JP5307032B2 - 標準化された蒸留装置内において液体試料を自動的に常圧蒸留する方法 - Google Patents

標準化された蒸留装置内において液体試料を自動的に常圧蒸留する方法 Download PDF

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Description

本発明は、標準化された蒸留装置内において、液体サンプル、特に石油製品のサンプルを自動的に常圧蒸留する方法に関する。
石油製品の蒸留性状は、これらの製品の性能レベル、及びこれらの製品を使用する者に伴う可能性がある危険性を表すものであることが知られている。
これらの性状の確定は、安全性にかかわる問題が最も重大である自動車産業又は航空機産業に意図される燃料の場合に特に重要である。
これらの性状は具体的には、蒸留中に温度に従って蒸発するサンプルのパーセンテージ、又は残留分(residue:残油)及び損失分の体積を表す表又は線である。
専門家であれば、これらの性状から特定の状況における特定の石油製品の挙動を推測することによって、所望の性能レベルを得るためにこの製品を安全に使用することができるか否かを判断することができる。
この文脈において、専門家は、その下でそのような蒸留性状が得られなければならない条件を非常に厳密に規定する様々な規格を取り決めている。
したがって、使用可能な結果をもたらすために、これらの規格に厳密に準拠して蒸留を行わなければならない。
様々な自動蒸留装置が現在市販されており、これらの規格に準拠しながら未知のサンプルの蒸留パラメータを測定することを可能にする。
これらの標準化された蒸留装置は概して、
加熱素子と、
蒸発した蒸気の温度を測定することができる温度計が設けられている流体密な栓によって首部を閉じることができ、且つ凝縮器に接続することができる蒸留フラスコと、
凝縮液を収集することができ、このように収集された凝縮液の量を時間の関数として測定する手段を設けられている収集シリンダと、
加熱素子の操作変数、特に該素子の温度又は電力を制御して時間と共に変化させ、蒸留パラメータ、特に所定の規格に従って特定の体積を蒸留する速度及び/又は時間を得ることを可能にする制御・調節手段と、
を備える。
この規格は特に、特定の製品のグループに対して、サンプルの加熱の開始から初留点IBPになるまで、すなわち収集シリンダ内で濃縮液の最初の滴下が観察されるときまでの経過時間、又は、IPBから5%蒸留点が得られるまで、すなわちサンプルの初期体積の5%が収集シリンダ内に収集された時点までの経過時間等のパラメータを課す。
これらの規格はまた、5%蒸留点から5mlのサンプルのみが蒸留フラスコ内に残留している時点までの蒸留速度(distillation rate:留出速度)(すなわち、蒸留中の単位時間当たりの蒸発したサンプル又は凝縮液の体積)、又は、5mlのサンプルのみが蒸留フラスコ内に残留している時点から終点FBP、すなわち蒸留の終了時までに経過する時間を課す。
これらの規格に従って動作する、現在市販されている自動蒸留装置は、以下のように方法を実行する:
分析する所定量のサンプルを蒸留フラスコ内に入れ、
この蒸留フラスコを加熱素子上に位置付け、閉じてから凝縮器に接続し、
分析するサンプルを、選択された規格によって規定されるグループに分類し、
収集シリンダ内に収集される凝縮液の量、蒸発した蒸気の温度、及び加熱素子の操作変数、特にこの素子の温度又は電力を常に測定しながら分析するサンプルの蒸留を開始し、且つ
このように測定した値を制御・調整手段に送信し、該制御・調整手段が次いで、加熱素子の操作変数を制御して、蒸留パラメータ、特に選択された規格に従って特定の体積を蒸留する速度及び/又は時間を直接自動的に得る。
そのような蒸留装置は、特に、蒸発した蒸気の温度の測定点から、温度を測定した凝縮水蒸気の収集シリンダ内の回収までの慣性(inertia)に関連付けられる所定数の不利点を有する。
しかし、従来の蒸留装置の主な不利点は、実際に蒸留操作する前に試行錯誤によって様々な経験的測定を行う、すなわち、未知のサンプルの蒸留性状を求めるという用件に関連付けられる。
そのような予備的な測定は、特に長い時間がかかり、常に利用可能ではない大量のサンプルが必要であるという不利点をさらに有し、さらに、これらの測定は操作者の技量に拠るところが大きい。
選択された規格によって規定されるグループの中から、未知のサンプルを分類することができるグループを予め選択すること(このグループは蒸留を開始する温度を課す)、並びに、IBP及び分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点を予測することが必要である。
このように予測された時点は、制御・調整手段が、時間と共に変化し得るサンプルの異なる加熱閾値を求めることができ、したがって加熱素子の操作変数を制御し、選択された規格が課す制限内にある蒸留条件を得ることができるように、蒸留前に装置に入力する必要がある。
