JP5312058B2 - 投影光学系、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

投影光学系、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は投影光学系及び露光装置に関する。
露光装置には高いオーバーレイ精度が望まれており、投影光学系の波面収差や倍率誤差やディストーションを抑え、光学性能の安定性を高めることが重要である。最近、投影光学系の光学性能を従来よりも高精度に制御するためには倍率誤差や対称3次ディストーションだけでなく、高次のディストーションや、さらには回転非対称な倍率や回転非対称なディストーションの補正も必要となる。
投影光学系内に残存する投影光学系の光軸に対して回転非対称な光学特性を調整可能とした露光装置が、特許文献1や特許文献2に開示されている。
特許文献1は、投影光学系にて残存する回転非対称な非点収差成分を補正する第1光学手段と、投影光学系にて残存する回転非対称な倍率誤差成分を補正する第2光学手段とを有する。第1光学手段は回転非対称な倍率誤差成分にあまり影響を及ぼさずに回転非対称な非点収差成分を補正し、第2光学手段は回転非対称な非点収差成分にあまり影響を及ぼさずに回転非対称な倍率誤差成分を補正する。
特許文献2は、互いに相補な関係にある非球面形状を有する1対の光学素子を、該非球面が対向するように配置し、複数の光学素子の相対位置を変えて該投影系の収差を制御している。
上記のような露光装置では、複数種類の回転非対称な収差を補正する場合、補正しようとする収差の種類の略2倍の数だけ光学部材が必要になる。また、収差を補正する光学部材の位置を変化させるための機械的駆動機構も光学部材の数だけ必要になる。しかしながら、限られた投影光学系のスペース内に複数の光学部材を配置するのは困難な場合がある。
本発明は、少数の光学部材で、複数の高次ディストーションと回転非対称なディストーションを補正する投影光学系及びそれを備えた露光装置を提供する。
本発明の一側面としての投影光学系は、マスク上のパターンを基板に投影する投影光学系であって、第1の光学素子と第2の光学素子とからなる一対の光学素子と、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とのうち少なくとも1つを駆動する制御手段と、を有し、前記一対の光学素子は、互いに相補な関係にある非球面を有し、前記非球面が互いに対向するように配置され、前記制御手段は、互いに直交する第1の方向と第2の方向とにおける、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との相対位置を変えることによって、前記第1の方向と前記第2の方向に各々対応する前記投影光学系の光学性能を制御することを特徴とする。
本発明の別の側面としての露光装置は、上記投影光学系を有することを特徴とする。
本発明の別の側面としてのデバイス製造方法は、上記露光装置を利用して前記マスク上のパターンを前記基板上に露光するステップと、露光された前記基板を現像するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、一対の光学素子で投影光学系の少なくとも2種類の収差を制御することが可能である。これにより、投影光学系のコンパクト化と高精度な投影が可能となる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本発明の実施例1における投影光学系の構成について説明する。図1は、本実施例における投影光学系の概略図である。
本実施例の投影光学系100は、屈折型またはカタディオプトリック系などの投影光学系であり、不図示の照明系によって照明されたレチクル101上(マスク上)のパターンをウエハ102(基板)に投影している。
図1に示されるように、投影光学系100は、レチクル101に対向する光学素子群21(一対の光学素子)を備えている。図2に示されるように、光学素子群21は、非球面を有する光学素子211,212(第1の光学素子および第2の光学素子)からなり、投影光学系100の一部として構成されていてもよいし、投影光学系100とは独立したユニットとして構成されていてもよい。また、レチクル101を保持するレチクルホルダまたはレチクルステージ機構(不図示)と一体的に構成されていてもよい。制御装置103(制御手段)は、光学素子群21を駆動するものであり、光学素子211,212を別々に駆動することが可能である。
次に図1の光学素子群21の構成について、具体的に説明する。図2において、2つの光学素子211,212の外側の面211a,212aは平面形状であり、互いに向き合っている面211b,212bは互いに相補な関係にある非球面形状である。
