以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明における電子機器は、携帯可能な翻訳装置であるとする。なお、本発明における電子機器は、翻訳装置に限定されることなく、たとえば、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer))でもよい。
翻訳装置は、入力された言語(以下、入力言語ともいう)を、入力言語以外の言語(以下、翻訳言語ともいう)に翻訳する機能を有する。ここで、入力言語は、一例として、日本語であるとする。なお、入力言語は、日本語に限定されることなく、他の言語であってもよい。また、翻訳言語は、たとえば、英語、中国語、ドイツ語、フランス語等であるとする。
また、翻訳装置は、入力された単語(以下、入力単語ともいう)の意味、説明、翻訳語等を表示する機能を有する。
<第1の実施の形態>
(翻訳装置の外観)
図1は、本実施の形態における翻訳装置500の外観を示す図である。図1を参照して、翻訳装置500は、表示部530と、入力部540とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。そのため、表示部530は、文字や画像等を表示するための表示領域を有する。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。表示部530の解像度は、横640(ドット)×縦480(ドット)である。なお、表示部530の解像度は、横640(ドット)×縦480(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、画面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが画面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
入力部540は、ボタン群542と、方向ボタン群544と、ボタン群546とを含む。ボタン群542は、数字、文字等を入力するための複数のボタンを含む。以下においては、ボタン群542に含まれる、数字を入力するためのボタンを数字ボタンともいう。また、ボタン群542に含まれる、文字を入力するためのボタンを文字ボタンともいう。方向ボタン群544は、複数の方向ボタンを含む。複数の方向ボタンの各々は、押下されることにより、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を、設定された方向(たとえば、上、下、左または右)に移動させるためのボタンである。
ボタン群546は、複数の機能ボタンを含む。複数の機能ボタンの各々は、押下されることにより、割り当てられた処理をするためのボタンである。以下においては、ユーザによる、入力部540に含まれる複数のボタンのいずれかのボタンの短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作を、短押操作ともいう。また、ユーザによる、入力部540に含まれる複数のボタンのいずれかのボタンの長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作を、長押操作ともいう。
入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが翻訳装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
翻訳装置500は、辞書モードと、テレビモードと、マルチモードとを有する。辞書モードは、インターフェース操作Mにより入力された文字列(たとえば、単語)に対応付けられた、意味、説明、翻訳語等を、表示部530に表示するためのモードである。テレビモードは、受信した放送信号に基づく画像(以下、TV画像ともいう)を、表示部530に表示するためのモードである。マルチモードは、表示部530にTV画像を表示させた状態で、さらに、インターフェース操作Mにより入力された文字列(たとえば、単語)に対応付けられた、意味、説明、翻訳語等を、表示部530に表示するためのモードである。
翻訳装置500は、さらに、記録媒体挿入部550Aと、アンテナ502とを備える。記録媒体挿入部550Aは、翻訳装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。アンテナ502は、放送信号を受信するためのものである。
(翻訳装置の内部構成)
図2は、翻訳装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図2には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図2を参照して、翻訳装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、後述する録画データ、複数種類の辞書データ、その他の各種データ等が記憶されている。複数種類の辞書データは、たとえば、日本語を英語に翻訳する辞書データ、英語を日本語に翻訳する辞書データ、日本語をドイツ語に翻訳する辞書データ、日本語のある単語の説明文を日本語で表示する辞書データ等である。複数種類の辞書データの各々は、複数の見出し語と、当該複数の見出し語にそれぞれ対応づけられた複数の詳細情報を含む。ここで、詳細情報は、対応する見出し語の意味、説明、翻訳語等の情報である。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、翻訳装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。なお、一時記憶部522は、DRAMに限定されることなく、データを揮発的に記憶可能なその他の回路であってもよい。
翻訳装置500は、さらに、アンテナ502と、チューナ505と、データ処理部507とを備える。
前述したアンテナ502は、チューナ505と接続されている。チューナ505は、制御部510により指示された周波数の放送信号を、アンテナ502を介して受信する。チューナ505は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。以下においては、チューナ505が受信した放送信号に基づく画像を、TV画像ともいう。
放送信号は、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(登録商標)(Electric Program Guide)データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、BML(Broadcast Markup Language)データ等が含まれる。EPG(登録商標)データは、複数の番組情報を示すデータである。BMLデータは、画像データ、音声データおよびテキストデータの各々の配置位置や、動作などの制御を行なうためのデータである。チューナ505は、受信した放送信号を、データ処理部507へ送信する。
データ処理部507は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、デコード処理し、画像データ、音声データを得るとともに、放送信号の垂直帰線区間(VBI:Vertical Blanking Interval)から、テキストデータ、EPG(登録商標)データを得る。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP(Video Display Processor)532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。録画データは、H.264形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、H.264形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG(Moving Picture Experts Group)1、MPEG2等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、ディジタル放送のプロトコルに基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(登録商標)データ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、H.264形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、H.264形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、MPEG2等の形式である。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
また、データ処理部507は、制御部510から、テキストデータまたはEPG(登録商標)データ等の要求指示を受信すると、要求されたテキストデータまたはEPG(登録商標)データを、制御部510へ送信する。
翻訳装置500は、さらに、VDP532と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
翻訳装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550とを備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が、前述の記録媒体挿入部550Aから翻訳装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、辞書データ、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、SD(Secure Digital)メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカードに限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
翻訳装置500は、さらに、通信部560と、通信部562を備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、他の装置と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、通信用インターフェースの機能を有する。なお、通信用インターフェースの規格は、USB(登録商標)2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、Bluetooth(登録商標)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、Bluetooth(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、他の装置と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、無線LANの規格である、IEEE802.11gに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
また、通信部562は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能を有する。したがって、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
コンピュータ500は、制御部510および通信部562の処理により、ネットワーク70からプログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
翻訳装置500は、さらに、通信部566とを備える。通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS機能とは、人口衛星と通信して、翻訳装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
翻訳装置500は、さらに、音声出力部572と、音声入力部574とを備える。
