JP5309430B2 - 通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、WLAN(Wireless Local Area Network )に対応するインタフェース、セルラネットワークに対応するインタフェース等の複数のインタフェースを備え、通信条件に応じた通信制御に関し、特に、インタフェースを選択するとともに、迂回着信を行う通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムに関する。
携帯電話等の移動体通信に関し、セルラ(cellular communication system )ネットワーク、WLAN等の規格があり、セルラネットワークには例えばCDMA(Code Division Multiple Access )−2000、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やGSM(Global System for Mobile Communications )等があり、WLANには例えば、 IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11g、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access )等が存在する。各ネットワークに対応するには回線インタフェースが必要であり、双方のネットワークに対応する通信端末装置には、二つの回線インタフェースが必要である。即ち、各ネットワークに対応する回線インタフェースを有する通信端末装置を便宜上「DUAL端末装置」と呼ぶこととする。
このようなセルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークに跨がる移動体通信に関し、特許文献1は、近距離電話は陸上通信線により、長距離電話は無線アクセス通信装置によって通信を行う通信システムを開示している。特許文献2には、通信端末が良好な通信状態を確保できる地域情報や、複数の接続形態の中、良好な通信状態を確保できる通信情報を受け、一定区域のみでの通信可能な固定モード、移動しながら通信可能な移動モード、携帯端末通信網、PHS(Personal Handyphone System)通信網、有線通信網等の接続形態の選択を可能にした通信システムが開示されている。特許文献3には、ユーザ機器が無線電話ネットワークに関してアイドルであり、WLANに対してアクティブである場合に、携帯電話ネットワークがWLANと携帯電話ネットワークとのデータ信号接続を用いてWLANの無線チャネル経由でユーザ機器を呼び出すことができること、ユーザ機器が無線電話ネットワーク及びWLANに対してアイドルである場合に、WLAN及び携帯電話ネットワークがWLANと携帯電話ネットワークとのデータ信号接続を用いてユーザ機器を呼び出すことができること等が開示されている。
特表2002−501353号公報(段落番号0022及び図1) 特開2005−33707号公報(要約、図1) 特表2005−531984号公報(段落番号0023、0034、図1、図4、図7)
特許文献1に記載された通信システムでは、ワイヤレス通信装置の電源を切断する場合には、交換機に加入者識別子の登録を解除しているが、電源が落ちるとセンタでの登録も抹消されるので、PSTN(Public Switched Telephone Network )経由で迂回して構内交換機が着信することはない。また、特許文献2では、端末装置が接続形態{移動モードか固定モード(WLANや有線等のローカルモード)}を示す宣言信号を送信し、また、ネットワーク側がネットワークの状態を把握し、端末装置へ通知しているにすぎない。また、特許文献3では、携帯電話ネットワークとWLANに対応するインタフェースに対し、接続設定された側に自動的に転送することを開示しているにすぎない。
ところで、複数のインタフェースを備えた通信装置において、各インタフェースに通電することは無駄な電力消費を生じさせ、バッテリで駆動する携帯機器ではバッテリの寿命に大きく影響する。そこで、休止中のインタフェースの電源を遮断することは電力消費を抑制し、携帯機器にあっては、バッテリの寿命増大に寄与することになるが、休止中のインタフェースの給電を停止させると、そのインタフェースでの通信が不能となり、通信の自由度が妨げられることになる。
また、無線通信にあっては、電波強度が通信品質に影響し、電波強度が不十分である場合には通信不能に陥ることになる。セルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークに対応する複数のインタフェースを備えた通信装置では、電波強度に応じてネットワークを選択することが可能であり、電波強度の低下による通信遮断を回避できるメリットがある。
また、セルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークにあっては、利用課金等の通信条件が相違し、必要に応じて選択する自由度がユーザに与えられている。
このようなインタフェースの電源遮断や電波強度や通信条件に対応し、通信の自由度を損なうことなく、利便性の高い通信環境を実現することが望まれている。このような課題に対し、特許文献1、2、3にはその開示や示唆はなく、また、その解決手段についての開示や示唆もない。
そこで、本発明の目的は、複数のネットワークに対応するための複数のインタフェースを備える通信装置に関し、インタフェースを選択して迂回着信を可能にすることにある。
また、本発明の他の目的は、複数のネットワークに対応するための複数のインタフェースを備える通信装置に関し、インタフェースの選択に対応し、給電中のインタフェースに着信させることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のネットワークに無線接続され、各ネットワークとの発着信を行う複数のインタフェース部を備え、そのインタフェース部から特定のインタフェース部を選択し、即ち、インタフェース部に対する電源接続を切り替え、特定のインタフェース部を動作させる。このインタフェース部の選択に対応し、ネットワーク側に着信先のインタフェース部の変更を通知し、電源に接続されたインタフェース部側に着信を切り替えることにより、着信を可能にする。インタフェース部の選択は、ネットワーク側の課金や、インタフェース部側の電波強度等により行い、また、ユーザにより設定される優先順位により設定すればよい。インタフェース部の選択的な給電により、電池の消耗を抑えることができ、また、課金に応じたインタフェース部の選択によってネットワークが選択されるので、通信に対する経済性も高められることになる。
上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、複数のネットワークに無線接続され、各ネットワークとの発着信を行う通信装置であって、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部と、時に変更される優先順位により前記ネットワークに対する着信先のインタフェース部を選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定する制御部と、前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知する通知部とを備え、前記着信先の設定に応じて前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させる構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。
上記目的を達成するためには、上記通信装置において、好ましくは、前記インタフェース部は、電波の送受を行う送受信部と、この送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを備えており、前記制御部は、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行う構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の側面は、複数のネットワークと、各ネットワークに設置されたネットワーク装置に無線接続される通信装置とを備える通信システムあって、前記通信装置は、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を備え、随時に変更される優先順位により前記ネットワークに対する着信先のインタフェース部を選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定し、前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知し、前記ネットワーク装置は、前記迂回先情報を受け、前記着信先の設定に応じて前記通信装置の前記迂回先の前記インタフェース部に着信を迂回させる構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。
また、上記目的を達成するためには、上記通信システムにおいて、前記インタフェース部は、電波の送受を行う送受信部と、この送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを備えており、前記通信装置は、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行う構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の側面は、複数のネットワークに無線接続されて各ネットワークとの発着信を行う通信方法であって、随時に変更される優先順位により前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部の何れかを選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定するステップと、前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、前記着信先の設定に応じて前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップとを含む構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。
上記目的を達成するためには、上記通信方法において、電波の送受を行う送受信部とこの送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを有する前記インタフェース部の、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行うステップを含む構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第4の側面は、コンピュータに実行させる通信プログラムであって、随時に変更される優先順位により複数のネットワークに対応する複数のインタフェース部の何れかを選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定するステップと、前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、前記着信先の設定に応じて前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップとを含む構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。
上記目的を達成するためには、上記通信プログラムにおいて、電波の送受を行う送受信部とこの送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを有する前記インタフェース部の、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行うステップを含む構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 複数のインタフェース部を選択し、インタフェース部に対する電源の接続を切り替えることにより、省電力化を図ることができるとともに、着信先を迂回させて通信に必要な接続が維持されるので、インタフェース部の選択による着信不能を防止でき、通信の信頼性を維持することができる。
(2) インタフェース部によってネットワークの選択が可能になるので、電波強度や、課金条件等の優先選択等の選択条件に対応し、通信の信頼性維持とともに、経済性の向上に寄与することができる。
(3) インタフェース部の選択の自動化が可能である。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図10を参照して説明する。図1は、本発明が適用される通信システムを示す図、図2は、通信端末装置の一例を示す図、図3は、プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図、図4は、通信端末装置の一例を示す図、図5は、セルラ交換機の一例を示す図、図6は、プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図、図7は、SIPサーバの一例を示す図、図8は、プログラム・データ格納メモリの一例を示す図、図9は、セルラ交換機の接続管理表を示す図、図10は、SIPサーバの接続管理表を示す図である。
この通信システム2は、図1に示すように、通信装置として通信端末装置4を用いて複数の通信回線(ネットワーク)として例えば、セルラネットワーク6、又はインターネット即ち、ワイヤレスLAN(Wireless Local Area Network )8(以下、「WLANネットワーク8」と称する。)を通して通信が可能なシステムを構成している。
セルラネットワーク6にはセルラ交換機10及び基地局12が備えられ、WLANネットワーク8にはSIPサーバ14及びワイヤレスLANアクセスポイント16(以下、「WLAN−AP16」と称する。)が備えられている。また、通信端末装置4は、セルラ用電波18により基地局12を介してセルラ交換機10と接続されるとともに、WLAN用電波20を媒介にして中継局であるWLAN−AP16と接続される。即ち、セルラ交換機10は、通信端末装置4に対するセルラネットワーク6側のネットワーク装置を構成し、SIPサーバ14は通信端末装置4に対するWLANネットワーク8側のネットワーク装置を構成する。
