JP5305517B2 - トラフ蓋の固定構造及び固定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トラフのトラフ本体に被せるトラフ蓋を、トラフ本体に固定する構造と、固定方法に関するものである。
ケーブル敷設等に用いられるトラフは、断面凹形のトラフ本体と、このトラフ本体の上に被せるトラフ蓋とから構成される。従来のトラフは、コンクリート製であったが、コンクリート製のトラフは重いため、敷設工事の際の作業者の負担が大きい。このため最近ではプラスチック製(特にプラスチック製品の廃材を用いた再生プラスチック製)のトラフが使用されるようになってきている。
プラスチック製のトラフは軽いので、工事作業者の負担は軽減されるが、鉄道線路脇などに敷設した場合、列車通過時の風圧でトラフ蓋がずれたり、外れたりするおそれがある。またトラフ蓋が突風や竜巻で巻き上げられ、線路上に落下したりすると、列車事故の原因となることも考えられる。またトラフ蓋を開けるのも容易であるため、トラフ内に敷設されているケーブル等をいたずらされるおそれもある。
この問題を解決するものとしては、トラフ本体の両側に固定クリップを取り付けて、この固定クリップでトラフ蓋の両側を固定する構造や、トラフ本体の両側にピン受け金具を固定し、このピン受け金具にトラフ蓋を貫通する押さえピンを挿入することで、トラフ蓋を固定する構造などが提案されている(特許文献1、2参照)。
また、トラフ蓋は一般に所定長さのものを、端面を突き合わせて敷設していくが、トラフ蓋の端面突き合わせ位置には隙間ができるので、この隙間から砂や土などがトラフ内に入って堆積し、ケーブルの放熱性等を阻害するおそれもある。この問題を解決するには、隣り合うトラフ蓋の端部を重ね合わせる構造にして、端面突き合わせ部(継ぎ目)から砂や土が入らないようにすることが有効である(特許文献3参照)。
特開2005−94958号公報 特開2008−199756号公報 特開2006−6024号公報
しかし、特許文献1の固定構造では、トラフ蓋を固定することはできるが、固定クリップを解除すればトラフ蓋を簡単に開けられてしまうので、いたずらを抑制することが困難である。
また、引用文献2の固定構造では、トラフ蓋を固定するための部品点数が多く、道具も必要になることから、トラフ蓋固定作業が面倒である。
また、引用文献3のトラフ蓋連結構造にすると、トラフ蓋の継ぎ目から砂や土が入り難くすることはできるが、トラフ蓋を「己」字形の連結金具で連結する構造であるため、風圧等によりトラフ蓋の継ぎ目が三角山形に持ち上がるおそれがあるという問題がある。
本発明の目的は、トラフ蓋の継ぎ目から砂や土が入り難い構造で、トラフ蓋を開け難くすると共に、トラフ蓋の浮き上がりを確実に防止できるトラフ蓋の固定構造と、固定方法を提供することにある。
本発明に係るトラフ蓋の固定構造は、
断面凹形のトラフ本体と、このトラフ本体の上に被せるトラフ蓋と、このトラフ蓋の両側をトラフ本体の両側壁部に取り付ける2つ1組の固定金具と、長手方向に隣り合うトラフ蓋を連結する連結金具とを備え、
前記トラフ蓋は、一端側の厚さ方向の下半部に長手方向へ張り出す下側重なり部を有し、他端側に隣のトラフ蓋の下側重なり部に被さる上側重なり部を有し、前記下側重なり部の幅は前記トラフ本体の両側壁部の内面間隔より大きく設定されているものからなり、
前記2つ1組の固定金具はそれぞれ、トラフ蓋からトラフ本体にかけての側面に当接する縦板部と、この縦板部の上端からトラフ蓋の上面に添うように伸び出す上側横板部と、前記縦板部の上下方向の中間からトラフ蓋の下面に添うように伸び出す下側横板部と、この下側横板部の先端からトラフ本体の側壁部の内面に向けて斜め下方に伸び出す弾性押付片とを一体に有するものからなり、