音声出力部572は、制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
音声入力部574は、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。たとえば、ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
(TV画像表示時の処理)
次に、翻訳装置500において、チューナ505が受信した放送信号に基づくTV画像を表示させるためのインターフェース操作Mがあった場合に、翻訳装置500で行なわれる処理(以下、映像表示処理ともいう)について説明する。
前述したように、記憶部520には、複数種類の辞書データが記憶されている。以下においては、辞書データを、コンテンツともいう。ここで、記憶部520には、予め、以下のキーワード登録データテーブルD100が記憶されているとする。キーワード登録データテーブルD100は、複数のキーワードと、当該複数のキーワードにそれぞれ対応する複数のコンテンツ名とが登録されたテーブルである。
図3は、一例としてのキーワード登録データテーブルD100を示す図である。キーワード登録データテーブルD100は、複数のキーワードデータを含む。キーワード登録データテーブルD100において、「番号」とは、複数のキーワードデータのいずれかを特定するための番号である。「キーワード」とは、多種多様なジャンルの単語である。
複数のキーワードデータの各々は、キーワードと、当該キーワードに対応づけられたコンテンツ名を示す。ここで、コンテンツ名とは、辞書データの名称である。なお、キーワードによっては、対応付けられるコンテンツ(辞書データ)は、複数の場合もある。以下においては、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数のキーワードの各々を登録キーワードともいう。
「優先度」とは、対応するキーワードの詳細情報を検索するコンテンツの優先度を示す。詳細情報が検索されるコンテンツの順番は、優先度“1”のコンテンツ名のコンテンツ、優先度“2”のコンテンツ名のコンテンツというように、対応する優先度の小さいコンテンツ名のコンテンツの順となる。
図4は、映像表示処理のフローチャートである。図4を参照して、映像表示処理では、まず、ステップS102の処理が行なわれる。
ステップS102では、制御部510が、映像コンテンツ受信処理を実行する。映像コンテンツ受信処理は、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、ステップS110に進む。なお、映像コンテンツ受信処理は、映像表示処理の終了とともに、終了する。
映像コンテンツ受信処理では、データ処理部507が、映像コンテンツを受信し続ける。ここで、データ処理部507が受信する映像コンテンツは、データ処理部507が、チューナ505を利用して受信する放送信号である。前述したように、放送信号には、画像データ、テキストデータ等が含まれるとする。すなわち、映像表示処理が行なわれる期間中、データ処理部507は、映像コンテンツを受信し続ける。
映像コンテンツは、当該映像コンテンツに基づく番組の関連情報(番組のタイトル、番組の詳細情報、字幕等)を含むテキストデータを含む。なお、テキストデータが、番組のタイトルおよび字幕を含むデータである場合、時間の経過とともに、テキストデータに含まれる字幕は変化する。
また、同一のチャンネルの映像コンテンツを受信していても、映像コンテンツに基づく番組が変わった場合、テキストデータに含まれる番組のタイトルも変更される。なお、本実施の形態では、映像コンテンツに含まれるテキストデータには、当該映像コンテンツに基づく番組のタイトルは、少なくとも含まれるとする。
なお、映像コンテンツは、放送信号に限定されない。映像コンテンツは、たとえば、インターネットから、ストリーミング配信される映像コンテンツであってもよい。この場合、映像コンテンツは、当該映像コンテンツに基づく番組の関連情報(番組のタイトル、番組の詳細情報、字幕等)を含むテキストデータを含む。
ステップS110では、TV画像の表示が行なわれる。具体的には、制御部510が、VDP532を利用して、受信中の映像コンテンツが示す画像(以下、TV画像ともいう)を、表示部530に表示させる。そして、ステップS111に進む。
ステップS111では、制御部510が、テキスト取得処理を実行する。テキスト取得処理は、他の処理とは独立して行なわれる処理である。なお、テキスト取得処理は、映像表示処理の終了とともに、終了する。そして、ステップS111の処理は終了する。
ここで、データ処理部507は、受信中の映像コンテンツに、テキストデータが含まれている場合、随時、当該テキストデータを、制御部510へ送信する。
図5は、テキスト取得処理のフローチャートである。図5を参照して、テキスト取得処理では、まず、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、制御部510が、データ処理部507からテキストデータを受信したか否かを判定する。ステップS211において、YESならば、ステップS212に進む。一方、ステップS211において、NOならば、再度、ステップS211の処理が行なわれる。ここでは、テキストデータを受信したとして、ステップS212に進む。
ステップS212では、受信したテキストデータが新規データであるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、受信したテキストデータと同じデータが一時記憶部522に記憶されていないか否かを判定する。ステップS212において、YESならば、ステップS213に進む。一方、ステップS212において、NOならば、再度、ステップS211の処理が行なわれる。ここでは、受信したテキストデータと同じデータが一時記憶部522に記憶されていないとして、ステップS213に進む。
ステップS213では、FIFO(First In First Out)記憶処理が行なわれる。FIFO記憶処理では、制御部510が、受信したテキストデータを、FIFO的に、一時記憶部522に記憶させる。具体的には、制御部510が、一時記憶部522内の所定領域(以下、FIFO記憶領域ともいう)に、FIFO的に、テキストデータを記憶させる。すなわち、FIFO記憶領域に既に記憶されているデータの容量と、FIFO記憶領域に新たに記憶させようとしているテキストデータ(以下、新規記憶データともいう)の容量との合計容量が、FIFO記憶領域の容量より大きい場合、制御部510は、FIFO記憶領域に記憶されている最も古いテキストデータから順に、オーバーした容量分のデータを削除して、新規記憶データをFIFO記憶領域に記憶させる。
ここで、FIFO記憶領域の容量は、たとえば、144バイトであるとする。また、FIFO記憶領域には、合計容量が134バイトとなる複数のテキストデータが記憶されているとする。また、新規記憶データの容量は、20バイトであるとする。また、FIFO記憶領域に記憶されている最も古いテキストデータは、20バイトであるとする。
この場合、FIFO記憶領域に既に記憶されているデータの容量(134バイト)と、FIFO記憶領域に新たに記憶させようとしている新規記憶データの容量(20バイト)との合計容量(154バイト)が、FIFO記憶領域の容量(144バイト)より大きいので、制御部510は、FIFO記憶領域に記憶されている最も古いテキストデータのうち、オーバーした容量(10バイト)分のデータを削除して、新規記憶データをFIFO記憶領域に記憶させる。以下においては、一時記憶部522内のFIFO記憶領域に記憶されている最も古いテキストデータのうち一部分のデータが削除されたデータを不完全テキストデータともいう。そして、再度、ステップS211の処理が行なわれる。
再び、図4を参照して、ステップS111の処理の後、ステップS112に進む。
ステップS112では、タイトル取得処理が行なわれる。タイトル取得処理では、制御部510が、テキスト取得処理により一時記憶部522に記憶されている、最新のテキストデータに含まれる番組のタイトルを取得する。ここで、取得された番組のタイトル(以下、取得タイトルともいう)は、一例として、“AB健康”であるとする。そして、ステップS113に進む。
ステップS113では、取得タイトルに登録キーワードが含まれるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかが、取得タイトルに含まれるか否かを判定する。ステップS113において、YESならば、ステップS114に進む。一方、ステップS113において、NOならば、後述するステップS115に進む。
ここで、取得タイトルは、“AB健康”であるとする。この場合、取得タイトル“AB健康”は、図3のキーワード登録データテーブルD100の番号“1”のキーワードデータが示すキーワード“健康”を含むので、ステップS114に進む。
ステップS114では、検索対象コンテンツ設定処理が行なわれる。検索対象コンテンツ設定処理は、詳細情報を検索する対象となるコンテンツ(以下、検索対象コンテンツともいう)を設定するための処理である。
検索対象コンテンツ設定処理では、制御部510が、取得タイトルに含まれる登録キーワードに対応づけられた優先度“1”のコンテンツ名のコンテンツを、検索対象コンテンツに設定する。ここでは、取得タイトル“AB健康”に含まれる登録キーワード“健康”に対応づけられた優先度“1”のコンテンツ名“医学辞典”のコンテンツ(辞書データ)が、検索対象コンテンツに設定されたとする。そして、ステップS115に進む。
ステップS115では、制御部510が、タイトル連携操作があるか否かを判定する。ここで、タイトル連携操作は、一例として、ボタン群546に含まれる、タイトル連携機能ボタンを押下する処理である。タイトル連携機能ボタンは、取得タイトルに連携して、詳細情報を検索する処理を行なうためのボタンである。ステップS115において、YESならば、ステップS116に進む。一方、ステップS115において、NOならば、後述するステップS131に進む。ここでは、タイトル連携操作があったとして、ステップS116に進む。
ステップS116では、制御部510が、ステップS114の検索対象コンテンツ設定処理により検索対象コンテンツが設定されているか否かを判定する。ステップS116において、YESならば、ステップS117に進む。一方、ステップS116において、NOならば、後述するステップS127に進む。ここでは、コンテンツ名“医学辞典”のコンテンツ(辞書データ)が、検索対象コンテンツに設定されているとして、ステップS117に進む。
ステップS117では、検索処理が行なわれる。検索処理では、制御部510が、設定された検索対象コンテンツから、取得タイトルに含まれる登録キーワードを見出し語として、当該見出し語に対応する詳細情報を検索する。ここでは、コンテンツ名“医学辞典”のコンテンツ(辞書データ)から、取得タイトル“AB健康”に含まれる登録キーワード“健康”(見出し語)の詳細情報が検索されたとする。そして、ステップS118に進む。
ステップS118では、検索情報表示処理が行なわれる。検索情報表示処理では、制御部510が、検索処理により検索された詳細情報と、受信中の映像コンテンツが示す画像(以下、TV画像ともいう)とを表示した、以下の検索情報表示画像G100を生成し、表示部530に検索情報表示画像G100を表示させる。そして、ステップS118の処理は終了する。
図6は、一例としての検索情報表示画像G100を示す図である。図6を参照して、検索情報表示画像G100には、TV画像G110と、詳細表示画像G160とが配置される。
TV画像G110は、受信中の映像コンテンツが示す画像である。詳細表示画像G160には、検索対象コンテンツのコンテンツ名“医学辞典”と、見出し語“健康”と、見出し語“健康”の詳細情報とが表示される。詳細情報は、対応する見出し語の意味、説明、翻訳語等の情報である。
なお、検索情報表示処理により、表示部530に表示される画像は、図6の検索情報表示画像G100に限定されることはない。検索情報表示処理により、表示部530に表示される画像は、たとえば、以下の検索情報表示画像G100Aであってもよい。
