JP5311580B2 - マトリクスおよびラジカル開始剤を含む粒子 - Google Patents

マトリクスおよびラジカル開始剤を含む粒子 Download PDF

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Description

本発明は、マトリクス、および過酸化物またはアゾラジカル開始剤を含有する組成物を含む粒子に関する。本発明はさらに、粒子状エラストマー組成物ならびに該粒子状エラストマー組成物を含むスキム製品、タイヤ、タイヤトレッド、アンダートレッド、ベルトおよびホースに関する。
とりわけタイヤおよびベルト工業において、よりよい機械的、発熱性およびヒステリシス特性が要求される。ゴムの機械特性は、架橋剤として多量の硫黄を使用して架橋ゴムの架橋密度を向上することにより改善されることが古くから知られている。しかし、多量の硫黄の使用により、最終製品の性能のうちで特に耐熱性および耐屈曲クラック性を著しく損なう結果となる高度の発熱という不利益を生ずる。上記の不利益を除去するため、特にポリスルフィド、ブンテ塩および硫黄によって処理されたチョップドファイバー、それから形成されたペレットまたは処理されたペレットを硫黄加硫系に添加することが提案されている。これらのペレットは、加工特性向上のためにさらにワックスを含有する。これらにより、例えばヒステリシスおよび屈曲クラック性は改善されるものの、加硫前の未架橋品をエイジングした場合にはこれらの改善は見られない。このことは、未架橋の組成物を数日間保管して使用する場合の欠点である。本発明は、特に未架橋の組成物として使用した場合であってもその有利な特徴を維持する粒子を提供することを目的とする。
ワックス処理されたペレット自体は当業界で知られている。例えばEP 0 889 072にはポリマー成分、例えばワックス、で被覆されたアラミドペレットが記載されている。しかし、これらのペレットは、過酸化物またはアゾ化合物を含有するワックスを含まない。

US 6,068,922には、アラミド繊維および押出成型可能なポリマー、例えばポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリアミド、を含有するペレットが記載されている。この繊維は、典型的なサイジング剤(RF、エポキシ、シリコン)により被覆されている。ラジカル開始剤を含有する被覆剤は記載されていない。
本発明は、未加硫化合物のエイジングに伴う上記の問題の解決方法を提供するものである。さらに、本発明の粒子は、ゴムの硫黄加硫および過酸化物加硫においてチョップドファイバー、短繊維およびパルプを包含する新規な種類の処理粒子を使用することによって動的特性のさらなる向上をもたらし、ならびにゴム組成物のヒステリシスおよび発熱を低減するという積年の問題を解決するこれらからなる粒子およびペレットを提供するものである。
上記の目的のために本発明は、マトリクス、および過酸化物またはアゾラジカル開始剤を含有する組成物を含む、アラミド、ポリエステル、ポリアミドおよびセルロースから選択される粒子であって、前記マトリクスがワックス、押出成型可能なポリオレフィン、無機フィラー、有機溶媒またはこれらのうちの2種以上の混合物である、前記粒子に関する。
過酸化物はどのような過酸化物であってもよく、少なくとも一つの過酸化物基を有する。過酸化物は、モノまたはビス過酸化物であることができる。過酸化物は厳密に純品であってもよく、あるいはクレイまたはシリカの如き無機支持体、EPDMの如きポリマー支持体またはこれら支持体の双方の組合せであってもよい。さらに、過酸化物は、溶媒またはパラフィンオイルの如きオイルにより希釈されていてもよい。さらに、過酸化物は、シリコーンオイル中に分散されていてもよい。
適当な過酸化物の例としては、環状過酸化物、ジアシルペルオキシド、ジアルキルペルオキシド、過酸化水素、ペルオキソ一炭酸塩、ペルオキソ二炭酸塩、ペルオキシエステル、ペルオキシケトン、ペルオキシケトン誘導体、無機過酸化物、ペルオキシケタール、混合過酸化物およびこれら過酸化物のうちの二種以上の混合物を挙げることができる。より好ましくは、ジクミルペルオキシド、ジ(tert−ブチル)ペルオキシド、ジ(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、t−ブチル ペルオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、クミル ヒドロペルオキシド、1,1−(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンおよび1,1−(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの如きジアルキルペルオキシケタール、ジアルキルペルオキシド、ジ(アルキルペルオキシ)アルキレン、ジ(アルキルペルオキシ)アラルキレン、アルキルアシルペルオキシド、アルキルヒドロペルオキシドおよびこれらの混合物から選択される過酸化物である。最も好ましい過酸化物は、1,1−(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンまたは1,1−(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである。
