JP5320498B1 - 付属ユニット及びユニット建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い結合剛性を確保できると共に、製造性に優れ、最上階に設置するのに適した付属ユニットを提供することを提供すること。
【解決手段】建物の垂直方向の投影範囲における最上部に設置される付属ユニットであって、四角形の隅角部に配置される短柱材41,41及び長柱材42,42と、各柱材41,41,42,42の下端部どうしを水平方向に連結する2本の桁下梁43a,43a及び2本の妻下梁43b,43bと、各柱材41,41,42,42の上端部どうしを連結する高上梁44、低上梁45及び傾斜上梁46,46とを備え、各桁下梁43a,43bと各柱材41,42とが剛接合され、かつ、各上梁44〜46と各柱材41,42とがピン接合されて連結されていることを特徴とする付属ユニットとした。
【選択図】図15

Description

本発明は、建物の最上部に設置される付属ユニット及びそれが設けられたユニット建物に関するものである。
工場で製作された複数の建物ユニットを、横方向及び縦方向に連結して構築するユニット建物が知られている。また、北側傾斜線制限などに対応できるように、最上階に側面視が台形状となる付属ユニットを設置することが知られている(特許文献1,2参照)。
特許文献1に開示された屋根付属ユニットは、4つの立面のうち台形状に形成される面はピン接合面となり、それ以外の2つの立面は剛接合面となっている。ここで、ピン接合面とは四隅のすべてがピン接合となる面である。そして、ピン接合面には、補強のために中間柱材やブレース材が配置される。
また、特許文献2に開示された台形ユニットは、短柱材と下梁との接合部及び傾斜面の傾斜する辺の一方の端部と柱との接合部以外の接合部のすべてが剛接合となる構成が開示されている。このように最大で下部と上部の1箇所ずつにピン接合部が設けられた台形ユニットは、ピン接合部において変形が許容されるので、荷重を分散させることができる。
特開2010−180620号公報 特許第2633149号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているように、柱や梁を全て剛接合させると、水平荷重が作用した際に剛接合部に集中応力が発生することになり、部材の剛性を上げるために断面積の大きな部材を使用しなければならず、重量やコストが増加するという問題がある。
加えて、剛接合のための溶接などの作業を行なう際に、作業過程において立体を保持して溶接作業を行なう必要がある。この場合、梁と柱との接合部分において、高い寸法精度及び保持精度が必要となり、その分、コストアップを招く。
また、特許文献1に開示されているような立面の四隅がピン接合部となるピン接合面を設けた場合、寸法精度や保持精度は、上述のような全てを剛接合するものと比較して、低減できその分コストダウンを図ることが可能となるものの、下方の建物部分に連結された部材と、これに連結された他の部材とが全てピン接合となり、剛性低下を招くおそれがある。
そこで、本発明は、高い結合剛性を確保できると共に、製造性に優れ、最上階に設置するのに適した付属ユニット及びそれが設けられたユニット建物を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の付属ユニットは、建物の垂直方向の投影範囲における最上部に設置される付属ユニットであって、
四角形の隅角部に配置される4本の柱材と、その柱材の下端部どうしを水平方向に連結する4本の下梁と、前記柱材の上端部どうしを連結する4本の上梁とを備え、
前記下梁と前記柱材とが剛接合され、かつ、前記上梁と前記柱材とがピン接合されて連結されていることを特徴とする付属ユニットとした。
また、上記付属ユニットにおいて、前記柱材は、前記四角形の隅角部のうちの隣接する2箇所に配置される長柱材と、他の隣接する2箇所に配置される短柱材と、を備え、前記4本の上梁は、前記2本の長柱材の上端部どうしを連結する高上梁と、前記2本の短柱材の上端部どうしを連結する低上梁と、前記長柱材の上端部と前記短柱材の上端部とを連結する一対の傾斜梁と、を備えている付属ユニットとしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明のユニット建物は、上記付属ユニットが、複数の建物ユニットを連結して形成されたユニット建物の最上階に設置された前記建物ユニットの上側に隣接して設置され、この建物ユニットに連結されていることを特徴とするユニット建物とした。
さらに、上記ユニット建物において、上記付属ユニットが、前記ユニット建物の最上階に設置された前記ユニット建物の側方に隣接すると共に、最上階の1階下の前記建物ユニットの上側に隣接して設置され、側方及び下方の前記建物ユニットに連結されているユニット建物としてもよい。
本発明の付属ユニットでは、4本の下梁と4本の柱材とが剛接合されているため、下方に配置された建物との連結を、下梁、柱材のいずれで行なっても、建物に連結された部材と、これに接合された部材間の剛性を確保することができる。
一方、付属ユニットの製造時には、下梁と柱材との剛接合は、底面部分の1面の形状を保持して行なえばよいため、上梁を含む全体を剛接合する場合と比較して、形状保持が容易であり、かつ、寸法精度も、全体を剛接合する場合と比較して、精度を低く抑えることが可能である。
また、柱材の上端部と上梁との接合はピン接合であるため、寸法誤差を接合部分で吸収可能であり、剛接合とする場合と比較して寸法精度を低く抑えることが可能であり、加えて、作業性も、剛接合を行なう場合と比較して優れる。加えて、水平方向の荷重入力時における、接合部分へ作用する応力を分散でき、これにより、部材の断面積を抑えて、重量やコストの増加を抑えることがでる。
このように、本発明では、高い結合剛性を確保できると共に、製造性に優れ、最上階に設置するのに適した付属ユニットを提供することができる。
また、付属ユニットを設置したユニット建物では、上記のように最上階に設置するのに適した付属ユニットを備えたユニット建物を提供することができる。そして、このようなユニット建物では、上記のように付属ユニットに対して水平荷重が作用した際の作用する応力に対して、全ての接合を剛接合としたものと比較して、ピン接合部分により分散して、重量やコストを抑えることが可能となる。よって、ユニット建物の最上階の重量を軽減して、ユニット建物の剛性向上を図ることができると共に、ユニット建物全体のコストも低減可能となる。
また、付属ユニットが最上階の建物ユニットの側方に配置されて最上階に設置されたものでは、付属ユニットに水平方向の荷重が作用しやすく、上記効果がより顕著になる。
図1は、本発明の実施の形態1の付属ユニットが設置されたユニット建物の概略を示す斜視図である。 図2は、前記ユニット建物を構成する一般的な建物ユニットの骨組み部分である枠構造体を示す斜視図である。 図3は、前記ユニット建物に設けた第1付属ユニットの面構造を説明するための分解斜視図である。 図4は、第1付属ユニットの骨組み部分である枠構造体を示す一部を分解した斜視図である。 図5は、第1付属ユニットの三角枠体を示す図であって(a)は三角枠体の側面図、(b)は(a)に示す三角枠体を図において右方向から見た状態を示す背面図である。 図6は、第1付属ユニットの枠構造体を図3の立面P13側から見た状態を示す背面図である。 図7は、第1付属ユニットの連結材が設けられた隅角部を示す平面図であって、図5の矢印Y7方向から見た状態を示している。 図8は、第1付属ユニットの下梁の断面図であって、図4のS8−S8線の位置で切断した状態を示している。 図9は、第1付属ユニットの柱材の断面図であって、図6のS9−S9線の位置で切断した状態を示している。 図10は、第1付属ユニットの柱材の断面図であって、図6のS10−S10線の位置で切断した状態を示している。 図11は、第1付属ユニットの柱材が設けられた隅角部を示す平面図であって、図6の矢印Y11方向から見た状態を示している。 図12は、第1付属ユニットの骨格部材に屋根下地パネルが取り付けられた状態を示す平面図である。 図13は、第1付属ユニットに屋根下地材を取り付ける前の状態を示す平面図である。 図14は、ユニット建物に設けた第2付属ユニットの面構造を説明するための分解斜視図である。 図15は、第2付属ユニットの骨組み部分である枠構造体の概略を示す斜視図である。 図16は、第2付属ユニットの骨組み部分である枠構造体を示す平面図である。 図17は、第2付属ユニットの枠構造体に屋根下地パネルを取り付けた状態を示す平面図である。 図18は、第2付属ユニットの枠構造体を立面P23側から見た正面図である。 図19は、第2付属ユニットの枠構造体を立面P22側から見た背面図である。 図20は、第2付属ユニットの柱材の断面図であって、図16のS20−S20線の位置で切断した状態を示している。 図21は、第2付属ユニットの要部の拡大図であって、図18の円K21で囲った部分を示している。 図22は、第2付属ユニットの低上梁を切断した状態を示す断面図であって、図18のS22−S22線の位置で切断した状態を示している。 図23は、第2付属ユニットの高上梁を切断した状態を示す断面図であって、図19のS23−S23線の位置で切断した状態を示している。 図24は、第2付属ユニットに屋根下地パネル及び天井パネルを取り付けた状態を示す断面図であって、図17のS24−S24線の位置で切断した状態を示している。 図25は、第2付属ユニットを最上階の建物ユニットの側方に配置して最上階に設置したユニット建物の概略を示す斜視図である。 