JP5313574B2 - 包装用箱 - Google Patents
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そして、このような、包装用箱は、収容している商品を目立たせたりして、その商品をアピールしたり、見栄えよくしたりしている。
例えば、特許文献1においては、一枚の板状体を組み立ててなり、底部に所定高さの立設片が設けられた包装用箱が提案されている。この包装用箱では、商品をその立設片に載せた状態で収容包装できるようになっているため、その商品を大きく見せることができ、その結果、その商品の見栄えをよくすることができるものである。
また、特許文献2においては、一枚の板状体を組み立ててなり、長尺側面部の下端側から箱体の内部に向けて斜めに折返される物品支持片が設けられた物品包装体が提案されている。
これらの一枚の板状体を組み立ててなる包装用箱は、通常折り畳んだ状態で納品され、工場内の箱詰め工程で商品が詰め込まれて最終商品となる。
しかしながら、折り畳んだ状態で納品される包装用箱が上述の立設片や物品支持片等の片を有すると、折り畳んだ状態での圧により、片の角部の跡が包装用箱の表面に出て、包装用箱の美感を損なう場合がある。
すなわち、本発明は、一枚の板状体を複数回折曲して箱体を構成し、該箱体の内部に商品を収容する包装用箱であって、該板状体の一部に該商品を該箱体内で保持する保持片と該保持片を該箱体に固定する糊付け部とを備え、且つ該保持片と該糊付け部との連接部の端部より該保持片の端部が突出していることを特徴とする包装用箱である。
図1に示す本発明の第1の実施態様である包装用箱1は、一枚の板状体からなり、正面部11、正面部11と対向する背面部12並びに正面部11及び背面部12に連接し且つ互いに対向する側面部13及び13'とから構成される本体部10、背面部12に連接する糊付け部20、糊付け部20に連接する保持片30、正面部11に連接する上蓋片50、上蓋差込片51、側面部13及び13'に連接する上蓋折返片53及び53'、正面部11に連接する下蓋片60、下蓋差込片61、並びに側面部13及び13'に連接する下蓋折返片63及び63'とからなる。
上記の本体部10、糊付け部20、保持片30、上蓋片50、上蓋折返片53及び53'、下蓋片60、並びに下蓋折返片63及び63'を組み立てて、箱体が形成される。
なお、図1中の破線は折込線である。
糊付け部20の角部21及び/又は21'の丸みの曲率半径Rは、連接部40の突出長さLの0.1〜2倍程度が好ましい。この範囲であれば、箱体としての形状を維持しながら上記の効果を奏することができるからである。なお、角部21及び21'の双方に丸みを設ける場合、角部21の丸みの曲率半径Rと角部21'の丸みの曲率半径Rとは同じであっても良いし、異なっていても良い。
また、上蓋片50が正面部11に連接し、下蓋片60が背面部12に連接するというように、又はその逆のように、上蓋片50と下蓋片60とが本体部10の異なった部位と連接していても良い。
更に、図1に示すように、上蓋片50の一部は折り込まれて上蓋差込片51となり、下蓋片60の一部は折り込まれて下蓋差込片61となることが好ましい。箱体の形状を安定させるためである。
また、上蓋片50及び/又は下蓋片60にL字状又は直線状の切り込みを設けても良い。これらは、閉止した蓋のロック機構であり、これらのロック機構により箱体の形状は更に安定することとなる。
図1及び図3においては、糊付け部20は背面部12に連接しているが、正面部11、側面部13又は側面部13'に連接していても良い。ここで、糊付け部20が背面部12に連接していると、図3に示すように側面部13'の端面が背面部12側となり正面部11側からは見えなくなるため、包装用箱の美感を高め、商品70の商品価値がより高くなり好ましい。
糊付け部20は、正面部11、背面部12、側面部13又は側面部13'の裏面(箱体の内側)と接着剤により貼り合わされて保持片30と糊付け部20との連接部40を箱体内面に固定する。保持片30は連接部40において固定されるが、連接部40と反対側の辺は可動するので、商品を保持することができる。
商品70の形状に合わせて糊付け部20の幅及び/又は保持片30の幅を調整することにより、断面形状が太いものから細いものまで種々の断面形状を有する商品70を好適に保持することができる。これにより、包装用箱1の形状設計の自由度も上がるので好ましい。
本発明において、保持片30は商品70を保持する手段であるが、箱体内の仕切りとして用いても良い。例えば、2つの物品を分けて収容する場合等があるからである。
