JP5309711B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、定着装置で加熱定着された媒体表面の現像剤が十分に冷却される前に積載されて現像剤が他の媒体に溶着することを防止するための技術として、下記の特許文献1〜3記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2005−257893号公報には、両面印刷時に画像形成装置内部の温度が上昇することに伴って、片面印刷済みのシート(P)を再給紙する際に十分に冷却されないことを解消するために、両面印刷時に使用される再給紙搬送路(15)のガイド(A15a,B15b)を断熱材で構成して搬送路の温度が上昇しにくいように構成したり、断熱材に加えてファン(A23,B24)を使用して媒体幅方向に風を送って再給紙搬送路(15)の温度が上昇することを防止する技術が記載されている。
特許文献2としての特開2007−219399号公報には、画像形成装置の排紙トレイ(132)の排出方向後部(132B)に、媒体幅方向の両端部から内側に向けて冷却風を当てる冷却部(300)を設ける技術が記載されている。
特許文献3としての特開平11−212433号公報には、画像密度に応じて、スタッカ部(6)に配置された小風量の第1冷却ファン(35)および大風量の第2冷却ファン(38)を制御して、画像密度の高さに応じて駆動する冷却ファンを第1ファンのみ、第2ファンのみ、両方のファンの三段階で風量を調節することで、用紙を冷却する技術が記載されている。
特開2005−257893号公報(「0037」〜「0039」、「0046」、「0050」、「0058」、図1、図5) 特開2007−219399号公報(「0050」〜「0057」、図2〜図6) 特開平11−212433号公報(「0029」〜「0040」、図1)
本発明は、冷却効率が低下している場合に、媒体に定着された現像剤が十分に固まる前に媒体どうしが積載されることを低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
媒体表面に保持された未定着可視像を加熱定着する定着装置と、
前記定着装置の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される第1の積載容器と、
前記第1の積載容器の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される第2の積載容器と、
前記定着後の媒体の温度を測定する媒体温度測定装置と、
前記各積載容器内の温度を測定する積載容器温度測定装置と、
前記媒体の温度と前記各積載容器内の温度との温度差が、予め設定された温度差以上であるか否かを判別する温度差判別手段と、
前記第1の積載容器と前記第2の積載容器とに交互に媒体を搬送すると共に、前記温度差が前記予め設定された温度差以下である場合に、前記媒体の前記各積載容器への搬送を停止する媒体搬送制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために請求項2に記載の発明の画像形成装置は、
媒体表面に保持された未定着可視像を加熱定着する定着装置と、
前記定着装置の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される複数の積載容器を有する積載装置と、
前記定着後の媒体の温度を測定する媒体温度測定装置と、
前記各積載容器内の温度を測定する積載容器温度測定装置と、
前記媒体の温度と前記各積載容器内の温度との温度差が、予め設定された温度差以上であるか否かを判別する温度差判別手段と、
排出される媒体一枚毎に、排出される前記積載容器を切り替えると共に、前記温度差が前記予め設定された温度差以下である場合に、前記媒体の前記各積載容器への搬送を停止する媒体搬送制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記複数の積載容器の総数をnとし、印刷される画像の総頁数をN1とし、(N1/n)以上の最小の整数である分割頁数をN2とした場合に、印刷する頁順を、1頁、[N2+1]頁、[2×N2+1]、[3×N2+1]頁、…、[(n−1)×N2+1]頁、2頁、[N2+2]頁、[2×N2+2]、[3×N2+1]頁、…、N1頁に設定する頁順設定手段、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
媒体表面に保持された未定着可視像を加熱定着する定着装置と、
前記定着装置の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される積載容器と、
前記定着後の媒体の温度を測定する媒体温度測定装置と、
記積載容器内の温度を測定する積載容器温度測定装置と、
前記媒体の温度と前記積載容器内の温度との温度差が、予め設定された温度差以上であるか否かを判別する温度差判別手段と、
前記温度差が前記予め設定された温度差以下である場合に、前記媒体の前記積載容器への搬送を停止する媒体搬送制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1および2に記載の発明によれば、1つの積載容器を使用する場合に比べて、簡易な構成で媒体に定着された現像剤が十分に固まる前に媒体どうしが積載されることを低減することができる。また、請求項1および2に記載の発明によれば、温度差が十分になく、冷却効率が低下している場合に、搬送を停止して、現像剤が十分に固まる前に媒体どうしが積載されることを低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、各積載容器に積載された媒体の束を重ねるだけで、全ての頁順が揃った媒体の束を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、温度差が十分になく、冷却効率が低下している場合に、搬送を停止して、現像剤が十分に固まる前に媒体どうしが積載されることを低減することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な構成や部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成システムの全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成システムS0は、情報通信回線網Nを有する。前記情報通信回線網Nには、利用者が印刷するための画像情報を送信する画像情報送信端末1や、情報通信回線網Nで送受信される情報の管理を行う管理装置2や、その他の端末4,5,6、前記各端末1,4,5,6から送信された画像情報に基づいて印刷を行う本発明の実施例1の画像形成装置Uや、その他の画像形成装置Vが接続されており、相互に情報の送受信が可能である。
前記各端末1,4〜6や管理装置2は、情報処理装置の一例としてのコンピュータ装置により構成されており、装置本体H1と、表示器H2と、入力装置の一例としてのキーボードH3およびマウスH4、図示しない情報記憶装置の一例としてのハードディスクドライブ等により構成されている。前記端末等1,4〜6には、コンピュータ装置の基本動作を制御するプログラム、いわゆるソフトウェアが組み込まれている。前記ソフトウェアとしては、例えば、基本ソフトウェア、いわゆるオペレーティングシステムや、文書作成用のワープロソフトウェアや作図ソフトウェア、電子メール送受信用のソフトウェア等のアプリケーションプログラム、各画像形成装置U,Vを制御するためのソフトウェアの一例であるプリンタドライバ等が組み込まれている。