ここで、図1のように投影光学系の光軸と平行にかつウエハ102からレチクル101に向かう方向をz軸とし、それと直交する方向にx軸とy軸をとる。y軸は紙面内にあり、x軸は紙面に対して垂直紙面手前向きである。これにより、光学素子211,212の非球面形状は、定数項だけ異なる次の式で与えられる。
ここで、光学素子211の非球面形状がfa(x,y)、光学素子212の非球面形状がfb(x,y)である。g(x)はxのみを変数とする関数であり、h(y)はyのみを変数とする関数、Ca,およびCbは定数項である。
初期状態では光学素子211の非球面形状fa(x,y)と光学素子212の非球面形状fb(x,y)の凹凸が完全に一致する(すなわち、fa―fbが定数になる)。そのため、光学素子211と光学素子212よりなる光学素子群21は、光学的パワーを有さず平行平面板としての働きをする。光軸方向の非球面211bと非球面212bの間の距離は、小さいほどよい。例えば10〜100μm程度の値が典型的である。
光学素子211を距離δxだけx軸方向(第1の方向)に駆動した場合を想定する。このときの光学素子211と光学素子212との合計厚さの変化は、
となる。
次に、g(x+δx)をx+δx=x周りでテイラー展開すると、
となる。ここで、g’(x)はg(x)のxによる1階微分を示し、g”(x)はg(x)のxによる2階微分を示す。
さらに、δxの2次以上の項は微小として無視すると、式(2)は
となる。
すなわち、光学素子群21は、光学素子211を距離δxだけx軸方向に駆動した場合、光学素子211と光学素子212との合計厚さの変化がg’(x)δxに従って変化するような非球面形状を有している。
光学素子群21は、レチクル101に対向し、テレセントリック光路中に配置されている。そのため、光学素子群21を通過する光は、光学素子211,212の合計厚さの局所的な変化に比例した方向に屈折し、その方向にディストーションが生じる。すなわち、投影光学系100のx軸方向のディストーション変化は(4)式のxに関する偏微分値に比例し、y軸方向のディストーション変化は(4)式のyに関する偏微分値に比例する。x軸方向のディストーション変化をdx、y軸方向のディストーション変化をdy、比例定数をCとすると、
となる。ここでdyが0なのは、(4)式をyで偏微分してもyに依存した項がないためである。よって、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かした場合に、(5a),(5b)式で表されるディストーション変化が投影光学系100に生じる。
次に、光学素子211を距離δyだけy軸方向(第2の方向)に動かした場合を想定する。このときの光学素子211と光学素子212との合計厚さの変化は、
となる。
x軸方向に動かした場合と同様に、h(y+δy)をy+δy=y周りにテイラー展開し、δyの2次以上の項を微小として無視すると、
が得られる。ここで、h’(y)はh(y)のyによる微分を示す。
すなわち、x軸方向のディストーション変化をdx、y軸方向のディストーション変化をdy、比例定数をCとすると、
となる。ここで、h”(y)はh(y)のyによる2階微分を示す。
よって、光学素子211を距離δyだけy軸方向に動かした場合に、(8a),(8b)式で表されるディストーション変化が、投影光学系100に生じる。
また、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かし、かつ、距離δyだけy軸方向に動かした場合を想定する。このときの光学素子211と光学素子212との合計厚さの変化は、
となる。上述したように計算すると、このときの投影光学系100のディストーション変化は、
と表せる。
すなわち、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かし、かつ、距離δyだけy軸方向に動かした場合に、(10a),(10b)式で表されるディストーション変化が投影光学系100に生じる。
以上の様に、x軸方向にδxだけ動かした場合に発生するディストーション変化dxはg(x)の2階微分であるg”(x)に比例し、y軸方向にδyだけ動かした場合に発生するディストーション変化dyはh(y)の2階微分であるh”(y)に比例する。すなわち、非球面211b、212bのg(x)及びh(y)が適切な関数となるように光学素子群21を成形することで、x軸方向に動かした場合とy軸方向に動かした場合とに対応する互いに異なるディストーションをそれぞれ制御することが可能となる。また、光学素子211の移動距離δx、δyを変化させることによって、ディストーション変化量を自由に変えることが可能である。
