JP5319545B2 - 除草化合物として有益なピリド−ピラジン誘導体 - Google Patents

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    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

Description

本発明は、新規な、除草性の5−ハロアルキル−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オン及び5−ハロアルケニル−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オン、その調製方法、当該化合物を含んでなる組成物、及び植物の制御又は植物生育の阻害におけるその使用に関する。
ピリド[2,3−b]ピラジンは、殺真菌化合物の合成における中間体として、例えば国際公開第04/056825号、国際公開第05/123698号及び国際公開第05/123733号に開示されている。ピリド[2,3−b]ピラジンは、国際公開第05/010000号に、殺真菌化合物として開示されている。
驚くべきことに今回、5−ハロアルキル−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オン及び5−ハロアルケニル−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オンは、優れた除草特性及び生育阻害特性を示すことが発見された。
従って、本発明は式(I)の化合物
Figure 0005319545
(式中、
1及びR2は、独立に、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜5個のR6により置換されるアリール、又はヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜5個のR6により置換されるヘテロアリールであって、
3は、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C4ハロアルケニル又はC2〜C4ハロアルキニルであり、
4は、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜5個のR8により置換されるアリール、又はヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜4個のR8により置換されるヘテロアリールであって、
5は、ヒドロキシ又はヒドロキシ基へ代謝され得る基であり、
6及びR8は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ハロアルコキシ、C1〜C10アルコキシ−C1〜C4アルキル−、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルコキシ、C3〜C7シクロアルキル−C1〜C4アルキル−、C3〜C7シクロアルキル−C1〜C4アルコキシ−、C1〜C6アルキルカルボニル−、ホルミル−、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−、C1〜C4ハロアルキルスルホニル−、アミノ、C1〜C10アルキルアミノ−、ジ−C1〜C10アルキルアミノ−、C1〜C10アルキルカルボニルアミノ−、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリール、ヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるヘテロアリール、アリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキル−、ヘテロアリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13によりヘテロアリール部分が置換されるヘテロアリール−C1〜C4アルキル−、アリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリールオキシ−、ヘテロアリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるヘテロアリールオキシ−、アリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリールチオ−、又はヘテロアリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるヘテロアリールチオ−であり、及び
13は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C6アルコキシである)
又はその塩もしくはN−酸化物を提供する。
式(I)の化合物は、異なる幾何もしくは光学異性体又は互変異性型で存在してもよい。本発明は、全ての当該異性体及び互変異性型、及び全ての比率でのその混合物、並びに同位体型、例えば重水素化化合物を網羅する。
例えば、式(Ia)の化合物、すなわちR5が、ヒドロキシ以外で式(I)の化合物に記載された式(I)の化合物は、1の互変異性型のみで導かれる。
Figure 0005319545
一方、式(Ib)の化合物、すなわちR5がヒドロキシである式(I)の化合物は、3つの互変異性型で導かれる。
Figure 0005319545
各アルキル部分(単独でも、より大きな基、例えばアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルの一部であってもよい)は、直鎖又は分岐鎖であり、例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル又はネオ−ペンチルがある。アルキル基は、好ましくはC1〜C6アルキル基であり、より好ましくはC1〜C4及び最も好ましくはC1〜C3アルキル基である。
アルケニル及びアルキニル部分(単独でも、より大きな基、例えばアルケニルオキシ又はアルキニルオキシの一部であってもよい)は、直鎖又は分岐鎖状態の可能性があり、適切であれば、アルケニル部分は(E)−又は(Z)−立体配置のいずれもとり得る。例としては、ビニル、アリル、プロプ−2−エニル及びプロパルギルがある。アルケニル及びアルキニル基は、好ましくはC2〜C6アルケニル又はアルキニル基、より好ましくはC2〜C4及び最も好ましくはC2〜C3アルケニル又はアルキニル基である。
ハロゲンはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素がある。
ハロアルキル基(単独でも、より大きな基、例えばハロアルコキシ又はハロアルキルチオの一部であってよい)は、同種でも異種でもよい1又は複数のハロゲン原子で置換されるアルキル基であり、例えば、−CF3、−CF2Cl、−CHF2、−CH2CF3又は−CH2CHF2がある。ハロアルケニル及びハロアルキニル基(単独でも、より大きな基、例えばハロアルケニルオキシ又はハロアルキニルオキシの一部であってもよい)は、それぞれ同種でも異種でもよい1又は複数のハロゲン原子で置換されるアルケニル及びアルキニル基であり、例えば、−CH=CF2、−CCl=CClF又は−C≡CClがある。
シクロアルキル基は、単環又は二環状態の可能性があり、1又は複数のメチル基により任意に置換されてもよい。シクロアルキル基は、好ましくは3〜8の炭素原子、より好ましくは3〜6の炭素原子を含む。単環シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、1−メチルシクロプロピル、2−メチルシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロへキシルがある。
本明細書において、「アリール」なる語は、単環、二環又は三環の環系のことを言う。当該環の例としては、フェニル、ナフタレニル、アントラセニル、インデニル又はフェナントレニルがある。好ましいアリール基はフェニルである。
「ヘテロアリール」なる語は、少なくとも1のヘテロ原子を含み、かつ単環又は2以上の縮合環のいずれかからなる、芳香環系のことを言う。好ましくは、単環は最大3まで、及び二環系は最大4までの、好ましくは窒素、酸素及び硫黄から選択されるヘテロ原子を含む。かかる基の例としては、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル及びテトラゾリルがある。好ましいヘテロアリール基の例はピリジンである。三環の基の例としては、ベンゾチオフェニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、シンノリニル、キノオキサリニル及びピラゾロ[1,5−a]ピリミジニルがある。
「ヘテロシクリル」なる語は、ヘテロアリールに加え、その不飽和又は部分的に不飽和な類似体を含むものと定義され、かかる類似体の例としては、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチオフェニル、クロメン−4−オニル、9H−フルオレニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ−1,4−ジオキセピニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル、ピペリジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキサニル、4,5−ジヒドロ−イソオキサゾリル、テトラヒドロフラニル及びモルホリニルがある。
本明細書で使用される「除草剤」なる語は、植物の生育を制御又は変更する化合物を意味する。「除草有効量」なる語は、植物の生育を制御又は変更する効果を創出できる、当該化合物又は当該化合物の組み合わせの量を意味する。抑制又は変更する効果とは、自然な成り行きからのあらゆる逸脱であり、例えば、死滅、遅延、葉枯れ、白化、矮化等がある。「植物」なる語は、植物の全ての物理的部分を言い、種子、苗木、若木、根、塊茎、葉茎(stem)、茎(stalk)、葉及び果実がある。「生育場所」なる語は、土壌、種子、及び苗木、並びに定着した植物を意味する。本明細書で使用される「代謝」なる語は、生物、具体的には植物中の(in planta)生物による、1の形態から別の形態への物質の変換又は分解(breakdown)を意味する。
好ましい、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、R9、R10、R11、R12、R13及びR14の意味は、任意の組み合わせで、以下に詳述する。
好ましいR1は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1〜C4アルコキシである。
より好ましいR1は、水素、C1〜C4アルキル、ハロ、シアノ又はヒドロキシである。
さらにより好ましいR1は、水素、メチル、クロロ又はブロモである。
より一層好ましいR1は、水素又はクロロである。
最も好ましいR1は、水素である。
好ましいR2は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1〜C4アルコキシである。
より好ましいR2は、水素、C1〜C4アルキル、ハロ、シアノ又はヒドロキシである。
さらにより好ましいR2は、水素、メチル、クロロ又はブロモである。
より一層好ましいR1は、水素又はクロロである。
最も好ましいR1は、水素である。
好ましいR3は、C1〜C4ハロアルキル又はC2〜C4ハロアルケニルである。R3の好ましい基の例としては、2−フルオロ−エチル、2,2−ジフルオロ−エチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル、3−クロロ−プロピル、3,3,3−トリフルオロ−プロピル、4−クロロ−ブチル、4,4,4,3,3−ペンタフルオロ−ブチル、2−クロロ−プロプ−2−エン−1−イル、3,3−ジクロロ−プロプ−2−エン−1−イル、2−フルオロ−プロプ−2−エン−1−イル、3,3−ジフルオロ−プロプ−2−エン−1−イル、4,4−ジフルオロ−ブト−3−エン−1−イル及び3,4,4−トリフルオロ−ブト−3−エン−1−イルがある。
より好ましいR3は、C1〜C3ハロアルキルで、具体的にはハロゲン原子がフッ素である。R3のより好ましい基の例としては、2−フルオロ−エチル、2,2−ジフルオロ−エチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル及び3,3,3−トリフルオロ−プロピルがある。
さらにより好ましいR3は、C1〜C2ハロアルキルで、具体的にはハロゲン原子がフッ素である。R3のさらにより好ましい基の例としては、2−フルオロ−エチル、2,2−ジフルオロ−エチル及び2,2,2−トリフルオロ−エチルである。
最も好ましいR3は、2,2−ジフルオロ−エチルである。
好ましいR4は、アリール又は同種でも異種でもよい1〜5個のR8により置換されるアリールである。R4の好ましい基の例としては、2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニル、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、2−ブロモ−4−フルオロ−フェニル、5−ブロモ−2−メトキシ−フェニル、2−ブロモ−フェニル、2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−5−ニトロ−フェニル、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−4,5−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−6−フルオロ−3−メチル−フェニル、2−クロロ−6−フルオロ−5−メチル−フェニル、2−クロロ−6−フルオロ−3−ニトロ−フェニル、2−クロロ−4−フルオロ−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、2−クロロ−フェニル、3−クロロ−フェニル、4−クロロ−フェニル、2−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル、5−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル、2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニル、2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル、3,5−ジクロロ−2−メトキシ−フェニル、2,3−ジクロロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−フェニル、3,4−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル、2−ジフルオロメトキシ−フェニル、4,5−ジフルオロ−2−メトキシ−フェニル、2,3−ジメトキシ−フェニル、2,4−ジメトキシ−フェニル、2,5−ジメトキシ−フェニル、2−エチル−フェニル、2−フルオロ−フェニル、4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル、6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル、2−ヨード−フェニル、2−メトキシ−フェニル、2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−フェニル、6−メチル−2−ニトロ−フェニル、2−メチル−フェニル、ナフト−2−イル、ナフト−3−イル、フェニル、2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、2,3,5−トリクロロ−フェニル、2,3,6−トリクロロ−フェニル、2−トリフルオロメトキシ−フェニル、2−トリフルオロメチル−フェニル、2,3,6−トリフルオロ−フェニル及び2,4,6−トリメチル−フェニルがある。
より好ましいR4は、アリール又は同種でも異種でもよい1〜4個のR8により置換されるアリールである。R4のより好ましい基の例としては、2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニル、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−4−フルオロ−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2−クロロ−フェニル、2−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル、2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニル、2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル、3,5−ジクロロ−2−メトキシ−フェニル、2,3−ジクロロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル、2,3−ジメトキシ−フェニル、2−フルオロ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−フェニル、2,3,6−トリクロロ−フェニル、2−トリフルオロメトキシ−フェニル、2−トリフルオロメチル−フェニル及び2,4,6−トリメチル−フェニルがある。
最も好ましいR4は、アリール又は同種でも異種でもよい2〜3個のR8により置換されるアリールである。R4の最も好ましい基の例としては、2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニル、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル、2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニル、2,6−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル及び2,3,6−トリクロロ−フェニルがある。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2−クロロ−5−フルオロ−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2,6−ジクロロ−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルである。
ある好ましい実施態様によれば、R4は、2,3,6−トリクロロ−フェニルである。
好ましいR5は、ヒドロキシ、R9−オキシ−、R10−カルボニルオキシ−、トリ−R11−シリルオキシ−又はR12−スルホニルオキシ−であり、ここで
9は、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル又はアリール−C1〜C4アルキル−もしくはアリール部分が、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるアリール−C1〜C4アルキル−であり、
