JP5316457B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、複数の室外側ユニットにそれぞれ複数の能力可変型の圧縮機を内蔵し、空調負荷に応じて各圧縮機の運転回転数を制御するようにした空気調和装置が開示されている。
また、前記制御部は、複数の圧縮機が運転している間、各圧縮機の最低能力の比率に応じた能力で各圧縮機を運転させるので、特定の圧縮機のみが高い能力で運転することが無くなり、各圧縮機を能力に応じて効率よく運転することができる。また、例えば、利用側ユニットの空調負荷が低下し、全ての圧縮機の運転能力を最低能力まで下げて運転しようとする場合に、ある圧縮機の運転能力が最低に達してもなお、他の圧縮機の運転能力が最低能力にまで達していないと、当該圧縮機の運転能力を急激に減少させる必要が生じ、効率が悪化する。本発明では、このような問題を解消することができる。
この場合、できるだけ低い空調負荷においてより多くの圧縮機を同時に運転させることができ、複数の圧縮機の運転時間の平準化を図り、効率の悪化を防止することができる。
〔空気調和装置の全体構成〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置10を示す構成図である。
本実施の形態の空気調和装置10は、冷媒の循環により蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えている。冷媒回路は、室外側ユニット(熱源ユニット)11と、室内側ユニット(利用側ユニット)12と、これらを接続する冷媒配管13とを備えている。
室内側熱交換器16は、例えばクロスフィンチューブ式の熱交換器とされており、室内の空気と熱交換するために用いられる。室内側ユニット12は、室内の空気を図示しないファンによって室内側ユニット12内に取り込み、室内側熱交換器16との間で熱交換を行った後に室内に吹き出すように構成されている。なお、本実施の形態の空気調和装置10では、室内側ユニット12が1台とされているが、2台以上の室内側ユニット12が並列に接続されていてもよい。
具体的に、冷房運転時には、四路切換弁19を実線のように切り換えることによって、冷媒を実線矢印で示す方向に流し、これによって圧縮機A,Bから吐出された冷媒を室外側熱交換器18に供給し、膨張機構15を通過した冷媒を室内側熱交換器16に供給する。この際、室外側熱交換器18は凝縮器とし機能し、圧縮機A,Bによって圧縮された高温高圧のガス冷媒を凝縮・液化させ、室内側熱交換器16は蒸発器として機能し、膨張機構15を通過した後の低温低圧の液冷媒を蒸発・気化させる。
前述のように本実施の形態の室外側ユニット11には、2台の能力可変型の圧縮機A,Bが内蔵されており、更に、各圧縮機A,Bは、互いに異なる能力を具備するものとされている。本実施の形態では、Aで示す圧縮機を小能力の圧縮機とし、Bで示す圧縮機を大能力の圧縮機とする。
例えば、図2に示すように、小能力の圧縮機Aは、2〜20(kw)の能力(容量)を有するものとされ、大能力の圧縮機Bは、3〜25(kw)の能力(容量)を有するものとされている。
図3は、圧縮機の運転制御手順を示すフローチャートである。また、図4は、圧縮機A,Bの運転能力の変化を示すグラフであり、図5は、図4のa部拡大図である。
図3に示すように、コントローラ21は、図示しない運転スイッチの操作により運転開始の信号を受け付けると(ステップS1)、起動優先順位に従い、より能力の小さい圧縮機Aを最初に起動する(ステップS2)。圧縮機Aは、室内側ユニット12の運転状態や空調負荷に応じた要求能力を満たすように、運転能力(運転回転数)が制御される。圧縮機Aは、圧縮機Bが起動するまでの間、単独運転となる。
圧縮機Bを起動させるための条件となる所定値Z1は、次の式(1)に示すように、圧縮機Aの最低能力PAminと圧縮機Bの最低能力PBminとの総和に、所定の定数α1をかけた値とされている。
Z1=(PAmin+PBmin)×α1 ・・・ (1)
Z1=PAmin+PBmin ・・・ (1)’
とすることも可能である。しかしながら、この場合、後述する圧縮機Bの停止条件である所定値Z2と、所定値Z1とが一致することになり、当該所定値Z1,Z2付近で空調負荷が変動すると、圧縮機Bの起動と停止(発停)が短時間で頻繁に行われることになる。このような発停は圧縮機に対する負担となり、エネルギー消費が大きくなって効率が悪化する。そのため、所定値Z1として、上記の式(1)のように定数α1を加味した値とすることにより、圧縮機Bの発停を少なくすることができる。
PA:PB=PAmin:PBmin ・・・ (2)
上記の例では、圧縮機Aの運転能力が6(kw)に達したときに圧縮機Bが起動するので、圧縮機A,Bの運転能力の総和が6(kw)となるように両者の能力を(2:3)の比率で分配する。したがって、圧縮機Aの運転能力が2.4(kw)となり、圧縮機Bの運転能力は3.6(kw)となる(図5参照)。
Z2=(PAmin+PBmin) ・・・ (3)