(実施例1の画像形成装置の説明)
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2において、前記画像形成装置Uは、いわゆる、大型のプリンタUにより構成されており、画像形成装置本体U1と、プリンタUを操作するための操作部UIを有する操作装置の一例としてのインターフェースモジュールU2と、媒体排出装置の一例としての第1スタッカ装置U3aおよび第2スタッカ装置U3bを有する積載装置の一例としてのスタッカ装置U3と、を有する。
(画像形成装置本体の説明)
図2において、前記画像形成装置本体U1は、画像形成装置本体U1の制御を行う本体側制御部Cや、情報通信回線網Nで接続された各端末1,4〜6から送信された画像情報を受信する図示しない情報送受信装置、および前記制御部Cにより制御される潜像形成装置駆動回路D、電源回路E等を有している。本体側制御部Cにより作動を制御される潜像形成装置駆動回路DLは、前記各端末1,4〜6から送信された画像情報に基づいて、黄色、マゼンタ、シアン、黒の各色の画像情報を作成し、それに応じた駆動信号を所定の時期に各色の可視像形成装置UY,UM,UC,UKの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。なお、前記各色の可視像形成装置UY,UM,UC,UKは、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
各可視像形成装置UY,UM,UC,UKにおいて、像保持体Py,Pm,Pc,Pkの周囲には、帯電器CR、現像器Gy,Gm,Gc,Gk、像保持体清掃器CLp等が配置されている。
図2において、像保持体Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CRにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光Lによりその表面に静電潜像が形成される。前記像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,Gkにより黄色、マゼンタ、シアン、黒色の色の可視像、いわゆるトナー像に現像される。なお、現像により現像器Gy〜Gkの現像器が消費されると、画像形成装置本体U1の上部に配置された現像剤補給装置U1aから現像剤が補給される。前記現像剤補給装置U1aには、現像剤補給容器、いわゆるトナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkが着脱、交換可能に支持されている。
像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面上の可視像は、一次転写器の一例としての1次転写ロールT1により、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成された多色画像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、単色画像のみの場合は黒Kの像保持体Pkおよび現像器Gkのみが使用され、黒の可視像のみが形成される。
1次転写後、像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留物は、像保持体清掃器CLpにより除去、清掃される。
前記可視像形成装置UY〜UKの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有する。前記中間転写ベルトBは、中間転写体駆動部材の一例としての駆動ロールRd、張力発生部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写ロールT1とにより矢印Ya方向に回転可能に支持されている。実施例1では、各部材Rd,Rt,Rw,Rf,T2a、T1は、いわゆるロール状の部材により構成されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtには、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが設けられており、前記2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに接触、離隔可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、実施例1では、前記バックアップロールT2aには接触導通部材T2cが当接しており、前記接触給電部材T2cには本体側制御部Cにより制御される電源回路Eから所定の時期に現像剤の帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記二次転写対向部材T2a、二次転写部材T2b、接触給電部材T2cにより、実施例1の2次転写器T2が構成されており、前記一次転写ロールT1、中間転写ベルトB、二次転写器T2により実施例1の転写装置が構成されている。
前記中間転写ベルトBの下方には、記録媒体の一例としての記録紙Sが収容される媒体収容容器の一例として給紙トレイTR1〜TR3が設けられている。前記給紙トレイTR1〜TR3に収容された記録紙Sは、媒体取出部材の一例としてのピックアップロールRpで取り出され、捌き部材の一例としての捌きロールRsで一枚ずつ分離されて、給紙路SH1に搬送される。前記給紙路SH1に搬送された記録紙Sは、搬送部材の一例としての搬送ローラRaにより、給紙時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。
レジロールRrに搬送された記録紙Sは、多色画像または単色画像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて2次転写領域Q4に搬送される。
前記中間転写ベルトB上の多色画像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録紙Sに転写される。なお、多色画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
未定着可視像が2次転写された前記記録紙Sは、転写後媒体案内部材SG、媒体搬送部材HBを通って定着装置Fに搬送される。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、一対の定着部材Fh,Fpが圧力が作用した状態で接触する定着領域Q5に前記記録紙Sは搬送される。前記記録紙S上の未定着可視像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。
前記定着装置Fの下流側には切替部材G1が設けられている。前記切替部材G1は搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録紙Sを、インターフェースモジュールU2の中継路SH2または反転路SH3側のいずれかに選択的に切り替える。前記反転路SH3に搬送された記録紙Sは、逆方向に搬送、いわゆるスイッチバックして、循環路SH4に搬送され、レジロールRrに再送され、転写領域Q4に搬送される。
前記符号SH1、SH3、SH4で示された要素により本体側媒体搬送路SHが構成されている。
(インターフェースモジュールU2の説明)
