JP5304923B1 - 音声処理装置 - Google Patents

音声処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5304923B1
JP5304923B1 JP2012108529A JP2012108529A JP5304923B1 JP 5304923 B1 JP5304923 B1 JP 5304923B1 JP 2012108529 A JP2012108529 A JP 2012108529A JP 2012108529 A JP2012108529 A JP 2012108529A JP 5304923 B1 JP5304923 B1 JP 5304923B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
digital
surround
output
right audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012108529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013236315A (ja
Inventor
和利 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP2012108529A priority Critical patent/JP5304923B1/ja
Priority to EP13166457.5A priority patent/EP2663098B1/en
Priority to US13/886,395 priority patent/US20130301857A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5304923B1 publication Critical patent/JP5304923B1/ja
Publication of JP2013236315A publication Critical patent/JP2013236315A/ja
Priority to US15/348,543 priority patent/US20170078817A1/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R27/00Public address systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2227/00Details of public address [PA] systems covered by H04R27/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2227/005Audio distribution systems for home, i.e. multi-room use
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2420/00Details of connection covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2420/01Input selection or mixing for amplifiers or loudspeakers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2430/00Signal processing covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2430/01Aspects of volume control, not necessarily automatic, in sound systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S2400/00Details of stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
    • H04S2400/01Multi-channel, i.e. more than two input channels, sound reproduction with two speakers wherein the multi-channel information is substantially preserved

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】 メインルームに配置される機器に加えてサブルームに配置される機器に音声信号を出力する音声処理装置において、デジタルアナログ変換器の数を削減する。
【解決手段】 音声処理装置は、デジタル形式の拡張左音声信号及び拡張右音声信号が入力されてアナログ形式の拡張左音声信号及び拡張右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号が入力されてアナログ形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を出力するデジタルアナログ変換手段と、デジタルアナログ変換手段に、拡張左音声信号及び拡張右音声信号の組合わせ、又は、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号の組合わせのいずれを供給するかを切換える入力切換手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、マルチチャンネル音声データを再生する音声処理装置に関する。
AVアンプ等の音声処理装置と、BD(ブルーレイ)プレーヤ等のコンテンツ再生装置と、AVアンプに接続される複数のスピーカー(メインルーム用スピーカー及びサブルーム用スピーカー)を備える音声処理システムが利用されている。AVアンプ、BDプレーヤおよびメインルーム用スピーカーは、メインルームに配置される。サブルーム用スピーカーはサブルームに配置される。AVアンプは、BDプレーヤから送信されるマルチチャンネル音声データを受信し、受信したマルチチャンネル音声データに基づいて、増幅した音声信号をメインルーム用スピーカー及びサブループ用スピーカーに供給する。その結果、1つのAVアンプおよび1つのBDプレーヤを使用して、メインルームに配置されたメインルーム用スピーカー及びサブルームに配置されたサブルーム用スピーカーの双方においてオーディオ信号を再生することができる。
AVアンプには、BDプレーヤから送信されたマルチチャンネル音声データ(すなわちデジタル音声信号)をアナログ音声信号に変換するためにDA(デジタルアナログ)変換回路が設けられている。また、AVアンプが、音声処理を実行するためのDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を備える場合、AVアンプは入力されるアナログ音声信号をAD(アナログデジタル)変換回路において一旦デジタル音声信号に変換した後、DSPにおいて音声処理を実行し、その後、DA変換回路においてアナログ音声信号に再変換する。
