JP4952406B2 - 時刻補正方法、マイコン内部時計、電子制御ユニット - Google Patents

時刻補正方法、マイコン内部時計、電子制御ユニット Download PDF

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Description

本発明は、リアルタイムクロックとシステムクロックの少なくとも一方により計時するシステムの時刻補正方法、マイコン及び電子制御ユニットに関する。
コンピュータは、計時用のクロック信号を発生するシステムクロックと、ボード上に実装されている時計専用のチップ(リアルタイムクロック装置(以下、RTCという))という2つの時計を備えている場合が多い。コンピュータの電源オフ時はシステムクロックも停止するが、RTCは電源オフ時もバッテリから電源供給を受けて継続して時間を計測している。このため、電源オン時にコンピュータはRTCから日時を取得して、以降はシステムクロックにより計時する計時方法を採用することが多い。
一般にはシステムクロックの方が誤差が少ないと考えられるがシステムクロックにより計時する時計は誤差が累積することがあるため、例えばRTCの時間を定期的に読み出してシステムクロックを補正する補正方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、所定時間毎に、RTCからRTC時刻tを読み出すと共にシステムクロックから時刻tを読み出し、RTC時刻tに更新間隔Drの1/2を加算した時刻T’を求め、時刻T’と時刻Tsの差がしきい値Dtよりも大きい時に時刻T’をシステムクロックに設定する。このような補正方法によりRTCとシステムクロックの最大誤差の低減を図っている。
ところで、RTCが電源オフ中も計時可能であっても、その計時結果には誤差が含まれるし、誤差は電源オフの継続時間が長いほど増大する。このため、電源オン時にRTCから日時を取得してシステムクロックに設定する計時方法では、RTC以上の精度で計時することが困難である。
そこで、どの程度の時間、電源オフの時間が継続したかを計測し、電源オン時にRTCを補正する補正方法が知られている。この補正方法では、冷却水等の車両定常運転時に一定の高温になる対象物の温度を、電源オフ直後に計測し、電源オン時に対象物の温度の低下量を計測することで電源オフの継続時間を推測する。
特開2003−240882号公報
しかしながら、温度の低下量は環境温度に依存するため、かかる補正方法で推測された電源オフ継続時間は不正確といってよく、また、対象物の温度が環境温度以下まで低下すると、一定以上の時間が経過したことしか分からないという問題がある。
また、RTC時刻tの方が精度よい場合でも、RTC時刻tとシステムクロックには誤差があるので、システムクロックがRTC時刻tを取得してシステムクロックに反映するタイミングによっては精度が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑み、電源オン時、電源オフ継続時間を補正してシステムクロックの精度で計時を再開することができる時刻補正方法、マイコン内部時計及び電子制御ユニットを提供することを目的とする。また、電源オン中に、精度を低下させずに、RTC時刻tを取得してシステムクロックに反映する刻補正方法、マイコン内部時計及び電子制御ユニットを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、電源オン中に計時するシステムクロックを備えたマイコン内部時計の時刻補正方法において、電源オン中の所定時に、時刻補正手段が、電源オフ中及び電源オン中に計時するリアルタイムクロック装置から取得したリアルタイムクロックとシステムクロックの差を計測するステップAと、記時刻補正手段が、電源オン時、電源オフの継続時間を差に基づき修正し、オフ時システムクロックを、修正された継続時間により補正してマイコン内部時計に設定するステップBと、
