JP5310635B2 - 防犯装置 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明によれば、異常検出対象物は車であるので、車の異常を検出することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載の防犯装置において、前記異常検出対象物は移動端末であることを要旨とする。
請求項6に記載の発明では、請求項3に記載の防犯装置において、前記警報手段は、車高が低くなることに伴う前記判定手段の異常の検出により作動し、前記通知手段は、車高が低くなることに伴う前記判定手段の異常の検出を外部機器へ通知することを要旨とする。
請求項7に記載の発明では、前記警報手段は、前記一次コイルと前記二次コイルとの間の距離が離れることに伴う前記判定手段の異常の検出により作動し、前記通知手段は、前記一次コイルと前記二次コイルとの間の距離が離れることに伴う前記判定手段の異常の検出を外部機器へ通知することを要旨とする。
本実施形態では、車に不審者が乗り込んだことを検出して警報する防犯装置に具体化している。特に本実施形態では、ハイブリッド車、燃料電池を備える燃料電池車、電気自動車等における車載バッテリを充電するための共鳴型非接触充電システムに適用している。
高周波電源13は、例えば数MHz程度の高周波電力を出力する。また、高周波電源13は、コイル12からの反射電力を検出する反射電力検出手段を有する。
送電側コイル11は、コイル12と磁気的に結合可能な位置に配置されており、コイル12から電磁誘導により電力が供給される。このように、一次コイルとしての送電側コイル11は高周波電源13からコイル12を介して高周波電力の供給を受ける。送電側コイル11にはコンデンサCが接続されている。
整流器23は、コイル22に接続されており、コイル22からの電力を整流する。受電側コイル21にはコンデンサCが接続されている。
本実施の形態では、車両側コントローラ27は、電源側コントローラ14から充電を開始する旨の通知を受けると充電ECU26に充電開始指令を出し、充電ECU26からの充電完了信号や電子キー28からのロック/アンロック信号を受信すると電源側コントローラ14に各信号を受信した旨を伝送する。また、車両側コントローラ27は、電源側コントローラ14から異常が発生した旨を受け取ると警報装置29を作動させる指令信号を送信する。
次に、このように構成した防犯装置の作用を共鳴型非接触充電システムの作用の共に、図3,4,5のタイムチャート、および、図6,7,8のフローチャートを用いて説明する。
図3,4,5のタイムチャートにおいて、上から、バッテリ電圧Vb、出力電力P1および反射電力P2、警報装置29のオン/オフ状態を示す。警報装置29のオンにて警報(例えば警報音)が発せられる。
電源側コントローラ14は図6のステップ100で充電開始信号あるいはロック信号を受信したか否か判定する。電源側コントローラ14はステップ100でロック信号を受信すると(ドアロック操作がされることにより車両のドアを施錠すると)、ステップ101で充電するための電力出力中か否か判定し、充電するための電力出力中でないとステップ102に移行する。電源側コントローラ14は、ステップ102においてロック信号を受信してから所定時間の間に充電開始信号を受信したか否か判定する。電源側コントローラ14はステップ102でロック信号を受信してから所定時間の間に充電開始信号を受信すると、ステップ103に移行する。
このようにして、判定手段としての電源側コントローラ14は充電完了後において送電側コイル11と受電側コイル21との距離に応じて変化する反射電力P2から車の異常の有無を判定して、異常であると警報する。
電源側コントローラ14は図6のステップ100でロック信号を受信した後にステップ101で充電するための電力出力中でなくステップ102においてロック信号を受信してから所定時間の間に充電開始信号を受信しないと、図7のステップ111に移行する。そして、電源側コントローラ14はステップ111で低電力を出力させ、ステップ112で反射電力を記憶し、ステップ113で反射電力を監視し、ステップ114で反射電力値が設定値よりも高いか否か判定する。そして、電源側コントローラ14はステップ114で反射電力が設定値よりも高いと、図6のステップ107で電子キー28によるドアロック解除操作が行なわれたか否か判定してドアロック解除により車両の所有者等の正規の人が車両に乗ったのであればステップ109に移行して監視を終了し、高周波電源13をオフする。一方、電源側コントローラ14はステップ107でドアロック解除操作が行なわれないのに反射電力が設定値よりも高いのであればステップ108で車両側コントローラ27を介して警報装置29を作動させて音や光等による警報を行なわせる。
