JP5312996B2 - 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5312996B2
JP5312996B2 JP2009064394A JP2009064394A JP5312996B2 JP 5312996 B2 JP5312996 B2 JP 5312996B2 JP 2009064394 A JP2009064394 A JP 2009064394A JP 2009064394 A JP2009064394 A JP 2009064394A JP 5312996 B2 JP5312996 B2 JP 5312996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
gas
processing container
substrate
containing gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009064394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010219308A5 (ja
JP2010219308A (ja
Inventor
義朗 ▲ひろせ▼
修 笠原
裕真 高澤
尚徳 赤江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2009064394A priority Critical patent/JP5312996B2/ja
Publication of JP2010219308A publication Critical patent/JP2010219308A/ja
Publication of JP2010219308A5 publication Critical patent/JP2010219308A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5312996B2 publication Critical patent/JP5312996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び基板処理装置に関する。
DRAM等の半導体装置の製造工程の一工程として、複数枚のウエハ(基板)を支持した基板保持具を処理容器内に搬入する工程と、加熱された処理容器内に例えばジクロロシラン(SiHCl、略称DCS)ガスとアンモニア(NH)ガスとを交互あるいは同時に供給してウエハ上に窒化シリコン膜(SiN膜)等の窒化膜を形成する工程と、処理容器内から処理済ウエハを支持した基板保持具を搬出する工程と、を有する基板処理工程が実施される場合があった。
しかしながら、上述の基板処理工程を繰り返し行うと、シリコン窒化膜等の主生成物や、塩化アンモニウム(NHCl)等の副生成物や、Si原料未反応成分等の物質が、処理容器の内壁や基板保持具等に付着して累積的に堆積し、累積膜(堆積膜)が形成されてしまう場合があった。
累積膜の膜厚が所定の厚さを超えると、次回の成膜処理にて処理容器内を加熱する際に累積膜から発生するガスの量が増加してしまい、発生したガスが処理容器内で反応することでウエハに予定していない物質が付着してしまう場合があった。また、累積膜の膜厚が所定の厚さを超えると、累積膜が割れて剥がれ易くなり、これにより発生したパーティクルが処理容器内を浮遊してウエハ等を汚染させてしまう場合があった。また、処理容器の内壁や基板保持具等に反応生成物が付着した状態で窒化膜の成膜処理を繰り返すと、処理容器や基板保持具を構成する石英(SiO)と累積膜との熱膨張率差によって生じた熱応力により石英や堆積物が割れ、これにより発生したパーティクルが処理容器内を浮遊してウエハ等を汚染させてしまう場合があった。
このため、堆積物の厚さが一定の厚さに到達する毎に、処理容器の内壁や基板保持具等をクリーニングする必要があった。係るクリーニングは、例えば、ヒータにより所定の温度に加熱した処理容器内に、クリーニングガスとしてNFガスやClFガス等を供給することで行われてきた。しかしながら、反応生成物によるウエハの汚染を十分に抑制するには、上述のクリーニングを頻繁に行う必要があるため、成膜処理に割り当てることが可能な時間が短縮されてしまい、成膜処理の生産性が低下してしまう場合があった。
本発明は、処理容器内におけるパーティクルの発生を抑制すると共に、処理容器内のクリーニング周期を延伸して成膜処理の生産性を向上させることが可能な半導体装置の製造方法及び基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、処理容器内に基板を搬入する工程と、前記処理容器内に処理ガスを供給して基板上に窒化膜を形成する処理を行う工程と、前記処理容器内から処理済基板を搬出する工程と、前記処理容器内に処理済基板がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した前記処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給して前記処理容器内に付着または堆積した物質を酸化させる工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を処理する処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記処理容器内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給系と、前記処理容器内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、前記処理容器内の圧力を調整する圧力調整部と、前記処理容器内に基板を搬入または前記処理容器内から基板を搬出する基板搬送部と、前記処理容器内に処理ガスを供給して基板上に窒化膜を形成する処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を搬出した後、前記処理容器内に処理済基板がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した前記処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給することで、前記処理容器内に付着または堆積した物質を酸化させるように前記処理ガス供給系、前記基板搬送部、前記酸素含有ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、および、前記圧力調整部を制御するコントローラと、を有する基板処理装置が提供される。
本発明に係る半導体装置の製造方法及び基板処理装置によれば、処理容器内におけるパーティクルの発生を抑制すると共に、処理容器内のクリーニング周期を延伸して成膜処理の生産性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態にて好適に用いられる基板処理装置の処理炉の縦断面図である。 図1に示す処理炉のA−A’断面図である。 本発明の一実施形態にかかる処理フロー図である。 本発明の他の実施形態にかかる処理フロー図である。
<本発明の一実施形態>
以下に本発明の一実施形態について説明する。
(1)基板処理装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にて好適に用いられる基板処理装置の処理炉202の縦断面図である。図2は、図1に示す処理炉202のA−A’断面図である。
(処理容器)
図1に示されているように、処理炉202は、反応管としてのプロセスチューブ203を備えている。プロセスチューブ203は、例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。プロセスチューブ203の筒中空部には処理室201が形成されており、基板としてのウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