これらの予測は、選択された規格が課す制限内にある蒸留条件を得ることができるようになるまでに操作者に複数の試験を行うことを強いるが、不正確であると分かることが多く、かなりの長さであり得る時間の損失、特に、場合によっては限られた量しか利用可能ではない可能性があるサンプルの損失を伴う。
本発明の目的は、標準化された蒸留装置において、液体サンプル、特に石油製品のサンプルを自動的に常圧蒸留する方法を提案することであり、この方法は、これらの様々な制限事項を克服することを可能にし、且つ規格に準拠しながら予備的な試験を一切行うことなく直接蒸留を行うことを可能にし、1つのパラメータ、すなわち、選択された規格が規定する一連のグループから、分析するサンプルが属するグループを予め装置に入力すればよい。
本発明によると、この方法は、選択された規格であるASTM規格D86に従った実験室的蒸留装置において液体サンプル、特に石油製品のサンプルを自動的に常圧蒸留する方法であって、前記蒸留装置は、加熱素子と、流体密な栓によって首部を閉じることができ、且つ凝縮器に接続することができる蒸留フラスコと、 凝縮液を収集することができ、このように収集された凝縮液の量を時間の関数として測定する手段を設けられている収集シリンダと、蒸発した蒸気の温度を測定するための手段と、前記選択された規格にしたがって特定体積の蒸留速度及び/又は時間を含む蒸留パラメータを得るために、前記加熱素子の操作変数、特に該素子の温度又は電力を制御して時間と共に変化させる制御・調節手段と、を備え、前記蒸留装置によって、分析する所定量のサンプルを前記蒸留フラスコ内に入れ、前記蒸留フラスコを前記加熱素子上に位置付け、閉じて前記凝縮器に接続し、分析する前記サンプルを、前記選択された規格によって規定されるグループに分類し、前記グループは、蒸留パラメータを有し、前記蒸留パラメータは、加熱の開始と初留点(IBP)、5%蒸留点、前記蒸留フラスコ内に残留するサンプルの5%のみが残留している時点との間の経過時間であり、前記収集シリンダ内に収集された凝縮液の量、前記蒸発した蒸気の温度、前記蒸留フラスコ内にある前記液体サンプルの温度、及び前記加熱素子の前記操作変数を常に測定しながら分析する前記サンプルの蒸留を開始し、且つ前記加熱素子の前記操作変数を制御できるように、このように測定した値を前記制御・調整手段に送信し、前記選択された規格に従って性状及び/又は蒸留線を直接自動的に得るために、前記蒸留フラスコは、その中に存在するサンプルの温度を間接的に測定するための手段が設けられ、前記温度は、常時測定され、このような方法によって得られた値は前記制御・調整手段に、送信され、それゆえ、前記初留点(IBP)の前は、これらの手段は、前記蒸留フラスコ内に存在する液体サンプルの前記温度に基いて前記加熱素子の操作変数を調節し、前記初留点(IBP)と前記5%蒸留点との間で、前記制御・調製手段は、前記蒸留フラスコ内に存在する液体サンプルの前記温度と前記蒸発した蒸気の前記温度に基いて前記加熱素子の操作変数を調整し、前記5%蒸留点の後から前記蒸留フラスコに5%残留しているまでは、前記制御・調製手段は、前記蒸発した蒸気の前記温度に基いて、前記規格による蒸留試験方法によって、前記加熱素子の操作変数を調節し、蒸留特性を求めることを特徴としている。
本発明によると、分析するサンプルの蒸留性状は、初留点(IBP)、及び/又は5%蒸留点、及び/又は分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点である。
したがって、この方法は、従来の標準化された蒸留装置が使用される場合、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度を常に測定するということによって、従来実施されていた方法と区別される。
液体サンプルの温度のこの測定は一般的に間接測定であり、現行の規格はこの温度を直接測定することを禁止している。
本発明による方法を実施することによって、標準化された蒸留装置は以下のものを自動的に求めることができる:
選択された規格が課す条件下での、IBP、5%蒸留点、及び分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点、
選択された規格が課す条件下でのIBP及び5%蒸留点を得るための、IBPになる前、及びIBPと5%蒸留点との間の加熱素子の操作変数、
蒸留中、5%蒸留点と、分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点との間の加熱素子の操作変数(この変数を自動的に補正することによって、選択された規格が課す正確な蒸留速度が得られる)、並びに
選択された規格が課す条件下での終点FBPを得るための、分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点と、終点との間の加熱素子の操作変数。
本発明による方法は、蒸留フラスコ内の残留分及び損失分を、サンプルの蒸留性状から予測することをさらに可能にする。
