JP2004215094A - 電子機器装置及びキーワード生成装置 - Google Patents

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Naomasa Takahashi
巨成 高橋
Hirotaka Kondo
広隆 近藤
Toshio Nakao
利雄 中尾
Masayuki Nakamura
雅之 中村
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Abstract

【課題】ユーザが取得したい情報を的確に取得できる利便性の高い電子機器装置を提供する。
【解決手段】時間の経過と共に変化するテレビ放送等において出力される内容に関する情報を、当該時間の経過に伴う変化に合わせて抽出し、当該抽出した情報からキーワードを生成する。そして当該キーワードを基に、当該テレビ放送等に関連する情報を検索し、検索した結果を表示画面に表示する。また、当該情報を表示画面に表示する際のレイアウトや表示順番を、記述言語に集約して一元管理する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばテレビ、MD(Mini−Disc)プレイヤ、CD(Conpact Disc)プレイヤ等の電子機器装置及びこのような装置に用いることができるキーワード生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、テレビ放送など逐次的に流れる情報からそれに関連する情報を検索する技術としては、テレビ放送の映像情報若しくは音声情報をテロップ認識又は音声認識により認識してそこから文字列を抽出し、単語辞書を参照して当該文字列からキーワードを生成し、当該キーワードを基にそれに関連する情報を検索し、当該情報をテレビ画面に表示するというものがある(特許文献1、特許文献2等参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願平11−161661
【特許文献2】
特願平11−250068。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、テレビ放送から得られる情報は、時間帯によってその内容が大きく異なるため、そのような情報から一律に一つの単語辞書を参照してキーワードを取得しようとすると、テレビ放送の内容に直接関連性の無い単語まで抽出してしまい、放送に関連した的確なキーワードが取得しにくいという問題があった。また、テレビ放送で使用される言葉には一時性があるものも多いが、そのような言葉こそキーワードとして重要な場合が多いにもかかわらず、そのような言葉は単語辞書には記憶されていない場合が多く、キーワードとして抽出されないため、ユーザが最も取得したい情報を得ることができないという問題もあった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされるものであり、ユーザが取得したい情報を的確に取得できる利便性の高い電子機器装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電子機器装置は、特定の時間帯に出力される第1の情報に関連する第1のキーワードを第1の情報以外の情報から収集する収集手段と、前記第1のキーワードに関連する第2の情報を検索する検索手段と、前記第1の情報が出力されるときに、前記検索された第2の情報を出力する出力手段とを具備することを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、特定の時間帯に出力される第1の情報に関連する第1のキーワードを第1の情報以外の情報から収集し、それに関連する第2の情報を検索しているので、的確なキーワードによる検索が行え、ユーザが取得したい情報を的確に取得できる。
【0008】
本発明に係る電子機器装置は、前記第1のキーワードは、前記第1の情報より出現する可能性のあるものであって、前記第1の情報が出力されたときに、前記第1の情報から第2のキーワードを抽出する抽出手段を更に具備し、前記検索手段は、前記第1のキーワードと前記第2のキーワードとが一致したときに、一致したキーワードに関連する前記第2の情報を検索するものであることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、予め収集した第1のキーワードと、第1の情報が出力されたときに抽出される第2のキーワードとのマッチングをとることにより、検索するためのより的確なキーワードを抽出することができ、当該キーワードで検索を行うことによりユーザに対してより的確な情報を提供することができる。
【0010】
本発明に係る電子機器装置は、前記第1の情報は、特定の時間帯に放送されるコンテンツであり、前記収集手段は、特定の時間帯に放送されるコンテンツに関連する情報から前記第1のキーワードを収集するものであることを特徴としている。
【0011】
この構成によれば、放送されるコンテンツに関連する情報を、当該放送と同時に出力することができ、ユーザに対して、有用で的確な情報を提供することができる。
【0012】
本発明に係る電子機器装置は、ディスクを再生するものであり、前記第1の情報は、光ディスクに記憶されたTOC(Table of Contents)情報であることを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、ディスクが再生されているときに、再生されている曲に関連する情報を検索し、当該検索によって取得された情報を当該再生と同時にユーザに提供することができる。
【0014】
本発明に係る電子機器装置は、前記出力手段は、前記第1の情報を表示すると共に、前記検索された第2の情報を同時に表示する手段を更に有することを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、検索によって得られた情報を映像として表示することにより、ユーザは当該情報を視覚的に認識でき、ユーザの利便性を高めることができる。
【0016】
本発明に係る電子機器装置は、前記表示画面に配置すべき表示領域を定義する配置情報少なくとも含むプログラムを読み込む手段と、前記読み込んだプログラムの前記配置情報に基づいて前記表示画面に表示領域を設定するレイアウト手段とを更に具備し、前記出力手段は、設定された前記表示領域に前記第1の情報及び前記第2の情報を同時に表示するものであることを特徴としている。
【0017】
この構成によれば、プログラムによって表示画面の表示領域を定義できるため、表示画面に情報を表示する際には、ユーザの好みにあったレイアウトで表示でき、ユーザの利便性を高めることができる。