プロセスチューブ203の外側には、プロセスチューブ203と同心円状に加熱手段(加熱機構)としてのヒータ207が設けられている。ヒータ207は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース(図示せず)に支持されることにより垂直に据え付けられている。
プロセスチューブ203の下方には、プロセスチューブ203と同心円状にマニホールド209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス等からなり、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209は、プロセスチューブ203に係合しており、プロセスチューブ203を支持するように設けられている。なお、マニホールド209とプロセスチューブ203との間にはシール部材としてのOリン
グ220aが設けられている。マニホールド209がヒータベースに支持されることにより、プロセスチューブ203は垂直に据え付けられた状態となっている。プロセスチューブ203とマニホールド209とにより処理容器(反応容器)が形成される。
(ガス供給系)
マニホールド209には、第1ガス導入部としての第1ノズル233aと、第2ガス導入部としての第2ノズル233bと、第3ガス導入部としての第3ノズル233cとが、マニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。第1ノズル233a、第2ノズル233b、第3ノズル233cには、それぞれ第1ガス供給管232a、第2ガス供給管232bおよび第4ガス供給管232d、第3ガス供給管232cが接続されている。このように、処理室201内には、複数種類、ここでは4種類の処理ガスを供給するガス供給路として、4本のガス供給管が設けられている。
第1ガス供給管232aには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241a、及び開閉弁であるバルブ243aが設けられている。また、第1ガス供給管232aのバルブ243aよりも下流側には、不活性ガスを供給する第1不活性ガス供給管234aが接続されている。この第1不活性ガス供給管234aには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241c、及び開閉弁であるバルブ243cが設けられている。また、第1ガス供給管232aの先端部には、上述の第1ノズル233aが接続されている。第1ノズル233aは、処理室201を構成しているプロセスチューブ203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、プロセスチューブ203の内壁の下部より上部に沿って、また、ウエハ200の積載方向に沿って設けられている。第1ノズル233aの側面にはガスを供給する供給孔であるガス供給孔248aが設けられている。このガス供給孔248aは、下部から上部にわたってそれぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。主に、第1ガス供給管232a、マスフローコントローラ241a、バルブ243a、第1ノズル233aにより第1ガス供給系が構成され、主に、第1不活性ガス供給管234a、マスフローコントローラ241c、バルブ243cにより第1不活性ガス供給系が構成される。
第2ガス供給管232bには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241b、及び開閉弁であるバルブ243bが設けられている。また、第2ガス供給管232bのバルブ243bよりも下流側には、不活性ガスを供給する第2不活性ガス供給管234bが接続されている。この第2不活性ガス供給管234bには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241d、及び開閉弁であるバルブ243dが設けられている。また、第2ガス供給管232bの先端部には、上述の第2ノズル233bが接続されている。第2ノズル233bは、処理室201を構成しているプロセスチューブ203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、プロセスチューブ203の内壁の下部より上部に沿って、また、ウエハ200の積載方向に沿って設けられている。第2ノズル233bの側面にはガスを供給する供給孔であるガス供給孔248bが設けられている。このガス供給孔248bは、下部から上部にわたってそれぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。主に、第2ガス供給管232b、マスフローコントローラ241b、バルブ243b、第2ノズル233bにより第2ガス供給系が構成され、主に、第2不活性ガス供給管234b、マスフローコントローラ241d、バルブ243dにより第2不活性ガス供給系が構成される。
第3ガス供給管232cには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241e、及び開閉弁であるバルブ243eが設けられている。また、第3ガス供給管232cのバルブ243eよりも下流側には、不活性ガスを供給す
る第3不活性ガス供給管234cが接続されている。この第3不活性ガス供給管234cには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241f、及び開閉弁であるバルブ243fが設けられている。また、第3ガス供給管232cの先端部には、上述の第3ノズル233cが接続されている。第3ノズル233cは、処理室201を構成しているプロセスチューブ203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、プロセスチューブ203の内壁の下部より上部に沿って、また、ウエハ200の積載方向に沿って設けられている。第3ノズル233cの側面にはガスを供給する供給孔であるガス供給孔248cが設けられている。このガス供給孔248cは、下部から上部にわたってそれぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。主に、第3ガス供給管232c、マスフローコントローラ241e、バルブ243e、第3ノズル233cにより第3ガス供給系が構成され、主に、第3不活性ガス供給管234c、マスフローコントローラ241f、バルブ243fにより第3不活性ガス供給系が構成される。
第4ガス供給管232dには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ241g、及び開閉弁であるバルブ243gが設けられている。また、第4ガス供給管232dのバルブ243gよりも下流側には、第2不活性ガス供給管234bが接続されている。また、第4ガス供給管232dは第2不活性ガス供給管234bを介して第2ガス供給管232bに接続されている。主に、第4ガス供給管232d、マスフローコントローラ241g、バルブ243g、第2ノズル233bにより第4ガス供給系が構成される。
第1ガス供給管232aからは、酸素を含むガス(酸素含有ガス)として、例えば酸素(O)ガスが、マスフローコントローラ241a、バルブ243a、第1ノズル233aを介して処理室201内に供給される。すなわち、第1ガス供給系は酸素含有ガス供給系として構成される。このとき同時に、第1不活性ガス供給管234aから、不活性ガスが、マスフローコントローラ241c、バルブ243cを介して第1ガス供給管232a内に供給されるようにしてもよい。
また、第2ガス供給管232bからは、水素を含むガス(水素含有ガス)として、例えば水素(H)ガスが、マスフローコントローラ241b、バルブ243b、第2ノズル233bを介して処理室201内に供給される。すなわち、第2ガス供給系は水素含有ガス供給系として構成される。このとき同時に、第2不活性ガス供給管234bから、不活性ガスが、マスフローコントローラ241d、バルブ243dを介して第2ガス供給管232b内に供給されるようにしてもよい。なお、第1ガス供給系と第2ガス供給系とにより酸化ガス供給系が構成される。