図7は、一例としての検索情報表示画像G100Aを示す図である。図7を参照して、検索情報表示画像G100Aには、図6の詳細表示画像G160に表示されている情報が表示される。また、検索情報表示画像G100Aには、情報が表示されていない領域にTV画像G110が表示される。なお、TV画像G110の位置は、検索情報表示画像G100A内の右下に限定されることなく、検索情報表示画像G100A内の左上、左下、右上等の位置であってもよい。
再び、図4を参照して、ステップS118の処理の後、ステップS121に進む。
ステップS121では、制御部510が、情報表示終了操作があるか否かを判定する。ここで、情報表示終了操作は、詳細情報の表示を終了するためのインターフェース操作Mである。ステップS121において、YESならば、ステップS122に進む。一方、ステップS121において、NOならば、再度、ステップS121の処理が行なわれる。ここでは、情報表示終了操作があったとして、ステップS122に進む。
ステップS122では、制御部510が、VDP532を利用して、表示部530の表示領域全体に、映像コンテンツが示すTV画像を表示させる。すなわち、この処理により、見出し語の詳細情報が表示されなくなる。そして、ステップS127に進む。
ステップS127では、タイトルが変更されたか否かが判定される。具体的には、制御部510が、図5のテキスト取得処理により、一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、最新のテキストデータが示す番組のタイトルと、当該最新のテキストデータより1つ前に記憶されたテキストデータが示す番組のタイトルとが一致するか否かを判定する。ステップS127において、YESならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。一方、ステップS127において、NOならば、ステップS128に進む。
ステップS128では、制御部510が、映像表示終了操作があるか否かを判定する。映像表示終了操作は、映像表示処理を終了するためのインターフェース操作Mである。ステップS128において、YESならば、この映像表示処理は終了する。一方、ステップS128において、NOならば、再度、ステップS115の処理が行なわれる。
前述したステップS115において、NOならば、ステップS131に進む。
ステップS131では、制御部510が、キーワード連携操作があるか否かを判定する。ここで、キーワード連携操作は、一例として、ボタン群546に含まれる、キーワード連携機能ボタンを押下する処理である。キーワード連携機能ボタンは、図5のテキスト取得処理により、一時記憶部522に記憶されているテキストデータが示す文字列に含まれるキーワードに連携して、詳細情報を検索する処理を行なうためのボタンである。
ステップS131において、YESならば、ステップS132に進む。一方、ステップS131において、NOならば、再度、ステップS127の処理が行なわれる。ここでは、キーワード連携操作があったとして、ステップS132に進む。
ステップS132では、文字列表示処理が行なわれる。文字列表示処理では、制御部510が、VDP532を利用して、図5のテキスト取得処理により、現時点で一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、不完全テキストデータ以外のテキストデータ(以下、表示対象テキストデータともいう)が示す文字列を表示した以下の情報表示画像G200を生成し、情報表示画像G200を、表示部530に表示させる。そして、ステップS132の処理は終了する。
図8は、一例としての情報表示画像G200を示す図である。図8を参照して、情報表示画像G200には、TV画像G110と、文字列表示画像G260とが配置される。
TV画像G110は、図6において説明したので詳細な説明は繰り返さない。文字列表示画像G260には、TV画像G110に対応する番組のタイトル(“AB健康”)と、表示対象テキストデータが示す文字列とが表示される。
なお、文字列表示処理により表示される画像は、図8の情報表示画像G200に限定されることはない。文字列表示処理により表示される画像は、たとえば、図6の検索情報表示画像G100において、詳細表示画像G160を文字列表示画像G260に置き換えた画像であってもよい。また、文字列表示処理により表示される画像は、たとえば、図7の検索情報表示画像G100Aと同様に、文字列表示画像G260に表示される文字列と、当該文字列が表示されていない領域にTV画像G110とが表示された画像であってもよい。
再び、図4を参照して、ステップS132の処理の後、ステップS133に進む。
ステップS133では、制御部510が、キーワード選択操作があるか否かを判定する。キーワード選択操作は、文字列表示画像G260に表示されている文字列に含まれるキーワードを選択するためのインターフェース操作Mである。ステップS133において、YESならば、ステップS134に進む。一方、ステップS133において、NOならば、再度、ステップS133の処理が行なわれる。ここでは、キーワード選択操作があったとして、ステップS134に進む。また、キーワード選択操作により選択されたキーワード(以下、選択キーワードともいう)は、“運動”というキーワードであるとする。
ステップS134では、選択キーワードに対応づけられたコンテンツが、記憶部520に記憶されているか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択キーワードが、図3のキーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS134において、YESならば、ステップS135に進む。一方、ステップS134において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、ステップS133の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「選択されたキーワードに対応付けられたコンテンツはありません。」というメッセージである。
ここで、選択キーワード“運動”は、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するとする。この場合、ステップS134でYESと判定され、ステップS135に進む。
なお、選択キーワード“運動”と一致する登録キーワードは、キーワード登録データテーブルD100において、一例として、コンテンツ名が“国語辞典”のコンテンツ(辞書データ)と、コンテンツ名が“医学辞典”のコンテンツ(辞書データ)と対応づけられているとする。
ステップS135では、選択キーワードと一致する登録キーワードに対応づけられたコンテンツが複数であるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、キーワード登録データテーブルD100において、選択キーワードと一致する登録キーワードに対応づけられたコンテンツ名が複数あるか否かを判定する。ステップS135において、YESならば、ステップS136に進む。一方、ステップS135において、NOならば、後述するステップS138に進む。
ここでは、選択キーワード“運動”と一致する登録キーワードは、キーワード登録データテーブルD100において、コンテンツ名が“国語辞典”のコンテンツ(辞書データ)と、コンテンツ名が“医学辞典”のコンテンツ(辞書データ)と対応づけられているとする。この場合、ステップS135でYESと判定されて、ステップS136に進む。
ステップS136では、選択画像表示処理が行なわれる。選択画像表示処理では、制御部510が、選択キーワードと一致する登録キーワードに対応づけられた複数のコンテンツ名を表示した、以下の選択画像G300を生成し、選択画像G300を表示部530に表示させる。そして、ステップS136の処理は終了する。
図9は、一例としての選択画像G300を示す図である。図9を参照して、選択画像G300は、図8の情報表示画像G200と比較して、文字列表示画像G260の代わりにコンテンツ選択画像G360が配置される点が異なる。それ以外は、情報表示画像G200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
コンテンツ選択画像G360には、複数のコンテンツ名が表示される。複数のコンテンツ名の各々には、番号が対応付けられる。
再び、図4を参照してステップS136の処理の後、ステップS137に進む。
ステップS137では、制御部510が、選択操作があるか否かを判定する。ここで、選択操作は、コンテンツ選択画像G360に表示されるコンテンツ名に対応づけられた番号を入力するための、ボタン群542に含まれる数字ボタンの押下操作である。すなわち、選択操作は、コンテンツ選択画像G360に表示される複数のコンテンツ名のいずれかを選択するための操作である。ステップS137において、YESならば、ステップS138に進む。一方、ステップS137において、NOならば、再度、ステップS137の処理が行なわれる。ここでは、選択操作があったとして、ステップS138に進む。ここで、選択操作は、数字“1”を入力するための数字ボタンの押下操作であるとする。
ステップS138では、検索対象コンテンツ設定処理Aが行なわれる。検索対象コンテンツ設定処理Aは、詳細情報を検索する対象となるコンテンツ(以下、検索対象コンテンツAともいう)を設定するための処理である。
検索対象コンテンツ設定処理Aでは、ステップS137でYESと判定されて、ステップS138の処理が行なわれる場合、制御部510は、選択操作により選択されたコンテンツ名のコンテンツ(辞書データ)を、検索対象コンテンツAに設定する。
また、検索対象コンテンツ設定処理Aでは、ステップS135でNOと判定されて、ステップS138の処理が行なわれる場合、制御部510は、選択キーワードと一致する登録キーワードに対応づけられたコンテンツを、検索対象コンテンツAに設定する。
ここでは、コンテンツ名“国語辞典”のコンテンツ(辞書データ)が、検索対象コンテンツAに設定されたとする。そして、ステップS141に進む。
ステップS141では、検索処理Aが行なわれる。検索処理Aでは、制御部510が、設定された検索対象コンテンツAから、選択キーワードを見出し語として、当該見出し語に対応する詳細情報を検索する。ここでは、コンテンツ名“国語辞典”のコンテンツ(辞書データ)から、選択キーワード“運動”(見出し語)の詳細情報が検索されたとする。そして、ステップS142に進む。
ステップS142では、検索情報表示処理Aが行なわれる。検索情報表示処理Aでは、制御部510が、検索処理Aにより検索された詳細情報と、受信中の映像コンテンツが示す画像(以下、TV画像ともいう)とを表示した、以下の検索情報表示画像G100Aを生成し、表示部530に検索情報表示画像G100Aを表示させる。そして、ステップS142の処理は終了する。
図10は、一例としての検索情報表示画像G100Aを示す図である。図10を参照して、検索情報表示画像G100Aは、図6の検索情報表示画像G100と比較して、詳細表示画像G160の代わりに詳細表示画像G160Aが配置される点が異なる。それ以外は、検索情報表示画像G100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
検索情報表示画像G100Aには、検索対象コンテンツAのコンテンツ名“国語辞典”と、見出し語“運動”と、見出し語“運動”の詳細情報とが表示される。詳細情報は、対応する見出し語の意味、説明、翻訳語等の情報である。
なお、検索情報表示処理Aにより、表示部530に表示される画像は、図10の検索情報表示画像G100Aに限定されることはない。検索情報表示処理Aにより、表示部530に表示される画像は、たとえば、図7の検索情報表示画像G100Aと同様な画像であってもよい。
再び、図4を参照して、ステップS142の処理の後、ステップS143の処理が行なわれる。
ステップS143では、制御部510が、情報表示終了操作Aがあるか否かを判定する。ここで、情報表示終了操作Aは、詳細情報の表示を終了するためのインターフェース操作Mである。ステップS143において、YESならば、ステップS144に進む。一方、ステップS143において、NOならば、再度、ステップS143の処理が行なわれる。ここでは、情報表示終了操作があったとして、ステップS143に進む。