図2において、実施例1のインターフェースモジュールU2は、上端部に情報を表示する表示部U2aや画像形成装置Uの各種設定を行うための入力釦U2bを有する操作部UIが設けられている。また、インターフェースモジュールU2は、各端末1,4〜6や管理装置2から送信された画像情報を受信して、各種処理および画像形成装置Uの制御を行う主制御部C2が設けられている。
前記インターフェースモジュールU2の内部には、前記画像形成装置本体U1で定着された記録紙Sが搬送される搬送路の一例としての中継路SH2が形成されている。前記中継路SH2には、記録紙Sを下流側に搬送する搬送部材の一例としての搬送ロールRaが配置されている。
なお、実施例1のインターフェースモジュールU2には、中継路SH2を搬送される記録紙Sの温度を測定する温度測定装置の一例としての温度センサSN1が配置されている。
(第1スタッカ装置U3aおよび第2スタッカ装置U3bの説明)
次に、第1スタッカ装置U3aおよび第2スタッカ装置U3bの説明をするが、2つのスタッカ装置U3a,U3bは同様に構成されているので、説明の簡単のため、第1スタッカ装置U3aについて「第1」をつけて説明し、第2スタッカ装置U3bについての詳細な説明は省略する。
図2において、実施例1の第1スタッカ装置U3aは、前記中継路SH2に接続される第1排出路SH11が形成されている。前記第1排出路SH11の下流側には、媒体排出部材の一例としての第1排出ローラRhが配置されており、下方に配置された第1の積載容器の一例としての第1スタッカ容器TRh1に記録紙Sが排出、積載される。前記第1スタッカ容器TRh1内には、上面に記録紙Sが積載される積載部材の一例としての第1底板TRh1aが配置されており、第1底板TRh1aは、記録紙Sの積載量に応じて自動的に昇降するように構成されている。
前記第1排出路SH11の上流端部から第2スタッカ装置U3b側には、第1スタッカ装置U3aに追加して接続されている第2スタッカ装置U3bに記録紙Sを搬送するための第1再中継路SH12が延びており、第1再中継路SH12には複数の搬送ローラRaが配置されている。前記第1排出路SH11と第1再中継路SH12との分岐部には、搬送路SH11,SH12を切り替えるための第1排出切替部材の一例としての第1排出ゲートGTh1が配置されている。
(実施例1の制御部の説明)
次に、実施例1の画像形成システムS0における各機能手段の説明を行うが、実施例1では各端末1,4〜6からは、印刷実行の入力に応じて、ドライバを介して画像情報が送信されるだけであり、従来公知であるため、詳細な説明は省略する。
(プリンタUの制御部の説明)
図3は実施例1の画像形成システムにおける画像形成装置の制御部の要部説明図である。
図3において、実施例1のプリンタUの本体側制御部Cは、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/Oである入出力機器、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶された記憶装置ROM,HDDや、必要なデータを一時的に記憶するための一次記憶装置RAM、前記記憶装置ROM,HDD,RAM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置CPU、ならびに回路の同期を取るための周期的信号、いわゆるクロックを発振する図示しない発振器等を有する。
図3において、前記構成のプリンタUは、前記記憶装置の一例であるリードオンリーメモリーROMやハードディスクHDDや一次記憶装置の一例であるランダムアクセスメモリーRAM等に記憶された画像形成プログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記本体側制御部Cに接続された信号入力要素)
前記本体側制御部Cには、主制御部C2等からの出力信号が入力されている。
(本体側制御部Cに接続された被制御要素)
本体側制御部Cは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
D1:主駆動源制御回路
主駆動源制御回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を駆動することにより、像保持体Py〜Pk、2次転写部材T2b、定着装置Fおよび中間転写ベルトB等を回転駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは、現像器Gy〜Gkに現像電圧を印加する現像用電源回路E1と、帯電器CRに帯電電圧を印加する帯電用電源回路E2と、一次転写部材T1および二次転写部材T2bに転写電圧を印加する転写用電源回路E3および定着装置Fに加熱用の電源を供給する定着用電源回路E4を有している。
D:潜像形成装置駆動回路
潜像形成装置駆動回路Dは、潜像形成装置ROSy〜ROSkを制御して、潜像を形成する。
(前記本体側制御部Cの機能)
前記本体側制御部Cは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、画像形成プログラムを構成するプログラムモジュールを有している。前記本体側制御部Cの各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C1a:主駆動源回転制御手段
主駆動源回転制御手段C1aは、前記主駆動源制御回路D1を介してメインモータM1の動作を制御して、像保持体Py〜Pk等の回転を制御する。
C1b:電源回路制御手段
電源回路制御手段C1bは、前記電源回路Eを制御して、前記現像電圧、帯電電圧、転写電圧、定着温度を制御する。
(前記主制御部C2に接続された信号入力要素)
前記主制御部C2には、操作部UIや温度センサSN1等からの出力信号が入力されている。
前記操作部UIは、画像が表示される表示部U2aや、各種入力を行うための入力釦U2b等を備えている。なお、前記表示部U2aとしては、例えば、液晶ディスプレイを使用可能であり、入力釦U2bとしては、いわゆるテンキーやコピースタートキー等を挙げることができる。
温度センサSN1は、中継路SH2を搬送される記録紙Sの温度を測定する。
(主制御部C2に接続された被制御要素)
主制御部C2は、中継路SH2の搬送ローラRaを駆動する制御信号や本体側制御部Cや各スタッカ装置U3a,U3bの各収容制御部C3a,C3b等の制御信号等を出力している。
(前記主制御部C2の機能)
前記主制御部C2は、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、プログラムモジュールを有している。前記主制御部C2の各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C2a:画像情報受信手段
画像情報受信手段C2aは、各端末1、4〜6から送信された印刷対象の画像情報を受信し、記憶する。
C2b:画像情報展開手段
画像情報展開手段C2bは、受信した画像情報に基づいて、印刷用の情報である印刷画像情報に変換、展開する。
C2c:頁順設定手段
頁順設定手段C2cは、印刷される画像の総頁数をN1とし、(N1÷2)以上の最小の整数を分割頁数N2とした場合に、印刷する頁順を、1頁、(N2+1)頁、2頁、(N2+2)頁、…、N1頁に設定する。例えば、総頁数N1が100頁の場合、印刷される頁数は、1頁、51頁、2頁、52頁、…、49頁、100頁となる。実施例1の頁準設定手段C2cは、受信した画像情報に含まれる総頁数の情報に基づいて、印刷する頁順を設定する。なお、実施例1では、スタッカ装置U3が、2つのスタッカ容器TRh1,TRh2を有することに対応して、分割頁数N2がN1÷2になっているが、スタッカ容器がn個ある場合では、スタッカ容器の総数をnとし、印刷される画像の総頁数をN1とし、(N1/n)以上の最小の整数である分割頁数をN2とした場合に、印刷する頁順を、1頁、[N2+1]頁、[2×N2+1]、[3×N2+1]頁、…、[(n−1)×N2+1]頁、2頁、[N2+2]頁、[2×N2+2]、[3×N2+1]頁、…、N1頁に設定する。