電源オン中、時刻取得手段が、単位時間のマイコン内部時計の経過時間とアルタイムクロックの経過時間の比から補正係数を求め、前記補正係数で補正された前記マイコン内部時計の最小表現時刻単位の略整数倍の時間間隔でリアルタイムクロックを取得し、該リアルタイムクロックを前記マイコン内部時計に設定するステップC、を有することを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイムクロックにより求められる電源オフの継続時間をシステムクロックにより補正するので、電源オン時にシステムクロックの精度で計時を再開できる。
電源オン時、電源オン中に高精度に時刻を計測する時刻補正方法、マイコン及び電子制御ユニットを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の時刻補正方法は、電源オン時、リアルタイムクロック装置(以下、RTCという)14とシステムクロック装置(以下、内部時計という)12のうち、内部時計12の方が精度がよい場合、電源オフが継続した時間(以下、電源オフ継続時間Tという)に内部時計12が計時したであろう時間を算出し、内部時計12に設定する。これにより、電源オフ中に内部時計12が計時しなくても、電源オン時に精度の高い時刻を内部時計12に設定できる。
また、電源オン中、RTC14の方が精度がよい場合、RTC14が計時する時刻を所定のタイミングで内部時計12に設定することで、電源オン中に精度のよい計時を可能とする。なお、以下では、「時刻」は時間軸上の任意の一点を、「時間」は時刻の差分を、それぞれ示すものとする。
図1は、時刻補正方法を実行するECU(Electronic Control Unit)10の構成図の一例を示す。ECU10は電子制御ユニットとも呼ばれ、例えば駆動力、ナビゲーションシステム、制動力等を制御するコンピュータシステムの一形態である。図1では、時刻補正方法を説明するためのブロックのみを示したが、この他にA/D変換器、パワー・トランジスタ、入出力部、他のECUとの通信装置等を有する。
マイコン11にはメモリ13及びRTC14が接続されている。マイコン11は、CPU、ROM、RAM、その他LSIが内部バスで接続されたコンピュータである。
マイコン11は少なくとも内部時計12を有しており、この内部時計12はクロックジェネレータ又は発振子と呼ばれるハードウェアと、このハードウェアが出力するクロック信号をカウントして計時するハードウェア(又はソフトウェア)とにより構成される。本実施例では、ハードとソフトを特に区別することなく内部時計12と称す。以下、内部時計12が計時する時刻をタイマ時刻tという。
メモリ13は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)など書き換え可能な不揮発メモリである。また、RTC14は計時専用のチップである。車両がイグニションオフされると、ECU10などの電装品は一部を除いて電源オフとなるが、RTC14は、電源オフ時はバッテリ15から電源供給を受け計時し、電源オン時は発電機から電源供給を受けて計時する(以下、RTC14が計時する時刻をRTC時刻tという)。これに対し、内部時計12は、電源オンの間のみタイマ時刻を計時する。なお、この関係は逆であってもよく、本実施形態の時刻補正方法は、2つの時計のうちいずれか一方が電源オフ中も計時できればよい。
図2(a)は、電源オン時における時刻補正方法の概略を示す図である。時刻管理部20は、マイコン11のCPUがプログラムを実行することで実現されてもよいし、時刻処理用のICにより実現してもよい。時刻管理部20は入力されたRTC時刻tとタイマ時刻tを後述するように処理して電源オン時に内部時計12に設定すべきRTC補正時刻thを算出する。
