JP5320865B2 - プロジェクタおよびプロジェクタの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタおよびプロジェクタの制御方法に関するものである。
従来から、画像を投写するプロジェクタが利用されている。プロジェクタとしては、例えば、プロジェクタからスクリーンに向けて映像を投射し、スクリーンの輝度を輝度センサで検知し、測定された輝度データと基準データとを比較し、その差分と予め定められた標準値との差を小さくするようにプロジェクタの映像出力を調整するものが知られている。
特開2000−66166号公報 特開2002−41016号公報 特開2002−250906号公報 特開2002−241437号公報 特開2004−4284号公報 特開2006−162995号公報
ところが、投写光の調整に起因して種々の不具合が発生していた。例えば、投写された画像を利用して投写光を調整する場合には、光源の点灯を待つために、プロジェクタの電源を投入してから投写光の調整が完了するまでの待ち時間が、長くなる場合があった。また、投写光を調整するために、ユーザの望む画像の投写が禁止される場合があった。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、投写光の調整に起因して不具合が生じることを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像信号に従って投写面に画像を投写するプロジェクタであって、光源を含むとともに画像を表す投写光を投写する光学系と、前記投写面からの光を受ける光学センサと、前記光源の点灯前の前記光学センサの出力に従って前記投写光の輝度を調整する第1調整処理を実行する調整部と、を備える、プロジェクタ。
この構成によれば、光源の点灯前の、投写面からの光を受ける光学センサの出力に従って、投写光の輝度が調整されるので、投写光の調整に起因して不具合が生じることを抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載のプロジェクタであって、さらに、前記画像信号に従った画像投写の最中に、時系列の順番に投写される複数のフレーム画像の一部として、調整用画像を選択するフレーム選択部を備え、前記調整部は、前記調整用画像が投写された状態の前記光学センサの出力に従って前記投写光の色を調整する第2調整処理を実行する、プロジェクタ。
この構成によれば、画像信号に従った画像投写の最中に、投写された調整用画像に従って、投写光の色が調整されるので、ユーザの望む画像の投写が投写光の調整に起因して禁止されるといった不具合が生じることを抑制できる。
[適用例3]適用例2に記載のプロジェクタであって、前記フレーム選択部は、
(A)定期的なタイミング、(B)前記プロジェクタの環境の照度が変化したこと、(C)前記プロジェクタが動かされたこと、の少なくとも1つに応じて、前記調整部に前記第2調整処理を実行させるために、前記調整用画像を選択する、プロジェクタ。
この構成によれば、環境の変化に応じた投写光の調整を、不具合が生じることを抑制しつつ、行うことができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載のプロジェクタであって、前記光学センサは、前記投写面を撮像して画像データを取得する撮像部であり、前記調整部は、前記第1調整処理において、前記光源の点灯前に前記撮像部によって取得された第1画像データに従って、投写される画像内の位置に応じた前記輝度の調整を実行する、プロジェクタ。
この構成によれば、画像内の位置に応じた輝度の調整を、不具合が生じることを抑制しつつ、行うことができる。
[適用例5]適用例4に記載のプロジェクタであって、前記調整部は、前記第1調整処理において、投写される画像を複数のブロックに分割し、前記各ブロック毎に、前記第1画像データにおける前記ブロックが投写される領域に含まれる部分に従って前記ブロックの前記輝度を調整する、プロジェクタ。
この構成によれば、各ブロックの輝度調整を、ブロックが実際に投写される投写面部分に合わせて、適切に行うことができる。
[適用例6]適用例1ないし適用例5のいずれかに記載のプロジェクタであって、前記調整部は、前記第1調整処理において、前記光学センサの出力が表す前記投写面の輝度が所定の閾値より大きい場合に、前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より小さい場合と比べて、前記投写光の輝度が大きくなるように、前記投写光の輝度を調整する、プロジェクタ。
この構成によれば、投写面が明るい場合には投写光の輝度が大きく、投写面が暗い場合には投写光の輝度が小さくなるので、過剰に暗い投写画像と過剰に眩しい投写画像とを抑制できる。その結果、適切な投写光の調整を、不具合が生じることを抑制しつつ、行うことができる。
[適用例7]適用例2または適用例3に記載のプロジェクタであって、前記光学センサは、前記投写面を撮像して画像データを取得する撮像部であり、前記調整部は、前記第2調整処理において、前記調整用画像が投写された状態で前記撮像部によって取得された第2画像データに従って、投写される画像内の位置に応じた前記色の調整を実行する、プロジェクタ。
この構成によれば、画像内の位置に応じた色の調整を、不具合が生じることを抑制しつつ、行うことができる。
[適用例8]適用例7に記載のプロジェクタであって、前記調整部は、前記第2調整処理において、投写される画像を複数のブロックに分割し、前記各ブロック毎に、前記第2画像データにおける前記ブロックが投写される領域に含まれる部分に従って前記ブロックの前記色を調整する、プロジェクタ。
この構成によれば、各ブロックの色調整を、ブロックが実際に投写される投写面部分に合わせて、適切に行うことができる。
[適用例9]画像信号に従って投写面に画像を投写するプロジェクタの制御方法であって、画像を表す投写光を投写する光学系に含まれる光源の点灯前の、投写面からの光を受ける光学センサの出力に従って、前記投写光の輝度を調整する第1調整処理を実行する工程を備える、方法。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、プロジェクタの制御方法およびプロジェクタ、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
次に、この発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としてのプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ100は、画像信号に従って画像を表す投写光を投写して、スクリーンSC等の投写面上に画像を表示する画像表示装置である。プロジェクタ100は、表示制御部200と、タイミングコントローラ300と、駆動部310と、光学系400と、CCDカメラ(Charge Coupled Device Camera)500と、を備えている(以下、CCDカメラ500を、単に「CCD500」とも呼ぶ)。なお、本実施例では、プロジェクタ100の各構成要素は、専用のデバイスや回路等のハードウェアによって、構成されている。