10は、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C4アルコキシ−C1〜C10アルキル−、C1〜C4アルキルチオ−C1〜C4アルキル−、C1〜C10アルコキシ、C2〜C10アルケニルオキシ、C2〜C10アルキニルオキシ、C1〜C10アルキルチオ−、N−C1〜C4アルキル−アミノ−、N,N−ジ−(C1〜C4アルキル)−アミノ−、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリール、ヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリール、アリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキル−、ヘテロアリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりヘテロアリール部分が置換されるヘテロアリール−C1〜C4アルキル−、アリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールオキシ−、ヘテロアリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールオキシ−、アリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールチオ−、又はヘテロアリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールチオ−であり、
11は、各々独立に、C1〜C10アルキル又はフェニルもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるフェニルであり、
12は、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル又はフェニルもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるフェニルであり、及び
14は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−、C1〜C4ハロアルキルスルホニル−、アリールもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるアリール、又はヘテロアリールもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜4個の置換基により置換されるヘテロアリールである。
より好ましいR5は、ヒドロキシ、R9−オキシ−、R10−カルボニルオキシ−である。
さらにより好ましいR5は、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C3〜C6シクロアルキルカルボニルオキシ−、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C4ハロアルキル−カルボニルオキシ−、C2〜C4アルケニルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルキニルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルコキシ−C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルキルチオ−C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルコキシカルボニルオキシ、C2〜C4アルケニルオキシカルボニルオキシ、C2〜C4アルキニルオキシカルボニルオキシ、C1〜C4アルキルチオカルボニルオキシ、N−C1〜C4アルキル−アミノカルボニルオキシ−、N,N−ジ−(C1〜C4アルキル)−アミノカルボニルオキシ−、アリールカルボニルオキシもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニルオキシもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールカルボニルオキシ、アリール−C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、ヘテロアリール−C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりアリール部分が置換されるヘテロアリール−C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、アリールオキシカルボニルオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールオキシカルボニルオキシ−、ヘテロアリールオキシカルボニルオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールオキシカルボニルオキシ−、アリールチオカルボニルオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールチオカルボニルオキシ−、又はヘテロアリールチオカルボニルオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールチオカルボニルオキシ−である。
5の好ましい基の例としては、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メチルカルボニルオキシ−、エチルカルボニルオキシ−、イソ−プロピルカルボニルオキシ−、n−プロピル−カルボニルオキシ−、ブト−2−イルカルボニルオキシ−、2−メチル−プロピルカルボニルオキシ−、tert−ブチルカルボニルオキシ−、シクロプロピルカルボニルオキシ−、シクロペンチル−メチルカルボニルオキシ−、クロロメチルカルボニルオキシ−、トリフルオロメチルカルボニルオキシ−、アリルカルボニルオキシ−、(E)−プロプ−1−エン−1−イルカルボニルオキシ−、2−メチル−プロプ−1−エン−1−イルカルボニルオキシ、メトキシメチルカルボニルオキシ−、エトキシカルボニルオキシ−、tert−ブトキシカルボニルオキシ−、ブト−2−イン−1−イルオキシカルボニルオキシ−、エチルチオカルボニルオキシ−、N,N−ジエチルアミノカルボニルオキシ−、フェニルカルボニルオキシ−、3−メトキシ−フェニルカルボニルオキシ−、4−ニトロ−フェニルカルボニルオキシ−、ベンジルカルボニルオキシ−、フラン−2−イルカルボニルオキシ−、2,5−ジメチル−フラン−3−イルカルボニルオキシ−、チオフェン−2−イルカルボニルオキシ−、3,5−ジメチル−イソオキサゾル−4−イルオキシカルボニルオキシ−、及び1−フェニル−プロプ−1−イルカルボニルオキシ−がある。
より一層好ましいR5は、ヒドロキシ、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C3〜C6シクロアルキルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルケニルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルキニルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルコキシ−カルボニルオキシ−、C2〜C4アルケニオキシルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルキニルオキシカルボニルオキシ−又はC1〜C4アルキルチオカルボニルオキシ−である。
5のさらに好ましい基の例としては、ヒドロキシ、メチルカルボニルオキシ−、エチルカルボニルオキシ−、イソ−プロピルカルボニルオキシ−、n−プロピルカルボニルオキシ−、ブト−2−イルカルボニルオキシ−、2−メチル−プロピルカルボニルオキシ−、tert−ブチルカルボニルオキシ−、シクロプロピルカルボニルオキシ−、アリルカルボニルオキシ−、(E)−プロプ−1−エン−1−イルカルボニルオキシ−、2−メチル−プロプ−1−エン−1−イルカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ−、tert−ブトキシカルボニルオキシ−、ブト−2−イン−1−イルカルボニルオキシ−、及びエチルチオカルボニルオキシ−がある。
最も好ましいR5は、ヒドロキシ、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルコキシカルボニルオキシ−又はC1〜C4アルキルチオカルボニルオキシ−である。R5の最も好ましい基の例としては、ヒドロキシ、メチルカルボニルオキシ−、エチルカルボニルオキシ−、イソ−プロピルカルボニルオキシ−、n−プロピルカルボニルオキシ−、ブト−2−イルカルボニルオキシ−、2−メチル−プロピルカルボニルオキシ−、tert−ブチルカルボニルオキシ−、エトキシカルボニルオキシ−、tert−ブトキシカルボニルオキシ−、及びエチルチオカルボニルオキシ−がある。
ある好ましい実施態様によれば、R5は、ヒドロキシである。
ある好ましい実施態様によれば、R5は、R9−オキシ−であり、ここでR9は、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル又はアリール−C1〜C4アルキル−もしくはアリール部分が、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるアリール−C1〜C4アルキル−である。かかるR5基が、好ましくは植物体内で代謝され、R5がヒドロキシである対応する化合物を提供してもよい。
ある好ましい実施態様によれば、R5は、R10−カルボニルオキシ−であり、ここでR10は、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C4アルコキシ−C1〜C10アルキル−、C1〜C4アルキルチオ−C1〜C4アルキル−、C1〜C10アルコキシ、C2〜C10アルケニルオキシ、C2〜C10アルキニルオキシ、C1〜C10アルキルチオ−、N−C1〜C4アルキル−アミノ−、N,N−ジ−(C1〜C4アルキル)−アミノ−、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリール、ヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリール、アリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキル−、ヘテロアリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりヘテロアリール部分が置換されるヘテロアリール−C1〜C4アルキル−、アリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールオキシ−、ヘテロアリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールオキシ−、アリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールチオ−、又はヘテロアリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールチオ−であり、ここで、R14は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−、C1〜C4ハロアルキルスルホニル−、アリールもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるアリール、又はヘテロアリールもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜4個の置換基により置換されるヘテロアリールである。かかるR5基が、好ましくは植物体内で代謝され、R5がヒドロキシである対応する化合物を提供してもよい。
ある好ましい実施態様によれば、R5は、イソ−プロピルカルボニルオキシ−又はtert−ブチルカルボニルオキシ−である。
ある好ましい実施態様によれば、R5は、C1〜C4アルキルスルホニルオキシ−である。かかるR5の好ましい基の例としては、メチルスルホニルオキシ−及びイソ−プロピルスルホニルオキシ−がある。
ある好ましい実施態様によれば、R5は、トリ−(C1〜C4アルキル)−シリルオキシ−である。かかるR5の好ましい基の例としては、ジメチル−tert−ブチル−シリルオキシ−がある。
好ましいR6は、各々独立に、ハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4ハロアルコキシである。かかるR6の好ましい基の例としては、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はトリフルオロメトキシがある。
好ましいR8は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−又はC1〜C4ハロアルキルスルホニル−である。
より好ましいR8は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルキルチオ又はC1〜C4ハロアルキルチオである。かかるR8のより好ましい基の例としては、ヨード、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、メトキシカルボニル、トリフルオロメトキシ又はトリフルオロメチルチオがある。
最も好ましいR8は、各々独立に、ハロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ又はC1〜C4ハロアルコキシである。かかるR8の最も好ましい基の例としては、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はトリフルオロメトキシがある。
ある実施態様によれば、R9は、好ましくはC1〜C10アルキルであり、より好ましくはC1〜C4アルキルであり、さらに好ましくはメチル又はエチルであり、最も好ましくはメチルである。
ある別の実施態様によれば、R9は、好ましくはC2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、アリール−C1〜C4アルキル−又はアリール部分が、同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリール−C1〜C4アルキル−であり、より好ましくはC3〜C4アルケニル、又はC3〜C4アルキニル、ベンジルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13によりフェニル部分が置換されるベンジルであり、さらにより好ましくはアリル、プロパルギル又はベンジルであり、最も好ましくはR9はアリルである。
好ましいR10は、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C4アルコキシ−C1〜C10アルキル−、C1〜C4アルキルチオ−C1〜C4アルキル−、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、N−C1〜C4アルキル−アミノ−、N,N−ジ−(C1〜C4アルキル)−アミノ−、フェニルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるフェニル、ベンジルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりフェニル部分が置換されるベンジル、チエニルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるチエニル、ピリジルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるピリジル、フェノキシもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるフェノキシ、フェニルチオもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるフェニルチオがある。
最も好ましいR10は、イソ−プロピル又はtert−ブチルである。
好ましいR11は、各々独立に、C1〜C4アルキルである。
好ましいR12は、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルである。
好ましいR13は、各々独立に、ハロ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコキシである。かかる好ましい基の例としては、クロロ、フルオロ、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及びメトキシがある。
好ましいR14は、各々独立に、ハロ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4ハロアルコキシである。かかる好ましい基の例としては、クロロ、フルオロ、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシがある。
好ましいR14は、各々独立に、ハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコキシである。
以下の表1〜27中の化合物で、本発明の化合物を説明する。
表1
表1は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
表2
表2は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−4−フルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表3
表3は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表4
表4は、R1及びR2の双方が水素、R4が3,5−ジクロロ−2−メトキシ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表5
表5は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,3−ジクロロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表6
表6は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,4−ジクロロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表7
表7は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,5−ジクロロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表8
表8は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,6−ジクロロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表9
表9は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表10
表10は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表11
表11は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−フルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表12