C2d:間隔調整温度記憶手段
間隔調整温度記憶手段C2dは、各スタッカ容器TRh1,TRh2に積載を行う間隔の調整を行うか否かを判別するために、予め設定された温度である間隔調整温度の一例としての格納停止温度Taを記憶する。実施例1では、前記格納停止温度Taとして、記録紙Sの表面温度が60℃に設定されているが、この数値は設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
C2e:媒体温度判別手段
媒体温度判別手段C2eは、温度センサSN1で測定された記録紙Sの温度Tpが、前記格納停止温度Ta以上であるか否かを判別する。
C2f:画像形成停止制御手段
画像形成停止制御手段C2fは、記録紙Sの温度Tpが格納停止温度Ta以上である場合に、画像形成を停止させる。実施例1の画像形成停止制御手段C2fは、画像形成装置本体U1に対して、画像形成を一時的に停止するように制御信号を送信することで画像形成を一時停止させる。
C2g:画像形成再開制御手段
画像形成再開制御手段C2gは、画像形成を停止中に記録紙Sの温度Tpが格納停止温度Ta以下になった場合に、画像形成動作を再開させる。実施例1の画像形成再開制御手段C2gは、画像形成装置本体U1に対して、画像形成を再開させる制御信号を送信することで画像形成を再開させる。
C2h:媒体搬送制御手段
媒体搬送制御手段C2hは、前記第1スタッカ装置U3aおよび第2スタッカ装置U3bの各排出ローラRhや搬送ローラRa、排出ゲートGTh1,GTh2を制御して、前記第1スタッカ容器TRh1および前記第2スタッカ容器TRh2への記録紙Sの搬送を制御する。実施例1の媒体搬送制御手段C2hでは、各スタッカ容器TRh1,TRh2に対して、記録紙Sが十分に冷却される間隔である冷却間隔を空けて搬送するように制御する。すなわち、実施例1の媒体搬送制御手段C2hでは、記録紙Sが排出されるスタッカ容器を、2つのスタッカ容器TRh1,TRh2の間で交互に切り替えると共に、記録紙Sの温度Tpが格納停止温度Ta以上の場合に画像形成を一時停止ことで、冷却間隔を空けて搬送するように制御する。
(前記収容制御部C3a,C3bに接続された信号入力要素)
前記第1スタッカ装置U3aおよび第2スタッカ装置U3bの第1収容制御部C3aおよび第2収容制御部C3bには、主制御部C2等からの出力信号が入力されている。
(収容制御部C3a,C3bに接続された被制御要素)
各収容制御部C3a,C3bは、排出ローラRhや搬送ローラRa、排出ゲートGTh1,GTh2を駆動する制御信号等を出力している。
(前記収容制御部C3a,C3bの機能)
前記収容制御部C3a,C3bは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、プログラムモジュールを有している。前記収容制御部C3a,C3bの各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。なお、第2スタッカ装置U3bの第2搬送切替制御手段C3b1は、第1スタッカ装置U3aの第1搬送切替制御手段C3a1と同様であるため、説明は省略する。
C3a1:第1搬送切替制御手段
第1搬送切替制御手段C3a1は、媒体搬送制御手段C2hからの制御信号に基づいて、第1排出ゲートGTh1を切り替えて、排出されるスタッカ容器を、記録紙S一枚毎に、第1スタッカ容器TRh1aと第2スタッカTRh2aとの間で交互に切り替える。
(プリンタUのフローチャートの説明)
(積載間隔調整処理のフローチャートの説明)
図4は実施例1の画像形成装置での積載間隔調整処理の一例である媒体振り分け処理のフローチャートである。
図4のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された積載間隔調整プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図4に示すフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図4のST1において、端末1、4〜6や管理装置2から送信された印刷用の画像情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、受信した画像情報から印刷枚数の総数である総頁数N1を取得する。そして、ST3に進む。
ST3において、総頁数N1に基づいて、分割頁数N2を演算する。実施例1では、総頁数N1÷2以上の最小の数値を分割枚数N2として演算する。そして、ST4に進む。
ST4において、印刷する頁順を1頁、(N2+1)頁、2頁、(N2+2)頁、…の順に設定する。そして、ST5に進む。
ST5において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST6に進む。
(1)設定された印刷順に応じて画像形成を実行する
(2)第1排出ゲートGTh1を制御して、一枚毎に排出されるスタッカ容器TRh1、TRh2を切り替える。
ST6において、画像形成が終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST6を繰り返し、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
図5は実施例1の画像形成装置での積載間隔調整処理の一例である格納停止処理のフローチャートである。
図5のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された積載間隔調整プログラムに従って行われる。また、この処理は、前記媒体振り分け処理のようなプリンタUの他の各種処理、と並行して並列処理で実行される。
図5に示すフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図5のST11において、端末1、4〜6や管理装置2から送信された印刷用の画像情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST11を繰り返す。
ST12において、温度センサSN1が測定した記録紙Sの温度Tpが格納停止温度Ta以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST13に進み、ノー(N)の場合はST16に進む。
ST13において、画像形成動作を停止させて、記録紙Sの搬送を停止させる。そして、ST14に進む。
ST14において、記録紙Sの温度Tpが格納停止温度Ta以下になったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST15に進み、ノー(N)の場合はST13に戻る。
ST15において、画像形成動作を再開させて、記録紙Sの搬送、積載を再開する。そして、ST16に進む。
