JP5310446B2 - 携帯型プリンター - Google Patents

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Description

本発明は、節電用モードに移行することにより消費電力を抑えた携帯型プリンターに関するものである。
従来の携帯型プリンターには、例えば、下記特許文献1に記載されているように、通信手段や印字部に対して節電用モードをそれぞれ備えたものがある。
そのような携帯型プリンターでは、所定時間使用されていないと、通信手段や印字部がそれぞれの節電用モードに移行することによって、節電を行い、消費電力を抑えている。さらに、節電用モードが所定時間継続すると、自動的に電源が切られ、携帯型プリンターが停止状態になる。
特開2005−99960号公報
もっとも、節電用モード中のロジック系回路では、CPUは通常電力で稼働し、CPU以外は省電力で稼働しているため、消費電力をさらに抑えることが可能な余地があった。しかしながら、節電用モード中のロジック系回路を非通電状態にすれば、一時的であっても、節電用モードの継続時間を計測することができなくなることから、節電用モードが所定時間継続しても、携帯型プリンターを停止状態にすることができなくなる。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、節電用モード中にCPUが一時停止状態になっても、節電用モードが所定時間継続すれば、携帯型プリンターを停止状態にすることができる携帯型プリンターを提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、短距離無線通信の制御を行うための通信モジュールを有する携帯型プリンターにおいて、所定間隔で信号を繰り返し発生させるように設計された発振回路と、第1設定時間と第2設定時間とが記憶された主記憶装置と、CPUと内蔵記憶装置とを有するとともに、前記携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が前記第1設定時間に到達すると、前記CPUにより前記通信モジュールをスリープモードに移行させるとともに、前記CPUが一時停止状態となるマイクロコントローラと、を備え、前記マイクロコントローラでは、前記CPUが一時停止状態中に、前記CPUに割込信号の入力があると、前記CPUが動作可能となり、前記内蔵記憶装置を使用して以下(1a)〜(1b)の処理を前記CPUが実行し、(1a)前記割込信号が前記発振回路の信号であればカウント値をインクリメントし、(1b)前記発振回路の所定間隔の時間で前記第2設定時間を除することにより算出されるスリープカウント値に前記カウント値が到達していなければ、前記CPU自身を再び一時停止状態とする一方、前記スリープカウント値に前記カウント値が到達していれば、前記携帯型プリンターを停止状態に前記マイクロコントローラでは、内蔵タイマが設けられるとともに、以下(2a)〜(2b)の処理を前記CPUが実行し、(2a)前記携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が前記第1設定時間に到達する直前の所定時間内において、当該アイドル状態が継続していれば、前記発振回路の信号による割込入力がある毎に当該割込入力時刻を前記内蔵タイマを利用して取得するとともに、割込入力回数をカウントし、(2b)前記携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が前記第1設定時間に到達したときに、前記割込入力回数が2回以上であれば、前記割込入力時刻の各々と前記割込入力回数とに基づいて算出される割込入力間隔の平均時間を前記発振回路の所定間隔の時間として前記(1b)で使用する、ことを特徴とする。
本発明の携帯型プリンターでは、携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が第1設定時間に到達すると、マイクロコントローラのCPUによって通信モジュールが節電用モードであるスリープモードに移行するとともに、CPUが一時停止状態となる。但し、通信モジュールがスリープモードに移行していても、所定間隔で信号を繰り返し発生させるように設計された発振回路は通電状態にある。そして、CPUが一時停止状態中に、CPUに割込信号の入力があると、CPUが動作可能となり、マイクロコントローラの内蔵記憶装置を使用して、(1a)〜(1b)の処理をCPUが実行する。つまり、(1a)その割込信号が発振回路からの信号であれば、携帯型プリンターのアイドル状態が維持されているとして、カウント値がインクリメントされる。その後、(1b)カウント値がスリープカウント値に到達していなければ、CPU自身を再び一時停止状態とする一方、カウント値がスリープカウント値に到達していれば、携帯型プリンターを停止状態にする。