表12は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−メトキシ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表13
表13は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−トリフルオロメトキシ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表14
表14は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−トリフルオロメチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表15
表15は、R1及びR2の双方が水素、R4が3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表16
表16は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表17
表17は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表18
表18は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表19
表19は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表20
表20は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表21
表21は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表22
表22は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表23
表23は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,3−ジメトキシ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表24
表24は、R1及びR2の双方が水素、R4が2−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表25
表25は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,4,6−トリメチル−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表26
表26は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
表27
表27は、R1及びR2の双方が水素、R4が2,3,6−トリクロロ−フェニル、並びにR3及びR5が表1に記載の意味を有する、式(I)の30の化合物を提供する。
本発明の化合物は多様な方法、例えばスキーム1〜14に記載の方法により作製することができる。
Figure 0005319545
1)スキーム1に示すように、式(4)の化合物(R1、R2及びR4は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16はC1〜C6アルキルである)は、式(2)のアミノピラジンエステル(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16はC1〜C6アルキルである)を式(3)の酸誘導体(R4は式(I)の化合物に記載の通りであり、Xはハロゲン又はヒドロキシである)と反応させることにより作製できる。例えば、(3)が酸塩化物(すなわち、Xが塩素である)の場合、反応は、任意に塩基の存在下で(例えばトリエチルアミン又はピリジン)、適切な溶媒中で(例えばアセトニトリル又はジクロロメタン)、任意に超音波加熱を用いることで都合よく実施することができる。あるいは、(3)がカルボン酸(すなわち、Xがヒドロキシである)の場合、反応は、アミドカップリング法を用いて、例えばカップリング剤(例えばビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロライド)との反応により、塩基の存在下で(例えばトリエチルアミン)、適切な溶媒中で(例えばジクロロメタン)又は、Tetrahedron (2005), 61(46), 10827-10852に概説される他のアミドカップリング法を用いて、都合よく実施することができる。
2)式(5)の化合物(R1、R2及びR4は式(I)の化合物に記載の通りである)は、1)に記載された式(4)の化合物を、塩基と、適切な溶媒中で(例えばN,N−ジメチルホルムアミド中の炭酸カリウム又はテトラヒドロフラン中のヘキサメチルジシラジド)、任意に超音波加熱を用いて処理することで調製できる。
3)式(6)の化合物(R1、R2、R4及びR10は式(I)の化合物に記載の通りである)は、2)に記載された式(5)の化合物を、式R10COClの酸塩化物又は式(R10CO)2Oの酸無水物(R10は式(I)の化合物に記載の通りである)と、任意に塩基の存在下で(例えばトリエチルアミン又はピリジン)、任意に適切な溶媒中で(例えばジクロロメタン)反応させることにより調製できる。
Figure 0005319545
4)スキーム2に示すように、式(Id)の化合物、すなわちR5が−O−CO−R10である式(I)の化合物は、3)に記載された式(6)の化合物から、式R3LG(R3は式(I)の化合物に記載の通りであり、LGは脱離基で、例えばハロゲン化物(例えば臭化物もしくはヨウ化物)又はトシレート、メシレートもしくはトリフレートである)と、塩基の存在下(例えば炭酸カリウム)、任意に適切な活性化物/ヨウ化物の存在下(例えばヨウ化カリウム)、適切な溶媒中で(例えばアセトニトリル又はN,N−ジメチルホルムアミド)、任意に超音波加熱を用いて反応させることで調製できる。
5)式(Ib)の化合物、すなわちR5がヒドロキシである式(I)の化合物は、4)に記載された式(Id)の化合物を、塩基(例えば水酸化ナトリウム又は炭酸カリウム)及び水と、適切な溶媒中で(例えばメタノール又はN,N−ジメチルホルムアミド)処理させることにより調製できる。
6)式(Ic)の化合物、すなわちR5が−O−R9である式(I)の化合物は、5)に記載された式(Ib)の化合物を、式R9LGの化合物(R9は式(I)の化合物に記載の通りであり、LGは脱離基で、例えばハロゲン化物(例えば臭化物もしくはヨウ化物)又はトシレート、メシレートもしくはトリフレートである)と、塩基の存在下(例えば炭酸カリウム)、適切な溶媒中で(例えばN,N−ジメチルホルムアミド)反応させることにより調製できる。
Figure 0005319545
7)スキーム3に示すように、4)に記載された式(Id)の化合物はさらに、1)に記載された式(4)の化合物から直接的に短縮した経路で調製することができ、式4)に記載された式R3LGの化合物と、塩基の存在下(例えばヘキサメチルジシラジドナトリウム又はヘキサメチルジシラジドカリウム)、適切な溶媒中で(例えばテトラヒドロフラン)、任意に超音波加熱を用いる反応により、その後、3)に記載された式R10COClの酸塩化物又は式(R10CO)2Oの酸無水物と、任意に塩基の存在下で(例えばトリエチルアミン)、同じ反応容器中での反応による。
8)あるいは、4)に記載された式(Id)の化合物は、5)に記載された式(Ib)の化合物から、3)に記載された式R10COClの酸塩化物又は式(R10CO)2Oの酸無水物と、任意に塩基の存在下で(例えばトリエチルアミン)、任意に適切な溶媒中(例えばジクロロメタン)での反応により作製できる。
9)5)に記載された式(Ib)の化合物は、1)に記載された式(4)の化合物を、4)に記載された式R3LGの化合物と、塩基の存在下(例えばヘキサメチルジシラジドカリウム)、適切な溶媒中で(例えばテトラヒドロフラン)、任意に超音波加熱を用いて反応させることにより作製できる(方法1)。
10)5)に記載された式(Ib)の化合物は、2)に記載された式(5)の化合物から、4)に記載された式R3LGの化合物と、塩基の存在下(例えばヘキサメチルジシラジドカリウム)、適切な溶媒中で(例えばテトラヒドロフラン)、任意に超音波加熱を用いる反応により作製できる(方法2)。
11)5)に記載された式(Ib)の化合物は、式(4')の化合物を、4)に記載された式R3LGの化合物と、塩基の存在下(例えばヘキサメチルジシラジドナトリウム)、適切な溶媒中で(例えばテトラヒドロフラン)、任意に超音波加熱を用いて反応させることにより作製できる(方法3)。式(4')の化合物は、式(4)の化合物から、塩基(例えばヘキサメチレンジシラジドリチウム)と、適切な溶媒中で(例えばN,N−ジメチル−ホルムアミド)、任意に超音波加熱を用いる反応により作製できる。
Figure 0005319545
12)スキーム4に示すように、式(Ie)のシリル化合物、すなわちR5が−O−Si(R113である式(I)の化合物は、5)に記載された式(Ib)の化合物から、式(R113SiClの塩化トリアルキルシリルと、適切な溶媒中(例えばテトラヒドロフラン又はアセトニトリル)、塩基の存在下(例えばトリエチレンアミン)での反応により、作製できる。
Figure 0005319545
13)スキーム5に示すように、式(7)のスルホニル化合物(R1、R2、R4及びR12は、式(I)の化合物に記載の通りである)は、2)に記載された式(5)の化合物から、式R12SO2Clの塩化スルホニル(R12は、式(I)の化合物に記載の通りである)と塩基の存在下(例えばトリエチルアミン)、適切な溶媒中(例えばテトラヒドロフラン又はジクロロメタン)での反応により作製できる。
14)式(If)のスルホニル化合物、すなわちR5が−O−SO2−R12である式(I)の化合物は、13)に記載された式(7)の化合物の、4)に記載された式R3LGの化合物との、塩基の存在下(例えばヘキサメチルジシラジドナトリウム又はヘキサメチルジシラジドカリウム)、適切な溶媒中(例えばテトラヒドロフラン)、任意に超音波加熱を用いる反応により作製できる。
15)あるいは、14)に記載された式(If)の化合物は、5)に記載された式(Ib)の化合物の、式13に記載された式R12SO2Clの塩化スルホニルとの、塩基の存在下(例えばトリエチルアミン)、適切な溶媒中(例えばテトラヒドロフラン又はジクロロメタン)での反応により作製できる。
Figure 0005319545
16)スキーム6に示すように、式(Ig)のN−酸化物の混合物、すなわち5−窒素が酸化され、R5は−O−CO−R10である式(I)の化合物、及び式(Ih)のN−酸化物、すなわち5−窒素が酸化され、R5はヒドロキシである式(I)の化合物は、4)に記載された式(Id)の化合物の、酸化剤(例えばトリフルオロ無水酢酸及びウレアペレット上の過酸化水素)との、適切な溶媒中(例えばジクロロメタン)での反応により作製できる。
Figure 0005319545
17)スキーム7に示すように、式(8)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りであり、R17はC1〜C6アルキルである)は、1)に記載された式(2)のアミノピラジンエステルの、R17はC1〜C6アルキルである式CH2(CO2172のマロン酸ジアルキルとの、塩基存在下(例えば、ナトリウムメトキシド)、適切な溶媒中(例えばメタノール)、20℃から還流温度で、好ましくは還流温度での反応により作製できる。
18)式(9)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りである)は、17)に記載された式(8)の化合物の、強酸水溶液(例えば濃塩酸)あるいは希酸水溶液(例えば希塩酸)、及び水との、適切な溶媒中(例えばエタノール)、任意に超音波加熱を用いる、加水分解及び脱炭酸化により作製できる。
19)式(11)の化合物(R1、R2及びR8は式(I)の化合物に記載の通りである)は、18)に記載された式(9)の化合物の、式(10)の鉛化合物(R8は式(I)の化合物に記載の通りである)との、塩基の存在下(例えば、4−ジメチルアミノピリジン)及び適切な溶媒中(例えばジメチルスルホオキシド)での反応により作製できる。鉛化合物(10)は、文献により知られており、Aust. J. Chem., 1979, 32, 1561-6; and J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1990, 3, 715-20 記載の方法により作製できる。
Figure 0005319545
20)スキーム8に示すように、式(13)のニトロ化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りである)は、式(12)の化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りである)の、ニトロ化混合物(例えば発煙硝酸及び濃硫酸)とのニトロ化により作製できる。
21)式(14)のアミノ化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りである)は、20)に記載された式(13)の化合物の、標準還元条件(例えば塩酸水溶液中の鉄くず)を用いて還元することにより作製できる。
22)式(15)のアシル化化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、R17は17)に記載の通りである)は、21)に記載された式(14)の化合物のアシル化、例えば式R17COCl又は無水酸(R17CO)2O(R17は17)に記載の通りである)との、塩基の存在下(例えばトリエチルアミン)、適切な溶媒中(例えばジクロロメタン)での反応により作製できる。
23)式(16)のアルキル化化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、R18はC1〜C6アルキルである)は、21)に記載された式(14)の化合物のアルキル化、例えば式R18LG(R18はC1〜C6アルキルであり、LGは脱離基で、例えばハロゲン化物(例えば臭化物もしくはヨウ化物)又はトシレート、メシレートもしくはトリフレートである)の化合物との、塩基の存在下(例えば炭酸カリウム)、適切な溶媒中で(例えばエタノール又はトルエン)での反応により作製できる。
24)式(17)の化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、R19はシアノ、C1〜C4アルキルチオ、ハロ、又はヒドロキシである)は、21)に記載された式(14)の化合物の反応により、ジアゾ化により、例えば亜硝酸アルキルとの、適切な求核試薬の存在下(例えばシアン化カリウム)、銅塩の存在下で(例えばシアン化銅)、適切な溶媒中で(例えばアセトニトリル)の反応により作製できる。
Figure 0005319545
25)スキーム9に示すように、式(19)のハロアルキル化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、Xはハロゲンであり、n+m=3である)は、式(18)の化合物の、ハロゲン化剤(例えば式X2のハロゲンで、Xは塩素又は臭素である)との光存在下での反応により、又は式
Figure 0005319545
のN−ハロスクシンイミド(Xは塩素、臭素又はヨウ素である)とのラジカル開始剤存在下(例えば過酸化ベンゾイル)での、適切な溶媒中(例えば四塩化炭素)、任意に光源の存在下(例えば500ワットタングステンハロゲンランプ)、還流条件での反応により作製できる。
26)式(20)の化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、R20は、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8チオアルコキシ、任意に置換されたフェノキシ、任意に置換されたチオフェノキシ、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C4アルキル−アミノ又はジ−(C1〜C4アルキル)アミノである)は、25)に記載された式(19)の化合物(n=2及びm=1)の、式R20Hの化合物(R20は、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8アルキルチオ、任意に置換されたフェノキシ、任意に置換されたチオフェノキシ、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C4アルキル−アミノ又はジ−(C1〜C4アルキル)アミノである)との、塩基の存在下(例えば炭酸カリウム又は水素化ナトリウム)、適切な溶媒中(例えばエタノール又はN,N−ジメチルホルムアミド)での反応、又は式R20Mの化合物(R20はシアノ及びMは金属、例えばナトリウムであり、又はR20はヒドロキシ及びMは金属、例えばナトリウムである)との、適切な溶媒中(例えばエタノール又はN,N−ジメチルホルムアミド)での反応により、作製できる。
27)式(21)のアルデヒド(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りである)は、25)で記載された式(19)の化合物(n=1及びm=2)から、酸(例えば希硫酸)との加水分解により、又は25)で記載された式(19)の化合物(n=2及びm=1)から、ジメチルスルホキシドとの、塩基存在下(たとえば炭酸カリウム)での反応により、作製できる。
28)式(22)の化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、R17は17)に記載の通りである)は、25)に記載された式(19)の化合物(n=0及びm=3)から、式R17OHのアルコール(R17は17)に記載の通りである)での、任意に銀塩の存在下(例えばニトロ化銀)での加水分解により作製できる。
29)式(23)の化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りであり、R21はC1〜C8アルキル又は任意に置換されたベンジルである)は、27)で記載された式(21)のアルデヒド化合物から、ヒドロキシアミンR21O−NH2又はその塩(R21はC1〜C8アルキル又は任意に置換されたベンジル、例えばヒドロクロリド塩である)との、任意に塩基存在下(例えば酢酸ナトリウム)、適切な溶媒中(例えばエタノール)での反応により作製できる。
30)式(24)の化合物(R1、R2、R3、R8及びR10は式(I)の化合物に記載の通りである)は、29)で記載された式(23)の化合物から、具体的な事例によればR21が水素の場合、脱水素化剤(例えば無水酢酸)との反応により作製できる。
Figure 0005319545
31)アリール酢酸が市販されてない場合は、これを作製する必要がある。典型的な合成をスキーム10に示す。式(26)のハロゲン化ベンジル(R8は式(I)の化合物に記載の通りであり、Xはハロゲンである)は、式(25)の置換されたトルエン(R8は式(I)の化合物に記載の通りである)の、ハロゲン化剤(例えば式X2のハロゲンで、Xは塩素又は臭素である)との光存在下での反応により、又は式
Figure 0005319545
のN−ハロスクシンイミド(Xは塩素、臭素又はヨウ素である)とのラジカル開始剤存在下(例えば過酸化ベンゾイル)での、適切な溶媒中(例えば四塩化炭素)、任意に光源の存在下(例えば500ワットタングステンハロゲンランプ)、還流条件での反応により作製できる。