ST16において、画像形成動作が終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST12に戻り、イエス(Y)の場合はST11に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成システムS0では、画像情報を受信すると、印刷する頁順が、1頁、(N2+1)頁、2頁、(N2+2)頁、3頁、…に設定されると共に、一枚毎に排出されるスタッカ容器TRh1,TRh2が切り替えられる。すなわち、一枚毎に切り替えられることで、第1スタッカ容器TRh1や第2スタッカ容器TRh2には、連続して記録紙Sが搬入、積載されるのではなく、1枚おきに記録紙Sが搬入される。すなわち、連続してスタッカ容器TRh1,TRh2に搬入される従来は、用紙間距離分しか冷却間隔が設定されなかったが、実施例1では、冷却間隔は、記録紙Sが搬入された後、次の次に印刷された記録紙Sが搬入されるまでの間隔、すなわち、用紙間隔+記録紙1枚分+用紙間隔が冷却間隔に設定されている。
このため、連続して積載される場合に比べて、次の次に印刷がされた記録紙Sが搬入されるまでの間に、記録紙Sの冷却が行われて現像剤が冷却され、現像剤が溶着するブロッキングが発生することが低減されている。よって、ブロッキングによる記録紙Sどうしの貼り付きや、貼り付いた記録紙Sを剥がす際に、他方の記録紙Sに現像剤が移動してしまって画像が欠けてしまうことが低減されている。
なお。実施例1では、頁順が1頁、(N2+1)頁、2頁、(N2+2)頁、3頁、…に設定されており、一枚毎に切り替えられることで第1スタッカ容器TRh1には、1頁、2頁、3頁、…、(N2)頁の順に積載され、第2スタッカ容器TRh2には、(N2+1)頁、(N2+2)頁、(N2+3)頁、…、(N1)頁の順に積載される。したがって、第2スタッカ容器TRh2に積載された(N2+1頁)〜(N1)頁の記録紙Sの束を、第1スタッカ容器TRh1に積載された1頁〜(N2)頁の記録紙Sの束に重ねることで、1頁〜(N1)頁で頁順が揃った記録紙Sの束を得ることが可能になっている。
また、実施例1では、定着装置Fを通過後の記録紙Sの温度Tpが、格納停止温度Ta以上である場合に、画像形成動作が停止され、格納停止温度Ta以下になると再開される。すなわち、連続した画像形成等で画像形成装置本体U1や中継路SH2の温度が上昇して、温度センサSN1の位置までに記録紙Sが十分に冷却されていない場合は、このままスタッカ容器TRh1,TRh2に積載するとブロッキングが発生する可能性が高いため、画像形成動作が一時中断され、記録紙SおよびプリンタUが冷却される。
なお、実施例1のプリンタUは、通常のオフィス環境で使用する場合には、画像形成動作中に一時停止することは望ましくなく、一時停止する機能は設定、登録により停止しないようにすることが望ましいが、深夜に大量の印刷を行うような環境では、翌朝までに画像形成動作が終了していればよく、一時的に中断してもブロッキングの発生を低減することが望ましいことが多く、このような環境において、特に好適である。
次に本発明の実施例2の説明を行うが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(実施例2の制御部の説明)
(主制御部の説明)
図6は本発明の実施例2のプリンタの制御部の説明図である。
実施例2のプリンタUでは、実施例1の構成に加え、各スタッカ装置U3a,U3bのスタッカ容器TRh1,TRh2には、スタッカ容器TRh1,TRh2のスタッカ内部温度Thを測定する積載容器温度測定装置の一例としてのスタッカ温度センサSN2a,SN2bが設けられている。
また、実施例2の主制御部C2では、実施例1の各機能手段C2d〜C2gに替えて、以下の機能制御手段を有する。
C2d′:間隔調整温度差記憶手段
間隔調整温度差記憶手段C2d′は、各スタッカ容器TRh1,TRh2に積載を行う間隔の調整を行うか否かを判別するために、予め設定された温度差である間隔調整温度差の一例としての格納停止温度差Tbを記憶する。実施例2では、前記格納停止温度差Tbとして、40℃に設定されているが、この数値は設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
C2e′:温度差判別手段
温度差判別手段C2e′は、温度センサSN1で測定された記録紙Sの温度Tpと、スタッカ内部温度Thとの差である温度差Tp−Thが、前記格納停止温度差Tb以上であるか否かを判別する。
C2f′:画像形成停止制御手段
画像形成停止制御手段C2f′は、温度差Tp−Thが格納停止温度差Tb以下である場合に、画像形成を停止させる。
C2g′:画像形成再開制御手段
画像形成再開制御手段C2g′は、画像形成を停止中に温度差Tp−Thが格納停止温度差Tb以上になった場合に、画像形成動作を再開させる。
(実施例2の流れ図の説明)
次に、実施例2の画像形成システムS0のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。なお、実施例2のフローチャートの説明において、実施例1と同様の処理については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、実施例2では、実施例1と同様の媒体振り分け処理が実行されるため、説明の簡単のため、図示および詳細な説明は省略する。
(積載間隔調整処理のフローチャートの説明)
図7は実施例2のプリンタにおける積載間隔調整処理の一例としての格納停止処理のフローチャートである。
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUに記憶された積載間隔調整プログラムに従って行われる。また、この処理は、媒体振り分け処理等のプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図7に示すフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図7において、実施例2の格納停止処理では、実施例1の格納停止処理に対して、ST12′とST14′のみ異なる処理が実行され、それ以外の処理であるST11、ST13、ST15、ST16は同様の処理が実行されるため、説明は省略する。
図7のST12′において、温度センサSN1が測定した記録紙Sの温度Tpと、スタッカ温度センサSN2a,SN2bが測定したスタッカ内部温度Thとに基づいて、温度差Tp−Thが格納停止温度差Tb以下であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST13に進み、ノー(N)の場合はST16に進む。
ST14′において、温度差Tp−Thが格納停止温度差Tb以上になったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST15に進み、ノー(N)の場合はST13に戻る。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2のプリンタUでは、実施例1と同様に、排出されるスタッカ容器TR1a,TR2aが切り替えられると共に、実施例1とは異なり、温度差Tp−Thに基づいて画像形成の一時停止および再開が実行される。すなわち、実施例2では、記録紙Sの温度Tpの温度が高くても、プリンタUが設置された環境の室温に連動して変動するスタッカ内部温度Thとの温度差Tp−Thが十分大きいと、冷却効果が高く、十分に冷却されてブロッキングが発生しにくく、画像形成が一時停止されず、継続して実行される。
次に本発明の実施例3の説明を行うが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図8は実施例3の中継路の説明図である。