また、第3ガス供給管232cからは、原料ガス、すなわち、シリコンを含むガス(シリコン含有ガス)として、例えばヘキサクロロジシラン(SiCl、略称HCD)ガスが、マスフローコントローラ241e、バルブ243e、第3ノズル233cを介して処理室201内に供給される。すなわち、第3ガス供給系は原料ガス供給系(シリコン含有ガス供給系)として構成される。このとき同時に、第3不活性ガス供給管234cから、不活性ガスが、マスフローコントローラ241f、バルブ243fを介して第3ガス供給管232c内に供給されるようにしてもよい。
また、第4ガス供給管232dからは、窒素を含むガス(窒素含有ガス)として、例えばアンモニア(NH)ガスが、マスフローコントローラ241g、バルブ243g、第2ノズル233bを介して処理室201内に供給される。すなわち、第4ガス供給系は窒素含有ガス供給系として構成される。このとき同時に、第2不活性ガス供給管234bから、不活性ガスが、マスフローコントローラ241d、バルブ243dを介して処理室2
01内に供給されるようにしてもよい。なお、第3ガス供給系と第4ガス供給系とにより処理ガス供給系が構成される。
なお、本実施形態では、HガスとNHガスとを同じノズルから処理室201内に供給するようにしているが、HガスとNHガスとをそれぞれ別々のノズルから処理室201内に供給するようにしてもよい。また、本実施形態では、Oガス、HガスまたはNHガス、HCDガスを、それぞれ別々のノズルから処理室201内に供給するようにしているが、例えば、HガスとHCDガスとを同じノズルから処理室201内に供給するようにしてもよい。また、OガスとNHガスとを同じノズルから処理室201内に供給するようにしてもよい。このように、複数種類のガスでノズルを共用とすれば、ノズルの本数を減らすことができ、装置コストを低減することができ、またメンテナンスも容易となる等のメリットがある。
(排気系)
マニホールド209には、処理室201内の雰囲気を排気するガス排気管231が設けられている。ガス排気管231には、圧力検出器としての圧力センサ245及び圧力調整器(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ242を介して、真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されている。なお、APCバルブ242は、弁を開閉して処理室201内の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能なように構成されている開閉弁である。真空ポンプ246を作動させつつ、圧力センサ245により検出された圧力に基づいてAPCバルブ242の弁の開度を調節することにより、処理室201内の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。主に、ガス排気管231、圧力センサ245、APCバルブ242、真空ポンプ246により排気系が構成される。
(炉口蓋体)
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な第1の炉口蓋体としてのシールキャップ219と、第2の炉口蓋体としてのシャッタ300と、が着脱可能に設けられている。
シールキャップ219は、マニホールド209の下端に垂直方向下側から当接されるように構成されている。シールキャップ219は、例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてOリング220bが設けられている。シールキャップ219の処理室201と反対側には、後述する基板保持具としてのボート217を回転させる回転機構267が設置されている。回転機構267の回転軸255は、シールキャップ219を貫通してボート217に接続されている。回転機構267は、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は、プロセスチューブ203の外部に垂直に設置された昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されている。ボートエレベータ115は、シールキャップ219を昇降させることで、ボート217を処理室201内に対して搬入・搬出することが可能なように構成されている。すなわち、ボートエレベータ115は、ウエハ搬送部(基板搬送部)として構成される。
シャッタ300は、ボート217を搬出した後の処理室201を封止することが出来るように構成されている。すなわち、シャッタ300は、ヒータベース(図示せず)に設置されたシャッタ駆動装置(図示せず)によって、昇降可能に、また回動(水平移動)可能に設けられており、シャッタ駆動装置による昇降および回動動作により、処理室201内からボート217を搬出した後のマニホールド209の下端に当接されるように構成されている。シャッタ300は、例えばステンレス等の金属から構成されており、円盤状に形
成されている。シャッタ300の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220cが設けられている。
(基板保持具)
基板保持具としてのボート217は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなり、複数枚のウエハ200を水平姿勢で、かつ、互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持するように構成されている。ボート217の下部には、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる断熱部材218が設けられており、ヒータ207からの熱がシールキャップ219側に伝わりにくくなるように構成されている。なお、断熱部材218は、石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる複数枚の断熱板と、これら断熱板を水平姿勢で多段に支持する断熱板ホルダと、により構成してもよい。プロセスチューブ203内には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電具合を調整することにより、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように構成されている。温度センサ263は、第1ノズル233a、第2ノズル233b及び第3ノズル233cと同様に、プロセスチューブ203の内壁に沿って設けられている。
(制御部)
制御部(制御手段)であるコントローラ280は、マスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、241e、241f、241g、バルブ243a、243b、243c、243d、243e、243f、243g、圧力センサ245、APCバルブ242、ヒータ207、温度センサ263、真空ポンプ246、回転機構267、ボートエレベータ115、シャッタ駆動装置等に接続されている。コントローラ280により、マスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、241e、241f、241gによるガス流量調整、バルブ243a、243b、243c、243d、243e、243f、243gの開閉動作、APCバルブ242の開閉及び圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整、真空ポンプ246の起動・停止、回転機構267の回転速度調節、ボートエレベータ115によるボート217の昇降動作、シャッタ駆動装置によるシャッタ300の開閉動作等の制御が行われる。
(2)処理フロー
次に、上述の基板処理装置の処理炉202を用いて、半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、基板としてのウエハ200上に窒化膜を成膜する方法、および、処理炉202内に付着または堆積した物質を酸化させる方法の例について説明する。なお、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ280により制御される。