この通信システム2において、通信端末装置4には、セルラネットワーク6に対応するセルラインタフェース部IF−1と、WLANネットワーク8に対応するWLANインタフェース部IF−2とが備えられ、これらセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2は、ネットワークに対する通知部であって、課金や電波強度等の選択条件に応じて動作選択を行って節電を図るとともに、動作停止中の着信(いわゆる着呼)を動作維持側に迂回して通信を可能にしたシステムを構成する。この場合、セルラインタフェース部IF−1にはセルラ電話番号として例えば、「090-2222-0050 」、WLANインタフェース部IF−2にはWLAN電話番号として例えば、「050-1111-0050 」が割り当てられているものとする。そこで、このような通信端末装置4を含む通信システム2には、以下の構成、制御及び処理等が含まれる。
(1) 通信端末装置4のセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2に対し、接続の優先順位として例えば、課金や電波強度等の選択条件に応じて何れかの動作を選択し、その動作選択を電源切替えによって行う。
(2) 電源切替えの際に、通信端末装置4からセルラネットワーク6及び/又はWLANネットワーク8側に通知し、迂回設定処理を指示する。
(3) セルラネットワーク6及び/又はWLANネットワーク8は迂回設定処理を行い、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2に対し、電源切断側に対する着信を電源接続側に迂回して通信を行えるように制御する。
そこで、通信端末装置4には、図2に示すように、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2が備えられ、セルラインタフェース部IF−1は、セルラ交換機10と接続する基地局12と対応するための機能部であって、アンテナ22、セルラRF(Radio Frequency )フロントエンド部24及びセルラベースバンド部26を含んでいる。
WLANインタフェース部IF−2は、SIPサーバ14側のWLAN−AP16に対応するための機能部であって、アンテナ28、WLAN−RFフロントエンド部30及びWLANベースバンド部32を含んでいる。これらセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2は独立して動作する構成であり、各インタフェース部IF−1、IF−2には個別に設けられた電源給電線34、36と、共通の電源制御部38とを通して電池40が接続され、電池40からの給電が電源制御部38によって制御される構成である。具体的には、電源制御部38が給電切替え機能を備えており、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2との給電が必要に応じて選択される。セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2及び電源制御部38は、通信端末装置4に搭載される制御手段、即ち、コンピュータによる通信制御プログラム62(図3)の実行等により制御される。
そこで、これらインタフェース部IF−1、IF−2及び電源制御部38には、給電制御、通信制御、電波強度の判定、電波強度判定のための制御、その他の制御を行うための制御部又は情報処理部としてのCPU(Central Processing Unit )42が制御線44によって接続され、CPU42には、プログラム・データ格納メモリ46、作業メモリ48、入力部50、表示部52、音声制御部54が制御線44及びデータバス56によって接続されている。プログラム・データ格納メモリ46は、ROM(Read-Only Memory)等の記録媒体で構成され、このプログラム・データ格納メモリ46には、例えば、図3に示すように、プログラム格納領域58、データ格納領域60が設定され、プログラム格納領域58には通信制御プログラム62等のプログラムが格納され、データ格納領域60には各種データが格納される。作業メモリ48は、RAM(Random-Access Memory)で構成され、作業エリアとして用いられる。
入力部50は、CPU42によって制御され、CPU42に対する各種情報の入力手段であって、例えば、キーボードで構成される。表示部52は、CPU42の制御に基づき、通信先、選択されたインタフェース部IF−1、IF−2の選択情報、メール情報等、各種の情報が表示される。音声制御部54は、CPU42の制御に基づき、通話音声の送受を実行する。そこで、音声制御部54には、受話信号を音声として再生し、出力するスピーカ64、送話音声を入力し、電気信号に変換するマイクロフォン66が接続されている。
この通信端末装置4において、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の電波受信強度は、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の通信中の受信電波を監視し、又は休止中のセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2に定期的に電源を接続して受信電波を監視する。その場合、受信した電波強度と、通信可能な基準レベルとを比較し、基準レベルを電波強度が超えていれば、通信可能と判断する。斯かる処理は、通信制御プログラム62によって実行される。
そして、この通信端末装置4は、図4に示すように、筐体部67、69をヒンジ部71で折畳み可能に構成し、筐体部67にカーソルキーや文字キーを含む入力部50、マイクロフォン66を備え、筐体部69にアンテナ22、28、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で構成される表示部52、スピーカ64等を備えている。表示部52には、通話開始や通話中にセルラインタフェース部IF−1又はWLANインタフェース部IF−2の電源の接続の状態等が表示される。これらの電源接続の切替えをマニュアル操作で行う場合には、そのダイアログ表示や、設定指示の内容が表示部52に表示される。
また、セルラ交換機10には、図5に示すように、通信端末装置4の他、複数の通信端末に対応する基地局121、122、123・・・12N及び加入者線インタフェース部681、682、683・・・68Nが備えられ、これら加入者線インタフェース部681、682、683・・・68Nは交換スイッチ部70に接続され、この交換スイッチ部70には回線インタフェース部72が接続されている。交換スイッチ部70は、着信に応じて回線インタフェース部72を選択し、通信先間の接続を行う。回線インタフェース部72は、回線からの着呼信号を受け付け、交換スイッチ部70に伝送する。
これら加入者線インタフェース部681、682、683・・・68N、交換スイッチ部70及び回線インタフェース部72は、制御線74を通じてCPU76、プログラム・データ格納メモリ78、作業メモリ80等を備える制御手段としてコンピュータに接続され、CPU76、プログラム・データ格納メモリ78、作業メモリ80は、データバス82で接続される。CPU76は、制御部及び情報処理部であって、プログラム・データ格納メモリ78に格納されているプログラムを実行し、加入者線インタフェース部681、682、・・・68N、交換スイッチ部70及び回線インタフェース部72を制御し、着信処理、通信端末装置4からの切替え指示通知を受け、その通知内容をプログラム・データ格納メモリ78に格納し、着信を契機に切替え指示通知内容の実行等の通信制御を実行する。プログラム・データ格納メモリ78には、図6に示すように、プログラム格納領域84、データ格納領域86を備え、プログラム格納領域84には、通信制御プログラム62に対応する通信制御プログラムが格納されている。また、作業メモリ80はRAMで構成され、作業エリアに用いられる。
また、SIPサーバ14には、図7に示すように、WLANネットワーク8に接続されるネットワークインタフェース部88が備えられ、このネットワークインタフェース部88には、制御部又は情報処理部としてコンピュータとして、CPU90、プログラム・データ格納メモリ92、作業メモリ94が制御線96及びデータバス98により接続されている。プログラム・データ格納メモリ92には、図8に示すように、プログラム格納領域100、データ格納領域102を備え、プログラム格納領域100には、通信制御プログラム62に対応する通信制御プログラムが格納されている。また、作業メモリ94はRAMで構成され、作業エリアに用いられる。
次に、セルラネットワーク6のセルラ交換機10、WLANネットワーク8のSIPサーバ14の設定について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、セルラ交換機の接続管理表の構成例を示す図、図10は、SIPサーバの接続管理表の構成例を示す図である。
セルラ交換機10のプログラム・データ格納メモリ78のデータ格納領域86(図6)には、図9に示す接続管理表104が設定されている。この接続管理表104は、着信先である電話番号に対し、その電話番号の迂回設定先を表す情報としての電話番号を管理する手段であって、この接続管理表104には、接続対象である電話番号を格納する電話番号欄、接続対象に対応する迂回先の電話番号を格納する迂回設定欄が設定されている。迂回設定の有効について、迂回設定欄に電話番号が格納されれば、迂回設定が有効となる。また、迂回設定の無効について、迂回設定欄に無効を格納することにより実行される。
SIPサーバ14のプログラム・データ格納メモリ92のデータ格納領域102(図8)には、図10に示す接続管理表106が設定されている。SIPサーバ14においても、接続管理表106は、着信先である電話番号に対し、その電話番号の迂回設定先を表す情報としての電話番号を管理する手段であって、この接続管理表106には、対象である電話番号を格納する電話番号欄と、電話番号に対応するIPアドレス欄と、電話番号に対応する迂回設定欄が設定されている。セルラ交換機10側と同様に、迂回設定の有効について、迂回設定欄に電話番号が格納されれば、迂回設定が有効となる。また、迂回設定の無効について、迂回設定欄に無効を格納することにより実行される。
次に、本発明の通信方法に関し、通信端末装置側の処理手順について、図11を参照して説明する。図11は、通信端末装置4における処理手順の概要を示すフローチャートである。
この通信方法は、通信端末装置4に搭載されているコンピュータ及び通信制御プログラム62によって実行され、その処理手順には、インタフェース部の選択判断、選択、迂回設定又は設定解除の指示等が含まれる。
(1) セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の選択判断
図11に示すように、通信端末装置4では、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の何れを動作させ、何れを動作停止とするか、具体的には、何れの電源を切断し、何れに電源を接続するかを判断する(ステップS1)。この場合、通信端末装置4の動作開始時、何れかを優先し、電波強度や課金等の条件に応じて接続順位を変更してもよい。
(2) セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の選択
この判断に基づき、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の何れかが選択される(ステップS2)。この場合、電波強度が弱く、セルラインタフェース部IF−1又はWLANインタフェース部IF−2を選択しても、通信ができない場合には、セルラインタフェース部IF−1に代えてWLANインタフェース部IF−2、又はWLANインタフェース部IF−2に代えてセルラインタフェース部IF−1を選択する。
(3) セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の迂回設定又は設定解除の指示
既述の選択結果は、セルラインタフェース部IF−1又はWLANインタフェース部IF−2からセルラ交換機10又はSIPサーバ14に対し、迂回設定又は設定解除の指示を行う(ステップS3)。
迂回設定に関し、電源を切る対象がWLANインタフェース部IF−2である場合には、電源を切る前に、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14に通知し、迂回設定の指示を行う。SIPサーバ14に対する迂回設定の指示は、WLANインタフェース部IF−2に対する着信をSIPサーバ14からセルラ交換機10を経て、給電中のセルラインタフェース部IF−1に迂回させる設定の指示であって、SIPサーバ14の接続管理表106(図10)にある電話番号に対し、迂回先である電話番号が登録され、迂回先が有効となる。
また、電源を切る対象がセルラインタフェース部IF−1である場合には、電源を切る前に、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10に通知し、迂回設定の指示を行う。セルラ交換機10に対する迂回設定の指示は、セルラインタフェース部IF−1に対する着信をセルラ交換機10からSIPサーバ14を経て、給電中のWLANインタフェース部IF−2に迂回させる設定の指示であって、セルラ交換機10の接続管理表104(図9)にある電話番号に対し、迂回先である電話番号が登録され、迂回先が有効となる。
また、迂回設定の解除に関し、迂回設定の存在が前提となる。そこで、現在の迂回設定状態を利用し、セルラインタフェース部IF−1又はWLANインタフェース部IF−2からセルラ交換機10又はSIPサーバ14に対し、迂回設定の解除指示を行う。
WLANインタフェース部IF−2の電源が切断されている場合には、SIPサーバ14に対する迂回設定の解除指示は、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10を経て実行される指示であって、セルラ交換機10の接続管理表104(図9)にある電話番号に対し、迂回先である電話番号を消去し、又は無効を格納する。これにより、迂回設定が解除される。
セルラインタフェース部IF−1の電源が切断されている場合には、セルラ交換機10に対する迂回設定の解除指示は、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14を経て実行される指示であって、SIPサーバ14の接続管理表106(図10)にある電話番号に対し、迂回先である電話番号を消去し又は無効を格納する。これにより、迂回設定が解除される。