本発明は、露光光の吸収によって起こる高次ディストーションおよび回転非対称のディストーション発生量が小さいことに着目し、小さな非球面量しか持たない光学素子211、212を利用している。よって、本実施例の光学素子211,212は、ディストーションの補正のみを行い、他の光学特性に悪影響を与えないことが可能である。そのため、公知の収差補正手段による収差補正の誤差を補正する補正手段としてもよい。
本実施例では、光学素子211をx軸方向およびy軸方向に移動させると説明したが、光学素子211と光学素子212との相対位置を変化させればよく、光学素子212を移動させてもよい。また、光学素子211をx軸方向にδx、y軸方向にδy移動させ、光学素子212をx軸方向に−δx、y軸方向に−δy移動させても良い。これにより、同じディストーション変化を得るために1つの光学素子の移動距離を半分にするか、または、非球面形状の変化を半分にすることが可能となる。これらは、制御装置103に設けるスペースの縮小、位置決め精度の向上、非球面量を半減するという効果をもたらす。
次に、本発明の実施例1について、g(x)とh(y)に具体的な値を与えて詳しく説明する。
図4は、実施例1の投影光学系100を示す図である。この投影光学系100は、波長248nmのKrFエキシマレーザを用い、開口数は0.78、投影倍率は−1/4倍であり、26×33mmの長方形の露光エリアを有する。この投影光学系の各面の有効径、曲率半径、面間隔、硝種は、図10に示されるように構成した。
図10でSiO2と表記されているのは、合成石英を示している。合成石英の波長248nmにおける屈折率は、1.50839である。また、図10中でASPと表記されている面は、回転対称な非球面である。これら回転対称な非球面は、図11に示されるコーニック係数および非球面係数を有する。ただし図11中、Aは中心からの距離rの4乗に比例した項の係数、Bはrの6乗に比例した項の係数、Cはrの8乗に比例した項の係数、Dはrの10乗に比例した項の係数である。また、図10中でXYと表記されている面は、回転非対称な非球面である。これら回転非対称な非球面は、x,yの冪多項式で表現される面形状を有する。これらの面形状については後述する。
この投影光学系100は、レチクルから第1レンズまでのテレセントリック光路中に、光学素子211,212を備えた光学素子群21を有し、これを用いて回転非対称なディストーションの補正を行う。今、光学素子211と光学素子212との間隔は20μmとしてある。
この投影光学系を用いて実施例1を説明する。ここで、光学素子211,212の非球面形状を、以下の(11)式に従う形状に形成する。

(11)式には、xの1次の項C10xやyの1次の項C01yも含まれている。これらは、xやyに関して偏微分を2回行う過程で消えてしまうため、最終的に発生するディストーション変化には影響を及ぼさない。しかしながら、これらの項により、成形する非球面と平面とのずれの絶対値(非球面量)を小さくすることが可能である。非球面量を小さくすることにより、投影光学系光学性能に及ぼす影響を減らすことができ、加工精度の点でも有利になる。さらに、測定上も干渉計を用いた面形状測定手段などが利用できるようになるため有利になる。そのため、本実施例のように、故意に値を与えることも効果的である。
図5に、(11)式で与えられる非球面の形状を等高線で示した。xやyの1次の項を使用しない場合、非球面と平面とのずれは±7.49μmに達する。しかし、本実施例ではC10,C01に適切な値を設定することにより、非球面と平面とのずれを±2.18μmに減らすことに成功している。
この光学素子211をx軸方向に−1mm、光学素子212をx軸方向に+1mm移動させたときの投影光学系100に生じるディストーション変化を図6(a)に示した。図6(a)では、薄い線で示した26×33mmの理想格子に対し、ディストーション変化によって濃い線で示した格子のように画面全体が変形している様子が描かれている。なお、微小なディストーションを分かりやすく示すために、実際の変化に対し2万倍に強調してプロットしている。図6(a)から分かるように、投影光学系100のx軸方向にのみ倍率変化が発生し、ディストーション変化は縦横倍率差に換算して1.67ppm、x=13mmの最周辺でのディストーション変化量は43.8nmになる。投影光学系100のy軸方向のディストーション変化は、ほぼ0である。要するに光学素子211および光学素子212は、回転非対称な倍率変化を発生させている。なお、縦横倍率差とは、非回転対称なディストーションの一種であり、横方向と縦方向とで伸縮率が異なるような変形をする成分である。具体的には、縦横倍率差の値がaであったとき、点x, yにおける変位量dx, dyはdx=a*x,dy=−a*yで表される。ppmは10 −6 を表している。