ステップS144では、制御部510が、VDP532を利用して、表示部530の表示領域全体に、映像コンテンツが示すTV画像を表示させる。すなわち、この処理により、見出し語の詳細情報が表示されなくなる。そして、再度、ステップS127の処理が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態では、テキストデータを含む映像コンテンツ(放送信号)に基づく画像を表示するとともに、映像コンテンツに含まれるテキストデータが示す文字列(たとえば、番組のタイトル)が、記憶部520に記憶されている登録キーワードを含むか否かが判定される。
テキストデータが示す文字列が、登録キーワードを含むと判定された場合、登録キーワードに対応づけて、記憶部520に記憶されているコンテンツ(辞書データ)が、検索対象コンテンツに設定される。検索対象コンテンツは、複数の見出し語と、当該複数の見出し語にそれぞれ対応づけられた複数の詳細情報を含む。
そして、検索対象コンテンツから、登録キーワードを見出し語として、当該見出し語に対応する詳細情報が検索され、検索された詳細情報が表示される。
したがって、表示されている画像に対応する情報(たとえば、番組のタイトルに含まれるキーワード)の詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。
また、詳細情報は、表示されている画像とともに表示される。したがって、表示されている画像の視聴を妨げることなく、表示されている画像に対応する情報の詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態では、テキストデータを含む映像コンテンツ(放送信号)に基づく画像を表示するとともに、映像コンテンツに含まれるテキストデータが示す文字列を表示する。そして、表示された文字列に含まれるキーワードを選択するための選択操作があった場合、選択されたキーワード(選択キーワード)に対応づけて、記憶部520に記憶されているコンテンツ(辞書データ)から、選択キーワードを見出し語として、当該見出し語に対応する詳細情報を検索する。そして、検索された詳細情報が表示される。
すなわち、表示された文字列に、調べたいキーワードが表示された場合、キーワードを再入力することなく、当該キーワードを選択するという簡易な操作を行なうだけで、キーワードの詳細情報が表示される。
したがって、表示されている画像に対応する情報(たとえば、番組情報)のうち、ユーザが所望するキーワードの詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。
また、詳細情報は、表示されている画像とともに表示される。したがって、表示されている画像の視聴を妨げることなく、表示されている画像に対応する情報のうち、ユーザが所望するキーワードの詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。
<第2の実施の形態>
次に、第1の実施の形態よりも、簡易に、所望のキーワードの詳細情報を表示するための処理(以下、映像表示処理Aともいう)について説明する。映像表示処理Aは、翻訳装置500において、チューナ505が受信した放送信号(以下、映像コンテンツともいう)に基づくTV画像を表示させるためのインターフェース操作Mがあった場合に、翻訳装置500で行なわれる処理である。
本実施の形態における翻訳装置500の構成は、第1の実施の形態において説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。ここで、記憶部520には、予め、図3のキーワード登録データテーブルD100が記憶されているとする。なお、キーワード登録データテーブルD100に示される複数の登録キーワードのうちのいくつかは、ユーザが、設定画面等により予め登録した、お気に入りのキーワードであるとする。
図11は、映像表示処理Aのフローチャートである。映像表示処理Aにおいて、図4の映像表示処理と同じステップ番号の処理は、図4で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図4の処理と異なる処理を主に説明する。
ステップS102では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、映像コンテンツ受信処理が実行される。映像コンテンツ受信処理では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。なお、映像コンテンツ受信処理は、映像表示処理Aの終了とともに、終了する。すなわち、映像コンテンツ受信処理により、映像表示処理Aが行なわれる期間中、データ処理部507は、映像コンテンツ(放送信号)を受信し続ける。
なお、映像コンテンツは、放送信号に限定されない。映像コンテンツは、たとえば、インターネットから、ストリーミング配信される映像コンテンツであってもよい。この場合、映像コンテンツは、当該映像コンテンツに基づく番組の関連情報(番組のタイトル、番組の詳細情報、字幕等)を含むテキストデータを含む。
ステップS110では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、受信中の映像コンテンツが示すTV画像が表示部530に表示される。
ステップS111では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図5のテキスト取得処理が行なわれる。テキスト取得処理では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。なお、テキスト取得処理は、映像表示処理Aの終了とともに、終了する。そして、ステップS312に進む。
ステップS312では、制御部510が、図5のテキスト取得処理により一時記憶部522に記憶されているテキストデータが示す文字列が、表示部530に表示されているか否かを判定する。ステップS312において、YESならば、後述するステップS321に進む。一方、ステップS312において、NOならば、ステップS313に進む。ここでは、一時記憶部522に記憶されているテキストデータが示す文字列が、表示部530に表示されていないとして、ステップS313に進む。
ステップS313では、キーワード抽出処理が行なわれる。キーワード抽出処理では、制御部510が、図5のテキスト取得処理により一時記憶部522に記憶されている、最新のテキストデータ(以下、最新テキストデータともいう)が示す文字列から、キーワードを抽出する。ここで、抽出されるキーワードは、助詞、数字、単位等を除いた、名詞であるとする。なお、キーワードの抽出方法は、上記方法に限定されることなく、他の方法であってもよい。以下においては、キーワード抽出処理によりキーワード抽出の対象となったテキストデータを、抽出対象最新テキストデータともいう。
ここで、抽出対象最新テキストデータが示す文字列は、一例として、「運動では、1日、20分程度の散歩をお勧めします。」であるとする。この場合、キーワード抽出処理により抽出されたキーワード(以下、抽出キーワードともいう)は、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”であるとする。そして、ステップS314に進む。
ステップS314では、1以上の抽出キーワードに、登録キーワードがあるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、1以上の抽出キーワードの少なくとも1つが、図3のキーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS314において、YESならば、ステップS315に進む。一方、ステップS314において、NOならば、後述するステップS319に進む。
ここで、1以上の抽出キーワードは、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”であるとする。また、キーワード登録データテーブルD100には、“運動”、“散歩”が、登録キーワードとして含まれるとする。この場合、ステップS314において、YESと判定され、ステップS315に進む。
ステップS315では、文字修飾設定処理が行なわれる。文字修飾設定処理では、制御部510が、1以上の抽出キーワードのうち、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するキーワード(以下、一致キーワードともいう)に対し、修飾を行なうための設定を行なった文字設定データテーブルを生成し、生成した文字設定データテーブルを一時記憶部522に記憶させる。なお、一時記憶部522に文字設定データテーブルが記憶されている場合、制御部510は、生成した文字設定データテーブルを上書き記憶させる。
ここで、1以上の抽出キーワードは、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”であるとする。また、キーワード登録データテーブルD100には、“運動”、“散歩”が、登録キーワードとして含まれるとする。この場合、一時記憶部522に記憶される文字設定データテーブルは、以下の文字設定データテーブルD200となる。そして、ステップS315の処理は終了する。
図12は、一例としての文字設定データテーブルD200を示す図である。文字設定データテーブルD200は、複数の文字設定データを含む。図12を参照して、文字設定データテーブルD200において、「番号」とは、複数の文字設定データのいずれかを特定するための番号である。「キーワード」の項目には、ステップS313のキーワード抽出処理により抽出された全てのキーワードが示される。「修飾」の項目において、「あり」とは、対応するキーワードに対し修飾の設定があることを示す。以下においては、修飾の設定があるキーワードを、修飾設定キーワードともいう。「修飾」の項目において、「なし」とは、対応するキーワードに対し修飾の設定がないことを示す。文字設定データテーブルD200は、一例として、キーワード“運動”、“散歩”に対し、修飾の設定があることを示すテーブルである。すなわち、キーワード“運動”、“散歩”は、修飾設定キーワードである。
再び、図11を参照して、ステップS315の処理の後、ステップS316に進む。
ステップS316では、制御部510が、文字設定データテーブルに示される複数のキーワードのうち、重複キーワードがあるか否かを判定する。ステップS316において、YESならば、ステップS317に進む。一方、ステップS316において、NOならば、後述するステップS318に進む。
ステップS317では、重複キーワード削除処理が行なわれる。重複キーワード削除処理では、制御部510が、文字設定データテーブルに示される複数のキーワードのうち、重複キーワードを1つにまとめる。
たとえば、図12の文字設定データテーブルD200が、仮に、キーワード“運動”を示す番号“5”の文字設定データをさらに含むとする。この場合、制御部510は、番号“1”の文字設定データが示すキーワード“運動”と、番号“5”の文字設定データが示すキーワード“運動”とが重複するので、番号“1”の文字設定データのみを残し、番号“5”の文字設定データを削除する。そして、ステップS318に進む。
ステップS318では、ボタン割当処理が行なわれる。ボタン割当処理では、制御部510が、文字設定データテーブルに示される修飾設定キーワードに対し、図1のボタン群542に含まれる文字ボタンの割当を行なった文字設定データテーブルを生成する。そして、制御部510は、一時記憶部522に記憶されている文字設定データテーブルを、生成した文字設定データテーブルに置き換える。
ここで、一時記憶部522には、文字設定データテーブルD200が記憶されているとする。この場合、生成されるボタン設定データテーブルは、以下の文字設定データテーブルD200Aとなる。すなわち、一時記憶部522には、文字設定データテーブルD200Aが記憶されることになる。そして、ステップS318の処理は終了する。