図3に、本実施形態における処理フロー図を示す。本実施形態の処理シーケンスでは、基板としてのウエハ200を収容した処理容器内に処理ガスとしてシリコンを含む原料ガスを供給することで、ウエハ200上に原料の吸着層またはシリコン層(以下、シリコン含有層)を形成する工程と、処理容器内に処理ガスとして窒素含有ガスを供給することで、ウエハ200上に形成されたシリコン含有層を窒化層に改質する工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを少なくとも1回以上行うことで、ウエハ200上に所定膜厚のシリコン窒化膜を形成する。ここで、原料の吸着層とは、原料分子の連続的な吸着層の他、不連続な吸着層をも含む。シリコン層とは、シリコンにより構成される連続的な層の他、不連続な層や、これらが重なってできるシリコン薄膜をも含む。なお、シリコンにより構成される連続的な層をシリコン薄膜という場合もある。
ここで、ウエハ200上に所定膜厚のシリコン窒化膜を形成する処理を行うと、シリコ
ン窒化膜等の主生成物や、塩化アンモニウム(NHCl)等の副生成物や、Si原料未反応成分等の物質が、処理容器の内壁や基板保持具等に付着または堆積してしまう。係る物質は、上述したように、処理容器内にパーティクルを発生させる等の要因となり得る。そこで、本実施形態では、ウエハ200上に所定膜厚のシリコン窒化膜を形成する処理を行った後、処理容器内から処理済ウエハ200を搬出し、処理容器内に処理済ウエハ200がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給することで、処理容器内に付着または堆積したシリコン窒化膜等の主生成物や、塩化アンモニウム等の副生成物や、Si原料未反応成分等の物質を酸化させる。
なお、ウエハ200上にシリコン含有層(原料の吸着層またはシリコン層)を形成する工程は、ALD(Atomic Layer Deposition)反応またはCVD(Chemical Vapor Deposition)反応が生じる条件下で行い、このときウエハ200上に1原子層未満から数原子層程度のシリコン含有層を形成する。なお、1原子層未満の層とは、不連続に形成される原子層のことを意味している。ALD反応が生じる条件下ではウエハ200上に原料の吸着層が形成され、CVD反応が生じる条件下ではウエハ200上にシリコン層が形成される。また、シリコン含有層を窒化層に改質する工程では、処理容器内に供給した窒素含有ガスによりシリコン含有層を窒化してシリコン窒化層に改質する。
また、処理容器内に付着または堆積した物質を酸化させる工程では、大気圧未満の圧力雰囲気下にある処理容器内で酸素含有ガスと水素含有ガスとを反応させて酸素を含む酸化種を生成し、この酸化種により処理容器内に堆積したシリコン窒化膜や、塩化アンモニウムや、Si原料未反応成分等の物質を酸化させて改質または失活させる。この酸化処理によれば、酸素含有ガスを単独で供給する場合に比べ、酸化力を大幅に向上させることができる。すなわち、減圧雰囲気下において酸素含有ガスに水素含有ガスを添加することで、酸素含有ガス単独供給の場合に比べ大幅な酸化力向上効果が得られる。処理容器内に付着または堆積した物質を酸化させる工程はノンプラズマの減圧雰囲気下で行われる。
以下、これを具体的に説明する。なお、本実施形態では、処理ガスとしてシリコンを含む原料ガスであるHCDガスを、処理ガスとして窒素含有ガスであるNHガスを、酸素含有ガスとしてOガスを、水素含有ガスとしてHガスを用い、図3の処理フローにより、処理容器内でウエハ200上にシリコン窒化膜(Si膜)を形成し、その後、処理容器内から処理済ウエハ200を搬出し、その状態で処理容器内に付着または堆積した物質を酸化させる例について説明する。
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ(S11))されると、図1に示されているように、複数枚のウエハ200を保持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード(S12))される。この状態で、シールキャップ219はOリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。
処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力に基づきAPCバルブ242がフィードバック制御される(圧力調整(S13))。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電具合がフィードバック制御される(温度調整(S14))。続いて、回転機構267によりボート217が回転されることでウエハ200が回転される。その後、後述する4つのステップ(S21〜S24)を順次実行する。
[ステップ1(S21)]
第3ガス供給管232cのバルブ243e、第3不活性ガス供給管234cのバルブ243fを開き、第3ガス供給管232cにHCDガス、第3不活性ガス供給管234cに不活性ガス(例えばNガス)を流す。不活性ガスは、第3不活性ガス供給管234cから流れ、マスフローコントローラ241fにより流量調整される。HCDガスは、第3ガス供給管232cから流れ、マスフローコントローラ241eにより流量調整される。流量調整されたHCDガスは、流量調整された不活性ガスと第3ガス供給管232c内で混合されて、第3ノズル233cのガス供給孔248cから、加熱された減圧状態の処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される(HCDガス供給)。
このとき、APCバルブ242を適正に調整して、処理室201内の圧力を、大気圧未満、例えば10〜1000Paの範囲内の圧力に維持する。マスフローコントローラ241eで制御するHCDガスの供給流量は、例えば10〜1000sccmの範囲内の流量とする。HCDガスにウエハ200を晒す時間は、例えば1〜180秒間の範囲内の時間とする。ヒータ207の温度は、処理室201内でALD反応またはCVD反応が生じるような温度となるように設定する。すなわち、ウエハ200の温度が例えば300〜650℃の範囲内の温度となるように、ヒータ207の温度を設定する。なお、ウエハ200の温度が300℃未満となるとウエハ200上にHCDが吸着しにくくなる。また、ウエハ200の温度が650℃を超えるとCVD反応が強くなり、成膜処理の面内均一性が悪化しやすくなる。よって、ウエハ200の温度は300〜650℃とするのが好ましい。
上述の条件にてHCDガスを処理室201内に供給することで、ウエハ200(表面の下地膜)上に1原子層未満から数原子層のHCDの吸着層またはシリコン層(以下、シリコン含有層)が形成される。なお、ALD反応が生じる条件下では、ウエハ200上にHCDが表面吸着してHCDの吸着層が形成される。CVD反応が生じる条件下では、HCDが自己分解することでウエハ200上にシリコン分子が堆積してシリコン層が形成される。ウエハ200上に形成されるシリコン含有層の厚さが数原子層を超えると、後述するステップ3での窒化の作用がシリコン含有層の全体に届かなくなる。また、ウエハ200上に形成可能なシリコン含有層の最小値は1原子層未満である。よって、シリコン含有層の厚さは1原子層未満から数原子層とするのが好ましい。
Siを含む原料としては、HCDの他、TCS(テトラクロロシラン、SiCl)、DCS、SiH(モノシラン)等の無機原料だけでなく、アミノシラン系の4DMAS(テトラキスジメチルアミノシラン、Si(N(CH)))、3DMAS(トリスジメチルアミノシラン、Si(N(CH))H)、2DEAS(ビスジエチルアミノシラン、Si(N(C)、BTBAS(ビスターシャリーブチルアミノシラン、SiH(NH(C)))などの有機原料を用いてもよい。不活性ガスとしては、Nガスの他、Ar、He、Ne、Xe等の希ガスを用いてもよい。