次に、光学素子211をy軸方向に−1mm、光学素子212をy軸方向に+1mm移動させたときの投影光学系100に生じるディストーション変化を図6(b)に示した。図の見方は、図6(a)と同じである。図6(b)から分かるように、y軸方向にのみ、3次ディストーション変化が発生し、その量はy=16.5mmの最周辺において80.8nmにもなる。x軸方向のディストーション変化は、ほぼ0である。
このように、光学素子211及び212をx軸方向に移動させたときとy軸方向に移動させたときとにそれぞれ対応する互いに異なる種類のディストーション変化が投影光学系100に発生する。そのため、x軸方向の動きとy軸方向の動きを組み合わせることで高度なディストーション補正が可能となる。
さらに、上述したように従来から設けられている回転対称な倍率と対称3次ディストーションの補正手段と併用することにより、より効果的な補正が可能となる。
たとえば、図7(a)は、熱収差シミュレーションによって、投影光学系100に生じるディストーション変化を計算したものである。プロット倍率は、これまでと同様、実際の変化に対し、2万倍に強調してプロットしている。レンズが熱を吸収することにより、最大82.5nmのディストーション変化が起きており、補正が必要な状態である。
この状態を、従来からの回転対称な倍率と対称3次ディストーションの補正手段により補正したものが図7(b)である。ここで、図7(b)は、より微小なディストーション形状を見やすくするために、実際の変化に対し、10万倍に強調してプロットしている。これによると、従来からの回転対称な倍率と対称3次ディストーションの補正手段を用いるだけでは、9.4nmの補正残差が残る。
それに対し、従来からの補正手段に加えて、本実施例で挙げた光学素子群21によるx軸方向の倍率変化とy軸方向の3次ディストーション変化を併用して補正を行った場合を、図7(c)に示した。プロット倍率は、図7(b)と同じく、実際の変化に対し、10万倍に強調してプロットしている。これにより、回転非対称な補正を行うことで、補正残差は2.6nmにまで小さくすることができ、補正効果が大きいことが分かる。
上記のx軸方向とy軸方向とのディストーションの補正は、ウエハのプロセスによるもののほかにも、複数の装置間のディストーションマッチング、複数の露光モードでのディストーションマッチング、あるいはレチクル作成の誤差の補正などに用いることもできる。これら場合の倍率の非回転対称(異方性)の補正量も数ppmである。この補正量は、露光装置にマニュアルで入力する等の手段でデータがパラメータ設定され、該設定されたパラメータに基づいて光学素子211,212の相対位置が制御装置103により調整され、装置の設定が行われる。勿論パラメータのセッティングは自動計測による値から直接、露光装置に入力することもできる。
本実施例では、光学素子211をx軸方向とy軸方向との2方向に移動させると説明したが、光学素子211または光学素子212のどちらか一方をx軸方向に移動させ、もう一方をy軸方向に移動させても良い。これにより、制御装置103の光学素子211及び光学素子212を駆動する駆動方向が各々1方向のみとなり、制御装置103の機構が簡単になる。また、駆動方向が1方向のみのときは、位置決め精度が高まり、余計な収差成分の発生が抑制される。
なお、当然ながら本発明の補正できるディストーションの成分は、非対称な倍率差や、回転非対称な3次ディストーションに限定されるものではなく、g(x),h(y)の設計により補正できるものであればどんなものでもよい。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、機構的な配置は実施例1と同様であるので、同じ図を用いて解説する。また、実施例1の説明と重複する部分は省略する。本実施例の基本構成は実施例1と同様であるが、光学素子211と212との相対位置は、制御装置103によって光軸方向(z軸)、光軸と直交する方向(x軸、y軸)に変化される。
実施例2の光学素子群21の有する非球面形状について説明する。
光学素子211の非球面形状をfa(x,y)、光学素子212の非球面形状をfb(x,y)とすると、次の式で与えられる。
ここで、g(x)はxのみを変数とする関数、h(y)はyのみを変数とする関数、a,b,c,Ca,およびCbは定数項である。ここで、g(x)およびh(y)は、2次、1次の冪関数を含まない。
次に、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かした場合を想定する。このときの光学素子211と212の合計厚さの変化は、
となる。
ここで、g(x+δx)をx+δx=xの周りにテイラー展開し、さらに、δxの2次以上の項は微小として無視すると、(13)式は、
となる。
すなわち、光学素子群21は、光学素子211と212との合計厚さが(14)式にしたがって変化するような非球面形状を有している。