【0018】
本発明に係る電子機器装置は、前記第2の情報は、1以上のリンクを含むページであり、前記プログラムは、前記第2の情報のリンク先のページへリンク送りするための情報を更に含むものであり、前記出力手段は更に、前記プログラムの前記リンク送りするための情報に基づいて、前記第2の情報のリンク先のページを順次取得して前記表示画面に表示するものであることを特徴としている。
【0019】
この構成によれば、表示画面には、前記第2の情報のリンク先のページを順次取得して表示することができるため、ユーザの所望する情報をより多様で詳細な形で提供することができる。
【0020】
本発明に係るキーワード生成装置は、単語辞書と、文字列を入力する手段と、当該入力された文字列を、前記単語辞書を用いて単語単位に区分し、当該区分された各単語を更に品詞単位に区分する手段と、当該区分された単語から名詞を抽出し、更に当該名詞から固有名詞及び前記記憶手段により記憶されていない未知語を抽出する手段と、当該抽出された単語をキーワードとして生成する手段とを具備することを特徴としている。
【0021】
この構成によれば、固有名詞だけでなく、単語辞書に登録されていない未知語まで抽出できるため、より的確なキーワードを生成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0023】
まず、本発明をテレビジョンセットに適用した例について説明する。
【0024】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテレビジョンセットのシステムを示す概略図、図2は図1の制御部のブロック図である。
【0025】
図1に示すように、このテレビジョンセット100は、外部情報源との接続手段であるインターフェース部101と、このインターフェース部101より入力された映像情報と音響情報とを分離するA/V_SW102と、映像情報を処理する映像部103と、音響情報を処理する音響部104と、ユーザからの操作命令を入力する操作入力部105と、各部の制御とともに各種の演算処理を実行する制御部106とで構成される。
【0026】
インターフェース部101には、WWW(World Wide Web)107との接続手段であるネットワークインターフェース部108、BS放送を選曲するBSチューナ109、地上波放送を選曲する地上波チューナ110、ビデオ入力端子111、オーディオ入力端子112、メモリカードの読み書きを行うメモリカードスロット113、ディジタルビデオカメラ等からの情報を取り込むためのi.LINK(DV端子)114などが設けられている。なお、ビデオ入力端子111からは、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PC(Personal Computer)、ゲーム機などのデジタルデータを扱う機器115からの映像情報を取り込むことができる。
【0027】
映像部103は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ116と、A/V_SW102によって選択された映像情報からディスプレイ116に表示可能な映像信号を生成するY/Cシンクシグナルプロセッサ117とからなる。
【0028】
音響部104は、A/V_SW103によって選択された音響情報を処理するサウンドプロセッサ118と、サウンドプロセッサ118より出力されたオーディオ信号を増幅するオーディオアンプ119と、増幅後のオーディオ信号を聴覚的に出力するスピーカ120とで構成される。
【0029】
操作入力部105は、テレビジョンセット本体に設けられたキー/スイッチ部121と、リモートコントローラ122との間でIr(Infrared)無線通信を行う赤外線通信部123とからなる。
【0030】
また、制御部106には図2に示すように、演算と制御とをするCPU(Central Processing Unit)201、必要に応じて一時的に映像情報、音響情報、データ及びソフト等を記録し、電子機器装置であるテレビジョンセット100の制御をより円滑に行うRAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、データ格納部204及び各種のソフトウェアが格納されたソフトウェア格納部205が備えられている。
【0031】
データ格納部204には、単語辞書206、画面のレイアウト及び表示されたWebページのリンク送りを行うためのSMILデータである表示プログラムデータ207が制御部の制御下格納されている。
【0032】
また、ソフトウェア格納部205には、キーワード収集機構208、情報検索機構209、文字情報認識機構210、画像情報認識機構211、音声情報認識機構212、記述読込み機構213、記述判定機構214、情報制御機構215、レイアウト機構216、リンク送り機構217等のソフトウェアが格納されている。
【0033】
本発明の第1の実施形態に係るテレビジョンセット100は、テレビ放送の画像を表示画面に表示すると共に、当該放送に関連する情報を検索し、当該検索結果を表示画面に同時に表示する構成を有する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る表示画面のレイアウト例を示す図である。
【0034】
同図に示すように、前記表示画面は、テレビ放送等の動画301、当該テレビ放送に出現するキーワードに関連する情報をWeb検索した結果のWebページ302、及び当該Webページのリンク先のWebページ303をそれぞれ表示するための表示領域を有し、各領域の情報は同時に表示される。
【0035】
なお、当該表示領域は、図4に示すように、ユーザが好みのレイアウトを選択することにより決定され、また、図5及び図6に示すように各表示領域のソース等もユーザが設定することができる。これらの機能の詳細については後述する。
【0036】
ここで、本発明の第1の実施形態に係るテレビジョンセットが、前記キーワードを生成し、当該キーワードに関連する情報を検索する手段について説明する。
【0037】
図7及び図8は、本発明の一実施形態に係るキーワード収集手段の構成を示す説明図である。
【0038】
キーワード収集機構はまず、テレビジョンセット100がテレビ放送を受信している最中に、当該受信しているテレビ放送の視聴チャンネルデータ及び現在時刻データを認識し、当該データを基に、ネットワークインターフェース部108を介してWeb上から上記テレビ放送番組に関する情報を取得する。
【0039】