[ステップ2(S22)]
ウエハ200上にシリコン含有層が形成された後、第3ガス供給管232cのバルブ243eを閉じ、HCDガスの供給を停止する。このとき、ガス排気管231のAPCバルブ242は開いたままとし、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、残留したHCDガスを処理室201内から排除する。このとき、不活性ガスを処理室201内へ供給すると、残留したHCDガスを排除する効果が更に高まる(残留ガス除去)。このときのヒータ207の温度は、ウエハ200の温度がHCDガスの供給時と同じく300〜650℃の範囲内の温度となるように設定する。
[ステップ3(S23)]
処理室201内の残留ガスを除去した後、第4ガス供給管232dのバルブ243g、
第2不活性ガス供給管234bのバルブ243dを開き、第4ガス供給管232dにNHガス、第2不活性ガス供給管234bに不活性ガスを流す。不活性ガスは、第2不活性ガス供給管234bから流れ、マスフローコントローラ241dにより流量調整される。NHガスは第4ガス供給管232dから流れ、マスフローコントローラ241gにより流量調整される。流量調整されたNHガスは、流量調整された不活性ガスと第2不活性ガス供給管234b内で混合されて、第2ノズル233bのガス供給孔248bから、加熱された減圧状態の処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される(NHガス供給)。なお、NHガスはプラズマによって活性化することなく処理室201内に供給する。
このとき、APCバルブ242を適正に調整して、処理室201内の圧力を、例えば50〜3000Paの範囲内の圧力とする。マスフローコントローラ241bで制御するNHガスの供給流量は、例えば100〜10000sccmの範囲内の流量とする。なお、NHガスにウエハ200を晒す時間は、例えば1〜180秒間の範囲内の時間とする。ヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば300〜650℃の範囲内の温度となるように設定する。このときウエハ200の温度が、ステップ1のHCDガスの供給時と同一の温度となるように、すなわちステップ1とステップ3とで処理室201内の温度を同一の温度に保持するようにヒータ207の温度を設定するのが好ましい。さらには、ステップ1〜ステップ4(後述)にかけて処理室201内の温度を同一の温度に保持するようにヒータ207の温度を設定するのがより好ましい。
上述の条件にてNHガスを処理室201内に供給することで、NHガスは加熱された減圧雰囲気下において熱的に活性化される。すなわちノンプラズマで活性化される。そして活性化されたNHガスにより、ステップ1でウエハ200上に形成されたシリコン含有層に対して窒化処理が行われる。そして、この窒化処理により、シリコン含有層はシリコン窒化層(Si層、以下、単にSiN層ともいう。)へと改質される。なお、NHガスはプラズマで活性化させて供給するよりも、熱で活性化させて供給した方が、ソフトな反応を生じさせることができ、窒化処理をソフトに行うことができる。
窒素含有ガスとしては、NHガスの他、ヒドラジン(N)等のガスを用いてもよい。
[ステップ4(S24)]
シリコン含有層をシリコン窒化層へと改質した後、第4ガス供給管232dのバルブ243gを閉じ、NHガスの供給を停止する。このとき、ガス排気管231のAPCバルブ242は開いたままとし、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、残留したNHガスを処理室201内から排除する。このとき、不活性ガスを処理室201内へ供給すると、残留したNHガスを排除する効果が更に高まる(残留ガス除去)。このときのヒータ207の温度は、ウエハ200の温度がNHガスの供給時と同じく300〜650℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。
上述したステップ1〜4(S21〜S24)を1サイクルとして、このサイクルを複数回繰り返すことにより、ウエハ200上に所定膜厚のシリコン窒化膜を成膜することが出来る。
所定膜厚のシリコン窒化膜を成膜すると、不活性ガスが処理室201内へ供給されつつ排気されることで処理室201内が不活性ガスでパージされる(パージ(S31))。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰(S32))。
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、マニホールド209の下端が開口されるとともに、処理済ウエハ200がボート217に保持された状態でマニホールド209の下端からプロセスチューブ203の外部に搬出(ボートアンロード(S33))される。
その後、シャッタ駆動装置によりシャッタ300を回転及び上昇させることで、マニホールド209の下端開口部が、Oリング220cを介してシャッタ300によりシールされる。これにより処理炉202内は封止される(処理炉封止(S34))。その後、処理室201内から搬出されたボート217より、処理済ウエハ200が取り出される(ウエハディスチャージ(S35))。
処理炉202内を封止した後、処理室201内に処理済ウエハ200がない状態で、処理室201内が所望の圧力、すなわち、大気圧未満の所定の酸化処理圧力となるように調整される。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力に基づきAPCバルブ242がフィードバック制御される(圧力調整(S41))。また、処理室201内が所望の温度、すなわち、所定の酸化処理温度となるように調整される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電具合がフィードバック制御される(温度調整(S42))。
続いて、第1ガス供給管232aのバルブ243a、第1不活性ガス供給管234aのバルブ243cを開き、第1ガス供給管232aにOガス、第1不活性ガス供給管234aに不活性ガスを流す。不活性ガスは、第1不活性ガス供給管234aから流れ、マスフローコントローラ241cにより流量調整される。Oガスは第1ガス供給管232aから流れ、マスフローコントローラ241aにより流量調整される。流量調整されたOガスは、流量調整された不活性ガスと第1ガス供給管232a内で混合されて、第1ノズル233aのガス供給孔248aから、加熱された減圧状態の処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。このとき同時に、第2ガス供給管232bのバルブ243b、第2不活性ガス供給管234bのバルブ243dを開き、第2ガス供給管232bにHガス、第2不活性ガス供給管234bに不活性ガスを流す。不活性ガスは、第2不活性ガス供給管234bから流れ、マスフローコントローラ241dにより流量調整される。Hガスは第2ガス供給管232bから流れ、マスフローコントローラ241bにより流量調整される。流量調整されたHガスは、流量調整された不活性ガスと第2ガス供給管232b内で混合されて、第2ノズル233bのガス供給孔248bから、加熱された減圧状態の処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される(Oガス及びHガス供給(S43))。なお、Oガス及びHガスはプラズマによって活性化することなく処理室201内に供給する。
このとき、APCバルブ242を適正に調整して、処理室201内の圧力を、大気圧未満、例えば1〜1330Pa、好ましくは、20〜1330Paの範囲内の圧力に維持する。マスフローコントローラ241aで制御するOガスの供給流量は、例えば0.01〜20slm、好ましくは、1〜10slmの範囲内の流量とする。マスフローコントローラ241bで制御するHガスの供給流量は、例えば0.01〜20slm、好ましくは、0.5〜10slmの範囲内の流量とする。ヒータ207の温度は、処理室201内の温度が、例えば400〜1000℃、好ましくは、450〜800℃の範囲内の温度となるように設定する。なお、この範囲内の温度であれば減圧雰囲気下でのOガスへのHガス添加による酸化力向上の効果が得られることを確認した。また、処理室201内の温度が低すぎると酸化力向上の効果が得られないことも確認した。なお、減圧雰囲気下でのOガスへのHガス添加による酸化力向上の効果を得るには、処理室201内の温度を350℃以上とする必要があるが、処理室201内の温度は400℃以上とするのが好