この点、スリープカウント値は、発振回路の所定間隔の時間で第2設定時間を除することにより算出されたものである。従って、通信モジュールがスリープモードに移行した後も、携帯型プリンターのアイドル状態が第2設定時間継続されていれば、発振回路からの信号が割込信号としてCPUに入力される毎にカウントされるカウント値がスリープカウント値に到達し、携帯型プリンターは停止状態になる。
尚、スリープカウント値の算出タイミングは、(1b)の処理の時点に限るものでなく、例えば、(1a)〜(1b)の処理が繰り返し実行される以前のいずれかの時点であってもよい。
すなわち、本発明の携帯型プリンターでは、通信モジュールのスリープモード中にマイクロコントローラのCPUが一時停止状態になるので、節電モードであるスリープモード中であっても消費電力をさらに抑えることが可能であり、しかも、通信モジュールのスリープモード中は、発振回路の割込信号がある毎に、CPUが一時停止状態から動作可能となることを繰り返し、発振回路からの信号が割込信号としてCPUに入力される毎にインクリメントされるカウント値とスリープカウント値との比較により、通信モジュールのスリープモードの継続時間を計測するので、通信モジュールのスリープモードが第2設定時間継続すれば、携帯型プリンターを停止状態にすることができる。
本発明の一実施形態に係る携帯型プリンターの斜視図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターのブロック図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターが有する発振回路が繰り返し発生する信号の波形を示した図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターが有する発振回路の回路図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターで実施される動作処理のフローチャート図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターで実施されるスリープ処理のフローチャート図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターで実施されるパワーオフ時間補正処理のフローチャート図である。 同実施形態に係る携帯型プリンターが有するテーブル(スリープカウント値の算出用)を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に携帯型プリンターは、ブルートゥース(登録商標)の通信技術やUSBコードでホスト端末と接続し、感熱式の印刷を行うモバイルプリンタである。図1は、本実施形態に係る携帯型プリンター1の斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る携帯型プリンター1は、本体2を有している。本体2には、電源キー3やUSBコネクタ4等が設けられている。
図2は、本実施形態に係る携帯型プリンター1のブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る携帯型プリンター1は、マイクロコントローラ11を有している。マイクロコントローラ11は、CPU12、内蔵ROM13、内蔵RAM14、及び内蔵タイマ15を有している。また、マイクロコントローラ11に対しては、電源キー3、EEPROM21、Flash ROM22、SDRAM23、上記USBコネクタ4と接続するUSBコントローラ24、BTモジュール31、発振回路32等が接続されている。
尚、感熱式の印刷関連の電気的構成については省略している。
BTモジュール31は、ブルートゥース(登録商標)の通信技術により印刷指令や印刷データ等をホスト端末(不図示)から受信するためのものであり、また、省電力で稼働して節電を行うスリープモードを備えている。
図3は、発振回路32が繰り返し発生する信号の波形を示した図である。図3に示すように、発振回路32は、所定間隔Typでパルス信号を繰り返し発生させるように設計されている。ここでは、所定間隔Typの時間を22秒としている。図4は、発振回路32の回路図である。図4に示すように、発振回路32は、集積回路41、抵抗42,43,44、及びコンデンサ45,46等から構成されている。
尚、発振回路32は、温度やこれらの構成部品のばらつき等によって、パルス信号の発生間隔である所定間隔Typの時間に誤差が生じることがある。その誤差を考慮すると、パルス信号の発生間隔である所定間隔Typの時間については、22秒と設計されている本実施形態では、例えば、15秒〜29秒の範囲内にばらつくと考えられる。
次に、本実施形態に係る携帯型プリンター1で実施される動作処理について説明する。図5は、本実施形態に係る携帯型プリンター1で実施される動作処理のフローチャート図である。尚、図5に示すフローチャートを実現するプログラムは、EEPROM21に記憶されており、電源が入ると、CPU12により、SDRAM23にコピーされて行われる。
