JP5317612B2 - 断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム - Google Patents

断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5317612B2
JP5317612B2 JP2008247164A JP2008247164A JP5317612B2 JP 5317612 B2 JP5317612 B2 JP 5317612B2 JP 2008247164 A JP2008247164 A JP 2008247164A JP 2008247164 A JP2008247164 A JP 2008247164A JP 5317612 B2 JP5317612 B2 JP 5317612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
substance
tomographic image
tomographic
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008247164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010075443A (ja
Inventor
靖浩 今井
哲也 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2008247164A priority Critical patent/JP5317612B2/ja
Publication of JP2010075443A publication Critical patent/JP2010075443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5317612B2 publication Critical patent/JP5317612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、デュアルエネルギー(dual energy)撮影して得られた断層像を処理する断層像処理装置、およびX線CT(Computed
Tomography)装置、並びにそのためのプログラム(program)に関する。
X線CT撮影の手法として、デュアルエネルギー撮影法が知られている。デュアルエネルギー撮影法は、被検体の同一部位を、例えば低いX線管電圧と高いX線管電圧とでそれぞれX線CT撮影し、撮影時に用いたX線のエネルギー(energy)分布が異なる2種類の断層像を得る撮影法である(例えば、特許文献1参照)。このようにして得られた2種類の断層像は、画像診断に有効な種々の画像を生成する際に用いられる。例えば、これら2種類の断層像間における対応画素のCT値の比を画像化することにより、被検体の断層像における骨部、造影剤、軟部等の各物質を分離して表した物質分離画像を生成することができる。
一方、X線CT撮影では、ビームハードニング(beam hardening)または線質硬化と呼ばれる現象が発生するので、一般的には、断層像を生成する際にビームハードニング補正を行う。
ビームハードニング補正の手法としては、例えば、被検体全体を水と仮定してビームハードニング効果を見積もり、投影データ全体を補正する手法(以下、第1の手法という)が知られている。この第1の手法は、被検体が軟部を多く含み、軟部は水に近いX線吸収率を有することを考慮したもので、断層像全体を平均的に補正することができる。
また例えば、断層像においてCT値のしきい値処理を行って骨部に対応する骨部画像を抽出し、骨部画像を仮想的にX線検出器へ再投影して再投影データを得、再投影データを加工処理して再び画像再構成することにより新骨部画像を得、新骨部画像を元の断層像に加重加算する手法(以下、第2の手法という)が知られている(例えば、特許文献2,[0047]〜[0051]参照)。この第2の手法は、ビームハードニング現象がX線吸収率の高い骨部に強く現れることを考慮したもので、断層像のうち上記の第1の手法では補正しきれない骨部に対応する部分を補正することができる。
なお、ビームハードニング補正は、補正の対象となる物質の種類や撮影時のX線管電圧によって最適な補正パラメータ(parameter)が異なる。
特開2008−125900号公報 特開2004−195050号公報
しかしながら、上記第2の手法では、単純なCT値のしきい値処理により骨部画像を抽出しているので、CT値の範囲が骨部と一部重複するヨウ素(iodine)系の造影剤を骨部から完全に分離することができず、骨部と造影剤が混在した画像を骨部画像として抽出してしまう可能性が高い。すなわち、骨部以外の画像に対して骨部用の補正が及ぶ可能性が高く、ビームハードニング補正を適正に行うことが難しい。
本発明は、上記事情に鑑み、ビームハードニング補正をより適正に行うことが可能な断層像処理装置、およびX線CT装置、並びにそのためのプログラムを提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、第1のX線管電圧による被検体の第1の断層像と第2のX線管電圧による前記被検体の第2の断層像との対応画素の画素値の比または差に基づいて、前記被検体の任意のX線管電圧による任意の断層像における所定の物質に対応する物質画像を特定する物質画像特定手段と、前記物質画像を仮想的に再投影して再投影データ(data)を算出する再投影手段と、前記再投影データを基に画像再構成して補正用画像を生成する補正用画像生成手段と、前記補正用画像を用いて前記任意の断層像を補正する補正手段とを備える断層像処理装置を提供する。