光学系400は、光源410と、液晶ライトバルブ420と、投写光学系430と、を有している。
光源410としては、高圧水銀ランプや、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ等の種々の光源ランプを採用可能である。また、光源410としては、このような光源ランプに限らず、発光ダイオードやレーザーダイオード等の種々の光源を採用可能である。
液晶ライトバルブ420は、複数の画素を有し、駆動部310から供給される駆動電圧に基づいて各画素を駆動する。液晶ライトバルブ420は、駆動電圧に応じて液晶を動作させることにより、光源410から照射された照明光を、画像を表す投写光に変調する。なお、本実施例では、液晶ライトバルブ420は、赤(R)と緑(G)と青(B)との3つの色成分のための3つのライトバルブをそれぞれ含んでいる(図示省略)。駆動部310は、RGBのそれぞれのライトバルブを制御する。
投写光学系430は、投写光を、投写面(例えば、スクリーンSC)に向けて投写する。
表示制御部200は、プロジェクタ100の各構成要素を制御する。表示制御部200は、CPU210と、ROM220と、RAM230と、メモリコントローラ240と、入力選択部250と、輝度比較部260と、色調整部270と、を有している。メモリコントローラ240には、CPU210と、ROM220と、RAM230と、入力選択部250と、輝度比較部260と、色調整部270と、が接続されている。メモリコントローラ240は、これらの要素間でデータを転送する。なお、CPU210は、図示しないバスを介して、表示制御部200の各構成要素と接続されている。そして、CPU210は、表示制御部200の各構成要素を制御する。
入力選択部250は、表示制御部200に入力される画像信号(映像信号)を選択する。図1の実施例では、入力選択部250は、プロジェクタ100に接続された画像供給装置900からの信号と、CCD500からの信号との、いずれかを選択する。後述するように、CCD500からの信号は、色調整の設定を調整するために利用される。通常は、画像供給装置900からの信号が、画像投写のために、選択される。
画像供給装置900は、パーソナルコンピュータやDVD再生装置等の、画像信号(映像信号)を供給する装置である。画像供給装置900からの信号としては、コンポジット信号や、コンポーネント信号や、デジタル信号などの画像信号(映像信号)を採用可能である。
CCD500は、投写面(例えば、スクリーンSC)を撮像する撮像装置である。本実施例では、CCD500は、撮像によってカラー静止画像を表す画像信号(画像データ)を生成する。なお、図1では、CCD500による撮像方向が、投写光学系430による投写方向と大きく異なって見えるが、実際には、CCD500は、投写方向とほぼ同じ方向を向いている。そして、CCD500は、ほぼ正面から投写面を撮像(撮影)するように、配置されている。従って、投写光学系430が、スクリーンSCの正面から画像を投写する場合には、CCD500も、スクリーンSCのほぼ正面から、スクリーンSCを撮像する。
入力選択部250は、信号変換部を含んでいる(図示省略)。信号変換部は、受信した信号を、表示制御部200で処理可能なデジタル画像データに変換する(例えば、A/D変換や、I/P変換)。
入力選択部250は、画像供給装置900からの画像信号に従って、投写すべき画像を表す画像データを、RAM230に格納する。このような画像は、「フレーム画像」とも呼ばれる。以下、フレーム画像を表すデータを「フレームデータ」とも呼ぶ。色調整部270は、RAM230に格納されたフレームデータを読み出して、色を調整する。本実施例では、色調整部270は、ガンマ補正値P1を利用したガンマ補正を実行する(ガンマ補正値P1は、色調整部270の図示しないメモリに格納されている)。ガンマ補正は、投写光の輝度のガンマ特性を調整する処理である。なお、色調整部270は、ガンマ補正に加えて、他の色調整を実行してもよい。例えば、色調整部270は、いわゆるVT補正を実行してもよい。VT補正は、液晶ライトバルブ420に固有な非線形な入出力特性に応じて画像データ(例えば、RGBの各色成分の階調値)を補正する処理である。
色調整部270は、補正後の画像データを、タイミングコントローラ300に供給する。タイミングコントローラ300は、受信した画像データを、液晶ライトバルブ420の制御に適したフォーマットのデータに、変換する。そして、タイミングコントローラ300は、変換したデータを、所定のタイミングに従って、駆動部310に供給する。駆動部310は、タイミングコントローラ300から受信したデータに従って、液晶ライトバルブ420を駆動する。これらの結果、フレーム画像が、スクリーンSCに投写される。なお、画像供給装置900からの画像信号は、時系列の順番に並んだ複数のフレーム画像を表している。スクリーンSCに投写されるフレーム画像は、画像信号に従って更新される。その結果、時系列の順番に並んだ複数のフレーム画像は、その順番に投写される。
図2は、ROM220(図1)に格納されたデータとモジュールとを示す概略図である。本実施例では、ROM220は、色調整モジュールM10と、投写モジュールM20と、を格納している。これらのモジュールM10、M20は、いずれも、CPU210によって実行されるプログラムである。以下、モジュールに従ってCPUが処理を実行することを、単に、「モジュールが処理を実行する」とも表現する。なお、各モジュールM10、M20は、RAM230(図1)を介して互いにデータの送受信が可能である。各モジュールM10、M20の詳細については、後述する。
図3は、プロジェクタ100の起動処理の手順を示すフローチャートである。起動処理は、プロジェクタ100の電源投入に応じて開始される(ステップS100)。本実施例では、起動処理のステップS110〜S120によって、ガンマ補正のためのガンマ補正値P1(図1)が決定される。
電源が投入されると、次のステップS110で、色調整モジュールM10(図2)は、CCD500(図1)に、投写面を撮像させる。図4は、撮像結果に従ったガンマ補正値P1の決定を示す概略図である。CCD500は、色調整モジュールM10の指示に従って撮像を行う。その結果、CCD500は、投写面を表す画像データCIDを生成する。図4の例では、画像データCIDによって表される画像CIには、スクリーンSCが写っている。この段階では、光源410は、まだ点灯していない。すなわち、CCD500は、光源410が点灯していない状態で、撮像を行う。その結果、CCD500は、投写光の影響を受けずに、プロジェクタ100の置かれた環境の明るさとスクリーンSCの色との両方を反映した画像データCIDを生成することができる。
図5は、起動処理におけるプロジェクタ100の動作を示す概略図である。図3の次のステップS120では、色調整モジュールM10(図2)は、入力選択部250に、CCD500からの信号(画像データ)を選択する指示を送る。入力選択部250は、指示に従って、CCD500から画像データCIDを受信し、画像データCIDをRAM230に格納する。