従来のAVアンプにおいて、メインルームに配置されたメインルーム用スピーカーに供給するためのアナログ音声信号を生成するためのDA変換回路に加えて、サブルームに配置されたサブルーム用スピーカーに供給するためのアナログ音声信号を生成するためのDA変換回路を設ける必要がある。メインルームで再生されるマルチチャンネル音声データは、図3に示すように、左音声信号L(前方左音声信号)、右音声信号R(前方右音声信号)、中央音声信号C、低域左音声信号SWL、低域右音声信号SWR、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、左外側音声信号LW、右外側音声信号RW、左上側音声信号LH、右上側音声信号RH等が含まれる。従って、これらのチャンネルの音声信号に対応するDA変換回路に加えて、サブルーム用の音声信号に対応するDA変換回路を設ける必要がある。従って、DA変換回路の数が多くなってしまい、コストや回路規模が増大するという問題がある。
特開2011−229113号公報 特開2010−183203号公報 特開2010−114640号公報 特開2010−183202号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、メインルームに配置される機器に加えてサブルームに配置される機器に音声信号を出力する音声処理装置において、デジタルアナログ変換器の数を削減することができる音声処理装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態による音声処理装置は、デジタル形式の拡張左音声信号及び拡張右音声信号が入力されてアナログ形式の拡張左音声信号及び拡張右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号が入力されてアナログ形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を出力するデジタルアナログ変換手段と、前記デジタルアナログ変換手段に、拡張左音声信号及び拡張右音声信号の組合わせ、又は、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号の組合わせのいずれを供給するかを切換える入力切換手段とを備える。
本実施形態の音声処理装置においては、拡張左音声信号及び拡張右音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段とを兼用することにより、デジタルアナログ変換手段の個数を削減することができる。また、仮に、基本の5.1chの内のある音声信号(例えば、サラウンド左音声信号、サラウンド右音声信号)をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と兼用させる場合には、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を再生する場合に、サラウンド左音声信号、サラウンド右音声信号を再生することができなくなる。しかし、本実施形態によると、拡張左音声信号及び拡張右音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と兼用させているので、基本の5.1chの音声信号を再生しながら、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を再生することができる。
好ましい実施形態においては、上記音声処理装置は、拡張左音声出力端子と、拡張右音声出力端子と、サブルーム用左音声出力端子と、サブルーム用右音声出力端子と、前記拡張左音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力される拡張左音声信号を供給し、かつ、前記拡張右音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力される拡張右音声信号を供給するか、あるいは、前記サブルーム用左音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用左音声信号を供給し、かつ、前記サブルーム用右音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用右音声信号を供給するかを切換える出力切換手段とをさらに備える。
本実施形態の音声処理装置においては、サブルーム用左音声出力端子と、サブルーム用右音声出力端子とが、拡張左音声出力端子と、拡張右音声出力端子とは別個に設けられている。なお、サブルーム用左音声出力端子及びサブルーム用右音声出力端子は、特に限定されないが、スピーカー端子でも、プリアウト端子でも良い。そして、出力切換手段によって、再生すべきチャンネルの出力端子に音声信号を供給することができる。
本発明の別の好ましい実施形態による音声処理装置は、デジタル形式の第1左音声信号及び第1右音声信号が入力されてアナログ形式の第1左音声信号及び第1右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式の第1左音声信号及び拡張左音声信号が入力されてアナログ形式の第1左音声信号及び拡張左音声信号を出力する第1デジタルアナログ変換手段と、デジタル形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号が入力されてアナログ形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式の第1右音声信号及び拡張右音声信号が入力されてアナログ形式の第1右音声信号及び拡張右音声信号を出力する第2デジタルアナログ変換手段と、前記第1デジタルアナログ変換手段に、第1左音声信号及び第1右音声信号の組み合わせを供給し、前記第2デジタルアナログ変換手段に、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号の組み合わせを供給する、又は、前記第1デジタルアナログ変換手段に、第1左音声信号及び拡張左音声信号の組み合わせを供給し、前記第2デジタルアナログ変換手段に、第1右音声信号及び拡張右音声信号の組み合わせを供給するかを切換える入力切換手段とを備える。
本実施形態の音声処理装置においては、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、第1右音声信号及び拡張右音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段とを兼用し(第2デジタルアナログ変換手段)、第1左音声信号及び第1右音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、第1左音声信号及び拡張左音声信号をデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換手段とを兼用している(第1デジタルアナログ変換手段)ので、デジタルアナログ変換手段の個数を削減することができる。また、本実施形態によると、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を再生する場合には、第1デジタルアナログ変換手段が、第1左音声信号及び第1右音声信号をデジタルアナログ変換するので、基本の5.1chの音声信号を再生しながら、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を再生することができる。