32)式(27)のシアン化ベンジル(R8は式(I)の化合物に記載の通りである)は、31)に記載された式(26)の化合物の、金属シアン化物(例えばシアン化カリウム)との、適切な溶媒中(例えばエタノール)で、還流条件での反応により作製できる。
33)式(28)のフェニル酢酸(R8は式(I)の化合物に記載の通りである)は、32)に記載された式(27)の化合物の、酸水溶液又はアルカリ(好ましくは酸水溶液で、例えば硫酸水溶液)を用いる加水分解による、還流条件での反応により作製できる。
Figure 0005319545
34)スキーム11に示すように、式(30)のニトロ化合物(R8は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りである)は、式(29)の化合物(R8は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りである)の、ニトロ化混合物(例えば発煙硝酸及び濃硫酸)とのニトロ化により作製できる。
35)式(31)のアミノ化合物(R8は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りである)は34)に記載された式(30)の化合物の、標準還元条件標準還元条件を(例えば塩酸水溶液中の鉄くず)を用いて還元することにより作製できる。
36)式(32)の化合物(R8は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りであり、及びR19はシアノ、C1〜C4アルキルチオ、ハロ、又はヒドロキシである)は、35)に記載された式(31)の化合物の反応により、ジアゾ化により、例えば亜硝酸アルキルとの、適切な求核試薬の存在下(例えばシアン化カリウム)、銅塩の存在下で(例えばシアン化銅)、適切な溶媒中で(例えばアセトニトリル)の反応により作製できる。
Figure 0005319545
37)スキーム12に示すように、式(36)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りである)は、式(33)の化合物(Xはハロゲン、例えば塩素、臭素又はヨウ素)から作製できる。これは、ボロン酸R1B(OH)2又はR2B(OH)2を用いるスズキカップリングにより、パラジウム触媒の存在下(例えば酢酸パラジウム(II))、リガンドの存在下(例えば2'−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,6−ジメトキシ−1,1'−ビフェニル)、塩基存在下(例えばリン酸カリウム)、適切な溶媒中で(例えばトルエンと水の混合物)、50℃〜150℃、好ましくは100℃〜120℃の温度で、任意に超音波加熱を用いて達成することができる。あるいは、スティルカップリングを使用でき、これはR1Sn(R223又R2Sn(R223は(R22はC1〜C6アルキルである)を用い、パラジウム触媒の存在下(例えば塩化パラジウム(II))、リガンドの存在下(例えばトリ−tert−ブチルホスフィン)、適切な溶媒中(例えばN,N−ジメチルホルムアミド又はアセトニトリル)、20℃〜150℃、好ましくは75℃〜120℃の温度で行う。
Figure 0005319545
38)式(39)の3−アミノ−5−ピラジンカルボン酸エステル(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りである)は、例えばJ. Med. Chem. (1967), 10, 66; J. Med. Chem. (1967), 10, 899; and J. Med. Chem. (1967), 10, 598等の文献により既知であるが、より短縮され、より便利な合成法を用いて化合物を作製する必要性がある。例えば、式(37)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りである)は、式(35)のジアミノウラシル又はその塩の、式(36)のジケトン又はケトアルデヒド(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りである)との、塩基存在下(たとえばアンモニア水)での縮合により合成できる。
39)式(38)のピラジンアミノ酸(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りである)は、式(37)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りである)の、塩基(たとえば水酸化ナトリウム)及び水の存在下、任意に超音波加熱を用いて、開環により形成させることができる。
40)式(39)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りであり、R16は1)に記載の通りである)は、式(38)の化合物(R1及びR2は式(I)の化合物に記載の通りである)から、例えば式R16OHのアルコール(R16は1)に記載の通りである)(例えばメタノール)との、酸触媒の存在下(例えば塩化アセチル)でのエステル化反応により作製できる。
本発明による式(I)の化合物は、合成物として得られ、変更を加えない形態で除草剤として使用することができるが、一般的には除草組成物として、製剤補助剤、例えば担体、溶媒及び界面活性化物質を用いる多様な方法で製剤化される。剤型は、多様な物理的形態があり得て、例えば散布用粉末、ゲル、水和性紛、水分散性顆粒、水分散性錠、発泡性ペレット、乳化濃縮物、微小乳化濃縮物、水中油エマルション、油流動物(oil-flowables)、水性分散物、油性分散物、サスポエマルション、カプセル懸濁物、乳化顆粒、可溶性液体、水可溶性濃縮物(担体としての、水又は水混和性溶媒と共に)、含浸ポリマーフィルム又は、例えばManual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products, 5th Edition, 1999から既知の他の形態がある。剤型は直接使用されても、使用前に希釈されてもよい。希釈は、例えば水、液体肥料、微量栄養素、生物、油又は溶媒を用いて行うことができる。
製剤は、微粉砕固体、顆粒、溶液、分散剤又はエマルションの形態の組成物を得るために、例えば活性成分を製剤補助剤と混合することにより調製できる。活性成分は、他の補助剤と共に製剤化することもでき、補助剤として例えば微粉砕固体、鉱物油、植物又は動物由来の油、植物又は動物由来の変性油、有機溶媒、水、界面活性化物質又はその組み合わせがある。活性成分は、ポリマーからなる非常に微細なマイクロカプセル中に含まれた状態でもよい。マイクロカプセルは、活性成分を多孔質担体中に含有する。これにより活性成分を制御した量でその周囲に放出することができる(例えば徐放性)。マイクロカプセルは通常0.1〜500ミクロンの直径を有する。これらは活性成分を、カプセル質量の約25〜95質量%の量で含有する。活性成分は、単一の(monolithic)固体状態、固体もしくは液体分散中の微細粒子の状態、又は適切な溶液状態があり得る。封入膜は、例えばもしくは合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン又は化学修飾したポリマー及びスターチキサンタン、又は関連する当業者に既知の他のポリマーがある。あるいは、非常に微細なマイクロカプセルは、活性成分が基材の固体マトリクス中に微粉砕粒子の状態で含まれているが、マイクロカプセルそれ自体は封入されない状態で形成させることができる。
本発明による組成物の調製に適した製剤補助剤は、既に知られている。液体担体として使用され得るものとしては、水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2−ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2−ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p−ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチルレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホオキシド、1,4−ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2−エチルヘキサノール、炭酸酸エチレン、1,1,1−トリクロロエタン、2−ヘプタノン、アルファ−ピネン、d−リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、ガンマ−ブチロラクトン、グリセロール、グリセロール酢酸、グリセロール二酢酸、グリセロール三酢酸、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、メシチルオキシド、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m−キシレン、n−ヘキサン、n−オクチルアミン、オクタデカン酸、酢酸オクチルアミン、オレイン酸、オレイルアミン、o−キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール(PEG400)、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピリン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p−キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱物油、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びより高分子量のアルコール、例えばアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N−メチル−2−ピロリドン等がある。水は、濃縮物を希釈するにあたり一般的に好まれる担体である。適切な固体担体としては、例えば、タルク、二酸化チタン、パイロフィライト土、シリカ、アタパルジャイト土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻(cottonseed husk)、小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、挽いたクルミ殻、リグニン及び、例えばCFR 180.1001. (c)及び(d)に記載されるような、類似の物質がある。
多数の界面活性物質は、固体及び液体の両製剤において、特に使用前に担体で希釈され得る製剤において有利に使用できる。界面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は重合体の物質であってよく、乳化剤、湿潤剤もしくは懸濁剤として、又は他の目的のために使用できる。典型的な界面活性物質は、例えば、硫酸アルキルの塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム、アルキルアリールスルホン酸の塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、アルキルフェノール/アルキレンオキシド添加産物、例えばノニルフェノールエトキシレート、アルコール/アルキレンオキシド添加産物、例えばトリデシルアルコールエトキシレート、セッケン、例えばステアリン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸の塩、例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルエステルのスルホコハク酸の塩、例えばジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム、ソルビトールエステル、例えばソルビトールオレエート、4級アミン、例えば塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばポリエチレングリコールステアレート、エチレンオキシド及びポリピレンオキシドの共重合体、及びモノ−及びジ−アルキルホスフェートエステルの塩、及び例えば"McCutcheon's Detergents and Emulsifiers Annual" MC Publishing Corp., Ridgewood New Jersey, 1981に記載のさらなる物質がある。
殺虫製剤において一般的に使用できるさらなる補助剤としては、結晶化阻害剤、粘度調整剤、懸濁剤、色素、抗酸化剤、発泡剤、光吸収体、混合助剤、抗発泡剤、錯化剤、中和又はpH調整物質及び緩衝剤、腐食阻害剤、香料、湿潤剤、吸収促進剤、微量栄養素、可塑剤、流動促進剤、潤滑剤、分散剤、濃縮剤、抗凍結剤、殺菌剤、及び液体及び固体の肥料がある。
さらに、本発明による組成物は、植物又は動物由来の油、鉱物油、かかる油のアルキルエステル又は油及び油誘導体の混合物を含んでなる添加物を含むことができる。本発明による組成物における油添加物の量は、一般的に、スプレー混合物を基準として0.01〜10%である。例えば油添加物は、スプレー混合物を調製後、所望の濃度でスプレータンクに添加できる。好ましい油添加物としては、鉱物油又は植物油(例えば菜種油、オリーブ油又はヒマワリ油)、乳化植物油(例えばAMIGO(登録商標)(Phone-Poulenc Canada Inc.))、植物油のアルキルエステル(例えばメチル誘導体)、又は動物油(例えば魚油又は牛脂)がある。好ましい添加物は、例えば、活性構成要素として、基本的に80質量%の魚油のアルキルエステル及び15質量%のメチル化菜種油に加え、5質量%の従来の乳化剤及びpH調節剤も含む。特に好ましい油添加物は、C8〜C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12〜C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリル酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステルを、重要なものとして含んでなる。当該エステルは、ラウリル酸メチル(CAS-111-82-0)、パルミチン酸メチル(CAS-112-39-0)及びオレイン酸メチル(CAS-112-62-9)として知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(登録商標)2230及び2231(Cognis GmbH)である。これら及び他の油誘導体は the Compendium of Herbicide Adjuvants, 5th Edition, Southern Illinois University, 2000によっても知られている。
油添加物の施用及び作用を、界面活性物質、例えば非イオン性、アニオン又はカチオン性界面活性剤との組み合わせによりさらに高めることができる。適切なアニオン性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤の例としては、国際公開第97/34485号の7及び8ページにリスト化されている。好ましい界面活性物質としては、ドデシルベンジルスルホネート型のアニオン性界面活性剤、特にそのカルシウム塩があり、脂肪族アルコールエトキシレート型の非イオン性界面活性剤もある。特別に好ましいものとしては、エトキシ化C12〜C22脂肪族アルコールで、5〜40のエトキシル化度を有する。市販の界面活性剤の例としては、ゲナポール(Genapol)型(Clariant AG)がある。同様に好ましいものとしては、シリコン界面活性剤、特に、例えばSilwet-77(登録商標)として市販される、ポリアルキル酸化物で変性させたヘプタメチルトリシロキサン、また過フッ素化界面活性剤がある。全添加物に対する界面活性物質の濃度は、一般的に1〜30質量%である、油もしくは鉱物油又はその誘導体と、界面活性剤との混合物を含有する油添加剤の例としては、Edenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG, CH)又はActipronC (BP Oil UK Limited, GB)がある。
所望の場合は、前記界面活性物質を製剤中でそのまま、つまり油添加することなく使用することも可能である。
さらに、有機溶媒の油添加剤/界面活性剤混合物への添加が、作用の追加的な増強に寄与してもよい。適切な溶媒としては、例えばSolvesso(登録商標)(ESSO)又はAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)がある。かかる溶媒の濃度は、全質量中、10〜80質量%が可能である。溶媒との混合物中に存在する油添加物について、例えば米国特許第A-4,834,908号に記載されている。本明細書に開示される市販の油添加物は、MERGE(登録商標)(BASF Corporation)の名称で知られている。本発明による好ましいさらなる油添加物は、SCORE(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada)である。
上記の油添加物に加え、本発明による組成物の作用を増強させる目的で、アルキルピロリドン(例えばAgrimax(登録商標))をスプレー混合物に添加することも可能である。合成格子の製剤、例えばポリアクリルアミド、ポリビニル化合物又はポリ−1−p−メタン(例えばBond(登録商標)、Courier(登録商標)又はEmerald(登録商標))を使用してもよい。例えばEurogkem Pen-e-trate(登録商標)等の酸を含む溶液を、スプレー混合物に、作用増強剤として添加することも可能である。
除草組成物は一般的に、0.1〜99質量%、特に0.1〜95質量%の式(I)の化合物、及び1〜99.9質量%の、好ましくは0〜25質量%の界面活性物質を含む製剤補助剤を含んでなる。一方、市販製品は、好ましくは濃縮物として製剤化され、最終消費者は通常希釈製剤を使用する。
式(I)の化合物の施用比率は、広範な制限内で変動可能であり、その土壌、施用方法(発芽前又は発芽後、粉衣、種畝への施用、非耕作地施用等)、作物植物、制御すべき草木もしくは雑草、通常の天候条件、及び標的作物に依存する。本発明による式(I)の化合物は、一般的に10〜2000 g/ha、特に50〜1000 g/haの比率での施用である。
好ましい製剤は、特に以下の組成物である(%=質量%)
Figure 0005319545
限定するものではないが、以下の例で本発明をさらに詳述する。
式(I)の除草剤用製剤例(%=質量%)
Figure 0005319545
任意の所望濃度のエマルションを、当該濃度を水で希釈することにより得られる。
Figure 0005319545
当該溶液は、微小液滴の形態での使用に適する。
Figure 0005319545
活性成分を、補助剤と共に十分に混合し、混合物を適切なミルで十分に粉砕し、水和性粉を提供する。これを水で希釈することにより、任意の所望濃度の懸濁物を得ることができる。
Figure 0005319545
活性成分を、塩化メチレンに溶解させ、スプレーにより担体に添加し、その後溶媒を真空内で蒸発させる。
Figure 0005319545
微粉砕活性成分を、混合物の状態で担体に均一に添加し、ポリエチレングリコールで湿らせる。この手順で非粉(non-dusty)コート顆粒を得る。
Figure 0005319545
活性成分を、補助剤と共に混合及び粉砕し、混合物を水で湿らせる。混合物を押し出し、その後空気の蒸気中で乾燥させる。
Figure 0005319545
使用準備済み粉末(Ready-to-use dusts)は、活性成分を担体と混合し、その混合物を適切なミルで粉砕することにより得る。