具体的には、図7に示すように、例えばWeb上のテレビ番組表(EPG、Electric Program Guide)701を掲載したホームページへアクセスし、前記認識したデータと当該テレビ番組表とを照合し、当該テレビ番組のテーブルであるHTML(Hyper Text Markup Language)を解析することにより、番組名、番組の内容、出演者等の当該テレビ番組に関連する情報をダウンロードする。
【0040】
なお、キーワード収集機構208は、テレビジョンセット100がテレビ放送を受信している最中だけでなく、テレビ放送が放送される前に予め前記キーワードを前記手順と同様に収集しておくような態様にしてもよい。
【0041】
そして、同図に示すように、前記キーワード収集機構208は、前記ダウンロードした情報をテキスト形式に変換し、当該変換したテキストを、放送局名、番組名、時間、文章等の項目に分けて項目ごとにデータベース702を作成する。
そして、図8に示すように、当該データベース702の文章項目中の文章を、形態素解析等の解析法により単語単位及び品詞ごとに区分してテーブル801を作成する。すなわち、予め単語を当該単語の品詞に関するデータと対応させて記憶してある単語辞書206を用いることにより、文章を単語単位に区分し、当該区分された単語を品詞ごとに区分する。更に、当該区分されたテーブル801中の単語から固有名詞及び前記単語辞書206に記憶されていない未知語を抽出することで、当該抽出された単語が第1のキーワードとして生成される。そして、生成された第1のキーワードは放送局名、番組名、放送時間等のデータと共にテーブル化(802)される。
【0042】
ここで、固有名詞及び単語辞書206に記憶されていない未知語を抽出するのは、一般的に固有名詞は人名であったり地域の名前であったりすることが多いため、単なる単語と違い、テレビ番組に関連するキーワードとなる可能性が高いからである。また、単語辞書206に登録されていない未知語は、一時的な流行語であったり、あまり一般的ではない有名人の名前であったりする可能性が高く、それらの単語も、テレビ番組に関連する重要なキーワードとなる可能性が高いからである。但し、前記単語辞書に登録されていない未知語を抽出する場合は、特殊な記号など意味を持たないものも抽出されてしまう可能性があるため、言葉として明らかに意味を持たないと思われる語は、予め除去しておき、キーワード抽出の精度を高めておく。
【0043】
一方、例えば図9に示すように、文字情報認識機構210は、前記テレビジョンセット100が受信しているテロップ901のような文字情報を認識し、また画像情報認識機構211は人物の映像等の画像情報902を認識し、音声情報認識機構212は音楽等の音声情報903を認識して、それぞれ形態素解析等により第2のキーワードを生成し、前記キーワード収集機構208と同様にテーブル(図示せず)を作成する。
【0044】
そして、情報検索機構209は、前記生成された第1のキーワードと第2のキーワードとを照合し、それらが一致したときに、当該一致したキーワードを基にネットワークインターフェース部108を介して、Web上の検索エンジンにより当該キーワードに関連する情報を検索する。
【0045】
図10は、本発明に係るテレビジョンセット100がキーワードを生成し、当該キーワードを基に関連情報を検索し、検索結果を表示画面に表示するまでの流れを表したフロー図である。
【0046】
同図に示すように、まず、EPGデータ、テロップ等の文字情報、人物の映像等の画像情報及び音楽等の音声情報といった認識要素をテレビジョンセット100に入力するための準備をする(ステップ1001)。当該準備が整い、認識要素の入力が完了した場合(ステップ1002のYes)には、EPGデータの認識、文字情報認識、画像情報認識、音声情報認識のそれぞれの認識機構の準備をする(ステップ1003)。当該準備が整い、認識を完了した場合(ステップ1004のYes)には、次に、認識した情報を上述したように単語単位に分割して抽出するための準備をする(ステップ1005)。当該準備が整い、当該単語の抽出を完了すると(ステップ1006のYes)、抽出した単語を一旦記憶する(ステップ1007)。そして、当該記憶した単語から更に固有名詞及び未知語を抽出し、キーワードとして生成するための準備をする(ステップ1008)。当該準備が整い、キーワードの生成が終了すると(ステップ1009のYes)、当該キーワードを基に検索エンジンによって関連情報を検索するための準備をする(ステップ1010)。当該準備が整い、Web検索が終了すると(ステップ1011のYes)、検索された結果を表示画面に表示するための準備をする(ステップ1012)。そして、当該検索結果をテレビ放送の画像と共に表示する(ステップ1013)ことにより終了する。
【0047】
なお、当該検索の方法としては、複数のキーワードを論理和(OR)及び論理積(AND)として検索する態様にしてもよい。
【0048】
また、当該検索に用いる検索エンジンは、ユーザの選択により自由に指定することが可能である。この機能については後述する。
【0049】
以上の構成によれば、キーワード収集手段が、特定の時間帯に放送されるテレビ番組に関する情報を基にキーワードを生成し、当該キーワードを基に検索するため、当該テレビ番組に関連し、ユーザの求める情報を的確に取得することができる。特に、Web上のEPGデータは、テレビ番組ごとに当該テレビ番組にのみ関連する情報を掲載しているため、当該情報を基に生成されたキーワードは、単語辞書のみを用いて生成されたキーワードに比べて、当該テレビ番組に関連する可能性が非常に高く、当該キーワードを基に情報を検索することにより、的確な情報を取得することができる。換言すれば、当該キーワードは、時間の経過に伴って逐次変化し、性格の異なる情報から、特定の時間帯の情報に絞って抽出していくものであるため、当該キーワードを基に当該特定の時間に出力される情報に関連する情報を検索する場合には、時間の経過に沿った的確な情報を取得することが可能となる。
【0050】
次に、本発明において、テレビジョンセット100が前記検索された情報を表示画面に表示するシステムについて説明する。
【0051】
前記映像部は、前記検索により取得された情報を、受信しているテレビ放送の映像と共にテレビジョンセット100の表示画面に表示する。
【0052】
この際、取得された情報をただ単純に表示画面に表示するだけでは、ユーザにとって見にくい場合もあり、ユーザの利便性を損ねることとなる。そこで本発明に係るテレビジョンセット100は、ユーザの好みに合わせて表示画面のレイアウトを変更する機能を有する。すなわち、テレビジョンセット100は、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)等のXML(eXtensibleMarkup Language)をベースとした記述言語を用いることにより、表示画面上の各表示領域のサイズ及び位置を規定することが可能となる。