図26は、実施の形態3の第2付属ユニットの枠構造体を立面P22側から見た背面図である。 図27は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて長中柱および長斜材の下端部のピン接合状態を示す図であって、(a)は図26のS27−S27線による切断位置で見下ろした状態を示し、(b)はその部分の背面図を拡大した図である。 図28は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて長斜材の上端部と高上梁とのピン接合状態を示す図であって、(a)はその接合状態を示す背面図であり、(b)は図26のS28−S28線による切断位置で見上げた状態を示している。 図29は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて長斜材の下端部と桁下梁とのピン接合状態を示す図であって、(a)は図26のS29−S29線による切断位置で見下ろした状態を示し、(b)はその部分の背面図を拡大した図であり、(c)は図26のS29c−S29c線による切断位置における側面図を示している。 図30は、実施の形態3の第2付属ユニットの枠構造体を立面P23側から見た正面図である。 図31は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて短中柱および短斜材の下端部のピン接合状態を示す図であって、(a)は図30のS31a−S31a線による切断位置で見下ろした状態を示し、(b)はその部分の背面図を拡大した図である。 図32は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて短斜材の上端部と低上梁とのピン接合状態を示す図であって、(a)はその接合状態を示す背面図を拡大した図であり、(b)は図30のS32b−S32b線による切断位置で見上げた状態を示している。 図33は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて短中柱および短斜材の上端部のピン接合状態を示す図であって、(a)はその接合状態を示す背面図を拡大した図であり、(b)は図30のS33b−S33b線による切断位置で見上げた状態を示している。 図34は、実施の形態3の第2付属ユニットにおいて短斜材の下端部と桁下梁とのピン接合状態を示す図であって、(a)は図30のS34a−S34a線による切断位置で見下ろした状態を示しており、(b)はその接合状態を示す背面図を拡大した図である。 図35は、ユニット建物の建物ユニット上に一対の第1付属ユニットおよび実施の形態3の第2付属ユニットを設置した例を示す斜視図である。 図36は、図35に示したユニット建物における第1付属ユニットの構造の概略および屋根パネルの支持構造を示す図である。 図37は、図35においてaの円にて囲む部分の第1付属ユニットの上梁と第2付属ユニットの低上梁との連結構造の説明図であり、(a)は図37(b)のS37a−S37a線による切断位置での側面図であり、(b)はその部分を第1付属ユニット側から第2付属ユニット側を見た正面図であり、(c)は図37(b)のS37c−S37c線による切断位置で見上げた状態を示している。 図38は、図35においてbの円にて囲む部分の第1付属ユニットの上梁と第2付属ユニットの低上梁との連結構造の説明図であり、(a)は図38(b)のS38a−S38a線による切断位置での側面図であり、(b)はその部分を第1付属ユニット側から第2付属ユニット側を見た正面図であり、(c)は図38(b)の矢印Y38cの方向から見上げた状態を示している。 図39は、図35においてcの円にて囲む部分の第1付属ユニットの傾斜梁同士の連結構造および第2付属ユニットの傾斜梁同士の連結構造の説明図であり、(a)はその部分の縦断面、(b)は図39(a)のS39b−S39b線による切断位置で見上げた状態を示している。 図40は、図37に示した連結構造の説明図の変形例を示しており、(a)は図40(b)のS40a−S40a線による切断位置での側面図であり、(b)はその部分を第1付属ユニット側から第2付属ユニット側を屋根パネルを削除した上体で見た正面図であり、(c)は図40(b)のS40c−S40c線による切断位置で見上げた状態を示している。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る付属ユニットの一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る付属ユニットを備えたユニット建物Hの概略を示す模式図であって、このユニット建物Hは、複数(本実施の形態では12)の一般的な建物ユニットAと、この建物ユニットAの上部に連結固定された第1付属ユニットB1及び第2付属ユニットB2と、を備えている。なお、本発明を適用した付属ユニットは、第2付属ユニットB2である。
このユニット建物Hは、工場で製作された複数の建物ユニットA及び両付属ユニットB1,B2を現地で連結することによって構築される。
ここで、まず、建物ユニットAの構造について簡単に説明すると、この建物ユニットAは、図2に示すように、鋼製の構造材を溶接で直方体状に接合して形成したボックスラーメン構造の枠構造体10を備えている。
この枠構造体10は、四角筒状の4本の柱材11,11…と、これら柱材11の下端部を水平方向に連結する長辺方向の下梁(床梁)12,12と、短辺方向の下梁(床梁)13,13と、前記4本の柱材11,11…の上端部を水平方向に連結する長辺方向の上梁(天井梁)14,14と、短辺方向の上梁(天井梁)15,15とから直方体状に形成される。そして、建物ユニットAには、床根太16,16…が下梁12,12間に所定間隔で平行に架設され、天井根太17,17…が上梁14,14間に所定間隔で平行に架設されている。各柱材11と各梁12,13,14,15とは、コーナ部において補強プレート18,18…を介在させて溶接されており、建物ユニットAの剛性を高めている。
なお、実施の形態の説明において、図1に示すユニット建物Hの設置状態における枠構造体10の長辺方向をX方向、短辺方向をY方向、高さ方向をZ方向として説明する。
両付属ユニットB1、B2は、上述の建物ユニットAを結合させて形成されたユニット建物Hの屋上部分に設置し、ルーフバルコニー等への出入口や小屋裏収納や吹き抜けやトップライトとして用いる。
第1付属ユニットB1は、図1に示すように、側方から視て三角形のユニットであり、1個の建物ユニットAの上に全体的に重なって設置される。
第2付属ユニットB2は、側方から視て台形のユニットであり、第1付属ユニットB1と同様に建物ユニットAの上に全体的に重なって設置される。また、第2付属ユニットB2は、その最も低い後述の立面P23(図14参照)が、第1付属ユニットB1の最も高い立面P13(図3参照)と同寸法に形成され、両ユニットB1,B2の後述する天井面P14,P26が連続して、両付属ユニットB1,B2により1つの三角形の側面の屋上構造物を形成する。
以下、各付属ユニットB1,B2について詳細に説明するが、まず、第1付属ユニットB1について説明する。
この第1付属ユニットB1は、図3に示すように、方形の底面P11と、この底面P11から立ち上げた三角形状の立面P12,P12及び方形の立面P13と、これら立面P12,P13の上端と底面P11の一側との間に跨る天井面P14と、を有した側方から視て三角形の立体状に形成されている。また、方形の底面P11は、建物ユニットAの上面の方形と同寸法に形成されている。なお、これら各面P11〜14は、後述する枠構造体20により形成される外周面を表したもので、実際には面として存在しない場合もある。すなわち、第1付属ユニットB1の外側面となる立面P12及び天井面P14は、外壁パネルや屋根材により覆われるが、他の底面P11及び立面P13は、パネルを設置して、上下方向や水平方向に隣り合う室内空間と区画してもよいし、あるいは、実際にはパネルを非設置とし、上下方向や水平方向に隣り合う室内空間と連続した空間を形成するようにしてもよい。
この第1付属ユニットB1は、コの字状形鋼又はC形鋼により枠状に形成された枠構造体20を備えている。
この枠構造体20は、図4に示すように、方形を成すように結合された4本の下梁である桁下梁21a,21b及び妻下梁22,22と、桁下梁21aの両端部と妻下梁22との一対の隅角部から立ち上げられた2本の柱材23,23と、桁下梁21bの両端部と妻下梁22との一対の隅角部に設けられた連結材26と、この連結材26と柱材23の上端部とを連結する2本の傾斜梁24,24と、2本の柱材23,23の上端部を連結する1本の上梁25と、を備えている。そして、前述の三角形の立面P12を形成する妻下梁22、柱材23、傾斜梁24、連結材26が剛接合により連結されて三角枠体200が形成されている。さらに、この三角枠体200どうしが、一対の桁下梁21a,21b及び上梁25とピン接合されて連結されている。
以下、この構造について詳細に説明する。
まず、三角枠体200について説明すると、妻下梁22は、その両端が、図5に示す柱材23と連結材26とに対して溶接による剛接合により連結されている。
ここで、連結材26は、図7に示すように、四角筒の、4箇所の側面のうちのX方向で第1付属ユニットB1の中央方向を向いた一箇所の側面が、その水平方向の幅が、他の側面の半分の寸法の断面形状に形成されており、この側面が、桁下梁21bを接合するための下梁取付板26fとなっている。この下梁取付板26fには、図5に示すように、上下一対のボルト穴26cが開口されている。