ここで、「任意のX線管電圧」は、そのX線管電圧による撮影が被検体の被爆量を考慮しても一般的に許容され、その撮影により診断用画像として意味のある画像を取得することができるような電圧範囲であることを前提とする。例えば、被検体が人体である場合には、数十kVから数百kVまでの範囲のX線管電圧とすることができる。
また、前記物質画像特定手段は、例えば、前記対応画素の画素値の比または差のしきい値処理の結果に基づいて前記物質画像を特定する。
第2の観点では、本発明は、前記任意の断層像が、前記第1および第2の断層像であり、前記物質画像特定手段が、前記第1の断層像における所定の物質に対応する第1の物質画像を特定するとともに、前記第2の断層像における前記所定の物質に対応する第2の物質画像を特定し、前記再投影手段が、前記第1および第2の物質画像を仮想的に再投影して第1および第2の再投影データを算出し、前記補正用画像生成手段が、前記第1および第2の再投影データを基に画像再構成して第1および第2の補正用画像を生成し、前記補正手段が、前記第1の補正用画像を用いて前記第1の断層像を補正することにより第1の新断層像を得るとともに、前記第2の補正用画像を用いて前記第2の断層像を補正することにより第2の新断層像を得る上記第1の観点の断層像処理装置を提供する。
第3の観点では、本発明は、前記任意の断層像が、前記第1および第2の断層像であり、前記所定の物質が、第1の物質および第2の物質であり、前記物質画像特定手段が、前記第1の断層像における第1の物質に対応する第1の物質画像と第2の物質に対応する第2の物質画像とを特定するとともに、前記第2の断層像における前記第1の物質に対応する第3の物質画像と前記第2の物質に対応する第4の物質画像とを特定し、前記再投影手段が、前記第1から第4の物質画像をそれぞれ仮想的に再投影して、第1から第4の再投影データを算出し、前記補正用画像生成手段が、前記第1から第4の再投影データを基に画像再構成して第1から第4の補正用画像を生成し、前記補正手段が、前記第1および第2の補正用画像を用いて前記第1の断層像を補正することにより第1の新断層像を得るとともに、前記第3および第4の補正用画像を用いて前記第2の断層像を補正することにより第2の新断層像を得る上記第1の観点の断層像処理装置を提供する。
第4の観点では、本発明は、前記第1の新断層像と前記第2の新断層像との対応画素の画素値の比または差に基づいて、前記第1の新断層像または前記第2の新断層像における物質が分離された画像を生成する画像生成手段をさらに備える上記第2の観点または第3の観点の断層像処理装置を提供する。
第5の観点では、本発明は、前記第1の新断層像と前記第2の新断層像とを加重加算して特定の物質が抑制された画像を生成する画像生成手段をさらに備える上記第2の観点または第3の観点の断層像処理装置を提供する。
第6の観点では、本発明は、前記第1の新断層像と前記第2の新断層像とを加重加算して、物質Aが抑制された第1の物質抑制断層像と物質Bが抑制された第2の物質抑制断層像とを生成し、前記第1の物質抑制断層像と前記第2の物質抑制断層像とを加重加算して、前記被検体の第3の断層像を生成する画像生成手段をさらに備える上記第2の観点または第3の観点に記載の断層像処理装置を提供する。
第7の観点では、本発明は、物質の種類およびX線管電圧と実行すべき加工処理とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている情報を参照して、前記再投影データに対応する物質の種類およびX線管電圧と対応付けられた加工処理を特定し、前記再投影データに対して該加工処理を実行する加工処理手段とをさらに備え、前記補正用画像生成手段が、前記加工処理が実行された再投影データを基に補正用画像を生成する上記第1の観点から第6の観点のいずれか1つの断層像処理装置を提供する。
第8の観点では、本発明は、前記対応付けられた加工処理が、線形変換処理または非線形変換処理である上記第7の断層像処理装置を提供する。
第9の観点では、本発明は、前記第1の物質が、カルシウム(calcium)を主成分とする骨であり、前記第2の物質は、ヨウ素を主成分とする造影剤である上記第3の観点の断層像処理装置を提供する。
第10の観点では、本発明は、上記第1から第9の観点のいずれか1つの観点の断層像処理装置と、前記被検体をX線CT撮影して前記第1の断層像および前記第2の断層像を得る撮影手段とを備えるX線CT装置を提供する。
第11の観点では、本発明は、コンピュータ(computer)を、上記第1から第9の観点のいずれか1つの観点の断層像処理装置を構成する各手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、撮影時のX線管電圧が異なる2種類の断層像間における対応画素の画素値の比または差に基づいて、被検体の断層像における所定の物質に対応する物質画像を特定し、特定した物質画像に対してその物質の種類および撮影時のX線管電圧に応じた加工処理を施すので、補正対象となる物質の画像をより高い精度で特定し、その画像に適した補正をすることができ、断層像に対するビームハードニング補正をより適正に行うことが可能となる。
以下、図を参照しながら本発明にかかる実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるX線CT装置100を示すブロック(block)図である。X線CT装置100は、操作コンソール(console)1と、撮影テーブル(table)8と、走査ガントリ(gantry)9とを具備している。