また、図2(b)は、電源オン中における時刻補正方法の概略を示す図である。電源オン中、時刻取得手段24は、RTC時刻t又はタイマ時刻tのうち、精度のよい方の時刻を内部時計12に設定する。
本実施形態の時刻補正方法は、このように電源オン時と電源オン中の2つの処理手順により実現されるが、いずれか一方のみを用いてもよい。
A.電源オン時(オフ→オン時):電源オフ継続時間Tに基づき算出したRTC補正時刻thを内部時計12に反映する
B.電源オン中:2つの時計の計時結果のうち、精度のよい方と内部時計12に設定する
図3は、時刻補正方法の処理手順を示すフローチャート図である。図3に示すように、本実施例形態の時刻補正方法は、RTC14と内部時計12の精度に応じて処理が切り替わる(2つのS20)。図3では、ステップS10〜S40が電源オン時の処理に、ステップS50〜S70が電源オン中の処理に、それぞれ相当する。また、ステップS80,S90は電源オフ時の処理である。
RTC時刻tとタイマ時刻tの精度の判定について説明する。RTC時刻tとタイマ時刻tで精度のよい方が常に固定であれば精度のよい時計を使用すればよいが、時計の精度は、環境の温度、供給電圧等の環境因子により変動することが多い。このため、RTC時刻tとタイマ時刻tの精度の上下関係は、環境因子に応じて切り替わる。本実施例では、この関係を予め精度マップに定めてメモリ13に記憶しておき、判定手段23が環境因子に基づき精度マップを参照して、RTC時刻tとタイマ時刻tのうちどちらが高精度かを判定する。
図4は、判定マップ30の一例を示す。環境因子の動作点を基準に、RTC時刻tとタイマ時刻tのうち精度のよい時刻を内部時計12の時刻とすることで、精度を向上できる。動作点とは、環境因子において、RTC時刻tとタイマ時刻tの精度が逆転する値である。
例えば、温度の場合、ある温度を基準(動作点)にRTC時刻tとタイマ時刻tのどちらが精度がよいかさえ判明していれば、温度に応じて、精度のよい時計に切り替えて内部時計12の時刻として扱うことができる。
図4では温度T1以下かつ電圧V1以下、温度T1以上かつ電圧V1以上で、RTC時刻tの方が高精度なることを示す。環境因子が3以上あれば、3次元以上の精度マップを記憶しておく。なお、どちらが高精度かは、判定手段23は、所定時間毎に電波時計等と比較して決定してもよい。
以下、電源オン時と電源オン中に分けて説明する。
A.電源オン時(オフ→オン時)
図5は、電源オン/オフと内部時計12が認識する時刻の関係を示す。X軸は「真の時刻」、Y軸は「ECU10が認識する時刻」をそれぞれ示す。理想値が真の時刻に一致した場合は、理想値は45度の傾きの原点を通過する直線となる。しかしながら、電源オフ中の内部時計12は計時せず、電源オン時にL2のように計時を再開するため、内部時計12が計時するタイマ時刻tは電源オフ時に記憶したタイマ時刻tにL2を加えたL1の如き時刻を示す。
これでは、電源オフの度にRTC時刻tなどの一般的な時刻からずれが増大してしまうため、L1を理想値に近づける作業が必要になる。この作業には、RTC時刻tとタイマ時刻tのいずれの精度がより高いかにより2つの方法が考えられる。
(A1)RTC時刻tの方が精度が高い場合
電源オン時にRTC時刻tを内部時計12に設定する(S30)。
(A2)タイマ時刻tの方が精度が高い場合
電源オン時にRTC補正時刻thを算出し内部時計12に設定する(S40)。
(A1)と(A2)の設定方法ではより精度のよい方を採用すればよい。すなわち、RTC時刻tの精度がタイマ時刻tよりもよい場合、(A1)を採用してRTC時刻tを内部時計12に設定する。また、タイマ時刻tの精度がRTC時刻tよりもよい場合、(A2)を採用してRTC補正時刻thを内部時計12に設定する。
(A2)のRTC補正時刻thの算出について説明する。
タイマ時刻tの精度がRTC時刻tよりもよい場合、RTC時刻tをタイマ時刻tにて補正する。