ましく、さらには450℃以上とするのが好ましい。処理室201内の温度を400℃以上とすれば、400℃以上の温度で行うO酸化処理による酸化力を超える酸化力を得ることができ、処理室201内の温度を450℃以上とすれば、450℃以上の温度で行うOプラズマ酸化処理による酸化力を超える酸化力を得ることができる。
上述の条件にてOガス及びHガスを処理室201内に供給することで、Oガス及びHガスは加熱された減圧雰囲気下においてノンプラズマで活性化されて反応し、それにより原子状酸素等のOを含む酸化種が生成される。そして、主にこの酸化種により、処理容器内に付着または堆積したシリコン窒化膜や、塩化アンモニウムや、Si原料未反応成分等の物質に対して酸化処理が行われる。そして、この酸化処理により、これらの物質は改質または失活される。
酸素含有ガスとしては、酸素(O)ガスの他、オゾン(O)ガス、一酸化窒素(NO)ガス、亜酸化窒素(NO)ガス等を用いてもよい。水素含有ガスとしては、水素(H)ガスの他、アンモニア(NH)ガス、メタン(CH)ガス等を用いてもよい。すなわち、酸素含有ガスとしては、Oガス、Oガス、NOガス、NOガスよりなる群から選択される少なくとも一つのガスを用いることができ、水素含有ガスとしては、Hガス、NHガスおよびCHガスよりなる群から選択される少なくとも一つのガスを用いることができる。
処理容器内に付着または堆積した物質に対して酸化処理した後、不活性ガスが処理室201内へ供給されつつ排気されることで処理室201内が不活性ガスでパージされる(パージ(S44))。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰(S45))。
(3)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、ステップ1(S21)〜ステップ4(S24)を繰り返すことでウエハ200上に所定膜厚のシリコン窒化膜を成膜した後、加熱された減圧状態の処理室201内にOガス及びHガスを供給する酸化処理を行う(S43)。処理室201内に供給されたOガス及びHガスは、加熱された減圧雰囲気下においてノンプラズマで活性化されて反応し、それにより原子状酸素等のOを含む酸化種が生成される。そして、主にこの酸化種により、処理容器内に付着または堆積したシリコン窒化膜や、塩化アンモニウムや、Si原料未反応成分等の物質に対して酸化処理が行われる。そして、この酸化処理により、これらの物質は改質または失活される。
その結果、処理容器内に付着または堆積したこれら物質からなる累積膜の剥がれを抑制でき、処理容器内におけるパーティクルの発生を抑制でき、成膜処理の品質を向上させることができる。また、処理容器内のクリーニング周期を延伸させ、成膜処理の生産性を向上させることができる。例えば、ウエハ200上に100Å程度以下のシリコン窒化膜を成膜する度に、係るシリコン窒化膜を全て酸化できるような条件で上述の工程S43を実施するようにすれば、堆積膜の厚さが10μmを超えるまでは処理容器内のクリーニングを行わないようにクリーニング周期を延伸させることができる。係るクリーニング周期は、ウエハ200上に酸化膜を形成する場合と同程度である。これに対し、上述の工程S43を実施しない従来の基板処理工程では、パーティクルの発生を抑制するために処理容器内の堆積膜の厚さが0.5μm程度となる度にクリーニングを行う必要があり、成膜処理に割り当てることが可能な時間が短縮されてしまい、成膜処理の生産性が低下してしまう場合がある。
また、処理容器内に付着または堆積したシリコン窒化膜や、塩化アンモニウムや、Si原料未反応成分等が酸化されて改質されることにより、次回の成膜処理にて処理容器内を加熱する際に、これらの物質からなる累積膜から発生するガスの量を低減させることができる。そして、係るガスが反応することによるウエハ200や処理容器内の汚染(ウエハ200等への予定していない物質の付着)を抑制できる。
また、処理容器内に残留しているSi原料未反応成分等を失活させることにより、係る成分が反応することによるウエハ200や処理容器内壁の汚染(ウエハ200等への予定していない物質の付着)を抑制できる。
(b)本実施形態によれば、ステップ1(S21)〜ステップ4(S24)を繰り返すことでウエハ200上に所定膜厚のシリコン窒化膜を成膜した後、加熱された減圧状態の処理室201内にOガスのみを単独で供給するのではなく、OガスにHガスを添加して供給する(S43)。この酸化処理によれば、Oガスを単独で供給する場合に比べ、酸化力を大幅に向上させることができる。すなわち、減圧雰囲気下において酸素含有ガスに水素含有ガスを添加することで、酸素含有ガス単独供給の場合に比べ大幅な酸化力向上効果が得られる。その結果、処理容器内に付着または堆積したシリコン窒化膜や、塩化アンモニウムや、Si原料未反応成分等の物質を十分に酸化させ、これらの物質を十分に改質または失活させることができる。その結果、処理容器内に付着または堆積したこれら物質からなる累積膜の剥がれをさらに抑制でき、処理容器内におけるパーティクルの発生をさらに抑制でき、処理容器内のクリーニング周期をさらに延伸させることができる。
(c)本実施形態によれば、処理室201内にOガス及びHガスを供給する(S43)際に、処理室201内の温度が、例えば400〜1000℃、好ましくは、450〜800℃の範囲内の温度となるようにヒータ207の温度を設定する。ヒータ207の温度をこのように設定することで、減圧雰囲気下でのOガスへのHガス添加による酸化力向上の効果を得ることができる。処理室201内の温度を400℃以上とすれば、400℃以上の温度で行うO酸化処理による酸化力を超える酸化力を得ることができ、処理室201内の温度を450℃以上とすれば、450℃以上の温度で行うOプラズマ酸化処理による酸化力を超える酸化力を得ることができる。
<本発明の他の実施形態>
上述の実施形態では、処理容器内へのOガス及びHガス供給(S43)を、処理容器内にボート217を搬入することなく、処理容器を第2の炉口蓋体であるシャッタ300で封止した状態で行っていた。本実施形態では、処理容器内にボート217を搬入して、処理容器を第1の炉口蓋体であるシールキャップ219で封止した状態で行う。
図4は、本実施形態にかかる処理フロー図である。本実施形態では、上述の工程S11〜S33と同様の工程が順次実施されて、処理済ウエハ200がボート217に保持された状態でプロセスチューブ203の外部に搬出される。その後、処理室201内から搬出されたボート217より、処理済ウエハ200が取り出される(ウエハディスチャージ(S34’))。その後、空のボート217が、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード(S35’))される。この状態で、シールキャップ219はOリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。その後、上述の工程S41〜S45と同様の工程が順次実施される。なお、工程S34’においては、処理済ウエハ200を取り出した後の空のボート217に治具ウエハ(ダミーウエハ)を装填することとし、工程S35’においては、治具ウエハを保持したボート217を処理室201内に搬入することとしても良い。
本実施形態によれば、ボート217に付着または堆積したシリコン窒化膜や、塩化アン