また、連結材26は、図7に示すように、Y方向の幅寸法は、傾斜梁24の同方向幅寸法よりも僅かに大きく、妻下梁22の同方向幅寸法の2倍程度の寸法に形成され、その高さ方向の寸法は、図5,図8に示すように、妻下梁22と傾斜梁24とを上下に重ねた高さ寸法に略一致する寸法に形成されている。そして、連結材26の上下の端面は、上下端部に鋼板製のエンドプレート26a,26aが溶接されて塞がれている。なお、下側のエンドプレート26aには、図示を省略するが、建物ユニットAとの結合用のボルト穴が開口されている。
妻下梁22は、前述のようにコの字状形鋼又はC形鋼により形成されており、コの字あるいはC型の開口をY方向で第1付属ユニットB1の中央方向に向けて設置され、また、そのY方向の幅寸法は、連結材26の同方向の幅寸法の1/2程度の寸法に形成されている。また、図5(a)に示すように、妻下梁22の長手方向の中間部には、断面を縦断する方向に補強板22s,22sが、妻下梁22を形成する3辺に跨って溶接されている。そして、妻下梁22は、その一端を連結材26の側面に当接させた状態で溶接された剛接合により連結材26に連結されており、他端を図5,図9に示すように、柱材23の下端側面に当接させた状態で溶接された剛接合により柱材23に連結されている。
また、妻下梁22の他端に剛接合により連結される柱材23は、図9に示すように、X方向の幅寸法が、傾斜梁24の同方向幅寸法と同程度の寸法に形成され、かつ、コの字あるいはC型の開口をX方向で第1付属ユニットB1の中央方向に向けて立設されている。 そして、柱材23は、その上端部は、図10に示すように、Y方向に傾斜した形状(連結材26に向かって下がる方向の傾斜)に形成されている。
さらに、柱材23のその高さが高くなった側の側面に、鋼板製の上梁取付板27が溶接による剛接合により連結されている。この上梁取付板27は、図6に示すように方形の1つのコーナ部分を切り欠いた台形板状に形成され、柱材23の上端よりも上方に傾斜梁24の高さ分だけ突出して配置されているとともに、柱材23の側方(X方向)に第1付属ユニットB1の中央方向に突出して配置されている。また、上梁取付板27には、4個のボルト穴27aが開口されている。
一方、柱材23の下端は、図10に示すエンドプレート23aが溶接されてその下方への開口が塞がれており、かつ、エンドプレート23aの上方に、柱材23の断面を横切るように配置されて補強板23bが溶接されている。さらに、エンドプレート23aと補強板23bとに跨って、X方向を向いて取付板23c(図5,図9参照)が溶接されている。
傾斜梁24は、図4あるいは図5(b)に示すように、上辺が長く下辺が短いコの字状形鋼又はC形鋼により形成され、図5(a)において左側に位置する一端の先端が連結材26の側面に溶接され、図において右側の他端の下面が柱材23の上端及び上梁取付板27に溶接されて、連結材26及び柱材23に剛接合により連結されている。
三角枠体200は、以上のようにして、妻下梁22、柱材23、傾斜梁24及び連結材26が剛接合されて三角枠状に形成されている。
第1付属ユニットB1の枠構造体20は、以上のように構成された一対の三角枠体200を、図4に示す桁下梁21a,21b及び上梁25により連結して構成されている。これら桁下梁21a,21b及び上梁25と三角枠体200との連結は、ピン接合による連結となっており、以下に、このピン接合について説明する。
まず、桁下梁21aのピン接合について説明する。
桁下梁21aは、前述のようにコの字状形鋼又はC形鋼により形成され、かつ、図9、図10に示すように、Y方向の幅が柱材23の同方向の幅の1/2程度の寸法に形成されており、また、コの字(C型)の開口をY方向で第1付属ユニットB1の中央方向に向けて設置されている。
そして、桁下梁21aの長手方向両端には、その長手方向を向いた開口部分を塞ぐように連結用板21sが溶接されている。この連結用板21sには、図示を省略した上下一対のボルト穴が開口されている。そして、ボルト31bを、柱材23の取付板23cに設けたボルト穴及び連結用板21sに設けたボルト穴に挿通し、連結用板21sと別体あるいは連結用板21sに溶着されたナット31n(図9参照)に締結して、桁下梁21aが柱材23の下端部にピン接合されている。
桁下梁21bは、図8に示すようにコの字状形鋼又はC形鋼により形成され、かつ、Y方向の幅が連結材26の同方向の幅の1/2程度の寸法に形成され、また、コの字(C型)の開口をY方向で第1付属ユニットB1の中央方向に向けて設置されている。
そして、桁下梁21bの長手方向両端には、その長手方向を向いた開口部分を塞ぐように略長方形板状の連結用板21tが溶接されている。この連結用板21tには、図示を省略した上下一対のボルト穴が開口されている。この桁下梁21bは、図7及び図8に示すように、ボルト32bを、連結材26の側面に設けたボルト穴及び連結用板21tに設けたボルト穴に挿通し、連結用板21tと別体あるいは連結用板21tに溶着されたナット32nに締結して、桁下梁21bが連結材26にピン接合されている。なお、桁下梁21a,21bにも、図示は省略するが、妻下梁22と同様に、長手方向の中間部において3辺に跨るように溶接された補強板が設けられている。
上梁25は、前述のようにコの字状形鋼又はC形鋼により形成され、かつ、図10に示すように、Y方向の幅寸法が柱材23の同方向幅寸法の1/2程度の寸法に形成されており、また、桁下梁21aと同様にコの字あるいはC型の開口を第1付属ユニットB1の中央方向に向けて設置されている。
そして、上梁25の長手方向両端部には、図4に示すように、接合時に上梁取付板27のボルト穴27aとY方向に重なる位置の4箇所にボルト穴25aが開口されており、図10及び図11に示すように、ボルト33bを、上梁取付板27及び上梁25の各ボルト穴27a,25aに挿通し(図10,11では図示省略)、上梁25と別体あるいは上梁25に溶着されたナット33nと締結して、ピン接合されている。
以上のように一対の三角枠体200を、桁下梁21a,21b及び上梁25により連結して第1付属ユニットB1の枠構造体20が形成されている。
枠構造体20の天井面P14には、図12に示すパネル状の屋根下地材34が取り付けられる。
この屋根下地材34の取付構造を簡単に説明する。
図13に示すように、上梁25の3箇所に支持ブラケット35が取り付けられていると共に、桁下梁21bの3箇所に支持ブラケット36が取り付けられている。屋根下地材34は、これら支持ブラケット35及び支持ブラケット36に支持され、かつ、ボルトやピンなどにより固定されて、枠構造体20に取り付けられている。なお、ユニット建物Hへの設置後は、屋根下地材34は図示を省略した屋根パネルにより覆われる。
以上のようにして構成された第1付属ユニットB1は、連結材26及び柱材23の下端部に取り付けられたエンドプレート26a,23aに挿通したボルトを、さらに、建物ユニットAの柱材11の上端のエンドプレート11a(図2参照)に挿通しナット(図示省略)に締結して、建物ユニットAに対して固定される。
次に、図1に示すように、第1付属ユニットB1の立面P13に連続し、ユニット建物Hの屋上部分において建物ユニットAの上部に連結固定された第2付属ユニットB2について説明する。
第2付属ユニットB2は、側面が台形状のユニットであり、図14に示すように、建物ユニットAの上面と同じ大きさの長方形の底面P21と、この底面P21から立ち上げられた長方形の立面P22,P23及び台形状の2つの立面P24,P25と、傾斜した長方形状の天井面P26と、を備えている。なお、これら各面P21〜26は、後述する枠構造体40により形成される外周面を表したもので、実際には面として存在しない場合もある。すなわち、第2付属ユニットB2の外側面となる立面P22、P24、P25及び天井面P26は、外壁パネルや屋根材により覆われるが、他の底面P21及び立面P23は、パネルを設置して、上下方向や水平方向に隣り合う室内空間と区画してもよいし、あるいは、実際にはパネルを非設置とし、上下方向や水平方向に隣り合う室内空間と連続した空間を形成するようにしてもよい。
第2付属ユニットB2の骨格を形成する枠構造体40は、図15に示すように、4本の柱材である短柱材41,41及び長柱材42,42と、4本の柱材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁としての桁下梁43a,43a及び妻下梁43b,43bと、各柱材41,41,42,42の上端部を連結する4本の上梁である高上梁44、低上梁45及び傾斜上梁46,46とを備えている。
さらに、本実施の形態では、枠構造体40は、立面P22の位置において、高上梁44と桁下梁43aとの間に、一対の長中柱47,47が立設され、かつ、各長中柱47と長柱材42との間に斜材47bが設けられている。
そして、枠構造体40は、立面P23の位置において、低上梁45と桁下梁43aとの間に、一対の短中柱48,48が立設され、かつ、各短中柱48と短柱材41との間に一対の斜材48a,48bがX状に設けられている。
次に、第2付属ユニットB2の枠構造体40の構造及び連結構造について説明する。
第2付属ユニットB2の枠構造体40は、底面P21を構成する4本の各桁下梁43a,43a,43b,43bと各柱材41,42とが剛接合により連結され、4本の各上梁44,45,46,46と各柱材41,41,42,42とがピン接合により連結されている。
以下、詳細に説明する。
短柱材41及び長柱材42は、図16に示すような略正方形断面形状の四角筒状の型鋼により形成されており、その上下端部は、図21及び図23に示す鋼板により形成されたエンドプレート41h,42hが固着されて塞がれている。なお、各柱材41,42の下端のエンドプレート41h,42hには、図示は省略するがボルトを挿通して建物ユニットAにピン接合により連結するための貫通穴が開口されている。