アゾラジカル開始剤は、一般式R−N=N−R’で表され、加熱または露光により二個の炭素中心ラジカルR・およびR’・ならびに窒素ガスを生じる前駆体である。アゾラジカル開始剤としては、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブタンニトリル)、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリアン酸)、2,2’−アゾビス(メチル 2−メチルプロパナート)および2,2’−アゾビス(2−フェニルプロパン)を挙げることができる。
好ましい態様において本発明は、エラストマーのゴム性能を向上する、マトリクスおよびラジカル開始剤を含有する粒子に関する。前記マトリクスはワックス、押出成型可能なポリオレフィン、無機フィラー、有機溶媒またはこれらのうちの二種以上の混合物であることができる。好ましい組成は、組成物の重量に対して85重量%以下のマトリクス、好ましくはワックスおよび/または押出成型可能なポリオレフィン、を含有する。適当なワックスの例としては、C22〜C38のアルキル鎖の如き高級アルキル鎖の微結晶ワックス、パラフィンワックスまたはC12〜C50のアルカンカルボン酸エステルの如きアルキル長鎖脂肪酸エステルワックスを挙げることができる。マトリクスは、ワックスの代わりに押出成型可能なポリオレフィンから選択されるものであってもよい。特に有用なものは、例えばポリエチレン、ポリプロピレンもしくはこれらの誘導体またはこれらの混合物、である。「誘導体」という用語は、あるオレフィンおよび少量の他のオレフィンから得られるポリオレフィンまたはグラフトポリオレフィンであるポリオレフィンを意味する。例えば純ポリエチレンの代わりにPlexar(登録商標)の如き修飾ポリエチレンを使用してもよい。ポリオレフィンは、高密度および低密度のポリマーおよびコポリマーを包含する。押出成型可能なポリオレフィンは、ワックスとの混合物として使用してもよい。マトリクスは、シリカ、胡粉、クレイの如き無機フィラーの一種以上を含有していてもよい。マトリクスは、パラフィンまたはナフテンオイルの如きオイルを含有していてもよい。マトリクスは任意的に飽和アルカンの如き溶媒を含有していてもよい。
組成物中に存在する過酸化物開始剤および/またはアゾ開始剤は、ゴムの加硫に対して測定可能な影響を及ぼさない。組成物中におけるこの開始剤の含有量は、ゴムを効果的に加硫するには低すぎるのである。従って、ゴムを硫化するためには、本発明の組成物中の上記ラジカル開始剤とは別に、過酸化物または硫黄を使用する必要がある。組成物を含有する粒子中のラジカル開始剤は、従って、該粒子のゴムへの粘着性に対する実質的且つ有利な効果のみを有すると信じられる。さらに、この向上された粘着性が、処理されたゴムの弾性率、硬さ、耐磨耗性、ヒステリシス、ペイン効果および発熱性の如き向上された性能の原因であるものと信じられる。
本明細書において「粒子」という用語は、個々の粒子を通常の手段により圧縮して得られるペレットを包含する、粒子のいかなる形状をも指すものとして使用される。粒子は組成物とともに得ることができ、例えばマトリクス−ラジカル開始剤組成物を含有する粒子をペレット形状に切断する方法により、あるいは先ず組成物を含まない粒子をペレット形状とし次いでこれを組成物で処理する方法により、該組成物からペレットを製造することができる。ペレットは、本発明に従っていかなる粒子から構成されていてもよい。粒子は、アラミド、ポリエステル、ポリアミドおよびセルロースから選択されるものである。粒子は、チョップドファイバー、短繊維、パルプ、フィブリルおよびフィブリドのいかなる形状であってもよい。アラミド繊維(連続繊維、チョップドファイバー、短繊維およびパルプを包含する)が好ましく、より具体的にはポリ(p−フェニレン−テレフタルアミド)またはco−ポリ−(パラフェニレン/3,4’−オキシジフェニレンテレフタルアミド)の粒子を挙げることができる。最も好ましくはチョップドファイバーおよび短繊維である。
「ペレット」という用語は、ペレットのほかに、タブレット、ブリケット、パステル、顆粒などと同義または近い関係の用語を包含する。
ペレットは、ショートカットファイバー、チョップドファイバー、短繊維、パルプ、フィブリルおよびフィブリドを包含するいかなる粒子から製造されてもよく、これらの粒子をラジカル開始剤およびワックスからなるマトリクスの如きマトリクス、押出成型可能なポリオレフィン、無機フィラー、溶媒および/またはこれらのうちの適当な組み合わせと混合することにより製造される。
ペレットは、例えばWO 0058064に記載された方法に従って調製することができる。同様に、ペレットは、チョップドファイバーなど、ワックスおよびラジカル開始剤ならびに任意的に重合可能な多官能モノマーを使用して直接調製することができる。粒子、マトリクス、ラジカル開始剤および任意的に重合可能な多官能モノマーは、激しく混合され、任意的にワックスまたは押出ポリオレフィンの融点またはそれ以上の温度まで加熱される。次いで、混合物はワックスまたは押出ポリオレフィンの融点未満の温度でペレットの形状に成形される。ワックス(および/または押出成型可能なポリオレフィン)は、粒子および組成物の合計重量に対して85重量%以下の量で使用することができる。同様に、ペレットを粒子およびマトリクスから形成することができ、その後にラジカル開始剤が加えられる。
本発明の特に好ましい態様は、粒子が組成物を被覆物のかたちで有することである。かかる粒子は、最も好ましくはペレット形状に成形され、ペレット成形後に少なくともその一部が組成物により被覆されるか、あるいはすでにマトリクスを含有する粒子の少なくとも一部がラジカル開始剤により被覆されている。
粒子を被覆するには、例えばラジカル開始剤を適当な溶媒、例えばトルエンに溶解した溶液を使用することにより、あるいは該ラジカル開始剤を例えばトルエン/水中に分散した分散体を使用することにより、行うことができる。