操作コンソール1は、入力装置2、中央処理装置3、制御インタフェース(interface)4、データ収集バッファ(buffer)5、およびモニタ(monitor)6を具備している。入力装置2は、操作者の指示や情報などを受け付ける。中央処理装置3は、スキャン(scan)制御処理のほか、画素値比算出処理、物質画像抽出処理(物質画像特定処理)、再投影処理、再投影データ加工処理、画像再構成処理(補正用画像生成処理)、加重加算処理(補正処理)などを実行する。制御インタフェース(interface)4は、中央処理装置3からの制御により、撮影テーブル8や走査ガントリ9へ制御信号などを出力する。データ収集バッファ5は、走査ガントリ9で取得したデータを収集する。モニタ6は、操作画面や断層像などを表示する。
撮影テーブル8は、載置された被検体をその体軸方向(以下、z方向という)に移動して、走査ガントリ9の空洞部に搬送する。
走査ガントリ9は、撮影空間を含む空洞部を有し、その空洞部を中心に回転する回転部7を具備する。回転部7には、X線コントローラ(controller)10、X線管11、コリメータ(collimator)12、X線検出器13、データ収集部14、および回転コントローラ15が搭載されている。X線コントローラ10は、X線管11の管電圧や管電流、X線照射のオンオフ(on/off)などを制御する。コリメータ12は、X線管11から射出されたX線ビーム(beam)を整形する。X線検出器13は、検出素子がチャネル(channel)方向に複数配設されてなる検出器列をスライス(slice)方向に複数有する、いわゆる多列検出器であり、各検出素子は、検出したX線の強度に応じた信号を出力する。データ収集部14は、X線検出器13の出力信号をA/D(analog-digital)変換して被検体の投影データを収集し、データ収集バッファ5に送る。回転コントローラ15は、回転部7の回転速度、回転のオンオフなどを制御する。X線管11とX線検出器13とは、空洞部を挟んで対向して配置される。
なお、中央処理装置3は、本発明における物質画像特定手段、再投影手段、加工処理手段、補正用画像生成手段、補正手段、および画像生成手段の一例である。また、中央処理装置3および走査ガントリ9は、本発明における撮影手段の一例である。
図2は、第1の実施形態によるX線CT装置100における物質分離画像生成処理の流れを示すフローチャート(flowchart)である。
ステップ(step)S1では、デュアルエネルギー撮影を実施する。ここでは、被検体に造影剤を投与して、その腹部をデュアルエネルギー撮影するものとする。具体的には、被検体を撮影テーブル8に載置して走査ガントリ9の空洞部に搬送し、被検体の血管にヨウ素系の造影剤を注入する。次に、X線管電圧を80kVにして被検体の腹部をスキャンし、第1の投影データを収集するとともに、X線管電圧を140kVにして被検体の同一部位をスキャンし、第2の投影データを収集する。そして、第1の投影データを基に画像再構成して第1の断層像g80(x,y)を生成するとともに、第2の投影データを基に画像再構成して第2の断層像g140(x,y)を生成する。なお、第1の断層像g80(x,y)および第2の断層像g140(x,y)の画素値はいずれもCT値である。
図3(a)は、第1の断層像g80(x,y)、図3(b)は第2の断層像g140(x,y)の一例を示す図である。図3に示す各断層像において、座標(x1,y1)は胃、座標(x2,y2)は動脈、座標(x3,y3)は脊髄、座標(x4,y4)は背骨、座標(x5,y5)は肋骨にそれぞれ位置する。胃は、軟部組織であり水分を多く含む。脊髄および動脈は、大きな血流があるため造影剤の主成分であるヨウ素が集中する。また、背骨および肋骨は、骨の主成分であるカルシウムが集中する。
したがって、第1の断層像g80(x,y)では、画素値g80(x1,y1)は、X線管電圧が80kVのときの軟部に対応するCT値となり、ここではその一例として+100となる。画素値g80(x2,y2)およびg80(x3,y3)は、X線管電圧が80kVのときのヨウ素に対応するCT値となり、ここではその一例として、それぞれ+1200、+600となる。画素値g80(x4,y4)およびg80(x5,y5)は、X線管電圧が80kVのときのカルシウムに対応するCT値となり、ここではその一例として、それぞれ+1500、+1200となる。
また、第2の断層像g140(x,y)では、画素値g140(x1,y1)は、X線管電圧が140kVのときの軟部に対応するCT値となり、ここではその一例として+90となる。画素値g140(x2,y2)およびg140(x3,y3)は、X線管電圧が140kVのときのヨウ素に対応するCT値となり、ここではその一例として、それぞれ+650、+320となる。画素値g140(x4,y4)およびg140(x5,y5)は、X線管電圧が140kVのときのカルシウムに対応するCT値となり、ここではその一例として、それぞれ+1000、+800となる。
ステップS2では、断層像間における画素値の比の算出処理を実行する。具体的には、第1の断層像g80(x,y)と第2の断層像g140(x,y)との間で、対応する画素ごとに画素値の比r(x,y)、すなわちCT値の比を算出する。これを式で表すと、次式のようになる。
(数1)
r(x,y)=g80(x,y)/g140(x,y) (数式1)
図3(c)は、この画素値の比r(x,y)を画素値とする比画像の一例を示す図である。この比画像r(x,y)では、図3(c)に示すように、r(x1,y1)=+100/+90=1.11であり、r(x2,y2)=+1200/+650=1.85であり、r(x3,y3)=+600/+320=1.88であり、r(x4,y4)=+1500/+1000=1.50であり、r(x5,y5)=+1200/+800=1.50である。
ステップS3では、物質画像の抽出処理を実行する。具体的には、ステップS2で算出した画素値の比のしきい値処理により、第1の断層像g80(x,y)において、骨部(カルシウム)に対応する第1の骨部画像g80bと造影剤(ヨウ素)に対応する第1の造影剤画像g80iとを抽出する。同様に、第2の断層像g140(x,y)において、骨部(カルシウム)に対応する第2の骨部画像g140bと造影剤(ヨウ素)に対応する第2の造影剤画像g140iとを抽出する。