図13は、一例としての文字設定データテーブルD200Aを示す図である。図13を参照して、文字設定データテーブルD200Aは、図12の文字設定データテーブルD200と比較して、「ボタン」の項目が追加されている点が異なる。それ以外は、文字設定データテーブルD200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「ボタン」の項目では、「修飾」の項目が「あり」となっている修飾設定キーワードに対し、文字設定データの番号の小さい順から、アルファベット“Q”、“W”、“E”、“R”、“T”、“Y”の順に、アルファベットが重複しないように割り当てられる。たとえば、番号“1”の文字設定データが示すキーワード“運動”には、アルファベット“Q”が割り当てられる。この場合、ボタン群542に含まれる、“Q”を入力するための文字ボタンが押下されることにより、キーワード“運動”が選択されることが示される。以下においては、修飾設定キーワードに割り当てられた文字を、割当文字ともいう。
なお、修飾設定キーワードに対し、設定されるものは、上記のような文字に限定されることなく、たとえば、数字等であってもよい。
再び、図11を参照して、ステップS318の処理の後、ステップS319に進む。
ステップS319では、文字列表示処理Nが行なわれる。文字列表示処理Nでは、一時記憶部522に文字設定データテーブルが記憶されている場合、以下の処理Aが行なわれる。
処理Aでは、制御部510が、VDP532を利用して、抽出対象最新テキストデータに示される文字列に対し、文字設定データテーブルに示される「修飾」の項目に基づいて修飾した情報表示画像を生成し、生成した情報表示画像を、表示部530に表示させる。
前述したように、抽出対象最新テキストデータは、ステップS313のキーワード抽出処理によりキーワード抽出の対象となったテキストデータである。ここで、一時記憶部522に図13の文字設定データテーブルD200Aが記憶されているとする。この場合、生成される情報表示画像は、以下の情報表示画像G200Aとなる。
図14は、一例としての情報表示画像G200Aを示す図である。図14を参照して、情報表示画像G200Aは、図8の情報表示画像G200と比較して、文字列表示画像G260の代わりに文字列表示画像G260Aが配置される点と、テレビ操作画像G280Aがさらに配置される点とが異なる。それ以外は、情報表示画像G200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
文字列表示画像G260Aは、TV画像G110に対応する番組のタイトル(“AB健康”)と、抽出対象最新テキストデータが示す文字列「運動では、1日、20分程度の散歩をお勧めします。」とが表示される。また、文字列「運動では、1日、20分程度の散歩をお勧めします。」のうち、修飾設定キーワード“運動”、“散歩”は、四角で囲まれ、他の文字列とは、異なる態様で表示される。なお、修飾設定キーワードの修飾態様は、四角に限定されることなく、たとえば、下線、太文字、文字の色の変更、フォントの変更、網掛け等、他の修飾態様であってもよい。
また、修飾設定キーワード“運動”、“散歩”の各々の右上には、図13の文字設定データテーブルD200Aに示される、修飾設定キーワードに割り当てられた割当文字“Q”、“W”が表示される。なお、割当文字の表示位置は、修飾設定キーワードの右上に限定されることなく、他の位置(たとえば、左上)であってもよい。
なお、修飾設定キーワードの右上に表示される文字の表示は、予め行なわれた、ユーザの設定等により、表示されなくてもよい。
テレビ操作画像G280Aには、ボタン画像BG281、BG283、BG282、BG284が配置される。ボタン画像BG281は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルの番号を大きくするためのボタン画像である。ボタン画像BG283は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルの番号を小さくするためのボタン画像である。チャンネル番号が変更されると、TV画像は、変更されたチャンネルの画像となる。
ボタン画像BG282は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、TV画像の音声を大きくするためのボタン画像である。ボタン画像BG284は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、TV画像の音声を小さくするためのボタン画像である。
再び、図11を参照して、ステップS319の文字列表示処理Nでは、一時記憶部522に文字設定データテーブルが記憶されていない場合、以下の処理Bが行なわれる。一時記憶部522に文字設定データテーブルが記憶されていない場合は、ステップS314でNOと判定されて、ステップS319の処理が行なわれる場合である。
処理Bでは、制御部510が、VDP532を利用して、抽出対象最新テキストデータに示される文字列を表示した情報表示画像を生成し、生成した情報表示画像を、表示部530に表示させる。この場合、表示部530に表示される情報表示画像は、図14の情報表示画像G200Aの文字列表示画像G260Aに表示される文字列に修飾が行なわれてない画像となる。そして、ステップS319Nに進む。
ステップS319Nでは、未表示文字列設定処理が行なわれる。未表示文字列設定処理では、制御部510が、図5のテキスト取得処理により、現時点で一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、表示部530に表示されている文字列を示す抽出対象最新テキストデータおよび不完全テキストデータ以外のテキストデータを、未表示テキストデータに設定する。
そして、制御部510は、設定された未表示テキストデータが示す文字列を示す未表示設定テキストデータテーブルを生成し、生成した未表示設定テキストデータテーブルを、一時記憶部522に記憶させる。なお、一時記憶部522に未表示設定テキストデータテーブルが記憶されている場合、制御部510は、生成した未表示設定テキストデータテーブルを上書き記憶させる。
ここで、テキスト取得処理により、現時点で一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、表示部530に表示されている文字列を示す抽出対象最新テキストデータおよび不完全テキストデータ以外のテキストデータは、一例として、1つのテキストデータであるとする。この場合、当該1つのテキストデータが、未表示テキストデータに設定される。また、未表示テキストデータが示す文字列は、一例として、「食事では、野菜、魚を摂取しましょう。」であるとする。この場合、未表示文字列設定処理により、一時記憶部522には、以下の未表示設定テキストデータテーブルD300が記憶されるとする。そして、ステップS319Nの処理は終了する。
図15は、一例としての未表示設定テキストデータテーブルD300を示す図である。未表示設定テキストデータテーブルD300は、1つの未表示設定テキストデータを含む。なお、未表示文字列設定処理において、設定された未表示テキストデータが複数の場合は、未表示設定テキストデータテーブルは、複数の未表示設定テキストデータを含むテーブルとなる。
図15を参照して、未表示設定テキストデータテーブルD300において、「番号」とは、未表示設定テキストデータを特定するための番号である。「未表示文字列」とは、未表示設定テキストデータが示す文字列である。
再び、図11を参照して、ステップS319Nの処理の後、ステップS321に進む。
ステップS321では、ボタン押下操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、入力部540に含まれる複数のボタンのいずれかの押下操作があるか否かが判定される。ステップS321において、YESならば、ステップS322に進む。一方、ステップS321において、NOならば、後述するステップS370に進む。ここでは、ボタン押下操作があったとして、ステップS322に進む。
ステップS322では、制御部510が、押下されたボタン(以下、押下ボタンともいう)がテレビ操作ボタンであるか否かを判定する。テレビ操作ボタンは、入力部540に含まれる、テレビ画像に関する操作を行なうためのボタンである。テレビ操作ボタンは、たとえば、表示部530に表示されているTV画像の音声を大きくするためのボタンである。ステップS322において、YESならば、ステップS323に進む。一方、ステップS322において、NOならば、後述するステップS324に進む。
ステップS323では、テレビ操作処理が行なわれる。テレビ操作処理では、制御部510が、押下されたテレビ操作ボタンに対応する処理を行なう。テレビ操作ボタンが、たとえば、表示部530に表示されているTV画像の音声を大きくするためのボタンである場合、制御部510は、表示されているTV画像の音声を大きくするための処理を行なう。そして、ステップS398に進む。
ステップS398では、制御部510が、映像表示終了操作Aがあるか否かを判定する。映像表示終了操作Aは、映像表示処理Aを終了するためのインターフェース操作Mである。ステップS398において、YESならば、この映像表示処理Aは終了する。一方、ステップS398において、NOならば、再度、ステップS321の処理が行なわれる。
前述したステップS322において、NOならば、ステップS324に進む。
ステップS324では、制御部510が、押下ボタンが蓄積情報表示ボタンであるか否かを判定する。蓄積情報表示ボタンは、入力部540に含まれるボタンであって、一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、不完全テキストデータ以外のテキストデータが示す文字列を表示するためのボタンである。ステップS324において、YESならば、後述するステップS381に進む。一方、ステップS324において、NOならば、ステップS325に進む。ここでは、押下ボタンが蓄積情報表示ボタンでないとして、ステップS325に進む。
ステップS325では、制御部510が、押下ボタンが、割当文字ボタンであるか否かを判定する。割当文字ボタンは、入力部540に含まれるボタンであって、飾設定キーワードに割り当てられた文字を入力するためのボタンである。表示部530に図14の情報表示画像G200Aが表示されている場合、割当文字は、文字列表示画像G260Aに示される“Q”、“W”となる。この場合、割当文字ボタンは、入力部540に含まれる、“Q”または“W”を入力するためのボタンとなる。ステップS325において、YESならば、ステップS326に進む。
一方、ステップS325において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、ステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「押下されたボタンに割り当てられたキーワードはありません。」というメッセージである。
ここでは、押下ボタンが、“Q”を入力するための割当文字ボタンであるとして、ステップS326に進む。以下においては、押下された割当文字ボタンに割り当てられた修飾設定キーワードを、選択修飾キーワードともいう。すなわち、選択修飾キーワードは、ユーザのボタン操作により選択されたキーワードである。
ステップS326では、選択修飾キーワードに対応づけられたコンテンツが、記憶部520に記憶されているか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択修飾キーワードが、図3のキーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS326において、YESならば、ステップS327に進む。
一方、ステップS326において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、ステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「選択されたキーワードに対応付けられたコンテンツはありません。」というメッセージである。
ここで、割当文字ボタンは、“Q”を入力するための割当文字ボタンであるとする。この場合、選択修飾キーワードは、図14の文字列表示画像G260Aに示される“運動”となる。ここで、選択修飾キーワード“運動”は、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するとする。この場合、ステップS326でYESと判定され、ステップS327に進む。