前記連結金具は、トラフ蓋の上面に当接する上面板部と、トラフ蓋の下面に当接する下面板部と、前記上面板部の長手方向中間部からほぼ前記上側重なり部の厚さ分だけ垂下する上側垂下部と、この上側垂下部の下端から前記下側重なり部の張出方向へほぼ前記下側重なり部の張出長さ分だけ伸び出す中間板部と、この中間板部の先端から前記下面板部の長手方向中間部に垂下する下側垂下部とを一体に有し、前記上面板部と上側垂下部と中間板部とで前記トラフ蓋の上側重なり部が差し込まれる上側差込部が形成され、前記中間板部と下側垂下部と下面板部とで前記トラフ蓋の下側重なり部が差し込まれる下側差込部が形成されているものからなり、
前記2つ1組の固定金具の、上側横板部と下側横板部とでトラフ蓋の両側縁部を挟み付けると共に、縦板部と弾性押付片とでトラフ本体の両側壁部の上部を挟み付けることにより、トラフ蓋をトラフ本体に固定し、前記トラフ蓋の下側重なり部を連結金具の下側差込部に差し込むと共に、その隣のトラフ蓋の上側重なり部を連結金具の上側差込部に差し込むことにより、隣り合うトラフ蓋を連結したことを特徴とするものである。
本発明に係るトラフ蓋の固定構造において、前記連結金具の、下面板部の下側差込部側の端部には、先端にトラフ蓋下面の凹みの壁部に引っ掛かるフック部を有する弾性係止片が形成されており、下側差込部にトラフ蓋の下側重なり部を差し込み、前記フック部をトラフ蓋下面の凹みの壁部に引っ掛けることにより、連結金具をトラフ蓋に固定できるようになっていることが好ましい。
また、本発明に係るトラフ蓋の固定構造において、前記固定金具の上側横板部には下向きに突片が形成され、前記トラフ蓋の上面の固定金具取付位置には前記突片が入る溝が形成されており、前記突片を前記溝に嵌め込むことにより、前記固定金具のトラフ蓋長手方向への移動が阻止されるようになっていることが好ましい。
また、本発明に係るトラフ蓋の固定構造において、前記2つ1組の固定金具は、トラフ蓋の上側重なり部付近に取り付けられていることが好ましい。
また、本発明に係るトラフ蓋の固定方法は、
断面凹形のトラフ本体と、このトラフ本体の上に被せるトラフ蓋と、このトラフ蓋の両側をトラフ本体の両側壁部に取り付ける2つ1組の固定金具と、長手方向に隣り合うトラフ蓋を連結する連結金具とを用い、
前記トラフ蓋は、一端側の厚さ方向の下半部に長手方向へ張り出す下側重なり部を有し、他端側に隣のトラフ蓋の下側重なり部に被さる上側重なり部を有し、前記下側重なり部の幅は前記トラフ本体の両側壁部の内面間隔より大きく設定されているものからなり、
前記2つ1組の固定金具はそれぞれ、トラフ蓋からトラフ本体にかけての側面に当接する縦板部と、この縦板部の上端からトラフ蓋の上面に添うように伸び出す上側横板部と、前記縦板部の上下方向の中間からトラフ蓋の下面に添うように伸び出す下側横板部と、この下側横板部の先端からトラフ本体の側壁部の内面に向けて斜め下方に伸び出す弾性押付片とを一体に有するものからなり、
前記連結金具は、トラフ蓋の上面に当接する上面板部と、トラフ蓋の下面に当接する下面板部と、前記上面板部の長手方向中間部からほぼ前記上側重なり部の厚さ分だけ垂下する上側垂下部と、この上側垂下部の下端から前記下側重なり部の張出方向へほぼ前記下側重なり部の張出長さ分だけ伸び出す中間板部と、この中間板部の先端から前記下面板部の長手方向中間部に垂下する下側垂下部とを一体に有し、前記上面板部と上側垂下部と中間板部とで前記トラフ蓋の上側重なり部が差し込まれる上側差込部が形成され、前記中間板部と下側垂下部と下面板部とで前記トラフ蓋の下側重なり部が差し込まれる下側差込部が形成されているものからなり、
前記2つ1組の固定金具の、上側横板部と下側横板部とでトラフ蓋の両側縁部を挟み付けることにより固定金具をトラフ蓋に取り付け、前記連結金具の下側差込部にトラフ蓋の下側重なり部を差し込むことにより連結金具をトラフ蓋に取り付けた後、前記連結金具の上側差込部に、先にトラフ本体に固定されているトラフ蓋の上側重なり部を差し込み、かつ前記固定金具の縦板部と弾性押付片とでトラフ本体の両側壁部の上部を挟み付けることにより、トラフ蓋をトラフ本体に固定することを特徴とするものである。
本発明に係るトラフ固定構造又はトラフ固定方法を利用することにより、長手方向に敷設されたトラフ本体に、トラフ蓋を被せて固定したトラフ線路を敷設することができ、トラフ線路を構成することができる。
