JP2014122932A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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しのぶ 佐原
Izumi Suda
泉 須田
Shun Kuwahara
峻 桑原
Muneyuki Nishimura
宗之 西村
Hiroshi Kato
大志 加藤
Naoki Hirako
直樹 平子
Minoru Aisumi
稔 相墨
Masato Higami
真人 樋上
Hideo Kimura
英雄 木村
Ikuo Mori
育生 森
Ryosuke Hironaka
亮介 廣中
Ayako Hirato
綾子 平戸
Mayumi Tada
麻由美 多田
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Abstract

【課題】両面印刷においてエネルギー消費を抑制しながら定着不良を防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像データを受信する受信手段と、受信した画像デ−タに基づいて形成されたトナー像を記録媒体に定着させる定着手段と、記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに画像データの画像密度を算出する画像密度算出手段と、画像密度算出手段により算出された領域ごとの画像密度に基づいて定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手段と、を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
熱転写体が熱源により発熱された後、第1像担持ベルトからトナー像を転写され、その熱転写体上に転写されたトナーは熱転写体が熱源によりさらに加熱された後、記録材への熱転写と定着が同時になされる熱転写ユニットにおいて、記録材の表面と裏面の入力画像情報に応じて、熱源の発熱駆動を選択的にON/OFFし、また熱源の加熱温度を選択的に決定し、さらに転写部のニップ圧を選択的に決定する画像形成装置が知られている(特許文献1)。
顕画材を記録材上に顕画像に形成する画像形成手段と固定支持された加熱体に対向圧接し、フィルムを介して記録材を加熱体に密着させる加熱部材とにより顕画像を加熱定着する定着手段を有する画像形成装置において加熱体の温度を検知する手段、画像形成をするための原稿の濃度を検知する手段を有し、検知原稿濃度に応じて加熱体の温度を調整する制御手段を設けた画像形成装置も知られている(特許文献2)。
特開2007−072022号公報 特開平02−213888号公報
本発明は、両面印刷においてエネルギー消費を抑制しながら定着不良を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置は、
画像データを受信する受信手段と、
受信した前記画像デ−タに基づいて形成されたトナー像を記録媒体に定着させる定着手段と、
前記記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに前記画像データの画像密度を算出する画像密度算出手段と、
前記画像密度算出手段により算出された領域ごとの画像密度に基づいて前記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記画像密度算出手段が、前記記録媒体の裏面に形成されるトナー像の前記記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに算出された画像密度に基づいて前記記録媒体の表面の定着温度を決定する、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項3記載のプログラムは、
コンピュータに、
画像データを受信する受信機能と、
前記記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに前記画像データの画像密度を算出する画像密度算出機能と、
算出された領域ごとの画像密度に基づいて前記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御機能と、を実現する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、両面印刷においてエネルギー消費を抑制しながら定着不良を防止することができる。
画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。 定着手段の一例としての定着装置17の断面模式図である。 画像形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。 用紙搬送方向における複数の領域におけるトナー像の画像密度情報に基づいて定着装置17の加熱制御を行う制御模式図である。 画像領域を複数の領域に分割したときの領域ごとの画像密度と対応する定着温度制御値との関係の一例を示す模式図である。 両面印刷時に行う定着装置17の定着温度制御の流れを示すフローチャートである。 画像領域を複数の領域に分割したときの領域ごとの画像密度と対応する定着温度制御値との関係の変形例を示す模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20と、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙Pが排紙される排紙部30と、操作情報部40と、上位機器から送信された印刷情報から画像イメージを生成する画像処理部50と、を備えて構成されている。