図8において、実施例3のプリンタUでは、インターフェースモジュールU2の中継路SH2には、中継路SH2の下側案内部材の一例としての下側ガイド31には、媒体押し当て部材の一例として、中継路SH2内で上側案内部材の一例としての上側ガイド32側に傾斜して延びるマイラー33が複数配置されている。前記マイラー33は、弾性変形可能な樹脂薄板により構成されており、例えば、ポリエチレンテレフタレート、いわゆるPETにより構成することが可能であるが、設計や仕様に応じて任意の材料を使用可能である。また、実施例3の上側ガイド32の内表面は、低摩擦材料により被覆、いわゆるコーティングがされている。前記低摩擦材料は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、いわゆるPTFE等のフッ素樹脂を好適に使用可能であるが、この材料に限定されず、設計や仕様等に応じて任意に変更可能であり、低摩擦材料によるコーティングを省略することも可能である。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3のプリンタUでは、中継路SH2を搬送される記録紙Sは、マイラー33により、中継路SH2の上側ガイド32に押し当てられて、接触し、上側ガイド32との接触により冷却される。したがって、押し当てない実施例1の場合に比べて、さらにスタッカ容器TRh1,TRh2でのブロッキングが低減される。
次に本発明の実施例4の説明を行うが、この実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図9は実施例4の中継路の説明図である。
図9において、実施例4のプリンタUでは、インターフェースモジュールU2の中継路SH2が、図9に示すように、搬送方向に沿って波形に湾曲した形状に形成されている。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4のプリンタUでは、中継路SH2が波形に湾曲しており、通過する記録紙Sが中継路SH2の壁面に接触しやすく、通過するまでに記録紙Sが中継路SH2の壁面との接触で冷却されやすい。したがって、実施例1の場合に比べて、スタッカ容器TRh1,TRh2でのブロッキングがさらに低減される。
次に本発明の実施例5の説明を行うが、この実施例5の説明において、前記実施例1,3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例5は、下記の点で前記実施例1,3と相違しているが、他の点では前記実施例1,3と同様に構成されている。
図10は実施例5の中継路の説明図である。
図10において、実施例5のプリンタUでは、中継路SH2に、実施例3と同様のマイラー33が配置されており、上側ガイド32の上面および下側ガイド31の下面には、放熱部材の一例としてのヒートシンク41が支持されている。前記ヒートシンク41は、放熱部の一例としての複数のフィン41aを有し、表面積が広くなるように構成されている。
(実施例5の作用)
前記構成を備えた実施例5のプリンタUでは、マイラー33により記録紙Sが押し当てられて吸熱し、加温される上側ガイド32や、輻射熱で加温される下側ガイド31がヒートシンク41により放熱されて冷却される。したがって、ヒートシンク41が設けられていない実施例3に比べて、冷却効率が高くなっている。
次に本発明の実施例6の説明を行うが、この実施例6の説明において、前記実施例1,3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例6は、下記の点で前記実施例1,3と相違しているが、他の点では前記実施例1,3と同様に構成されている。
図11は実施例6の中継路に配置された押し当て部材の説明図であり、図11Aは初期位置の説明図、図11Bは下側冷却位置の説明図、図11Cは上側冷却位置の説明図である。
図11において、実施例6のプリンタUでは、インターフェースモジュールU2の中継路SH2の下側案内部材の一例としての下側ガイド51には、媒体搬送方向に所定の距離を空けて複数の下側出没口51aが形成されている。また、前記中継路の上側案内部材の一例としての上側ガイド52にも、前記下側出没口51aに対向して、複数の上側出没口52aが形成されている。
前記下側ガイド51の下方には、媒体搬送方向に沿って延びる下側押し当て部材53が配置されている。前記下側押し当て部材53は、媒体搬送方向に延び且つ媒体搬送方向に沿って移動可能に支持された移動部材の一例としての下側スライダ53aを有する。前記下側スライダ53aの上面には、実施例3のマイラー33と同様に構成され、且つ、前記下側出没口51aの位置に対応して配置された複数の下側マイラー53bが支持されている。前記下側スライダ53bの右端には、押し当て移動部材の一例としての下側ソレノイド53cが連結されており、下側スライダ53bの左端には、下側スライダ53bを左方に引張る押し当て戻し部材の一例としての下側引張りバネ53dが連結されている。前記下側引張りバネ53dの他端はインターフェースモジュールU2のバネ固定部U2cに固定されている。
前記上側ガイド52の上方には、前記下側押し当て部材53と上下対称に構成された上側押し当て部材54が配置されている。前記上側押し当て部材54は、前記下側押し当て部材53と上下対称には位置された上側スライダ54a、上側マイラー54b、上側ソレノイド54c、上側引張りバネ54dを有する。
したがって、前記下側押し当て部材53および上側押し当て部材54は、ソレノイド53c,54cが非作動状態、いわゆるオフの状態では、引張りバネ53d,54dにより、図11Aに示すように、マイラー53b,54bが共に中継路SH2内に進入していない初期位置に保持される。
また、上側ソレノイド54cが作動状態、いわゆるオンになると、図11Bに示すように、上側マイラー54bが上側出没口52aの端縁に接触して変形し、中継路SH2内に進入する。したがって、上側押し当て部材54は、図11Aに示す初期位置から図11Bに示す下側押し当て位置に移動する。
さらに、下側ソレノイド53cがオンになると、図11Cに示すように、上側マイラー54bが上側出没口52aの端縁に接触して変形し、中継路SH2内に進入する。したがって、上側押し当て部材54は、図11Aに示す初期位置から図11Bに示す下側押し当て位置に移動する。
前記下側押し当て部材53および上側押し当て部材54により、実施例5の押し当て部材53+54が構成されている。
(実施例6の制御部の説明)
(主制御部の説明)
図12は本発明の実施例6のプリンタの制御部の説明図である。
実施例6の主制御部C2では、実施例1の各機能手段に加え、以下の機能制御手段を有する。
C2j:押し当て要否判別手段
押し当て要否判別手段C2jは、画像密度判別手段C2j1と、媒体種類記憶手段C2j2と、媒体種類判別手段C2j3と、を有し、記録紙Sを中継路SH2のガイド51,52に押し当てて冷却するか否かを判別する。
C2j1:画像密度判別手段
画像密度判別手段C2j1は、画像情報展開手段C2bで展開された印刷画像情報に基づいて、記録紙S一枚毎に、印刷された画像の画像密度が高密度であるか否かを判別する。実施例6の画像密度判別手段C2j1は、予め設定された所定の画像密度以上であるか否かを判別することで高密度であるか否かを判別する。なお、実施例6では、前記予め設定された所定の画像密度の一例として、10%を記憶しているが、10%に限定されず、設計や仕様に応じて任意に変更可能である。
C2j2:媒体種類記憶手段