本発明によれば、トラフ蓋を敷設した場合、隣り合うトラフ蓋の下側重なり部と上側重なり部が上下に重なり合う構成になるため、隣り合うトラフ蓋の隙間から砂や砂利などが入り込むのを防止できる。また、連結金具の上面板部がトラフ蓋の上面側の継ぎ目に跨ってトラフ蓋の上面に当接し、下面板部がトラフ蓋の下面側の継ぎ目に跨ってトラフ蓋の下面に当接するため、トラフ蓋の継ぎ目の部分が三角山形に持ち上がるおそれもなくなり、トラフ蓋の連結状態を安定に維持することができる。さらに、トラフ蓋の両側縁が固定金具によってトラフ本体の両側壁部に固定されるため、連結されたトラフ蓋の浮き上がりを確実に防止することができる。しかも固定金具は、上側横板部と下側横板部とでトラフ蓋の両側縁部を挟み付けると共に、縦板部(の下側差込部以下の部分)と弾性押付片とでトラフ本体の両側壁部の上部を挟み付ける構造であるため、トラフ蓋及びトラフ本体への取り付けを、道具を用いることなく簡単に行うことができる。
また、連結金具の、下面板部の下側差込部側の端部に、先端にトラフ本体の下面の凹みの壁部に引っ掛かるフック部を有する弾性係止片を形成しておけば、下側差込部にトラフ蓋の下側重なり部を差し込み、前記フック部をトラフ本体下面の凹みの壁部に引っ掛けることで、連結金具をトラフ蓋に簡単に取り付けることができる。このためトラフ蓋の敷設作業を効率よく行うことができる。
また、固定金具の上側横板部から下向きに突片を形成し、トラフ蓋の上面の固定金具取付位置に前記突片が入る溝を形成しておけば、固定金具をトラフ蓋に取り付ける際に前記突片を前記溝に嵌め込むことにより、固定金具のトラフ蓋長手方向への移動が阻止されるので、トラフ蓋の固定状態を安定に維持することができる。
また、固定金具をトラフ蓋の上側重なり部付近に取り付けておくと、トラフ蓋のトラフ本体への固定と、トラフ蓋同士の連結が接近した位置で行われるため、トラフ蓋の固定状態をより安定させることができる。
本発明に係るトラフ蓋固定構造の一実施例を示す、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)はトラフ蓋の下側重なり部側から見た断面図。 図1の固定構造に使用した、(A)は固定金具の斜視図、(B)は連結金具の斜視図。 本発明に係るトラフ蓋固定方法で、トラフ蓋に固定金具及び連結金具を取り付けた状態を示す、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は底面図、(D)は正面図、(E)は背面図。 トラフ蓋への固定金具の取付部を示す、図3のX−X線における断面図。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。図1〜図4は本発明の一実施例を示す。図において、11はトラフ本体、13はトラフ本体11の上に被せるトラフ蓋、15はトラフ蓋13をトラフ本体11に固定する固定金具、17は長手方向に隣り合うトラフ蓋13、13を連結する連結金具である。
トラフ本体11は、プラスチック製で、底板部19と両側壁部21を有する断面凹形のもので、所定長さのものを長手方向に端面を突き合わせて敷設される。
トラフ蓋13は、プラスチック製で、所定長さの板状のもので、これも長手方向に端面を突き合わせて敷設される。トラフ蓋13は、一端側の厚さ方向の下半部に長手方向に張り出す下側重なり部23を有し、他端側に隣のトラフ蓋13の下側重なり部23に被さる上側重なり部25を有している。下側重なり部23の幅はトラフ本体11の両側壁部21の内面間隔より大きく、外面間隔より小さく設定され、上側重なり部25の両側は下側重なり部23の両側面を覆うように形成されている。これにより、トラフ本体11上にトラフ蓋13を敷設する場合、隣り合うトラフ蓋13の下側重なり部23と上側重なり部25が重なり合うように敷設することにより、トラフ蓋13の継ぎ目から砂や土がトラフ本体11内に入り込まないようになる。