第1の実施の形態は、室外側ユニット11に2台の圧縮機A,Bが設けられた場合について説明したが、図6に示すように、室外側ユニット11には、3台の圧縮機A,B,Cが設けられていてもよい。以下、3台の圧縮機A,B,Cが設けられた場合の運転制御について説明する。
本実施の形態では、圧縮機A,Bの能力を、第1の実施の形態と同様とし、圧縮機Cの能力を、圧縮機A,Bよりも大きい5〜30(kw)とする。したがって、起動優先順位は、A→B→Cとなり、停止順位はその逆となる。
具体的には、図7におけるステップS7,S8の条件が満たされなかった場合(No)、再びステップS7の処理に戻るのではなく、ステップS13に処理を進める。そして、コントローラ21は、空調負荷に基づく要求能力に応じて、圧縮機A,Bの運転能力を上昇させる状況にあるか否か(要求能力が増大しているか否か)を判断する。圧縮機A、Bの運転能力を上昇させる状況にある場合、次に、コントローラ21は、圧縮機A,Bの運転能力が次の式(4)で示す所定値Z3以上であるか否かを判断する(ステップS14)。そして、圧縮機A,Bの運転能力が所定値Z3以上である場合、圧縮機Cを起動させる(ステップS15)。
Z3=(PAmin+PBmin+PCmin)×α2 ・・・ (4)
PA:PB:PC=PAmin:PBmin:PCmin ・・・ (5)
上記の例では、圧縮機A,Bの運転能力が12(kw)に達したときに圧縮機Cが起動するので、圧縮機A,B,Cの運転能力の総和が12(kw)となるようにこれらの能力を(2:3:5)の比率で分配する。したがって、圧縮機Aの運転能力が2.4(kw)となり、圧縮機Bの運転能力は3.6(kw)となり、圧縮機Cの運転能力が6.0(kw)となる。このように圧縮機A,B,Cの最低能力の比率に応じて能力分配を行うことによって、全ての圧縮機をバランスよく運転させることができ、いずれかの圧縮機の運転能力が過度に高まることによって効率が悪化してしまうようなこともない。
Z4=(PAmin+PBmin+PCmin) ・・・ (6)
例えば、第1,第2の実施の形態においては、複数の圧縮機がともに運転している状態では、これらの最低能力の比率(PAmin:PBmin=2:3)又は(PAmin:PBmin:PCmin=2:3:5)で能力を分配するように構成されていたが、この変形例として、両者の最高能力の比率(PAmax:PBmax=20:25(=4:5))又は(PAmax:PBmax:PCmax=20:25:30(=4:5:6))で能力を分配してもよい。
また、圧縮機A,Bを最高能力45(kw)で運転している状態から、運転能力を低下させる際にも、比率(4:5)を保ったまま両圧縮機A,Bの運転能力を急激な変動なく滑らかに低下させることができる。
したがって、以上のような第1,2の実施の形態(図4,図5)及び変形例(図8,図9)の弊害をなくすために、運転能力が低い領域(例えば、運転能力の総和が20(kw)未満)では、圧縮機A,Bの運転能力を最低能力PAmin,PBminの比率(2:3)で分配し、運転能力が高い領域(同20(kw)以上)では、圧縮機A,Bの運転能力を最高能力PAmax,PBmaxの比率(4:5)で分配してもよい。
11: 室外側ユニット(熱源ユニット)
12: 室内側ユニット(利用側ユニット)
13: 冷媒配管
21: コントローラ(制御部)
A,B,C: 圧縮機
Claims (3)
- 並列接続された複数の能力可変型の圧縮機(A,B,C)を有する熱源ユニット(11)と、前記熱源ユニット(11)に冷媒配管(13)を介して接続される利用側ユニット(12)と、前記圧縮機(A,B,C)を運転制御する制御部(21)とを備えている空気調和装置において、
複数の前記圧縮機(A,B,C)は、互いに能力が異なるものとされ、
前記制御部(21)は、前記利用側ユニット(12)の空調負荷に応じて、より能力の小さい圧縮機(A,B,C)から順に起動させ、
さらに、前記制御部(21)は、複数の圧縮機(A,B,C)が運転している間、各圧縮機(A,B,C)の最低能力(PAmin,PBmin,PCmin)の比率に応じた能力で各圧縮機(A,B,C)を運転させることを特徴とする空気調和装置。 - 前記制御部(21)は、運転中の圧縮機(A,B,C)の運転能力が、当該運転中の圧縮機(A,B,C)の最低能力と、運転中の圧縮機(A,B,C)よりも起動優先順位が1つ低い停止中の他の圧縮機(A,B,C)の最低能力との総和よりも所定以上高くなった場合に、当該他の圧縮機(A,B,C)を起動させる請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記制御部(21)は、複数の前記圧縮機(A,B,C)が最低能力で運転し、かつ前記利用側ユニット(12)の空調負荷に応じた要求能力が減少している場合に、より起動優先順位の低い圧縮機(A,B,C)から停止させる請求項1又は2に記載の空気調和装置。
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