次に、通信方法について、セルラ交換機又はSIPサーバの処理手順について、図12を参照して説明する。図12は、セルラ交換機10又はSIPサーバ14の処理手順の概要を示すフローチャートである。
この通信方法は、セルラ交換機10又はSIPサーバ14に搭載されているコンピュータ及び通信制御プログラム62によって実行され、その処理手順には、迂回設定か設定解除かの判断、迂回設定又は設定解除の指示等が含まれる。
(1) 迂回設定又は設定解除の判断
通信端末装置4の指示により、セルラ交換機10又はSIPサーバ14に対し、迂回設定か設定解除かを判断する(ステップS11)。
(2) 迂回設定又は設定解除の処理
迂回設定の場合には、迂回設定が実行され(ステップS12)、設定解除の場合には設定解除が実行される(ステップS13)。
この場合、SIPサーバ14は、WLANインタフェース部IF−2からの迂回設定の指示に対し、WLANインタフェース部IF−2に対する着信をSIPサーバ14からセルラ交換機10を経て、給電中のセルラインタフェース部IF−1に迂回させる設定を実行する。
また、セルラ交換機10は、セルラインタフェース部IF−1からの迂回設定の指示に対し、セルラインタフェース部IF−1に対する着信をセルラ交換機10からSIPサーバ14を経て、給電中のWLANインタフェース部IF−2に迂回させる設定を実行する。
SIPサーバ14に対する迂回設定の解除は、セルラインタフェース部IF−1からの指示をセルラ交換機10を介してSIPサーバ14が受け、それによりSIPサーバ14側で実行される。
セルラ交換機10に対する迂回設定の解除は、WLANインタフェース部IF−2からの指示をSIPサーバ14を介してセルラ交換機10が受け、それによりセルラ交換機10側で実行される。
次に、この実施の形態の具体的な通信方法の処理手順について、図13ないし図24を参照して説明する。図13は、SIPサーバの迂回設定を示す図、図14は、SIPサーバの迂回設定を表す接続管理表を示す図、図15は、SIPサーバの処理手順を示すフローチャート、図16及び図17は、迂回設定時の着信を示す図、図18は、迂回設定時の発信を示す図、図19は、セルラ交換機の迂回設定を示す図、図20は、セルラ交換機の迂回設定を表す接続管理表を示す図、図21は、セルラ交換機の処理手順を示すフローチャート、図22及び図23は、迂回設定時の着信を示す図、図24は、迂回設定時の発信を示す図である。
この通信方法の処理手順は、通信端末装置4、セルラ交換機10又はSIPサーバ14に搭載されているコンピュータ及び通信制御プログラム62等によって実行され、その処理手順には、電源の切替え、迂回設定又は設定解除の指示等が含まれる。
A WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合
通信端末装置4のWLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合には、その切断前に、図13に示すように、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14に既述の迂回設定を行う。
この迂回設定は、WLANインタフェース部IF−2の電話番号に対する着信をセルラインタフェース部IF−1側に迂回させるための設定をSIPサーバ14に行う。例えば、セルラインタフェース部IF−1のセルラ電話番号を例えば、「090-2222-0050 」、WLANインタフェース部IF−2の電話番号を例えば、「050-1111-0050 」、IPアドレスを例えば、「10.18.42.50 」とすれば、図14に示すように、SIPサーバ14の接続管理表106にある、電話番号「050-1111-0050 」、IPアドレス「10.18.42.50 」に対し、迂回設定欄にセルラ電話番号「090-2222-0050 」を書き込むことにより、迂回設定が行われる。これにより、電話番号「050-1111-0050 」の迂回先は「090-2222-0050 」であり、回線の異なる電話番号が関係付けられ、迂回(転送)設定が完了する。
この迂回設定の後、WLANインタフェース部IF−2の電源が切断され、WLANインタフェース部IF−2とSIPサーバ14とが遮断状態となる。即ち、通信端末装置4は、セルラインタフェース部IF−1のみの通信が可能となるとともに、WLANインタフェース部IF−2の給電解除により、省電力化が図られる。
このような迂回設定が行われると、他の通信端末装置からSIPサーバ14に対して着信があると、SIPサーバ14では接続管理表106(図14)を参照し、接続先が「050-1111-0050 」であれば、この電話番号には迂回先として「090-2222-0050 」が記述されているので、「090-2222-0050 」に迂回させる。即ち、SIPサーバ14が受けた着信により、セルラ交換機10を経てセルラインタフェース部IF−1に迂回して着信が行われる。
この場合、迂回設定が無効であれば、IPアドレス「10.18.42.50 」に着信させ、迂回着信はない。
このWLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合において、SIPサーバ14側の処理を図15を参照して説明する。図15は、WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合のSIPサーバ14の処理手順を示すフローチャートである。
SIPサーバ14では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS21)。
この指示は、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定指示(ステップS22)、WLANインタフェース部IF−2への接続要求指示(ステップS23)、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定解除指示(ステップS24)の何れかである。
迂回設定指示(ステップS22)の場合には、接続管理表106の迂回設定欄に迂回先のセルラ電話番号を記入する(ステップS25)。
また、接続要求指示(ステップS23)の場合には、接続管理表106で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の迂回設定欄を参照する(ステップS26)。迂回設定が無効であれば、セルラネットワーク6への迂回は行わずに、WLANインタフェース部IF−2への接続処理を行う(ステップS27)。また、迂回設定欄に電話番号が記載されていれば、セルラ電話番号への接続処理を行う(ステップS28)。
また、迂回設定解除指示(ステップS24)の場合には、接続管理表106の迂回設定欄に「無効」を記入する(ステップS29)。
この迂回設定が行われた後、WLANインタフェース部IF−2の電源が切断され、WLANインタフェース部IF−2とSIPサーバ14とが遮断状態となる。即ち、通信端末装置4は、セルラインタフェース部IF−1のみの通信が可能となるとともに、WLANインタフェース部IF−2の給電解除により、省電力化が図られる。
このような迂回設定が行われると、図16に示すように、他の通信端末装置220からSIPサーバ14に対して着信があると、SIPサーバ14では接続管理表106(図14)を参照し、接続先が「050-1111-0050 」であれば、この電話番号には迂回先として「090-2222-0050 」が記述されているので、「090-2222-0050 」に迂回させる。即ち、SIPサーバ14が受けた着信により、セルラ交換機10を経てセルラインタフェース部IF−1に迂回して着信が行われる。
また、図17に示すように、セルラ交換機10にWLANネットワーク8経由の接続要求、即ち、セルラ交換機10に対して「050-1111-0050 」の着信があった場合には、セルラ交換機10はSIPサーバ14に対して接続要求を発する。この場合、SIPサーバ14には既述の迂回設定が行われているので、その迂回設定によりセルラ交換機10経由でセルラインタフェース部IF−1に接続が行われる。即ち、セルラ交換機10の着信はSIPサーバ14に転送されるが、迂回設定があるため、セルラ交換機10に戻り、セルラ交換機10からセルラインタフェース部IF−1に接続が切り替えられることになる。
また、この場合、通信端末装置4の発信(いわゆる発呼)は、電源に接続されているセルラインタフェース部IF−1から行われ、図18に示すように、セルラ交換機10からSIPサーバ14に迂回してWLANネットワーク8側との通信を行うことができる。
B セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合
通信端末装置4のセルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合には、その切断前に、図19に示すように、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10に既述の迂回設定を行う。
この迂回設定は、セルラインタフェース部IF−1の電話番号に対する着信をWLANインタフェース部IF−2側に迂回させるための設定をセルラ交換機10に行う。電話番号が既述の通りであれば、図20に示すように、セルラ交換機10の接続管理表104にある、電話番号「090-2222-0050 」に対し、迂回設定欄に電話番号「050-1111-0050 」を書き込むことにより、迂回設定が行われる。これにより、電話番号「090-2222-0050 」の迂回先は「050-1111-0050 」であり、同様に、回線の異なる電話番号が関係付けられ、迂回(転送)設定が完了する。
次に、セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合のセルラ交換機10の処理手順について、図21を参照して説明する。図21は、セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合のセルラ交換機10の処理手順を示すフローチャートである。
セルラ交換機10では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS31)。
この指示は、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定指示(ステップS32)、セルラインタフェース部IF−1への接続要求指示(ステップS33)、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定解除指示(ステップS34)の何れかである。
迂回設定指示(ステップS32)の場合には、接続管理表104の迂回設定欄に迂回先のWLAN電話番号を記入する(ステップS35)。
接続要求指示(ステップS33)の場合には、接続管理表104で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の迂回設定欄を参照する(ステップS36)。迂回設定が無効であれば、WLANネットワーク8への迂回は行わずに、セルラインタフェース部IF−1への接続処理を行う(ステップS37)。また、迂回設定欄に電話番号が記載されていれば、WLAN電話番号への接続処理を行う(ステップS38)。
また、迂回設定解除指示(ステップS34)の場合には、接続管理表104の迂回設定欄に「無効」を記入する(ステップS39)。
この迂回設定の後、セルラインタフェース部IF−1の電源が切断され、セルラインタフェース部IF−1とセルラ交換機10とが遮断状態となる。即ち、通信端末装置4は、WLANインタフェース部IF−2のみの通信が可能となるとともに、セルラインタフェース部IF−1の給電解除により、省電力化が図られる。
このような迂回設定が行われると、図22に示すように、他の通信端末装置222からセルラ交換機10に対して着信があると、セルラ交換機10では接続管理表104(図20)を参照し、接続先が「090-2222-0050 」であれば、この電話番号には迂回先として「050-1111-0050 」が記述されているので、「050-1111-0050 」に迂回させる。即ち、セルラ交換機10が受けた着信により、SIPサーバ14を経てWLANインタフェース部IF−2に迂回して着信が行われる。
また、図23に示すように、SIPサーバ14にセルラネットワーク6経由の接続要求、即ち、SIPサーバ14に対して「090-2222-0050 」の着信があった場合には、SIPサーバ14はセルラ交換機10に対して接続要求を発する。この場合、セルラ交換機10には既述の迂回設定が行われているので、その迂回設定によりSIPサーバ14経由でWLANインタフェース部IF−2に接続が行われる。即ち、SIPサーバ14の着信はセルラ交換機10に転送されるが、迂回設定があるため、SIPサーバ14に戻り、SIPサーバ14からWLANインタフェース部IF−2に接続が切り替えられることになる。
また、この場合、通信端末装置4の発信は、電源に接続されているWLANインタフェース部IF−2から行われ、図24に示すように、SIPサーバ14からセルラ交換機10に迂回してセルラネットワーク6側との通信を行うことができる。
このような実施の形態によれば、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2とが同時に電源に接続される時間を短縮でき、通信端末装置4の省電力化が図られるとともに、電界強度に応じてインタフェース部を切り替えるので、課金に応じたインタフェース部の切替えによる経済性の向上や通信の信頼性維持が図られる。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態について、図25ないし図34を参照して説明する。図25は、セルラ交換機の読替え設定表を示す図、図26は、SIPサーバの読替え設定表を示す図、図27は、セルラ交換機及びSIPサーバの設定を示す図、図28は、セルラ交換機の読替え設定表の一例を示す図、図29は、セルラ交換機の処理手順を示すフローチャート、図30は、セルラインタフェース部IF−1の着信を示す図、図31は、セルラ交換機及びSIPサーバの設定を示す図、図32は、SIPサーバの読替え設定表の一例を示す図、図33は、SIPサーバの処理手順を示すフローチャート、図34は、WLANインタフェース部IF−2の着信を示す図である。
この第2の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図2に示す通信端末装置4、図3に示すプログラム・データ格納メモリ46、図5に示すセルラ交換機10、図6に示すプログラム・データ格納メモリ78、図7に示すSIPサーバ14、図8に示すプログラム・データ格納メモリ92を用いる。