次に、色調整モジュールM10(図2)は、輝度比較部260(図5)に、ガンマ補正値P1の決定を指示する(本実施例では、ガンマ補正値P1は、投写光の輝度の調整設定に相当する)。指示に応じて、輝度比較部260は、まず、RAM230から画像データCIDを読み取り、各画素の輝度値の平均値AveBrを算出する(図4)。画像データCIDが、輝度を含まない色空間(例えば、RGB色空間)で表されている場合がある。この場合には、輝度比較部260は、輝度を含む色空間(例えば、YUV色空間)へのデータ変換によって、各画素の輝度値を得ることができる。
次に、輝度比較部260(図5)は、平均輝度値AveBrに従ってガンマ補正値P1を決定する。本実施例では、輝度比較部260は、平均輝度値AveBrとガンマ補正値P1との予め決定された対応関係に従って、ガンマ補正値P1を決定する。図4の中段のグラフRGは、平均輝度値AveBrとガンマ補正値P1との対応関係を示している(図中では、ガンマ補正値P1が、ギリシャ文字のガンマで表されている)。横軸は平均輝度値AveBrを示し、縦軸はガンマ補正値P1を示している。本実施例では、対応関係は、輝度比較部260に設けられた図示しないメモリに、ルックアップテーブルとして格納されている。なお、対応関係は、ルックアップテーブルに限らず任意の形態で定めてよい(例えば、関数を採用してよい)。
図4の下段のグラフG1〜G3は、ガンマ補正値P1に従った輝度補正を示すグラフである。横軸は補正前の輝度を示し、縦軸は補正後の輝度を示している。このグラフでは、輝度は、0から1の範囲に、正規化されている。本実施例では、補正後の輝度は、補正前の輝度のべき乗で表されている。ガンマ補正値P1は、べき乗の指数を表している。ガンマ補正値P1が1の場合には、第1グラフG1が示すように、補正後の輝度は、補正前の輝度と同じである。ガンマ補正値P1が1より大きい場合には、第2グラフG2が示すように、補正後の輝度は、補正前の輝度よりも小さくなる。ガンマ補正値P1が1よりも小さい場合には、第3グラフG3が示すように、補正後の輝度は、補正前の輝度よりも大きくなる。
図4の中段のグラフRGが示すように、本実施例では、平均輝度値AveBrが大きいほど、ガンマ補正値P1が小さい。すなわち、平均輝度値AveBrが大きいほど、補正後の輝度も明るくなる。
平均輝度値AveBrが大きいことは、投写面(例えば、スクリーンSC)が明るいことを意味している。例えば、投写面に当たる外光や室内照明光が明るい場合や、スクリーンSCの色が明るい場合に、平均輝度値AveBrが大きくなる。明るい投写面上では、暗い投写光によって投写された画像は視認し難い。そこで、投写光の輝度を高めることによって、画像の視認性を向上させている。なお、図4の実施例では、平均輝度値AveBrが所定の閾値BrThよりも大きい場合に、ガンマ補正値P1が1よりも小さい値に設定される。
逆に、平均輝度値AveBrが小さいことは、投写面が暗いことを意味している。この場合には、明るい投写光によって投写された画像は、眩しく見える。そこで、投写光の輝度を低減することによって、画像が眩しく見えることを抑制している。なお、図4の実施例では、平均輝度値AveBrが閾値BrThよりも小さい場合に、ガンマ補正値P1が1よりも大きな値に設定される。
以上のように、輝度比較部260(図5)は、平均輝度値AveBrに従ってガンマ補正値P1を決定する。次に、輝度比較部260は、決定したガンマ補正値P1を、色調整部270に通知する。色調整部270は、受信したガンマ補正値P1を、図示しないメモリに格納する。
図3の次のステップS130では、投写モジュールM20(図2)は、光源410(図1)に点灯指示を送る。光源410は、指示に従って点灯する。
次のステップS140では、投写モジュールM20(図2)は、画像供給装置900からの画像信号に従った画像投写を開始する。投写モジュールM20は、入力選択部250に、画像供給装置900からの画像信号を選択する指示を送る。入力選択部250は、指示に従って、画像供給装置900からの画像信号を受信し、フレームデータをRAM230に格納する。
図6は、画像を投写するプロジェクタ100の動作を示す概略図である。入力選択部250は、画像供給装置900からの画像信号DIDを受信し、フレームデータFDをRAM230に格納する。色調整部270は、RAM230から読み出したフレームデータFDに対して、ガンマ補正値P1を利用したガンマ補正を行う(図4の下段のグラフを参照)。本実施例では、ガンマ補正は、フレーム画像の全体に対して一様に行われる。すなわち、全ての画素の輝度が、共通のガンマ補正値P1に従って調整される。
次に、色調整部270は、補正後の画像データを、タイミングコントローラ300に供給する。そして、上述したように、プロジェクタ100は、補正後の画像をスクリーンSCに投写する。なお、投写モジュールM20(図2)は、画像信号DIDに従って入力選択部250と色調整部270とを制御することによって、時系列の順番にフレーム画像を投写する。
以上のように、本実施例では、光源の点灯前の投写面の撮像結果に従って、投写光の輝度が調整されるので、電源投入から光源410の点灯までの時間を有効に利用することができる。その結果、光源410の点灯後の投写面の撮像結果を利用する場合と比べて、プロジェクタ100の電源を投入してからガンマ補正値P1の決定が完了するまでの待ち時間が過剰に長くなるという不具合が生じることを抑制できる。また、投写光を調整する前に画像が投写されることを抑制することができる。
また、本実施例では、光源410の点灯前の撮像結果(画像CI)がガンマ補正値P1の決定に利用される。従って、投写光の影響を受けずに、投写面(例えば、スクリーンSCや壁)の色と、投写面に当たる光の明るさと、を適切に反映したガンマ補正値P1の決定が可能である。特に、本実施例では、投写面の明るさに従ってガンマ補正値P1が決定される。その結果、単純にプロジェクタ100の環境の明るさに従ってガンマ補正値P1を決定する場合と比べて、実際に画像が投写される投写面の明るさに適した輝度調整が可能である。
また、本実施例では、平均輝度値AveBrが閾値BrThよりも大きい場合に、平均輝度値AveBrが閾値BrThよりも小さい場合と比べて、投写光の輝度が大きくなるように、ガンマ補正値P1が決定される(図4)。従って、過剰に暗い投写画像と過剰に眩しい投写画像とを抑制できる。なお、このような閾値BrThは、実験的に決定すればよい。
なお、ガンマ補正値P1の決定には、平均輝度値AveBrに限らず、点灯前に撮影された画像CIの明るさを表す種々の値を利用可能である。例えば、画像CI内における所定の代表位置の輝度値を利用してもよい。また、所定の複数の代表位置の輝度値の平均値を利用してもよい。
また、本実施例では、CPU210(色調整モジュールM10)と、輝度比較部260と、色調整部270と、の全体が、特許請求の範囲における「調整部」に相当する。
B.第2実施例:
図7は、ガンマ補正の別の実施例の概略図である。図4に示す実施例との差違は、2点ある。第1の差違は、輝度比較部260(図1)が、CCD500によって撮影された画像CIを複数のブロックに分割し、各ブロック毎に、平均輝度値とガンマ補正値とを決定する点である。第2の差違は、色調整部270が、画像CIと同様にフレームデータFDを複数のブロックに分割し、ブロック毎にガンマ補正を行う点である。処理の手順は、図3に示す第1実施例と同じである。また、プロジェクタの構成は、図1、図2に示すプロジェクタ100と同じである。
図7に示す実施例では、画像CIは、所定の4つの矩形ブロック(左上ブロックAa、左下ブロックAb、右下ブロックAc、右上ブロックAd)に分割されている。図3のステップS120では、輝度比較部260(図1)は、4つのブロックAa〜Adのそれぞれに関して、平均輝度値を算出する(4つの平均輝度値AveBr_a〜AveBr_d)。そして、輝度比較部260は、各ブロックAa〜Adのそれぞれに関して、ガンマ補正値を決定する(4つのガンマ補正値P1a〜P1d)。4つのガンマ補正値P1a〜P1dは、4つの平均輝度値AveBr_a〜AveBr_dから、図4に示すグラフRGに従って、それぞれ決定される。
色調整部270(図1)は、フレームデータFDによって表されるフレーム画像FIを、撮影された画像CIと同様の複数のブロックに分割し、各ブロック毎にガンマ補正を行う。図7の例では、フレーム画像FIは、所定の4つの矩形ブロック(左上ブロックBa、左下ブロックBb、右下ブロックBc、右上ブロックBd)に分割されている。そして、色調整部270は、4つのブロックBa〜Bdの輝度を、4つのガンマ補正値P1a〜P1dを利用して、それぞれ補正する。撮影された画像CIの各ブロックAa〜Adは、フレーム画像FIの各ブロックBa〜Bdが投写される領域を、それぞれ示している。このように、1つのブロックの輝度調整は、撮影された画像CIにおける、そのブロックが投写される領域に従って行われる。その結果、各ブロックの輝度調整を、ブロックが実際に投写される投写面部分に合わせて、適切に行うことができる。
例えば、スクリーンSCの左上の部分に外光が当たる場合がある。この場合には、撮影された画像CIにおいて、第1ブロックAaが、他のブロックAb〜Acよりも明るい(AveBr_a>AveBr_b、AveBr_c、AveBr_d)。従って、第1ブロックBaのガンマ補正値P1aは、他のブロックBb〜Bdのガンマ補正値P1b〜P1dよりも小さい。すなわち、色調整部270(図1)は、フレーム画像FIにおいて、第1ブロックBaの輝度を、他のブロックBb〜Bdの輝度よりも高くする。その結果、投写されたフレーム画像FIの左上の部分が外光に照らされて視認し難いことや、投写光が明るくてフレーム画像FIの他の部分が眩しく見えることを、抑制できる。このように、本実施例では、ブロック毎に輝度を調整することによって、画像内の位置に応じて適切に輝度を調整できる。
なお、フレーム画像FIの分割パターンとしては、図7に示すパターンに限らず、任意のパターンを採用可能である。例えば、3*3の9つの矩形ブロックにフレーム画像FIを分割してもよい。
また、フレーム画像FI内の1つのブロックのガンマ補正値の決定には、撮影された画像CI内の対応領域における平均輝度値に限らず、撮影された画像CI内の対応領域に含まれる部分から得られる種々の値を利用可能である(ここで、フレーム画像FIの或るブロックの「対応領域」は、投写面におけるそのブロックが投写される領域を意味している)。例えば、対応領域内における所定の代表位置の輝度値を利用してもよい。また、対応領域内の所定の複数の代表位置の輝度値の平均値を利用してもよい。
C.第3実施例:
図8は、プロジェクタの別の実施例を示す説明図である。図1に示すプロジェクタ100との差違は、2点ある。第1の差違は、表示制御部200Aに色比較部280が追加されている点である。第2の差違は、色調整部270Aのメモリに、VT補正用のルックアップテーブルP2が格納されている点である。ルックアップテーブルP2は、赤(R)用のルックアップテーブルLUTrと、緑(G)用のルックアップテーブルLUTgと、青(B)用のルックアップテーブルLUTbとを、含んでいる。プロジェクタ100Aの他の構成は、図1に示すプロジェクタ100と同じである。
図9は、プロジェクタ100A(図8)のROM220に格納されたデータとモジュールとを示す概略図である。図2に示す実施例との差違は、調整用パターンデータAPDと、フレーム選択モジュールM30とが、追加されている点だけである。
本実施例のプロジェクタ100Aは、図3に示す実施例と同様に、起動処理を実行する。投写光の輝度調整としては、図4の輝度調整や、図7の輝度調整を採用可能である。さらに、本実施例のプロジェクタ100Aは、画像供給装置900からの画像信号に従った画像投写の最中に、投写光の色を調整する。ここで「色を調整する」とは、色相と彩度と輝度とのうちの少なくとも1つを調整することを意味する。後述するように、色調整は、ルックアップテーブルP2を調整することによって、行われる。
図10は、投写処理の手順を示すフローチャートである。この投写処理は、図3のステップS140に続けて実行される。最初のステップS200では、投写モジュールM20(図9)は、画像供給装置900(図8)からの画像信号に従った画像投写を実行する。この処理は、図3のステップS140と同様に実行される。ただし、本実施例では、色調整部270Aは、ガンマ補正に加えて、VT補正を実行する。具体的には、色調整部270Aは、ガンマ補正後の画像データをRGBの各色成分の階調値に変換し、RGBの各階調値を、ルックアップテーブルP2に従って調整する。プロジェクタ100Aが起動してからルックアップテーブルP2の最初の調整が行われるまでの間には、色調整部270Aは、予め決められたルックアップテーブルP2に従って、VT補正を実行する。
図10の次のステップS210では、フレーム選択モジュールM30(図9)は、色調整を実行するための条件が成立したか否かを判断する。本実施例では、定期的なタイミングで色調整を実行することとしている(例えば、5分毎)。フレーム選択モジュールM30は、現時点が定期的なタイミングに相当するか否かを判断する。現時点が、色調整を実行すべきタイミングでは無い場合には、ステップS200が繰り返される。その結果、プロジェクタ100Aは、画像供給装置900(図8)からの画像信号に従って、画像を投写する。
色調整を実行するための条件が成立する場合、次のステップS220で、フレーム選択モジュールM30(図9)は、投写されるフレーム画像として、調整用パターンデータAPDによって表される調整用パターンを選択する。具体的には、フレーム選択モジュールM30は、画像供給装置900(図8)によって供給されるフレームデータの代わりに、調整用パターンデータAPDを処理するように、投写モジュールM20に指示を送る。
図11は、色調整におけるプロジェクタ100Aの動作を示す概略図である。フレーム選択モジュールM30(図9)からの指示に従って、投写モジュールM20は、調整用パターンデータAPDを利用した画像投写のための制御を行う。その結果、色調整部270Aは、調整用パターンデータAPDを取得し、取得した調整用パターンデータAPDをタイミングコントローラ300に供給する。なお、本実施例では、調整用パターンデータAPDに対する色調整は省略される。