ステップS327では、検索処理Nが行なわれる。検索処理Nでは、制御部510が、キーワード登録データテーブルD100において、登録キーワードに対応づけられた優先度“1”のコンテンツ名のコンテンツを、検索対象コンテンツNに設定する。ここでは、選択修飾キーワード“運動”に対応づけられた優先度“1”のコンテンツ名“国語辞典”のコンテンツ(辞書データ)が、検索対象コンテンツNに設定されたとする。
そして、制御部510は、設定された検索対象コンテンツNから、選択修飾キーワードを見出し語として、当該見出し語に対応する詳細情報を検索する。ここでは、コンテンツ名“国語辞典”のコンテンツ(辞書データ)から、選択修飾キーワード“運動”(見出し語)の詳細情報が検索されたとする。
なお、後述するステップS376NでYESと判定されて、ステップS327の処理が行なわれる場合、上記検索処理Nにおいて、選択修飾キーワードを、選択修飾文字に置き換えた処理が行なわれる。
また、後述するステップS378でYESと判定されて、ステップS327の処理が行なわれる場合、上記検索処理Nにおいて、選択修飾キーワードを、選択キーワードAに置き換えた処理が行なわれる。そして、ステップS328に進む。
ステップS328では、検索情報表示処理Nが行なわれる。検索情報表示処理Nでは、制御部510が、検索処理Nにより検索された詳細情報と、受信中の映像コンテンツが示す画像(以下、TV画像ともいう)とを表示した、図10の検索情報表示画像G100Aを生成し、表示部530に検索情報表示画像G100Aを表示させる。
なお、検索処理Nにより検索された詳細情報の表示態様は、図10の検索情報表示画像G100Aのような表示態様に限定されることはない。たとえば、表示部530に、図14の情報表示画像G200Aを表示したまま、詳細情報を表示したウインドウ等を、選択修飾キーワードの近傍に重畳表示してもよい。この場合、重畳表示されるウインドウには、詳細情報のうち、最初から所定文字(たとえば、20文字)までの情報のみを表示するようにしてもよい。そして、ステップS329に進む。
ステップS329では、制御部510が、情報表示終了操作があるか否かを判定する。ここで、情報表示終了操作は、詳細情報の表示を終了するためのインターフェース操作Mである。ステップS329において、YESならば、ステップS329Nに進む。一方、ステップS329において、NOならば、再度、ステップS329の処理が行なわれる。ここでは、情報表示終了操作があったとして、ステップS329Nに進む。
ステップS329Nでは、制御部510が、VDP532を利用して、ステップS328の検索情報表示処理Nが行なわれる前に、表示部530に表示されていた画像を表示させる。ここでは、検索情報表示処理Nが行なわれる前に、表示部530に表示されていた画像は、図14の情報表示画像G200Aであるとする。この場合、表示部530に情報表示画像G200Aが表示される。すなわち、この処理により、見出し語の詳細情報が表示されなくなる。そして、ステップS370に進む。
ステップS370では、制御部510が、表示部530に表示されている文字列に修飾があるか否かを判定する。ステップS370において、YESならば、ステップS371に進む。一方、ステップS370において、NOならば、後述するステップS377に進む。ここでは、表示部530に図14の情報表示画像G200Aが表示されているとする。この場合、ステップS370において、YESと判定されて、ステップS371に進む。
ステップS371では、制御部510が、タッチ操作があるか否かを判定する。タッチ操作は、タッチパネル機能を有する表示部530の表示領域にタッチするインターフェース操作Mである。ステップS371において、YESならば、ステップS372に進む。一方、ステップS371において、NOならば、再度、ステップS398に進む。ここでは、タッチ操作があったとして、ステップS372に進む。
ステップS372では、制御部510が、タッチ操作が、TV操作であるか否かを判定する。TV操作は、たとえば、図14または図19のテレビ操作画像G280Aに表示される、ボタン画像BG281、BG283、BG282、BG284のいずれかを押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS372において、YESならば、ステップS372Aに進む。一方、ステップS372において、NOならば、ステップS373に進む。
ステップS372Aでは、テレビ操作処理Aが行なわれる。テレビ操作処理Aでは、制御部510が、押下処理されたボタン画像に対応する処理を行なう。たとえば、ボタン画像BG281が押下処理するためのインターフェース操作Mがあった場合、チャンネル番号を変更する処理が行なわれる。そして、再度、ステップS398の処理が行なわれる。
ステップS373では、タッチ操作の対象が、修飾設定キーワードであるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、タッチ操作が修飾設定キーワードに対して行なわれたか否かを判定する。ステップS373において、YESならば、ステップS374に進む。一方、ステップS373において、NOならば、後述するステップS377に進む。ここでは、タッチ操作が修飾設定キーワードに対して行なわれたとして、ステップS374に進む。
ステップS374では、制御部510が、修飾設定キーワードに対して行なわれるタッチ操作の継続時間が、所定時間(たとえば、1秒)未満であるか否かを判定する。ステップS374において、YESならば、ステップS376に進む。一方、ステップS374において、NOならば、後述するステップS376Nに進む。ここでは、修飾設定キーワードに対して行なわれるタッチ操作の継続時間が、所定時間未満であるとして、ステップS376に進む。以下においては、所定時間未満のタッチ操作が行なわれた修飾設定キーワードを、選択修飾キーワードともいう。ここで、所定時間未満のタッチ操作が行なわれた修飾設定キーワードは、一例として、図14の文字列表示画像G260Aに示される“運動”であるとする。すなわち、選択修飾キーワードは、“運動”であるとする。
ステップS376では、ステップS326と同様に、選択修飾キーワードに対応づけられたコンテンツが、記憶部520に記憶されているか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択修飾キーワードが、図3のキーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS376において、YESならば、再度、ステップS327の処理が行なわれる。
一方、ステップS376において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、ステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「選択されたキーワードに対応付けられたコンテンツはありません。」というメッセージである。
ここで、選択修飾キーワード“運動”は、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するとする。この場合、ステップS376でYESと判定され、ステップS327の処理が行なわれたとする。
そして、前述した、ステップS327、S328の処理が行なわれることにより、表示部530に、たとえば、図10の検索情報表示画像G100Aが表示される。
次に、修飾設定キーワードに対して行なわれるタッチ操作の継続時間が、所定時間(たとえば、1秒)以上である場合の処理について説明する。以下においては、所定時間以上のタッチ操作が行なわれた修飾設定キーワードを構成する複数の文字のうち、タッチ操作されている文字を、選択修飾文字ともいう。
修飾設定キーワードに対して行なわれるタッチ操作の継続時間が、所定時間(たとえば、1秒)以上である場合、ステップS374において、NOと判定され、ステップS376Nに進む。ここで、修飾設定キーワードは、“運動”であるとする。また、選択修飾文字は、修飾設定キーワード“運動”のうちの“動”であるとする。
ステップS376Nでは、選択修飾文字に対応づけられたコンテンツが、記憶部520に記憶されているか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択修飾文字が、図3のキーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS376Nにおいて、YESならば、再度、ステップS327の処理が行なわれる。
一方、ステップS376Nにおいて、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、ステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「選択されたキーワードに対応付けられたコンテンツはありません。」というメッセージである。
次に、ステップS370またはステップS373でNOと判定された場合の処理について説明する。
ステップS370またはステップS373でNOの場合、ステップS377に進む。
ステップS377では、制御部510が、キーワード選択操作Aがあるか否かを判定する。キーワード選択操作Aは、表示部530に表示されている文字列に含まれるキーワードを選択するためのインターフェース操作Mである。
ここで、キーワード選択操作Aが行なわれる場合の例としては、ステップS313のキーワード抽出処理、または、ステップS413のキーワード抽出処理Aにおいて、たとえば、“東京都”という文字列が、“東”、“京都”というキーワードとして、誤って抽出された場合である。この場合、ユーザが、“東京”という文字列をキーワードとして選択することを望む場合、“東京”という文字列を選択するためのキーワード選択操作Aが行なわれる。
ステップS377において、YESならば、ステップS378に進む。一方、ステップS377において、NOならば、再度、ステップS398の処理が行なわれる。
ここで、表示部530には、図14の情報表示画像G200Aが表示されているとする。ここでは、キーワード選択操作Aがあったとして、ステップS378に進む。また、キーワード選択操作Aにより選択されたキーワード(以下、選択キーワードAともいう)は、一例として、“お勧め”というキーワードであるとする。
ステップS378では、選択キーワードAに対応づけられたコンテンツが、記憶部520に記憶されているか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択キーワードAが、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS378において、YESならば、再度、ステップS327の処理が行なわれる。
一方、ステップS378において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、ステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「選択されたキーワードに対応付けられたコンテンツはありません。」というメッセージである。
次に、蓄積情報表示ボタンが押下されることにより、ステップS324でYESと判定された場合の処理について説明する。ステップS324でYESと判定された場合、ステップS381に進む。
ステップS381では、蓄積情報表示処理が行なわれる。
図16は、蓄積情報表示処理のフローチャートである。図16を参照して、蓄積情報表示処理では、まず、ステップS411の処理が行なわれる。
ステップS411では、データ読出し処理が行なわれる。データ読出し処理では、制御部510が、現時点で一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、不完全テキストデータ以外のテキストデータを、一時記憶部522に記憶された日時が古いテキストデータから順に読み出す。
ここで、制御部510は、テキストデータA、テキストデータBの順で、一時記憶部522からテキストデータを読み出したとする。すなわち、テキストデータAは、テキストデータBより一時記憶部522に記憶された日時が古いテキストデータである。ここで、テキストデータAは、「食事では、野菜、魚を摂取しましょう。」という文字列を示すテキストデータであるとする。また、テキストデータBは、「運動では、1日、20分程度の散歩をお勧めします。」という文字列を示すテキストデータであるとする。以下においては、データ読出し処理により読み出されたテキストデータを、読出しテキストデータともいう。