画像形成部10は、システム制御装置11、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、とを備えて構成され、画像処理部50から受け取った画像情報を、用紙送り装置20から送り込まれた用紙P上にトナー画像として形成する。
用紙送り装置20は、画像形成部10に対する用紙供給を行う。すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙Pを収容する複数のトレイを備えており、これら複数のトレイのいずれか一つから繰り出した用紙Pを画像形成部10に対して供給するように構成されている。
排紙部30は、画像形成部10にて画像出力が行われた用紙Pの排出を行う。そのために、排紙部30は、画像出力後の用紙Pが排出される排紙トレイを備えている。なお、排紙部30は、画像形成部10から出力される用紙束に対して、裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を行う機能を有したものであってもよい。
画像形成部10には、操作情報部40が設けられている。操作情報部40は、各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられるものである。すなわち、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成されている。
(1.2)画像形成部の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙が画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、露光装置12の下方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム131を備えている。感光体ドラム131の回転方向にそって、帯電器132、露光装置12、現像装置14、一次転写ローラ152、クリーニングブレード134が配置されている。
現像装置14は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング141を有する。現像ハウジング141内には、感光体ドラム131に対向して配置された現像ローラ142が配設され、現像ローラ142には、現像剤の層厚を規制する層規制部材(不図示)が近接配置されている。
現像装置14各々は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム131の表面は、帯電器132により帯電され、露光装置12から出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム131上に形成された静電潜像は現像ローラ142によりトナー像として現像される。
転写装置15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム131にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト151、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト151に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ152、中間転写ベルト151上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ベルト153とから構成されている。
二次転写ベルト153は、二次転写ローラ154と剥離ローラ155とによって張架され、中間転写ベルト151の背面側に配置されたバックアップローラ165と二次転写ローラ154とに挟持されて二次転写部(TR)を形成する。
各感光体ユニット13の感光体ドラム131に形成された各色トナー像は、システム制御装置11により制御される電源装置等(不図示)から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ152により中間転写ベルト151上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト151上の重畳トナー像は、中間転写ベルト151の移動に伴って二次転写ベルト153が配置された領域(二次転写部TR)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙送り装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ベルト153を介して二次転写ローラ154と対向するバックアップローラ165には、システム制御装置11により制御される電源装置等から所定の転写電圧が印加され、用紙Pに中間転写ベルト151上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム131表面の残留トナーは、クリーニングブレード134により除去され、廃トナー収容部(不図示)に回収される。感光体ドラム131の表面は、帯電器132により再帯電される。
