成する前記通信エリア内に設置された端末ID送信装置から、割り振られた所定の端末IDを所定のタイミングにおいて前記通信エリア形成装置へ無線通信によって送信し、
    前記所定のタイミングにおいて、前記通信エリア形成装置が前記端末ID送信装置から前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かを監視することを特徴とする通信エリア形成装置監視方法。
  12. 前記通信エリア形成装置が前記無線通信手段を備えた少なくとも一つの子機及び前記無線基地局との通信手段を備えた親機を有し、各々の子機が形成する各通信エリアに子機に対応した前記端末ID送信装置が設置されている場合には、前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かの結果を子機ごとに表示することを特徴とする請求項11記載の通信エリア形成装置監視方法。
  13. 前記所定のタイミングにおいて前記端末ID送信装置から送信された所定の端末IDが、対応しない子機において受信された場合には、その旨を表示することを特徴とする請求項12記載の通信エリア形成装置監視方法。
  14. 携帯端末と無線通信を行う無線通信手段を備え、該無線通信手段が形成する通信エリア内に位置する携帯端末を通信網に接続する通信エリア形成装置に接続されたコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータに、所定のタイミングにおいて、前記通信エリア形成装置が前記通信エリア内に設置された端末ID送信装置から前記無線通信手段を介して所定の端末IDを受信できたか否かを監視させ、その結果を表示させることを特徴とする通信エリア形成装置監視プログラム。
  15. 前記通信エリア形成装置が複数のアンテナを備え、前記無線通信手段が複数のアンテナの各々が形成する複数のパスを用いて前記携帯端末と多元接続可能である場合に、前記コンピュータに、前記アンテナの各々の有効・無効を制御させることを特徴とする請求項14記載の通信エリア形成装置監視プログラム。
  16. 前記通信エリア形成装置が、前記無線通信手段を備えた少なくとも一つの子機及び前記無線基地局との通信手段を備えた親機を有し、各々の子機が形成する各通信エリアに子機に対応した前記端末ID送信装置が設置されている場合には、
    前記コンピュータに、前記所定の端末IDを前記無線通信手段を介して受信できたか否かの結果を子機ごとに監視させることを特徴とする請求項14又は15記載の通信エリア形成装置監視プログラム。
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