JP5320119B2 - 火災受信機 - Google Patents
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Description
従来技術においては、第1のデータベースの設定内容が変更された場合には、この変更された内容で、メモリカードが上書きされてしまうこととなる。このため、何度も変更が行われた場合には、どのような変更が行われたのかを、後日確認することができなかった。
まず始めに、システムの全体像について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における火災受信機を含むシステムの全体構成図である。火災受信機20は、信号線SGを介して、光電式アナログ感知器SE11、熱アナログ感知器SE12、アドレッサブル発信機SE13、感知器用中継器C11、および防排煙制御用中継器D11と接続されている。
[第1ステップ]
データベース作成装置30で作成された各種設定データは、データベース作成装置30内の記憶部にマスタのデータベースとして保存される。このデータベース作成装置30内のマスタのデータベースは、第2のデータベースに相当する。
データベース作成装置30で作成された各種設定データを、所望の火災受信機20に展開するために、データベース作成装置30にメモリカード40を挿入し、メモリカード40内に運用データベースとして各種設定データをコピーする。このメモリカード40内の運用データベースは、第1のデータベースに相当する。
火災受信機20側では、メモリカード40を挿入して各種設定データを読み込んだ後、必要に応じて火災受信機20の表示操作部25からの操作に基づいて、メモリカード40内の第1のデータベースの内容の一部を設置場所に合わせて変更する。
[第4ステップ]
マスタのデータベースを書き換えるために、変更後の最新の各種設定データが記憶されているメモリカード40を火災受信機20から取り外し、データベース作成装置30に挿入し、アップロードを行い、第2のデータベースの内容を第1のデータベースの内容で上書きする。また、同時に、変更履歴情報もデータベース作成装置30の記憶部にアップロードされる。
各種感知器に関する設定データとしては、例えば、次のような3種の設定データが考えられる。
[設定データ1]感知器の注意レベル、火災レベル、故障レベルの閾値
火災受信機20内の火災情報処理手段21が、各アナログ感知器から定期的に通知されるアナログ値と比較して、各警報を行うかを判断するための所定の値である。
火災受信機20内の火災情報処理手段21が、各アナログ感知器から定期的に通知されるアナログ値と、閾値レベルとを比較して各警報を行う際に、すぐに警報を行わず、警報を行う値がある一定時間以上継続したときに、はじめて警報を行うための所定の時間である。
火災受信機20内の火災情報処理手段21が、各警報を行うときに、感知器の番号とともに、警報発生場所がわかりやすいように、表示操作部25に表示する、場所名称等のデータである。
Claims (4)
- 各種設定データを含む第1のデータベースを格納し、前記第1のデータベース内の前記各種設定データの内容の読み書きが自在である不揮発性の記憶媒体と、
操作入力に基づいて、前記各種設定データの内容を変更し、変更後の内容で前記記憶媒体に格納されている前記第1のデータベースの内容を上書きするデータベース変更手段と、
前記第1のデータベースの内容が変更された場合に、変更された各種設定データの変更履歴情報を生成して、前記記憶媒体に前記変更履歴情報を記憶させる変更履歴情報登録手段と
を備え、
前記変更履歴情報登録手段は、前記各種設定データの内容が変更された場合に、変更前の設定データと変更後の設定データとを含む変更履歴情報を生成する機能をさらに備えるともに、必要に応じて、前記記憶媒体に記憶された前記変更履歴情報を読み出して表示部に表示させ、
前記データベース変更手段により変更される各種設定データは、感知器の感度レベルの閾値、警報状態継続時間、オプションメッセージの少なくともいずれか1つを含む
ことを特徴とする火災受信機。 - 請求項1に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報登録手段は、前記第1のデータベースの内容が変更された場合に、前記第1のデータベースに含まれる変更後の各種設定データおよび前記変更履歴情報の内容を、マスタ側にアップロードすることをユーザに要求するためのアップロード要求を報知する機能をさらに備える
ことを特徴とする火災受信機。 - 請求項1または2に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報を印字する印字手段をさらに備える
ことを特徴とする火災受信機。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の火災受信機において、
前記変更履歴情報登録手段は、前記記憶媒体が再装着された際に、前記記憶媒体内に記憶されている変更履歴情報を消去する
ことを特徴とする火災受信機。
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