この第2の実施の形態における処理手順は、通信端末装置4、セルラ交換機10又はSIPサーバ14に搭載されているコンピュータ及び通信制御プログラム62等によって実行され、その処理手順には、電源の切替え、迂回設定又は設定解除の指示等が含まれる。
この場合、セルラ交換機10のプログラム・データ格納メモリ78のデータ格納領域86には、図25に示すように、読替え設定表108が格納される。この読替え設定表108は、着信先である電話番号の読替え情報を管理する手段であって、この読替え設定表108には、電話番号欄と、電話番号に対応する読替え電話番号を格納する読替え設定欄とが設定されている。
また、SIPサーバ14のプログラム・データ格納メモリ92のデータ格納領域102には、図26に示すように、読替え設定表110が格納される。この読替え設定表110は、着信先である電話番号の読替え情報を管理する手段であって、この読替え設定表110には、電話番号欄と、電話番号に対応する読替え電話番号を格納する読替え設定欄とが設定されている。
このような読替え設定表108、110を用いれば、次のような処理が可能となる。
A WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合
図27に示すように、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14に対して迂回設定(第1の実施の形態)を実行するとともに、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10に対して読替え設定を行えば、セルラ交換機10の着信をSIPサーバ14へ迂回させないようにできる。即ち、図17に示すセルラ交換機10とSIPサーバ14との間の往復処理の回避が可能となる。
この場合、図28に示すように、読替え設定表108に対し、電話番号欄の電話番号「050-1111-0050 」に対応する読替え設定欄にセルラ電話番号「090-2222-0050 」を書き込む設定を行う。
このWLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合のセルラ交換機10の処理手順について、図29を参照して説明する。図29は、WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合のセルラ交換機10の処理手順を示すフローチャートである。
セルラ交換機10では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS41)。
この指示は、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定指示(ステップS42)、WLANインタフェース部IF−2への接続要求指示(ステップS43)、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定解除指示(ステップS44)である。
迂回設定指示(ステップS42)の場合には、読替え設定表108の読替え設定欄にセルラ電話番号を記入する(ステップS45)。
接続要求指示(ステップS43)の場合には、読替え設定表108で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の読替え設定欄を参照する(ステップS46)。読替え設定が無効であれば、WLAN電話番号への接続処理を行う(ステップS47)。また、読替え設定欄に電話番号が記載されていれば、WLANネットワーク8への迂回は行わずにセルラインタフェース部IF−1への接続処理を行う(ステップS48)。
また、迂回設定解除指示(ステップS44)の場合には、読替え設定表108の読替え設定欄に「無効」を記入する(ステップS49)。
このような設定があれば、図30に示すように、読替え設定されたセルラ電話番号「090-2222-0050 」に対応するセルラインタフェース部IF−1で着信を受けることができる。
B セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合
図31に示すように、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10に対して迂回設定(第1の実施の形態)を実行するとともに、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14に対して電話番号の読替えの設定を行えば、SIPサーバ14の着信をセルラ交換機10に迂回させないようにできる。即ち、図23に示すセルラ交換機10とSIPサーバ14との間の往復処理の回避である。
この場合、図32に示すように、読替え設定表110の読替え設定欄に、セルラ電話番号「090-2222-0050 」に対応する電話番号「050-1111-0050 」を書き込む設定を行う。
このセルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合のSIPサーバ14の処理手順について、図33を参照して説明する。図33は、セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合のSIPサーバ14の処理手順を示すフローチャートである。
SIPサーバ14では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS51)。
この指示は、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定指示(ステップS52)、セルラインタフェース部IF−1への接続要求指示(ステップS53)、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定解除指示(ステップS54)である。
迂回設定指示(ステップS52)の場合には、読替え設定表110の読替え設定欄にWLAN電話番号を記入する(ステップS55)。
接続要求指示(ステップS53)の場合には、読替え設定表110で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の読替え設定欄を参照する(ステップS56)。読替え設定が無効であれば、セルラ電話番号への接続処理を行う(ステップS57)。また、読替え設定欄に電話番号が記載されていれば、セルラネットワーク6への迂回は行わずに、WLANインタフェース部IF−2への接続処理を行う(ステップS58)。
また、迂回設定解除指示(ステップS54)の場合には、読替え設定表110の読替え設定欄に「無効」を記入する(ステップS59)。
このような設定があれば、図34に示すように、読替え設定された電話番号「050-1111-0050 」に対応するWLANインタフェース部IF−2で着信を受けることができる。
斯かる構成によれば、通信端末装置4における省電力化とともに、経済的な通信や通信の信頼性の向上に寄与することができる。
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施の形態について、図35及び図36を参照して説明する。図35は、セルラインタフェース部IF−1によるSIPサーバ14の迂回設定を示す図、図36は、WLANインタフェース部IF−2によるセルラ交換機10の迂回設定を示す図である。
この第3の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図2に示す通信端末装置4、図3に示すプログラム・データ格納メモリ46、図5に示すセルラ交換機10、図6に示すプログラム・データ格納メモリ78、図7に示すSIPサーバ14、図8に示すプログラム・データ格納メモリ92を用いる。
第1の実施の形態では、電源を切る側のセルラインタフェース部IF−1でセルラ交換機10に対する迂回設定、電源を切る側のWLANインタフェース部IF−2でSIPサーバ14に対する迂回設定を行っているが、迂回設定は、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の何れを用いて行ってもよい。第3の実施の形態では、給電中のセルラインタフェース部IF−1を以てSIPサーバ14に対する迂回設定、給電中のWLANインタフェース部IF−2でセルラ交換機10に対する迂回設定を行う。具体的には次の通りである。
A WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合
図35に示すように、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10を介してSIPサーバ14に対する迂回設定を行う。設定内容及びその処理手順は第1の実施の形態と同様であるので、省略する。
B セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合
図36に示すように、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14を介してセルラ交換機10に対する迂回設定を行う。設定内容は第1の実施の形態と同様であるので、省略する。
このような設定方法を取ることにより、電波状況等の不可避な選択条件に応じて迂回設定を行うことができ、また、迂回設定の処理の自由度が高められ、通信端末装置4における省電力化とともに、経済的な通信や通信の信頼性の向上に寄与することができる。
〔第4の実施の形態〕
本発明の第4の実施の形態について、図37ないし図39を参照して説明する。図37は、第4の実施の形態に係る通信端末装置を示す図、図38は、通信端末装置4とセルラ交換機10及びSIPサーバ14との処理シーケンスを示す図、図39は、通信端末装置のインタフェース部の制御手順を示すフローチャートである。図37において、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図37に示すように、この実施の形態では、通信端末装置4のセルラインタフェース部IF−1について、セルラRFフロントエンド部24と電源制御部38との間に電源給電線341、セルラベースバンド部26と電源制御部38との間に電源給電線342を接続し、セルラRFフロントエンド部24とセルラベースバンド部26とを独立して給電する構成としたものである。また、WLANインタフェース部IF−2についても、WLAN−RFフロントエンド部30と電源制御部38との間に電源給電線361、WLANベースバンド部32と電源制御部38との間に電源給電線362を接続し、WLAN−RFフロントエンド部30とWLANベースバンド部32とを独立して給電する構成としたものである。
斯かる構成とすれば、セルラRFフロントエンド部24及びWLAN−RFフロントエンド部30を常時電源に接続し、電波強度等の選択条件に応じてセルラベースバンド部26又はWLANベースバンド部32に対する電源の接続を切り替えることが可能である。
また、この第4の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図3に示すプログラム・データ格納メモリ、図5に示すセルラ交換機10、図6に示すプログラム・データ格納メモリ、図7に示すSIPサーバ14、図8に示すプログラム・データ格納メモリを用いる。
次に、通信端末装置4とセルラ交換機10及びSIPサーバ14との処理シーケンスでは、図38に示すように、電波強度に応じてセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の電源切替え、セルラ交換機10、SIPサーバ14に対する迂回設定及び処理が実行される。この処理シーケンス上の処理は、既述の通信制御プログラムによって実行される。
この場合、WLANインタフェース部IF−2で電波強度が十分であることを検出した場合には(ステップS61)、着信をWLANインタフェース部IF−2に迂回させる迂回設定を行う(ステップS62)。WLANインタフェース部IF−2に電源を接続し、セルラインタフェース部IF−1の電源を切る。また、WLANインタフェース部IF−2で電波強度が不十分であることを検出した場合には(ステップS63)、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS64)、セルラインタフェース部IF−1で電波強度が十分であることを検出した場合には(ステップS65)、着信をセルラインタフェース部IF−1に迂回させる迂回設定を行う(ステップS66)。この場合、セルラインタフェース部IF−1に電源を接続し、WLANインタフェース部IF−2の電源を切る。セルラインタフェース部IF−1で電波強度が不十分であることを検出した場合には(ステップS67)、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除する(ステップS68)。
具体的には、WLANインタフェース部IF−2において、電波強度が十分である場合には、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14に対し切替設定を行う(ステップS71)。この切替設定は、WLANネットワーク8からセルラインタフェース部IF−1への着信をWLANインタフェース部IF−2に転送する設定である。また、WLANインタフェース部IF−2からセルラ交換機10に対して迂回設定を行う(ステップS72)。この迂回設定は、セルラネットワーク6からセルラインタフェース部IF−1への着信をWLANインタフェース部IF−2に転送する設定である。
この設定の後、WLANインタフェース部IF−2において、通信を行うには電波強度が不十分であることが検出された場合には、WLANインタフェース部IF−2からSIPサーバ14の設定解除を行い(ステップS73)、セルラ交換機10に対しても迂回設定の設定解除を行う(ステップS74)。
この設定解除の後、セルラインタフェース部IF−1において、電波強度が十分である場合には、セルラ交換機10に対する切替設定を行う(ステップS75)。この切替設定は、セルラネットワーク6からWLANインタフェース部IF−2への着信をセルラインタフェース部IF−1に転送する設定である。また、セルラインタフェース部IF−1からSIPサーバ14に対して迂回設定を行う(ステップS76)。この迂回設定は、WLANネットワーク8からWLANインタフェース部IF−2への着信をセルラインタフェース部IF−1に転送する設定である。