「被覆」という用語の意味は、当業者によく知られており、関係するどのような教科書にでも見い出すことができる。従って、被覆された粒子は、その表面に被覆材料の層(被覆層)を有する。粒子の一部が被覆されている場合には、該粒子の一部のみが前記の層に覆われている。粒子をペレットに成型後に被覆した場合と粒子を被覆した後にペレットに成型した場合とで、おおむね違いはない。被覆組成物はペレットに完全に浸透してその中にある個々の粒子を被覆する。被覆材料または被覆材料の一部を粒子の繊維間またはフィラメントおよび微細フィラメント間にも浸透させ、これにより粒子に浸透させることも可能である。
粒子そのものの処理は、上記のラジカル開始剤、好ましくは1,1−(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンおよび1,1−(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンから選択される、をベースとする。
粒子(またはペレット形状に成型された粒子)の処理は、パラフィンワックスの如き上記マトリクスならびに過酸化物および/またはアゾラジカル開始剤をベースとする。粒子の少なくとも一部の被覆は粒子そのものの上に行ってもよく、あるいは粒子をペレット化した後に行ってもよいことは強調されるベきである。
本発明の粒子は、加工性を向上するための伝達媒体(carrier medium)としてワックスをも含有することができる。適当なワックスの例としては、C22〜C38のアルキル鎖の如き高級アルキル鎖の微結晶ワックス、パラフィンワックスまたはC12〜C50のアルカンカルボン酸エステルの如きアルキル長鎖脂肪酸エステルワックスを挙げることができる。処理後の粒子はそのまま使用するか、あるいはゴム化合物中における使用に好適なように適当なサイズに粉砕することができる。処理後の繊維はゴム化合物中における使用のために適当な長さにチョップしてもよく、あるいはチョップドファイバーを上記の薬品により処理してもよく、またはチョップドファイバーとワックスを含む上記の薬品とを混合し、任意的に加熱して良好な添加が可能な形状に成型することができる。
ラジカル開始剤は、粒子の重量に対して0.5〜50重量%、好ましくは1〜30重量%、より好ましくは2〜20重量%の量である。本明細書の全部の記載において、「粒子の重量に対して」とは、組成物を有する粒子の全重量に基づいて、の意味である。
WO 0058064に記載された方法により調製されたペレットは、ラジカル開始剤を適当な溶媒、例えばトルエン、に溶解した溶液または該ラジカル開始剤を例えばトルエン/水に分散した分散液を使用するか、あるいは該ラジカル開始剤とステアリン酸ステアリルまたはパルミチルの如き適当なマトリクスとの混合物を使用して処理することができる。前記マトリクスは、好ましくは85重量%以下、より好ましくは20〜67重量%の粒子を含有する。
ペレットは、上記の如きチョップドファイバー、ワックスおよびラジカル開始剤を使用して直接調製することができる。ワックスとしては、ステアリン酸ステアリルまたはステアリン酸パルミチルが好ましい。
好ましい組成は、組成物の重量に対して5〜98重量%のラジカル開始剤を含有する。本明細書において「組成物の重量」とは、組成物の重量のみ、すなわち粒子を除いたものを意味する。
他の見地において本発明は、ゴム、加硫剤および本発明の粒子の加硫反応生成物であるゴム組成物に関する。本発明の粒子はヒステリシスおよびペイン効果を低減し、ゴム組成物の発熱を減少する。また、上記粒子の存在下に行われる加硫プロセスおよびゴムの加硫におけるこれら粒子の使用が開示される。加硫剤は、過酸化物または硫黄のどちらでもよい。硫黄は、硫黄供与体で置き換えてもよい。
これに加えて、本発明は、上記粒子の存在下に行われる加硫プロセスおよびゴムの加硫におけるこれら粒子の使用に関する。本発明はさらに、該粒子の存在下で加硫、好ましくは硫黄または過酸化物により加硫、されたゴムを少なくともいくらか含有するゴム製品をも包含する。
本発明は、上記粒子のいずれをも含有しない類似の硫黄加硫または過酸化物加硫系と比較して、残余の性質に重大な不利益な影響を示すことなく優れたヒステリシス挙動および発熱特性を有するゴムを提供する。さらに、ゴム組成物の性質は、少なくとも28日間は混錬から加硫までの時間に依存しない。
この目的のために、本発明は、
(a)天然ゴムまたは合成ゴムの少なくとも一種100重量部;
(b1)硫黄および/もしくは硫黄供与体を0.1〜25重量部の量;または
(b2)過酸化物0.1〜20重量部;ならびに
(c)上述の粒子0.1〜20重量部
を含むエラストマー組成物にも関する。
硫黄および硫黄供与体の量は、それぞれ、好ましくは1〜20重量部であり、より好ましくは1〜15部である。
過酸化物の量は、好ましくは1〜20重量部であり、より好ましくは1〜15部である。
上記粒子の量は、1〜20重量部の範囲であることが好ましい。
本発明は、天然および合成ゴムのすべてに適用することができる。かかるゴムの例としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレン−イソブチレンゴム、臭素化イソプレン−イソブチレンゴム、塩素化イソプレン−イソブチレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、これらのゴムの二種以上の組み合わせならびにこれらのうちの一種以上と他のゴムおよび/または熱可塑性化合物との組み合わせを挙げることができるがこれらに限定されない。