図6は、RTC補正時刻THの算出を説明するタイムチャート図である。図6では、時刻t1に電源オン、時刻t2に電源オフ、時刻t3に電源オンされている。RTC時刻tは電源オフ中も計時するので一様に増大している。タイマ時刻tは、電源オフ中は計時しないので、t2からt3の電源オフ中、一定時刻を示す。なお、RTC14と内部時計12は独立に計時するので、時刻t2における電源オフ直前も、RTC時刻tとタイマ時刻tは図示するようにそれぞれ異なる時刻を示す。また、図6は、RTC時刻tの方が進んでしまう場合を示す。
図6ではタイマ時刻tの方がRTC時刻tよりも精度がよい場合を想定しているので、タイマ時刻tを真の時刻とした。したがって、電源オフ継続時間に、タイマ時刻tが計時したであろう時間(以下、真の経過時間Tkという)を時刻t2のタイマ時刻tに加えることで、時刻t3の電源オン時に真の時刻の計時を再開できることになる。
真の経過時間Tkを算出するためRTC時刻tを利用するが、RTC時刻tはタイマ時刻tよりも精度が劣るため、RTC時刻tを補正するためのRTC時間補正係数を電源オン中に定めておく。RTC時間補正係数は、精度の高いタイマ時刻tを用いて算出しているため、t3にて電源オン後もタイマ時刻tと同程度の精度にて計時を再開できる。
まず、時刻保存手段21は、時刻t2にて電源オフとなると(S80のYes)、RTC14から取得したRTC時刻t及びタイマ時刻tをメモリ13に記憶する(S90)。
そして、時刻t3にて電源オンとなると、時刻補正手段22は、電源オフ中も計時するRTC時刻tを取得して、RTC補正時刻thを算出する。算出式の一例を示す。
・式(1)
RTC補正時刻th =(RTC時刻(電源オン時)−RTC時刻(電源オフ時))÷RTC時間補正係数 + タイマ時刻(電源オフ時) … (1)
すなわち、RTC時間補正係数にて補正することで真の経過時間Tkをタイマ時刻tと同程度の精度で算出できる。RTC時間補正係数は、例えば次式により算出する。
・式(2)
RTC時間補正係数 = 単位時間RTC時刻tの変化量/単位時間のタイマ時刻tの変化量 … (2)
式(2)に示すように、RTC時間補正係数は単位時間当たりのRTC時刻tのずれ量、又は、差分を示す。図6に示した単位時間の場合、「RTC時間補正係数 = B/A」である。例えば、RTC時刻tがタイマ時刻tに比べ1時間に3分進む場合、RTC時間補正係数は63/60=1.05となる。
単位時間は精度のよい方の時計にて計時すればよいが、単位時間を十分に短く設定すれば、RTC時刻tで単位時間を決定してもRTC時間補正係数の算出に大きな影響はない。なお、RTC時間補正係数が一定と見なしてよい場合、RTC補正係数を予め計測しメモリ13に記憶しておく。
時刻補正手段22は、電源オン中、予め式(2)により算出されたRTC時間補正係数をメモリ13に記憶しておき(S65)、時刻t3にて電源オン時、メモリ13からRTC時刻t(電源オフ時)、タイマ時刻t、及び、RTC時間補正係数を読み出し、RTC14からRTC時刻(電源オン時)を取得して、式(1)によりRTC補正時刻thを算出する。
一般に、マイコン11は水晶発振子が出力するクロック信号を元に動作しており、RTC14がクォーツ時計程度(32,768Hz)の精度であるのに対し、それより数桁以上速いクロック信号に基づき計時するため、電源オン中であれば内部時計12は高精度に計時することができる。
したがって、式(1)に従い算出されたRTC補正時刻thは、RTC時刻tよりも高精度なタイマ時刻tに応じた精度を有するので、電源オン時にRTC時刻tをそのまま内部時計12に設定するよりも高精度な計時が可能となる。このため、RTC時刻tにそれほど高精度を求めなくても、マイコン11のクロック信号を利用することで電源オフ中の時間をクロック信号と同程度の精度にて計時できる。なお、RTC14をクロック信号と同程度以上に高精度とすることも考えられるが、より高価なRTC14と置き換えることになるのでコスト高となる。
B.電源オン中