光学素子群21は、レチクル101に対向し、テレセントリック光路中に配置されている。そのため、光学素子群21を通過する光は、光学素子の合計厚さの局所的な変化に比例した方向に屈折し、その方向にディストーションが生じる。すなわち、投影光学系100のx軸方向のディストーション変化は(14)式のxに関する偏微分値に比例し、y軸方向のディストーション変化は(14)式のyに関する偏微分値に比例する。x軸方向のディストーション変化をdx、y軸方向のディストーション変化をdy、比例定数をCとすると、
となる。
したがって、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かした場合に、(15a),(15b)式で表されるディストーション変化が投影光学系100に生じる。
ここで、dxに含まれる2aδxの項とdyに含まれるbδxの項は、δxの定数倍という形をしており、画面内で変化する成分を持たない一律成分である。そのため、ウエハステージを動かすなどの公知の手段により、影響をまったく無視することが可能である。したがって、(15a),(15b)式の中で意味を持つ項は、dxに含まれるg”(x)δxのみである。
次に、光学素子211を距離δyだけy軸方向に動かした場合を想定する。このとき、光学素子211と212との合計厚さの変化は、
となる。
上と同様にh(y+δy)をy+δy=y周りにテイラー展開し、δyの2次以上の項を微小として無視すると、
が得られる。
すなわち、投影光学系100に生じるx軸方向のディストーション変化をdx、y軸方向のディストーション変化をdy、比例定数をCとすると、
となる。
したがって、光学素子211を距離δyだけy軸方向に動かした場合に、(18a),(18b)式で表されるディストーション変化が投影光学系100に生じる。ここで、dxに含まれるbδyの項と、dyに含まれる2cδyの項は、画面内で変化する成分を持たない一律成分である。ゆえに、ウエハステージを動かす等の公知の手段により、影響をまったく無視することができる。この場合も、(18a),(18b)式の中で意味を持つ項は、dyに含まれるh”(y)δyである。
次に、光学素子211を距離δzだけz軸方向(光軸方向,第3の方向)に動かした場合を想定する。この場合、光学素子211と光学素子212との合計厚さは変化しないため、光学的なパワーは変化しない。
この光学素子群21は、テレセントリック光路中にレチクル101に対向するように配置されている。したがって、図3に示されるように、光学素子群21を通過する光は、非球面211bで屈折され、その方向に微小距離進んだ後、非球面212bで再び屈折され、テレセントリックに戻される。
ここで、光学素子211をz方向に動かすことにより、光軸方向の光学素子211と光学素子212との距離が変化した場合を考える。すると、図3に示したように、光が非球面211bで屈折された後に進む距離が微小に変化することにより、それに応じたディストーション変化が投影光学系100に生じる。そのディストーション変化量(像ずれ量)は、光が非球面211bで屈折するときの屈折角θの正接(tan)に比例する。また、面の局所的な傾きは、屈折角θの正弦(sin)に比例する。ここで、θが小さいとき、
とみなすことができる。
そのため、ディストーション変化は、面の局所的な傾きに比例するということが分かる。すなわち、ディストーション変化は、非球面形状の1次微分に比例する。投影光学系100に生じるx軸方向のディストーション変化dxは(12a)式のxに関する偏微分に比例し、y軸方向のディストーション変化dyは(12a)式のyに関する偏微分に比例する。よって、比例定数をCとして、
が得られる。
ここで、dxの中には、g’(x)で表されるディストーション変化成分と、2ax+byで表されるディストーション変化成分が存在するが、これらの画面内における絶対値の最大値を比較したとき、
という関係が成り立つようにg(x),a,bを選択する。それにより、z方向の移動によって投影光学系100に発生するディストーション変化のうち、支配的な成分が2ax+byであり、g(x)による寄与はほとんど無視できるようにすることができる。ただし、(21)式において、max(|ξ|)は、ξの絶対値の画面内最大値をとることを意味する。
また、(20b)式についても同様に、
という関係が成り立つようにh(y),b,cを選択する。これにより、z方向の移動によって投影光学系100に発生するディストーション変化のうち、支配的な成分がbx+2cyであり、h(y)による寄与はほとんど無視できるようにすることができる。すなわち、(21),(22)式の関係が成り立つように非球面211b,212bを設計することにより、(20a),(20b)式は、実質上、
と見なせる。