硫黄加硫を適用する場合、加硫プロセスに必要なレベルの硫黄は、任意的に硫黄供与体とともに用いられる硫黄、または硫黄供与体のみによって与えられる。加硫プロセスに用いることのできる硫黄の例としては、粉末硫黄、沈降硫黄および不溶性硫黄の如き種々のタイプの硫黄を挙げることができる。硫黄供与体の例としては、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ジチオジモルホリンおよびこれらの混合物を挙げることができるが、これらに限定されない。
硫黄供与体は、硫黄に代えて、または硫黄に加えて使用することができる。ここで、「硫黄」という用語は、以下、硫黄供与体および硫黄と硫黄供与体との混合物をも包含するものとする。さらに加硫プロセスにおける硫黄の使用量は、硫黄供与体を適用する場合には、該硫黄供与体から提供される硫黄の量を意味するものである。
さらに具体的には、本発明は、(a)天然ゴムまたは合成ゴムの少なくとも一種100重量部;(b1)0.1〜25重量部の量の硫黄および/または0.1〜25重量部の硫黄を生ずる量の硫黄供与体;ならびに(c)本発明の粒子、好ましくはチョップドファイバー、短繊維またはこれらから形成されたペレットである粒子、0.1〜20重量部の加硫生成物を含有する硫黄加硫されたゴム組成物に関する。
本発明の粒子は、天然および合成ポリマーをベースとする。かかるポリマーの例としては、パラ−アラミドの如きアラミド、ポリアミド、ポリエステルおよびレーヨンの如きセルロースならびにこれらのヤーンのうちの二種以上の組み合わせを挙げることができる。
最も好ましい粒子は、Twaron(登録商標)の商品名で市販されているポリ(パラ−フェニレン−テレフタルアミド)繊維またはTechnora(登録商標)の商品名で市販されているco−ポリ(パラ−フェニレン/3,4’−オキシジフェニレンテレフタルアミド)である。
ゴムに配合される硫黄の量は、ゴム100部に対して、通常0.1〜25重量部であり、より好ましくは0.2〜8重量部である。ゴムに配合される粒子の量は、ゴム100部に対して、0.1〜25重量部であり、より好ましくは0.2〜10.0重量部であり、最も好ましくは0.5〜5重量部である。加硫剤および本発明の粒子は、これらを予備混合して、または同時にもしくは個別にゴムに加えることができ、これらを個別にあるいは一緒に他のゴムに配合したコンパウンドとして加えることができる。ゴム化合物は通常、加硫促進剤も含有することが望ましい。従来から知られている加硫促進剤を使用することができる。好ましい加硫促進剤として、メルカプトベンゾチアゾール、2,2’−メルカプトベンゾチアゾールジスルフィド、
N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドを含むスルフェンアミド促進剤および2−(モルホリノチオ)ベンゾチアゾール;
チオホスホン酸誘導体促進剤、チウラム、ジチオカルバミン酸塩、ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、ジチオカルバミルスルフェンアミド、キサント酸塩、トリアジン促進剤およびこれらの混合物を挙げることができる。
加硫促進剤を使用する場合、ゴム組成物100重量部に対して0.1〜8重量部の量で用いられる。より好ましくはゴム100重量部に対して0.3〜4.0重量部の加硫促進剤である。
加硫プロセスは、過酸化物または金属酸化物とエチレンチオウレアとの混合物の如き硫黄を含有しない化合物によっても行うことができる。非硫黄加硫プロセスは、過酸化物によることが好ましい。加硫プロセスに使用することのできる好ましい過酸化物の例としては、ジアルキル、アルキル−アラルキル、ジアラルキル、アルキル−ケタールおよびジアロイルペルオキシドならびにこれらの混合物の如き種々のタイプのものを挙げることができる。過酸化物は、モノ−およびビス過酸化物のいずれであってもよい。かかる過酸化物の例としては、ジクミルペルオキシド、ジ(tert−ブチル)ペルオキシド、tert−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)−ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、4,4−ジ(tert−ブチルペルオキシ)吉草酸ブチルおよびジ(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼンを挙げることができる。過酸化物は厳密に純品であってもよく、あるいはクレイまたはシリカの如き無機支持体、EPDMの如きポリマー支持体またはこれら支持体の双方との混合物であってもよい。過酸化物は、シリコーンオイル中に分散されていてもよい。
さらに、加硫プロセスは、重合可能な多官能性モノマーの存在下に行ってもよい。
ゴムに配合される過酸化物の量は、ゴム100部に対して、通常1〜20重量部であり、より好ましくは2〜12重量部である。ゴムに配合される本発明の粒子、好ましくは過酸化物で処理されたアラミド粒子またはペレット、の量は、ゴム100部に対して、0.1〜20重量部であり、より好ましくは0.5〜15重量部であり、最も好ましくは1〜10重量部である。これらの成分は、これらを予備混合して、または同時にもしくは個別にゴムに加えることができ、これらを個別にあるいは一緒に他のゴムに配合したコンパウンドとして加えることができる。