短柱材41及び長柱材42の下端部どうしは、4本の下梁としての桁下梁43a及び妻下梁43bが剛接合により連結されている。
桁下梁43aは、図15に示すように、短柱材41,41の下端部どうし及び長柱材42,42の下端部どうしをX方向に連結している。なお、桁下梁43aは、図20に示すように、コの字あるいはC型の開口をY方向で第2付属ユニットB2の中央方向に向けて設置され、かつ、Y方向の幅は、各柱材41,42の同方向の幅の略1/2の寸法に形成されている。
この桁下梁43aと両柱材41,42との連結は溶接による剛接合となっており、図18及び図19に示すように、短柱材41及び長柱材42の下端部に、断面コの字のジョイントピース41a,42aがそれぞれX方向で重なるように溶接され、このジョイントピース41a,42aの内側に桁下梁43aの長手方向端部が挿入された状態で溶接されている。
一方、短柱材41の下端部と長柱材42の下端部とは、図15に示すように妻下梁43bによりY方向に連結されている。この妻下梁43bの長手方向両端部と両柱材41,42との接合も、図20に示すように、各柱材41,42の下端部に溶接により接合されたコの字断面形状のジョイントピース41b,42bに、妻下梁43bの長手方向端部を差し込んだ状態で溶接されている。
次に、各柱材41,42と、4本の各上梁44,45,46との接合であるピン接合について説明する。
各上梁44,45,46の長手方向端部には、コの字あるいはC型の長手方向の端部の開口を塞ぐようにして、図21〜図23にそれぞれ示す取付板44a,45a,46aが固着されている。この取付板44a,45a,46aは、それぞれ矩形状の鋼板であり、上下に結合用のボルト孔(図示省略)が形成されている。
そして、これらの取付板44a,45a,46aは、各柱材41,42の側面にボルトとナットとを締結させることでピン接合されている。
すなわち、図21及び図22に示すように、低上梁45の取付板45aのボルト孔及び短柱材41の側面に設けられたボルト孔にボルト45bを挿通し、短柱材41側のナット45nに締結することにより、低上梁45の長手方向両端が各短柱材41,41にピン接合されている。なお、図22に示すように、低上梁45の上端面は、短柱材41の上端よりも僅かに低い位置に配置されている。この高低差により、第2付属ユニットB2の上面に、屋根下地材49(図17参照)を設置した際に、低上梁45と屋根下地材49との間に換気用の隙間が形成される。
また、高上梁44についても、詳細な図示は省略するが、低上梁45と同様に長手方向両端部に固着された図23に示す取付板44aに挿通したボルト44bを、さらに長柱材42の上端部側面に挿通し、長柱材42側のナット(図示省略)に締結させてピン接合されている。
傾斜上梁46と両柱材41,42との結合についても同様であり、傾斜上梁46の長手方向両端部に固着された取付板46a,46a及び各柱材41,42に、図22及び図23に示すようにボルト46b,46bを挿通し、各柱材41,42側のナット41n,42nに締結することで、ピン接合されている。
なお、前述した屋根下地材49は、第1付属ユニットB1と同様に、図16及び図17に示す高上梁44と低上梁45とに取り付けられた複数の支持ブラケット44f、45fの間に架け渡されて固定されている。なお、ユニット建物Hへの設置後は、屋根下地材49は図示を省略した屋根パネルにより覆われる。
以上のように構成されたユニット建物H、第1付属ユニットB1、第2付属ユニットB2は、以下に列挙する効果を奏する。
a)ユニット建物Hは、屋上部分に、第1付属ユニットB1及び第2付属ユニットB2とを連結したため、ユニット建物Hの外観に変化を持たせることができ、凹凸のある重厚な外観のユニット建物Hを形成することができると共に、ルーフバルコニー等への出入口や小屋裏収納や吹き抜けやトップライトなどとして有効に利用することができる。
b)第1付属ユニットB1及び第2付属ユニットB2を、その天井面P14,P26が連続する三角形状及び台形形状としたため、両ユニットB1,B2の組み合わせにより、屋上構造物や屋根材として用いることができ、デザインのバリエーションを増やすことができる。
c)第1付属ユニットB1は、枠構造体20が、妻下梁22と連結材26と柱材23と傾斜梁24とを剛接合した一対の剛接合枠体としての三角枠体200,200を備え、これら一対の三角枠体200,200の柱材23の上下両端部及び連結材26が、桁下梁21a,21bの長手方向両端部及び上梁25の長手方向両端部とピン接合により連結された構成とした。
このため、枠構造体20の製造時に、剛接合による連結を行うのは、立面P12である1平面を形成する三角枠体200のみで済むようにした。この三角枠体200は、傾斜梁24を有しているものの、1平面で作業を行うことができ、枠構造体を立体的に剛接合する場合の作業と比較して、単純な作業とすることができ、作業性に優れ、また、その分、製造コストも低減可能となる。
さらに、一対の三角枠体200を一対の両下梁21a,21b及び上梁25により連結する際は、立体的な作業となるが、これら各梁21a,21b,22と三角枠体200との接合は、ピン接合により連結するため、寸法誤差の吸収も容易であり、剛接合を行う場合と比較して作業性に優れる。
加えて、第1付属ユニットB1は、水平方向で上記のピン接合による連結部を有し、建物ユニットAへの組み付けた状態では、剛接合部への応力集中を抑制し、軽量化と剛性確保の両立を図ることができる。
このように、高い結合剛性を確保できると共に、製造性に優れ、最上階に設置するのに適した第1付属ユニットB1を提供することができる。
d)第1付属ユニットB1とその下方の建物ユニットAとを接合するのにあたり、三角枠体200を構成する柱材23及び連結材26のエンドプレート23a,26aを、建物ユニットAに接合するようにした。
このように、枠構造体20において枠構造体20のX方向両端に配置されて剛接合された三角枠体200の構成部分を、その下方の建物ユニットAに接合するようにしたため、これら三角枠体200が建物ユニットAにしっかりと固定され、第1付属ユニットB1の剛性を確保することができる。
e)第1付属ユニットB1の連結材26は、四角筒の一側面の一部を形成するようにして設けられて桁下梁21bの端部の連結用板21tとピン接合される下梁取付板26fを備えているため、この桁下梁21bの連結が容易であると共に、この連結を確実に行うことができる。
f)第1付属ユニットB1は、上梁25と柱材23とをピン接合するのにあたり、柱材23と傾斜梁24とに跨って両者に剛接合された上梁取付板27に接合させるようにした。
したがって、上梁取付板27が柱材23と傾斜梁24との一方のみに剛接合されている場合と比較して、上梁25の接合強度を確保できる。
g)第1付属ユニットB1のコの字あるいはC型の断面形状の妻下梁22は、3辺に跨る補強材22sを備えているため、妻下梁22の剛性を向上できる。桁下梁21a、21bについても、同様の補強板を備えているため、剛性を向上できる。
h)第1付属ユニットB1は、傾斜梁24と柱材23及び連結材26とを剛接合するのにあたり、傾斜梁24は、その下端面を連結材26の側面に当接させ、上端側は柱材23の上面に接合するようにした。このため、接合精度を高めるための端面の寸法精度管理が、傾斜梁24の下端面と、柱材23の上端面とのそれぞれに分散できる。よって、傾斜梁24の上端側も柱材の側面に接合するものと比較して、端面精度の分散を図り、歩留まりを向上させることが可能となる。
j)第2付属ユニットB2は、各桁下梁43a,43bと各柱材41,41,42,42とが剛接合されているため、下方の建物ユニットAとの結合を、各桁下梁43a,43b、各柱材41,42のいずれで行なっても、建物ユニットAとの連結剛性を確保することができる。
また、枠構造体40の製造時には、各桁下梁43a,43bと各柱材41,42との接合は、底面P21の形状を保持して行なえばよいため、剛接合であっても、立体的に部材を剛接合する場合と比較して、形状保持が容易であり、かつ、寸法精度も、平面状の寸法精度を確保できればよいため、全体を剛接合する場合と比較して、精度を低く抑えることが可能である。
一方、両柱材41,42の上端部と各上梁44,45,46との接合はピン接合であるため、寸法誤差を接合部分で吸収可能であり、全て連結部分を剛接合したものと比較して寸法精度を低く抑えることが可能であり、加えて、作業性も、剛接合を行なう場合と比較して優れる。
特に、本実施の形態1のように上梁の一部に傾斜上梁46を有した構造では、これを剛接合する場合、溶接作業時に、一定の角度の接合面を得るために高い寸法精度必要であると共に、一定の傾斜角度を保持する必要があるため、作業手間及び作業コストが増す。これと比較して、本実施の形態1では、これらの接合をピン接合としたため、作業手間及び作業コストを低減することができる。
一方、両柱材41,42の上端部と各上梁44,45,46との接合はピン接合であるため、寸法誤差を接合部分で吸収可能であり、全て連結部分を剛接合したものと比較して寸法精度を低く抑えることが可能であり、加えて、作業性も、剛接合を行なう場合と比較して優れる。
さらに、第2付属ユニットB2は、両柱材41,42の上端部と各上梁44,45,46との接合はピン接合としているため、水平方向荷重入力時の応力の集中を緩和することができる。