電源オン中の処理も、RTC時刻tとタイマ時刻tのいずれの精度がより高いかにより2つの方法が考えられる。
(B1)RTC時刻tの方が精度が高い場合
RTC時刻tを所定のタイミングで取得して内部時計12に設定する(S60)。
(B2)タイマ時刻tの方が精度が高い場合
タイマ時刻tを内部時計12の時刻として扱う(S70)。
電源オン中、時刻取得手段24はタイマ時刻tとRTC時刻tのうち精度のよい方を内部時計12に設定する。(B2)のようにタイマ時刻tの精度がよい場合、タイマ時刻tをそのまま内部時計12の時刻として扱えばよいが、(B1)のようにRTC時刻tの方が精度がよい場合、RTC時刻tを内部時計12の時刻として扱うには次のような問題がある。
RTC14はマイコン11の外部装置なので、マイコン11がRTC14からRTC時刻tを取得するタイミングに制約がある場合がある。
ここで、マイコン11は、車載機器の制御からくる要請に従い、表現したい最小表現幅が予め決まっているが、RTC時刻tの方が高精度であっても、マイコン11がRTC14からRTC時刻tを取得するタイミングによっては、内部時計12が不規則に増加してしまう場合がある。例えば、分の単位が最小表現幅とすると、内部時計12が1分ずつ増加せずに、所定の周期で2分増加したり3分増加したりすることが起こりうる。これではECU10が制御タイミングを逃すことになるので好ましくない。
最小表現幅と時刻ずれの関係について説明する。図7(a)は、最小表現幅の1/2よりも早くRTC時刻tを取得して内部時計12に設定することができる場合の内部時計12の更新を説明するための図である。
図7(a)では1マスが内部時計12の最小表現幅を示し、一様に増加する点線がRTC時刻tを示し、RTC時刻tから下向きに最寄りの最小表現幅まで引かれた矢印がRTC時刻tを取得するタイミングを示す。
矢印のタイミングで内部時計12はRTC時刻tを取得するが、タイミング矢印の間隔は最大でも最小表現幅の1/2間隔となる。このため、RTC時刻tを内部時計12の時刻に設定する更新タイミングずれ(図では最小表現幅の1マスから右方向へのずれ分)も0〜1/2最小表現幅となる。したがって、RTC時刻tを内部時計12に設定しながら長時間が経過しても、内部時計12が最小表現幅を超えて計時することがない(必ず最小表現幅(例えば1分)ごとに進む)。
これに対し、最小表現幅の1/2よりも遅くしかRTC時刻tを取得できない場合、内部時計12の自由なタイミングでRTC時刻tを取得すると、図7(b)に示す問題が生じる。
図7(b)は、最小表現幅の1/2よりも遅くしかRTC時刻tを取得して内部時計12に設定することができない場合の内部時計12の更新を説明するための図である。図7(b)では、RTC時刻tを取得するタイミングが、最小表現幅の1.5倍である場合を示す。
最小表現幅の1.5倍の時間が経過した取得タイミングaでは最小表現幅だけ進んだRTC時刻tを取得でき、また、取得タイミングaから最小表現幅の1.5倍の時間が経過した取得タイミングbではさらに最小表現幅だけ進んだRTC時刻tを取得できる。しかし、取得タイミングbから最小表現幅の1.5倍の時間が経過した取得タイミングcでは、最小表現幅×2進んだRTC時刻tを取得してしまう。このような不連続な時刻の増加は、最小表現幅の1/2よりも遅くしかRTC時刻tを取得できない場合に生じ、取得タイミングの間隔が長いほど頻繁に生じる。
そこで、本実施例では、取得タイミングを最小表現幅の整数倍にそろえることで、時刻が不規則に増加することを防止する。図7(c)は、RTC時刻tの取得タイミングを最小表現幅×2とする場合の取得タイミングを示す。
タイマ時刻tに従い最小表現幅の整数倍毎にRTC時刻tを取得できればよいが、RTC時刻tとタイマ時刻tには若干の誤差があるため、内部時計12がタイマ時刻tに従って取得タイミングを決定したのでは、最小表現幅の整数倍のタイミングでRTC時刻tを取得することができない(内部時計12はRTC時刻tが最小表現幅進んだことを知ることができない。)。