Figure 0005319545
微粉砕活性成分を、補助剤としっかり混合し、任意の所望濃度の懸濁物が、水での希釈により得られる懸濁濃縮物を得る。
本発明は、式Iの化合物の除草有効量を、植物又はその生育場所に施用することを含んでなる、植物を制御する方法に関する。
本発明は、式Iの化合物の除草有効量を、植物又はその生育場所に施用することを含んでなる、植物の生育を阻害する方法に関する。
本発明は、式Iの化合物の除草有効量を、有用植物もしくはその生育場所又は栽培領域に施用することを含んでなる、有用植物の作物における、草木及び雑草を選択的に制御する方法に関する。
本発明による組成物が使われる可能性のある有用植物の作物としては、多年生植物、例えばかんきつ果実、ブドウ、ヤシ油、オリーブ、ナシ状果実、核果及びゴム、並びに一年生耕作作物、例えば穀物、例えばオオムギ及びコムギ、綿、アブラナ、トウモロコシ、イネ、ダイズ、シュガービート、サトウキビ、ヒマワリ、観賞植物及び野菜、特に穀物とトウモロコシがある。
制御されるべき草木及び雑草は、単子葉植物種として例えばアグロスティス(Agrostis)、アロペクルス(Alopecurus)、アベナ(Avena)、ブロムス(Bromus)、サイペラス(Cyperus)、ディジタリア(Digitaria)、エキノクロラ(Echinochloa)、ロリウム(Lolium)、モノコリア(Monochoria)、ロットボエリア(Rottboellia)、サジッタリア(Sagittaria)、スキルプス(Scirpus)、セタロア(Setaria)、シダ(Sida)及びソルグム(Sorghum)、並びに双子葉植物種として例えば、アブチロン(Abutilon)、アマラントス(Amaranthus)、ケノポジウム(Chenopodium)、クリサンテマム(Chrysanthemum)、ガリウム(Galium)、イポメア(Ipomoea)、ナスターチウム(Nasturtium)、シナピス(Sinapis)、ソラナム(Solanum)、ステラリア(Stellaria)、ベロニカ(Veronica)、ビオラ(Viola)及びキサンチウム(Xanthium)がある。
作物は、従来の繁殖手法又は遺伝子設計により、除草剤又は除草剤種(class)(例えばALSase、GSase、EPSPSase、PROase、ACCase又はHPPD阻害剤)耐性状態となった作物を含むものとも解される。従来の繁殖方法によりイミダゾリノン類(例えばイマザモックス)に対し耐性状態となった作物の例としては、Clearfoeld(登録商標)夏ナタネ(summer rape)(canola)がある。遺伝子設計手法により除草剤に対し耐性状態となった作物の例としては、商品名ラウンドアップ・レディ(RoundupReady(登録商標))及びリバティリンク(LibertyLink(登録商標))で市販される、グリホセート耐性及びグルホシネート耐性トウモロコシ変異体がある。
作物は、遺伝子設計手法により有害虫耐性となった作物、例えばBtトウモロコシ(ヨーロッパアワノメイガ(European corn borer)耐性)、Btコットン(ワタミハナゾウムシ(cotton boll weevil)耐性)及びBtポテト(コロラドハムシ(Colorado beetle)耐性)を含む。Btトウモロコシの例としては、Bt176トウモロコシNK交配種(Bt 176 maize hybrids of NK)(登録商標、シンジェンタシード)がある。Bt毒はバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌細菌により天然で形成されるタンパク質である。毒、又は前記毒を合成できる遺伝子組み換え植物の例としては、欧州公開特許第451 878号(EP−A−451 878)、欧州公開特許第374 753号、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、国際公開第03/052073号及び欧州公開特許第427 529号に記載されている。殺虫耐性のためにコードされ1又は複数の毒を発現する、1又は複数の遺伝子を含む遺伝子組み換え植物の例としては、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(コットン)、Bollgard(登録商標)(コットン)、NewLeaf(登録商標)(ポテト)、NatureGard(登録商標)及びProtexcta(登録商標)がある。これらの植物の作物又は種子原料は、除草剤に耐性があると同時に虫摂食にも耐性がある(遺伝子組み換え事象の「積み重ね(stack)」)例えば種子は殺有害生物Cry3タンパク質を発現する能力を持ち得、他方で同時にグリホセートに対して耐性でもある。
作物は、従来の繁殖手法又は遺伝子設計により得られ、いわゆる出力形質(output trait)(例えば向上した貯蔵安定性、より高い栄養価及び増強された香味)を含むものであるとも解される。
作物領域は、栽培された植物が既に生育している土地、及び栽培された植物が生育する予定である土地を含む。
本発明による式Iの化合物は、1又は複数のさらなる除草剤との組み合わせで使用することもできる。具体的には、式Iの化合物の以下の混合物が重要である。
式Iの化合物と合成オーキシンとの混合物(例えば式Iの化合物+クロピラリド(clopyralid)(162))、式Iの化合物+2,4-D (211)、式Iの化合物+ジカンバ(dicamba)(228)、式Iの化合物+MCPA (499)、式Iの化合物+キンクロラク(quinclorac)(712)、又は式Iの化合物+アミノピラリド(aminopyralid)(CAS RN 150114-71-9)。
式Iの化合物とジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)(252)との混合物。
式Iの化合物とアセトアニリドとの混合物(例えば式Iの化合物+アセトクロール(acetochlor)(5)、式Iの化合物+ジメテンアミド(dimethenamid)(260)、式Iの化合物+メトラクロル(metolachlor)(548)、式Iの化合物+S−メトラクロル(549)、又は式Iの化合物+プレチラクロル(pretilachlor)656)。
式Iの化合物とフラムプロップ−M(flamprop-M)(355)との混合物。
式Iの化合物とフルフェナセット(flufenacet (BAY FOE 5043))(369)との混合物。
式Iの化合物とピロキサスルホン(pyroxasulfone)(CAS RN 447399-55-5)との混合物。
式Iの化合物とトリアジン(triazine)との混合物(例えば式Iの化合物+アトラジン(atrazine)(37)、又は式Iの化合物+テルブチラジン(terbuthylazine)(775))。
式Iの化合物とHPPD阻害剤との混合物(例えば式Iの化合物+イソキサフルトール(isoxaflutole)(479)、式Iの化合物+メソトリオン(mesotrione)(515)、式Iの化合物+ピラスルホトール(pyrasulfotole)(CAS RN 365400-11-9)、式Iの化合物+スルコトリオン(sulcotrione)(747)、式Iの化合物+テンボトリオン(tembotrione)(CAS RN 335104-84-2)、式Iの化合物+トプラメゾン(topramezone)(CAS RN 210631-68-8)、式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン(CAS RN 352010-68-5)、又は式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン。
式Iの化合物とHPPD阻害剤及びトリアジンとの混合物。
式Iの化合物とグリホセート(419)との混合物。
式Iの化合物とグリホセート及びHPPD阻害剤との混合物(例えば式Iの化合物+グリホセート+イソキサフルトール、式Iの化合物+グリホセート+メソトリオン、式Iの化合物+グリホセート+ピラスルホトール(pyrasulfotole)(CAS RN 365400-11-9)、式Iの化合物+グリホセート+スルコトリオン、式Iの化合物+グリホセート+テンボトリオン、式Iの化合物+グリホセート+トプラメゾン、式Iの化合物+グリホセート+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン、又は式Iの化合物+グリホセート+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン)。
式Iの化合物とグルホシネート−アンモニウム(glufosinate-ammoniu)(418)との混合物。
式Iの化合物とグルホシネート−アンモニウム及びHPPD阻害剤との混合物(例えば式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+イソキサフルトール、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+メソトリオン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+ピラスルホトール(pyrasulfotole)(CAS RN 365400-11-9)、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+スルコトリオン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+テンボトリオン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+トプラメゾン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン、又は式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン)。
式Iの化合物とALS阻害剤又はAHAS阻害剤との混合物(例えば式Iの化合物+ベンスルフロン−メチル(bensulfuron-methyl)(64)、式Iの化合物+クロリムロン−エチル(chlorimuron-ethyl)(135)、式Iの化合物+クロランスラム−メチル(cloransulam-methyl)(164)、式Iの化合物+フロラスラム(florasulam)(359)、式Iの化合物+フルカルバゾン−ナトリウム(flucarbazone-sodium)(364)、式Iの化合物+イマザモックス(imazamox)(451)、式Iの化合物+イマザピル(imazapyr)(453)、式Iの化合物+イマゼタピル(imazethapyr)(455)、式Iの化合物+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム(iodosulfuron- methyl-sodium)(466)、式Iの化合物+メソスルフロン−メチル(mesosulfuron-methyl)(514)、式Iの化合物+ニコスルフロン(nicosulfuron)(577)、式Iの化合物+ペノクススラム(penoxsulam)(622)、式Iの化合物+ピロクススラム(pyroxsulam)(トリフロスラム(triflosulam))(CAS RN 422556-08-9)、式Iの化合物+チフェンスルフロン−メチル(thifensulfuron-methyl)(チアメツロン−メチル(thiameturon-methyl))(795)、式Iの化合物+トリアスルフロン(triasulfuron)(817)、式Iの化合物+トリベヌロン−メチル(tribenuron-methyl)(822)、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン−ナトリウム(trifloxysulfuron-sodium)(833)、式Iの化合物+チエンカルバゾン(thiencarbazone)(4−[(4,5−ジヒドロ−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)カルボニルスルファモイル]−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸、BAY636)、又は式Iの化合物+チエンカルバゾン−メチル(メチル4−[(4,5−ジヒドロ−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)カルボニルスルファモイル]−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸、CAS RN 317815-83- 1、BAY636−メチル)。
式Iの化合物とPPO阻害剤との混合物(例えば式Iの化合物+ブタフェナシル(butafenacil)(101)、式Iの化合物+カルフェントラゾン−エチル(carfentrazone-ethyl)(121)、式Iの化合物+シニドン−エチル(cinidon-ethyl)(152)、式Iの化合物+フルミオキサジン(flumioxazin)(376)、式Iの化合物+ホメサフェン(fomesafen)(401)、又は式Iの化合物+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル)(CAS RN 353292-31-6)。
式Iの化合物とACC阻害剤との混合物(例えば式Iの化合物+ブトロキシジン(butroxydim)(106)、式Iの化合物+クレソジン(clethodim)(155)、式Iの化合物+クロジナホップ−プロパルギル(clodinafop-propargyl)(156)、式Iの化合物+シクロキシジン(cycloxydim)(190)、式Iの化合物+シハロホップ−ブチル(cyhalofop-butyl)(195)、式Iの化合物+ジクロホップ−メチル(diclofop- methyl)(238)、式Iの化合物+フェノキサプロップ−P−エチル(fenoxaprop-P-ethyl)(339)、式Iの化合物+フルアジホップ−ブチル(fluazifop-butyl)(361)、式Iの化合物+フルアジホップ−P−ブチル(fluazifop-P-butyl)(362)、式Iの化合物+ハロキシホップ(haloxyfop)(427)、式Iの化合物+ハロキシホップ−P(haloxyfop-P)(428)、式Iの化合物+プロパキザホップ(+ propaquizafop)(670)、式Iの化合物+キザロホップ(quizalofop)(717)、式Iの化合物+
式Iの化合物+キザロホップ−P(718)、式Iの化合物+セソキシジン(sethoxydim)(726)、式Iの化合物+テプラロキシジン(tepraloxydim)(771)、式Iの化合物+トラルコキシジン(tralkoxydim)(811)、又は式Iの化合物+ピノキサデン(CAS RN 243973-20-8)。
式Iの化合物とプロスルホカルブ(prosulfocarb)(683)との混合物、又は式Iの化合物とトリ−アレート(tri-allate)(816)との混合物。
式Iの化合物とブロモキシニル(bromoxynil)(95)との、式Iの化合物とクロリダゾン(chloridazon)(134)との、式Iの化合物とクロロトルロン(chlorotoluron)(143)との、式Iの化合物とジウロン(diuron)(281)との、又は式Iの化合物とメトリブジン(metribuzin)(554)との混合物。
式Iの化合物とクロマゾン(clomazone)(159)との、式Iの化合物とジフルフェニカン(diflufenican)(251)との、式Iの化合物とフルロクロリドン(flurochloridone)(389)、又は式Iの化合物とフルルタモン(flurtamone)(392)との混合物。
式Iの化合物とペンジメタリン(pendimethalin)(621)又は式Iの化合物とトリフルラリン(trifluralin)(836)との混合物。
式Iの化合物とジフェンゾクアットメチルスルフェート(difenzoquat metilsulfate)(248)との混合物。
式Iの化合物と二臭化ジクアット(diquat dibromide)(276)との化合物。
式Iの化合物と二塩化パラクアット(paraquat dichloride)(614)との混合物。
式Iの化合物の混合パートナーは、例えばThe Pesticide Manual, 13th Edition (BCPC), 2003に記載のように、エステル又は塩の形態であってもよい。グルホシネート−アンモニウムの文献をグルホシネートにも適用し、クロランスラム−メチルの文献をクロランスラムにも適用し、ジメテンアミドの文献をジメテンアミド−Pにも適用し、フランプロップ−Mの文献をフランフロップにも適用し、及びピリチオバック−ナトリウムの文献をピリチオバックにも適用するなど。
式Iの化合物の混合パートナーに対する比率は、好ましくは1:100〜1000:1である。
混合物は、上記製剤において有利に使用できる(この場合「活性成分」とは、式Iの化合物とその混合パートナーとの代表的な混合物を指す)。