また、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かし、かつ、距離δyだけy軸方向に動かし、かつ、距離δzだけz方向(光軸方向) に動かした場合を想定する。このときの投影光学系100に発生するディストーション変化は、(15a),(15b),(18a),(18b),(20a),(20b)式より、
となることが導ける。
ここで、dxに含まれる既知の画面内一律成分2aδx+bδyと、dxに含まれる既知の画面内一律成分2cδy+bδxは、ウエハステージ移動などの手段により補正が可能であり、実質的に無視できるため(24a),(24b)式から落とす。また、前述の(21),(22)式での議論をここにも適用する。すなわち、2ax+byに比べてg’(x)は非常に小さいとして無視し、bx+2cyに比べてh’(y)は非常に小さいとして無視する。そうすると、結局(24a),(24b)式は、
と書ける。
したがって、光学素子211を距離δxだけx軸方向に動かし、かつ、距離δyだけy軸方向に動かし、かつ、距離δzだけz方向(光軸方向)に動かした場合に、(25a),(25b)式で表されるディストーション変化が投影光学系100に生じる。
x軸方向に動かした場合に発生するディストーション変化は関数g”(x)に比例し、y軸方向に動かした場合は関数h”(y)に比例し、z方向に動かした場合はa,b,cを係数とするx,yの1次多項式に比例する。すなわち、非球面211b、212bのg(x)とh(y)およびax+bxy+cyを適切な関数となるように光学素子群21を成形することで、異なるディストーションをそれぞれ制御することが可能となる。換言すると、本実施例はx軸方向に動かす場合とy軸方向に動かす場合とz軸方向に動かす場合とにそれぞれ対応した異なるディストーションをそれぞれ制御することが可能である。また、光学素子211の移動距離δx、δy,δzを変化させることによって、ディストーション変化量を自由に変えることが可能である。これより高次ディストーション、回転非対称なディストーションのうち少なくとも2つを補正できる。
本発明は、露光光の吸収によって起こる高次ディストーションおよび回転非対称のディストーション発生量が小さいことに着目し、小さな非球面量しか持たない光学素子211、212を利用している。よって、本実施例の光学素子211,212は、ディストーションの補正のみを行い、他の光学特性に悪影響を与えないことが可能である。そのため、公知の収差補正手段による収差補正の誤差を補正する補正手段としてもよい。
本実施例では、光学素子211をx軸方向およびy軸方向に移動させると説明したが、光学素子211、212の相対位置を変化させればよく、光学素子212を移動させてもよい。また、光学素子211をx軸方向にδx、y軸方向にδy、z軸方向にδz移動させ、光学素子212をx軸方向に−δx、y軸方向に−δy、z軸方向に−δz移動させても良い。これにより、同じディストーション変化を得るために1つの光学素子の移動距離を半分にするか、または、非球面形状の変化を半分にすることが可能となる。
次に、本発明の実施例2について、g(x)とh(y)に具体的な値を与えて詳しく説明する。
実施例1と同様に、投影光学系100は、波長248nmのKrFエキシマレーザを用い、開口数は0.78、投影倍率は−1/4倍であり、26×33mmの長方形の露光エリアを有する。投影光学系の各面の有効径、曲率半径、面間隔、硝種は、図10に示されるように構成した。
この投影光学系は、レチクルから第1レンズまでのテレセントリック光路中に、光学素子211,212を備えた光学素子群21を有し、これを用いて回転非対称なディストーション変化の補正を行う。今、光学素子211と光学素子212との間隔は20μmとしてある。
光学素子211と212の非球面形状として、以下の(26)式に従う形状を設定する。
図8に、(26)式で与えられる非球面の形状を等高線で示した。係数C20,C02が他の次数の係数よりも大きいため影響が支配的となり、全体的に鞍型の非球面形状をしていることが分かる。この場合の非球面の平面からのずれは±85μmになる。
この光学素子211をz方向(光軸方向)に+50μm、光学素子212をz方向に−50μm移動させたときの投影光学系100に生じるディストーション変化を図9(a)に示した。図の見方は図6(a)と同じで、実際の変化に対し、5万倍に強調してプロットしている。図9(a)によれば、x軸方向に伸び、y軸方向に縮むような縦横倍率差が発生していることが分かる。縦横倍率差は2.07ppmであり、画面最周辺のy=16.5mmの像高におけるディストーション変化量は38nmに相当する。