このため、時刻取得手段24は、タイマ時刻tからRTC時刻tが最小表現幅進んだことを計算により求める。
ここで、
・任意の時刻AにおけるRTC時刻をtr_A、タイマ時刻をtt_A
・任意の時刻BにおけるRTC時刻をtr_B、タイマ時刻をtt_B
とする。
時刻Bから時刻Aまでの間における、tt_Aとtt_Bの経過時間と、tr_Aとtr_Bの経過時間の比率(以下、タイマ時刻補正係数という)は、両者の計時の相違分を示す値となる。タイマ時刻補正係数を内部時計12の最小表現幅に乗じることで、最小表現幅の時間が経過したことを内部時計12が検出することができる。
・式(3)
タイマ時刻補正係数 =(tt_B−tt_A)/(tr_B−tr_A)…(3)
・式(4)
時刻偏差 = 最小表現幅 ÷ タイマ時刻補正係数 …(4)
すなわち、マイコン11は、タイマ時刻tが時刻偏差経過したタイミングで、RTC時刻tを取得すればよい。なお、最小表現幅×0.5〜1未満では式(4)のタイミングでよいが、これまで述べたようにRTC時刻tを取得できるタイミングには制約があるので、RTC時刻tを取得できるタイミングが最小表現幅×1〜2未満では、時刻偏差×2で、RTC時刻tを取得できるタイミングが最小表現幅×2〜3未満では、時刻偏差×3で、算出される時刻偏差に従いRTC時刻tを取得する。
このようにして、B.電源オン中、RTC時刻tの方が精度が高い場合、時刻取得手段24はRTC時刻tを適切なタイミングで取得することができる。
以上説明したように、本実施例の時刻補正方法は、電源オフ継続時間Tを精度のよい方の時計の精度で計時することができ、電源オン時に電源オフ継続時間Tの影響を受けることなく計時を再開できる。精度が低い安価なRTC14を用いてもシステムクロックと同程度の精度を得ることができるのでコスト増を抑制できる。
また、電源オン中、RTC時刻tの方が精度がよいが最小表現幅の1/2以下でRTC時刻tを取得できなくても、最小表現幅の整数倍で計時できるので、時刻の増加分を常に一定にすることができる。また、環境因子に応じて、常に、精度のよい方の時刻を採用することができる。
実施例1では、電源オン中、マイコン11がRTC時刻tを取得することを想定したが、RTC14からRTC時刻tが送信されれば、マイコン11はそもそも取得タイミングを考慮する必要がない。本実施例では、RTC14がマイコン11にRTC時刻tを送信する時刻補正方法のうち、マイコン11とRTC14の通信について説明する。なお、A.電源オン時(オフ→オン時)の処理については実施例1と同様である。また、B.電源オン中の(B2)の処理についても実施例1と同様であるので、(B1)RTC時刻tの方が精度が高い場合について説明する。
〔マイコン11とRTC14の通信〕
マイコン11とRTC14の通信について説明する。RTC14は、マイコン11のシリアルポートに接続されており、シリアル通信によりRTC時刻tをマイコン11に送信する。
(B1)RTC時刻tの方が精度が高い場合、マイコン11は頻繁に通信することになるが、常にRTC時刻tそのものを送受信すると通信処理のため処理効率が低下する。通信により取得したRTC時刻tは通信時において正確なものであるため、RTC14にパルス発信部を備え、マイコン11はシリアル通信にて初期値を取得した後、以降はRTC14から定期的に送信されるパルスにより計時する。これにより、マイコン11では常時最新の値を時刻に用いることができる。
図8(a)はECU10のブロック図の一例を、図8(b)はタイマ時刻tとパルスの関係を示す。パルスAは1周期毎に所定時間の計時を示すパルスであり、マイコン11が計時する時刻はパルスAの1周期毎にカウントアップしていく。