また、セルラインタフェース部IF−1の電波強度が十分でないことを検出した場合には、セルラインタフェース部IF−1からセルラ交換機10の設定解除を行い(ステップS77)、SIPサーバ14に対しても迂回設定の解除を行う(ステップS78)。
次に、図38の処理シーケンスに対応する電源切替え及びそれに対応する迂回設定及び設定解除の処理手順について、図39を参照して説明する。図39は、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の電源切替え及びそれに対応する迂回設定及び設定解除の処理手順を示すフローチャートである。
この処理手順は、通信端末装置4に搭載されているコンピュータ及び通信制御プログラム62によって実行され、その処理手順には、電源の切替え、受信電波の強度の判定、迂回設定又は設定解除の指示等が含まれる。
WLANインタフェース部IF−2のWLAN−RFフロントエンド部30に電源を接続する(ステップS101)。WLAN−RFフロントエンド部30に対する電波強度を検出し、電波強度が十分か否かを確認する(ステップS102)。電波強度が十分であれば、WLANベースバンド部32の電源を入れ(ステップS103)、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定をする(ステップS104)。
現状の設定状態を維持するか否かを判断するため、WLAN−RFフロントエンド部30に対する電波強度を検出し、電波強度が十分であるか否かを確認する(ステップS105)。電波強度が十分であれば、現状の設定状態を維持する。また、電波強度が不十分であれば、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS106)、WLANベースバンド部32の電源を切る(ステップS107)。
セルラインタフェース部IF−1のセルラRFフロントエンド部24の電源を入れる(ステップS108)。この場合、ステップS102において、電波強度が不十分である場合にも、同様に、セルラRFフロントエンド部24の電源を入れる。そして、WLAN−RFフロントエンド部30の電源を切る(ステップS109)。
セルラRFフロントエンド部24に対する電波強度を検出し、電波強度が十分であるか否かを確認する(ステップS110)。電波強度が十分であれば、セルラベースバンド部26の電源を入れ(ステップS111)、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を行う(ステップS112)。
また、現状の設定状態を維持するか否かを判断するため、セルラRFフロントエンド部24に対する電波強度を検出し、電波強度が十分であるか否かを確認する(ステップS113)。電波強度が十分であれば、WLANインタフェース部IF−2のWLAN−RFフロントエンド部30の電源を入れる(ステップS114)。また、現状の設定状態を維持するか否かを判断するため、WLAN−RFフロントエンド部30に対する電波強度を検出し、電波強度が十分であるか否かを確認する(ステップS115)。電波強度が十分でなければ、WLAN−RFフロントエンド部30の電源を切り(ステップS116)、ステップS113に戻る。
ステップS113において、セルラRFフロントエンド部24の電波強度が不十分であれば、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除し(ステップS117)、セルラベースバンド部26の電源を切り(ステップS118)、WLAN−RFフロントエンド部30の電源を入れ(ステップS119)、セルラRFフロントエンド部24の電源を切り(ステップS120)、ステップS102に移行する。また、ステップS115において、WLAN−RFフロントエンド部30の電波強度が十分であれば、ステップS120に移行する。
このような処理手順により、電波強度に応じてセルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2の迂回設定が変更され、最適な通信状態が維持されることになる。また、既述の実施の形態と同様に、通信端末装置4の省電力化とともに、通信の信頼性を高め、且つ、経済的な通信に寄与することができる。
〔第5の実施の形態〕
本発明の第5の実施の形態について、図40ないし図43を参照して説明する。図40ないし図43は、通信端末装置の処理手順を示すフローチャートである。
この第5の実施の形態では、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2との動作選択に優先順位を設定した場合の処理手順を示している。この処理手順は、既述の通り、通信端末装置4に搭載された通信制御プログラム62又はその変形例によって実行される処理を示している。
この第5の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図2に示す通信端末装置4、図3に示すプログラム・データ格納メモリ、図5に示すセルラ交換機10、図6に示すプログラム・データ格納メモリ、図7に示すSIPサーバ14、図8に示すプログラム・データ格納メモリを用いる。
そこで、図40に示すフローチャートでは、課金等のユーザにとって有利性を選択条件として優先順位条件を設定する場合の処理である。また、優先順位は、随時変更可能である。
この処理では、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2の優先順位決定の処理が実行され(ステップS201)、この優先順位決定の際、セルラインタフェース部IF−1の選択がWLANインタフェース部IF−2より有利な場合(IF−1>IF−2)には、セルラインタフェース部IF−1の電源を投入し(ステップS202)、セルラインタフェース部IF−1を動作させる。この場合、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を実行し(ステップS203)、この状態でインタフェース部の優先順位を確認する(ステップS204)。この優先順位の確認により、セルラインタフェース部IF−1の選択がWLANインタフェース部IF−2より有利な場合(IF−1>IF−2)には、現状の設定を維持する。
状況の変化により、WLANインタフェース部IF−2の選択がセルラインタフェース部IF−1より有利な場合(IF−2>IF−1)には、現状設定を解除する。この場合、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除し(ステップS205)、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS206)、WLANインタフェース部IF−2の動作に切り替えられる(ステップS207)。
セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2の優先順位決定の処理(ステップS201)において、WLANインタフェース部IF−2の選択がセルラインタフェース部IF−1より有利な場合(IF−2>IF−1)には、WLANインタフェース部IF−2の電源を投入し(ステップS207)、WLANインタフェース部IF−2を動作させる。この場合、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を実行し(ステップS208)、この状態でセルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2の優先順位を確認する(ステップS209)。この優先順位の確認により、WLANインタフェース部IF−2の選択がセルラインタフェース部IF−1より有利な場合(IF−2>IF−1)には、最新の設定を維持する。
また、状況の変化により、セルラインタフェース部IF−1の選択がWLANインタフェース部IF−2より有利な場合(IF−1>IF−2)には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS210)、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS211)、セルラインタフェース部IF−1が選択される(ステップS202)。
以上の処理により、具体的には、課金条件に応じて、インタフェース部の動作が切り替えられ、ユーザは有利な課金条件の適用を受けることが可能となる。
また、上記処理において、迂回設定又は迂回設定解除は、セルラインタフェース部IF−1又はWLANインタフェース部IF−2の電源切断に対応してセルラ交換機10、SIPサーバ14の何れのルートから設定してもよく、迂回設定、迂回設定解除は、第1ないし第4の実施の形態の何れを用いてもよい。
図41に示すフローチャートでは、処理手順に電波強度に応じた処理を加えたものである。電波強度に応じた迂回設定、迂回設定解除により、通信の信頼性を高めることが可能となる。この場合、電波強度及び優先順位の双方によって迂回設定、迂回設定解除が制御される。
そこで、斯かる処理においても、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位決定の処理が実行され(ステップS301)、この優先順位決定の際、セルラインタフェース部IF−1の選択がWLANインタフェース部IF−2より有利な場合(IF−1>IF−2)には、セルラインタフェース部IF−1の電源を投入し(ステップS302)、セルラインタフェース部IF−1を動作させる。この場合、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認し(ステップS303)、電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS304)、また、電波強度が強い場合には、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を実行し(ステップS305)、この状態でセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位を確認する(ステップS306)。セルラインタフェース部IF−1がWLANインタフェース部IF−2より優先順位が高い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認し(ステップS307)、その電波強度が強い場合には、現状の設定を維持する(ステップS306、S307)。
優先順位の確認において(ステップS306)、WLANインタフェース部IF−2がセルラインタフェース部IF−1より優先順位が高い場合、また、電波強度の確認(ステップS307)において、電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除し(ステップS308)、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS309)、WLANインタフェース部IF−2側が選択される。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位決定の処理(ステップS301)において、WLANインタフェース部IF−2の優先順位が高い場合(IF−2>IF−1)、セルラインタフェース部IF−1の電源が切断される場合(ステップS304、S309)には、WLANインタフェース部IF−2の電源が投入される(ステップS310)。WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認し(ステップS311)、電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS312)、ステップS302に移行する。
WLANインタフェース部IF−2の電波強度が強い場合には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を実行し(ステップS313)、この状態でセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位を確認する(ステップS314)。WLANインタフェース部IF−2がセルラインタフェース部IF−1より優先順位が高い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認し(ステップS315)、その電波強度が強い場合には、現状の設定を維持する(ステップS314、S315)。
優先順位の確認において(ステップS314)、セルラインタフェース部IF−1がWLANインタフェース部IF−2より優先順位が高い場合、また、WLANインタフェース部IF−2の電波強度の確認(ステップS315)において、電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS316)、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS317)、セルラインタフェース部IF−1側が選択される(ステップS302)。
以上の処理により、具体的には、課金条件に応じて、インタフェース部の動作が切り替えられ、ユーザは有利な課金条件の適用を受けることが可能となる。
図42に示すフローチャートでは、ネットワークの設定解除を他方のインタフェース部で行う場合の処理であり、迂回設定は電波の強い方へ迂回する。即ち、迂回設定の解除は他方のインタフェース部で行う場合である。
そこで、この処理においても、処理の開始により、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位を決定し(ステップS401)、セルラインタフェース部IF−1が優先する場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を投入し(ステップS402)、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認する(ステップS403)。電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS404)、電波強度が強い場合には、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を行い、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定があれば、その設定を解除する(ステップS405)。