モニウムや、Si原料未反応成分等の物質に対しても酸化処理が行われ、これらの物質も改質または失活される。そして、ボート217に付着または堆積した累積膜の剥がれを抑制でき、処理容器内におけるパーティクルの発生を抑制でき、成膜処理の品質を向上させることができる。また、ボート217のクリーニング周期を延伸させ、成膜処理の生産性を向上させることができる。また、ボート217に形成された累積膜から発生するガス量を低減させることができ、ウエハ200や処理容器内の汚染を回避することが出来る。また、ボート217に付着または堆積しているSi原料未反応成分等を失活させることにより、係る成分が反応することによるウエハ200やボート217等の汚染を抑制できる。
<本発明のさらに他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、本発明は、本実施形態にかかる縦型の処理炉を備えた基板処理装置に限らず、枚葉式、Hot Wall型、Cold Wall型の処理炉を有する基板処理装置にも好適に適用できる。
また、本発明は、シリコンを含む原料ガスと窒素含有ガスとをウエハ200上へ交互に供給する上述の実施形態に限らず、シリコンを含む原料ガスと窒素含有ガスとをウエハ200上へ同時に供給するCVD法等の他の方法を実施する場合にも好適に適用可能である。
115 ボートエレベータ(基板搬送部)
200 ウエハ(基板)
242 APCバルブ(圧力調整部)

Claims (7)

  1. 処理容器内に基板を搬入する工程と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給して基板に対して処理を行う工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を搬出する工程と、
    前記処理容器内に処理済基板がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した加熱された前記処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給して前記処理容器内で酸素含有ガスと水素含有ガスとをノンプラズマで活性化させて反応させることで原子状酸素を生成し、この原子状酸素により、前記処理容器内に付着または堆積した主生成物、副生成物および処理ガス未反応成分を含む物質で構成される累積膜を酸化処理することで、前記累積膜を改質または失活させる工程と、
    を有し、
    前記累積膜を改質または失活させる工程では、前記処理容器内の温度を400〜1000℃とし、前記処理容器内の圧力を1〜1330Paとすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 処理容器内に基板を搬入する工程と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給して基板に対して処理を行う工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を搬出する工程と、
    前記処理容器内に処理済基板がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した加熱された前記処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給して前記処理容器内で酸素含有ガスと水素含有ガスとをノンプラズマで活性化させて反応させることで原子状酸素を生成し、この原子状酸素により、前記処理容器内に付着または堆積した主生成物、副生成物および処理ガス未反応成分を含む物質で構成される累積膜を酸化処理することで、前記累積膜を改質または失活させる工程と、
    を有し、
    前記累積膜を改質または失活させる工程では、前記処理容器内の温度を450〜1000℃とし、前記処理容器内の圧力を20〜1330Paとすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記累積膜を改質または失活させる工程では、100Å程度以下の厚さの前記累積膜を酸化処理することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記累積膜の厚さが10μmを超えるまでは、前記処理容器内のクリーニングを行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記累積膜の厚さが10μmを超えた後に、前記処理容器内のクリーニングを行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 処理容器内に基板を搬入する工程と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給して基板に対して処理を行う工程と、
    前記処理容器内から処理済基板を搬出する工程と、
    前記処理容器内に処理済基板がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した加熱された前記処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給して前記処理容器内で酸素含有ガスと水素含有ガスとをノンプラズマで活性化させて反応させることで原子状酸素を生成し、この原子状酸素により、前記処理容器内に付着または堆積した主生成物、副生成物および処理ガス未反応成分を含む物質で構成される累積膜を酸化処理することで、前記累積膜を改質または失活させる工程と、
    を有し、
    前記累積膜を改質または失活させる工程では、前記処理容器内の温度を400〜1000℃とし、前記処理容器内の圧力を1〜1330Paとすることを特徴とする基板処理方法。
  7. 基板を処理する処理容器と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    前記処理容器内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給系と、
    前記処理容器内に水素含有ガスを供給する水素含有ガス供給系と、
    前記処理容器内を加熱するヒータと、
    前記処理容器内の圧力を調整する圧力調整部と、
    前記処理容器内に基板を搬入または前記処理容器内から基板を搬出する基板搬送部と、
    前記処理容器内に基板を搬入し、処理ガスを供給して基板に対して処理を行い、前記処理容器内から処理済基板を搬出した後、前記処理容器内に処理済基板がない状態で、大気圧未満の圧力に設定した加熱された前記処理容器内に酸素含有ガスと水素含有ガスとを供給して前記処理容器内で酸素含有ガスと水素含有ガスとをノンプラズマで活性化させて反応させることで原子状酸素を生成し、この原子状酸素により、前記処理容器内に付着または堆積した主生成物、副生成物および処理ガス未反応成分を含む物質で構成される累積膜を酸化処理することで、前記累積膜を改質または失活させ、前記累積膜を改質または失活させる際には、前記処理容器内の温度を400〜1000℃とし、前記処理容器内の圧力を1〜1330Paとするように、前記処理ガス供給系、前記基板搬送部、前記酸素含有ガス供給系、前記水素含有ガス供給系、前記ヒータ、および、前記圧力調整部を制御するコントローラと、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
JP2009064394A 2009-03-17 2009-03-17 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置 Active JP5312996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064394A JP5312996B2 (ja) 2009-03-17 2009-03-17 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064394A JP5312996B2 (ja) 2009-03-17 2009-03-17 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010219308A JP2010219308A (ja) 2010-09-30