図4は、図1に示す板状体を折り曲げて包装用箱を製造する過程を示す模式図である。また、図5は、図4に示す折り曲げられた板状体を更に折り曲げて包装用箱を製造する過程を示す模式図である。図4及び図5の過程を経て図6に示すように組み立てられる。図6は、折り曲げられた板状体により箱体が形成され、上蓋片、上蓋折返片、下蓋片及び下蓋差込片が閉じられる前の状態を示す模式図である。糊付け部20及び保持片30は破線により示されている。本発明の包装用箱1は、一枚の板状体の片側同一面を全て谷折にして複数回折曲することにより簡便に箱体に組み立てられるので生産性が高く、コストも低くできる。
なお、糊付け部20と本体部10とを接着する接着剤としては、板状体を接着でき、はがれにくくするものであれば、何でも良い。例えば、カゼイン系、天然ゴム系、デンプン系、膠系、フィブリン系等の天然系接着剤、各種樹脂系、合成ゴム系等の合成系接着剤が挙げられ、取り扱いが簡便である点で感圧性接着剤が好ましい。
なお、包装用箱の変形率の評価は以下の方法により行った。
供試包装用箱を畳んだ状態で10枚重ねた上から、垂直方向に100Nの圧力をかけた後、各包装用箱の正面部の変形、即ち保持片の角部の跡の正面部への表出の有無を目視により観察した。得られた結果を以下の基準により判定した。
◎: 包装用箱の正面部が変形し、保持片の角部の跡が包装用箱の正面部表面に出た包装用箱の数が10個中、3以下である。
○: 包装用箱の正面部が変形し、保持片の角部の跡が包装用箱の正面部表面に出た包装用箱の数が10個中、4〜5である。
△: 包装用箱の正面部が変形し、保持片の角部の跡が包装用箱の正面部表面に出た包装用箱の数が10個中、6〜7である。
×: 包装用箱の正面部が変形し、保持片の角部の跡が包装用箱の正面部表面に出た包装用箱の数が10個中、8以上である。
実施例1としては図7の包装用箱を、実施例2としては図7の包装用箱から連接部40の両端の切り込みをなくしたものを、実施例3としては図7の包装用箱から連接部側の糊付け部の角部の丸みをなくしたものを、実施例4及び5としては図7の包装用箱から連接部40の両端の切り込みをなくし、且つ連接部側の糊付け部の角部の丸みをなくしたものを、比較例1として図8の包装用箱を、比較例2として図9の包装用箱を用いた。いずれの包装用箱も、正面部11及び背面部12の幅20mm、側面部13の幅15.5mm、側面部13'の幅14.8mm、糊付け部20の幅11mm、保持片30の幅13mm、包装用箱の高さ87mmであった。実施例1〜4及び比較例1の包装用箱の詳細な構成を第1表に示す。なお、板状体として表面に金属箔を貼着したクラフト紙(厚さ0.3mm)を用いた。
これら7種類の包装用箱について、包装用箱の変形率の評価を行った。結果及び判定を第1表に示す。
10 本体部
11 正面部
12 背面部
13、13' 側面部
20 糊付け部
30 保持片
31、31' 保持片の端部
32、32'、32''、32''' 保持片の角部
40 保持片と糊付け部との連接部
41、41' 保持片と糊付け部との連接部の端
50 上蓋片
51 上蓋差込片
53、53' 上蓋折返片
60 下蓋片
61 下蓋差込片
63、63' 下蓋折返片
70 商品
L 保持片の端部の突出長さ
M 保持片の最大辺の長さ
N 保持片と糊付け部との連接部の端の切り込み長さ
Claims (5)
- 一枚の板状体を複数回折曲して箱体を構成し、該箱体の内部に商品を収容する包装用箱であって、該板状体の一部に該商品を該箱体内で保持する保持片と該保持片を該箱体に固定する糊付け部とを備え、且つ該保持片と該糊付け部との連接部の両端より該保持片の両端部が突出しているとともに、前記保持片と前記糊付け部との連接部側の糊付け部の両方の角部が丸みを有し、前記保持片の最大辺の長さが該包装用箱の最大辺の長さよりも短いことを特徴とする包装用箱。
- 前記保持片の端部の突出長さが、該保持片の最大辺の長さの0.01〜0.2倍である請求項1に記載の包装用箱。
- 前記保持片と前記糊付け部との連接部の少なくとも一方の端に切り込みを設けてなる請求項1又は2のいずれかに記載の包装用箱。
- 前記板状体が表面蒸着、金属箔、又は表面コーティングにより加飾されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装用箱。
- 化粧品が入った容器を収容する請求項1から4のいずれかに記載の包装用箱。
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