【0053】
ここで、XMLとは、Web上で文書やデータを交換したり、配布したりするときの標準となる可能性のある重要なマークアップ言語である。XMLの特徴として、タグを自分で定義できることや、データの内容の意味がタグで表されていること等があり、拡張可能性があるとされている。
【0054】
また、SMILとは、静止画や動画、音声等のマルチメディアデータを統合してWeb(World Wide Web)ページとの同期を実現するものである。
【0055】
以下、XML及びSMILを記述言語に用いることにより、表示画面のレイアウトを変更する機能について説明する。
【0056】
まず、本発明においてレイアウトを変更するために必要な表示プログラムについて説明する。
【0057】
SMILの記述による表示プログラムでは、外部情報源との間で信号のやり取りをするためのインターフェースを選択する表示情報を、URIのルールにより、データベースの構造の定義とされるURIスキーマを利用して規定している。
【0058】
具体的には、表示プログラムは、複数の表示領域を定義し夫々レイアウトする部分と、その定義された表示領域にどの外部情報源からの情報を表示するかを定義するとともに、他の情報を付加させる部分を有している。これにより、特定の外部情報源からの情報を表示することを定義できるので、URIのルールを利用して自由に外部情報源からの情報を表示画面でレイアウトできる。
【0059】
例えば、SMILの記述がされた図11に示すようにregion要素1103〜region要素1105にある”region”というタグ名と属性名”id”とを使って”region id”とし、複数の表示領域をそれぞれ属性値”r1”、”r2”、”r3”等を用いて特定している。
【0060】
なお、例えばregion要素1104においては、top=0、left=319とあるので、表示領域r2の左上が、上から0で右横へ319の所となることを示している。
同様に、widthとheightでそれぞれ当該表示領域の横の長さと縦の長さを規定している。
【0061】
また、video要素1107やtext要素1108のように上述の”region id”により定義された各領域r1、r2及びr3には、どの外部情報源からの情報を表示するかを、URIを利用し、その後に例えば属性名”src”及びURLを記述することにより外部情報源を特定することができる。
【0062】
例えば、text要素1108では、
<text id =”id2” src=”http://www.google.co.jp/search?q=$$$$” region=”r2”/>
と記述し、”src”の後に続くURLにより外部情報源を特定している。なお、search?q=$$$$”という記述は、?の後に続くキーワード($$$$の部分)によって検索した結果のページを表示することを意味している。
【0063】
更に表示プログラムは、いく通りかの画面レイアウト例や画面レイアウトされた映像情報を、画面レイアウトデータとして格納することもできる。また、例えば磁気ディスク及びCD−ROM(CD−Read Only Memory)等に記録可能である他、制御部106本体の他のメモリ及び外部メモリに記録できるものである。これによって表示プログラムを多面的に利用でき、クライアントの機器に対応した画面レイアウトが可能となる。
【0064】
以上のような表示プログラムを作成することで、テレビジョンセット100の表示画面のレイアウトを変更することが可能となり、ユーザにとってより見やすい画面で情報を提供することができる。
【0065】
次に、上記表示プログラムを用いて画面レイアウトを行うために必要な、ソフトウェア格納部205に格納された前記各ソフトウェアについて説明する。
【0066】
記述読込み機構213は、例えばデータ格納部204に画面レイアウトデータとして格納する表示プログラムの記述を、CPU201のコントロール下読込むもので、読込まれた情報は記述判定機構214に送られる。
【0067】
記述判定機構214は、読込まれたプログラムが正しいXML文章であるかを判定し、正しいXML文章であればパーシングをして更にSMIL文章であるかを判定し、SMIL文章であればパーシングをしてSMIL文書を意味のある部分に切り分ける。
【0068】
また、記述判定機構214は切り分けられた部分を、複数の表示領域を定義し夫々レイアウトする部分と、その定義された表示領域にどの外部情報源からの情報を表示するかを定義するとともに、他の情報を付加させる部分に分けてそれぞれの内容を判定する。これにより、特定の外部情報源からの情報を表示することを定義できるので、URIのルールを利用して自由に外部情報源からの情報を表示画面でレイアウトできる。
【0069】
具体的にいうと、記述判定機構214は切り分けられた部分を例えば、<head>要素と<body>要素として捉え、<head>要素では<layout>要素に表示領域が定義されレイアウトされたか判定し、<body>要素では定義された表示領域にどの外部情報源からの情報を表示するかを定義されているか判定する。
【0070】
レイアウト機構216は、読込まれたプログラムの複数の表示領域を定義し夫々レイアウトする部分の記述判定機構214による判定に基づくレイアウト情報を受けて、表示画面をレイアウトする。
【0071】
情報制御機構215は、記述判定機構214によって与えられた表示情報制御用のパラメータにより、BS放送等の具体的チャンネル情報をBSチューナ109に、個別機器のコントロール情報等を対応する機器に受け渡すことができる。
【0072】
以上の各ソフトウェア及び表示プログラムを具備することにより、表示画面における画面のレイアウトが可能となる。
【0073】
本発明に係るテレビジョンセットは更に、キーワードによる検索の結果、表示画面に表示されたページを表示するだけでなく、当該ページのリンク先のページを順次取得して、表示画面に設定された表示領域に表示させることができる。以下、当該リンク送り手段について説明する。
【0074】
上述したように、表示プログラム中の<body>要素内で、Web上のページを指定する場合、図9の要素1108に示すように、
<text id =”id2”src=”http://www.google.co.jp/search?q=$$$$” region=”r2”/> …(1)
と表記する。
【0075】
このように、SMILではファイルを直接指定で表記するため、検索結果のページ内にあるリンク先のページを指定することは現在のSMIL規格の範囲では不可能である。というのも、検索結果のページを解析してからでないとリンク先の情報が得られないからである。すなわち、表記段階では、リンク先が分からず、そのリンク先を指定できないことになる。