電源キー3が押下され、電源が入ると、図5に示すように、S1において、CPU12は初期化処理を行う。この初期化処理では、内蔵タイマ15により、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間の計測が開始される。また、CUP12自身については、発振回路32からのパルス信号を割込信号として入力することが許可されていない状態にされる。また、後述する割込入力回数Nやカウント値Kには「0」が代入され、後述する割込信号入力時刻T(N)があれば消去される。さらに、BTモジュール31がスリープモードにあれば、そのスリープモードは解除される。その後は、S2進む。
S2では、CPU12は、電源キー3がオフか否かを判定する。この判定は、電源キー3が押下されたことにより発生する信号に基づいて行われる。ここで、電源キー3がオフであると判定された場合には(S2:YES)、S3に進む。S3では、CPU12は停止処理を行う。この停止処理では、電源が切られ、本実施形態に係る携帯型プリンター1が停止状態になる。一方、電源キー3がオフでないと判定された場合には(S2:NO)、S4に進む。
S4では、CPU12は、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過したか否かを判定する。尚、第1設定時間Ts1(例えば、3分)は、EEPROM21に記憶されており、最小時間以上であれば、USBコントローラ24やBTモジュール31を介したソフトウエアでユーザが変更させることができる。また、第1設定時間Ts1の最小時間は、発振回路32のパルス信号の発生間隔である所定間隔Typを数倍以上にした時間に定められており、ここでは、1分としている。
ここで、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過していると判断された場合には(S4:YES)、後述するS8のスリープ処理に進む。これに対して、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過していないと判断された場合には(S4:NO)、S5に進む。
S5では、CPU12は、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過する直前の所定時間Ta以内にあるか否かを判定する。尚、所定時間Taは、EEPROM21に記憶されており、第1設定時間Ts1を超えない時間とされるが、ここでは、第1設定時間Ts1の最小時間(1分)に等しくされている。ここで、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過する直前の所定時間Ta以内にあると判定された場合には(S5:YES)、後述するS9のパワーオフ時間補正処理を行う。これに対して、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過する直前の所定時間Ta以内にないと判定された場合には(S5:NO)、S6に進む。
S6では、CPU12は、ホスト端末(不図示)からの印刷指令があるか否かを判定する。この判定は、USBコントローラ24やBTモジュール31からの信号に基づいて行われる。ここで、ホスト端末(不図示)からの印刷指令がないと判定した場合には(S6:NO)、上記S2に戻る。これに対して、ホスト端末(不図示)からの印刷指令があると判定した場合には(S6:YES)、S7に進む。
S7では、CPU12は、印刷動作処理を行う。この印刷動作処理では、USBコントローラ24やBTモジュール31からの印刷指令や印刷データ等に基づいて、感熱式の印刷動作が行われる。その後は、上記S2に戻る。このとき、本実施形態に係る携帯型プリンター1についてのアイドル状態の継続時間の計測は、リセットされ、再び開始される。さらに、CPU12は、後述するカウント値Kや割込入力回数Nに「0」を代入し、後述する割込信号入力時刻T(N)があれば消去する。
次に、上記S9のパワーオフ時間補正処理について説明する。図7は、パワーオフ時間補正処理のフローチャート図である。図7に示すパワーオフ時間補正処理では、S211において、CUP12に対して発振回路32からのパルス信号を割込信号として入力することが許可されている状態にあるか否かをCUP12自身が判定する。ここで、CUP12に対して発振回路32からのパルス信号を割込信号として入力することが許可されていない状態にあると判定された場合には(S211:NO)、S215に進む。S215では、CPU12は、割込許可処理を行う。この割込許可処理では、CUP12は、CUP12自身に対して発振回路32からのパルス信号を割込信号として入力することが許可されている状態にする。その後は、上記図5のS6に進む。