また、パルスBは、パルスAを補正する信号であり、パルスAが抜けてしまったような場合に、パルスAのカウント値が桁上がりするタイミングでオンとなる。例えば、パルスAが1μ(マイクロ)秒反転の場合、パルスBは、1m(ミリ)秒の桁がカウントアップするタイミングでオンする。パルスBによりカウントアップされた時刻を補正することで、RTC14と内部時計12の同期をとることができる。なお、パルスBはシリアル通信の接続線から入力してもよい。
本実施例によれば、内部時計12がRTC14のパルスに基づき計時するので、RTC時刻tの取得タイミングを制御することなく、RTC14と同程度の精度にて、電源オン中の時刻を計時できる。
本実施例では、実施例1の構成に加え、環境因子に応じて時刻を補正する時刻補正方法について説明する。なお、RTC14からRTC時刻tが送信される場合、マイコン11は取得タイミングを考慮する必要がなく、実施例2と同様にシリアル通信とパルスによりRTC時刻tを内部時計12に設定する。
図4で説明したように、一般の時計は温度など特定の環境によって精度が変動することがあるが、温度に対する精度の変動を予め特性化しておくことで、温度に応じて時刻を補正することができる。図9は、時刻補正方法の概略を示す図である。なお、図9において、図2と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。
図9では、RTC時刻tとタイマ時刻tとがそれぞれ特性補正手段25により補正される点で図2と異なる。所定の環境因子に対する特性は、RTC14と内部時計12で異なるので、それぞれについて特性補正手段25が設けられている。
例えば、温度特性の場合、温度に対応づけて補正量及び補正時間間隔を登録した補正テーブルをメモリ13に記憶しておき、特性補正手段25が計測した温度に応じて補正テーブルを参照して、RTC時刻tとタイマ時刻tとをそれぞれ補正すればよい。
なお、特定の環境因子は、温度以外にも例えば湿度、電磁波、振動等があるのでそれぞれ環境因子毎に特性化しておけば、複数の環境因子に対し補正することができる。
特性補正手段25が補正した後、RTC時刻tとタイマ時刻tとでどちらの精度がよいか分かっていれば、実施例1と同様に精度のよい方を内部時計12に設定する。また、例えば、特性補正手段25が補正した補正量の多い方を精度が悪いと判定してもよい。
図10は、時刻補正方法の処理手順を示すフローチャート図である。なお、図10において図3と同じステップの説明は省略する。
電源オン時(S10のYes)、特性補正手段25は、RTC時刻t及びタイマ時刻tを補正テーブルに従い補正する(S101)。また、電源オン中は、所定のサイクル時間毎にRTC時刻t及びタイマ時刻tを補正テーブルに従い補正する(S101)。
本実施例では、RTC14と内部時計12の精度を判定するステップS20の直前に、特性補正手段25が環境因子に対しRTC時刻tとタイマ時刻tを補正する。そして、電源オン時(S30又はS40)と電源オン中(S60又はS70)において、補正後のRTC時刻tと補正後のタイマ時刻tのうち精度のよい方を内部時計12の時刻に設定する。
なお、図10では精度の判定前に補正したが、精度の判定後に補正してもよい(すなわち、2つのステップS20の後にRTC時刻t又はタイマ時刻tを補正する)。精度の判定後に補正することで、RTC時刻t又はタイマ時刻tのいずれかを補正するだけでよく、かつ、実施例1と同様にRTC時刻tとタイマ時刻tの精度を比較することができる。
本実施例によれば、実施例1及び2と同様の効果を奏すると共に、内部時計12は環境因子に対する温度ずれを補正して、補正後の時刻を設定できるので、実施例1及び2よりもさらに時刻の精度を向上させることができる。