縦横倍率差以外にも、対称倍率と画面全体のシフトが若干発生しているが、対称倍率が0.0004ppm、x軸方向へのシフトが1.02nm、y軸方向へのシフトが−0.86nmと、非常に小さい。これらは従来の手法で修正が可能であり、補正精度に影響を及ぼさない。また、これらの従来の手法での補正による残差は、高々3.2nm程度である。すなわち、38nm相当の縦横倍率差によるずれを補正精度3.2nmで補正できる。
次に、この光学素子211をx軸方向に+100μm、光学素子212をx軸方向に−100μm移動させる。このとき、x軸方向に画面全体が−28.0nmシフトするが、それを補正した後の投影光学系100に生じるディストーション変化を図9(b)に示した。x軸方向に3次関数的に増加する3次ディストーション変化が発生しており、その量は画面最周辺のx=13mmの像高で10.5nmになる。これにより、x軸方向の3次ディストーション変化による補正の残差は高々1.6nm程度である。
次に、この光学素子の211をy軸方向に+100μm、光学素子212をy軸方向に−100μm移動させる。このとき、y軸方向に画面全体が27.8nmシフトするが、それを補正した後の投影光学系100に生じるディストーション変化を図9(c)に示した。y軸方向に5次関数的に増加する5次ディストーション変化が発生しており、その量は画面最周辺のy=16.5mmの像高で15.6nmになる。y軸方向の5次ディストーション変化による補正の残差は高々1.5nm程度である。
以上より、縦横倍率差と、x軸方向の3次ディストーションと、y軸方向の5次ディストーションと、従来からの補正手段による回転対称な倍率および対称3次ディストーションとを組み合わせることで、よりめ細やかなディストーション補正が可能となる。近年の大画面化により、熱によって発生するディストーション形状は複雑化している。本実施例では、そのような露光装置において、従来では補正することができなかった複数の回転非対称なディストーションを補正可能である。
本実施例は、縦横倍率変化、x軸方向の3次ディストーション変化、y軸方向の5次ディストーション変化の3種類の回転非対称なディストーション変化の組み合わせの例を示したが、これ以外の回転非対称なディストーション変化の種類を組み合わせてもよい。
本実施例では、光学素子211をx、y、z軸方向との全てに移動させると説明したが、光学素子211または光学素子212のどちらかをx、y、z軸方向のいずれか1つもしくは2つの軸方向に移動させ、もう一方を別の軸方向に移動させても良い。これにより、制御装置103の光学素子211および212を駆動する駆動方向を減少させることができ、制御装置103の機構が簡単になる。また、駆動方向が少なければ、位置決め精度が高まり、余計な収差成分の発生が抑制される。
なお、x,y,z軸方向の3つの自由度を全て露光動作中の補正に使う必要はない。例えば、z軸方向の移動は投影光学系の組立時や設置時の調整手段として、手動で移動を行い、x,y軸方向の移動は露光動作中の補正手段として機械的に駆動してもよい。こうすることで駆動機構が簡素化され、精度上有利になる。
本発明の実施例において、半導体デバイス製作時熱によるディストーション変化量は、投影光学系の熱吸収量に対するディストーション変化をあらかじめシミュレーションや実験などにより求めておき、これまで与えた熱量から推定して補正を行ってもよい。また、露光中に実際に倍率変化などを測定しながら補正を行ってもよい。これらの場合でも、本発明の方法は問題なく適用可能である。
また、本発明の実施例ではKrFエキシマレーザを光源とする投影光学系を例に説明したが、光源はKrFエキシマレーザに限定されることはなく、ArFエキシマレーザやi線水銀ランプなど他の波長を用いる投影光学系でもよい。さらに、26×33mmの露光エリアを有するステッパ型露光装置での効果を示したが、スリット型の露光エリアを有するステップアンドスキャン型のいわゆるスキャナ型露光装置でもよい。
また、本発明の実施例1および2の非球面量と光学素子移動量は一例に過ぎない。ディストーション変化量と非球面量、あるいはディストーション変化量と光学素子移動量の間には比例関係が成り立つ。よって、駆動機構の制約や非球面加工の事情などにより、光学素子群21を構成する際に適切な非球面量と光学素子移動量とを設定すればよい。
デバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)の製造方法は、前述の露光装置を使用して感光剤を塗布した基板(ウエハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、その基板を現像する工程と、他の周知の工程と、を経ることにより製造される。