好ましい実施形態においては、上記音声処理装置は、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用左音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用右音声信号を供給するか、あるいは、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される拡張左音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される拡張右音声信号を供給するかを切換える出力切換手段をさらに備える。
好ましい実施形態においては、上記音声処理装置は、第1左音声出力端子と、第1右音声出力端子と、拡張左音声出力端子と、拡張右音声出力端子と、サブルーム用左音声出力端子と、サブルーム用右音声出力端子とをさらに備え、前記出力切換手段が、前記第1左音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第1右音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、かつ、前記サブルーム用左音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用左音声信号を供給し、かつ、前記サブルーム用右音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用右音声信号を供給するか、あるいは、前記第1左音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第1右音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、前記拡張左音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される拡張左音声信号を供給し、かつ、前記拡張右音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される拡張右音声信号を供給するかを切換える。
好ましい実施形態においては、上記音声処理装置は、第1差動回路と、第2差動回路とをさらに備え、前記第1デジタルアナログ変換手段が、入力される第1左音声信号に基づいて、第1左音声信号と、第1左音声信号の反転信号とを出力し、前記第2デジタルアナログ変換手段が、入力される第1右音声信号に基づいて、第1右音声信号と、第1右音声信号の反転信号とを出力し、前記第1差動回路が、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号が正側入力に入力され、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号の反転信号が負側入力に入力されることにより、第1左音声信号の振幅を倍増させた信号を出力し、前記第2差動回路が、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号が正側入力に入力され、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号の反転信号が負側入力に入力されることにより、第1右音声信号の振幅を倍増させた信号を出力し、前記出力切換手段が、前記態様に加えて、さらに、前記第1差動回路から出力される第1左音声信号を前記第1左音声出力端子に供給し、前記第2差動回路から出力される第1右音声信号を前記第1右音声出力端子に供給するかを切換える。
本実施形態の音声処理装置においては、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を再生しない場合に、第1左音声信号および第1右音声信号を差動回路を用いて、振幅値を倍増させて出力することができる。
好ましい実施形態においては、前記拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり、前記拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかである。
好ましい実施形態においては、前記第1左音声信号が、前方左音声信号及びサラウンド左音声信号のいずれかであり、前記第1右音声信号が、前方右音声信号及びサラウンド右音声信号のいずれかである。
本発明は、上記いずれかの構成を備えることによって、メインルームに配置される機器に加えてサブルームに配置される機器に音声信号を出力する音声処理装置において、デジタルアナログ変換器の数を削減することができる音声処理装置を提供することができる。
AVアンプ及びスピーカーの配置を示す図である。 AVアンプを含む音声再生システムを示すブロック図である。 マルチチャンネル音声データのチャンネルを説明する図である。 音声処理部の構成を示す回路ブロック図である。 音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 別のマルチチャンネル音声データのチャンネルを説明する図である。 音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態における音声処理部の変形例を示す回路ブロック図である。
以下、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ再生装置(以下、BDプレーヤという。)、音声処理装置(以下、AVアンプという。)及びディスプレイ装置を備える音声再生システムついて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、AVアンプ1、及び、各スピーカーの配置の一例を説明する図である。BDプレーヤ、AVアンプ、ディスプレイ装置及びメインルーム用スピーカーはメインルームに配置され、サブルーム用スピーカーはサブルームに配置されている。サブルームは、商品上、ZONE2、ZONE3、ZONE4等と呼ばれている。
AVアンプ1には、メインルーム用スピーカーである、左スピーカーSL、右スピーカーSR、中央スピーカーSC、低域左スピーカーSSWL、低域右スピーカーSSWR、サラウンド左スピーカーSSL、サラウンド右スピーカーSSR、サラウンド後方左スピーカーSSBL、サラウンド後方右スピーカーSSBR、左上側スピーカーSLH、右上側スピーカーSRH、左外側スピーカーSLW、右外側スピーカーSRWが接続されている。また、AVアンプ1には、サブルーム用スピーカーである、サブルーム左スピーカーSZLおよびサブルーム右スピーカーSZRが接続されている。
図2は、音声再生システムの構成を示すブロック図である。BDプレーヤ100、AVアンプ1及びディスプレイ装置200は、例えばHDMI規格に準拠し、HDMIケーブルを介して相互に接続されている。BDプレーヤ100は、マルチチャンネル音声データ及び映像データを含むHDMIデータをAVアンプ1に送信する。AVアンプ1は、BDプレーヤ100から受信したHDMIデータに含まれるマルチチャンネル音声データを増幅してスピーカーに出力する。また、AVアンプ1は、映像データを含むHDMIデータをディスプレイ装置200に送信する。ディスプレイ装置200は、AVアンプ1から受信したHDMIデータに含まれる映像データを表示する。
AVアンプ1は、制御部2と、HDMI受信部3と、HDMI送信部4と、音声処理部5と、操作部6と、表示部7と、HDMI端子8、9とを有している。AVアンプ1には、スピーカー300(図1の各メインルーム用スピーカー及びサブルーム用スピーカーに相当)が接続されている。
HDMI受信部3は、BDプレーヤ100から送信されたHDMIデータを受信して、受信したHDMIデータから元の映像データを生成し、HDMI送信部4に供給する。また、HDMI受信部3は、受信したHDMIデータから元のマルチチャンネル音声データを生成して、音声処理部5に供給する。