時刻補正方法を実行するECUの構成図の一例である。 時刻補正方法の概略を示す図である(実施例1)。 時刻補正方法の処理手順を含むフローチャート図である。 判定マップの一例を示す図である。 電源オン/オフと内部時計が認識する時刻の関係を示す図である。 RTC補正時刻の算出を説明するタイムチャート図である。 マイコンがRTCからRTC時刻tを取得するタイミングを説明する図である。 ECUのブロック図の一例、及び、タイマ時刻tとパルスの関係を示す図である。 時刻補正方法の概略を示す図である(実施例3)。 時刻補正方法の処理手順を示すフローチャート図である(実施例3)。
符号の説明
10 ECU
11 マイコン
12 内部時計
13 メモリ
14 リアルタイムクロック装置(RTC)
15 バッテリ
20 時刻管理部
21 時刻保存手段
22 時刻補正手段
23 判定手段
24 時刻取得手段
25 特性補正手段
30 判定マップ

Claims (7)

  1. 電源オン中にシステムクロックを計時するマイコン内部時計の時刻補正方法において、
    電源オン中に、時刻補正手段が、電源オフ中及び電源オン中に計時するリアルタイムクロック装置から取得したリアルタイムクロックとシステムクロックの差を計測するステップAと、
    前記時刻補正手段が、電源オン時、電源オフの継続時間を前記差に基づき修正し、電源オン時のシステムクロックを修正された前記継続時間により補正して前記マイコン内部時計に設定するステップBと、
    電源オン中、
    時刻取得手段が、単位時間の前記マイコン内部時計の経過時間とリアルタイムクロックの経過時間の比から補正係数を求め、前記補正係数で補正された前記マイコン内部時計の最小表現時刻単位の略整数倍の時間間隔でリアルタイムクロックを取得し、該リアルタイムクロックを前記マイコン内部時計に設定するステップC、
    を有することを特徴とする請求項1記載の時刻補正方法。
  2. 環境因子が取り得る値の領域に対応付けて、リアルタイムクロックとシステムクロックのどちらの精度がよいかを登録した判定テーブルに基づき、
    判定手段が、リアルタイムクロックとシステムクロックのどちらの精度がよいかを判定するステップDを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の時刻補正方法。
  3. 記時刻補正手段は、システムクロックの方が精度がよい場合に、前記ステップBを実行し、リアルタイムクロックの方が精度がよい場合、ステップBを実行せずにリアルタイムクロックを前記マイコン内部時計に設定する、
    ことを特徴とする請求項2いずれか記載の時刻補正方法。
  4. 記時刻取得手段は、リアルタイムクロックの方が精度がよい場合に、前記ステップCを実行する、
    ことを特徴とする請求項2記載の時刻補正方法。
  5. 環境因子修正手段が、温度などの環境因子に応じてリアルタイムクロック又はシステムクロックを修正するステップを有する、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか域債の時刻補正方法。
  6. 電源オン中にシステムクロックを計時するマイコン内部時計において、
    電源オン中、電源オフ中及び電源オン中に計時するリアルタイムクロック装置から取得 したリアルタイムクロックと前記システムクロックの差を計測する時刻補正手段を有し、
    前記時刻補正手段は、電源オン時、電源オフの継続時間を前記差に基づき修正し、電源オン時のシステムクロックを修正された前記継続時間により補正して前記マイコン内部時計に設定し、
    電源オン中、
    単位時間の前記マイコン内部時計の経過時間とリアルタイムクロックの経過時間の比から補正係数を求め、前記補正係数で補正された前記マイコン内部時計の最小表現時刻単位の略整数倍の時間間隔でリアルタイムクロックを取得し、該リアルタイムクロックを前記マイコン内部時計に設定する時刻取得手段を有する、
    ことを特徴とするマイコン内部時計。
  7. 請求項6記載のマイコン内部時計を搭載した電子制御ユニット。
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