本発明の実施例における露光装置の概略構成図。 実施例の光学素子群の断面図。 本発明の実施例2における光学素子をz軸方向に動かした状態を示す図。 本発明の実施例における投影光学系の断面図。 本発明の実施例1における光学素子の非球面形状を表すグラフ。 実施例1における光学素子の移動によるディストーション変化を示す図。 実施例1における熱による投影光学系のディストーションの補正を示す図。 本発明の実施例2における光学素子の非球面形状を表すグラフ。 実施例2における光学素子の移動によるディストーション変化を示す図。 本発明の実施例における投影光学系の各面の有効径、曲率半径、面間隔、硝種を示す図。 本発明の実施例における投影光学系の回転対称な非球面のコーニック係数、非球面係数を示す図。
100 屈折型またはカタディオプトリック系などの投影光学系
101 レチクル(マスク)
102 ウエハ(基板)
103 制御装置
21 光学素子群
211 光学素子
212 光学素子
211a 光学素子211の平面
211b 光学素子211の非球面
212a 光学素子212の平面
212b 光学素子212の非球面

Claims (11)

  1. マスク上のパターンを基板に投影する投影光学系であって、
    第1の光学素子と第2の光学素子とからなる一対の光学素子と、
    前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とのうち少なくとも1つを駆動する制御手段と、を有し、
    前記一対の光学素子は、互いに相補な関係にある非球面を有し、前記非球面が互いに対向するように配置され、
    前記制御手段は、互いに直交する第1の方向と第2の方向とにおける、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との相対位置を変えることによって、前記第1の方向と前記第2の方向に各々対応する前記投影光学系の光学性能を制御することを特徴とする投影光学系。
  2. 前記第1の方向および前記第2の方向は前記投影光学系の光軸方向直交することを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  3. 前記第1の方向および前記2方向をx軸方向及びy軸方向としたとき、前記第1の光学素子の非球面の形状fa(x,y)と前記第2の光学素子の非球面の形状fb(x,y)は、以下の式で表されることを特徴とする請求項2に記載の投影光学系。
    fa(x,y)=g(x)+h(y)+Ca
    fb(x,y)=g(x)+h(y)+Cb
    g(x):xのみを変数とする関数
    h(y):yのみを変数とする関数
    Ca, Cb:定数
  4. 前記第1の方向および前記2方向をx軸方向及びy軸方向としたとき、前記第1の光学素子の非球面の形状fa(x,y)と前記第2の光学素子の非球面の形状をfb(x,y)は、以下の式で表されることを特徴とする請求項2に記載の投影光学系。
    fa(x,y)=g(x)+h(y)+ax+bxy+cy+Ca
    fb(x,y)=g(x)+h(y)+ax+bxy+cy+Cb
    g(x):xのみを変数とする関数(ただし、2次および1次の冪関数を除く)
    h(y):yのみを変数とする関数(ただし、2次および1次の冪関数を除く)
    Ca, Cb:定数
    a,b,c:定数(ただし、a=b=c=0の場合を除く)
  5. 前記制御手段は、前記投影光学系の光軸方向おける前記相対位置を変えることによって、前記投影光学系の光軸方向に対応する前記投影光学系の光学性能を制御することを特徴とする請求項4に記載の投影光学系。
  6. 前記制御手段は、前記第1の光学素子を前記第1の方向に、前記第2の光学素子を前記第2の方向に駆動することを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の投影光学系。
  7. 前記光学性能は、回転非対称なディストーションを含むことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の投影光学系。
  8. 前記一対の光学素子は、前記マスクと対向するように配置されることを特徴とする請求項1から7のうちいずれか一項に記載の投影光学系。
  9. 前記第1の光学素子の非球面と前記第2の光学素子の非球面は、前記第1の方向および前記第2の方向において非球面であることを特徴とする請求項2に記載の投影光学系。
  10. 請求項1からのうちいずれか一項に記載の投影光学系を有することを特徴とする露光装置。
  11. 請求項10に記載の露光装置を用いて前記基板を露光するステップと、
    露光された前記基板を現像するステップと、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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