ここで、物質の種類と画素値の比との関係について説明する。
図4は、物質の種類と画素値の比との対応関係、すなわち各物質に対応する画素値の比の範囲を示す図である。図4に示すグラフ(graph)において、縦軸はX線管電圧80kVで撮影したときの断層像の画素値(CT値)L−HUであり、横軸はX線管電圧140kVで撮影したときの断層像の画素値(CT値)H−HUである。グラフ中に直線で挟むように区分された各領域は、物質の種類に応じて定まる画素値の比(L−HU/H−HU)の範囲を示している。画素値の比は、物質の種類に応じて決まるものであるが、目的物質以外の組織によるX線吸収や、X線検出器13の検出信号に乗るバックグラウンド(background)成分等、種々のノイズ(noise)を考慮すると、ある幅を持った範囲として定まる。ヨウ素に対応する画素値の比(L−HU/H−HU)の範囲は、例えば、1.7〜2.0であり、カルシウムに対応する画素値の比(L−HU/H−HU)の範囲は、例えば、1.4〜1.6である。
したがって、ここでは、第1の断層像g80(x,y)において、画素値の比が1.4≦r(x,y)≦1.6となる画素を第1の骨部画像g80bの1画素として特定し、画素値の比が1.7≦r(x,y)≦2.0となる画素を第1の造影剤画像g80iの1画素として特定する。同様に、第2の断層像g140(x,y)において、画素値の比が1.4≦r(x,y)≦1.6となる画素を第2の骨部画像g140bの1画素として特定し、画素値の比が1.7≦r(x,y)≦2.0となる画素を第2の造影剤画像g140iの1画素として特定する。
これにより、例えば、座標(x2,y2)および(x3,y3)の画素は、画素値の比がそれぞれ1.85と1.88であるから、これらの画素は造影剤画像の1画素として特定される。また、座標(x4,y4)および(x5,y5)の画素は、画素値の比がそれぞれ1.5と1.5であるから、これらの画素を骨部画像の1画素として特定される。一方、座標(x1,y1)の画素は、画素値の比が1.1であるから、骨部画像および造影剤画像のいずれにも特定されない。
図5は、画素値の比のしきい値処理により抽出された物質画像の一例を示す図である。ステップS3では、第1の断層像g80(x,y)において、上記のようなしきい値処理を行うことにより、図5(a)に示すような第1の骨部画像g80b、図5(b)に示すような第1の造影剤画像g80iを抽出する。同様に、第2の断層像g140(x,y)において、上記のようなしきい値処理を行うことにより、第2の骨部画像g140b、第2の造影剤画像g140iを抽出する。
なお、ステップS3の処理対象となる画素は、断層像の全画素としてもよいが、明らかにヨウ素およびカルシウム以外の物質を表すと考えられる画素を除いた画素とする方が効率がよい。例えば、画素値すなわちCT値が+200より小さい画素は、X線吸収係数が小さい水や軟部、空気など、ヨウ素あるいはカルシウム以外の物質に対応する画素と考えられる。そこで、例えば処理対象を+200≦g80(x,y)、+200≦g140(x,y)の画素に限定するとよい。また、水や軟部に対応する画素値はゼロに近く、画素値の比(L−HU/H−HU)の範囲は非常に広範囲にばらつく傾向がある。そのため、軟部に対応する画像を抽出する場合には、断層像間における対応画素の画素値の比ではなく、画素値そのものや対応画素の画素値の差をしきい値処理して分離し、抽出するのがよい。
ステップS4では、物質画像の再投影処理を実行する。具体的には、ステップS3で抽出した物質画像を、再構成に必要なビュー(view)角度分に含まれる各ビュー方向について、例えば360°を1000ビューで分割してなる各ビュー方向について仮想的にX線検出器13へ再投影し、再投影データを算出する。
図6は、物質画像の再投影により算出された再投影データの一例を示す図である。ステップS4では、第1の骨部画像g80bを再投影することにより、図6に示すような0°方向についての再投影データrp80b(0)や、270°方向についての再投影データrp80b(270)等、各θ°方向についての再投影データである第1の骨部再投影データrp80b(θ)を算出する。また、第1の造影剤画像g80iを各θ°方向について再投影して第1の造影剤再投影データrp80i(θ)を算出する。同様に、第2の骨部画像g140bを各θ°方向について再投影して第2の骨部再投影データrp140b(θ)を算出し、第2の造影剤画像g140iを各θ°方向について再投影して第2の造影剤再投影データrp140i(θ)を算出する。
ステップS5では、再投影データの加工処理を実行する。具体的には、ステップS4で算出した各再投影データごとに、その再投影データに対応する物質の種類およびX線管電圧と対応付けされた加工処理を特定し実行する。加工処理としては、再投影データに所定の重み係数を乗算する線形変換処理や、再投影データそのものを2乗する非線形変換処理などを考えることができるが、ここでは、前者の線形変換処理を採用する。また、ここでは、表1に示すような、物質の種類およびX線管電圧と重み係数とを対応付けるテーブルTが中央処理装置3内の記憶部または他の不図示の記憶装置に記憶されており、このテーブルTを参照して、処理対象となる再投影データに対する重み係数を特定する。そして、この重み係数をその再投影データに乗算して加工処理済再投影データを得る。
Figure 0005317612
例えば、第1の骨部再投影データrp80b(θ)に対する加工処理の場合、物質の種類は骨部でありX線管電圧は80kVであるから、テーブルTを参照して重み係数k(b,80)を特定する。そして、次式のように、特定した重み係数k(b,80)を第1の骨部再投影データrp80b(θ)に乗算する。