さらに、1又は複数の以下の除草剤は、本発明の式Iの化合物との組み合わせで、又は上記の混合物との組みあわせで使用できる。アシフルオルフェン−ナトリウム(acifluorfen-sodium)(7)、アクロニフェン(aclonifen)(8)、アクロレイン(acrolein)(10)、アラクロル(alachlor)(14)、アロキシジン(alloxydim)(18)、アメトリン(ametryn)(20)、アミカルバゾン(amicarbazone)(21)、アミドスルフロン(amidosulfuron)(22)、アミトロール(amitrole)(アミノトリアゾール(aminotriazole))(25)、スルファミン酸アンモニウム(ammonium sulfamate)(26)、アニロフォス(anilofos)(31)、アスラム(asulam)(36)、アビグリシン(aviglycine)(39)、アザフェニジン(azafenidin)(CAS RN 68049-83-2)、アジムスルフロン(azimsulfuron)(43)、BAS 800H (CAS RN 372137-35-4)、ベフルブタミド(beflubutamid)(55)、ベナゾリン(benazolin)(57)、ベンカルバゾン(bencarbazone)(CAS RN 173980-17-1)、ベンフルラリン(benfluralin)(59)、ベンフレセート(benfuresate)(61)、ベンスライド(bensulide)(65)、ベンタゾン(bentazone)(67)、ベンズフェジゾン(benzfendizone)(CAS RN 158755-95-4)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)(69)、ベンゾフェナップ(benzofenap)(70)、ビラナフォス(bilanafos)(ビアラフォス(bialaphos))(77)、ビスピリバク−ナトリウム(bispyribac-sodium)(82)、ボラクス(borax)(86)、ブロマシル(bromacil)(90)、ブロモブチド(bromobutide)(93)、ブロモフェノキシン(bromofenoxim)(CAS RN 13181-17-4)、ブタクロル(butachlor)(100)、ブタミフォス(butamifos)(102)、ブトラリン(butralin)(105)、ブチレート(butylate)(108)、カフェンストロール(cafenstrole)(110)、カルベタミド(carbetamide)(117)、クロルブロムロン(chlorbromuron)(CAS RN 13360-45-7)、クロルフルレノール−メチル(chlorflurenol-methyl)(133)、クロロ酢酸(138)、クロルプロファム(chlorpropham)(144)、クロルスルフロン(chlorsulfuron )(147)、クロルタル−ジメチル(chlorthal-dimethyl)(148)、シンメチリン(cinmethylin)(153)、シノスルフロン(cinosulfuron)(154)、クロメプロップ(clomeprop)(160)、クミルロン(cumyluron)(180)、シアナミド(cyanamide)(182)、シアナジン(cyanazine)(183)、シクラニリド(cyclanilide)(186)、シクロエート(cycloate)(187)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)(189)、ダイムロン(daimuron)(213)、ダラポン(dalapon)(214)、ダゾメット(dazomet)(216)、デスメジファム(desmedipham)(225)、デスメトリン(desmetryn)(CAS RN 1014-69-3)、ジクロベニル(dichlobenil)(229)、ジクロロプロップ(dichlorprop)(234)、ジクロロプロップ−P(235)、ジクロスラム(diclosulam)(241)、ジメフロン(dimefuron)(256)、ジメピペレート(dimepiperate)(257)、ジメタクロル(dimethachlor)(258)、ジメタメトリン(dimethametryn)(259)、ジメチピン(dimethipin)(261)、ジメチルアルシン酸(dimethylarsinic acid)(264)、ジニトラミン(dinitramine)(268)、ジノテルブ(dinoterb)(272)、ジフェンアミド(diphenamid)(274)、ジプロペトリン(dipropetryn)(CAS RN 4147-51 -7)、ジチオピル(dithiopyr)(280)、DNOC (282)、DSMA (CAS RN 144-21-8)、エンドタル(endothal)(295)、EPTC (299)、エスプロカルブ(esprocarb)(303)、エタルフルラリン(ethalfluralin)(305)、エタメトスルフロン−メチル(ethametsulfuron-methyl)(306)、エテフォン(ethephon)(307)、エトフメセート(ethofumesate)(311)、エトキシフェン(ethoxyfen)(CAS RN 188634-90-4)、エトキシフェン−エチル (CAS RN 131086-42-5)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)(314)、エトベンザニド(etobenzanid)(318)、フェントラザミド(fentrazamide)(348)、硫酸鉄(353)、フラザスルフロン(flazasulfuron)(356)、フラゾレート(fluazolate)(イソプロパゾール (isopropazol))(CAS RN 174514-07-9)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)(CAS RN 412928-75-7)、フルクロラリン(fluchloralin)(365)、フルフェンピル−エチル(flufenpyr-ethyl)(371)、フルメトラリン(flumetralin)(373)、フルメトスラム(flumetsulam)(374)、フルミクロラク−ペンチル((flumiclorac-pentyl)(375)、フルミプロピン(flumipropyn、flumipropin)(CAS RN 84478-52-4)、フルオメツロン(fluometuron)(378)、フルオログリコフェン−エチル(fluoroglycofen-ethyl)(380)、フルポキサム(flupoxam)(CAS RN 119126-15-7)、フルプロパシル(flupropacil)(CAS RN 120890-70-2)、フルプロパネート(flupropanate)(383)、フルピルスルファロン−メチル−ナトリウム(flupyrsulfaron-methyl-sodium)(384)、フルレノール(flurenol)(387)、フルリドン(fluridone)(388)、フルルオキシピル(fluroxypyr)(390)、フルチアセット−メチル(fluthiacet-methyl)(395)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)(402)、ホサミン(fosamine)(406)、ハロスルフロン−メチル(halosulfuron-methyl)(426)、HC-252 (429)、ヘキサジオン(hexazinone)(440)、イマザメタベンズ−メチル(imazamethabenz-methyl)(450)、イマザピック(imazapic)(452)、イマザキン(imazaquin)(454)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)(456)、イダノファン(indanofan)(462)、イオキシニル(ioxynil)(467)、(ソプロツロン(isoproturon)(475)、イソウロン(isouron)(476)、イソキサベン(isoxaben)(477)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)(CAS RN 141112-06-3)、イソキサピリフォップ(isoxapyrifop)(CAS RN 87757-18-4)、カルブチレート(karbutilate)(482)、ラクトフェン(lactofen)(486)、レナシル(lenacil)(487)、リヌロン(linuron)(489)、MCPA-チオエチル(500)、MCPB (501)、メコプロップ(mecoprop)(503)、メコプロップ−P(mecoprop-P)(504)、メフェナセット(mefenacet)(505)、メフルイダイド(mefluidide)(507)、メタム(metam)(519)、メタムミフォップ(metamifop)(メフルオキサフォップ(mefluoxafop))(520)、メタミトロン(metamitron)(521)、メタザクロル(metazachlor)(524)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)(526)、メタゾール(methazole)(CAS RN 20354-26-1)、メチルアルソン酸(methylarsonic acid)(536)、メチルディムロン(methyldymron)(539)、メチルイソチオシアネート(methyl isothiocyanate)(543)、メトベンズロン(metobenzuron)(547)、メトブロムロン(metobromuron)(CAS RN 3060-89-7)、メトスラム(metosulam)(552)、メトクスロン(metoxuron)(553)、メトスルフロン−メチル(metsulfuron-methyl)(555)、MK-616 (559)、モリネート(molinate)(560)、モノリヌロン(monolinuron)(562)、MSMA (CAS RN 2163-80-6)、ナプロアニリド(naproanilide)(571)、ナプロパミド(napropamide)(572)、ナプタラム(naptalam)(573)、ネブロン(neburon)(574)、ニピラクロフェン(nipyraclofen)(CAS RN 99662-11-0)、n−メチル−グリホセート、ノナン酸(583)、ノルフルラゾン(norflurazon)(584)、オレイン酸(脂肪酸)(593)、オルベンカルブ(orbencarb)(595)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)(CAS RN 213464-77-8)、オリザリン(oryzalin)(597)、オイサジアルギル(oxadiargyl)(599)、オキサジアゾン(oxadiazon)(600)、オキサスルフロン(oxasulfuron)(603)、オキサジクロメフォン(oxaziclomefone)(604)、オキシフルオロフェン(oxyfluorfen)(610)、ペブレート(pebulate)(617)、ペンタクロロフェノール(pentachlorophenol)(623)、ペンタノクロル(pentanochlor)(624)、ペントキサゾン(pentoxazone)(625)、ペソキサミド(pethoxamid)(627)、ペトロリウム油(petrolium oils)(628)、フェンメディファム(phenmedipham)(629)、ピクロラム(picloram)(645)、ピコリナフェン(picolinafen)(646)、ピペロフォス(piperophos)(650)、プリミスルフロン−メチル(primisulfuron-methyl)(657)、プロジアミン(prodiamine)(661)、プロフルアゾール(profluazol)(CAS RN 190314-43-3), プロフォキシジンprofoxydim (663), プロヘキサジオンカルシウム(prohexadione calcium)(664)、プロメトン(prometon)(665)、プロメトリン(prometryn)(666)、プロパクロル(propachlor)(667)、プロパニル(propanil)(669)、プロパジン(propazine)(672)、プロファム(propham)(674)、プロピソクロル(propisochlor)(667)、プロポキシカルバゾン−ナトリウム(propoxycarbazone-sodium)(プロカルバゾン−ナトリウム(procarbazone-sodium))(679)、プロピザミド(propyzamide)(681)、プロスルフロン(prosulfuron)(684)、ピラクロニル(pyraclonil)(ピラゾギル(pyrazogyl))(CAS RN 158353-15-2)、ピラフルフェン−エチル(pyraflufen-ethyl)(691)、ピラゾリネート(pyrazolynate)(692)、ピラゾスルフロン−エチル(pyrazosulfuron-ethyl)(694)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)(695)、ピリベンゾキシン(pyribenzoxim)(697)、ピリブチカルブ(pyributicarb)(698)、ピリダフォル(pyridafol)(CAS RN 40020-01-7)、ピリデート(pyridate)(702)、ピリフタリド(pyriftalid)(704)、ピリミノバック−メチル(pyriminobac-methyl)(707)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)(CAS RN 221205-90-9)、ピリチオバック−ナトリウム(pyrithiobac- sodium)(709)、キンメラック(quinmerac)(713)、キノクラミン(quinoclamine)(714)、リンスルフロン(rimsulfuron)(721)、sequestrene(EDTA)、シズロン(siduron)(727)、シマジン(simazine)(730)、シメトリン(simetryn)(732)、塩素酸ナトリウム(sodium chlorate)(734)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)(749)、スルホメツロン−メチル(sulfometuron-methyl)(751)、スルホセート(sulfosate)(CAS RN 81591 -81 -3)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)(752)、硫酸(755)、タール油(tar oils)(758)、TCA-ナトリウム (760)、テブタム(tebutam)(CAS RN 35256-85-0)、テブチウロン(tebuthiuron)(765)、テフリルトリオン(tefuryltrione)(CAS RN 473278-76-1)、テルバシル(terbacil)(772)、テルブメトン(terbumeton)(774)、テルブトリン(terbutryn)(776)、セニルクロル(thenylchlor)(789)、チジアジミン(thidiazimin)(CAS RN 123249-43-4)、チアザフルロン(thiazafluron)(CAS RN 25366-23-8)、チアゾピル(thiazopyr)(793)、チオベンカルブ(thiobencarb)(797)、チオカルバジル(tiocarbazil)(807)、トリアジフラム(triaziflam)(819)、トリクロピル(triclopyr)(827)、トリフタジン(triftazine)(831)、トリフルスルフロン−メチル(triflusulfuron-methyl)(837)、トリヒドロキシトリアジン(trihydroxytriazine)(CAS RN 108-80-5)、トリネキサパック−エチル(trinexapac-ethyl)(CAS RN 95266-40-3)及びトリトスルフロン(tritosulfuron)(843)。
式Iの化合物の混合パートナーは、例えばThe Pesticide Manual, 13th Edition (BCPC), 2003に記載のように、エステル又は塩の形態であってもよい。アシフルオルフェン−ナトリウムの文献をアシフルオルフェンにも適用し、及びベンスルフロン−メチルの文献をベンスルフロンにも適用するなど。
式Iの化合物の混合パートナーに対する比率は、好ましくは1:100〜1000:1である。
混合物は、上記製剤において有利に使用できる(この場合「活性成分」とは、式Iの化合物とその混合パートナーとの代表的な混合物を指す)。
本発明による式Iの化合物は、1又は複数の薬害軽減剤(safener)との組み合わせで使用することができる。同様に、本発明による式Iの化合物と、1又は複数のさらなる除草剤との混合物も、1又は複数の薬害軽減剤との組み合わせで使用することができる。薬害軽減剤は、ベノキサコル(benoxacor)(63)、クロキントセット−メチル(cloquintocet-mexyl)(163)、シオメトリニル(cyometrinil) (CAS RN 78370-21-5)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)(CAS RN 221667-31-8)、ジクロルミド(dichlormid)(231)、ジシクロノン(dicyclonon)(CAS RN 79260-71-2)、フェンクロラゾール−エチル(fenchlorazole-ethyl)(331)、フェンクロリン(fenclorim)(332)、フルラゾール(flurazole)(386)、フルキソフェニム(fluxofenim)(399)、フリラゾール(furilazole)(413)及びその対応するR異性体、イソオキサジフェン−エチル(isoxadifen-ethyl)(478)、メフェンピル−ジエチル(mefenpyr-diethyl)(506)、ナフタル酸無水物(CAS RN 81-84-5)、並びにオキサベトリニル(oxabetrinil)(598)がある。特に好ましいのは、式Iの化合物とベノキサコル及び式Iの化合物とクロキントセット−メチルの混合物である。
式Iの化合物の薬害軽減剤は、例えばThe Pesticide Manual, 13th Edition (BCPC), 2003に記載のように、エステル又は塩の形態であってもよい。クロキントセット−メチルの文献をクロキントセットにも適用し、及びフェンクロラゾール−エチルの文献をフェンクロラゾールにも適用するなど。
式Iの化合物の薬害軽減剤に対する比率は、好ましくは100:1〜1:10、特に20:1〜1:1である。
混合物は、上記製剤において有利に使用できる(この場合「活性成分」とは、式Iの化合物とその薬害軽減剤との代表的な混合物を指す)。薬害軽減剤及び式Iの化合物、及びもしあれば又は複数の追加的な除草剤は、同時に施用することが可能である。例えば、薬害軽減剤、式Iの化合物及びもしあれば1又は複数の追加的な除草剤を、発芽前の場所に施用しても、発芽後の作物に施用してもよい。また、薬害軽減剤及び式Iの化合物、及びもしあれば又は複数の追加的な除草剤は、連続的に施用することも可能である。例えば、薬害軽減剤を種子処理として播種前に施用し、式Iの化合物及びもしあれば1又は複数の追加的な除草剤を、発芽前の場所又は発芽後の作物に施用してもよい。
式Iの化合物とさらなる除草剤及び薬害軽減剤の好ましい混合物には、以下のものがある。
式Iの化合物とトリアジン及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とグリホセート及び薬害軽減剤との混合物。
式Iの化合物とグルホシネート及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とイソキサフルトール及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とイソキサフルトール及びトリアジン及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とイソキサフルトール及びグリホセート及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とイソキサフルトール及びグルホシネート薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とメソトリオン及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とメソトリオン及びトリアジン及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とメソトリオン及びグリホセート及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とメソトリオン及びグルホシネート薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とスルコトリオン及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とスルコトリオン及びトリアジン及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とスルコトリオン及びグリホセート及び薬害軽減剤の混合物。
式Iの化合物とスルコトリオン及びグルホシネート及び薬害軽減剤の混合物。
限定するものではないが、以下の実施例で本発明をさらに説明する。
調製の実施例
1.スキーム1が適用される反応
実施例1.1:3−[2−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルの調製
Figure 0005319545