タイミングコントローラ300と、駆動部310と、光学系400とは、フレーム画像と同様に、調整用パターンデータAPDによって表される調整用パターンを投写する。
図12は、色調整を示す概略図である。図12の上部には、時系列に沿って順番に投写されるべき複数のフレーム画像が示されている。図中には、「n−4番目」から「n+4番目」の9枚のフレーム画像が示されている(nは整数)。ここで、「n−4」〜「n+4」までの番号が付されたフレーム画像FIは、画像供給装置900(8)によって供給されるフレーム画像を表している。また、図12では、「n−1番目」のフレーム画像FIの投写後、「n番目」のフレーム画像FIの投写前に、色調整を実行するための条件が成立したことと仮定する。この場合、フレーム選択モジュールM30は、「n番目」のフレーム画像FIの代わりに、調整用パターンデータAPDによって表される調整用パターンAPを選択する。そして、フレーム選択モジュールM30は、投写モジュールM20に、調整用パターンAPの投写指示を送る。その結果、「n番目」のフレーム画像FIの代わりに、調整用パターンAPが投写される。なお、後述するように、本実施例では「n+1番目」以降のフレーム画像FIは、通常通り投写される。また、調整用パターンAPは、特許請求の範囲の「調整用画像」に相当する。
図10の次のステップS230では、フレーム選択モジュールM30(図9)は、CCD500(図11)に、投写面の撮像指示を送る。CCD500は、指示に従って撮像を行う。図12の中段には、CCD500によって撮影された画像CIが示されている。CCD500は、調整用パターンAPが投写された状態の投写面を撮像する。撮影された画像CIには、調整用パターンAPが写っている。
本実施例では、調整用パターンAPは、複数の赤ブロック(R)と、複数の緑ブロック(G)と、複数の青ブロック(B)とを、画面の全体に分布するように、格子状に配置したものである。調整用パターンデータAPDにおいて、各ブロックの色は、以下に示す階調値で表されている。
赤ブロック(R)の色:赤階調値RV=最大値、緑階調値GV=0、青階調値BV=0
緑ブロック(G)の色:赤階調値RV=0、緑階調値GV=最大値、青階調値BV=0
青ブロック(B)の色:赤階調値RV=0、緑階調値GV=0、青階調値BV=最大値
ここで、「最大値」は、階調値の取り得る範囲の最大値を示している。例えば、各階調値の取り得る範囲が0〜255の場合には、最大値は255である。
撮像が完了したことに応じて、フレーム選択モジュールM30(図9)は、処理をステップS200に戻す。そして、フレーム選択モジュールM30は、投写モジュールM20に、画像供給装置900(図8)からの画像信号に従った画像の投写指示を送る。投写モジュールM20は、指示に従って画像を投写する。本実施例では、投写モジュールM20は、「n番目」のフレーム画像FIの投写をキャンセルし、「n+1番目」のフレーム画像FIから投写を行う。ただし、投写モジュールM20は、調整用パターンAPに続けて、「n番目」のフレーム画像FIから投写を行っても良い。
また、撮像が完了したことに応じて、色調整モジュールM10(図9)は、色比較部280(図11)に、ルックアップテーブルP2の調整を指示する(図10:ステップS240)。本実施例では、ルックアップテーブルP2は、投写光の色の調整設定に相当する。
指示に応じて、色比較部280(図11)は、まず、CCD500から、撮影された画像データCIDを取得する。図5に示す実施例と同様に、画像データCIDは、RAM230を介して、色比較部280に供給されてよい。次に、色比較部280は、取得した画像データCIDを解析することによって、赤ブロックを表す画素の赤成分の階調値の平均値AveRと、緑ブロックを表す画素の緑成分の階調値の平均値AveGと、青ブロックを表す画素の青成分の階調値の平均値AveBとを、算出する(図12)。赤と緑と青のそれぞれのブロックと、撮影された画像CIにおける画素と、の対応関係は、予め実験的に決定される。この代わりに、色比較部280は、画素の色に従って、その画素が表すブロックを特定してもよい。
次に、色比較部280(図11)は、ROM220から調整用パターンデータAPDを取得し、調整用パターンデータAPDと画像データCIDとの間の差分を算出する。具体的には、色比較部280は、赤差分dRと緑差分dGと青差分dBとを算出する(図12)。赤差分dRは、調整用パターンデータAPDにおける赤ブロックの赤階調値RVから赤平均値AveRを引いた差分である。他の色成分の差分dG、dBについても、同様に算出される。
投写面に再現された画像のカラーバランスが良い場合には、各差分dR、dG、dBは、ほぼ同じである。しかし、カラーバランスが崩れると、一部の差分が大きく(あるいは、小さく)なる。例えば、投写された画像において赤が緑と青とよりも弱く見える場合には、赤平均値AveRが緑平均値AveGと青平均値AveBとよりも小さくなるので、赤差分dRが、緑差分dGと青差分dBとのそれぞれと比べて、大きくなる。このようなカラーバランス崩れは、種々の場合に生じる。例えば、有色光が投写面を照らしている場合や、有色投写面(例えば、ベージュ色の壁等)に投写光を投写する場合がある。
本実施例では、色比較部280(図11)は、3つの値dR、dG、dBの間の差分が小さくなるように、ルックアップテーブルP2(図11)を調整する。図12の下段には、ルックアップテーブルP2の調整の一例が示されている。ここでは、3つの平均値AveR、AveG、AveBの中の最小値が、赤平均値AveRであることと仮定している。この場合には、投写面に再現された画像において緑(G)と青(B)とが強く見えている。そこで、色比較部280は、緑(G)と青(B)との強度が小さくなるように、緑と青とのルックアップテーブルLUTg、LUTbを修正する。図12の例では、同じ入力値に対する出力値が小さくなるように、ルックアップテーブルLUTg、LUTbが修正されている。赤のルックアップテーブルLUTrは、修正されない。
ルックアップテーブルP2の修正に応じて、色調整部270A(図11)は、修正されたルックアップテーブルP2に従ってVT補正を実行する(図10:S200)。その結果、投写面に再現される画像のカラーバランス崩れが補正される。なお、本実施例では、ルックアップテーブルP2の修正によって、投写光の色相と彩度と輝度とのそれぞれが調整される。また、本実施例では、VT補正は、フレーム画像の全体に対して一様に行われる。すなわち、全ての画素の色が、共通のルックアップテーブルP2に従って調整される。
また、本実施例では、時系列の順番に投写される複数のフレーム画像の中の1フレームが調整用パターンAPに設定される。従って、ユーザの望む画像の投写が投写光の調整に起因して禁止されるといった不具合が生じることを抑制できる。なお、2以上のフレームが、調整用パターンAPに設定されてもよい。この場合、時系列に沿って連続する複数のフレームを調整用パターンAPに設定することが好ましい。こうすれば、CCD500は、容易に、調整用パターンAPが投写された状態の投写面を撮像できる。ここで、調整用パターンAPが投写されるフレーム数が少ないほど、ユーザの違和感を低減できる。