固定金具15は、トラフ蓋13の両側縁をトラフ本体11の両側壁部21に取り付けるため2つ1組で使用される。各固定金具15はそれぞれ、図1(C)及び図2(A)に示すようにトラフ蓋13からトラフ本体11にかけての側面に当接する縦板部27と、この縦板部27の上端からトラフ蓋13の上面に添うように伸び出す上側横板部29と、前記縦板部27の上下方向の中間からトラフ蓋13の下面に添うように伸び出す下側横板部31と、この下側横板部31の先端からトラフ本体11の側壁部21の内面に向けて斜め下方に伸び出す弾性押付片33とを一体に有するものである。
弾性押付片33の下端には、側壁部21の内面に向けて斜め上向きに折り返されたガイド片35が形成されている。このガイド片35はトラフ本体11の側壁部21上部への固定金具15の取り付けを容易に行うためのものである。なお、トラフ本体11の側壁部21の内面の、ガイド片35先端部との対向部分には、窪みを形成しておくことが望ましい。このような窪みを形成しておくと、ガイド片35の先端部が窪みに引っ掛かるため、固定金具15をトラフ本体11の側壁部21に、より強固に固定できる。また、上側横板部29の両側には、下向きに突片37が形成されている。この突片37は、固定金具15がトラフ蓋長手方向へ移動するのを阻止するためのものである(後述)。
また、連結金具17は、図1(B)及び図2(B)に示すように、トラフ蓋13の上面側の継ぎ目に跨ってトラフ蓋13の上面に当接する上面板部39と、トラフ蓋13の下面側の継ぎ目に跨ってトラフ蓋13の下面に当接する下面板部41と、前記上面板部39の長手方向中間部からほぼ上側重なり部25の厚さ分だけ垂下する上側垂下部43と、この上側垂下部43の下端から前記下側重なり部23の張出方向へほぼ前記下側重なり部23の張出長さ分だけ伸び出す中間板部45と、この中間板部45の先端から前記下面板部41の長手方向中間部に垂下する下側垂下部47とを一体に有するものである。これにより、上面板部39と上側垂下部43と中間板部45とでトラフ蓋の上側重なり部25が差し込まれる上側差込部49が形成され、かつ中間板部45と下側垂下部47と下面板部41とでトラフ蓋の下側重なり部23が差し込まれる下側差込部51が形成されている。
また、連結金具17の、下面板部41の下側差込部51側の端部には、先端にフック部55を有する弾性係止片53が形成されている。この弾性係止片53は、連結金具17をトラフ蓋15に確実に固定するためのものである(後述)。
固定金具15及び連結金具17は、トラフ蓋13を敷設しながらトラフ蓋に取り付けてもよいが、トラフ蓋13を敷設する前に、図3のようにトラフ蓋13に取り付けておくことが好ましい。すなわち、2つ1組の固定金具15は、上側横板部29と下側横板部31とでトラフ蓋13の両側縁部を挟み付けることにより、トラフ蓋13の上側重なり部25付近に取り付けられる。トラフ蓋13の上面の固定金具取付位置には、図4に示すように、固定金具15の突片37が入る溝57が形成されており、この溝57に前記突片37を嵌め込むことにより、固定金具15のトラフ蓋長手方向への移動(位置ずれ)が阻止されるようになっている。
なお、図3に示すトラフ蓋13は、トラフ蓋13の下側重なり部23付近にも溝57が形成され、この位置にも固定金具を取り付けることができるようになっている。しかし、トラフ蓋13の下側重なり部23付近に固定金具を取り付けると、連結金具17との関係で、トラフ蓋の敷設作業がやり難くなるので、固定金具15は図3のようにトラフ蓋13の上側重なり部25付近のみに取り付けることが好ましい。
また、図3に示すトラフ蓋13は、軽量化のため、下面に凹み59が設けられ、この凹み59内に縦横に補強リブ61が形成されている。さらにトラフ蓋13の下面には、トラフ蓋13をトラフ本体11に被せた際に、トラフ本体11の両側壁部21の内側に入ってトラフ蓋13が横移動しないように位置決めする位置決め片63が形成されている(図1では図示を省略)。
一方、連結金具17は、その下側差込部51(図2(B)参照)にトラフ蓋13の下側重なり部23を差し込み、フック部55をトラフ蓋13の下面の凹み59の壁部65に引っ掛けることにより、トラフ蓋13に取り付けられる。