k)第2付属ユニットB2は、短柱材41と長柱材42とを備え、上梁として、傾斜上梁46を備えた構造とした。そして、この傾斜上梁46は、その長手方向両端に設けた取付板46a,46aをそれぞれ各柱材41,42の側面に当接させる構造としたが、上記g)のように傾斜上梁46と各柱材41,42とはピン接合としたため、寸法誤差を吸収することができ、剛接合とした場合と比較して、寸法精度を低く抑えることが可能であると共に、製造作業性に優れる。
このように、高い結合剛性を確保できると共に、製造性に優れ、最上階に設置するのに適した第2付属ユニットB2を提供することができる。
m)第2付属ユニットB2を設置したユニット建物Hでは、水平荷重が作用した際の作用する応力に対して、第2付属ユニットの全ての接合を剛接合としたものと比較して、ピン接合部分により分散することが可能となり、その分、部材の剛性を抑えて、重量やコストを抑えることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、図25に示すように、2つの第2付属ユニットB2、B2をユニット建物H2の最上階である2階の端部に設置した例であり、例えば、北側傾斜線制限などに対応可能に設置した例である。
すなわち、第2付属ユニットB2は、長柱材42が、建物ユニットAの柱材11と同じ長さに形成されている。そして、第2付属ユニットB2は、最上階の1階下である1階に設置された建物ユニットAa、Abの上側に隣接して配置され、かつ、最上階に設置された建物ユニットAc,Adの側方に隣接して配置されている。
また、各第2付属ユニットB2は、下方の建物ユニットAc,Adに対しては、実施の形態1と同様にして、各柱材41,42のエンドプレート41h,42hに挿通したボルトを建物ユニットAc,Adの柱材11のエンドプレート11cに締結して連結されている。なお、図25において、白抜きの丸印は、高上梁44、低上梁45、傾斜上梁46の長手方向両端部と、各柱材41,42とのピン接合を表している。一方、黒の三角は、桁下梁43a、妻下梁43bの長手方向両端部と、各柱材41,42との剛接合を表している。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。
この実施の形態3は、中柱および斜材の具体的な連結構造を示すとともに、第1付属ユニットB31と第2付属ユニットB32との連結構造の一具体例を示している。
なお、実施の形態3は、実施の形態1の変形例であるため、実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同様の符号を付して説明を省略する。
第2付属ユニットB32は、図26に示すように、長中柱47,47および長斜材301,302を備えているとともに、図30に示すように、短中柱48,48および短斜材303,304を備えている。
そこで、まず、第2付属ユニットB32において立面P22(図14参照)の部分における長中柱47と左右の長斜材301,302との連結構造を図26〜図29により説明する。
(長中柱47と左右の長斜材301,302との連結構造)
図26は、第2付属ユニットB32の枠構造体340を立面P22側から見た背面図である。
この図26に示すように、長中柱47は、高上梁44と桁下梁43aとに上下各端部を連結されて、水平方向で長柱材42,42からそれぞれ等間隔の位置で、鉛直方向に立設されている。
そして、図26において、左側に位置する長斜材301は、上端部を高上梁44に連結される一方で下端部を長中柱47に連結されている。また、図26において右側に位置する長斜材302は、上端部を高上梁44に連結される一方で下端部を桁下梁43aに連結されている。すなわち、長斜材302の下端部近傍では、長中柱47に、図示を省略したバルコニー用の手摺を取り付けるための手摺受材320が取り付けられている。そこで、長斜材302は、もう一方の長斜材301のように長中柱47に連結するのではなく、桁下梁43aに連結している。
(長中柱47の連結構造)
ここで、まず、長中柱47と高上梁44および桁下梁43aとの連結構造を、図27に基づいて桁下梁43aとの連結構造を代表して説明する。
長中柱47は、水平方向の断面が、図27(a)に示すように、コの字断面状に形成されており、コの字の両端のフランジを、立面P22の正面方向(矢印Y方向)とは逆方向に向けて配置されている。なお、矢印X,Y,Zの向きは、実施の形態1と同様である。
そして、長中柱47の上下両端部(下端部のみ図示する)に、結合用ブラケット311が挿入された状態で剛接合されている。
この結合用ブラケット311は、桁下梁43aの上面に当接するフランジ311fを備えており、このフランジ311fを、ボルトおよびナットから成る締結部材312で締結したピン接合として、長中柱47の下端部が桁下梁43aに連結されている。
なお、長中柱47の上端部と高上梁44との連結も、結合用ブラケット311を用いて上記と同様のピン接合により連結しているが、その構造は、上記の構造を上下逆に構成したものであり説明は省略する。
以上のようにして設けられた長中柱47と長柱材42と高上梁44および桁下梁43aとにより形成される縦長長方形の空間を略三角形に仕切るように長斜材301,302が設けられている。
以下に、各長斜材301,302の連結構造について説明する。
(長斜材301の連結構造)
まず、高上梁44と長中柱47とに連結された長斜材301の連結構造を説明する。
長斜材301の下端部は、図27に示すように、連結ブラケット313を介してピン接合により長中柱47に連結されている。
連結ブラケット313は、図27(b)に拡大して示すように、長中柱47の側面に沿って当接されたベース313aから、縦断面がコの字状の支持板313bを水平方向へ立設して形成されている。なお、コの字の両端のフランジは、立面P22の正面方向(矢印Y方向)に延在されている。
そして、ベース313aが、長中柱47の側面に、ボルトおよびナットから成る締結部材313cを締結したピン接合により連結されている。
さらに、長斜材301の下端部が、連結ブラケット313の支持板313bに、ボルトおよびナットから成る締結部材313dを締結したピン接合により連結されている。なお、長斜材301は、断面がコの字状に形成されており、支持板313bとは、平面状のコの字の背中同士を当接させて連結されている。
長斜材301の上端部は、図28に示すように、連結ブラケット314を介して高上梁44にピン接合により連結されている。
連結ブラケット314は、前述した連結ブラケット313と同様の構成であり、ベース314aと支持板314bとを備えている。
また、ベース314aが、高上梁44の下面に、ボルトおよびナットから成る締結部材314cを締結したピン接合により連結されている。さらに、長斜材301の上端部が、連結ブラケット314の支持板314bに、ボルトおよびナットから成る締結部材314dを締結したピン接合により連結されている。
(長斜材302の連結構造)
次に、高上梁44と桁下梁43aとに連結された長斜材302の連結構造について説明する。
前述したように、図26において、右側に位置する長斜材302は、上端部を高上梁44に連結される一方で下端部を桁下梁43aに連結されている。
ここで、長斜材302の高上梁44への連結は、長斜材301と同様に連結ブラケット324を介したピン接合による連結であるため、説明を省略する。
長斜材302と桁下梁43aとの連結は、連結ブラケット315を介在させたピン接合による連結となっている。
連結ブラケット315は、図29に示すように、前述した連結ブラケット313と同様の構成であり、ベース315aと支持板315bとを備えている。
また、ベース315aが、桁下梁43aの上面に、ボルトおよびナットから成る締結部材315cを締結したピン接合により連結されている。さらに、長斜材302の下端部が、連結ブラケット315の支持板315bに、ボルトおよびナットから成る締結部材315dを締結したピン接合により連結されている。
このように、長中柱47に手摺受材320が取り付けられていて、長斜材302を連結することができない場合は、長斜材302を桁下梁43aに連結することによりトラス構造を形成することができる。
(短中柱48と左右の短斜材303,304との連結構造)
次に、立面P23の位置における短中柱48と左右の短斜材303,304との連結構造を図30〜図34により説明する。
図30は、第2付属ユニットB32の枠構造体340を立面P23側から見た正面図である。
この図30に示すように、短中柱48は、低上梁45と桁下梁343とに上下各端部を連結されて、水平方向で短柱材41,41からそれぞれ等間隔の位置で、鉛直方向に立設されている。
そして、短柱材41と短中柱48と低上梁45および桁下梁343とに囲まれた略正方形の空間部に、一対の短斜材303,304が、それぞれ、前記空間部を略三角形状に仕切るように、X状に交差して設けられている。
両短斜材303,304のうちの一方の短斜材303は、短中柱48と桁下梁343とに連結され、もう一方の短斜材304は、短中柱48と低上梁45とに連結されている。
以下に、その連結構造について説明する。
(短中柱48の連結構造)
まず、短中柱48と、低上梁45および桁下梁343との連結について説明する。
短中柱48は、図31(a)に示すように、長中柱47と同様に、コの字断面形状に形成され、コの字の両端のフランジが立面P23の正面方向とは逆方向(矢印Y方向)に向けて設置されている。そして、この短中柱48は、長中柱47と同様に、短中柱48の上下にそれぞれ結合用ブラケット311を剛接合により結合し、この結合用ブラケット311を低上梁45および桁下梁343にピン接合して連結した構造となっている。