定着装置17は一方向へ回転する無端状の定着ベルト170と、定着ベルト170の周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ180とを有し、定着ベルト170と加圧ローラ180の圧接領域によってニップ部(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト170と加圧ローラ180により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着の終了した用紙Pは、用紙搬送装置16bを経由して排紙部30に送り込まれる。
尚、用紙Pの両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙Pの表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙収容部へ排出される。
(1.3)定着装置の構成
図2は、画像形成装置1の定着手段の一例としての定着装置17の断面模式図である。
定着装置17は、交流磁界を生成するIH(Induction Heating)ヒータ190、IHヒータ190により電磁誘導加熱されてトナー像を定着する定着ベルト170、定着ベルト170に対向するように配置された加圧ローラ180と、を備えている。
定着ベルト170は、基材層、導電発熱層、弾性層、表面離型層からなる多層構造のベルト部材である。
加圧ローラ180は、例えば、金属製の円筒状の芯材181の外周面に被覆された耐熱性弾性体層182(例えばシリコーンゴム層や、フッ素ゴム層等)と、さらに、必要に応じて、PFA等の耐熱性樹脂被覆または耐熱性ゴム被覆による離型層とが積層されて構成される。
IHヒータ190は、交流磁界を発生する励磁コイル191、定着ベルト170の幅方向に沿って複数配置され、励磁コイル191で生成された交流磁界の磁路を形成する磁心192と、を備えて定着ベルト170の外周面に倣った形状に構成され、定着ベルト170を介して伝熱部と対向して配置されている。
そして、励磁コイル191に励磁回路193から、汎用電源により生成される20k〜100kHzの交流電流が供給されることにより、励磁コイル191の周囲には、交流磁界が生成される。
磁心192は、励磁コイル191にて生成された交流磁界による磁力線(磁束)を内部に誘導し、磁心192から定着ベルト170を横切って感温磁性部材171方向に向かい、感温磁性部材171の中を通過して磁心192に戻るといった磁力線の通路(磁路)を形成する。
感温磁性部材171は、定着ベルト170の内周面に倣った円弧形状(円弧形状部)で形成され、定着ベルト170の内周面に接するとともにIHヒータ190に定着ベルト170を介して対向して配置される。
(1.4)定着装置の動作
定着装置17では、画像形成装置1におけるトナー画像形成動作が開始され、定着ベルト170が回転駆動されるとともに、励磁回路193からIHヒータ190を構成する励磁コイル191に交流電流が供給される。励磁コイル191に交流電流が供給されると、励磁コイル191の周囲に磁束(磁界)が生成消滅を繰り返す。
この磁束(磁界)が感温磁性部材171を横切るとき、その磁界の変化を妨げる磁界が生じるように、感温磁性部材171に渦電流が発生し、感温磁性部材171の表皮抵抗及び感温磁性部材171を流れる電流の大きさの二乗に比例して発熱する。
ここで、定着ベルト170はCu等の非磁性金属(比透磁率が概ね1)からなる導電発熱層を有し、定着ベルト170は磁束(磁界)が貫通すると共に、当該磁束(磁界)の作用によって導電発熱層が発熱する。
そして、感温磁性部材171は、定着ベルト170の内周面に擦られながら定着ベルト170を加熱する。これにより、定着ベルト170は、設定温度(例えば150℃)まで加熱される。
次に、定着ベルト170に対し加圧ローラ180を押圧した状態で、定着装置17に送り込まれた用紙Pが定着ベルト170と加圧ローラ180との間のニップ部Nに送り込まれ、感温磁性部材175により加熱された定着ベルト170と加圧ローラ180とによって加熱押圧され、トナー画像が用紙P表面に定着される。
用紙Pは、定着ベルト170と加圧ローラ180とのニップ部Nから送り出されたとき、定着ベルト170表面から剥離する。
ここで、励磁コイル191を、定着装置17の軸方向に、複数に分割し、対向する感温磁性部材171も対応して複数に分割された構成とすることで、定着装置17の軸方向の温度制御を独立して行うこともできる。
尚、定着手段としては、上述したIH方式の定着装置のほか、用紙Pの搬送方向と直交する方向(定着装置の軸方向)へ複数のヒータを組付けたヒータアレイや画像ピクセルごとの制御が可能な光走査方式の定着ヒータを用いることもできる。
(1.5)画像形成装置のブロック構成
図3は本実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
画像形成部10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)等の組み合わせからなるシステム制御装置11を備え、メモリに記憶された制御プログラムを実行して、画像形成装置1全体の動作制御を行う。