(数2)
rp80b(θ)′=k(b,80)×rp80b(θ) (数式2)
これにより、図6に示すような、ビュー角度0°についてのデータrp80b(0)′やビュー角度270°についてのデータrp80b(270)′などで構成される第1の加工処理済骨部再投影データrp80b(θ)′を算出する。
また、第1の造影剤再投影データrp80i(θ)に対しては、重み係数k(io,80)を乗算して第1の加工処理済造影剤再投影データrp80i(θ)′を算出する。同様に、第2の骨部再投影データrp140b(θ)に対しては、重み係数k(b,140)を乗算して第2の加工処理済骨部再投影データrp140b(θ)′を算出するとともに、第2の造影剤再投影データrp140i(θ)に対しては、重み係数k(io,140)を乗算して第2の加工処理済造影剤再投影データrp140i(θ)′を算出する。
ステップS6では、新物質画像の画像再構成処理を実行する。具体的には、ステップS5で算出した各加工処理済再投影データをそれぞれ逆投影して新たな物質画像を再構成する。
例えば、第1の加工処理済骨部再投影データrp80b(θ)′の場合、図7に示すように、0°方向についてのデータrp80b(0)′や270°方向についてのデータrp80b(270)′などの加工処理済再投影データを逆投影して、第1の新骨部画像g80b(x,y)′を再構成する。また、第1の加工処理済造影剤再投影データrp80i(θ)′を逆投影して第1の新造影剤画像g80i(x,y)′を再構成する。同様に、第2の加工処理済造影剤再投影データrp140b(θ)′を逆投影して第2の新骨部画像g140b(x,y)′を再構成するとともに、第2の加工処理済造影剤再投影データrp140i(θ)′を逆投影して第2の新造影剤画像g140i(x,y)′を再構成する。
ステップS7では、新断層像の生成処理を実行する。具体的には、第1の断層像g80(x,y)と第1の新骨部画像g80b(x,y)′および第1の新造影剤画像g80i(x,y)′とを加重加算して、第1の新断層像g80(x,y)′を生成する。また、第2の断層像g140(x,y)と第2の新骨部画像g140b(x,y)′および第2の新造影剤画像g140i(x,y)′とを加重加算して、第2の新断層像g140(x,y)′を生成する。このような元の断層像と新物質画像との加重加算によって得られる新断層像は、物質画像部分について適正なビームハードニング補正が施された断層像に相当する。
ここでは、図8および次式に示すように、第1の新骨部画像g80b(x,y)′に重み係数t1を乗算するとともに、第1の新造影剤画像g80i(x,y)′に重み係数t2を乗算し、これらを第1の断層像g80(x,y)に加算して第1の新断層像g80(x,y)′を得る。
(数3)
g80(x,y)′=g80(x,y)+t1×g80b(x,y)′+t2×g80i(x,y)′ (数式3)
同様に、第2の新骨部画像g140b(x,y)′に重み係数t1を乗算するとともに、第2の新造影剤画像g140i(x,y)′に重み係数t2を乗算し、これらを第2の断層像g140(x,y)に加算して第2の新断層像g140(x,y)′を得る。
図9(a)は、第1の新断層像g80(x,y)′、図9(b)は第2の新断層像g140(x,y)′の一例を示す図である。第1の新断層像g80(x,y)′では、画素値g80(x1,y1)′は、その一例として+120となる。画素値g80(x2,y2)′およびg80(x3,y3)′は、その一例として、それぞれ+1380、+720となる。画素値g80(x4,y4)′およびg80(x5,y5)′は、その一例として、それぞれ+1800、+1430となる。
また、画素値g140(x1,y1)′は、その一例として+100となる。画素値g140(x2,y2)′およびg140(x3,y3)′は、その一例として、それぞれ+720、+370となる。画素値g140(x4,y4)′およびg140(x5,y5)′は、その一例として、それぞれ+1150、+900となる。
ステップS8では、物質分離画像の生成処理を実行する。具体的には、第1の新断層像g80(x,y)′と第2の新断層像g140(x,y)′との間における対応画素の画素値の比r(x,y)′に基づいて、第1の新断層像g80(x,y)′または第2の新断層像g140(x,y)′における物質を分離して表す物質分離画像dm(x,y)′を生成する。
例えば、第1の新断層像g80(x,y)′において、画素値の比が1.4≦r(x,y)′≦1.6となる画素を骨部画像の1画素として特定し、画素値の比が1.7≦r(x,y)′≦2.0となる画素を造影剤画像の1画素として特定する。そして、第1の新断層像g80(x,y)′において、骨部画像は第1の色、例えば青で着色し、造影剤画像は第2の色、例えば緑で着色して、骨部と造影剤とを分離して表した物質分離画像dm(x,y)′を生成する。
図10は、このようにして生成された物質分離画像dm(x,y)′の一例を示す図である。画素(x1,y1)〜(x5,y5)における画素値の比r(x1,y1)′〜r(x5,y5)′は、図9(c)に示すように、それぞれ1.20,1.92,1.95,1.57,1.59となる。したがって、dm(x2,y2)′やdm(x3,y3)′を含む造影剤画像は緑で着色され、dm(x4,y4)′やdm(x5,y5)′を含む骨部画像は青で着色される。
なお、第1の新断層像g80(x,y)′および第2の新断層像g140(x,y)′は、ビームハードニング補正が適正に行われた断層像であるから、物質分離画像dm(x,y)′上で示された骨部画像や造影剤画像の境界は、ステップS3で抽出した骨部画像や造影剤画像よりも正確であり、物質が高い精度で分離される。