電源側コントローラ14は図6のステップ100で充電開始信号を受信すると図8のステップ115に移行する。電源側コントローラ14はステップ115において、充電開始信号を受信してから所定時間の間にロック信号を受信したか否か判定してロック信号を受信しないとステップ116に移行して充電するための電力を出力するように高周波電源13を制御し、ステップ117で充電完了信号を受信したか否か判定して充電完了信号を受信するとステップ118で高周波電源13をオフする。電源側コントローラ14はステップ115でロック信号を受信すると、図6のステップ103に移行する。
次に、充電中にロック信号を入力した場合について説明する。
そして、電源側コントローラ14はステップ105で反射電力を監視し、ステップ106で反射電力値が設定値よりも高いか否か判定して反射電力値が設定値よりも低いとステップ110で充電完了信号を受信したか否か判定し、充電完了信号を受信しないとステップ105に戻る。電源側コントローラ14はこの動作の繰り返しにより充電が完了してステップ110で充電完了信号を受信すると図7のステップ111に移行して低電力出力、ステップ112での反射電力の記憶、ステップ113での反射電力の監視、ステップ114での反射電力の変化の判定等を行う。
(1)高周波電源13においては、高周波電源13への送電側コイル11からの反射電力を検出する機能を有している。即ち、防犯装置の構成として、反射電力検出手段を備えている。そして、電源側コントローラ14は反射電力に基づいて車の異常の有無を判定する。詳しくは、電源側コントローラ14は、検出される反射電力と設定値とを比較して車の異常の有無を判定する。これにより車の異常を検出することができる。
・上記実施形態では高周波電源13に反射電力検出機能を有する構成としたが、高周波電源13とは別に反射電力検出手段としての反射電力検出回路を設けて同回路にて高周波電源13の送電側コイル11からの反射電力を検出してもよい。
・送電側コイル11は軸線(螺旋の中心軸)が地上面に対して直交していなくてもよい。
・ドアロック信号をトリガーにして異常検出を開始したが、電子キーの場合においては、キーが車の近くにあるか判断できるので、電子キーが認識できなくなったのをトリガーとして異常検出を開始してもよい。
・上記実施形態では、車に不審者が乗り込んだことを検出する防犯装置に具体化し、ハイブリッド車等における車載バッテリを充電するための共鳴型非接触充電システムに適用したが、これに限ることなく、以下のように実施することができる。
・図3に示したようにバッテリ電圧が閾値に達したときに充電完了としたが、所定の電圧に達した後の所定時間が経過した時に充電完了としてもよい。
・図1(b)に示すように車高H1でマッチングがとれていない状態でもその時の反射電力さえ記憶しておけば車高H2になったことを検知できるので、例えば、侵入により反射電力が小さくなったときに異常と判定してもよい。
Claims (7)
- 高周波電源と、
前記高周波電源から高周波電力の供給を受ける一次コイルと、
異常検出対象物に設けられ、前記一次コイルと離間して非接触で配置され、前記一次コイルからの電力を受電する二次コイルと、
前記高周波電源への前記一次コイルからの反射電力を検出する反射電力検出手段と、
前記反射電力検出手段によって検出される前記反射電力に基づいて前記異常検出対象物の異常の有無を判定する判定手段と、
前記一次コイルと前記二次コイルとの間の距離が変化することに伴う前記判定手段の異常の検出により作動する警報手段、及び、前記一次コイルと前記二次コイルとの間の距離が変化することに伴う前記判定手段の異常の検出を外部機器へ通知する通知手段の少なくとも一つと、
を備えたことを特徴とする防犯装置。 - 前記判定手段は、前記反射電力検出手段によって検出される前記反射電力と設定値とを比較して前記異常検出対象物の異常の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の防犯装置。
- 前記異常検出対象物は車であることを特徴とする請求項1または2に記載の防犯装置。
- 前記異常検出対象物は移動端末であることを特徴とする請求項1または2に記載の防犯装置。
- 前記異常検出対象物はバッテリを有しており、前記バッテリは前記二次コイルにおいて受電した電力で充電されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防犯装置。
- 前記警報手段は、車高が低くなることに伴う前記判定手段の異常の検出により作動し、
前記通知手段は、車高が低くなることに伴う前記判定手段の異常の検出を外部機器へ通知することを特徴とする請求項3に記載の防犯装置。 - 前記警報手段は、前記一次コイルと前記二次コイルとの間の距離が離れることに伴う前記判定手段の異常の検出により作動し、
前記通知手段は、前記一次コイルと前記二次コイルとの間の距離が離れることに伴う前記判定手段の異常の検出を外部機器へ通知することを特徴とする請求項3または4に記載の防犯装置。
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