一方、CUP12に対して発振回路32からのパルス信号を割込信号として入力することが許可されている状態にあると判定された場合には(S211:YES)、S212に進む。S212では、CPU12は、発振回路32からのパルス信号が割込信号として入力されたか否かを判定する。ここで、発振回路32からのパルス信号が割込信号として入力されていないと判定された場合には(S212:NO)、上記図5のS6に進む。これに対して、発振回路32からのパルス信号が割込信号として入力されていると判定された場合には(S212:YES)、S213に進む。
S213では、CPU12は、割込入力回数の加算処理を行う。この割込入力回数の加算処理では、CPU12は、割込入力回数Nに「1」をインクリメントする。その後は、S214に進む。S214では、CPU12は、割込信号入力時刻T(N)として、発振回路32からのパルス信号が割込信号として入力された時刻を内蔵タイマ15を使用して取得する。その後は、上記図5のS6に進む。
従って、S213及びS214がn回繰り返し行われると、割込入力回数Nは「n」となり、n個の割込信号入力時刻T(1),T(2),T(3),…,T(n)が取得される。
次に、上記図5のS8のスリープ処理について説明する。図6は、スリープ処理のフローチャート図である。図6に示すスリープ処理では、S101において、CPU12は、BTモジュール31をスリープモードに移行させる。その後は、S102に進む。
S102では、CPU12は、スリープカウント値Scを算出する。ここでは、先ず、CPU12は、上記図7のS213で加算された割込入力回数Nと上記図7のS214で取得された割込信号入力時刻T(N)の各々を使用して、割込入力間隔の平均時間Mを算出する。すなわち、割込入力回数Nを「n」とすると、(T(n)−T(n−1))+…+(T(2)−T(1))の和を「n−1」で除することにより、割込入力間隔の平均時間Mを算出する。従って、割込入力間隔の平均時間Mとは、本実施形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1を経過する直前の所定時間Ta以内において、CPU12に対して割込信号として入力された発振回路32からのパルス信号の各々の入力間隔の平均時間を意味している。
そして、CPU12は、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2を割込入力間隔の平均時間Mで除することにより、スリープカウント値Scを算出する。もっとも、割込入力回数Nが「1」の場合には、割込入力間隔の平均時間Mに代えて、発振回路32のパルス信号の発生間隔についての設計値である所定間隔Typの時間を使用して、スリープカウント値Scが算出される。算出されたスリープカウント値Scは、下記S111〜S119までの各処理を行うためのプログラムとともに、マイクロコントローラ11の内蔵RAM14に記憶される。
尚、第2設定時間Ts2は、EEPROM21に記憶されており、USBコントローラ24やBTモジュール31を介したソフトウエアでユーザが変更させることができる。これにより、BTモジュール31のスリープモード継続時間をユーザが変更できるので、利便性が高くなる。
また、このようなスリープカウント値Scの算出は、テーブルを使用して行われるのが通常である。図8は、スリープカウント値Scの算出のためのテーブル51A,51B,51Cを示した図である。図8に示すテーブル51Aは、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2が600秒(10分)のときに使用されるものである。テーブル51Bは、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2が1800秒(30分)のときに使用されるものである。テーブル51Cは、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2が3600秒(60分)のときに使用されるものである。各テーブル51A,51B,51Cでは、右側のマトリックスが割込入力間隔の平均時間Mに相当し、左側のマトリックスがスリープカウント値Scに相当している。
従って、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2が600秒(10分)のときに使用されるテーブル51Aの場合には、割込入力間隔の平均時間Mが20秒であれば、スリープカウント値Scは30カウントとなる。また、割込入力間隔の平均時間Mが22秒であれば、スリープカウント値Scは27カウントとなる。
但し、このようなスリープカウント値Scの算出のためのテーブルは、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2に応じて用意されるが、EEPROM21の記憶容量によっては、設定可能な全ての第2設定時間Ts2に応じて用意することが困難な場合がある。