また、この連結も、長中柱47の場合と同様に、図31および図33に示すように、結合用ブラケット311のフランジ311fを、ボルトおよびナットから成る締結部材312により低上梁45および桁下梁343に締結して行っている。
(短斜材303の連結構造)
次に、短斜材303の連結構造を図31,図32に基づいて説明する。
短斜材303は、上端部を低上梁45に連結される一方で下端部を短中柱48に連結されている。
短斜材303の上端部と低上梁45との連結は、図32に示すように、連結ブラケット316を介した連結となっている。
この連結ブラケット316は、前述した連結ブラケット313と同様の構成であり、ベース316aと支持板316bとを備えている。そして、ベース316aが、低上梁45の下面に、ボルトおよびナットから成る締結部材316cを締結したピン接合により連結されている。また、この締結状態で、断面略コの字形状の支持板316bは、両端のフランジの延在方向が立面P23の正面方向(矢印Y方向とは逆方向)を向くように設置され、かつ、支持板316bのコの字の背面が、低上梁45において、前述正面方向(矢印Y方向の逆方向)側の外側端部よりも内側に配置されている。
この連結ブラケット316の支持板316bに、短斜材303の上端部が、ボルトおよびナットから成る締結部材316dを締結したピン接合により連結されている。なお、短斜材303は、断面がコの字状に形成されており、支持板316bとは、平面状のコの字の背中同士を当接させて連結されている。
短斜材303の下端部と短中柱48との連結は、図31に示すように、連結ブラケット317を介したピン接合による連結となっている。
この連結ブラケット317は、前述した連結ブラケット313と同様の構成であり、ベース317aと支持板317bとを備えている。そして、ベース317aが、短中柱48の側面に、ボルトおよびナットから成る締結部材317cを締結したピン接合により連結されている。また、この締結状態で、断面略コの字形状の支持板317bは、両端のフランジの延在方向が立面P23の正面方向(矢印Y方向とは逆方向)を向くように設置され、かつ、支持板317bのコの字の背面が、桁下梁343において、前述の矢印FRで示す正面方向側の外側端部よりも内側に配置されている。
この連結ブラケット317の支持板317bに、短斜材303の下端部が、ボルトおよびナットから成る締結部材317dを締結したピン接合により連結されている。なお、短斜材303と支持板317bとは、平面状のコの字の背中同士を当接させて連結されている。
したがって、短斜材303は、図31および図32に示すように、低上梁45においてその幅方向において立面P23の正面方向とは逆方向(矢印Y方向)の略1/2程度の位置に配置される。
(短斜材304の連結構造)
次に、短斜材304の連結構造を図33,図34に基づいて説明する。
短斜材304は、図30に示すように、上端部を短中柱48に連結される一方で下端部を桁下梁343に連結されている。
短斜材304の上端部と短中柱48との連結は、図33に示すように、連結ブラケット318を介したピン接合による連結となっている。
この連結ブラケット318は、前述した連結ブラケット313と同様の構成であり、ベース318aと支持板318bとを備えている。そして、ベース318aが、短中柱48の側面に、ボルトおよびナットから成る締結部材318cを締結したピン接合により連結されている。また、この締結状態で、断面略コの字形状の支持板318bは、両端のフランジの延在方向が立面P23の正面方向とは逆方向(矢印Y方向)を向くように設置され、かつ、支持板318bのコの字の背面が、前述した両連結ブラケット316,317の支持板316b,317bの位置よりも僅かに前記正面方向の位置に配置されている。
この連結ブラケット318の支持板318bに、短斜材304の上端部が、ボルトおよびナットから成る締結部材318dを締結したピン接合により連結されている。なお、短斜材304は、断面がコの字状に形成されており、支持板318bとは、平面状のコの字の背中同士を当接させて連結されている。
短斜材304の下端部と桁下梁343との連結は、図34に示すように、連結ブラケット319を介したピン接合による連結となっている。
この連結ブラケット319は、前述した連結ブラケット313と同様の構成であり、ベース319aと支持板319bとを備えている。そして、ベース319aが、桁下梁343の上面に、ボルトおよびナットから成る締結部材319cを締結したピン接合により連結されている。また、この締結状態で、断面略コの字形状の支持板319bは、両端のフランジの延在方向が立面P23の正面方向とは反対方向(矢印Y方向)を向くように設置され、かつ、支持板319bのコの字の背面が、前述した両連結ブラケット316,317の支持板316b,317bの位置よりも僅かに前記正面方向の位置に配置されている。
この連結ブラケット319の支持板319bに、短斜材304の下端部が、ボルトおよびナットから成る締結部材319dを締結したピン接合により連結されている。なお、短斜材304と支持板319bとは、平面状のコの字の背中同士を当接させて連結されている。
したがって、短斜材304は、図33および図34に示すように、低上梁45においてその幅方向(矢印FRに沿う方向)の外側寄りの位置に配置される。したがって、両短斜材303,304は、背面同士を当接あるいは近接させて、短斜材304が短斜材303よりも立面P23の正面方向である矢印FR方向に配置される。
(第1付属ユニットB31と第2付属ユニットB32との連結部分の構造)
次に、第1付属ユニットB31と第2付属ユニットB32との連結部分の構造について説明する。なお、この連結部分の説明にあたり、図35に示すように、一対の第1付属ユニットB31および第2付属ユニットB32を、ユニット建物Hの建物ユニットA上に設置する場合を例に挙げて説明する。
この場合、実施の形態1と同様に、各付属ユニットB31,B32と建物ユニットAとの間にあっては、第1付属ユニットB31では、柱材23および連結材26のエンドプレート23a,26a(図35では図示省略)を、建物ユニットAに接合する。また、第2付属ユニットB32では、各柱材41,42のエンドプレート41h,42h(図35では図示省略)を、その下方の建物ユニットAに接合する。
なお、実施の形態3では、第1付属ユニットB31において、図36に示すように、実施の形態1において柱材23の下端同士を連結していた桁下梁21aを廃止している。第1付属ユニットB31を、建物ユニットAおよび第2付属ユニットB32に連結させた場合、このように、桁下梁12aを廃止しても、十分な強度を確保することができる。 また、第1付属ユニットB31の上部には、屋根下地材330が設けられている。
以下に、両付属ユニットB31,B32間の連結について詳細に説明する。
図36に示すように、両付属ユニットB31,B32の設置状態で、上梁25と低上梁45とが、近接状態で対面している。
そこで、第1付属ユニットB31の上梁25と第2付属ユニットB32の低上梁45とを端部ジョイント351(図37参照)および中間部ジョイント361(図38参照)を用いて連結することにより、両付属ユニットB31,B32の連結を行なう。
端部ジョイント351は、図35のaの円により囲む部分において、上梁25と低上梁45とを連結するもので、この構造を図37に基づいて説明する。
すなわち、端部ジョイント351は、図37に示すように、短斜材303を連結する連結ブラケット316の設置位置の近傍であって上梁取付板27の先端部に配置されている。この端部ジョイント351は、金属板により形成され、図37(a)(b)に示すように、上梁25と低上梁45とに挟まれて上下方向に延びる連結板部351aと、この連結板部351aの下端にて略直角に折曲されて上梁25の下面に沿って配置された折曲フランジ部351bとを備えている。そして、ボルトとナットにより構成される締結部材352のボルトを、低上梁45、連結板部351a、上梁取付板27、上梁25に貫通させて、ナットを締結させることにより、上梁25と低上梁45とをピン接合により連結している。
中間部ジョイント361は、図35においてbの円により囲む部分を含み、上梁25および低上梁45の延在方向の中間部を連結するのに用いる。
中間部ジョイント361は、図38に示すように、長方形を成す金属板により形成され、この中間部ジョイント361を、両上梁25,45の下面どうしの間に架け渡し、この中間部ジョイント361を、それぞれ、各上梁25,45にボルトおよびナットから成る締結部材362により締結し、両上梁25,45をピン接合により連結している。
なお、図37(b)に示すように、この中間部ジョイント361による連結は、所定の間隔にて複数箇所で実施されている。
(第1付属ユニットB31どうし、第2付属ユニットB32どうしの連結部分の構造)
図35に示すように、第1付属ユニットB31,B31同士および第2付属ユニットB32,B32同士が隣り合って配置される場合は、第1付属ユニットB31,B31同士および第2付属ユニットB32,B32同士も連結する。
この連結構造を、図35においてcの円により囲んだ部分を示す図39に基づいて説明する。
上記連結には、妻ジョイント部材390を用いる。妻ジョイント部材390は、両傾斜梁24,24および傾斜上梁46,46の下面に跨って配置されるジョイントプレート391と、このジョイントプレート391と傾斜梁24および傾斜上梁46とを結合する結合部材392とを備えている。
ジョイントプレート391は、図示のように、平面視で長方形の金属板に形成されている。
結合部材392は、薄板状のベースプレート392aと、このベースプレート392aに一体的に結合されて、このベースプレート392aから起立された一対のボルト392b,392bと、各ボルト392bに締結されるナット392cとを備えている。