そして、制御部510は、一時記憶部522に文字設定データテーブルが記憶されている場合、文字設定データテーブルを読み出す。ここで、一時記憶部522には、図13の文字設定データテーブルD200Aが記憶されているとする。この場合、制御部510は、文字設定データテーブルD200Aを読み出す。
そして、制御部510は、一時記憶部522に未表示設定テキストデータテーブルが記憶されている場合、未表示設定テキストデータテーブルを読み出す。ここで、一時記憶部522には、図15の未表示設定テキストデータテーブルD300が記憶されているとする。この場合、制御部510は、未表示設定テキストデータテーブルD300を読み出す。そして、ステップS413に進む。
ステップS413では、キーワード抽出処理Aが行なわれる。キーワード抽出処理Aでは、制御部510が、読み出されたテキストデータが示す文字列から、キーワードを抽出する処理を、読み出されたテキストデータの順で行なう。なお、キーワードの抽出方法は、図11のステップS313のキーワード抽出処理で説明した方法と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
ここで、テキストデータA、テキストデータBの順で、一時記憶部522からテキストデータが読み出されたとする。また、テキストデータAは、「食事では、野菜、魚を摂取しましょう。」という文字列を示すテキストデータであるとする。また、テキストデータBは、「運動では、1日、20分程度の散歩をお勧めします。」という文字列を示すテキストデータであるとする。
この場合、テキストデータAからは、“食事”、“野菜”、“魚”、“摂取”というキーワードが抽出されたとする。また、テキストデータBからは、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”というキーワードが抽出されたとする。すなわち、キーワード抽出処理Aにより、“食事”、“野菜”、“魚”、“摂取”、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”の順で、キーワードが抽出されたとする。以下においては、キーワード抽出処理Aにより抽出されたキーワードを、抽出キーワードAともいう。そして、ステップS414に進む。
ステップS414では、1以上の抽出キーワードAに、登録キーワードがあるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、1以上の抽出キーワードAの少なくとも1つが、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS414において、YESならば、ステップS415に進む。一方、ステップS414において、NOならば、後述するステップS419に進む。
ここで、1以上の抽出キーワードAは、“食事”、“野菜”、“魚”、“摂取”、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”であるとする。また、キーワード登録データテーブルD100には、“食事”、“野菜”、“魚”、“運動”、“散歩”が、登録キーワードとして含まれるとする。この場合、ステップS414において、YESと判定され、ステップS415に進む。
ステップS415では、文字修飾設定処理Aが行なわれる。文字修飾設定処理Aでは、制御部510が、1以上の抽出キーワードAのうち、キーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するキーワード(以下、一致キーワードともいう)に対し、修飾を行なうための設定を行なった文字設定データテーブルを生成し、文字設定データテーブルを一時記憶部522に記憶させる。
なお、ステップS411のデータ読出し処理により文字設定データテーブルが読み出されている場合であって、文字設定データテーブルに抽出キーワードAの修飾の設定がある場合、制御部510は、当該修飾の設定情報を利用して、文字設定データテーブルを生成する。
また、一時記憶部522に文字設定データテーブルが記憶されている場合、制御部510は、生成した文字設定データテーブルを上書き記憶させる。
ここで、1以上の抽出キーワードAは、“食事”、“野菜”、“魚”、“摂取”、“運動”、“日”、“散歩”、“お勧め”であるとする。また、キーワード登録データテーブルD100には、“食事”、“野菜”、“魚”、“運動”、“散歩”が、登録キーワードとして含まれるとする。この場合、一時記憶部522に記憶される文字設定データテーブルは、以下の文字設定データテーブルD210となる。そして、ステップS415の処理は終了する。
図17は、一例としての文字設定データテーブルD210を示す図である。文字設定データテーブルD210は、複数の文字設定データを含む。文字設定データテーブルD210に示される各項目については、図12で説明したので詳細な説明は繰り返さない。文字設定データテーブルD210において、修飾の設定があるキーワードを、修飾設定キーワードともいう。
再び、図16を参照して、ステップS415の処理の後、ステップS416に進む。
ステップS416では、制御部510が、文字設定データテーブルに示される複数のキーワードのうち、重複キーワードがあるか否かを判定する。ステップS416において、YESならば、ステップS417に進む。一方、ステップS416において、NOならば、後述するステップS418に進む。
ステップS417では、重複キーワード削除処理が行なわれる。重複キーワード削除処理では、制御部510が、文字設定データテーブルに示される複数のキーワードのうち、重複キーワードを1つにまとめる。なお、具体的な処理は、図11のステップS317の重複キーワード削除処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS418に進む。
ステップS418では、ボタン割当処理が行なわれる。ボタン割当処理は、図11のステップS318のボタン割当処理と同様な処理なので詳細な説明は繰り返さない。また、ボタンの割当方法の説明は、図13の文字設定データテーブルD200Aの説明においておこなったので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の文字設定データテーブルD210Aが生成され、文字設定データテーブルD210Aが一時記憶部522に記憶される。そして、ステップS418の処理は終了する。
図18は、一例としての文字設定データテーブルD210Aを示す図である。図18を参照して、文字設定データテーブルD210Aに示される各項目については、図13で説明したので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図16を参照して、ステップS418の処理の後、ステップS419に進む。
ステップS419では、文字列表示処理NAが行なわれる。文字列表示処理NAでは、前述のステップS418のボタン割当処理が行なわれた場合、以下の処理NAが行なわれる。
処理NAでは、制御部510が、VDP532を利用して、読出しテキストデータに示される文字列に対し、文字設定データテーブルに示される「修飾」の項目に基づいて修飾した情報表示画像を生成する。
なお、ステップS411のデータ読出し処理において、未表示設定テキストデータテーブルが読み出されている場合、制御部510は、生成した情報表示画像に示される文字列のうち、未表示設定テキストデータテーブルに示される未表示文字列に対し、他の文字とは異なる修飾を施した情報表示画像を生成する。
そして、制御部510は、生成した情報表示画像を、表示部530に表示させる。
ここで、読出しテキストデータは、前述したテキストデータA、テキストデータBであるとする。また、文字設定データテーブルは、図18の文字設定データテーブルD210Aであるとする。また、データ読出し処理において、図15の未表示設定テキストデータテーブルD300が読み出されたとする。この場合、生成される情報表示画像は、以下の情報表示画像G200Bとなる。
図19は、一例としての情報表示画像G200Bを示す図である。図19を参照して、情報表示画像G200Bは、図14の情報表示画像G200Aと比較して、文字列表示画像G260Aの代わりに文字列表示画像G260Bが配置される点が異なる。それ以外は、情報表示画像G200Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
文字列表示画像G260Bは、文字列表示画像G260Aと比較して、さらに、テキストデータAに示される「食事では、野菜、魚を摂取しましょう。」という文字列が表示される。なお、文字列表示画像G260Bに示される文字列のうち、未表示設定テキストデータテーブルD300に示される未表示文字列「食事では、野菜、魚を摂取しましょう。」に対しては、下線による修飾が行なわれる。なお、未表示文字列の修飾態様は、下線に限定されることなく、たとえば、四角、太文字、文字の色の変更、フォントの変更、網掛け等、他の修飾態様であってもよい。
また、文字列表示画像G260Bに示される文字列のうち、修飾設定キーワードに対しては、図14で説明したのと同様に修飾が施される。なお、修飾設定キーワードの修飾態様は、四角に限定されることなく、たとえば、下線、太文字、文字の色の変更、フォントの変更、網掛け等、他の修飾態様であってもよい。
また、修飾設定キーワード(たとえば、“食事”)の右上には、図13で説明したのと同様に、図18の文字設定データテーブルD210Aに示される、修飾設定キーワードに割り当てられた割当文字(たとえば、“Q”)が表示される。
再び、図16を参照して、ステップS419の文字列表示処理NAでは、前述のステップS418のボタン割当処理が行なわれていない場合、以下の処理NBが行なわれる。ステップS418のボタン割当処理が行なわれていない場合は、ステップS414でNOと判定されて、ステップS419の処理が行なわれる場合である。
処理NBでは、制御部510が、VDP532を利用して、読出しテキストデータに示される文字列を表示した情報表示画像を生成する。
なお、ステップS411のデータ読出し処理において、未表示設定テキストデータテーブルが読み出されている場合、制御部510は、生成した情報表示画像に示される文字列のうち、未表示設定テキストデータテーブルに示される未表示文字列に対し、他の文字とは異なる修飾を施した情報表示画像を生成する。
そして、制御部510は、生成した情報表示画像を、表示部530に表示させる。
データ読出し処理において、未表示設定テキストデータテーブルが読み出されている場合、表示部530に表示される情報表示画像は、図19の情報表示画像G200Bの文字列表示画像G260Bに表示される文字列に対し、四角による修飾が行なわれてない画像となる。
また、データ読出し処理において、未表示設定テキストデータテーブルが読み出されていない場合、表示部530に表示される情報表示画像は、図19の情報表示画像G200Bの文字列表示画像G260Bに表示される文字列に修飾が行なわれてない画像となる。そして、ステップS419Nに進む。
ステップS419Nでは、未表示文字列設定処理Aが行なわれる。未表示文字列設定処理Aでは、制御部510が、図5のテキスト取得処理により、現時点で一時記憶部522に記憶されている複数のテキストデータのうち、表示部530に表示されている文字列を示す読出しテキストデータおよび不完全テキストデータ以外のテキストデータ(以下、新規テキストデータともいう)を、未表示テキストデータに設定する。
なお、未表示文字列設定処理Aにおいて、新規テキストデータが未表示テキストデータに設定される場合は、たとえば、図5のテキスト取得処理により、読出しテキストデータが受信された後、さらに、映像コンテンツ受信処理において、データ処理部507が、一時記憶部522に記憶されているテキストデータとは異なるテキストデータ(新規テキストデータ)を含む映像コンテンツを受信した場合である。この場合、データ処理部507は、受信した映像コンテンツに含まれるテキストデータ(新規テキストデータ)を、制御部510へ送信する。そして、制御部510は、受信したテキストデータ(新規テキストデータ)を、図5のステップS213の処理により、一時記憶部522に記憶させる。