硫黄加硫および過酸化物加硫の双方において、慣用されている他のゴム添加剤もその通常の量で使用してよい。ゴム組成物は、例えばカーボンブラック、シリカ、クレイ、胡粉および他の無機フィラーならびにフィラーの混合物の如き補強剤を含有することができる。プロセスオイル、粘着剤、ワックス、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、顔料、樹脂、可塑剤、加工助剤、ファクチス、配合助剤ならびにステアリン酸および酸化亜鉛の如き促進剤を、慣用の公知の量で含有することができる。使用してもよいゴム添加剤は当業者にはよく知られており、それらの広範なリストは、W.Hofmann, ”Rubber Technology Handbook, Chapter 4, Rubber Chemicals and Additives, pp217−353, Hanser Publishers, Munich 1989の如き教科書に見い出すことができる。
ゴム組成物はさらに、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、ベンゼンヘキサカルボン酸三無水物、4−メチルフタル酸無水物、無水トリメリット酸、4−クロロフタル酸無水物、N−シクロヘキシルチオフタルイミド、サリチル酸、安息香酸、無水マレイン酸およびN−ニトロソジフェニルアミンの如きスコーチ防止剤も、慣用の公知の量で含有することができる。最後に、特殊な用途において、コバルト塩およびジチオスルホン酸塩の如きスチールコード粘着促進剤を、慣用の量で含有することも望ましい。
該プロセスは、110〜220℃の温度において24時間以下の時間で行われる。該プロセスは、0.1〜20重量部、より好ましくは0.2〜5重量部の本発明の粒子、より具体的にはチョップドファイバー、短繊維またはこれらから製造されたペレット、の存在下で、120〜190℃の温度において8時間以下の時間で行われることがより好ましい。上述した如きゴム組成物への添加剤は、加硫プロセスの最中に存在していてもよい。
より好ましい態様において、加硫プロセスは、ゴム100重量部に対して0.1〜8重量部の少なくとも一種の加硫促進剤の存在下で、120〜190℃の温度において8時間以下行われる。
本発明は、さらに本発明の粒子の存在下で加硫された硫黄加硫ゴムまたは過酸化物加硫ゴムを含有するスキム製品、タイヤ、タイヤトレッド、アンダートレッド、ベルトまたはホースの如き工業製品をも包含する。
本発明について、下記の実施例によりさらに説明するが、これらは本発明をいかなる態様においても制限するものとは解釈されない。
実験方法
以下の例において、ゴムのコンパウンディング、加硫および評価は、特に記載のない限り標準的な方法に準拠して行った:ベースの組成物は、Farrel Bridge(登録商標)BR1.6リットルバンバリー型インターナルミキサー(予備加熱50℃、ローター速度77rpm、最大冷却下で混練時間6分)中で混練した。
加硫添加剤は、Schwabenthan Polymix(登録商標)150L2ロールミル(ロール速度比(friction)1:1.22、温度70℃、3分)により組成物に加えた。加硫特性は、Monsanto(登録商標)レオメーターMDR2000E(アーク0.5°)を用いてISO6502/1999に準拠して測定した。架橋の程度としてデルタSを定義し、最大トルク(MH)から最低トルク(ML)を減じることによりこの値を求めた。
シートおよび試料片は、Fontyne(登録商標)TP−400プレス機中で圧縮成型することにより加硫した。
引張り測定は、Zwick(登録商標)1445引張試験機(ISO−2ダンベル、ASTM D 412−87準拠の引張特性、ASTM D 624−86準拠の引裂強度)を用いて行った。
摩耗は、Zwick摩耗試験機を用いて摩耗行程40mあたりの体積減少として求めた(DIN 53516)。
硬さ(IRHD)は、ISO48:1994に準拠して測定した。
動的荷重後の発熱および圧縮永久ひずみは、Goodrich(登録商標)フレキソメーター(荷重1MPa、ストローク0.445cm、周波数30Hz、開始温度100℃、運転時間120分またはブロウアウトするまで;ASTM D623−78)を用いて測定した。
動的機械特性分析、例えば動的損失およびタンジェントデルタ、は、Eplexor(登録商標)動的機械特性分析機(予ひずみ10%、周波数15Hz、ASTM D 2231)を用いて行った。
ペイン効果は、ゴム、特にカーボンブラックの如きフィラーを含有するゴム組成物、の応力−ひずみ挙動に固有の特徴である。測定は周期的荷重条件下で行われ、印加される応力の大きさに対する粘弾性の貯蔵弾性率の依存性を明示するものである。
実験例1
アラミド短繊維のペレットをWO 0058064に従って調製した。該ペレットは、80重量%のTwaronおよび20重量%のポリエチレン樹脂を含有していた。これらのペレットの処理は、以下の方法により行った:
Trigonox(登録商標)29−C75およびTrigonox(登録商標)29−40Bは、Akzo Nobel Polymer Chemicalsから市販されている。Trigonox(登録商標)29は、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサンである。Trigonox(登録商標)29−C75は1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサンを無機溶媒に溶解した75重量%溶液であり、Trigonox(登録商標)29−40Bは1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサンとシリカおよび胡粉との混合物である。