なお、このようにして生成された物質分離画像dm(x,y)′は、モニタ6の画面に表示され、画像診断等に供される。
このような本実施形態によれば、撮影時のX線管電圧が異なる2種類の断層像間における対応画素の画素値の比または差に基づいて、被検体の断層像における所定の物質に対応する物質画像を特定し、特定した物質画像に対してその物質の種類および撮影時のX線管電圧に応じた加工処理を施すので、補正対象となる物質の画像をより高い精度で特定し、その画像に適した補正をすることができ、断層像に対するビームハードニング補正をより適正に行うことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、補正対象をデュアルエネルギー撮影によって直接的に得られた第1のX線管電圧による第1の断層像g80(x,y)と第2のX線管電圧による第2の断層像g140(x,y)としているが、補正対象をこれらの断層像と同じスライス面に対応する任意のX線管電圧による任意の断層像としてもよい。この任意の断層像が第1および第2の断層像と同じスライス面に対応する断層像であれば、第1の断層像と第2の断層像との対応画素の画素値の比または差と、その対応画素の座標とを基に、その任意の断層像における前記対応画素と同じ座標の画素に対応する物質を特定することができる。
また例えば、本実施形態では、第1の新断層像g80(x,y)′と第2の新断層像g140(x,y)′とを用いて最終的に物質分離画像を生成し表示しているが、画素ごとに対応する物質の密度を表す物質密度画像を生成し表示してもよい。この場合、第1の新断層像g80(x,y)′および第2の新断層像g140(x,y)′は、ビームハードニング補正が適正に行われているので、誤差の少ない物質密度を提供することができる。
また例えば、第1の新断層像g80(x,y)′と第2の新断層像g140(x,y)′とを加重加算して特定の物質、例えば骨部や造影剤を抑制した物質抑制画像を生成してもよい。
また例えば、第1の新断層像g80(x,y)′と第2の新断層像g140(x,y)′とを加重加算して、物質A、例えば水が抑制された第1の物質抑制断層像と、物質B、例えばヨウ素が抑制された第2の物質抑制断層像とを生成し、第1の物質抑制断層像と第2の物質抑制断層像とを加重加算して、第3のX線管電圧、例えば100kVによる被検体の断層像に相当する第3の断層像を生成してもよい。
また例えば、本実施形態では、ビームハードニング補正を行う対象物質を骨部および造影剤としているが、その対象物質を骨部のみ、造影剤のみなど単一の物質としてもよいし、骨部、造影剤および軟部など3種類以上の物質としてもよい。
また例えば、本実施形態では、デュアルエネルギー撮影によりX線管電圧が80kVであるときと140kVであるときについて断層像を得ているが、もちろんこれに限定されず、他のX線管電圧であってもよい。
また例えば、特願2007−292955号にて提案されている適応型の重み付け差分法にも適用可能である。
なお、本実施形態によるX線CT装置とは異なり、撮影手段を持たず、第1のX線管電圧による被検体の第1の断層像と第2のX線管電圧による同被検体の第2の断層像との間における対応画素の画素値の比に基づいて、第1の断層像における所定の物質に対応する第1の物質画像を抽出するとともに、第2の断層像における上記所定の物質に対応する第2の物質画像を抽出する抽出手段と、第1および第2の物質画像を仮想的に再投影して第1および第2の再投影データを算出する再投影手段と、第1および第2の再投影データを加工処理する加工処理手段と、加工処理された第1および第2の再投影データを基に画像再構成して第1および第2の新物質画像を生成する画像再構成手段と、第1の断層像と前記第1の新物質画像とを加重加算して第1の新断層像を生成するとともに、前記第2の断層像と前記第2の新物質画像とを加重加算して第2の新断層像を生成する加算手段とを有するワークステーション(workstation)等の断層像処理装置も、本発明の一実施形態である。
また、コンピュータを、上記断層像処理装置を構成する各手段として機能させるためのプログラムも、本発明の一実施形態である。
本発明の一実施形態によるX線CT装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるX線CT装置における物質分離画像生成処理の流れを示すフローチャートである。 デュアルエネルギー撮影により得られる2種類の断層像とその比画像の一例を示す図である。 物質の種類と画素値の比との対応関係を示す図である。 画素値の比のしきい値処理により抽出された物質画像の一例を示す図である。 物質画像の再投影により算出された再投影データの一例を示す図である。 加工処理済再投影データを基に新物質画像を再構成する様子を示す図である。 元の断層像と新物質画像とを加重加算して新断層像を生成する様子を示す図である。 新断層像の生成処理により生成された2種類の新断層像とその比画像の一例を示す図である。 物質分離画像の生成処理により生成された物質分離画像の一例を示す図である。
符号の説明
100 X線CT装置
1 操作コンソール
2 入力装置
3 中央処理装置
4 制御インタフェース
5 データ収集バッファ
6 モニタ
7 回転部
8 撮影テーブル
9 走査ガントリ
10 X線コントローラ
11 X線管
12 コリメータ
13 X線検出器
14 データ収集部
15 回転コントローラ

Claims (10)

  1. 第1のX線管電圧による被検体の第1の断層像と第2のX線管電圧による前記被検体の第2の断層像との対応画素の画素値の比または差に基づいて、前記被検体の任意のX線管電圧による任意の断層像における所定の物質に対応する物質画像を特定する物質画像特定手段と、
    前記物質画像を仮想的に再投影して再投影データを算出する再投影手段と、