本発明の好ましい特徴によると、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度は、赤外線センサを用いて間接的に測定される。
そのようなセンサの使用は特に有利であることが分かっている。
したがって、本発明に従って、蒸留フラスコ内にある液体サンプル内に直接導入される熱電対、及びこのサンプルの温度を間接測定することができる赤外線センサの応答時間を比較した。
したがって、赤外線センサを使用することによって、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度の十分に信頼性のある指標を得ることができることを確認することができた。
しかし、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度の正確な評価を得るためにそのような赤外線センサを実行可能に使用することができるようにするには、加熱素子が放出する赤外線放射を遮断する必要がある。
本発明の別の特徴によると、このために、加熱素子と蒸留フラスコとの間に、赤外線放射に対して不透過性である穿孔断熱プレートを介装する。
そのようなプレートを設けることが必要である。
本発明によると、このプレートは、合成圧縮ケイ酸カルシウムベースのセラミック材料から製造されるのが有利であり、例えばDURATEC1000という名称でELIT社から販売されている製品であり得る。
上記を考慮して、本発明による方法は、供給される未知のサンプルのIBPを予備的に予測することを可能にするという重要な利点を有する。これは、以前は「省略されていた」、IBPよりも前の時間にこのサンプルに対して行われる測定によるものである。
これらの測定によって、情報の一項目のみ、すなわち、選択された規格に従う、分析するサンプルが属するグループを装置に予備的に導入した後で、IBPを、この規格が課す加熱時間に対応する加熱時間の後に直接得ることが可能である。
本発明の非限定的な特徴によると、選択される規格は、ASTM規格D86である。
この規格の特定の例では、予備的な試験が行われており、これによって、4つのグループに及ぶ64個の既知の製品が分析されている。
これらの製品は、蒸留の全ての特性点に関して可能な限り広範な温度範囲及び蒸留勾配を得るために選択されたものである。
表1はこのために提示されたものであり、4つのグループそれぞれに属する製品に関して、規格に従った液体製品のIBPの最低温度及び最高温度、並びにこの点を得ることができる最小時間及び最大時間を示す。
Figure 0005307032
この表から、一例として、沸点が低いグループ1の製品に関して、蒸留フラスコ内にある液体のIBPの温度はおよそ36℃からであり、加熱開始後およそ300秒、すなわち5分で得られ、また、沸点が高いこの同じグループの製品に関しては、蒸留フラスコ内にある液体のIBPの温度はおよそ95℃であり、加熱開始後およそ600秒、すなわち10分で得られることが証明される。
したがって、付録Iの図に示されているように、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの時間の関数としての温度変動を調節することが必要である。
本発明によると、蒸留フラスコ内にある液体サンプルのこの温度調節は、標準化された蒸留装置に赤外線センサを設けることによって得ることができた。
付録Iに示す変動に相当する、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの時間の関数としての温度変動を表す線を得るためには、加熱素子の動的性質及び静的性質、すなわち、その温度変動及び熱エネルギー損失を考慮してこの素子の操作変数を変化させることが必要であり、それによって、蒸留フラスコ内にある液体サンプルに伝わる熱エネルギーを効果的に制御する。
このエネルギーの良好な近似は、熱電対が連続的に測定する加熱素子の温度Tchaufと、赤外線センサを用いて連続的に測定される、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度Tliqとの間にある差によって与えられると考えられる。
したがって、本発明によると、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度に基づいて加熱素子の加熱を制御することが提案されている。
これらの種々の制御パラメータ間にある関係を確立するために、異なる加熱力で試験製品を加熱し、付録IIの図に示される線を生成した。この図は、液体サンプルの時間の関数としての温度変動dTliq/dtに従った、加熱素子の温度Tchaufと、この液体サンプルの温度Tliqとの差の変動を表す。
したがって、液体サンプルの時間の関数としての温度変動dTliq/dtに従った、加熱素子の温度Tchaufと、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度Tliqとの差は、下記の数1(数式I)によって表わされると確証することができた:
Figure 0005307032
式中、A及びBは実験係数である。
使用される加熱素子の特定の場合には、これらの係数は以下の値であった:A=650及びB=0.2513。
したがって、本発明の別の特徴によると、ASTM規格D86に従って、加熱素子の温度Tchaufを、IBPになる前に、下記の数2に従って蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度Tliqに基づいて調節する。
Figure 0005307032
上記数2中、dTliq/dtは、付録Iの線によって提供される液体サンプルの時間の関数としての温度変動を表す。
この式を使用することによって、ASTM規格D86に従って且つ誤差を最小限に抑えて、蒸留の開始時の加熱素子の温度をIBPになる前に調節することが可能である。
しかし、ガソリン、ディーゼル、灯油等の市販の製品のサンプルに対して行った蒸留試験から、式Iを使用して加熱素子を調節することによって、規格に従った正確なIBPを得ることができるが、正確な5%蒸留点を得ることはできないと確証することができた。
この事例において、液体サンプルに伝わる熱エネルギーはとりわけ過度に高く、純粋であるか又はほとんど純粋である製品にとってこの差はより大きいものとなることが分かった。
したがって、式Iに従った最終調節を好ましくは、IBPに達する前、すなわち収集シリンダ内に凝縮液が最初に滴下する数秒前に行わなければならないと考えられており、これは、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの沸騰プロセスの開始を判断することを伴う。
本発明によると、このために、蒸留フラスコに設けられる蒸気温度計によって測定される温度の急激な変動を考慮することが提案されている。
そのような考慮事項の有効性を確認するために、一方ではディーゼル燃料のサンプルに関して、他方ではガソリンに関して、
蒸気温度計によって測定される蒸発した蒸気の温度、
赤外線センサによって測定される、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度、
蒸気温度計によって測定される蒸気の時間の関数としての温度変動dTvap/dtの、
時間の関数としての変動を表す線が示されており、IBPがこれらの線上に示されている。
これらの線は表6(付録III)及び表7(付録IV)にそれぞれ提示されている。
これらの線は、時間の関数としての変動dTvap/dtを表すピークを観察することによって、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの、IBPになるおよそ20秒〜30秒前の沸騰プロセスの開始を正確に判断することができることを示す。
したがって、本発明による方法は、式Iに従って最終調節を行うべき時間を求めることを可能にする。
この最終調節から、本発明による方法は、加熱素子の温度Tchaufに関して、赤外線センサによって測定される、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度Tliq、及び蒸気温度計によって測定される蒸発した蒸気の温度Tvapから調節を行い、ASTM規格D86が課す条件下で正確な5%蒸留点を得ることも可能にする。
本発明の別の特徴によると、この調節を、下記の数3(数式II)に従って満足のいく方法で行うことができると確証することができた:
Figure 0005307032
式中、A0、A1、A2及びA3は実験係数である。
使用される加熱素子の特定の場合では、これらの係数は以下の値であった:A0=243.3、A1=32.87、A2=6.796−3、及びA3=0.53229。
蒸留フラスコ内にある液体サンプルに効果的に伝わるエネルギーに実質的に相当する差Tchauf−Tliqは、2つの値、すなわち:
一方では、赤外線センサによって測定される液体サンプルの温度、及び
他方では、赤外線センサによって測定される液体サンプルの温度と、蒸気温度計によって測定される蒸発した蒸気の温度との差から計算することができる。
式IIに従った加熱素子の温度Tchaufの調節は、蒸発した蒸気が蒸留フラスコの塔内で立ち昇り始める時点から行うことができる。
この調節は、蒸留フラスコ内にある液体サンプルの温度Tliq及び蒸発した蒸気の温度Tvapの迅速な変更を考慮して、1〜2秒毎に繰り返すことができる。
式IIに従った調節は、収集シリンダ内に2ml〜3mlのサンプルが回収されると停止することができ、次いで調節するために通常のアルゴリズムを適用することができる。
本発明の別の特徴によると、蒸留の終了時に予測される損失分及び残留分の体積を考慮して、分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点を計算によって求めることができ、加熱素子の温度Tchaufを、このように求めた時点と終点(FBP)との間に調節する。