【0076】
そこで、図11の要素1109に示すように、
<text id =”id3”src=”http://www.google.co.jp/search?q=$$$$??dur=5” region=”r3”/>…(2)
というように、URI(Uniform Resource Identifiers)表記に属性として??dur=5の記述を追加する。
【0077】
??以降にdur=が記述されていた場合、??以前に記述されたファイル名を検索結果のページ(リンク元のページ)とし、その検索結果のページのリンク先を表示するという意味を持たせている。dur=以降の数字は、検索結果のページ内にあるリンクの移動間隔を示す。上記例では5秒間隔でリンクが移動するという意味になる。
【0078】
よって、図11のtext要素1109にアンダーラインで表した部分が拡張個所である。ここでは、<head>要素の子どもの<layout>要素において、3つの領域 ”r1”、 ”r2”及び”r3”が定義されており、領域”r2”で指定された範囲には、リンク元のページであるhttp://www.google.co.jp/search?q=$$$$が表示され、領域”r3”で指定された範囲には、領域”r2”で表示しているリンク元のページに含まれるリンク先が表示されることになる。リンクの移動は5秒間隔で行われる。
【0079】
以上のようなSMIL表記によって以下のようなリンク先の自動送りが実現される。
【0080】
図12に、ページ間のリンクの例を示す。検索結果のページ(リンク元のページ)1201には、リンク先のページのアドレスを含む複数の項目1201a,1201b,1201c,1201d,・・・・が定義されているものとする。
【0081】
上述したように、図11に示したSMIL表記により、表示画面には、図13に示すように、3つの表示領域r1,r2,r3が設定される。そして、表示領域r2に検索結果のページ1101が表示され、表示領域r3には、検索結果のページ1201の個々の項目1201a,1201b,1201c,1201d,・・・・に対応するリンク先のページ1201−1,1201−2,1201−3,1201−4,・・・・が5秒間隔で1ページずつ切り替えて表示される。
【0082】
ところで、最初に検索結果のページ1201が表示されたとき、その先頭の項目1201aにフォーカスがあてられる。ここで、フォーカスとは、個々の表示領域において常に一つのオブジェクトに入力権限を与えるための機能である。フォーカスがあてられたオブジェクトはたとえば下線引きや変色等によって視覚的に識別することが可能となっている。
【0083】
このテレビジョンセット100では、決められた時間間隔でタイマー割り込み処理が発生し、フォーカス対象のオブジェクトを次へ移動させるための移動コードが表示領域r2に対して送信される。
【0084】
この移動コードにより、表示領域r3で新たにフォーカスがあてられたオブジェクトが項目であるならば、この項目に定義されているリンク先のページのアドレスを表示領域r3に表示させるリンク先のページの情報として設定することで、リンク先のページの表示が実現される。
【0085】
また、図14に示すように、検索結果のページ1201の複数のリンク先1201−1、1201−2を同時に表示することも可能である。
【0086】
この場合、SMILデータに次のような表記の拡張を行えばよい。
<text id=”id3”src=”http://www.google.co.jp/search?q=$$$$??dur=5;item=2,1”region=”r3”/>…(3)
ここでは新たにitem=2,1の表記が追加されている。
【0087】
item=i,jは、リンク間の移動間隔とリンク間の移動開始位置を指定する属性であり、iがリンク間の移動間隔を示し、jがリンク間の移動開始位置を示す。(3)の例は、この属性を持つリンク先の表示領域には最初に先頭のリンク先を表示させ、次には、二つ移動した先頭から三番目のリンク先を表示させることを意味する。
【0088】
item=i,jの指定がなければ、リンク先の表示領域r3には、リンク先が順に表示される。この属性の追加により、任意の表示領域にそれぞれ異なったリンク先を表示させることができる。
【0089】
上記拡張を用い、図14の表示を実現するためのSMIL表記の例を図15に示す。text要素1501〜1504が拡張個所である。この例では、領域”r2”で指定された範囲にhttp://www.google.co.jp/search?q=$$$$のページを表示し、領域”r3”で指定された範囲には領域”r2”に表示されているhttp://www.google.co.jp/search?q=$$$$のページに含まれるリンク先の一つ、すなわち図12で示すところの「見出し1」のページ1201−1が表示される。そして、領域”r4”で指定された範囲には、領域”r2”に表示されているhttp://www.google.co.jp/search?q=$$$$のページ内に含まれるリンク先で、かつ領域”r3”に表示されているリンク先の次のリンク先、すなわち図12で示すところの「見出し2」のページ1201−2が表示される。
【0090】
その5秒後には、領域”r3”に「見出し3」のページが、領域”r4”には「見出し4」のページが表示される。
【0091】
このように、上記の拡張により、検索結果のページの任意の数のリンク先を個々の領域に表示し、その任意の数の領域の単位でリンク先の表示を切り替えることができる。
【0092】
ところで、検索結果のページのリンク先のページを表示する場合、当該リンク先のページが英語等の外国語で表記されている場合もある。このような場合、当該外国語の読解が得意でないユーザは当該ページを読むことができず、ユーザの利便性を損ねることとなる。そこで、本発明に係るテレビジョンセット100は、外国語で表記されたリンク先のページを日本語に翻訳する機能を有する。
【0093】
当該翻訳には、Web上で翻訳サービスを行っている翻訳サイトを利用する。
表示プログラム上では、図16のtext要素1601のアンダーライン箇所に示すような拡張を行う。すなわち、当該記述では、URL記述箇所1602に前記翻訳サイトのURL(例えばURL1603)を入力する。なお、当該翻訳サイトにおいては、翻訳したいページのURLを入力することにより翻訳が実行されるが、表示プログラム上においては、URL1603中に”#####”で示した箇所1604に当該翻訳したいページのURL、すなわち前記検索結果のページの前記リンク先のページのURLを入力することにより当該ページの翻訳が実行される。なお、翻訳に利用する翻訳サイトは、ユーザの選択により自由に変更することができる。翻訳を実行する際のユーザの操作については後述する。