トラフ蓋13に図3のように固定金具15及び連結金具17を取り付けておくと、トラフ蓋13を敷設する場合には、一つ前にトラフ本体に被せられたトラフ蓋の上側重なり部の下に、次に被せるトラフ蓋13の下側重なり部23を差し込みながら、当該トラフ蓋13の上側重なり部25側(後端側)を押し下げればよい。すると、連結金具17の上側差込部49に一つ前のトラフ蓋の上側重なり部が差し込まれて、隣り合うトラフ蓋を連結することができ、固定金具15の縦板部27(の下側差込部51以下の部分)と弾性押付片33とがトラフ本体11の両側壁部21の上部を挟み付けて、トラフ蓋13をトラフ本体11に固定することができる。この作業を繰り返すことで、図1のようなトラフ蓋固定構造を簡単に構成することができる。
11:トラフ本体
13:トラフ蓋
15:固定金具
17:連結金具
19:底板部
21:側壁部
23:下側重なり部
25:上側重なり部
27:縦板部
29:上側横板部
31:下側横板部
33:弾性押付片
35:ガイド片
37:突片
39:上面板部
41:下面板部
43:上側垂下部
45:中間板部
47:下側垂下部
49:上側差込部
51:下側差込部
53:弾性係止片
55:フック部
57:溝
59:凹み
61:補強リブ
63:位置決め片
65:壁部

Claims (5)

  1. 断面凹形のトラフ本体(11)と、このトラフ本体の上に被せるトラフ蓋(13)と、このトラフ蓋の両側をトラフ本体の両側壁部に取り付ける2つ1組の固定金具(15)と、長手方向に隣り合うトラフ蓋を連結する連結金具(17)とを備え、
    前記トラフ蓋(13)は、一端側の厚さ方向の下半部に長手方向へ張り出す下側重なり部(23)を有し、他端側に隣のトラフ蓋の下側重なり部に被さる上側重なり部(25)を有し、前記下側重なり部(23)の幅は前記トラフ本体(11)の両側壁部(21)の内面間隔より大きく設定されているものからなり、
    前記2つ1組の固定金具(15)はそれぞれ、トラフ蓋(13)からトラフ本体(11)にかけての側面に当接する縦板部(27)と、この縦板部の上端からトラフ蓋(13)の上面に添うように伸び出す上側横板部(29)と、前記縦板部(27)の上下方向の中間からトラフ蓋(13)の下面に添うように伸び出す下側横板部(31)と、この下側横板部の先端からトラフ本体の側壁部(21)の内面に向けて斜め下方に伸び出す弾性押付片(33)とを一体に有するものからなり、
    前記連結金具(17)は、トラフ蓋(13)の上面に当接する上面板部(39)と、トラフ蓋の下面に当接する下面板部(41)と、前記上面板部(39)の長手方向中間部からほぼ前記上側重なり部(25)の厚さ分だけ垂下する上側垂下部(43)と、この上側垂下部の下端から前記下側重なり部(23)の張出方向へほぼ前記下側重なり部の張出長さ分だけ伸び出す中間板部(45)と、この中間板部の先端から前記下面板部(41)の長手方向中間部に垂下する下側垂下部(47)とを一体に有し、前記上面板部(39)と上側垂下部(43)と中間板部(45)とで前記トラフ蓋の上側重なり部(25)が差し込まれる上側差込部(49)が形成され、前記中間板部(45)と下側垂下部(47)と下面板部(41)とで前記トラフ蓋の下側重なり部(23)が差し込まれる下側差込部(51)が形成されているものからなり、
    前記2つ1組の固定金具(15)の、上側横板部(29)と下側横板部(31)とでトラフ蓋(13)の両側縁部を挟み付けると共に、縦板部(27)と弾性押付片(33)とでトラフ本体(11)の両側壁部(21)の上部を挟み付けることにより、トラフ蓋(13)をトラフ本体(11)に固定し、前記トラフ蓋(13)の下側重なり部(23)を連結金具(17)の下側差込部(51)に差し込むと共に、その隣のトラフ蓋(13)の上側重なり部(25)を連結金具(17)の上側差込部(49)に差し込むことにより、隣り合うトラフ蓋(13)を連結したことを特徴とするトラフ蓋の固定構造。