塩化オキサリル(1.30 ml)を、(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−酢酸(3.151 g)のジクロロメタン(20 ml)溶液に滴下して添加し、N,N−ジメチルホルムアミドの液滴を反応を開始させるために添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、アセトニトリル(30 ml)中に溶解した無色オイルを生成させた。この溶液を3つに分配し、各部分を3−アミノ−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.76 g)のアセトニトリル(15 ml)スラリーに添加した。反応混合物を電子レンジ中で、130℃40分間加熱し、暗赤色溶液を生成させ、それを室温で16時間保存した。サンプルを混合し、濃縮し、3−[2−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルを暗オレンジ色固体として得た(4.15 g)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): 4.02 (s, 3H), 4.22 (s, 2H), 7.02-7.10 (m, 1H), 7.11-7.17 (m, 1H), 8.41 (d, 1H), 8.61 (d, 1H), 10.8 (s, 1H) ppm。
実施例1.2:7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−8−ヒドロキシ−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オンの調製
Figure 0005319545
3−[2−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(4.15 g)(実施例1.1)をN,N−ジメチルホルムアミド(50 ml)中の炭酸カリウム(1.67 g)と共に、110℃2時間加熱し、その後室温で16時間保存した。水を添加し、反応混合物を塩酸水溶液(濃)で酸性にした。濾過により単離した沈殿物が形成された。残存物を水とヘキサンで連続的に洗浄し、7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−8−ヒドロキシ−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オンを茶色固体として得た(2.88 g)。
1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO): 7.34-7.42 (m, 1H), 7.51-7.59 (m, 1H), 8.59 (d, 1H), 8.72 (d, 1H), 12.0 (bs, 1H), 12.4 (s, 1H) ppm。
実施例1.3:2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド−[2,3−b]ピラジン−8−イルエステルの調製
Figure 0005319545
7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−8−ヒドロキシ−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オン(2.88 g)(実施例1.2)、塩化トリメチルアセチル(0.08 ml)、及びピリジン(0.05 ml)のジクロロメタン(5 ml)中混合物を、室温で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、相を分離した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して黄色半結晶(semi-crystalline)の油を生成させた。これをイソ−ヘキサンで倍散し、2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド−[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(0.113 g)を淡茶色粉末として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): 1.21 (s, 9H), 7.08-7.13 (m, 1H), 7.21-7.27 (m, 1H), 8.55-8.57 (m, 2H), 9.51 (s, 1H) ppm。
2.スキーム2が適用される反応
実施例2.1:2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−5−(2,2−ジフルオロ−エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(表Aの化合物番号A2)の調製
Figure 0005319545
1−ブロモ−2,2−ジフルオロエタン(0.113 g)を、2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド−[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(実施例1.3)(0.126 g)、炭酸カリウム(0.044 g)及びヨウ化カリウム(0.053 g)のアセトニトリル(5 ml)中混合物に添加した。反応混合物を電子レンジ中で、25分間120℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル、8:2〜1:1)、表Aの化合物番号A2を黄色固体として得た(0.083 g)。
実施例2.2:2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−5−(2−フルオロ−エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド−[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(表Cの化合物番号C9)の調製
Figure 0005319545
2−臭化フルオロエチルを、2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド−[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(実施例1.3)(0.20 g)、炭酸カリウム(0.207 g)及びヨウ化カリウム(触媒量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10 ml)中混合物に添加した。反応混合物を電子レンジ中で、20分間120℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン、1:1)、表Cの化合物番号C9を黄色固体として得た(0.103 g)。
実施例2.3:2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(表Cの化合物番号C8)の調製
Figure 0005319545
2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(実施例1.3)(0.10 g)、炭酸カリウム(0.053 g)及び2,2,2−トリフルオロエチルトリフレート(0.130 g)の混合物を、電子レンジで150℃30分間、その後170℃30分間の加熱をした、反応混合物を、室温まで放冷し、その後ジクロロメタン及び塩酸水溶液(2M)に分配し、相を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残存物をジクロロメタン中に溶解させ、塩化トリメチルアセチル(0.063 ml)及びピリジン(0061 ml)で処理し、室温で攪拌した。反応混合物を濃縮し、残存物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィで精製し(溶離液:アセトン/イソ−ヘキサン0:10〜1:9)、表Cの化合物番号C8をベージュ固体として得た(0.049 g)。
実施例2.4:7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−5−(2,2−ジフルオロ−エチル)−8−ヒドロキシ−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オン(表Bの化合物番号B2)の調製
Figure 0005319545
1−ブロモ−2,2−ジフルオロエタン(0.754 g)を、2,2−ジメチル−プロピオン酸7−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリド[2,3−b]ピラジン−8−イルエステル(実施例1.3)(1.00 g)、炭酸カリウム(1.76 g)及びヨウ化カリウム(触媒量)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(15 ml)中混合物に添加した。反応混合物を電子レンジで20分間120℃加熱した。反応混合物を室温まで放冷し、その後水及び酢酸エチルで希釈した。相を分離させた。有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮させた。残存物をジエチルエーテル中で溶解させ、溶液を水で洗浄した。相を分離させ、有機相を濃縮し、表Bの化合物番号B2をオレンジ粘性油として得た(0.553 g)。
以下の表A〜Dに記載の化合物は、実施例2.1、2.2、2.3及び2.4の記載と類似の方法を用いて調製できる。
3.スキーム3が適用される反応
実施例3.1:3−[2−(2,3,6−トリクロロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸
Figure 0005319545
リチウムヘキサエチルジシラジン(「LiHMDS」)(1M TFH中)(2 ml)を、3−[2−(2,3,6−トリクロロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸(0.373 g)(実施例1.1に記載に従って作製した)の無水テトラヒドロフラン(10 ml)溶液に滴下して添加した。反応混合物を30分間室温で攪拌し、その後3時間加熱還流した。反応混合物を室温まで放冷し、塩酸水溶液(1M)で酸性にした。混合物を濃縮した。残存物をジエチルエーテルに溶解させ、塩酸水溶液(1M)で洗浄した。この酸性溶液を酢酸エチルで抽出した。混合した有機画分を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、3−[2−(2,3,6−トリクロロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸(0.255 g)を得た。さらなる精製を行わず次のステップを実施した。
実施例3.2:5−(2,2−ジフルオロ−エチル)−8−ヒドロキシ−7−(2,3,6−トリクロロ−フェニル)−5H−ピリド[2,3−b]ピラジン−6−オン(表Bの化合物番号B11)の別法での調製
Figure 0005319545
ナトリウムヘキサメチルジシラジド(「NaHMDS」)(1M TFH中)(1.4 ml)を、3−[2−(2,3,6−トリクロロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ピラジン−2−カルボン酸(実施例3.1)(0.255 g)の無水テトラヒドロフラン(10 ml)中溶液に10分間で滴下して添加した。その後、ジフルオロエチルトリフレート(0.270 g)を滴下して添加し、反応混合物を室温で30分間攪拌した。その後反応混合物を6時間過熱還流した。反応混合物を室温まで放冷し、塩酸水溶液(1M)の添加により酸性にした。混合物を濃縮した。残存物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残存物を逆相HPLCで精製し、表Bの化合物番号B11を得た(0.034 g)。
4.スキーム10が適用される反応
実施例4.1:1−ブロモ−3−ブロモメチル−2−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンの調製
Figure 0005319545
3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−トルエン(8.0 g)、N−ブロモスクシンイミド(「NBS」)(6.42 g)及び過酸化ベンゾイル(触媒量)の四塩化炭素(40 ml)中混合物を、過熱還流した。500ワットタングステンハロゲンランプを反応開始のために使用した。反応混合物を加熱還流し、30分間照射した。反応混合物を室温まで放冷し、その後濾過した。濾液を濃縮し無色の油を得て、これを静置して凝固させ1−ブロモ−3−ブロモメチル−2−クロロ−4−フルオロ−ベンゼンをオフホワイトの固体として得た(10.7 g)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): 4.64 (d, 2H), 6.94 (t, 1H), 7.58 (dd, 1H) ppm。
実施例4.2:(3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)アセトニトリルの調製
Figure 0005319545
1−ブロモ−3−ブロモメチル−2−クロロ−4−フルオロ−ベンゼン(9.945 g)(実施例4.1)の無水エタノール(40 ml)溶液を、シアン化カリウム(2.38 g)の水(2 ml)溶液中に、加熱状態で、30分間で滴下して添加した。反応混合物を7時間過熱還流した。反応混合物を室温まで放冷し、その後室温で16時間保存した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残存物を酢酸エチルに溶解させ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して(3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−アセトニトリルを淡黄色の油として得た(8.19 g)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): 3.89 (d, 2H), 7.00 (t, 1H)5 7.64 (dd, 1H) ppm。
実施例4.3:(3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−酢酸の調製
Figure 0005319545
(3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)アセトニトリル(8.15 g)(実施例4.2)を、濃硫酸(50質量% 水中)(90 ml)中に溶解させた。反応は非常に高温になった。その後3時間加熱還流した。反応混合物を室温まで放冷し、その後室温で16時間保存した。混合物をジクロロメタンで2回抽出した。混合した有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して(3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−酢酸をオフホワイトの固体として得た(8.3 g)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): 3.94 (d, 2H), 6.94 (t, 1H), 7.56 (dd, 1H) ppm。
5.スキーム12が適用される反応
実施例5.1:3−アミノ−6−メチル−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルの調製
Figure 0005319545
3−アミノ−6−ブロモ−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(1.01 g)(J. Org. Chem. (1988), 59(9), 2052-5に従って作製した)、酢酸パラジウム(II)(0.101 g)、及び2'−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,6−ジメトキシ−1,1'−ビフェニル(「S-Phos」)を、トルエン(15 ml)及び水(3滴)と共にフラスコ中に置いた。メチルボロン酸(0.394 g)及びリン酸カリウム(1.71 g)を添加し、反応混合物を24時間加熱還流した。反応混合物を室温まで放冷させた後、混合物を塩酸水溶液(1M)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。混合した有機抽出物を濃縮し、残存物をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィで精製し(溶離液:ジエチルエーテル)、3−アミノ−6−メチル−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルを黄色固体として得た(0.114 g)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): 2.40 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 6.21 (bs, 2H), 8.03 (s, 1H) ppm。
表A
式(Ia")の化合物、すなわち、R3が2,2−ジフルオロ−エチルであり、R1、R2、R4及びR5が以下の表中に記載の意味を有する、式(I)の化合物。
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
凡例
s = シングレット、d = ダブレット、t = トリプレット、dd = ダブルダブレット、ddd = ダブルダブルダブレット、dt = ダブルトリプレット、tt = トリプルトリプレット、q = カルテット、sept = セプテット、m = マルチプレット、Me = メチル、Et = エチル、Pr = プロピル、Bu = ブチル、Ph = フェニルである。
表B
式(Ib")の化合物、すなわち、R1及びR2が水素であり、R3が2,2−ジフルオロ−エチルであり、R5がヒドロキシであり、R4が以下の表中に記載の意味を有する、式(I)の化合物。
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
凡例
s = シングレット、d = ダブレット、t = トリプレット、dd = ダブルダブレット、dt = ダブルトリプレット、tt = トリプルトリプレット、m = マルチプレット、Me = メチル、Et = エチルである。
表C
式(Ia')の化合物、すなわち、R1及びR2が水素であり、R3、R4及びR5が以下の表中に記載の意味を有する、式(I)の化合物。
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
凡例
s = シングレット、d = ダブレット、t = トリプレット、dd = ダブルダブレット、q = カルテット、sept = セプテット、m = マルチプレット、Pr = プロピル、Bu = ブチルである。
表D
式(Ib')の化合物、すなわち、R1及びR2が水素であり、R5がヒドロキシであり、R3及びR4が以下の表中に記載の意味を有する、式(I)の化合物。
Figure 0005319545
Figure 0005319545
Figure 0005319545
凡例
d = ダブレット、t = トリプレット、m = マルチプレットである。
生物学的実施例
実施例B1:除草作用
