JP5315943B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
両チューブのうち可動側のチューブは、車体側に離脱可能に取り付けられる第1のブラケット、および、当該可動側のチューブに固定され且つ前記第1のブラケットに当接可能な第2のブラケットを備えており、
この第2のブラケットは、離脱した第1のブラケットの回転を防止する突起を有しており、
前記第1のブラケットは、中央の平板部と、この平板部の両側部から延設された側板部とを備えており、
前記第1のブラケットの一方の側部から保持板が斜め方向に延設されており、
この保持板と前記第1のブラケットの側板部との間に、側方から見てチルト方向に沿ったスリットが形成され、
このスリット内に前記突起を位置させることで、前記離脱した第1のブラケットの回転を防止するように構成したことを特徴としている。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電動パワーステアリング装置Sの要部の平面説明図であり、図2は図1に示される電動パワーステアリング装置のA−A線断面説明図である。電動パワーステアリング装置Sは、車室の内部において略上下に傾斜支持された筒型形状のステアリングコラム1と、このステアリングコラム1の内部に回転自在に支持されたステアリング軸2とを備えている。ステアリング軸2はステアリングコラム1を軸方向に貫通しており、当該ステアリング軸2の軸方向上端部2aには操舵部材であるステアリングホイール(図示せず)が固定される。また、ステアリングコラム1の下部に突出するステアリング軸2の下端部2bには、例えばラックピニオン式のステアリングギヤが連結され、ステアリングホイールの操舵によって図示しない車輪が操舵される。ステアリング軸2は、アウターチューブ11およびインナーチューブ12で構成されるチューブ内にて既知のスプラインなどによって、その軸方向に伸縮可能に連結されているシャフトを有している。
固定ブラケット17も中央の平板部17aと、この平板部17aの両側部から延設された側板部17bとを備えた、断面略コの字の部材であり、前記チューブブラケット16の対向する側板部16bの内側において、前記側板部17bの先端部がアウターチューブ11の外周面に溶接などによって固定されている。
この状態において、車両の衝突などによりドライバーがステアリングホイールに衝突して当該ステアリングホイールに衝撃力が加えられると、アウターチューブ11がチルト方向に跳ね上げられることがある。そうすると、前記カム機構により保持されていたチルトロックが強制的に解除される。また、ドライバーのステアリングホイールへの衝突によって、アウターチューブ11に軸方向の衝撃力も作用し、この衝撃力によってアウターチューブ11はロア側に収縮する(図3の(b)参照)。これにより、ワンウェイブラケット4もロア側に急激に移動し、前記合成樹脂製のピン10がせん断され、当該ワンウェイブラケット4は前記取付部材5から離脱する。このとき、前述したようにチルトロックが強制的に解除されているので、チューブブラケット16およびワンウェイブラケット4はチルトボルト18を中心にして回転しようとするが、突起22がチューブブラケット16のスリット23の内縁23aに当接するので、かかるチューブブラケット16およびワンウェイブラケット4の回転は阻止される。その結果、ワンウェイブラケット4の先端部が、例えば前記ハウジング13の角部13aと干渉するのを防ぐことができる。すなわち、ワンウェイブラケット4が回転することで当該ワンウェイブラケット4とハウジング13との干渉距離が吸収ストロークよりも小さくなるのを防ぐことができる。これにより、アウターチューブ11とインナーチューブ12との吸収ストロークを無駄なく使用することができ、ドライバーの安全性を向上させることができ、また、小型化と搭載性とを両立させることができる。また、突起22と当接部23aとがチルトボルト18よりも上側に設けられている場合には、ワンウェイブラケット4の回転量を更に低減できるので、ハウジング13の角部13aとの干渉を更に効果的に防ぐことができる。
2 ステアリング軸
3 車体側部材
4 ワンウェイブラケット
5 取付部材
11 アウターチューブ
12 インナーチューブ
13 ハウジング
16 チューブブラケット
17 固定ブラケット
18 チルトボルト
19 チルトアーム
20 チルトレバー
21 長孔
22 突起
23 スリット
23a 当接部(内縁)
30 取付部材
31 長孔
32 本体部
33 支持部
34 ブラケット
35 切欠部
36 小孔
37 小孔
S 電動パワーステアリング装置
Claims (3)
- アウターチューブとこのアウターチューブ内に圧入されたインナーチューブとの軸方向の摺動により衝撃吸収を行う電動パワーステアリング装置であって、
両チューブのうち可動側のチューブは、車体側に離脱可能に取り付けられる第1のブラケット、および、当該可動側のチューブに固定され且つ前記第1のブラケットに当接可能な第2のブラケットを備えており、
この第2のブラケットは、離脱した第1のブラケットの回転を防止する突起を有しており、
前記第1のブラケットは、中央の平板部と、この平板部の両側部から延設された側板部とを備えており、
前記第1のブラケットの一方の側部から保持板が斜め方向に延設されており、
この保持板と前記第1のブラケットの側板部との間に、側方から見てチルト方向に沿ったスリットが形成され、
このスリット内に前記突起を位置させることで、前記離脱した第1のブラケットの回転を防止するように構成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記保持板は電線ハーネスを固定する請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記突起が、第2のブラケットを構成する板材にプレス加工を施して形成される膨出部である請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。
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