  2. 前記連結金具(17)の、下面板部(41)の下側差込部(51)側の端部には、先端にトラフ蓋下面の凹み(59)の壁部(65)に引っ掛かるフック部(55)を有する弾性係止片(53)が形成されており、下側差込部(51)にトラフ蓋の下側重なり部(23)を差し込み、前記フック部(55)をトラフ蓋下面の凹み(59)の壁部(65)に引っ掛けることにより、連結金具(17)をトラフ蓋(13)に固定できるようになっていることを特徴とする請求項1記載のトラフ蓋の固定構造。
  3. 前記固定金具(15)の上側横板部(29)には下向きに突片(37)が形成され、前記トラフ蓋(13)の上面の固定金具取付位置には前記突片(37)が入る溝(57)が形成されており、前記突片(37)を前記溝(57)に嵌め込むことにより、前記固定金具(15)のトラフ蓋長手方向への移動が阻止されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のトラフ蓋の固定構造。
  4. 前記2つ1組の固定金具(15)は、トラフ蓋(13)の上側重なり部(25)付近に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のトラフ蓋の固定構造。
  5. 断面凹形のトラフ本体(11)と、このトラフ本体の上に被せるトラフ蓋(13)と、このトラフ蓋の両側をトラフ本体の両側壁部に取り付ける2つ1組の固定金具(15)と、長手方向に隣り合うトラフ蓋を連結する連結金具(17)とを用い、
    前記トラフ蓋(13)は、一端側の厚さ方向の下半部に長手方向へ張り出す下側重なり部(23)を有し、他端側に隣のトラフ蓋の下側重なり部に被さる上側重なり部(25)を有し、前記下側重なり部(23)の幅は前記トラフ本体(11)の両側壁部(21)の内面間隔より大きく設定されているものからなり、
    前記2つ1組の固定金具(15)はそれぞれ、トラフ蓋(13)からトラフ本体(11)にかけての側面に当接する縦板部(27)と、この縦板部の上端からトラフ蓋(13)の上面に添うように伸び出す上側横板部(29)と、前記縦板部(27)の上下方向の中間からトラフ蓋(13)の下面に添うように伸び出す下側横板部(31)と、この下側横板部の先端からトラフ本体の側壁部(21)の内面に向けて斜め下方に伸び出す弾性押付片(33)とを一体に有するものからなり、
    前記連結金具(17)は、トラフ蓋(13)の上面に当接する上面板部(39)と、トラフ蓋の下面に当接する下面板部(41)と、前記上面板部(39)の長手方向中間部からほぼ前記上側重なり部(25)の厚さ分だけ垂下する上側垂下部(43)と、この上側垂下部の下端から前記下側重なり部(23)の張出方向へほぼ前記下側重なり部の張出長さ分だけ伸び出す中間板部(45)と、この中間板部の先端から前記下面板部(41)の長手方向中間部に垂下する下側垂下部(47)とを一体に有し、前記上面板部(39)と上側垂下部(43)と中間板部(45)とで前記トラフ蓋の上側重なり部(25)が差し込まれる上側差込部(49)が形成され、前記中間板部(45)と下側垂下部(47)と下面板部(41)とで前記トラフ蓋の下側重なり部(23)が差し込まれる下側差込部(51)が形成されているものからなり、
    前記2つ1組の固定金具(15)の、上側横板部(29)と下側横板部(31)とでトラフ蓋(13)の両側縁部を挟み付けることにより固定金具(15)をトラフ蓋(13)に取り付け、前記連結金具(17)の下側差込部(51)にトラフ蓋(13)の下側重なり部(23)を差し込むことにより連結金具(17)をトラフ蓋(13)に取り付けた後、前記連結金具(17)の上側差込部(49)に、先にトラフ本体(11)に固定されているトラフ蓋(13)の上側重なり部(25)を差し込み、かつ前記固定金具(15)の縦板部(27)と弾性押付片(33)とでトラフ本体(11)の両側壁部(21)の上部を挟み付けることにより、トラフ蓋(13)をトラフ本体(11)に固定することを特徴とするトラフ蓋の固定方法。
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