    物質の種類およびX線管電圧と実行すべき加工処理とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている情報を参照して、前記再投影データに対応する物質の種類およびX線管電圧と対応付けられた加工処理を特定し、前記再投影データに対して該加工処理を実行する加工処理手段と、
    前記加工処理が実行された再投影データを基に画像再構成して補正用画像を生成する補正用画像生成手段と、
    前記補正用画像を用いて前記任意の断層像を補正する補正手段とを備える断層像処理装置。
  2. 前記任意の断層像は、前記第1および第2の断層像であり、
    前記物質画像特定手段は、前記第1の断層像における所定の物質に対応する第1の物質画像を特定するとともに、前記第2の断層像における前記所定の物質に対応する第2の物質画像を特定し、
    前記再投影手段は、前記第1および第2の物質画像を仮想的に再投影して第1および第2の再投影データを算出し、
    前記加工処理手段は、前記第1および第2の再投影データに前記加工処理を実行し、
    前記補正用画像生成手段は、前記加工処理が実行された第1および第2の再投影データを基に画像再構成して第1および第2の補正用画像を生成し、
    前記補正手段は、前記第1の補正用画像を用いて前記第1の断層像を補正することにより第1の新断層像を得るとともに、前記第2の補正用画像を用いて前記第2の断層像を補正することにより第2の新断層像を得る請求項1に記載の断層像処理装置。
  3. 前記任意の断層像は、前記第1および第2の断層像であり、
    前記所定の物質は、第1の物質および第2の物質であり、
    前記物質画像特定手段は、前記第1の断層像における第1の物質に対応する第1の物質画像と第2の物質に対応する第2の物質画像とを特定するとともに、前記第2の断層像における前記第1の物質に対応する第3の物質画像と前記第2の物質に対応する第4の物質画像とを特定し、
    前記再投影手段は、前記第1から第4の物質画像をそれぞれ仮想的に再投影して、第1から第4の再投影データを算出し、
    前記加工処理手段は、前記第1から第4の再投影データに前記加工処理を実行し、
    前記補正用画像生成手段は、前記加工処理が実行された第1から第4の再投影データを基に画像再構成して第1から第4の補正用画像を生成し、
    前記補正手段は、前記第1および第2の補正用画像を用いて前記第1の断層像を補正することにより第1の新断層像を得るとともに、前記第3および第4の補正用画像を用いて前記第2の断層像を補正することにより第2の新断層像を得る請求項1に記載の断層像処理装置。
  4. 前記第1の新断層像と前記第2の新断層像との対応画素の画素値の比または差に基づいて、前記第1の新断層像または前記第2の新断層像における物質が分離された画像を生成する画像生成手段をさらに備える請求項2または請求項3に記載の断層像処理装置。
  5. 前記第1の新断層像と前記第2の新断層像とを加重加算して特定の物質が抑制された画像を生成する画像生成手段をさらに備える請求項2または請求項3に記載の断層像処理装置。
  6. 前記第1の新断層像と前記第2の新断層像とを加重加算して、物質Aが抑制された第1の物質抑制断層像と物質Bが抑制された第2の物質抑制断層像とを生成し、前記第1の物質抑制断層像と前記第2の物質抑制断層像とを加重加算して、前記被検体の第3の断層像を生成する画像生成手段をさらに備える請求項2または請求項3に記載の断層像処理装置。
  7. 前記対応付けられた加工処理は、線形変換処理または非線形変換処理である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の断層像処理装置。
  8. 前記第1の物質は、骨であり、
    前記第2の物質は、造影剤である請求項3に記載の断層像処理装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の断層像処理装置と、
    前記被検体をX線CT撮影して前記第1の断層像および前記第2の断層像を得る撮影手段とを備えるX線CT装置。
  10. コンピュータを、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の断層像処理装置を構成する各手段として機能させるためのプログラム。
JP2008247164A 2008-09-26 2008-09-26 断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム Active JP5317612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247164A JP5317612B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247164A JP5317612B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010075443A JP2010075443A (ja) 2010-04-08
JP5317612B2 true JP5317612B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=42206606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008247164A Active JP5317612B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5317612B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5718014B2 (ja) * 2010-10-22 2015-05-13 株式会社日立メディコ X線ct装置