約50gのパラ−アラミドペレットを、Trigonox(登録商標)29−C75または29−40Bを種々の濃度で含有するワックスの溶融物および任意的にクレイと混合した。Trigonox(登録商標)29−C75を使用した場合には、Trigonox(登録商標)29−C75中に存在する無機溶媒はその一部を留去した。次いで、ペレットを、ドライアイスを用いて冷却し、少量のTrigonox(登録商標)29を含有しているであろう小過剰の固形化ワックスをふるいにより除去した。比較用としていかなるTrigonox(登録商標)29をも使用しない試料を一つ調製した。これらp−アラミド繊維のペレットを表1にまとめた。
使用した促進剤は、N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)であった。表2に配合の詳細を示した。
表2に記載された加硫ゴムにつき、実験方法の箇所に記載されたようにASTM/ISO標準に準拠して試験した。AはTrigonox(登録商標)29−40Bを添加して行った標準実験であり、Bは標準実験(ゴムのみ)である。1はラジカル開始剤を含有しないアラミド粒子による比較実験であり、2〜10は本発明に従った実施例である。結果は表3〜6に示した。
表3のデータは、ML(1+4)に根拠付けられるように、本発明による短繊維粒子(混合物2〜10)が低い粘度を示すものであることを示している。
表4のデータは、デルタS値から分かるように、本発明による粒子(2〜10)が架橋の程度に影響しないものであることを示している。
表5に記載されたデータから、本発明の粒子におけるペイン効果が低いことは明らかである。
過酸化物を含有する粒子(混合物2〜10)が向上された動的機械特性を示すことが特筆される。この向上は、ワックスタイプ(混合物4、6および8)、クレイの存在(混合物6および7)および過酸化物配合(混合物2および9)のそれぞれについて実現されている。アラミド短繊維粒子中の過酸化物濃度が高いほどより大きな短片とデルタを与える(混合物2〜5ならびに混合物9および10)。
実験例2
アラミド短繊維のペレットをWO 0058064に従って調製した。該ペレットは、80重量%のTwaronおよび20重量%のポリエチレン樹脂を含有していた。これらのペレットの処理は、以下の方法により行った:
Radia(登録商標)7501(ステアリン酸ステアリル)はOleon NVから市販されている。
80Lのナウタ型ミキサーに、9.0kgのステアリン酸ステアリルを仕込んで溶融し、約70℃に加熱した。次いで、ここに9.0kgのTrigonox(登録商標)29−40Bを加えた。均一な塊が得られるまで混合を継続した。その後、12kgのアラミド短繊維ペレットを加え、約30分間混合を継続した。そして、加熱のスイッチを切り、10.7kgのドライアイスペレットを加えることにより生成物を冷却した。最後に、ナウタ型ミキサーから中身を取り出した。生成物(表7のT11)を、それ自体として試験した。Twaron粒子:ポリエチレン:ステアリン酸ステアリル:Trigonox 29−40Bの比は32:8:30:30である。
使用した促進剤は、N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)であった。表7に配合の詳細を示した。
表7に記載された加硫ゴムにつき、ASTM/ISO標準に準拠して試験した。CおよびDは標準実験(ゴムのみ)であり、11〜14は本発明に従った実施例である。結果は表8〜12に示した。
表8のデータは、ML(1+4)値に根拠付けられるように、本発明による繊維粒子が低い粘度を示すものであることを示している。
表9のデータは、本発明による粒子がデルタトルク値への影響が見られないものであることを示している。
表10に記載されたデータから、本発明の過酸化物を含有する粒子(混合物11〜14)が比較用組成物と類似の弾性率および硬さを有するものであることが明らかである。
繊維粒子(混合物11〜14)が向上された動的機械特性を示すことが特筆される。
過酸化物を含有する繊維粒子(混合物11〜14)がゴム中のカーボンブラックのより良好な分散を示す向上されたペイン効果を示すものであることが特筆される。
実験例3
アラミド短繊維のペレットをWO 0058064に従って調製した。該ペレットは、80重量%のTwaronおよび20重量%のポリエチレン樹脂を含有していた。これらのペレットの処理は、以下の方法により行った:
特に記載のない限り、約1%の濃度の活性酸素を得るために約50gのパラ−アラミドペレットをラジカル開始剤を含有するワックスの溶融物と混合した。次いで、ドライアイスを用いてペレットを冷却し、少量のラジカル開始剤を含有しているであろう小過剰の固形化ワックスをふるいにより除去した。これらp−アラミド繊維のペレットを表13にまとめた。
使用した促進剤は、N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)であった。表14に配合の詳細を示した。
表14に記載された加硫ゴムにつき、ASTM/ISO標準に準拠して試験した。EおよびFは対照実験(ゴムのみ)であり、15〜22は本発明に従った実施例である。結果は表15〜17に示した。
表15のデータは、本発明による粒子(混合物15〜22)がデルタS値への影響が見られないものであることを示している。