このような場合には、例えば、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2が600秒(10分)のときに使用されるテーブル51AのみをEEPROM21に記憶し、600秒(10分)の第2設定時間Tsを基準にして計算によりスリープカウント値Scを算出する。具体的には、BTモジュール31のスリープモード継続時間である第2設定時間Ts2が3600秒(60分)に設定されている条件で、割込入力間隔の平均時間Mが20秒であれば、スリープカウント値Scは30カウント×3600秒(60分)/600秒(10分)=180カウントとなる。また、同条件で、割込入力間隔の平均時間Mが22秒であれば、スリープカウント値Scは27カウント×3600秒(60分)/600秒(10分)=162カウントとなる。
そして、スリープカウント値Scが算出された後は、S103に進む。S103では、CPU12は、CPU一時停止処理を行う。このCPU一時停止処理では、CPU12は、CPU12自身を一時停止する。このとき、マイクロコントローラ11では、内蔵タイマ15は供給停止となるが、内蔵ROM13や内蔵RAM14の内部データは保持される。また、発振回路32は通電状態が維持される。
その後は、CPU12は、内蔵RAM14に記憶されているプログラムにより、下記S111〜S119までの各処理を行う。すなわち、一時停止中のCPU12に対して割込信号が入力されると、S111のCPU動作復帰処理において、CPU12が動作可能にされる。そして、S112に進むと、CPU12は、その割込信号が発振回路32からのパルス信号であるか否かを判定する。ここで、その割込信号が発振回路32からのパルス信号であると判定された場合には(S112:YES)、S116に進む。S116では、CPU12は、カウント値の加算処理を行う。このカウント値の加算処理では、CPU12は、カウント値Kに「1」をインクリメントする。その後は、S117に進む。
S117では、CPU12は、カウント値Kがスリープカウント値Scに到達したか否かを判定する。ここで、カウント値Kがスリープカウント値Scに到達していないと判定された場合には(S117:NO)、S118に進む。
S118では、CPU12は、CPU一時停止処理を行う。このCPU一時停止処理では、CPU12は、CPU12自身を再び一時停止する。このとき、マイクロコントローラ11では、内蔵タイマ15は供給停止となるが、内蔵ROM13や内蔵RAM14の内部データは保持される。また、発振回路32は通電状態が維持される。その後、一時停止中のCPU12に対して割込信号が入力されると、上記S111が再び行われる。
一方、上記S117において、カウント値Kがスリープカウント値Scに到達していると判定された場合には(S117:YES)、S119に進む。S119では、CPU12は停止処理を行う。この停止処理では、電源が切られ、本実施形態に係る携帯型プリンター1が停止状態になる。
また、上記S112において、その割込信号が発振回路32からのパルス信号でないと判定された場合には(S112:NO)、S113に進む。S113では、CPU12は、その割込信号が印刷指令であるか否かを判定する。ここで、その割込信号が印刷指令であると判定された場合には(S113:YES)、CPU12は、BTモジュール31のスリープモードを解除する。その後は、上記図5のS2に戻る。これに対して、その割込信号が印刷指令でないと判定された場合には(S113:NO)、S114に進む。
S114では、CPU12は、その割込信号が電源キー3からの信号であるか否かを判定する。ここで、その割込信号が電源キー3からの信号であると判定された場合には(S114:YES)、上記図5のS2に戻る。これに対して、その割込信号が電源キー3からの信号でないと判定された場合には(S114:NO)、S115に進む。
S115では、CPU12は、CPU一時停止処理を行う。このCPU一時停止処理では、CPU12は、CPU12自身を再び一時停止する。このとき、マイクロコントローラ11では、内蔵タイマ15は供給停止となるが、内蔵ROM13や内蔵RAM14の内部データは保持される。また、発振回路32は通電状態が維持される。その後、一時停止中のCPU12に対して割込信号が入力されると、上記S111が再び行われる。
以上詳細に説明した通り、本実施の形態に係る携帯型プリンター1では、本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1に到達すると(S4:YES)、マイクロコントローラ11のCPU12によってBTモジュール31が節電用モードであるスリープモードに移行するとともに(S8,S101)、CPU12が一時停止状態となる(S8,S103)。但し、BTモジュール31がスリープモードに移行していても、所定間隔Typでパルス信号を繰り返し発生させるように設計された発振回路32は通電状態にある。