市販の製品のサンプルに対して行った試験から、ASTM規格D86の要件に準拠するために、分析する5mlのサンプルのみが蒸留フラスコ内に残留している時点から加熱素子の温度の調整の最終調節を行うことが必要であることが分かったと確証することができた。
状況によっては、この時点から、液体サンプルに伝わる熱エネルギーはその前値に保つことができるか、又はわずかに減らすか若しくは増やす必要がある。
この要件は、蒸留の終了時の蒸留の動力学(dynamic)の任意の迅速な変更につながり、これによって、温度の急激な変動、及び依然として蒸留フラスコ内にある液体サンプルを加熱して蒸発させるのに必要なエネルギーの増加がもたらされ得る。
液体サンプルに伝わる熱エネルギーに必要な変動は、以下の表2に提示されるサンプルの最後の5mlの蒸留勾配、及びサンプルのタイプの関数である。
Figure 0005307032
したがって、上記表2から分析するサンプルの5%のみが蒸留フラスコ内に残留している時点を求めることができることが必要である。
本発明は、蒸留終了時の残留分の体積及び損失分を予測することによって、そのような時点を求めることができる。
本発明によると、蒸留試験は、ASTM規格D86に従ってガソリンサンプルに対して行われており、このガソリンサンプルは、程度の差はあるがディーゼル燃料で汚染されており、平均蒸留勾配はサンプル体積の10%〜90%の蒸発範囲において求められており、この蒸留勾配の時点で5mlのサンプルのみが蒸留フラスコに残留しており、このサンプルに伝わる熱エネルギーには最終調節が必要である。
このように得られた結果を以下の表3に提示する。
Figure 0005307032
したがって、上記表3から蒸留フラスコ内に5mlのサンプルのみが残留している時点でサンプルに伝わる熱エネルギーに必要な調節は、この時点の直前の蒸留線の二次導関数dT/dVと相関関係にあったと確証することができた。
特に、上述した蒸留試験中に、このサンプルの92%が蒸発した時点のdT/dVの変動を表す線は、サンプルがディーゼル燃料で汚染されているパーセンテージに従って、熱エネルギーに必要な調節が最大である範囲に対応する3%〜10%の最大レベルの汚染を有すると確証することができた。
この結果から、蒸留線の二次導関数を用いて、蒸留終了時にサンプルに伝わる熱エネルギーに必要な最終調節を予測し、したがってこの調節を自動的に行うことができることが証明された。
本発明によると、残留分の体積を予測するために、一方では終点FBPの時点で蒸留フラスコの底部に残留している液体がもはやなく、他方では残留分の体積が2つの部分、すなわち、下記数4に示される蒸発した蒸気からフラスコ内に凝縮された液体の体積及び下記数5に示されるフラスコの壁に流れ戻った液体の体積から構成されることが仮設によって考えられる。
Figure 0005307032
Figure 0005307032
すなわち、残留分の体積VResiduは、以下の数6で示される合計に相当する。
Figure 0005307032
したがって、本発明によると、残留分の体積VResiduは、下記の数7(数式III)によって表すことができることが分かった:
Figure 0005307032
上記式(III)中、165は、ASTM規格D86に対応する蒸留フラスコの体積(ミリリットル)を表し、mmは、蒸発したサンプルの最終部分の平均分子量を表し、ρは、蒸発したサンプルの最終部分の密度を表し、下記数8は、終点FBPの予測温度を表し、C及びDは、方法D86の蒸留フラスコの特定の特徴を使用して得られる実験係数である。
Figure 0005307032
下記数9の温度は、は、サンプルの体積の85%及び90%が蒸発している温度T85%及びT90%から外挿することによって得ることができる。
Figure 0005307032
mm及びρの値は、当業者に既知である経験式を使用して、下記数10で示される温度から計算することができる。
Figure 0005307032
本発明によると、損失分を予測するためには、ASTM規格D86に従って実施される蒸留中の損失分は、リード蒸気圧(RVP)の、損失分=0.0142RVP(kPa)、という関係によって蒸気圧に直接関連付けられていると考えられる。
この蒸気圧RVPは、蒸留が完了する前にリアルタイムで計算することができる(既に蒸留した部分を使用する標準方法)。
実験結果によってこの相関が確認されている。
Figure 0005307032
Figure 0005307032
Figure 0005307032
Figure 0005307032

Claims (8)

  1. 選択された規格であるASTM規格D86に従った実験室的蒸留装置において液体サンプル、特に石油製品のサンプルを自動的に常圧蒸留する方法であって、
    前記蒸留装置は、
    加熱素子と、
    流体密な栓によって首部を閉じることができ、且つ凝縮器に接続することができる蒸留フラスコと、