【0094】
ここまで、本発明に係る画面レイアウト手段及びリンク送り手段の構成を説明してきたが、次に、以上のように構成されたテレビジョンセット100が、画面レイアウト及びリンク送りを実行する場合の動作を説明する。
【0095】
図4、図5、図6はそれぞれユーザにソースを選択させる画面の説明図、図17は表示画面のレイアウト及びリンク送りが設定され、画面が表示されるまでの流れを示したフローチャート図である。
【0096】
上述したように、テレビジョンセット100の表示画面には、表示領域r1にテレビ放送情報、表示領域r2に当該テレビ放送に関連する情報をキーワードを基に検索した結果のWebページ、及び表示領域r3に当該Webページのリンク先のWebページが同時に表示される。
【0097】
まず、ユーザが例えばテレビジョンセット100でテレビ放送を受信している最中に、リモートコントローラ122等に予め定められたWeb情報表示モードボタンを押すことにより、テレビジョンセットの表示画面にはWeb情報表示設定画面が表示される(ST1701)。
【0098】
まず、図4に示すような複数の画面レイアウト例401、402等が表示される。勿論、画面レイアウト例は図4に示される4例だけではなく、希望するレイアウト画面が表示されるまで、他の画面レイアウト例をリモートコントローラ122等の操作によって表示させることができる。
【0099】
ユーザは当該画面レイアウト例から、希望するレイアウト例をリモートコントローラの操作により選択する(ST1702)。各レイアウト例にはリモートコントローラの数字キーと対応する番号が付けられているため、ユーザは数字キーの操作だけで希望するレイアウト例を選択することができる。
【0100】
レイアウト例の選択が終了すると、次のステップとして表示画面には、表示領域”r1”に表示されるテレビ放送のソースを選択するための画面が表示される。具体的には図5の501に示すように、地上波放送を表示するかCS/BS放送を表示するかをリモートコントローラのトグルによりまず選択し、当該選択の後、502に示すように放送されるチャンネルを数字キーにより選択する(ST1703)。同図では、地上波放送の6チャンネルが選択されたことになる。
【0101】
当該選択が終了すると、次のステップとして、表示画面には、図6に示すように、表示領域”r1”に表示される地上波放送から抽出したキーワードを基に情報を検索する場合の検索エンジンを選択するための画面が表示される。
【0102】
ユーザはリモートコントローラのトグルにより複数の検索エンジンから希望する検索エンジンを選択する(ST1704)。
【0103】
当該選択が終了すると、次のステップとして、表示領域”r2”に表示される検索結果のWebページのリンク先のページである表示領域”r3”の表示方法を設定する(ST1705)。ユーザは、リモートコントローラの数字キーにより、リンク先のページを順次表示する場合の表示間隔の時間を設定する。また、表示領域”r3”を更に2つの表示領域に分けて、複数のリンク先のページのうち2つのページを同時に表示するか否かを、リモートコントローラのトグルにより設定する。
【0104】
ユーザによる以上の選択により、表示画面の表示方法が全て特定されたことになる。ここで、特定された設定に変更がある場合(ST1706のYes)には、設定し直したいステップを選択し(ST1707)、それぞれのステップの設定画面に戻って設定をし直す。
【0105】
上記設定が全て終了すると、制御部106の記述読込み機構213は、当該特定されたレイアウト例、チャンネル、検索エンジン及びリンク先の表示方法に対応する表示プログラムを、データ格納部204の表示プログラムデータ207から呼び出し、そのプログラムの記述の読込みを開始する(ST1708)。
【0106】
なお、当該表示プログラムを呼び出す場合は、図18に示すように、複数のレイアウト例等に対応する表示プログラムがデータ格納部204にファイル1、ファイル2、ファイル3・・・等のファイルとして複数格納されているため、ユーザがあるレイアウト例等を選択した場合は、当該レイアウト例等に対応するファイルを呼び出すだけで済むことになる。
【0107】
そして、制御部106の記述判定機構214は読み込んだ記述がXML文章か否か及びSMIL文章か否か判定し(ST1709)、XML文章及びSMIL文章でないと判定したときは、エラー処理する(ST1710)。
【0108】
更にSMIL文章と判定されたときは、CPU21は記述判定機構214にSMIL文章のパーシングを開始するよう命令し、記述判定機構214はSMIL文章の切り分けを開始する。(ST1711)。
【0109】
次に、記述判定機構214は切り分けられた部分を例えば、複数の表示領域をH定義しそれぞれレイアウトする部分と、その定義された表示領域にどの外部情報源からの情報を表示するかを定義するとともに他の情報を付加させる部分に分けてそれぞれの内容を判定する(ST1712)。
【0110】
すなわち、記述判定機構214は図11に示すようなSMIL文章において要素11の1の<layout type=”textから要素1106の</layout>までのregion要素のレイアウト情報をレイアウト機構216に伝え、テレビジョンセット100の画面をレイアウトさせる。
【0111】
次に、記述判定機構214はSMIL文章のBasic Mediaから”src”の属性を抽出させ、その後の記述から、region要素によって定義された表示領域にどの外部情報源からの情報を表示するか、及びリンク先をどのように表示するかを判定する(ST1713)。
【0112】
そして、記述判定機構214が判定した外部情報源に関する情報は、レイアウト機構216及びリンク送り機構217に送られ、各機構が、判定された情報に基づいて表示画面を表示する(ST1714)ことにより終了する。
【0113】
なお、表示する際には、上述した図10等に示すように、キーワードを生成して当該キーワードを基に関連情報を検索する過程を経て、当該検索結果及びそのリンク先の情報を上記表示プログラムに基づいて表示する。
【0114】
また、上述したリンク先のページの翻訳機能を実行する際は、リモートコントローラ122にページ翻訳ボタンを用意しておく。そして、リンク先のページが外国語で表示され、ユーザが当該ページの翻訳を希望する場合には、ユーザが当該翻訳ボタンを押すことにより翻訳が実行される。この場合にも、上述したように、図16で示したような表示プログラムをファイルとして用意しておき、ユーザが翻訳ボタンを押すことにより当該表示プログラムを読み込み、上記手順と同様に表示する。また、翻訳に利用する翻訳サイトも、リモートコントローラ122でユーザが選択することにより変更することが可能である。