なお、色比較部280(図11)は、ルックアップテーブルP2の修正を、図10のステップS230よりも後の任意のタイミングで実行してよい。例えば、色比較部280は、ステップS200とは並列に、ルックアップテーブルP2を修正してもよい。この代わりに、色比較部280は、ステップS230からステップS200に戻る間に、ルックアップテーブルP2を修正してもよい。
また、本実施例では、調整用パターンデータAPDが固定されている。従って、各色の差分dR、dG、dBを利用せずに、各色の平均値AveR、AveG、AveBに従って、各色の強さのバランスをとることができる。そこで、色比較部280による調整用パターンデータAPDの取得と、各色の差分dR、dG、dBの算出とを、省略してもよい。なお、調整用パターンデータAPDが可変であってもよい(例えば、ユーザによって供給された調整用画像を利用してもよい)。この場合には、色比較部280は、調整用画像と、撮影された画像データCIDとから、予め決められた色成分の差分を算出し、差分に従ってルックアップテーブルP2(図11)を調整すればよい(例えば、RGBのそれぞれの差dR、dG、dBを算出し、3つの値dR、dG、dBの間の差分が小さくなるように、ルックアップテーブルP2を調整してもよい)。こうすれば、任意の画像を利用して色を調整することができる。ここで、調整用画像としては、画像供給装置900によって供給されるフレーム画像とは異なる画像を採用することが好ましい。こうすれば、色の調整に適した画像を容易に利用することができる。なお、このような調整用画像と、データAPD、CIDを利用した色調整方法としては、周知の種々の方法を採用可能である。
なお、本実施例では、CPU210(色調整モジュールM10)と、輝度比較部260と、色調整部270と、色比較部280と、の全体が、特許請求の範囲における「調整部」に相当する。
D.第4実施例:
図13は、色調整の別の実施例の概略図である。図12に示す実施例との差違は、2点ある。第1の差違は、色比較部280(図8)が、CCD500によって撮影された画像CIを複数のブロックに分割し、各ブロック毎に、VT補正用のルックアップテーブルを決定する点である。第2の差違は、色調整部270Aが、画像CIと同様にフレームデータFDを複数のブロックに分割し、ブロック毎にVT補正を行う点である。処理の手順は、図10に示す第3実施例と同じである。また、プロジェクタの構成は、図8、図9に示すプロジェクタ100Aと同じである。
図13に示す実施例では、図7に示す実施例と同様に、画像CIが4つの矩形ブロックAa〜Adに分割されている。図10のステップS240では、色比較部280(図8)は、各ブロックAa〜Adのそれぞれに関して、RGBのそれぞれの平均値を算出する(4セットの平均値AveR_a、AveG_a、AveB_a〜AveR_d、AveG_d、AveB_d)。平均値の算出方法は、図12に示す実施例と同様である。次に、色比較部280は、各ブロックAa〜Adのそれぞれに関して、ルックアップテーブルを決定する(4セットのルックアップテーブルP2a〜P2d)。各ルックアップテーブルP2a〜P2dは、3色(RGB)のテーブルを、それぞれ含んでいる。ルックアップテーブルの決定方法は、図12に示す実施例と同様である。
色調整部270A(図8)は、フレームデータFDによって表されるフレーム画像FIを、撮影された画像CIと同様の複数のブロックに分割し、各ブロック毎にVT補正を行う。画像CI上のブロックとフレーム画像FI上のブロックとの対応関係は、図7に示す実施例と同様に設定される。その結果、各ブロックの色調整を、ブロックが実際に投写される投写面部分に合わせて、適切に行うことができる。
また、本実施例では、図12に示す実施例と同様に色調整が行われるので、ブロック毎に、投写面に再現される画像のカラーバランス崩れを抑制することができる。その結果、画像内の位置に応じて適切に色を調整することができる。例えば、スクリーンSCの左上に色光が当たる場合がある。この場合には、画像CIの第1ブロックAaの色の見た目のバランスが崩れる。ところが、本実施例では、ブロック毎に色が調整される。従って、投写されたフレーム画像FIの左上の部分が色光に照らされて、部分的に色のバランスが崩れることを抑制できる。
なお、フレーム画像FI内の1つのブロックの色調整には、撮影された画像CI内の対応領域におけるRGBのそれぞれの平均値に限らず、撮影された画像CI内の対応領域に含まれる部分から得られる種々の値を利用可能である。例えば、対応領域内における所定の代表位置の色を表す値(例えば、RGBのそれぞれの階調値)を利用してもよい。また、対応領域内の所定の複数の代表位置の平均的な色を表す値を利用してもよい。
E.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
変形例1:
上述の各実施例において、光源の点灯前の、投写面からの光を受ける光学センサ(例えば、CCD500(図1、図8))の出力に従って、投写光の輝度を調整する処理としては、図4に示すガンマ補正に限らず、任意の処理を採用可能である。例えば、輝度比較部260が輝度調整用の係数を決定し、色調整部270、270Aが、補正前の輝度値にその係数を乗じることによって、輝度を調整してもよい。また、輝度データを調整する代わりに、光源410の明るさを調整してもよい。この場合には、輝度比較部260が、光源410を制御すればよい。
また、投写面からの光を受ける光学センサとしては、CCD500等の撮像装置に限らず、種々の光学センサを採用可能である。例えば、投写面内の1つあるいは複数の所定位置の色(あるいは輝度)を測定するセンサを採用してもよい。この場合も、光学センサの出力に従って投写光の輝度を調整すればよい。
いずれの場合も、光学センサの出力によって表される投写面の輝度に従って、投写光の輝度を調整することが好ましい。ここで、投写面の輝度と、投写光の輝度の調整量との対応関係としては、図4に示す対応関係に限らず、種々の対応関係を採用可能である。例えば、図4に示す実施例において、ガンマ補正値P1が、平均輝度値AveBrの変化に応じてステップ状に変化してもよい。また、ガンマ補正値P1の取り得る範囲が、1以上であっても良く、また、1以下であってもよい。いずれの場合も、光学センサの出力が表す投写面の輝度が所定の閾値より大きい場合に、投写面の輝度が所定の閾値より小さい場合と比べて、投写光の輝度が大きくなるように、投写光の輝度を調整することが好ましい。
変形例2:
上述の各実施例において、投写面からの光を受ける光学センサ(例えば、CCD500(図8))の、調整用画像が投写された状態での出力に従って、投写光の色を調整する処理としては、図12に示すVT補正に限らず、任意の処理を採用可能である。例えば、色比較部280がRGBの各色の係数を決定し、色調整部270Aが、補正前のRGBの各階調値にその係数をそれぞれ乗じることによって、色を調整してもよい。また、色成分毎に(例えば、RGB毎に)独立な光源が利用される場合がある。この場合には、色データを調整する代わりに、各色の光源の明るさを調整してもよい。この場合には、色比較部280が、光源を制御すればよい。