システム制御装置11は、画像処理部50から画像データを取得して、画像データを記録媒体の搬送方向及び搬送方向と直交する方向に画像形成領域を予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとの画像密度を算出する画像密度算出部101と、画像密度算出部で算出された領域ごとの画像密度に基づいて定着装置17の定着温度を制御する定着温度制御部102に対して、動作制御指示を与える。
又、システム制御装置11は、画像形成部10が備える電源制御部103、露光制御部104、搬送制御部105に対して、それぞれ動作制御指示を与える。すなわち、画像形成部10を構成する露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c等への給電、駆動を行うか否かを決定し、その決定結果をそれぞれの制御部に対して指示する。
(2)画像形成装置の定着温度制御・作用
以下、本実施形態に係る画像形成装置1における定着温度制御について図面を参照しながら説明する。
(2.1)両面印刷時の定着温度制御
画像形成装置1において、温度制御手段としてのシステム制御装置11は、用紙上に形成されたトナー像の画像密度に基づいて、励磁回路193を駆動して励磁コイル191に交流電流を供給し、定着ベルト170を加熱制御する。
具体的には、図4に模式的に示すように、用紙Pが定着ニップ内を通過する用紙搬送方向における複数の領域におけるトナー像の画像密度情報に基づいて、定着ベルト170の加熱制御を行い、画像形成装置1の省エネルギー化を達成しながら、最適な定着条件で定着を行っている。
しかるに、両面印刷を行う場合は、定着性が定着対象となる表面(第2面)のトナー像の画像密度のみならず、一度定着された裏面(第1面)の画像密度の影響をうける場合がある。
具体的には、複数の領域に分割された表面(第2面)のトナー像に対して、対応する裏面(第1面)の画像密度が高い場合には、表面(第2面)のトナー像の画像密度に基づいて設定された定着温度で定着動作が行われた場合、定着不良が発生する虞がある。
本実施形態に係る画像形成装置1は、両面印刷時に、裏面(第1面)の画像密度情報に基づいて表面(第2面)の定着温度制御値を決定する。
以下、両面印刷時の定着温度制御の流れについてフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図6は、両面印刷時に行う定着装置17の定着温度制御の流れを示すフローチャートである。
画像形成装置1は、印刷ジョブが入力されると印刷ジョブに含まれるプリント情報(画像データ、両面/片面印刷、用紙属性、印刷枚数等)を取得する(S101)。
そして、画像密度情報算出手段としてのシステム制御装置11は、取得された画像データから第1面の画像領域を定着温度制御が可能な単位の領域に分割する(S102)。
具体的には、第1面の画像データをトナー像が形成される用紙Pの搬送方向及び搬送方向と直交する方向に画像領域を予め定められた距離ごとに複数の領域に分割する。
図5に、画像領域を複数の領域に分割したときの領域ごとの画像密度と、対応する定着温度制御値との関係の一例を模式的に示す。
ベタ画像や面積率の高い中間調画像、各色のトナー像が重畳された画像領域においては、画像密度が高く、良好な定着性能を得るためには、高い定着エネルギーが必要とされ、高い定着温度制御値が選択される。
一方、面積率の低い中間調や線画の画像領域においては、画像密度が低く、通常よりも低い定着温度制御値が選択される。
尚、定着温度制御が可能な単位は、画像形成装置1が備える定着装置17の加熱方式及び加熱制御方式によって定められる。
例えば、上述した定着装置17においては、定着装置17の軸方向(Y方向)における励磁コイル191及び対向する感温磁性部材175の分割数によって定めることができる。又、画像ピクセルごとの制御が可能な光走査方式の定着ヒータを用いた定着装置17を備える場合には、より細かい領域に分割することができる。
次に、分割された複数の領域ごとの画像密度を算出する(S103)。そして、定着温度制御手段としてのシステム制御装置11は、算出された複数の領域ごとの画像密度情報に基づいて予め定められた定着温度制御値を算出する(S104)。
システム制御装置11は、S103で算出された画像密度情報と、S104で算出された定着温度制御値を記憶部(RAM)に格納する(S105)。
そして、印刷ジョブに含まれるプリント情報から両面印刷か片面印刷かを判定する(S106)。その結果、両面印刷と判断された場合(S106;Yes)、S105で記憶部に格納された画像密度情報を鏡面反転して取得する(S107)。
次に、S101で取得された画像データから第2面の画像領域を定着温度制御が可能な単位の領域に分割し(S108)、分割された複数の領域ごとの画像密度を算出する(S109)。
そして、第2面の領域ごとの画像密度情報に、S107で取得された対応する第1面の画像密度情報を加味して、第2面の領域ごとの定着温度制御値を算出し(S110)、表面の定着温度制御を実施する(S111)。