そして、CPU12が一時停止状態中に、CPU12に割込信号の入力があると、CPU12が動作可能となり(S8,S111)、マイクロコントローラ11の内蔵RAM14を使用して、以下(1a)〜(1b)の処理をCPU12が行う。つまり、(1a)その割込信号が発振回路32からのパルス信号であれば、本実施の形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態が維持されているとして、カウント値Kに対し「1」がインクリメントされる(S8,S116)。その後、(1b)カウント値Kがスリープカウント値Scに到達していなければ(S8,S117:NO)、CPU12自身を再び一時停止状態とする一方(S8,S118)、カウント値Kがスリープカウント値Scに到達していれば(S8,S117:YES)、本実施の形態に係る携帯型プリンター1を停止状態にする(S8,S119)。
この点、スリープカウント値Scは、割込入力回数Nが「1」の場合には、発振回路32の所定間隔Typの時間で第2設定時間Ts2を除することにより算出されたものである(S8,S102)。従って、BTモジュール31がスリープモードに移行した後も、本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態が第2設定時間Ts2継続されていれば、発振回路32からのパルス信号が割込信号としてCPU12に入力される毎にカウントされるカウント値Kがスリープカウント値Scに到達し(S8,S116,S117:YES)、本実施の形態に係る携帯型プリンター1は停止状態になる。
すなわち、本実施の形態に係る携帯型プリンター1では、BTモジュール31のスリープモード中にマイクロコントローラ11のCPU12が一時停止状態になるので(S8,S103,S115,S118)、節電モードであるスリープモード中であっても消費電力をさらに抑えることが可能であり、しかも、BTモジュール31のスリープモード中は、発振回路32の割込信号がある毎に、CPU12が一時停止状態から動作可能となることを繰り返し(S8,S111)、発振回路32からのパルス信号が割込信号としてCPU12に入力される毎に「1」がインクリメントされるカウント値Kとスリープカウント値Scとの比較により(S8,S116,S117)、BTモジュール31のスリープモードの継続時間を計測するので、BTモジュール31のスリープモードが第2設定時間Ts2継続すれば(S8,S117:YES)、本実施の形態に係る携帯型プリンター1を停止状態にすることができる(S8,S119)。
尚、発振回路32は、上述したように、所定間隔Typでパルス信号を繰り返し発生させるように設計されたものであるが(図3参照)、温度変化や構成部品(集積回路41、抵抗42,43,44、及びコンデンサ45,46等)のばらつき等によって、誤差が生じやすい。
しかしながら、本実施の形態に係る携帯型プリンター1では、以下(2a)〜(2b)の処理をCPU12が行っている。つまり、(2a)本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1に到達する直前の所定時間Ta以内において(S5:YES)、本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態が継続していれば、発振回路32からのパルス信号による割込入力がある毎に当該割込入力時刻T(N)がマイクロコントローラ11の内蔵タイマ15から取得されるとともに(S9,S214)、割込入力回数Nがカウントされ(S9,S213)、(2b)本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1に到達したときに(S4:YES)、割込入力回数Nが2回以上であれば、割込入力時刻T(N)の各々と割込入力回数Nとに基づいて算出される割込入力間隔の平均時間Mを発振回路32の所定間隔Typの時間として前記(1b)で使用されるようにして、スリープカウント値Scを算出している(S8,S102)。
すなわち、本実施の形態に係る携帯型プリンター1では、上述したように、割込入力回数Nが1回であれば、発振回路32が繰り返し発生させるパルス信号の所定間隔Typの時間に基づいて、BTモジュール31のスリープモードの継続時間を計測しているが(S8)、割込入力回数Nが2回以上であれば、本実施の形態に係る携帯型プリンター1についてアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1に到達する直前の所定時間Ta以内(S5:YES)においてCPU12に対して実際に発振回路32から割込入力があった割込入力時刻T(N)の各々と割込入力回数Nとに基づいて割込入力間隔の平均時間Mを算出し、その算出された割込入力間隔の平均時間Mを発振回路32の所定間隔Typの時間として使用していることから(S8,S102)、発振回路32が繰り返し発生させるパルス信号の所定間隔Typの時間に誤差が生じても補正されるので、BTモジュール31のスリープモードの継続時間を正確に計測することができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、発振回路32の所定間隔Typの時間における誤差を考慮しないのであれば、割込入力回数Nが2回以上でも、割込入力間隔の平均時間Mを使用することなく、それに代わって、常に、発振回路32の所定間隔Typの時間を使用して、スリープカウント値Scを算出してもよい(S8,S102)。