ここで、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認を行い(ステップS406)、セルラインタフェース部IF−1が選択されている場合には、セルラインタフェース部IF−1の電波強度の確認を行い(ステップS407)、電波強度が強い場合には、現状の設定を維持する(ステップS406、S407)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認(ステップS406)でWLANインタフェース部IF−2の優先順位が高い場合、又は、セルラインタフェース部IF−1の電波強度の確認(ステップS407)で電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS408)、WLANインタフェース部IF−2側に移行する(ステップS409)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の決定(ステップS401)において、WLANインタフェース部IF−2が優先する場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を投入し(ステップS409)、WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認する(ステップS410)。電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS411)、電波強度が強い場合には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を行い、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定があれば、その設定を解除する(ステップS412)。
また、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認を行い(ステップS413)、WLANインタフェース部IF−2が選択されている場合には、WLANインタフェース部IF−2の電波強度の確認を行い(ステップS414)、電波強度が強い場合には、現状の設定を維持する(ステップS413、S414)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認(ステップS413)でセルラインタフェース部IF−1の優先順位が高い場合、WLANインタフェース部IF−2の電波強度の確認(ステップS414)で電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS415)、セルラインタフェース部IF−1側に移行する(ステップS402)。
図43に示すフローチャートでは、ネットワークの設定又は設定解除を他方のインタフェース部で行う場合の処理であって、迂回設定は電波の強い方へ迂回する。即ち、迂回設定及びその解除が他方のインタフェース部で行われる。
そこで、この処理においても、処理の開始により、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位を決定し(ステップS501)、セルラインタフェース部IF−1が優先する場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を投入し(ステップS502)、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認する(ステップS503)。電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS504)、電波強度が強い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を投入し(ステップS505)、WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認する(ステップS506)。電波強度が強ければ、WLANインタフェース部IF−2を使用してセルラインタフェース部IF−1への迂回設定を行い、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定がなされている場合には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS507)、また、電波強度が弱ければ、セルラインタフェース部IF−1を使用してセルラインタフェース部IF−1への迂回設定を行い、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定がなされている場合には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS508)、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断する(ステップS509)。
ここで、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認を行い(ステップS510)、セルラインタフェース部IF−1の優先順位が高い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電波強度の確認を行い(ステップS511)、電波強度が強い場合には、現状の設定を維持する(ステップS510、S511)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認(ステップS510)でWLANインタフェース部IF−2の優先順位が高い場合、又は、セルラインタフェース部IF−1の電波強度の確認(ステップS511)で電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS512)、WLANインタフェース部IF−2側に移行する(ステップS513)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の決定(ステップS501)において、WLANインタフェース部IF−2が優先する場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を投入し(ステップS513)、WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認する(ステップS514)。電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS515)、電波強度が強い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を投入し(ステップS516)、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認する(ステップS517)。電波強度が強ければ、セルラインタフェース部IF−1を使用してWLANインタフェース部IF−2への迂回設定を行い、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定がなされている場合には、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除し(ステップS518)、また、電波強度が弱ければ、WLANインタフェース部IF−2を使用してWLANインタフェース部IF−2への迂回設定を行い、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定がなされている場合には、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除し(ステップS519)、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断する(ステップS520)。
ここで、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認を行い(ステップS521)、WLANインタフェース部IF−2の優先順位が高い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電波強度の確認を行い(ステップS522)、電波強度が強ければ、現状の設定を維持する(ステップS521、S522)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認(ステップS521)でセルラインタフェース部IF−1の優先順位が高い場合、又は、WLANインタフェース部IF−2の電波強度の確認(ステップS522)で電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS523)、セルラインタフェース部IF−1側に移行する(ステップS502)。
この第5の実施の形態においても、既述の実施の形態と同様に、通信端末装置4の省電力化とともに、通信の信頼性を高め、且つ、経済的な通信に寄与することができる。
〔第6の実施の形態〕
本発明の第6の実施の形態について、図44を参照して説明する。図44は、通信端末装置の処理手順を示すフローチャートである。
この第6の実施の形態では、既述の第4の実施の形態(図37)と同様に、セルラRFフロントエンド部24とセルラベースバンド部26とを独立して給電するとともに、WLAN−RFフロントエンド部30とWLANベースバンド部32とを独立して給電する構成とし、その切替え制御を加味しつつ、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2の動作選択に優先順位を設定した場合の処理を示している。これらの処理は、通信制御プログラム62又はその変形例によって実行される。
この第6の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図37に示す通信端末装置4(第4の実施の形態)、図3に示すプログラム・データ格納メモリ、図5に示すセルラ交換機10、図6に示すプログラム・データ格納メモリ、図7に示すSIPサーバ14、図8に示すプログラム・データ格納メモリを用いる。
そこで、この処理においても、この処理が開始されると、セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2について、ユーザの指定やシステム条件で使用する優先順位を決定し(ステップS601)、セルラインタフェース部IF−1の優先順位が高い場合には、セルラインタフェース部IF−1のセルラRFフロントエンド部24の電源を入れる(ステップS602)。ここで、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認し(ステップS603)、電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電源を切断し(ステップS604)、電波強度が高い場合には、セルラベースバンド部26の電源を入れる(ステップS605)。セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を実行し(ステップS606)、この状態でセルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2の優先順位を確認し(ステップS607)、セルラインタフェース部IF−1の優先順位が高い場合には、セルラインタフェース部IF−1の電波強度を確認し(ステップS608)、電波強度が強い場合には、現状を維持する(ステップS607、S608)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認(ステップS607)でWLANインタフェース部IF−2の優先順位が高い場合、セルラインタフェース部IF−1の電波強度の確認(ステップS608)で電波強度が弱い場合には、セルラインタフェース部IF−1への迂回設定を解除し(ステップS609)、セルラベースバンド部26の電源を切断し(ステップS610)、セルラRFフロントエンド部24の電源を切断し(ステップS611)、WLANインタフェース部IF−2側に移行する(ステップS612)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の決定の処理(ステップS601)において、WLANインタフェース部IF−2が選択されている場合、セルラインタフェース部IF−1の電源が切断される場合(ステップS604、S611)には、WLAN−RFフロントエンド部30の電源を投入し(ステップS612)、WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認し(ステップS613)、電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電源を切断し(ステップS614)、ステップS602に移行する。
WLANインタフェース部IF−2の電波強度が強い場合には、WLANベースバンド部32の電源を入れ(ステップS615)、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を実行し(ステップS616)、この状態でセルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位を確認する(ステップS617)。WLANインタフェース部IF−2がセルラインタフェース部IF−1より優先順位が高い場合には、WLANインタフェース部IF−2の電波強度を確認し(ステップS618)、その電波強度が強い場合には、現状の設定を維持する(ステップS617、S618)。
セルラインタフェース部IF−1、WLANインタフェース部IF−2の優先順位の確認(ステップS617)でセルラインタフェース部IF−1の優先順位が高い場合、WLANインタフェース部IF−2の電波強度の確認(ステップS618)で電波強度が弱い場合には、WLANインタフェース部IF−2への迂回設定を解除し(ステップS619)、WLANベースバンド部32の電源を切断し(ステップS620)、WLAN−RFフロントエンド部30の電源を切断し(ステップS621)、セルラインタフェース部IF−1側に移行する(ステップS602)。
この第6の実施の形態においても、既述の実施の形態と同様に、通信端末装置4の省電力化とともに、通信の信頼性を高め、且つ、経済的な通信に寄与することができる。
〔第7の実施の形態〕
本発明の第7の実施の形態について、図45及び図46を参照して説明する。図45は、セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合のセルラ交換機10の処理手順を示すフローチャート、図46は、WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合のSIPサーバ14の処理手順を示すフローチャートである。