多様な試験種の種子を、各々96セルを有する種子トレイ中の滅菌標準土壌に播種した。気候室(23/17℃、昼/夜;13時間光照射;湿度50〜60%)中での制御条件下、8〜9日間の栽培の後(発芽後)、植物を、1000 mg/1の活性成分を、10% DMSO (ジメチルスルホキシド、CAS RN 67-68-5)を溶媒として溶解させた水性スプレー溶液を用い、1000 g/ha相当で処理した。施用後、植物を気候室(24/19℃、昼/夜;13時間光照射;湿度50〜60%)で、1日2回水を与え生育させた。9日後、試験を評価した(10=植物は全て損傷、0=植物の損傷なし)。
Figure 0005319545
STEME =ハコベ(Stellaria media)、NAAOF = クレソン(Nasturtium officinale)、AMARE = アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)SOLNI = イヌホウズキ(Solanum nigrum)である。
化合物番号C1、C3及びC5は同じプロトコルを用いて試験を行い、試験条件下で、試験植物に対し損傷なし又はほとんど損傷なしとの結果を示した。
実施例B2:除草作用
多様な試験種の種子を鉢中の標準土壌に播種した。温室(24/16℃、昼/夜;14時間光照射;湿度65%)中での制御条件下、9日間の栽培の後(発芽後)、植物を、0.5%Tween 20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、CAS RN 9005-64-5)含有のアセトン/水(50:50)溶液中の、当該技術活性成分の製剤由来の水性スプレー溶液で処理した。その後、植物を温室(24/16℃、昼/夜;14時間光照射;湿度65%)で、1日2回水を与え生育させた。13日後、試験を評価した(10=植物は全て損傷、0=植物の損傷なし)。
Figure 0005319545
Figure 0005319545
SOLNI = イヌホオズキ(Solanum nigrum)、AMARE = アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、SETFA = アキノエノコログサ(Setaria faberi)、ECHCG = イヌビエ(Echinochloa cras-galli)、IPOHE = アメリカアサガオ(Ipomoea hederaceae)である。
化合物番号A29、A30及びA31は同じプロトコルを用いて試験を行い、試験条件下で、試験植物に対し損傷なし又はほとんど損傷なしとの結果を示した。
実施例B3:除草作用
多様な試験種の種子を小鉢中の滅菌堆肥に播種した。温室(24/16℃、昼/夜;14時間光照射;湿度65%)中での制御条件下、7日間の栽培の後(発芽後)、植物を、2.5mlのアセトン/水(50:50)溶液中で1000 g/ha相当に製剤化した、1mgの活性成分をスプレー処理した。茎葉を乾燥させ、容器を温室(24/16℃、昼/夜;14時間光照射;湿度65%)に置き、1日2回水を与えた。13日後、試験を評価した(10=植物は全て損傷、0=植物の損傷なし)。
Figure 0005319545
AMARE = アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ALOMY = スズメノテッポウ(Alopecurus myosuroides)、DIGSA = オニメシバ(Digitaria sanguinalis)、CHEAL = アカザ(Chenopodium album)である。

Claims (27)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 0005319545
    (式中、
    1及びR2は、独立に、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜5個のR6により置換されるアリール、又はヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜5個のR6により置換されるヘテロアリールであって、
    3は、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C4ハロアルケニル又はC2〜C4ハロアルキニルであり、
    4は、同種でも異種でもよい1〜個のR8により置換されるアリールであり、ここでアリールはフェニルを意味し
    5は、ヒドロキシ、又はR9−オキシ−、R10−カルボニルオキシ−、トリ−R11−シリルオキシ−又はR12−スルホニルオキシ−である、ヒドロキシ基へ代謝され得る基であり、
    及び、ここで、
    6及びR8は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルコキシ−C1〜C4アルキル−、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルコキシ、C3〜C7シクロアルキル−C1〜C4アルキル−、C3〜C7シクロアルキル−C1〜C4アルコキシ−、C1〜C6アルキルカルボニル−、ホルミル−、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−、C1〜C4ハロアルキルスルホニル−、アミノ、C1〜C10アルキルアミノ−、ジ−C1〜C10アルキルアミノ−、C1〜C10アルキルカルボニルアミノ−、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリール、ヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるヘテロアリール、アリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキル−、ヘテロアリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13によりヘテロアリール部分が置換されるヘテロアリール−C1〜C4アルキル−、アリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリールオキシ−、ヘテロアリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるヘテロアリールオキシ−、アリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるアリールチオ−、又はヘテロアリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR13により置換されるヘテロアリールチオ−であり、及び
    13は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル又はC1〜C6アルコキシであり、
    9は、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル又はアリール−C1〜C4アルキル−もしくはアリール部分が、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるアリール−C1〜C4アルキル−であり、
    10は、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C4アルコキシ−C1〜C10アルキル−、C1〜C4アルキルチオ−C1〜C4アルキル−、C1〜C10アルコキシ、C2〜C10アルケニルオキシ、C2〜C10アルキニルオキシ、C1〜C10アルキルチオ−、N−C1〜C4アルキル−アミノ−、N,N−ジ−(C1〜C4アルキル)−アミノ−、アリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリール、ヘテロアリールもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリール、アリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキル−、ヘテロアリール−C1〜C4アルキル−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりヘテロアリール部分が置換されるヘテロアリール−C1〜C4アルキル−、アリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールオキシ−、ヘテロアリールオキシ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールオキシ−、アリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるアリールチオ−、又はヘテロアリールチオ−もしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるヘテロアリールチオ−であり、
    11は、各々独立に、C1〜C10アルキル又はフェニルもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるフェニルであり、
    12は、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル又はフェニルもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるフェニルであり、及び
    14は、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−、C1〜C4ハロアルキルスルホニル−、アリールもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜5個の置換基により置換されるアリール、又はヘテロアリールもしくは、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキルもしくはC1〜C6アルコキシから独立に選択される、1〜4個の置換基により置換されるヘテロアリールである)
    又はその塩。
  2. 1が、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1〜C4アルコキシである、請求項1記載の化合物。
  3. 2が、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1〜C4アルコキシである、請求項1又は2記載の化合物。
  4. 1が、水素、メチル、クロロ、又はブロモであり、且つR2が、水素、メチル、クロロ、又はブロモである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 3が、C1〜C4ハロアルキル又はC2〜C4ハロアルケニルである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
  6. 3が、C1〜C3ハロアルキルであり、ここでハロゲン原子はフッ素である、請求項5に記載の化合物。
  7. 3が、2−フルオロ−エチル、2,2−ジフルオロ−エチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル、又は3,3,3−トリフルオロ−プロピルである、請求項6に記載の化合物。
  8. 3が、2,2−ジフルオロ−エチルである、請求項7に記載の化合物。
  9. 4が、2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニル、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−4−フルオロ−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2−クロロ−フェニル、2−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル、2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニル、2,4−ジクロロ−5−フルオロ−フェニル、3,5−ジクロロ−2−メトキシ−フェニル、2,3−ジクロロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル、2,3−ジメトキシ−フェニル、2−フルオロ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−フェニル、2,3,6−トリクロロ−フェニル、2−トリフルオロメトキシ−フェニル、2−トリフルオロメチル−フェニル及び2,4,6−トリメチル−フェニルである、請求項に記載の化合物。
  10. 4が、同種でも異種でもよい2〜3個のR8により置換されるアリールであり、ここでアリールはフェニルを意味する、請求項に記載の化合物。
  11. 4が、2,5−ビス−(トリフルオロメチル)−フェニル、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル、2−クロロ−3,6−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル、2−クロロ−6−トリフルオロメチル−フェニル、2,3−ジクロロ−6−フルオロ−フェニル、2,6−ジクロロ−フェニル、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル及び2,3,6−トリクロロ−フェニルである、請求項10に記載の化合物。
  12. 4が、3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロ−フェニルである、請求項11に記載の化合物。
  13. 5が、ヒドロキシ、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C3〜C6シクロアルキルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルケニルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルキニルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルコキシカルボニルオキシ−、C2〜C4アルケニオキシルカルボニルオキシ−、C2〜C4アルキニルオキシカルボニルオキシ−又はC1〜C4アルキルチオカルボニルオキシ−である、請求項1〜12のいずれか1項記載の化合物。
  14. 5が、ヒドロキシ、C1〜C4アルキルカルボニルオキシ−、C1〜C4アルコキシカルボニルオキシ−、又はC1〜C4アルキルチオカルボニルオキシ−である、請求項13に記載の化合物。
  15. 6が、各々独立に、ハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4ハロアルコキシである、請求項1〜14のいずれか1項記載の化合物。
  16. 8が、各々独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C10アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル−、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、C1〜C4ハロアルキルチオ−、C1〜C10アルキルスルフィニル−、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル−、C1〜C10アルキルスルホニル−又はC1〜C4ハロアルキルスルホニル−である、請求項1〜15のいずれか1項記載の化合物。
  17. 9が、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、アリール−C1〜C4アルキル−又は同種でも異種でもよい1〜3個のR13によりアリール部分が置換されるアリール−C1〜C4アルキル−であり、ここでアリールはフェニルを意味する、請求項1〜16のいずれか1項記載の化合物。
  18. 10が、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C4アルコキシ−C1〜C10アルキル−、C1〜C4アルキルチオ−C1〜C4アルキル−、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルキルチオ−、N−C1〜C4アルキル−アミノ−、N,N−ジ−(C1〜C4アルキル)−アミノ−、フェニルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるフェニル、ベンジルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14によりフェニル部分が置換されるベンジル、チエニルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるチエニル、ピリジルもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるピリジル、フェノキシもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるフェノキシ、又はフェニルチオもしくは同種でも異種でもよい1〜3個のR14により置換されるフェニルチオである、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物。
  19. 11が、各々独立にC1〜C4アルキルである、請求項1〜18のいずれか1項記載の化合物。
  20. 12が、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ハロアルキルである、請求項1〜19のいずれか1項記載の化合物。
  21. 13が、各々独立に、ハロ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル又はC1〜C4アルコキシである、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物。
  22. 14が、各々独立に、ハロ、ニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4ハロアルコキシである、請求項1〜21のいずれか1項記載の化合物。
  23. アリールは、フェニルを意味し、
    ヘテロアリールは、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル又はテトラゾリルを意味し、
    ヘテロシクリルは、ヘテロアリール、又は1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキサニル、4,5−ジヒドロ−イソオキサゾリル、テトラヒドロフラニル又はモルホリニルを意味する、請求項1〜22のいずれか1項記載の化合物。
  24. 植物を制御する方法であって、請求項1〜23のいずれか1項記載の式(I)の化合物の除草有効量を、前記植物又はその生育場所に施用することを含んでなる、方法。
  25. 除草組成物であって、製剤補助剤に加えて、除草有効量の請求項1〜23のいずれか1項記載の式(I)の化合物を含んでなる、組成物。
  26. 除草組成物であって、除草有効量の請求項1〜23のいずれか1項記載の式(I)の化合物と、1又は複数のさらなる除草剤、及び任意に1又は複数の薬害軽減剤(safener)を含んでなる、組成物。
  27. 除草組成物であって、除草有効量の請求項1〜23のいずれか1項記載の式(I)の化合物と、1又は複数の薬害軽減剤、及び任意に1又は複数のさらなる除草剤を含んでなる、組成物。
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