媒体種類記憶手段C2j2は、各給紙トレイTR1〜TR3に収容された記録紙Sの種類である媒体種類を記憶する。実施例6の媒体種類記憶手段C2j2は、前記媒体種類として、普通紙、厚紙、薄紙、コート紙等を記憶する。
C2j3:媒体種類判別手段
媒体種類判別手段C2j3は、使用される記録紙Sの種類を判別する。実施例6の媒体種類判別手段C2j3は、前記記録紙Sの媒体種類が、ブロッキングが発生しやすく、記録紙Sどうしの貼り付きが発生しやすい易貼付媒体の一例としてのコート紙であるか否かを判別する。
C2k:押し当て部材制御手段
押し当て部材制御手段C2kは、下側押し当て部材制御手段C2k1と、上側押し当て部材制御手段C2k2とを有し、押し当て部材53+54の駆動を制御して、記録紙Sをガイド51,52に接触させる。実施例6の押し当て部材制御手段C2kは、前記媒体種類がコート紙であり、画像密度が高濃度である場合に、下側押し当て部材53と上側押し当て部材54を交互に作動させて、中継路SH2での冷却を行う。
C2k1:下側押し当て部材制御手段
下側押し当て部材制御手段C2k1は、前記下側ソレノイド53cのオン、オフを制御して、下側押し当て部材53を図11Aに示す初期位置と、図11Cに示す上側押し当て位置との間を移動させる。
C2k2:上側押し当て部材制御手段
上側押し当て部材制御手段C2k2は、前記上側ソレノイド54cのオン、オフを制御して、上側押し当て部材54を図11Aに示す初期位置と、図11Bに示す下側押し当て位置との間を移動させる。
(実施例6の流れ図の説明)
次に、実施例6の画像形成システムS0のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。なお、実施例6のフローチャートの説明において、実施例1と同様の処理については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、実施例6では、実施例1と同様の媒体振り分け処理および格納停止処理が実行されるため、説明の簡単のため、図示および詳細な説明は省略する。
(媒体接触冷却処理のフローチャートの説明)
図13は実施例6のプリンタにおける接触冷却処理のフローチャートである。
図13のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUに記憶された接触冷却プログラムに従って行われる。また、この処理は、媒体振り分け処理および格納停止処理等のプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図13に示すフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図13のST21において、画像情報を受信して画像形成動作が開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST22に進み、ノー(N)の場合はST21を繰り返す。
ST22において、中継路SH2に搬入される記録紙Sに印刷された画像の画像密度が高密度であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST23に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST23において、使用される記録紙Sの媒体種類はコート紙であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST24において、接触冷却処理を実行する。すなわち、押し当て部材53+54を作動させ、下側ガイド51または上側ガイド52に記録紙Sを接触させて記録紙Sを冷却する。このとき、前回接触冷却処理が実行された際に接触されたガイド51、52とは逆側のガイド51,52に接触させるように、下側押し当て部材53または上側押し当て部材54を作動させる。そして、ST25に進む。
ST25において、画像形成動作が終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に戻り、ノー(N)の場合はST22に戻る。
(実施例6の作用)
前記構成を備えた実施例6のプリンタUでは、高密度画像でコート紙が使用されるブロッキングが発生しやすい状況で、押し当て部材53、54が作動して、記録紙Sが中継路SH2の下側ガイド51または上側ガイド52に接触されて、冷却される。このとき、実施例6では、上側押し当て部材54と下側押し当て部材53が交互に作動して、上側ガイド52と下側ガイド51が交互に冷却に使用される。したがって、一方のガイドのみを使用する実施例3の場合に比べて、ガイド51、52の昇温による冷却効率の低下が発生しにくく、高い冷却効率で効率的に冷却される。
次に本発明の実施例7の説明を行うが、この実施例7の説明において、前記実施例1,3,6の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例7は、下記の点で前記実施例1,3,6と相違しているが、他の点では前記実施例1,3,6と同様に構成されている。
(実施例7の制御部の説明)
(主制御部の説明)
図14は本発明の実施例7のプリンタの制御部の説明図である。
実施例7の主制御部C2では、実施例6の各機能手段に加え、以下の機能制御手段を有する。
C2j4:両面印刷判別手段
両面印刷判別手段C2j4は、画像形成装置本体U1で両面印刷が実行されたか否かを判別する。
C2j5:高密度面判別手段
高密度面判別手段C2j5は、両面印刷が実行された場合に、両面印刷の一面目の画像と二面目の画像とのどちらが高密度画像であるかを判別する。
(実施例7の流れ図の説明)
次に、実施例7の画像形成システムS0のプリンタUの処理の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。なお、実施例7のフローチャートの説明において、実施例1,6と同様の処理については、同一のST番号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、実施例7では、実施例1と同様の媒体振り分け処理および格納停止処理が実行されるため、説明の簡単のため、図示および詳細な説明は省略する。
(媒体接触冷却処理のフローチャートの説明)
図15は実施例7のプリンタにおける接触冷却処理のフローチャートである。
図15のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、プリンタUに記憶された接触冷却プログラムに従って行われる。また、この処理は、媒体振り分け処理および格納停止処理等のプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図15に示すフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図15において、実施例7の接触冷却処理では、実施例6の接触冷却処理と同様に、ST21〜ST23の処理が実行され、ST23でイエス(Y)の場合はST31に進む。
ST31において、中継路SH2に搬送される記録紙Sが両面印刷の記録紙であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST24に進む。
ST32において、展開された印刷画像情報に基づいて、搬入される記録紙Sの一面目と二面目の画像のうち、どちらが高密度画像であるかを判別し、高密度画像の面がガイド51、52に押し当てられるように押し当て部材53+54を作動させる。すなわち、記録紙Sの上面に高密度画像が形成された場合には、下側押し当て部材53を作動させ、記録紙Sの下面に高密度画像が形成された場合には、上側押し当て部材53を作動させる。そして、ST25に進む。