この第7の実施の形態では、セルラ交換機10にある接続管理表104、SIPサーバ14にある接続管理表106を用いた場合の迂回設定又は設定解除の処理である。斯かる処理は、セルラ交換機10側の通信制御プログラムによって実行される。
この第7の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図2に示す通信端末装置4、図3に示すプログラム・データ格納メモリ、図4に示すセルラ交換機10、図5に示すプログラム・データ格納メモリ、図6に示すSIPサーバ14、図7に示すプログラム・データ格納メモリを用いる。
A セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合
図45に示すように、セルラ交換機10では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS701)。即ち、指示内容は、ステップS702、S704、S708である。
そこで、WLANインタフェース部IF−2経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定指示を受ける場合(ステップS702)には、接続管理表104の迂回設定欄にWLAN電話番号を記入する(ステップS703)。
また、セルラインタフェース部IF−1への接続要求を受ける場合(ステップS704)には、接続管理表104で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の迂回設定欄を参照する(ステップS705)。迂回設定が無効である場合には、WLANネットワーク8への迂回は行わずに、セルラインタフェース部IF−1への接続処理を行う(ステップS706)。また、迂回設定欄に電話番号が記載されていれば、WLAN電話番号への接続処理を行う(ステップS707)。
また、WLANインタフェース部IF−2経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定解除指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定解除指示を受ける場合(ステップS708)には、接続管理表104の迂回設定欄に「無効」を記入する(ステップS709)。
B WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合
図46に示すように、SIPサーバ14では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS801)。即ち、指示内容は、ステップS802、S804、S808である。
そこで、WLANインタフェース部IF−2経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定指示を受ける場合(ステップS802)には、接続管理表106の迂回設定欄に迂回先のセルラ電話番号を記入する(ステップS803)。
WLANインタフェース部IF−2への接続要求を受ける(ステップS804)場合には、接続管理表106で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の迂回設定欄を参照する(ステップS805)。迂回設定が無効であれば、セルラネットワーク6への迂回は行わずに、WLANインタフェース部IF−2への接続処理を行う(ステップS806)。また、迂回設定欄に電話番号が記載されていれば、セルラ電話番号への接続処理を行う(ステップS807)。
また、WLANインタフェース部IF−2経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定解除指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定解除指示を受ける(ステップS808)場合には、接続管理表106の迂回設定欄に「無効」を記入する(ステップS809)。
〔第8の実施の形態〕
本発明の第8の実施の形態について、図47及び図48を参照して説明する。図47は、セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合のSIPサーバ14の処理手順を示すフローチャート、図48は、WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合のセルラ交換機10の処理手順を示すフローチャートである。
この第8の実施の形態では、セルラ交換機10にある読替え設定表108、SIPサーバ14にある読替え設定表110を用いた場合の迂回設定又は設定解除の処理である。斯かる処理は、SIPサーバ14側の通信制御プログラムによって実行される。
この第8の実施の形態においても、図1に示す通信システム2、図2に示す通信端末装置4、図3に示すプログラム・データ格納メモリ、図4に示すセルラ交換機10、図5に示すプログラム・データ格納メモリ、図6に示すSIPサーバ14、図7に示すプログラム・データ格納メモリを用いる。
A セルラインタフェース部IF−1の電源を切る場合
図47に示すように、SIPサーバ14では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS901)。即ち、指示内容は、ステップS902、S904、S908である。
そこで、WLANインタフェース部IF−2経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定指示を受ける場合(ステップS902)には、読替え設定表110の読替え設定欄にWLAN電話番号を記入する(ステップS903)。
セルラインタフェース部IF−1への接続要求を受ける場合(ステップS904)には、読替え設定表110で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の読替え設定欄を参照する(ステップS905)。読替え設定が無効であれば、セルラ電話番号への接続処理を行う(ステップS906)。また、読替え設定欄に電話番号が記載されていれば、セルラネットワーク6への迂回は行わずに、読替え設定欄に記載されているWLANインタフェース部IF−2への接続処理を行う(ステップS907)。
WLANインタフェース部IF−2経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定解除指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でWLANインタフェース部IF−2への迂回設定解除指示を受ける場合(ステップS908)には、読替え設定表110の読替え設定欄に「無効」を記入する(ステップS909)。
B WLANインタフェース部IF−2の電源を切る場合
図48に示すように、セルラ交換機10では、通信端末装置4からの指示待ち状態において、次の指示を受ける(ステップS1001)。即ち、指示内容は、ステップS1002、S1004、S1008である。
そこで、WLANインタフェース部IF−2経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定指示を受ける場合(ステップS1002)には、読替え設定表108の読替え設定欄にセルラ電話番号を記入する(ステップS1003)。
WLANインタフェース部IF−2への接続要求を受ける場合(ステップS1004)には、読替え設定表108で接続要求先の電話番号を検索し、その電話番号の読替え設定欄を参照し(ステップS1005)、読替え設定が無効である場合には、WLAN電話番号への接続処理を行う(ステップS1006)。また、読替え設定欄に電話番号が記載されていれば、WLANネットワーク8への迂回は行わずに、セルラインタフェース部IF−1への接続処理を行う(ステップS1007)。
また、WLANインタフェース部IF−2経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定解除指示を受けるか、又は、セルラインタフェース部IF−1経由でセルラインタフェース部IF−1への迂回設定解除指示を受ける場合(ステップS1008)には、読替え設定表108の読替え設定欄に「無効」を記入する(ステップS1009)。
斯かる構成においても、前記実施の形態と同様に、通信端末装置4の省電力化とともに、通信の信頼性を高め、且つ、経済的な通信に寄与することができる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、通信装置として通信端末装置4を例示したが、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2とを備えて複数の通信ネットワークとの通信を可能にした通信装置であれば、本発明を適用することができ、例えば、図49に示すように、セルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2とを搭載して通信機能を持つパーソナルコンピュータ(PC)402を用いて通信システム2を構成してもよく、また、図50に示すように、同様の機能を備えた携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)404を用いて通信システム2を構成してもよい。
(2) 上記実施の形態では、通信装置としてセルラインタフェース部IF−1とWLANインタフェース部IF−2とを備えた通信端末装置4、PC402、PDA404等を例示したが、このような複合通信機能を持ついわゆるDUAL端末の他、他の通信ネットワーク例えば、WiMAXに対応するインタフェース部等、3以上のインタフェース部の電源切替えを行う構成としてもよい。
次に、以上述べた本発明の実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 複数のネットワークに無線接続され、各ネットワークとの発着信を行う通信装置であって、
前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部と、
前記ネットワークに対する着信先のインタフェース部を選択し、前記各インタフェース部に対する電源の接続切替えを行う制御部と、
前記着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知する通知部と、
を備え、前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させることを特徴とする通信装置。
(付記2) 付記1の通信装置において、
前記制御部は、電波強度により着信先のインタフェース部を選択することを特徴とする通信装置。
(付記3) 付記1の通信装置において、
前記制御部は、予め又は随時に設定される優先順位により着信先のインタフェース部を選択することを特徴とする通信装置。
(付記4) 付記1の通信装置において、
前記インタフェース部は、電波の送受を行う送受信部と、この送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを備えており、
前記情報処理部に対する電源の接続切替えを行うことを特徴とする通信装置。
(付記5) 複数のインタフェース部を備える通信装置と無線接続されるネットワークに設置されるネットワーク装置であって、
着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報の通知を受け、迂回先として選択されている前記インタフェース部に着信を迂回させる処理部を備えることを特徴とするネットワーク装置。
(付記6) 付記5のネットワーク装置において、
前記迂回先情報を記憶する記憶部を備えることを特徴とするネットワーク装置。
(付記7) 付記5のネットワーク装置において、
前記処理部は、前記迂回先情報を前記通信装置から受けることを特徴とするネットワーク装置。
(付記8) 付記5のネットワーク装置において、
前記処理部は、前記迂回先情報を他のネットワークを経由して受けることを特徴とするネットワーク装置。
(付記9) 付記5のネットワーク装置において、
前記迂回先情報を他のネットワークに転送する通信部を備えることを特徴とするネットワーク装置。
(付記10) 複数のネットワークと、各ネットワークに設置されたネットワーク装置に無線接続される通信装置とを備える通信システムあって、
前記通信装置は、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を備え、前記ネットワークに対する着信先のインタフェース部を選択し、前記各インタフェース部に対する電源の接続切替えを行うとともに、前記着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知し、
前記ネットワーク装置は、前記迂回先情報を受け、前記通信装置の前記迂回先の前記インタフェース部に着信を迂回させることを特徴とする通信システム。
(付記11) 複数のネットワークに無線接続されて各ネットワークとの発着信を行う通信方法であって、
前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を選択し、前記各インタフェース部に対する電源の接続切替えを行うステップと、
着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、
前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記12) 付記11の通信方法において、
電波強度により着信先のインタフェース部を選択するステップを含むことを特徴とする通信方法。
(付記13) 付記11の通信方法において、
予め又は随時に設定される優先順位により着信先のインタフェース部を選択するステップを含むことを特徴とする通信方法。
(付記14) 通信装置の複数のインタフェース部と無線接続されて発着信する通信方法であって、
着信先の前記インタフェース部にネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報の通知を受けるステップと、
迂回先として選択されている前記インタフェース部に着信を迂回させるステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記15) 付記14の通信方法において、
前記迂回先情報を記憶部に記憶させるステップを含むことを特徴とする通信方法。
(付記16) 付記14の通信方法において、
前記迂回先情報を前記通信装置から受けるステップを含むことを特徴とする通信方法。