定着温度制御値は、用紙属性情報としての用紙厚み、用紙種類、用紙サイズ、画像形成装置1の画像形成速度(プロセススピード)等をもとに、予め定められた定着温度制御値に、分割された領域の表面(第2面)の画像密度と、対応する裏面(第1面)の画像密度とによって、予め定められた補正値を乗じて算出することができる。
尚、片面印刷の場合(S106;No)、S103で算出された領域ごとの画像密度を情報に基づいてS104で算出された定着温度制御値で表面(第1面)の定着温度制御を実施する(S111)。
(2.2)両面印刷時の定着温度制御の作用
本実施形態に係る画像形成装置1は、両面印刷時に、裏面(第1面)の画像密度情報に基づいて表面(第2面)の定着温度制御値を決定する。
すなわち、第1面の画像データをトナー像が形成される用紙Pの搬送方向及び搬送方向と直交する方向に画像領域を予め定められた距離ごとに複数の領域に分割して、分割された領域ごとの画像密度を算出して、算出された画像密度情報に基づいて予め定められた定着温度制御値を算出する。
そして、第2面の領域ごとの画像密度情報に、第1面(裏面)の画像密度情報を加味して、第2面(表面)の領域ごとの定着温度制御値を算出し、表面の定着温度制御を実施する。
そのために、両面印刷時に、用紙Pの裏面(第1面)の画像密度情報に基づいて、定着装置17の加熱制御を選択的に行うことで、画像形成装置1の定着温度の最適化を行いエネルギー消費の抑制を行うことができる。
「変形例」
画像領域の分割は、用紙Pの搬送方向及び搬送方向と直交する方向に画像領域を予め定められた距離ごとに複数の領域に分割した後、用紙Pの搬送方向又は搬送方向と直交する方向のいずれかの方向の領域に分割して定着温度制御を行うこともできる。
例えば、図7に示すように、用紙Pの搬送方向及び搬送方向と直交する方向に画像領域を予め定められた距離ごとに複数の領域に分割した後、用紙Pの搬送方向で、予め定められた距離ごとに複数の領域に分割することもできる。
そして、第2面の定着温度制御値を、鏡面反転された裏面(第1面)の画像密度情報に基づいて算出する。
係る分割の場合には、用紙Pの搬送方向のそれぞれの領域ごとに、それぞれの領域を構成する各画像密度情報の中から、最も高密度の画像密度に基づいて定着温度制御値を算出することにより、それぞれの領域内における定着不良の発生を防止することができる。
用紙Pの搬送方向のそれぞれの領域ごとに、鏡面反転された裏面(第1面)の画像密度情報に基づいて定着温度制御値を算出して定着温度制御を行えば、その軸方向に分割されて独立して温度制御を行わない定着装置17を備えた画像形成装置1であっても、両面印刷においてエネルギー消費を抑制しながら定着不良を防止することができる。
以上、本発明に係る実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本実施形態では画像形成装置1はプリンタとして説明しているが、原稿の読み取り機能を備えた複写機であっても良い。
尚、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能であり、電気通信回線等のネットワークに接続されているサーバ装置等から画像形成装置内の記憶部にダウンロードしてもよい。
1・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
11・・・システム制御装置
101・・・画像密度算出部
102・・・定着温度制御部
103・・・電源制御部
104・・・露光制御部
105・・・搬送制御部
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
14・・・現像装置
15・・・転写装置
16a、16b、16c・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
170・・・定着ベルト
180・・・加圧ローラ
190・・・IHヒータ
20・・・用紙送り装置
30・・・排紙部
40・・・操作情報部
50・・・画像処理部

Claims (3)

  1. 画像データを受信する受信手段と、
    受信した前記画像デ−タに基づいて形成されたトナー像を記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに前記画像データの画像密度を算出する画像密度算出手段と、
    前記画像密度算出手段により算出された領域ごとの画像密度に基づいて前記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像密度算出手段が、前記記録媒体の裏面に形成されるトナー像の前記記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに算出された画像密度に基づいて前記記録媒体の表面の定着温度を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. コンピュータに
    画像データを受信する受信機能と、
    前記記録媒体の搬送方向及び/又は搬送方向と直交する方向で予め定められた距離ごとに分割した複数の領域ごとに前記画像データの画像密度を算出する画像密度算出機能と、
    算出された領域ごとの画像密度に基づいて前記定着手段の定着温度を制御する定着温度制御機能と、
    を実現するためのプログラム。
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