    凝縮液を収集することができ、このように収集された凝縮液の量を時間の関数として測定する手段を設けられている収集シリンダと、
    蒸発した蒸気の温度を測定するための手段と、
    前記選択された規格にしたがって特定体積の蒸留速度及び/又は時間を含む蒸留パラメータを得るために、前記加熱素子の操作変数、特に該素子の温度又は電力を制御して時間と共に変化させる制御・調節手段と、
    を備え、
    前記蒸留装置によって、
    分析する所定量のサンプルを前記蒸留フラスコ内に入れ、
    前記蒸留フラスコを前記加熱素子上に位置付け、閉じて前記凝縮器に接続し、
    分析する前記サンプルを、前記選択された規格によって規定されるグループに分類し、前記グループは、蒸留パラメータを有し、前記蒸留パラメータは、加熱の開始と初留点(IBP)、5%蒸留点、前記蒸留フラスコ内に残留するサンプルの5%のみが残留している時点との間の経過時間であり、
    前記収集シリンダ内に収集された凝縮液の量、前記蒸発した蒸気の温度、前記蒸留フラスコ内にある前記液体サンプルの温度、及び前記加熱素子の前記操作変数を常に測定しながら分析する前記サンプルの蒸留を開始し、且つ
    前記加熱素子の前記操作変数を制御できるように、このように測定した値を前記制御・調整手段に送信し、
    前記選択された規格に従って性状及び/又は蒸留線を直接自動的に得るために、
    前記蒸留フラスコは、その中に存在するサンプルの温度を間接的に測定するための手段が設けられ、
    前記温度は、常時測定され、このような方法によって得られた値は前記制御・調整手段に、送信され、
    それゆえ、前記初留点(IBP)の前は、これらの手段は、前記蒸留フラスコ内に存在する液体サンプルの前記温度に基いて前記加熱素子の操作変数を調節し、前記初留点(IBP)と前記5%蒸留点との間で、前記制御・調製手段は、前記蒸留フラスコ内に存在する液体サンプルの前記温度と前記蒸発した蒸気の前記温度に基いて前記加熱素子の操作変数を調整し、
    前記5%蒸留点の後から前記蒸留フラスコに5%残留しているまでは、前記制御・調製手段は、前記蒸発した蒸気の前記温度に基いて、前記規格による蒸留試験方法によって、前記加熱素子の操作変数を調節し、蒸留特性を求めることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記蒸留フラスコ内にある前記液体サンプルの温度を赤外線センサと、加熱を調整して初留点(IBP)に到達させるためのアルゴリズムとを使用して測定することを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記加熱素子と前記蒸留フラスコとの間に、赤外線放射に対して不透過性である穿孔断熱プレートを介装することを特徴とする方法。
  4. 請求項3に記載の方法において、赤外線放射に対して不透過性である前記断熱プレートは、合成圧縮ケイ酸カルシウムベースのセラミック材料から製造されていることを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、分析する前記サンプルの性状は、初留点(IBP)、及び/又は5%蒸留点、及び/又は分析する前記サンプルの5%のみが前記蒸留フラスコ内に残留している時点であることを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、前記加熱素子の温度Tchaufを、前記IBPになる前に、前記蒸留フラスコ内にある前記液体サンプルの温度Tliqに基づいて、下記の数1に従って調節し、式中、dTliq/dtは、最低IPBと最高IPBとによって規定されるサンプルグループの内から選択された分析するサンプルが属するグループにおいて、前記液体サンプルの温度と時間とを示す線によって提供される前記液体サンプルの時間の関数としての温度変動を表すことを特徴とする方法。
    Figure 0005307032
    (但し、Aは、実験係数である。)
  7. 請求項6に記載の方法において、前記IBPと前記5%蒸留点との間に、前記加熱素子の温度Tchaufを、前記蒸留フラスコ内にある前記液体サンプルの温度Tliq及び前記蒸気温度計によって測定される前記蒸発した蒸気の温度Tvapに基づいて、下記数2に従って調節することを特徴とする方法。
    Figure 0005307032
    (但し、A0,A1・・・A3は、実験係数である。)
  8. 請求項7に記載の方法において、蒸留の終了時に予測される損失分及び残留分の体積を考慮して、分析する前記サンプルの5%のみが前記蒸留フラスコ内に残留している時点を計算によって求め、前記加熱素子の温度Tchaufを、このように求めた時点と終点(FBP)との間に調節することを特徴とする方法。
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