したがって、ジョイントプレート391を、図39(b)に示すように、隣り合う傾斜梁24,24の下面に架け渡し、その状態で、各結合部材392によりジョイントプレート391を、両傾斜梁24,24にそれぞれ締結させて、両傾斜梁24,24同士がピン接合により連結されている。
両傾斜上梁46にあっても、上記と同様に、ジョイントプレート391を両傾斜上梁46,46に跨らせ、それぞれ、結合部材392によりピン接合させることにより連結されている。
(屋根パネルの取付構造)
次に、前述した端部ジョイント351の変形例を、図40に基づいて説明する。
図40に示す端部ジョイント400は、屋根下地材330の取付構造に利用した例である。
すなわち、端部ジョイント400は、図40(a)において上下方向に延在された本体プレート401と、上下に設けられたフランジ部402,402とにより、縦断面形状がコの字状に形成されている。また、図40(b)に示すように、端部ジョイント400は、前述した端部ジョイント351と比較して、水平方向(矢印X方向)に長い形状に形成されている。
そして、端部ジョイント400の上側のフランジ部402に、屋根下地材330を支持するための受金具331を、図40(a)(b)に示すように、ボルトとナットとによる締結部材332により締結している。
なお、受金具331は、図40(a)に示すように、屋根下地材330の垂木333を連結した上側桁材334を受け止め可能に略U字状に形成されている。
また、図36に示すように、屋根下地材330の下端部も、受金具331と同様の受金具335を介して、桁下梁21bに支持されている。
(実施の形態3の効果)
本実施の形態3の第2付属ユニットB32は、実施の形態1で述べた効果に加え、以下に列挙する効果を奏する。
3−a)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
低上梁45と桁下梁343とを連結する短中柱48が、水平方向で短柱材41,41の間の位置で鉛直方向に立設され、その上下各端部がピン接合により低上梁45と桁下梁343とに連結されていることを特徴とする。
このように、低上梁45と桁下梁343との間に短中柱48,48をピン接合により架け渡したため、第2付属ユニットB32を補強することができる。しかも、短中柱48,48は、ピン接合とすることにより、短中柱を溶接などによる剛接合により結合したものと比較して、製造容易であるとともに、水平方向荷重入力時の応力の集中を緩和することができる。
3−b)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
短中柱48,48と短柱材41,41と低上梁45と桁下梁343とに囲まれた略四角形の空間部分に、この空間を略三角形に仕切る短斜材303,304が設けられていることを特徴とする。
このように、短中柱48による補強部分に、さらに短斜材303,304を加えてトラス構造とすることにより、さらなる補強効果を得ることができる。また、短斜材303,304をピン接合により連結することにより、剛接合の場合よりも製造が容易となる。
3−c)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
短斜材303、は、上端部を低上梁45にピン接合により連結される一方で下端部を短中柱48にピン接合により連結されていることを特徴とする。
したがって、低上梁45と桁下梁343とを相対変位させるような水平方向入力を、短中柱48および短斜材303により受け止めることができ、短中柱48を効果的に利用したトラス構造とすることができる。
3−d)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
短斜材304は、上端部を短中柱48にピン接合により連結される一方で下端部を桁下梁343にピン接合により連結されていることを特徴とする。
したがって、低上梁45と桁下梁343とを相対変位させるような水平方向入力を、短中柱48および短斜材304により受け止めることができ、短中柱48を効果的に利用したトラス構造とすることができる。
3−e)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
高上梁44と桁下梁43aとを連結する長中柱47が、水平方向で長柱材42,42の間の位置で鉛直方向に立設され、その上下各端部が高上梁44と桁下梁43aとにピン接合により連結されていることを特徴とする。
このように、高上梁44と桁下梁43aとの間に長中柱47,47をピン接合により架け渡したため、第2付属ユニットB32を補強することができる。しかも、長中柱47,47は、ピン接合とすることにより、短中柱を溶接などによる剛接合により結合したものと比較して、製造容易であるとともに、水平方向荷重入力時の応力の集中を緩和することができる。
3−f)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
長中柱47と長柱材42と高上梁44と桁下梁43aとに囲まれた略四角形の空間部分に、この空間を略三角形に仕切る長斜材301,302が設けられていることを特徴とする。
このように、長中柱47による補強部分に、さらに長斜材301,302を加えてトラス構造とすることにより、さらなる補強効果を得ることができる。また、長斜材301,302をピン接合により連結することにより、剛接合の場合よりも製造が容易となる。
3−g)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
長斜材301は、上下端部の一方である上端部を高上梁44にピン接合により連結される一方で、上下端部の他方である下端部を長中柱47にピン接合により連結されていることを特徴とする。
したがって、高上梁44と下梁34aとを相対変位させるような水平方向入力を、長中柱47および長斜材301により受け止めることができ、長中柱47を効果的に利用したトラス構造とすることができる。
なお、実施の形態3により示したのとは逆に、長斜材301の下端部を桁下梁43aに連結し、長斜材301の上端部を長中柱47に連結した構造とすることもできる。
3−h)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
長斜材302は、上端部を高上梁44にピン接合により連結される一方で、下端部を桁下梁43aにピン接合により連結されていることを特徴とする。
したがって、長斜材302を長中柱47に連結できない場合であっても、高上梁44と下梁34aとを相対変位させるような水平方向入力を、長斜材301により受け止めることができるトラス構造とすることができる。
なお、実施の形態3により示したのとは左右逆に、長斜材302の下端部を長柱材42の近傍で桁下梁43aに連結し、長斜材302の上端部を長中柱47の近傍で高上梁44に連結することもできる。
3−j)実施の形態3の第2付属ユニットB32では、
各斜材301〜304の両端と、各斜材301〜304の連結対象との間には、連結ブラケット313〜319が介在され、
この連結ブラケット313〜319は、各斜材301〜304および連結対象に、それぞれピン接合により連結されていることを特徴とする。
このように、各斜材301〜304と、その連結対象との間に連結ブラケット313〜319を介在させることにより、各斜材301〜304と、その連結対象とを直接ピン接合により連結するものと比較して、相対位置のずれを吸収し易いとともに、入力に対する荷重の分散が容易となり、強度的に優れる。
3−k)実施の形態3の第2付属ユニットB32を備えたユニット建物では、
第1付属ユニットB31の上梁25と第2付属ユニットB32の低上梁45とを端部ジョイント351および中間部ジョイント361を用いて連結することにより、両付属ユニットB31,B32を連結させた構造とした。
このように、両ジョイント351,361を設定することにより、両ユニットB31,B32の連結を容易に実施できる。
3−k)実施の形態3の第2付属ユニットB32を備えたユニット建物では、
第1付属ユニットB31同士および第2付属ユニットB32同士の連結部分では、
両傾斜梁24,24および傾斜上梁46,46の下面に跨って配置されるジョイントプレート391と、このジョイントプレート391と傾斜梁24および傾斜上梁46とを結合する結合部材392とを備えた妻ジョイント部材390により結合した。
したがって、第1付属ユニットB31同士および第2付属ユニットB32同士を連結することにより、ユニット建物における結合強度を確保できる。
また、結合部材392は、各傾斜梁24および傾斜上梁46に対して締結する一対のボルトおよびナットを備えているため、1本のボルトおよびナットで締結するものと比較して、高い結合強度を得ることができる。
3−m)実施の形態3の第2付属ユニットB32を備えたユニット建物では、
図40に示す端部ジョイント400を、屋根下地材330の取付構造に利用した。
このように、端部ジョイント400を、屋根下地材330の支持に兼用したため、このような兼用を行なわないものと比較して、部品点数の削減が可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて詳述したが、本発明は、前記の実施形
態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱しない範囲で、種
々の設計変更を行うことができるものである。