そして、制御部510は、設定された未表示テキストデータが示す文字列を示す未表示設定テキストデータテーブルを生成し、生成した未表示設定テキストデータテーブルを、一時記憶部522に記憶させる。なお、一時記憶部522に未表示設定テキストデータテーブルが記憶されている場合、制御部510は、生成した未表示設定テキストデータテーブルを上書き記憶させる。そして、ステップS421に進む。
ステップS421では、ボタン押下操作があるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、入力部540に含まれる複数のボタンのいずれかの押下操作があるか否かが判定される。ステップS421において、YESならば、ステップS422に進む。一方、ステップS421において、NOならば、再度、図11のステップS370の処理が行なわれる。ここでは、ボタン押下操作があったとして、ステップS422に進む。
ステップS422では、図11のステップS322と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、押下されたボタン(以下、押下ボタンともいう)がテレビ操作ボタンであるか否かが判定される。ステップS422において、YESならば、ステップS423に進む。一方、ステップS422において、NOならば、後述するステップS425に進む。
ステップS423では、図11のステップS322と同様にテレビ操作処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。そして、再度、図11のステップS398の処理が行なわれる。
ステップS425では、制御部510が、押下ボタンが、割当文字ボタンであるか否かを判定する。割当文字ボタンは、入力部540に含まれるボタンであって、飾設定キーワードに割り当てられた文字を入力するためのボタンである。表示部530に図19の情報表示画像G200Bが表示されている場合、割当文字は、文字列表示画像G260Bに示される“Q”、“W” “E”、“R”、“T”となる。この場合、割当文字ボタンは、入力部540に含まれる、“Q”、“W” “E”、“R”および“T”のいずれかを入力するためのボタンとなる。ステップS425において、YESならば、ステップS426に進む。
一方、ステップS425において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、図11のステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「押下されたボタンに割り当てられたキーワードはありません」というメッセージである。
ここでは、押下ボタンが、“R”を入力するための割当文字ボタンであるとして、ステップS426に進む。以下においては、押下された割当文字ボタンに割り当てられた修飾設定キーワードを、選択修飾キーワードともいう。すなわち、選択修飾キーワードは、ユーザのボタン操作により選択されたキーワードである。
ステップS426では、選択修飾キーワードに対応づけられたコンテンツが、記憶部520に記憶されているか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択修飾キーワードが、図3のキーワード登録データテーブルD100に含まれる複数の登録キーワードのいずれかと一致するか否かを判定する。ステップS426において、YESならば、再度、図11のステップS327の処理が行なわれる。
一方、ステップS426において、NOならば、制御部510が、VDP532を利用して、エラーメッセージを所定時間(たとえば、10秒)、表示部530に表示して、再度、図11のステップS398の処理が行なわれる。エラーメッセージは、たとえば、「選択されたキーワードに対応付けられたコンテンツはありません。」というメッセージである。
(情報表示中またはキーワードの選択中の処理)
次に、情報表示中またはキーワードの選択中に、図11のステップS102により実行される映像コンテンツ受信処理において、データ処理部507が、一時記憶部522に記憶されているテキストデータとは異なるテキストデータ(以下、新規テキストデータともいう)を含む映像コンテンツを受信した場合の処理について説明する。
ここで、図16のステップS419の処理が行なわれることにより、表示部530に、図19の情報表示画像G200Bが表示されているとする。また、文字列表示画像G260Bに示される文字列の表示中、または、文字列表示画像G260Bに示される文字列に含まれるキーワードの選択操作が行なわれている最中(たとえば、ステップS425でYES)に、映像コンテンツ受信処理において、データ処理部507が、新規テキストデータを含む映像コンテンツを受信したとする。
この場合、映像コンテンツ受信処理において、データ処理部507は、受信した映像コンテンツに含まれる新規テキストデータを、制御部510へ送信する。そして、制御部510は、受信した新規テキストデータを、図5のテキスト取得処理のステップS213の処理により、一時記憶部522に記憶させる。
その後、ステップS419Nの未表示文字列設定処理Aが行なわれたとする。この場合、未表示文字列設定処理Aでは、制御部510が、新規テキストデータが示す文字列を示す未表示設定テキストデータテーブルを生成し、生成した未表示設定テキストデータテーブルを、一時記憶部522に記憶させる。
ここで、新規テキストデータが示す文字列は、たとえば、「食事では、摂取する栄養のバランスが大切です。」であるとする。この場合、一時記憶部522に記憶される未表示設定テキストデータテーブルに示される未表示文字列は、「食事では、摂取する栄養のバランスが大切です。」という文字列となる。
その後、再度、ステップS411〜S419の処理が行なわれたとする。この場合、表示部530には、新規テキストデータが示す文字列「食事では、摂取する栄養のバランスが大切です。」が、図19の情報表示画像G200Bと同様に、他の文字列とは異なる態様(たとえば、下線付き)で表示される。
以上の処理により、情報表示中またはキーワードの選択中に、表示部530に表示できなかった、新規テキストデータが示す文字列を、他の文字列とは異なる態様で表示することで、新規テキストデータが示す文字列を容易に認識することができる。すなわち、情報表示中またはキーワードの選択中に、新規テキストデータが取得された場合においても、新規テキストデータが示す文字列を容易に認識することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、受信した映像コンテンツに含まれるテキストデータが示す文字列が、記憶部520に記憶されている登録キーワードを含む場合、たとえば、図14の情報表示画像G200Aのように、文字列表示画像G260Aに示される文字列のうち、登録キーワード“運動”、“散歩”と、登録キーワード以外の文字列とを異なる態様で表示する。
また、登録キーワードに、割当文字(たとえば、“Q”)を割り当てることで、登録キーワードの選択を容易にすることができる。選択された登録キーワードは、対応付けられている検索対象コンテンツから、登録キーワードを見出し語として、当該見出し語に対応する詳細情報が検索され、検索された詳細情報が表示される。
すなわち、表示された文字列に、調べたいキーワードが表示された場合、キーワードを再入力することなく、割当文字を入力するための割当文字ボタンを押下するという簡易な操作を行なうだけで、キーワードの詳細情報が表示される。
したがって、表示されている画像に対応する情報(たとえば、番組情報)のうち、ユーザが所望するキーワードの詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。すなわち、表示されている画像に対応する情報の詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態では、表示部530に表示されている文字列を示すテキストデータを含む映像コンテンツを、受信する前または受信した後においても、さらに、テキストデータを含む映像コンテンツを受信し、受信した映像コンテンツに含まれるテキストデータを、一時記憶部522に記憶させる。
そして、表示部530に表示してない未表示文字列がある場合、たとえば、図19の情報表示画像G200Bのように、文字列表示画像G260Bに示される文字列のうち、未表示文字列と、未表示文字列以外の文字列とを異なる態様で表示する。
これにより、ユーザがまだ見ていない文字列を容易に認識することができる。
また、詳細情報は、表示されている画像とともに表示される。したがって、表示されている画像の視聴を妨げることなく、表示されている画像に対応する情報のうち、ユーザが所望するキーワードの詳細情報を、容易に知ることができるという効果を奏する。
(機能ブロック図)
図20は、第1の実施の形態における制御部510の機能ブロック図である。図20を参照して、制御部510は、受信部511と、判定部512と、検索部513と、表示制御部514とを含む。
ここで、記憶部520は、キーワードと、キーワードに対応付けられたコンテンツであって、かつ、複数の見出し語にそれぞれ対応付けられた複数の詳細情報を含むコンテンツとを1以上記憶する。なお、記憶部520および一時記憶部522は、情報を記憶する記憶手段として機能する。
受信部511は、テキストデータを含む映像コンテンツを受信する。表示部530は、受信部511により受信された映像コンテンツが示す画像を表示する。判定部512は、受信部511により受信された映像コンテンツに含まれるテキストデータが示す文字列が、記憶部520に記憶されているキーワードを含むか否かを判定する。
検索部513は、判定部512により、テキストデータが示す文字列が記憶部520に記憶されているキーワードを含むと判定された場合、テキストデータが示す文字列に含まれるキーワードに対応付けられたコンテンツから、テキストデータが示す文字列に含まれるキーワードを見出し語として、対応する詳細情報を検索する。表示制御部514は、検索部513により検索された詳細情報を、表示部530に表示させる。
なお、制御部510に含まれる、受信部511、判定部512、検索部513および表示制御部514の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
図21は、第1の実施の形態および第2の実施の形態における、他の例としての制御部510の機能ブロック図である。図21を参照して、制御部510は、受信部511Aと、受付け部512Aと、判定部513Aと、検索部514Aと、表示制御部515Aとを含む。
ここで、記憶部520は、キーワードと、キーワードに対応付けられたコンテンツであって、かつ、複数の見出し語にそれぞれ対応付けられた複数の詳細情報を含むコンテンツとを1以上記憶する。なお、記憶部520および一時記憶部522は、情報を記憶する記憶手段として機能する。
受信部511Aは、テキストデータを含む映像コンテンツを受信する。表示部530は、受信部511Aにより受信された映像コンテンツが示す画像と、受信部511Aにより受信された映像コンテンツに含まれるテキストデータが示す文字列とを表示する。受付け部512Aは、表示部530に表示された文字列に含まれるキーワードを選択するための選択指示を受付ける。
判定部513Aは、選択指示により選択されたキーワードに対応づけられたコンテンツである選択コンテンツが記憶部520に記憶されているか否かを判定する。検索部514Aは、判定部513Aにより、選択コンテンツが記憶部520に記憶されていると判定された場合、選択コンテンツから、選択されたキーワードを見出し語として、対応する詳細情報を検索する。表示制御部515Aは、検索部514Aにより検索された詳細情報を、表示部530に表示させる。
なお、制御部510に含まれる、受信部511Aと、受付け部512Aと、判定部513Aと、検索部514Aおよび表示制御部515Aの全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
70 ネットワーク、180 プログラム、500 翻訳装置、510 制御部、520 記憶部、530 表示部、540 入力部、555 記録媒体。