JP2010219308A5 JP2010219308A5 (ja) 2012-08-30
JP5312996B2 true JP5312996B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42977825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009064394A Active JP5312996B2 (ja) 2009-03-17 2009-03-17 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5312996B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6035161B2 (ja) 2012-03-21 2016-11-30 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造方法、基板処理方法、基板処理装置およびプログラム
JP6125846B2 (ja) * 2012-03-22 2017-05-10 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造方法、基板処理方法、基板処理装置およびプログラム
JP6087236B2 (ja) * 2013-07-24 2017-03-01 東京エレクトロン株式会社 成膜方法
JP7258826B2 (ja) 2020-06-30 2023-04-17 株式会社Kokusai Electric 基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
KR20230035619A (ko) 2020-09-16 2023-03-14 가부시키가이샤 코쿠사이 엘렉트릭 반도체 장치의 제조 방법, 프로그램, 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP7303168B2 (ja) * 2020-09-30 2023-07-04 株式会社Kokusai Electric 基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737881A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Hitachi Ltd 薄膜生成装置の後処理方法およびその装置
US6114258A (en) * 1998-10-19 2000-09-05 Applied Materials, Inc. Method of oxidizing a substrate in the presence of nitride and oxynitride films
JP2001250818A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Tokyo Electron Ltd 酸化処理装置及びそのクリーニング方法
JP5008957B2 (ja) * 2006-11-30 2012-08-22 東京エレクトロン株式会社 シリコン窒化膜の形成方法、形成装置、形成装置の処理方法及びプログラム
JP2008283148A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Tokyo Electron Ltd 薄膜形成装置の洗浄方法、薄膜形成方法及び薄膜形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010219308A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7050985B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理方法、基板処理装置、およびプログラム
KR101858102B1 (ko) 클리닝 방법, 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 장치 및 프로그램
KR101705966B1 (ko) 클리닝 방법, 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 장치 및 프로그램
KR101749398B1 (ko) 클리닝 방법, 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 장치 및 프로그램
JP6568508B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
WO2011111498A1 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
JP6778166B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2017069230A (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
KR101786889B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 장치 및 컴퓨터 프로그램
JP6368850B2 (ja) クリーニング方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
JP6999616B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理方法、基板処理装置およびプログラム
JP5312996B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置
JP6453637B2 (ja) クリーニング方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
JP2022011367A (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP6785809B2 (ja) 処理容器内の部材をクリーニングする方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP2011134781A (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
JP7101283B2 (ja) クリーニング方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP5356569B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理方法並びに基板処理装置
JP2011060937A (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
JP2011060938A (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
TW202338985A (zh) 基板處理方法,半導體裝置的製造方法,基板處理裝置及程式
JP2020198447A (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
JP2022056735A (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP2022087143A (ja) 基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
TW202136562A (zh) 清洗方法,半導體裝置的製造方法,基板處理裝置及程式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5312996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250