例えば、実施の形態では、発明の付属ユニットとしての第2付属ユニットに加え、三角形の第1付属ユニットを並設した例を示したが、第2付属ユニットを単独で設置してもよい。あるいは、ユニット建物が建物ユニットを1層だけしか設置しない場合などには、両付属ユニットB1,B2の両方あるいは第2付属ユニットを屋根として設置してもよい。
また、設置対象の建物としては、建物ユニットを連結した構成したユニット建物に限定されない。
また、実施の形態では、ピン接合として、ボルトとナットによる接合の例を示したが、これに限定されるものではなく、ピンやリベットなどを用いて接合することもできる。また、ボルト・ナットを用いる場合も含め、その設置数は、実施の形態で示した数に限定されることはなく、設置数を増やして接合剛性を高めることもできる。
また、柱材の上端部どうしをピン接合により連結する上梁は、柱材と傾斜梁とに剛接合された上梁取付板にピン接合する構造としたが、これに限定されない。例えば、傾斜梁が柱材の側面に剛接合された構造では、上梁取付板は、柱材のみに剛接合してもよいし、あるいは、上梁取付板を用いることなく、柱材の上端の側面に直接ピン接合するようにしてもよい。また、実施の形態で示したように、柱材の上部に傾斜梁が剛接合された構造では、上梁を傾斜梁にピン接合させて、間接的に柱材にピン接合する構造としてもよい。
また、実施の形態では、枠構造体を構成する下梁や上梁などとして、コの字状形鋼又はC形鋼を示したが、H形鋼等の他の形状の鋼材を用いてもよい。
40 枠構造体
41 短柱材
42 長柱材
43a 桁下梁
43b 妻下梁
44 高上梁
45 低上梁
46 傾斜上梁
47 長中柱
48 短中柱
301 長斜材
302 長斜材
303 短斜材
304 短斜材
313 連結ブラケット
314 連結ブラケット
315 連結ブラケット
316 連結ブラケット
317 連結ブラケット
318 連結ブラケット
319 連結ブラケット
324 連結ブラケット
A 建物ユニット
B2 第2付属ユニット
B32 第2付属ユニット
H ユニット建物
P21 底面
P22 立面
P23 立面
P24 立面
P25 立面
P26 天井面

Claims (18)

  1. 建物の垂直方向の投影範囲における最上部に設置される付属ユニットであって、
    四角形の隅角部に配置される4本の柱材と、その柱材の下端部どうしを水平方向に連結する4本の下梁と、前記柱材の上端部どうしを連結する4本の上梁とを備え、
    前記柱材は、前記四角形の隅角部のうちの隣接する2箇所に配置される長柱材と、他の隣接する2箇所に配置される短柱材と、を備え、
    前記4本の上梁は、前記2本の長柱材の上端部どうしを連結する高上梁と、前記2本の短柱材の上端部どうしを連結する低上梁と、前記長柱材の上端部と前記短柱材の上端部とを連結する一対の傾斜梁と、を備え、
    前記下梁と前記柱材とが剛接合され、かつ、前記4本の上梁としての各梁と前記柱材とがピン接合されて連結され、
    前記4本の上梁としての各梁と前記柱材とのピン接合は、前記上梁の長手方向両端部に開口を塞いで固着された取付板を、各柱材の上部側面にピン接合することでなされていることを特徴とする付属ユニット。
  2. 請求項1に記載の付属ユニットにおいて、
    前記各柱材は、四角筒状の型鋼により形成されていることを特徴とする付属ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の付属ユニットにおいて、
    前記低上梁と前記下梁とを連結する短中柱が、水平方向で前記短柱の間の位置で鉛直方向に立設され、その上下各端部が、ピン接合により前記低上梁と前記下梁とに連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  4. 請求項3に記載の付属ユニットにおいて、
    前記短中柱と前記短柱と前記低上梁と前記下梁とに囲まれた略四角形の空間部分に、この空間を略三角形に仕切る短斜材が設けられていることを特徴とする付属ユニット。
  5. 請求項4に記載の付属ユニットにおいて、
    前記短斜材は、上端部を前記低上梁にピン接合により連結される一方で下端部を前記短中柱にピン接合により連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  6. 請求項4に記載の付属ユニットにおいて、
    前記短斜材は、上端部を前記短中柱にピン接合により連結される一方で下端部を前記下梁にピン接合により連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の付属ユニットにおいて、
    前記高上梁と前記下梁とを連結する長中柱が、水平方向で前記長柱の間の位置で鉛直方向に立設され、その上下各端部がピン接合により前記高上梁と前記下梁に連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  8. 請求項7に記載の付属ユニットにおいて、
    前記長中柱と前記長柱と前記高上梁と前記下梁とに囲まれた略四角形の空間部分に、この空間を略三角形に仕切る長斜材が設けられていることを特徴とする付属ユニット。
  9. 請求項8に記載の付属ユニットにおいて、
    前記長斜材は、上下各端部の一方を前記高上梁あるいは前記下梁にピン接合により連結される一方で、上下各端部の他方を前記長中柱にピン接合により連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  10. 請求項8に記載の付属ユニットにおいて、
    前記長斜材は、上端部を前記高上梁にピン接合により連結される一方で、下端部を前記下梁にピン接合により連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  11. 請求項4〜請求項6、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の付属ユニットにおいて、
    前記各斜材の両端と、前記各斜材の連結対象との間には、連結ブラケットが介在され、
    この連結ブラケットは、前記各斜材および前記連結対象に、それぞれピン接合により連結されていることを特徴とする付属ユニット。
  12. 請求項11に記載の付属ユニットにおいて、
    前記各斜材は、コの字縦断面形状に形成され、かつ、前記連結ブラケットは、コの字縦断面形状の支持板を備え、
    前記各斜材と前記支持板とが、平面状のコの字の背中同士を当接させてピン接合されていることを特徴とする付属ユニット。
  13. 請求項11または請求項12に記載の付属ユニットにおいて、
    前記長中柱の下端部近傍にて、前記長中柱と前記長柱材と前記高上梁と前記下梁とに囲まれた略四角形の空間部分に手摺受材が取り付けられ、
    前記長斜材の下端部が、前記連結対象としての前記下梁に前記連結ブラケットを介してピン接合されていることを特徴とする付属ユニット。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の付属ユニットにおいて、
    前記低上梁の上端面は、前記低上梁と屋根下地材との間に換気用の隙間を形成するために、前記短柱材の上端よりも低い位置に配置されていることを特徴とする付属ユニット。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の付属ユニットにおいて、
    前記高上梁および前記低上梁に取り付けられた複数の支持ブラケットの間に、屋根下地材が架け渡されて固定されていることを特徴とする付属ユニット。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載された付属ユニットが、複数の建物ユニットを連結して形成されたユニット建物の最上階に設置された前記建物ユニットの上側に隣接して設置され、この上側の前記建物ユニットに連結されていることを特徴とするユニット建物。
  17. 請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載された付属ユニットが、前記ユニット建物の最上階に設置された前記ユニット建物の側方に隣接すると共に、最上階の1階下の前記建物ユニットの上側に隣接して設置され、側方及び下方の前記建物ユニットに連結されていることを特徴とするユニット建物。
  18. 請求項16に記載のユニット建物において、
    前記最上階に、前記付属ユニットである第1の付属ユニットに隣接して、第2の付属ユニットが設置され、
    前記第2の付属ユニットは、四角形の隅角部の隣り合う一対の隅角部に配置される2本の柱材及び他の隣り合う一対の隅角部に配置され前記柱材よりも低く形成された2個の連結材と、前記柱材の下端部及び連結材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁と、前記柱材の上端部どうしを連結する1本の上梁と、前記柱材と前記連結材とを連結する傾斜梁と、を備えた枠構造体を備え、かつ、前記柱材と前記傾斜梁とに跨って剛接合された上梁取付板に、前記上梁がピン接合され、
    前記上梁取付板第1の付属ユニットの低上梁と、前記第2の付属ユニットの上梁および前記上梁取付板とに挟まれた連結板部を備えた端部ジョイントが設けられ、
    前記低上梁と前記上梁とは、前記低上梁、前記連結板部、前記上梁取付板、前記上梁を貫通させたボルトをナットで締結させたピン接合により連結されていることを特徴とするユニット建物。
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