表16のデータは、それぞれ異なるラジカル開始剤を含有する粒子のすべてにおいてtanデルタが減少するものであることを示している。この効果は、過酸化物タイプのラジカル開始剤(混合物15〜21)およびアゾタイプのラジカル開始剤(混合物22)の双方について見られた。アルコキシおよび/またはヒドロキシラジカルが生成される場合(混合物15、16、17、19、21)に、タンジェントデルタの減少が最も顕著である。
ラジカルを含有する繊維粒子(混合物15〜22)がゴム中のカーボンブラックのより良好な分散を示す向上されたペイン効果を示すものであることが特筆される。
実験例4
実験例2に記載したものと同じアラミド繊維粒子を使用した。
使用した促進剤は、N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)であった。表18に配合の詳細を示した。これらの配合は、オフロードタイヤ用組成物の代表である。
表18に記載された加硫ゴムにつき、ASTM/ISO標準に準拠して試験した。Gは、対照実験(ゴムのみ)であり、23および24は本発明に従った実施例である。結果は表19〜23に示した。
表19のデータは、ML(1+4)値に根拠付けられるように、本発明による短繊維粒子が低い粘度を示すものであることを示している。
表20のデータは、本発明による繊維粒子がデルタトルク値への影響が見られないものであることを示している。
表21に記載されたデータから、本発明の過酸化物を含有する繊維粒子(混合物23および24)が比較用組成物と類似の弾性率および硬さを有するものであることが明らかである。
過酸化物を含有する繊維粒子(混合物23および24)が向上された動的機械特性を示すこと、特にタンジェントデルタが20%近く減少していることが特筆される。
過酸化物を含有する繊維粒子(混合物23および24)がゴム中のカーボンブラックのより良好な分散を示す向上されたペイン効果を示すものであることが特筆される。
実験例5
実験例2におけるのと同じ粒子を使用した。
表24に本事件例における配合の詳細を示した。
表24に記載された加硫ゴムにつき、ASTM/ISO標準に準拠して試験した。Aは標準実験(ゴムのみ)であり、1は本発明に従った実施例である。結果は表25〜27に示した。
表25のデータは、ML(1+4)値に根拠付けられるように、本発明による短繊維粒子が低い粘度を示すものであることを示している。
過酸化物を含有する繊維粒子(混合物25)がEPDM中のカーボンブラックのより良好な分散を示す向上されたペイン効果を示すものであることが特筆される。
過酸化物を含有する繊維粒子(混合物25)が向上された動的機械特性、特にタンジェントデルタが12%減少していることが特筆される。
実験例6.
短繊維のペレットをWO 00/58064に従って調製した。該ペレットは、表28に示した繊維80重量%およびポリエチレン樹脂20重量%を含有していた。これらのペレットの処理は、以下の方法により行った:
特に記載のない限り、約1%の濃度の活性酸素を得るために約50gのパラ−アラミドペレットをラジカル開始剤を含有するワックスの溶融物と混合した。次いで、ドライアイスを用いてペレットを冷却し、少量のラジカル開始剤を含有しているであろう小過剰の固形化ワックスをふるいにより除去した。これらp−アラミド繊維のペレットを表28にまとめた。これらに加え、3mmにショートカットしたSilenkaガラスファイバーにつき、ワックスおよび過酸化物を用いて同様の方法により処理した。
使用した促進剤は、N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)であった。表29に配合の詳細を示した。
表29に記載された加硫ゴムにつき、ASTM/ISO標準に準拠して試験した。JおよびKは標準実験(ゴムのみ)であり、27、29、31、33および35は比較例(過酸化物を含有しないマトリクスおよび/またはワックスを使用した繊維)であり、26、28、30、32および34は本発明に従った実施例である。結果は表30〜32に示した。
表30におけるデータは、デルタS値から分かるように、本発明による粒子(混合物26、28、30、32および34)が架橋の程度に影響しないものであることを示している。
表31のデータは、それぞれ異なる繊維を含有する繊維−マトリクス−Trigonox 29粒子のすべてにおいてtanデルタが減少するものであることを示している(混合物26、28、30、32および34)。一方、Trigonox 29を含有しない繊維−マトリクス粒子による標準実験では、タンジェントデルタは同レベルである。
繊維−マトリクス−ラジカル開始剤のすべて(混合物26、28、30、32および34)において、繊維のタイプによらずに、ゴム中のカーボンブラックのより良好な分散を示す向上されたペイン効果を示すものであることが特筆される。一方、ラジカル開始剤を含有しない繊維−マトリクス粒子による標準実験では、ペイン効果は同レベルである。
実験例7
短繊維のペレットをWO 00/58064に従って調製した。該ペレットは、Twaron80重量%および表33に示した樹脂20重量%を含有していた。これらのペレットの処理は、以下の方法により行った:
特に記載のない限り、約1%の濃度の活性酸素を得るために約50gのパラ−アラミドペレットをラジカル開始剤を含有するワックスの溶融物と混合した。次いで、ドライアイスを用いてペレットを冷却し、少量のラジカル開始剤を含有しているであろう小過剰の固形化ワックスをふるいにより除去した。これらp−アラミド繊維のペレットを表33にまとめた。これらに加え、Twaronパルプにつき、ワックスおよび過酸化物を用いて同様の方法により処理した。
使用した促進剤は、N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)であった。表34に配合の詳細を示した。