また、色調整で調整される色成分としては、RGBの各成分に限らず、任意の色成分を採用可能である(例えば、輝度と色相と彩度)。また、調整される色成分の総数は、3に限らず任意の数を採用可能である(例えば、1や2を採用可能である)。このように、色調整としては、色を表す複数の色成分の中の少なくとも1つが調整される処理を採用可能である。例えば、輝度を調整する処理を採用してもよく、また、色相を調整する処理を採用してもよい。
また、投写面からの光を受ける光学センサとしては、CCD500等の撮像装置に限らず、種々の光学センサを採用可能である。例えば、投写面内の1つあるいは複数の所定位置の色を測定するセンサを採用してもよい。この場合も、光学センサの出力に従って投写光の色を調整すればよい。
いずれの場合も、光学センサの出力によって表される色成分(投写面の色を表す色成分)に従って、投写光の同じ色成分を調整することが好ましい。ここで、投写面の色を表す色成分と、投写光の同じ色成分の調整量との対応関係としては、任意の関係を採用可能である。例えば、図12に示すように、カラーバランスを調整するように、投写光の色を調整してもよい。また、図4のグラフRGに従って、投写光の輝度を調整してもよい。また、いわゆる記憶色調整を採用してもよい。記憶色調整では、予め決められた色範囲の色が、予め決められた目標色で再現されるように、色が調整される。
変形例3:
上述の各実施例において、投写光の色調整に利用される調整用パターン(調整用画像)としては、図12に示す調整用パターンAPに限らず、任意のパターンを採用可能である。例えば、赤ブロックの赤階調値RVが最小値と最大値との間の値に設定されてもよい(他の色のブロックについても同様)。また、黒から白に変化するグラデーションパターンを、調整用パターンとして採用してもよい。そして、このような調整用パターンを利用して、投写光の色(例えば、輝度)を調整してもよい。例えば、画像全体の平均輝度値に従って、投写光の輝度を調整してもよい。また、黒から白に向かう方向が異なる複数のグラデーションパターンを利用してもよい(例えば、黒から白に向かう方向が「上から下」「下から上」「左から右」「右から左」の4種類のパターンを利用してもよい)。この場合、複数のパターンの撮像結果を総合することによって、投写光の色を調整すればよい。例えば、複数の撮像結果の平均に従って、投写光の色を調整してもよい。このように、複数の調整用パターンを利用する場合には、図10のステップS220、S230は、調整用パターンの数だけ、繰り返される。ここで、画像信号に従ったフレーム画像の投写を間に挟んで、複数の調整用パターンをそれぞれ順番に投写してもよい。
また、調整用画像を準備する方法としては、調整用画像を表すデータを予めメモリに格納しておく方法に限らず、種々の方法を採用可能である。例えば、ユーザによって供給された画像データを調整用画像として利用してもよい。また、パラメータ値に従って調整用画像を表すデータを生成する調整用画像生成部をプロジェクタに設けてもよい。調整用画像生成部は、フレーム選択モジュールM30(図9)の指示に従って、タイミングコントローラ300に調整用画像データを供給すればよい。パラメータ値は、予め決定されてもよく、また、ユーザによって決定されてもよい。
変形例4:
図10に示す実施例において、色調整を実行するための条件としては、現時点が定期的なタイミングに相当することに限らず、任意の条件を採用可能である。例えば、「プロジェクタの環境の照度が変化したこと」を採用してもよい。こうすれば、プロジェクタが置かれた部屋の照明が点灯あるいは消灯された場合や、その部屋のカーテンが開けられたり閉じられたりした場合に、自動的に投写光の色を調整することができる。なお、環境の照度を取得するために、プロジェクタに照度センサを設ければよい。また、照度が変化したことを検知する方法としては、任意の方法を採用可能である。例えば、プロジェクタの起動時の照度と現時点の照度との差分が、予め決められた閾値を超えたことを、検知の条件として採用してもよい。また、一旦色調整を行った後には、最後に色調整を行った時点での照度と現時点の照度との差分が、予め決められた閾値を超えたことを、検知の条件として採用してもよい。また、単位時間当たりの照度の変化量が閾値を超えたことを、検知の条件として採用してもよい。
また、「プロジェクタが動かされたこと」を色調整を実行するための条件として採用してもよい。こうすれば、プロジェクタが移動した場合に、自動的に投写光の色を調整することができる。なお、プロジェクタが動かされたことを検知するために、プロジェクタに加速度センサを設ければよい。
以上のような条件を採用すれば、環境の変化に応じた投写光の調整を、不具合が生じることを抑制しつつ、行うことができる。なお、色調整を実行するための条件としては、上述した種々の条件のうちの1つあるいは複数の条件を採用可能である。複数の条件を採用する場合には、それらの論理和を採用すればよい。
変形例5:
上述の各実施例において、投写される画像内の位置に応じた投写光の色や輝度の調整方法としては、ブロック毎に色や輝度を調整する方法に限らず、任意の方法を採用可能である。例えば、画像内の各位置における調整設定を、補間によって決定してもよい。ここで、調整設定は、色や輝度の調整に利用される設定を意味している(例えば、ガンマ補正値P1やルックアップテーブルP2)。この場合、投写される画像内の予め決められた複数の代表位置における調整設定を、撮影された画像に従って決定すればよい。そして、代表位置とは異なる位置の調整設定を、補間によって決定すればよい。代表位置での調整設定の決定方法は、上述の各実施例と同様の方法を採用可能である。
変形例6:
上述の図8〜図12、図13に示す色調整は、種々のプロジェクタに適用可能である。例えば、図8〜図12に示す実施例において、光源410の点灯前の光学センサの出力に従った投写光の輝度調整を省略してもよい。この場合、図8に示す輝度比較部260を省略可能である。
変形例7:
上述の各実施例において、プロジェクタの構成としては、図1や図8に示す構成に限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、光源からの光を、画像を表す投写光に変調する変調部としては、液晶ライトバルブに限らず、種々の装置を採用可能である。例えば、DMD(Digital Micromirror Device,TI(Texas Instruments)社の商標)を採用してもよい。
変形例8:
本発明は、以下のような種々の形態をとることができる。
[適用例A]
画像信号に従って投写面に画像を投写するプロジェクタであって、
光源を含むとともに画像を表す投写光を投写する光学系と、
前記投写面からの光を受ける光学センサと、
前記画像信号に従った画像投写の最中に、時系列の順番に投写される複数のフレーム画像の一部として、調整用画像を選択するフレーム選択部と、
前記調整用画像が投写された状態の前記光学センサの出力に従って前記投写光の色を調整する調整処理を実行する調整部と、
を備える、プロジェクタ。