【0115】
なお、ユーザの上記選択により表示方法が決定され、表示された後でも、当該設定を変更することは勿論可能である。その場合は、Web情報表示設定画面を再び表示させて、設定のやり直しをすればよい。
【0116】
このように、本実施形態によれば、テレビジョンセット100の画面を表示するための表示プログラムに、複数の表示領域を定義しそれぞれレイアウトする部分と、その定義された表示領域にどの外部情報源からの情報を表示するかを定義することとしたので、特定の外部情報源からの情報を表示することを定義でき、URIのルールを利用して自由に外部情報源からの情報を表示画面でレイアウトできる。
【0117】
また、検索結果のページのリンク先の内容を順番に閲覧したい場合、これまでユーザはリンク先を一つずつ指定する必要があったが、本発明においては当該リンク送りについても表示プログラムに記述することとしたため、ユーザは自らリンクをたどる必要も無く、所望する表示方法で容易にリンク先を閲覧することができる。また、写真などの画像を自動的に切り替えて表示することで、アルバムショーとしての利用も可能になる。
【0118】
更に、本実施形態においては、データ格納部には当該レイアウト、チャンネル、検索エンジンの全ての組み合わせに対応する表示プログラムがファイルとして格納されているため、上述したユーザの選択に対しては、当該選択に対応するファイルをデータ格納部から呼び出すだけで済むことになる。また、この構成により、ユーザも複雑な操作をすることなく、希望する画面表示形式を容易に選択することができる。
【0119】
なお、以上までは、予めレイアウトを記述した複数の表示プログラムファイルを別々に格納して、当該ファイルを切り替える方法について説明したが、当該方法の他にも、XMLのDOMツリーを変更することにより、表示プログラムとしての記述言語を直接書き換えることで表示画面のレイアウトを変更する方法を用いてもよい。
【0120】
また、ここまでは、本発明をテレビジョンセットに適用した例について説明してきたが、本発明はこの例に限定されるものではなく、他の電子機器装置にも同様に適用することができる。以下において、本発明をCD(Compact Disk)プレイヤやMD(Mini−Disk)プレイヤ等のメディアプレイヤに適用した場合について説明する。
【0121】
本発明の第2の実施形態によれば、例えばCDプレイヤ、MDプレイヤ等のメディアプレイヤで音楽を再生しているときに、CD及びMDに格納されているTOC情報を基にキーワードを生成し、当該キーワードを基に当該音楽に関連する情報をWeb上で検索し、当該情報を、CDプレイヤ及びMDプレイヤの表示画面に表示することができる。なお、本実施形態においては当該CDプレイヤ及びMDプレイヤがWebに接続できるものであることが前提となる。
【0122】
ここでTOC(Table of Contents)とは、ディスクの内容を表した目次にあたるもので、ディスクの最内周に記録されている。CDプレイヤ及びMDプレイヤは、このTOC情報を読み込むことにより、何曲目を再生させよという命令が来ると瞬時に目的の位置を探し出し、ピックアップを移動することができる。TOCの具体的な内容として、図19のテーブル1903に示すように、CD1901やMD1902の内容である音楽等の曲名、アーティスト名、アルバム名、作成年及びディスクの発売日、曲番号等が記録されている。
【0123】
本発明に係るメディアプレイヤは、当該TOC情報を前記テレビジョンセットと同様の手順で認識し、キーワードを生成する。そして、メディアプレイヤが曲を再生しているときに、前記キーワードに基づいて当該再生している曲及び当該曲のアーティストに関連する情報をWeb検索する。そして当該検索の結果のWebページが、メディアプレイヤの表示画面に表示される。
【0124】
この際、前記テレビジョンセットと同様に、表示画面のレイアウトや検索エンジンを変更することも可能である。また、検索結果のWebページのリンク先のページを順次取得して表示することも可能である。
【0125】
ただ、これらのメディアプレイヤの表示画面はテレビジョンセット等に比べて小さいのが通常である。よって、検索結果のWebページ及び当該ページのリンク先のページをメディアプレイヤの表示画面に表示する場合は、図20に示すように、例えばMDプレイヤ2001のリモートコントローラ2002の表示画面に、当該ページのテキスト情報のみを表示させるなど、ユーザが見やすい表示形態にすることも可能である。
【0126】
この構成によれば、メディアプレイヤを再生中に、当該再生されている曲やアーティスト等に関連する情報を曲の再生と同時に取得することができるため、ユーザにとって有用で的確な情報を提供することができる。
【0127】
また、TOC情報は、再生される曲と直結した情報であるため、前記キーワードも当該曲との関連性が強く、そのキーワードを基に検索した結果も、ユーザが所望する的確な情報である可能性も高く、ユーザの利便性をより高めることができる。
【0128】
なお、本実施形態は、CDプレイヤ及びMDプレイヤだけでなく、Webに接続する機能を持たせた電子機器装置ならばDVDプレイヤや携帯電話等にも勿論適用が可能である。
【0129】
以上説明したように、従来電子機器装置において、逐次的に流れる情報からそれに関連する情報を検索して表示する場合は、ユーザが最も所望する情報を得られない場合があったが、本発明によれば、情報を検索する際に、より的確なキーワードを用いることによりユーザの所望する情報を検索することができる。
【0130】
すなわち、時間の経過と共に変化するテレビ放送等に関連する情報を、当該時間の経過に伴う変化に合わせて抽出し、当該抽出した情報からキーワードを生成するため、当該キーワードを基に情報を検索することによって、当該検索される情報の質を高めることができる。
【0131】
また、当該情報を表示する際のレイアウトや表示順番を表示プログラムである記述言語に集約して一元管理することにより、ユーザが見やすく利便性の高い電子機器装置を容易に提供することができる。
【0132】
更に、本発明を実施するためには専用サーバを必要としないため、従来の電子機器装置に対する整合性も非常に高くなる。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが取得したい情報を的確に取得できる利便性の高い電子機器装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るテレビジョンセットのシステムを示す概略図である。