また、スリープカウント値Scの算出タイミングは、上記(1a)〜(1b)の処理(S111〜S119)が繰り返し行われる以前である図6のS102に限るものでなく、例えば、本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1に到達したとき(S4:YES)から図6のS103の処理が行われる間のいずれかの時点で行ってもよく、あるいは、図6のS117が行われる度にスリープカウント値Scの算出を行ってもよい。
また、請求項2に係る発明において、割込入力間隔の平均時間Mの算出タイミングは、上記(2b)の処理の時点に限るものでなく、スリープカウント値Scの算出タイミング以前であれば、例えば、上記(2b)の処理以後から上記(1a)〜(1b)の処理が繰り返し行われる以前のいずれかの時点であってもよいし、上記(1b)の処理が繰り返し行われる時点であってもよい。具体的に言えば、割込入力間隔の平均時間Mの算出タイミングは、図6のS102に限るものでなく、スリープカウント値Scの算出タイミング以前であれば、例えば、本実施の形態に係る携帯型プリンター1のアイドル状態の継続時間が第1設定時間Ts1に到達したとき(S4:YES)から図6のS103の処理が行われる間のいずれかの時点で行ってもよく、あるいは、図6のS117が行われる度に割込入力間隔の平均時間Mの算出を行ってもよい。
1 携帯型プリンター
11 マイクロコントローラ
12 CPU
13 内蔵ROM
14 内蔵RAM
15 内蔵タイマ
21 EEPROM
22 Flash ROM
23 SDRAM
31 BTモジュール(通信モジュール)
32 発振回路
K カウント値
M 割込入力間隔の平均時間
N 割込入力回数
Sc スリープカウント値
Ta 所定時間
Ts1 第1設定時間
Ts2 第2設定時間
Typ 所定間隔
T(N) 割込入力時刻

Claims (1)

  1. 短距離無線通信の制御を行うための通信モジュールを有する携帯型プリンターにおいて、
    所定間隔で信号を繰り返し発生させるように設計された発振回路と、
    第1設定時間と第2設定時間とが記憶された主記憶装置と、
    CPUと内蔵記憶装置とを有するとともに、前記携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が前記第1設定時間に到達すると、前記CPUにより前記通信モジュールをスリープモードに移行させるとともに、前記CPUが一時停止状態となるマイクロコントローラと、を備え、
    前記マイクロコントローラでは、前記CPUが一時停止状態中に、前記CPUに割込信号の入力があると、前記CPUが動作可能となり、前記内蔵記憶装置を使用して以下(1a)〜(1b)の処理を前記CPUが実行し、
    (1a)前記割込信号が前記発振回路の信号であればカウント値をインクリメントし、
    (1b)前記発振回路の所定間隔の時間で前記第2設定時間を除することにより算出されるスリープカウント値に前記カウント値が到達していなければ、前記CPU自身を再び一時停止状態とする一方、前記スリープカウント値に前記カウント値が到達していれば、前記携帯型プリンターを停止状態に
    前記マイクロコントローラでは、内蔵タイマが設けられるとともに、以下(2a)〜(2b)の処理を前記CPUが実行し、
    (2a)前記携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が前記第1設定時間に到達する直前の所定時間内において、当該アイドル状態が継続していれば、前記発振回路の信号による割込入力がある毎に当該割込入力時刻を前記内蔵タイマを利用して取得するとともに、割込入力回数をカウントし、
    (2b)前記携帯型プリンターのアイドル状態の継続時間が前記第1設定時間に到達したときに、前記割込入力回数が2回以上であれば、前記割込入力時刻の各々と前記割込入力回数とに基づいて算出される割込入力間隔の平均時間を前記発振回路の所定間隔の時間として前記(1b)で使用する、
    ことを特徴とする携帯型プリンター。
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