この構成によれば、画像信号に従った画像投写の最中に、投写された調整用画像に従って、投写光の色が調整されるので、ユーザの望む画像の投写が投写光の調整に起因して禁止されるといった不具合が生じることを抑制できる。
変形例9:
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1の色調整部270の機能を、プログラムを実行するCPU210によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の一実施例としてのプロジェクタを示す説明図である。 ROM220(図1)に格納されたデータとモジュールとを示す概略図である。 プロジェクタ100の起動処理の手順を示すフローチャートである。 撮像結果に従ったガンマ補正値P1の決定を示す概略図である。 起動処理におけるプロジェクタ100の動作を示す概略図である。 画像を投写するプロジェクタ100の動作を示す概略図である。 ガンマ補正の別の実施例の概略図である。 プロジェクタの別の実施例を示す説明図である。 プロジェクタ100A(図8)のROM220に格納されたデータとモジュールとを示す概略図である。 投写処理の手順を示すフローチャートである。 色調整におけるプロジェクタ100Aの動作を示す概略図である。 色調整を示す概略図である。 色調整の別の実施例の概略図である。
符号の説明
100、100A…プロジェクタ
200、200A…表示制御部
210…CPU
220…ROM
230…RAM
240…メモリコントローラ
250…入力選択部
260…輝度比較部
270、270A…色調整部
280…色比較部
300…タイミングコントローラ
310…駆動部
400…光学系
410…光源
420…液晶ライトバルブ
430…投写光学系
500…CCDカメラ
900…画像供給装置
P1、P1a〜P1d…ガンマ補正値
P2、P2a〜P2d…ルックアップテーブル
LUTr…ルックアップテーブル
LUTg…ルックアップテーブル
LUTb…ルックアップテーブル
SC…スクリーン
AP…調整用パターン
M10…色調整モジュール
M20…投写モジュール
M30…フレーム選択モジュール
CID…画像データ
DID…画像信号
APD…調整用パターンデータ

Claims (9)

  1. 画像信号に従って投写面に画像を投写するプロジェクタであって、
    光源を含むとともに画像を表す投写光を投写する光学系と、
    前記投写面からの光を受ける光学センサと、
    電源が投入されてから前記光源点灯するまでの間に、前記光学センサの出力に従って前記投写光の輝度を調整する第1調整処理を実行する調整部と、
    を備え
    前記調整部は、前記第1調整処理において、前記光学センサの出力が表す前記投写面の輝度が所定の閾値より大きい場合の前記投写光の輝度が、前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より小さい場合の前記投写光の輝度と比べて大きくなるように、前記投写光の輝度を調整する、プロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、さらに、
    前記画像信号に従った画像投写の最中に、時系列の順番に投写される複数のフレーム画像の一部として、調整用画像を選択するフレーム選択部を備え、
    前記調整部は、前記調整用画像が投写された状態の前記光学センサの出力に従って前記投写光の色を調整する第2調整処理を実行する、
    プロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記フレーム選択部は、
    (A)定期的なタイミング、
    (B)前記プロジェクタの環境の照度が変化したこと、
    (C)前記プロジェクタが動かされたこと、
    の少なくとも1つに応じて、前記調整部に前記第2調整処理を実行させるために、前記調整用画像を選択する、
    プロジェクタ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロジェクタであって、
    前記光学センサは、前記投写面を撮像して画像データを取得する撮像部であり、
    前記調整部は、前記第1調整処理において、前記光源の点灯前に前記撮像部によって取得された第1画像データに従って、投写される画像内の位置に応じた前記輝度の調整を実行する、
    プロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のプロジェクタであって、
    前記調整部は、前記第1調整処理において、投写される画像を複数のブロックに分割し、前記各ブロック毎に、前記第1画像データにおける前記ブロックが投写される領域に含まれる部分に従って前記ブロックの前記輝度を調整する、
    プロジェクタ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のプロジェクタであって、
    前記調整部は、前記第1調整処理において、前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より大きい場合に前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より小さい場合と比べて、前記投写光の輝度を大きくし、かつ、前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より小さい場合には、前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より大きい場合と比べて、前記投写光の輝度を小さくする
    プロジェクタ。
  7. 請求項2または請求項3に記載のプロジェクタであって、
    前記光学センサは、前記投写面を撮像して画像データを取得する撮像部であり、
    前記調整部は、前記第2調整処理において、前記調整用画像が投写された状態で前記撮像部によって取得された第2画像データに従って、投写される画像内の位置に応じた前記色の調整を実行する、
    プロジェクタ。
  8. 請求項7に記載のプロジェクタであって、
    前記調整部は、前記第2調整処理において、投写される画像を複数のブロックに分割し、前記各ブロック毎に、前記第2画像データにおける前記ブロックが投写される領域に含まれる部分に従って前記ブロックの前記色を調整する、
    プロジェクタ。
  9. 画像信号に従って投写面に画像を投写するプロジェクタの制御方法であって、
    前記プロジェクタの電源が投入されてから前記画像を表す投写光を投写する光学系に含まれる光源点灯するまでの間に、投写面からの光を受ける光学センサの出力に従って、前記投写光の輝度を調整する第1調整処理を実行する工程を備え
    前記第1調整処理を実行する工程において、
    前記光学センサの出力が表す前記投写面の輝度が所定の閾値より大きい場合の前記投写光の輝度が、前記投写面の前記輝度が前記所定の閾値より小さい場合の前記投写光の輝度と比べて大きくなるように、前記投写光の輝度を調整する、方法。
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