(付記17) 付記14の通信方法において、
前記迂回先情報を他のネットワークを経由して受けるステップを含むことを特徴とする通信方法。
(付記18) 付記14の通信方法において、
前記迂回先情報を他のネットワークに転送するステップを含むことを特徴とする通信方法。
(付記19) コンピュータに実行させる通信プログラムであって、
複数のネットワークに対応する複数のインタフェース部を選択し、前記各インタフェース部に対する電源の接続切替えを行うステップと、
着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、
前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップと、
を含むことを特徴とする通信プログラム。
(付記20) コンピュータに実行させる通信プログラムであって、
通信装置にある複数のインタフェース部における着信先のインタフェース部に対し、ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報の通知を受けるステップと、
迂回先として選択されている前記インタフェース部に着信を迂回させるステップと、
を含むことを特徴とする通信プログラム。
(付記21) 付記20の通信プログラムにおいて、
前記迂回先情報を他のネットワークに転送するステップを含むことを特徴とする通信プログラム。
(付記22) 付記20の通信プログラムにおいて、
前記迂回先情報を記憶部に記憶させるステップを含むことを特徴とする通信プログラム。
(付記23) コンピュータに実行させる通信プログラムを格納した記録媒体であって、
複数のネットワークに対応する複数のインタフェース部を選択し、前記各インタフェース部に対する電源の接続切替えを行うステップと、
着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、
前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップと、
を実行させることを特徴とする、通信プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
(付記24) コンピュータに実行させる通信プログラムを格納した記録媒体であって、
通信装置の複数のインタフェース部の着信先の前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報の通知を受けるステップと、
迂回先として選択されている前記インタフェース部に着信を迂回させるステップと、
を実行させることを特徴とする、通信プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
(付記25) 付記24の記録媒体において、
前記迂回先情報を他のネットワークに転送するステップを実行させることを特徴とする通信プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
(付記26) 付記24の記録媒体において、
前記迂回先情報を記憶部に記憶させるステップを実行させることを特徴とする、通信プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、複数のインタフェース部を選択し、インタフェース部に対する電源の接続切替えによる省電力化、インタフェース部の電源切替えに対応する迂回着信、電波強度や、課金条件等の優先選択等の選択条件に対応し、通信の信頼性維持とともに、経済性の向上に寄与することができ、また、インタフェース部の選択の自動化等を可能にし、有用である。
第1の実施の形態に係る通信システムを示す図である。 通信端末装置の一例を示す図である。 プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。 通信端末装置の一例を示す図である。 セルラ交換機の一例を示す図である。 プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。 SIPサーバの一例を示す図である。 プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。 セルラ交換機の接続管理表の一例を示す図である。 SIPサーバの接続管理表の一例を示す図である。 通信端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 セルラ交換機及びSIPサーバの処理手順を示すフローチャートである。 SIPサーバの迂回設定(IF−2の電源を切る場合)を示す図である。 SIPサーバの接続管理表の具体例を示す図である。 SIPサーバの処理手順(IF−2の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 通信端末装置のIF−1の迂回着信を示す図である。 通信端末装置のIF−1の迂回着信を示す図である。 通信端末装置のIF−1の発信を示す図である。 セルラ交換機の迂回設定(IF−1の電源を切る場合)を示す図である。 セルラ交換機の接続管理表の具体例を示す図である。 セルラ交換機の処理手順(IF−1の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 通信端末装置のIF−2の迂回着信を示す図である。 通信端末装置のIF−2の迂回着信を示す図である。 通信端末装置のIF−2の発信を示す図である。 第2の実施の形態に係るセルラ交換機の読替え設定表の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るSIPサーバの読替え設定表の一例を示す図である。 迂回設定及び読替え設定を示す図である。 セルラ交換機の読替え設定表の具体例を示す図である。 セルラ交換機の処理手順(IF−2の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 通信端末装置のIF−1の着信を示す図である。 迂回設定及び読替え設定を示す図である。 SIPサーバの読替え設定表の具体例を示す図である。 SIPサーバの処理手順(IF−1の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 通信端末装置のIF−2の着信を示す図である。 第3の実施の形態に係る通信システムにおける、SIPサーバの迂回設定(IF−2の電源を切る場合)を示す図である。 セルラ交換機の迂回設定(IF−1の電源を切る場合)を示す図である。 第4の実施の形態に係る通信システムにおける、通信端末装置を示す図である。 処理シーケンスを示すフローチャートである。 通信端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る通信システムにおける、通信端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 通信端末装置の他の処理手順を示すフローチャートである。 通信端末装置の他の処理手順を示すフローチャートである。 通信端末装置の他の処理手順を示すフローチャートである。 第6の実施の形態に係る通信システムにおける、通信端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 第7の実施の形態に係る通信システムにおける、セルラ交換機の処理手順(IF−1の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 SIPサーバの処理手順(IF−2の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 第8の実施の形態に係る通信システムにおける、SIPサーバの処理手順(IF−1の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 セルラ交換機の処理手順(IF−2の電源を切る場合)を示すフローチャートである。 他の実施の形態に係る通信システムを示す図である。 他の実施の形態に係る通信システムを示す図である。
符号の説明
2 通信システム
4 通信端末装置
6 セルラネットワーク
8 WLANネットワーク(インターネット)
10 セルラ交換機
14 SIPサーバ
IF−1 セルラインタフェース部
IF−2 WLANインタフェース部
24 セルラRFフロントエンド部
26 セルラベースバンド部
30 WLAN−RFフロントエンド部
32 WLANベースバンド部
38 電源制御部
40 電池
42、76、90 CPU
46、78、92 プログラム・データ格納メモリ
62 通信制御プログラム
104、106 接続管理表
108、110 読替え設定表

Claims (8)

  1. 複数のネットワークに無線接続され、各ネットワークとの発着信を行う通信装置であって、
    前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部と、
    時に変更される優先順位により前記ネットワークに対する着信先のインタフェース部を選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定する制御部と、
    前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知する通知部と、
    を備え、前記着信先の設定に応じて前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1の通信装置において、
    前記インタフェース部は、電波の送受を行う送受信部と、この送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを備えており、
    前記制御部は、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行うことを特徴とする通信装置。
  3. 複数のネットワークと、各ネットワークに設置されたネットワーク装置に無線接続される通信装置とを備える通信システムあって、
    前記通信装置は、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を備え、随時に変更される優先順位により前記ネットワークに対する着信先のインタフェース部を選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定し、前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知し、
    前記ネットワーク装置は、前記迂回先情報を受け、前記着信先の設定に応じて前記通信装置の前記迂回先の前記インタフェース部に着信を迂回させることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3の通信システムにおいて、
    前記インタフェース部は、電波の送受を行う送受信部と、この送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを備えており、
    前記通信装置は、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行うことを特徴とする通信システム。
  5. 複数のネットワークに無線接続されて各ネットワークとの発着信を行う通信方法であって、
    時に変更される優先順位により前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部の何れかを選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定するステップと、
    前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、
    前記着信先の設定に応じて前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  6. 請求項5の通信方法において、
    電波の送受を行う送受信部とこの送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを有する前記インタフェース部の、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行うステップを含むことを特徴とする通信方法。
  7. コンピュータに実行させる通信プログラムであって、
    時に変更される優先順位により複数のネットワークに対応する複数のインタフェース部の何れかを選択し、該選択されたインタフェース部の電波強度を判断し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合には前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ他のインタフェース部に電源を投入して、該他のインタフェース部の電波強度が十分であれば前記他のインタフェース部を前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部の電波強度が十分である場合には前記選択されたインタフェース部を前記ネットワークに対する前記着信先に設定し、前記選択されたインタフェース部を前記着信先に設定した後に、その時点における優先順位の確認により前記選択されたインタフェース部よりも優先順位の高いインタフェース部が存在するか、前記選択されたインタフェース部の電波強度が不十分である場合に前記選択されたインタフェース部の電源を切断し且つ優先順位の高いインタフェース部に電源を投入し、該優先順位の高いインタフェース部の電波強度が十分であれば、前記優先順位の高いインタフェース部を前記着信先に設定するステップと、
    前記着信先に設定された前記インタフェース部に前記ネットワークからの着信を迂回させるための迂回先情報を前記ネットワークの一部又は全部に通知するステップと、
    前記着信先の設定に応じて前記ネットワークの着信を迂回先の前記インタフェース部に転送させるステップと、
    を含むことを特徴とする通信プログラム。
  8. 請求項7の通信プログラムにおいて、
    電波の送受を行う送受信部とこの送受信部に対する発着信情報を処理する情報処理部とを有する前記インタフェース部の、前記情報処理部に対する電源の投入又は切断を行うステップを含むことを特徴とする通信プログラム。
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