US9924917B2 (en) 2013-05-24 2018-03-27 Hitachi, Ltd. X-ray CT device and processing method
US10573030B2 (en) * 2017-04-07 2020-02-25 Photo Diagnostic Systems, Inc. Method for artifact reduction using monoenergetic data in computed tomography
CN113100803A (zh) * 2021-04-20 2021-07-13 西门子数字医疗科技(上海)有限公司 用于显示静脉血栓的方法、装置、计算机设备和介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4854137B2 (ja) * 2001-06-21 2012-01-18 株式会社東芝 医用画像診断装置
JP4175879B2 (ja) * 2002-12-20 2008-11-05 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 再投影方法、画像作成方法および画像処理装置
WO2006090877A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Hitachi Medical Corporation X線ct装置
JP2006345979A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc データ処理方法、逆投影方法、再投影方法、画像再構成方法、および放射線ct装置
JP5389321B2 (ja) * 2006-10-02 2014-01-15 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線断層撮影装置
JP5220309B2 (ja) * 2006-12-22 2013-06-26 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線断層撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010075443A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101576703B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 컴퓨터 판독 가능 저장 매체
JP4414420B2 (ja) X線断層撮影装置およびアーチファクトの低減方法
JP5571317B2 (ja) マルチ・モダリティ撮像データを補正する方法
JP6492005B2 (ja) X線ct装置、再構成演算装置、及び再構成演算方法
US20160078647A1 (en) Metal artifacts reduction in cone beam reconstruction
JP2009095405A (ja) X線ct装置
JP2007530086A (ja) Ctにおける金属アーチファクトの訂正
US8565502B2 (en) Method and system for reconstruction of tomographic images
CN102024251A (zh) 用于双源ct的基于多图像虚拟非对比图像增强的系统和方法
JP5637768B2 (ja) コンピュータ断層撮影画像の生成方法およびコンピュータ断層撮影装置
JP2011172803A (ja) X線ct装置
JP5317612B2 (ja) 断層像処理装置、x線ct装置およびプログラム
JP2004237076A (ja) マルチ・モダリティ・イメージング方法及び装置
JP5487172B2 (ja) 医用画像診断装置及び医用画像処理装置
JP6321405B2 (ja) 画像生成装置、放射線断層撮影装置及び画像生成方法並びにプログラム
JP2010142478A (ja) X線ct装置
JP5610474B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム並びに画像診断装置
EP3404618B1 (en) Poly-energetic reconstruction method for metal artifacts reduction
US20220414832A1 (en) X-ray imaging restoration using deep learning algorithms
US20050018889A1 (en) Systems and methods for filtering images
JP5208484B2 (ja) X線ct装置
JP6139100B2 (ja) 画像処理装置および放射線断層撮影装置並びにプログラム
JP5854658B2 (ja) X線ct装置
KR20180063753A (ko) 의료 영상 장치 및 동작 방법
KR20160061555A (ko) 동적 시준을 이용한 임의의 형상을 가지는 관심 영역에 대한 단층촬영 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20110406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5317612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250