【図2】図1の制御部のブロック図である。
【図3】本発明における表示画面のレイアウト例を示す図である。
【図4】本発明における表示画面のレイアウト例を選択する画面を示す図である。
【図5】本発明における表示画面のソースを選択する画面を示す図である。
【図6】本発明において検索エンジン及びリンク送りについて選択する画面を示す図である。
【図7】本発明におけるキーワード収集手段の構成を示す第1の説明図である。
【図8】本発明におけるキーワード収集手段の構成を示す第2の説明図である。
【図9】本発明における文字情報認識機構、画像情報認識機構及び音声情報認識機構の動作を示す説明図である。
【図10】本発明におけるテレビジョンセットが、キーワードを生成してから検索結果を表示画面に表示するまでの流れを表したフロー図である。
【図11】本発明における表示プログラムの記述例を示す図である。
【図12】本発明において表示されるWebページのリンクの例を示す図である。
【図13】本発明における表示方法の一例を示す図である。
【図14】本発明において複数のリンク先を同時に表示する場合の説明図である。
【図15】図14の表示を実現する表示プログラムの記述例を示す図である。
【図16】本発明においてページ翻訳を実現するための表示プログラムの記述例を示す図である。
【図17】本発明において画面表示方法を設定する流れを示す図である。
【図18】本発明における記述読込み機構と表示プログラムの関係を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施形態におけるTOC情報の説明図である。
【図20】本発明をMDプレイヤに適用した場合を示す図である。
【符号の説明】
100 テレビジョンセット
101 インターフェース部
102 A/V_SW
103 映像部
104 音響部
105 操作入力部
106 制御部
107 WWW
108 ネットワークインターフェース部
109 BSチューナ
110 地上波チューナ
111 ビデオ入力端子
112 オーディオ入力端子
113 メモリカードスロット
114 DV端子
115 機器
116 ディスプレイ
117 Y/Cシンク シグナル プロセッサ
118 サウンドプロセッサ
119 オーディオアンプ
120 スピーカ
121 スイッチ部
122 リモートコントローラ
123 赤外線通信部
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 データ格納部
205 ソフトウェア格納部
206 単語辞書
207 表示プログラムデータ
208 キーワード収集機構
209 情報検索機構
210 文字情報検索機構
211 画像情報認識機構
212 音声情報認識機構
213 記述読み込機構
214 記述判定機構
215 情報制御機構
216 レイアウト機構
217 リンク送り機構
301 テレビ放送等の動画
302 検索結果のWebページ
303 リンク先のWebページ
401 画面レイアウト例
501 テレビ放送選択画面
502 チャンネル選択画面
601 検索エンジン選択画面
602 リンク送り設定画面
701 テレビ番組表
702 データベース
801 単語テーブル
802 キーワードテーブル
901 テロップ情報
902 画像情報
903 音声情報
1201 リンク元のページ
1901 CD
1902 MD
2001 MDプレイヤ
2002 MDリモートコントローラ

Claims (8)

  1. 特定の時間帯に出力される第1の情報に関連する第1のキーワードを第1の情報以外の情報から収集する収集手段と、
    前記第1のキーワードに関連する第2の情報を検索する検索手段と、
    前記第1の情報が出力されるときに、前記検索された第2の情報を出力する出力手段とを具備することを特徴とする電子機器装置。
  2. 請求項1に記載の電子機器装置において、
    前記第1のキーワードは、前記第1の情報から出現する可能性のあるものであって、
    前記第1の情報が出力されたときに、前記第1の情報から第2のキーワードを抽出する抽出手段を更に具備し、
    前記検索手段は、前記第1のキーワードと前記第2のキーワードとが一致したときに、一致したキーワードに関連する前記第2の情報を検索するものであることを特徴とする電子機器装置。
  3. 請求項1に記載の電子機器装置であって、
    前記第1の情報は、特定の時間帯に放送されるコンテンツであり、
    前記収集手段は、特定の時間帯に放送されるコンテンツに関連する情報から前記第1のキーワードを収集するものであることを特徴とする電子機器装置。
  4. 請求項1に記載の電子機器装置であって、
    当該電子機器装置は、ディスクを再生するものであり、
    前記第1の情報は、前記ディスクに記憶されたTOC(Table Of Contents)情報であることを特徴とする電子機器装置。
  5. 請求項1に記載の電子機器装置において、
    前記出力手段は、前記第1の情報を表示画面に表示すると共に、前記検索された第2の情報を同時に表示画面に表示する手段
    を更に有することを特徴とする電子機器装置。
  6. 請求項5に記載の電子機器装置において、
    前記表示画面に配置すべき表示領域を定義する配置情報少なくとも含むプログラムを読み込む手段と、
    前記読み込んだプログラムの前記配置情報に基づいて前記表示画面に表示領域を設定するレイアウト手段とを更に具備し、
    前記出力手段は、設定された前記表示領域に前記第1の情報及び前記第2の情報を同時に表示するものであることを特徴とする電子機器装置。
  7. 請求項6に記載の電子機器装置において、
    前記第2の情報は、1以上のリンクを含むページであり、
    前記プログラムは、前記第2の情報のリンク先のページへリンク送りするための情報を更に含むものであり、
    前記出力手段は更に、前記プログラムの前記リンク送りするための情報に基づいて、前記第2の情報のリンク先のページを順次取得して前記表示画面に表示するものであることを特徴とする電子機器装置。
  8. 単語辞書と、
    文字列を入力する手段と、
    当該入力された文字列を、前記単語辞書を用いて単語単位に区分し、当該区分された各単語を更に品詞単位に区分する手段と、
    当該区分された単語から名詞を抽出し、更に当該名詞から固有名詞及び前記記憶手段により記憶されていない未知語を抽出する手段と、
    当該抽出された単語をキーワードとして生成する手段とを具備することを特徴とするキーワード生成装置。
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