表34に記載された加硫ゴムにつき、ASTM/ISO標準に準拠して試験した。LおよびMは標準実験(ゴムのみ)であり、36〜38は本発明に従った実施例である。結果は表35〜37に示した。
表35のデータは、デルタS値から分かるように、本発明による粒子(混合物36〜38)が架橋の程度に影響しないものであることを示している。
表36のデータは、化学的および物理的の双方において異なる粒子およびマトリクスを含有する粒子−マトリクス−Trigonox 29組成物のほとんどにおいてtanデルタが減少するものであることを示している(混合物3638)。
粒子−マトリクス−ラジカル開始剤粒子のすべて(混合物36〜38)において、粒子のタイプおよびマトリクスによらずに、ゴム中のカーボンブラックのより良好な分散を示唆する向上されたペイン効果を示すものであることが特筆される。

Claims (25)

  1. マトリクス、および過酸化物またはアゾラジカル開始剤を含有する組成物を含む、アラミド、ポリエステル、ポリアミドおよびセルロースから選択される粒子であって、前記マトリクスがワックス、押出成型可能なポリオレフィン、無機フィラー、有機溶媒またはこれらのうちの2種以上の混合物であり、そして粒子が造型された形状を有する、前記粒子。
  2. 上記粒子が、連続繊維、チョップドファイバー、短繊維、パルプ、フィブリドまたはフィブリルである、請求項1に記載の粒子。
  3. 上記ラジカル開始剤が過酸化物である、請求項1または2に記載の粒子。
  4. 上記ラジカル開始剤が、ジアルキルペルオキシケタール、ジアルキルペルオキシド、ジ(アルキルペルオキシ)アルキレン、ジ(アルキルペルオキシ)アラルキレンまたはこれらの混合物である、請求項3の記載の粒子。
  5. 上記ラジカル開始剤が、1,1−(tert−ブチルペルオキシ)−シクロヘキサンおよび/または1,1−(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである、請求項4に記載の粒子。
  6. 上記組成物が、該組成物の重量に対して5〜98重量%のラジカル開始剤を含むものである、請求項1〜5のいずれかに記載の粒子。
  7. 上記マトリクスが、押出成型可能なポリオレフィン、ワックスおよびこれらの混合物から選択されるものである、請求項1〜6のいずれかに記載の粒子。
  8. 上記押出成型可能なポリオレフィンが、ポリエチレンおよび/またはその誘導体、ポリプロピレンおよび/またはその誘導体ならびにこれらの混合物から選択されるものである、請求項7に記載の粒子。
  9. 上記ワックスが、炭素数12〜50の飽和アルカンカルボン酸エステルまたはC22〜C38のアルキル鎖を有する合成微結晶ワックスである、請求項8に記載の粒子。
  10. ステアリン酸ステアリルおよびステアリン酸パルミチルのうちの少なくとも一種を粒子の重量に対して85重量%以下含有する、請求項9に記載の粒子。
  11. 上記粒子が、ポリ(p−フェニレン−テレフタルアミド)またはco−ポリ−(パラフェニレン/3,4’−オキシジフェニレンテレフタルアミド)繊維である、請求項1〜10のいずれかに記載の粒子。
  12. 上記粒子が、サイジング剤で前処理された連続繊維、チョップドファイバーまたは短繊維である、請求項1〜11のいずれかに記載の粒子。
  13. 上記組成物の量が、粒子の重量に対して5〜90重量%である、請求項1〜12のいずれかに記載の粒子。
  14. 上記組成物の量が、粒子の重量に対して15〜80重量%である、請求項13に記載の粒子。
  15. 上記組成物の量が、粒子の重量に対して40〜75重量%である、請求項14に記載の粒子。
  16. 上記粒子の少なくとも一部が上記組成物で被覆されている、請求項1〜15のいずれかに記載の粒子。
  17. (a)天然ゴムまたは合成ゴムの少なくとも一種100重量部;
    (b)硫黄を0.1〜25重量部の量および/もしくは0.1〜25重量部に相当する量の硫黄を生ずる硫黄供与体、または過酸化物の0.1〜20重量部;ならびに
    (c)請求項1〜16のいずれかに記載の粒子の0.1〜20重量部
    含む、加硫されていない粒子−エラストマー組成物。
  18. 上記過酸化物の量が、(a)成分100重量部に対して1〜20重量部である、請求項17に記載の粒子−エラストマー組成物。
  19. 上記過酸化物の量が、(a)成分100重量部に対して1〜15重量部である、請求項18に記載の粒子−エラストマー組成物。
  20. 上記(c)粒子の量が、(a)成分100重量部に対して1〜20重量部である、請求項17〜19のいずれかに記載の粒子−エラストマー組成物。
  21. 請求項17〜20のいずれかに記載の粒子−エラストマー組成物を加硫することにより得られる、加硫された粒子−エラストマー組成物。
  22. 請求項21に記載の粒子−エラストマー組成物およびスキム添加剤を含有するスキム製品。
  23. 請求項21に記載の組成物および/または請求項22に記載のスキム製品を含有する、機械的ゴム物品(mechanical rubber good)。
  24. タイヤ、タイヤトレッド、アンダートレッド、ベルトおよびホースから選択される、請求項23に記載の機械的ゴム物品。
  25. 請求項1〜16のいずれかに記載の粒子ならびに硫黄、硫黄供与体および過酸化物から選択される加硫剤の存在下で合成または天然ゴムを加硫する、ゴム組成物の加硫方法。
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