(実施例7の作用)
前記構成を備えた実施例7のプリンタUでは、両面印刷時に、高密度の画像面側が冷却され、画像密度に関わらず交互にガイド51,52接触させて冷却させる場合に比べて、両面印刷時のブロッキングが効率的に低減される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、情報通信回線網Nの構成は、構内回線、いわゆるローカルエリアネットワークを例示したが、これに限定されず、公衆通信回線、いわゆる、インターネットを使用して接続したり、専用線を使用して接続したり等の任意の構成の回線網とすることが可能である。
(H02)前記実施例において、各機能手段は、プリンタUの制御部C,C2,C3a,C3bで分散して処理を行ったが、1つの制御部で集中して処理することも可能であり、分散して処理することも可能である。
(H03)前記実施例において、実施例2の構成に実施例3〜7を適用することも可能である。
(H04)前記実施例において、2つのスタッカ装置U3a,U3bを使用する構成を例示したが、スタッカ装置の数は3つ以上の場合にも適用可能である。また、実施例1において、媒体振り分け処理を実行せず、格納停止処理のみで媒体を冷却間隔を空けて排出するようにすることもでき、この場合は、スタッカ装置が1つのみとすることも可能である。さらに、スタッカ装置の構成も実施例に例示したものに限定されず、画像形成装置の上面に配置された排出部や、後処理装置のスタッカトレイに適用可能である。すなわち、水平に配置された底板を有する場合に限定されず、水平に対して傾斜したスタッカトレイに対して適用することも可能である。
(H05)前記実施例において、頁順設定手段により、スタッカ容器TRh1,TRh2に積載された束を重ね合わせるだけで、頁順が揃うように印刷される頁順が設定されたが、このように構成することが望ましいが、頁順を設定せずに通常通り印刷することも可能である。また、頁順を設定する際に、各スタッカ容器TRh1,TRh2にほぼ均等の枚数が割り振られるように設定されたが、この構成に限定されず、例えば、定着装置Fに近く、冷却する時間があまり長くないスタッカ容器TRh1の枚数は少なくし、定着装置Fから遠く、搬送されるまでの間に冷却がされやすいスタッカ容器TRh2の枚数を多くする等、割り振られる枚数を非均等にすることも可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成システムの全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図3は実施例1の画像形成システムにおける画像形成装置の制御部の要部説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置での積載間隔調整処理の一例である媒体振り分け処理のフローチャートである。 図5は実施例1の画像形成装置での積載間隔調整処理の一例である格納停止処理のフローチャートである。 図6は本発明の実施例2のプリンタの制御部の説明図である。 図7は実施例2のプリンタにおける積載間隔調整処理の一例としての格納停止処理のフローチャートである。 図8は実施例3の中継路の説明図である。 図9は実施例4の中継路の説明図である。 図10は実施例5の中継路の説明図である。 図11は実施例6の中継路に配置された押し当て部材の説明図であり、図11Aは初期位置の説明図、図11Bは下側冷却位置の説明図、図11Cは上側冷却位置の説明図である。 図12は本発明の実施例6のプリンタの制御部の説明図である。 図13は実施例6のプリンタにおける接触冷却処理のフローチャートである。 図14は本発明の実施例7のプリンタの制御部の説明図である。 図15は実施例7のプリンタにおける接触冷却処理のフローチャートである。
符号の説明
C2c…頁順設定手段、
C2e…媒体温度判別手段、
C2e′…温度差判別手段、
C2h…媒体搬送制御手段、
F…定着装置、
N1…総頁数、
N2…分割頁数、
S…媒体、
SN1…媒体温度測定装置、
SN2a,SN2b…積載容器温度測定装置、
Ta…間隔調整温度、
Tb…間隔調整温度差、
TRh1…第1の積載容器、
TRh2…第2の積載容器、
Tp−Th…温度差、
U…画像形成装置。

Claims (4)

  1. 媒体表面に保持された未定着可視像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される第1の積載容器と、
    前記第1の積載容器の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される第2の積載容器と、
    前記定着後の媒体の温度を測定する媒体温度測定装置と、
    前記各積載容器内の温度を測定する積載容器温度測定装置と、
    前記媒体の温度と前記各積載容器内の温度との温度差が、予め設定された温度差以上であるか否かを判別する温度差判別手段と、
    前記第1の積載容器と前記第2の積載容器とに交互に媒体を搬送すると共に、前記温度差が前記予め設定された温度差以下である場合に、前記媒体の前記各積載容器への搬送を停止する媒体搬送制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 媒体表面に保持された未定着可視像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される複数の積載容器を有する積載装置と、
    前記定着後の媒体の温度を測定する媒体温度測定装置と、
    前記各積載容器内の温度を測定する積載容器温度測定装置と、
    前記媒体の温度と前記各積載容器内の温度との温度差が、予め設定された温度差以上であるか否かを判別する温度差判別手段と、
    排出される媒体一枚毎に、排出される前記積載容器を切り替えると共に、前記温度差が前記予め設定された温度差以下である場合に、前記媒体の前記各積載容器への搬送を停止する媒体搬送制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記複数の積載容器の総数をnとし、印刷される画像の総頁数をN1とし、(N1/n)以上の最小の整数である分割頁数をN2とした場合に、印刷する頁順を、1頁、[N2+1]頁、[2×N2+1]、[3×N2+1]頁、…、[(n−1)×N2+1]頁、2頁、[N2+2]頁、[2×N2+2]、[3×N2+1]頁、…、N1頁に設定する頁順設定手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 媒体表面に保持された未定着可視像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置の媒体搬送方向下流側に配置され且つ、可視像が定着された媒体が排出されて積載される積載容器と、
    前記定着後の媒体の温度を測定する媒体温度測定装置と、
    記積載容器内の温度を測定する積載容器温度測定装置と、
    前記媒体の温度と前記積載容器内の温度との温度差が、予め設定された温度差以上であるか否かを判別する温度差判別手段と、
    前記温度差が前記予め設定された温度差以下である場合に、前記媒体の前記積載容器への搬送を停止する媒体搬送制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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