音声処理部5は、HDMI受信部3から供給されたマルチチャンネル音声データをデコードし、音響処理、D/A変換処理、ボリューム調整処理、増幅処理等の各処理を実行し、スピーカー300に各チャンネルの音声信号を供給する。音声処理部5に供給されるマルチチャンネル音声データについて説明する。Dolby True HD、Dolby Digital Plus、DTS-HD等のHD(High Definition)関連の音声フォーマットにおいては、図3に示すように、例えば、左音声信号L(前方左音声信号)、右音声信号R(前方右音声信号)、中央音声信号C、低域左音声信号SWL、低域右音声信号SWR、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、左外側音声信号LW、右外側音声信号RW、左上側音声信号LH、右上側音声信号RH等が含まれる。
サラウンド後方左音声信号SBLは、ユーザの後方左側の位置から再生される音声信号である。サラウンド後方右音声信号SBRは、ユーザの後方右側の位置から再生される音声信号である。左外側音声信号LWは、左音声信号Lの外側(左側)の位置(つまりユーザの前方左外側)から再生される音声信号である。右外側音声信号RWは、右音声信号Rの外側(右)の位置(つまりユーザの前方右外側)から再生される音声信号である。左上側音声信号LHは、左音声信号Lの上側の位置(つまりユーザの前方左上側)から再生される音声信号である。右上側音声信号RHは、右音声信号Rの上側の位置(つまりユーザの前方右上側)から再生される音声信号である。
図4は、音声処理部5の要部を示すブロック図である。音声処理部5は、DAC(デジタルアナログ変換器)11(11a〜11h)、LPF(低域通過フィルタ)12(12a〜12n)、差動回路13(13a〜13f)、スイッチS1〜S15、音量調整部14(アンプ回路も含む)、及び、スピーカー端子15(15a〜15o)を有する。なお、DAC11の前段に設けられるDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等については記載を省略している。
図示しないDSPは、HDMI受信部3から供給されるマルチチャンネル音声データをデコードし、各チャンネルの音声データを生成する。生成された各チャンネルの音声データはDAC11a〜11f、及び、スイッチS1の入力側に供給される。
詳細には、左音声信号L及び左上側音声信号LHの組合せL/LHが、DSPからDAC11aに供給される。右音声信号R及び右上側音声信号RHの組合せR/RHが、DSPからDAC11bに供給される。中央音声信号Cが、DSPからDAC11cに供給される。サラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLが、DSPからDAC11dに供給される。サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRが、DSPからDAC11eに供給される。低域左音声信号SWL及び低域右音声信号SWRの組合せSWL/SWRが、DSPからDAC11fに供給される。左外側音声信号LW及び右外側音声信号RWの組合せLW/RWが、DSPからスイッチS1の入力側の一端(図示下側の端子)に供給される。また、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRが、HDMI受信部3からスイッチS1の入力側の他端(図示上側の端子)に供給される。
DAC11は、制御部2から供給される各クロック信号に基づいて、供給される各チャンネルの音声信号(デジタル音声信号)をデジタル−アナログ変換し、各チャンネルのアナログ音声信号を、LPF12に供給する。
詳細には、DAC11aは、左音声信号L及び左上側音声信号LHの組合せL/LHが供給され、アナログの左音声信号LをLPF12aに供給し、アナログの左上側音声信号LHをLPF12bに供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、アナログの左音声信号LをLPF12aに供給し、アナログの左音声信号Lの反転信号L−をLPF12bに供給する)。
DAC11bは、右音声信号R及び右上側音声信号RHの組合せR/RHが供給され、アナログの右音声信号RをLPF12cに供給し、アナログの右上側音声信号RHをLPF12dに供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、アナログの右音声信号RをLPF12cに供給し、アナログの右音声信号Rの反転信号R−をLPF12dに供給する)。
DAC11cは、中央音声信号Cが供給され、アナログの中央音声信号CをLPF12eに供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、アナログの中央音声信号CをLPF12eに供給し、アナログの中央音声信号Cの反転信号C−をLPF12fに供給する)。
DAC11dは、サラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLが供給され、アナログのサラウンド左音声信号SLをLPF12gに供給し、アナログのサラウンド後方左側音声信号SBLをLPF12hに供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、アナログのサラウンド左音声信号SLをLPF12gに供給し、アナログのサラウンド左音声信号SLの反転信号SL−をLPF12hに供給する)。
DAC11eは、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRが供給され、アナログのサラウンド右音声信号SRをLPF12iに供給し、アナログのサラウンド後方右側音声信号SBRをLPF12jに供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、アナログのサラウンド右音声信号SRをLPF12iに供給し、アナログのサラウンド右音声信号SRの反転信号SR−をLPF12jに供給する)。
DAC11fは、低域左音声信号SWL及び低域右音声信号SWRの組合せSWL/SWRが供給され、アナログの低域左音声信号SWLをLPF12kに供給し、アナログの低域右音声信号SWRをLPF12lに供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、アナログの低域左音声信号SWLをLPF12kに供給し、アナログの低域左音声信号SWLの反転信号SWL−をLPF12lに供給する)。
スイッチS1は、制御部2からの指示に応じて制御され、左外側音声信号LW及び右外側音声信号RWの組合せLW/RWをDAC11hに供給するか、あるいは、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをDAC11hに供給するかを切換える。
DAC11hは、スイッチS1から左外側音声信号LW及び右外側音声信号RWの組合せLW/RWが供給され、アナログの左外側音声信号LWをLPF12mに供給し、アナログの右外側音声信号RWをLPF12nに供給する。あるいは、DAC11hは、サブルーム用スピーカーに音声信号を出力する場合において、スイッチS1からサブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRが供給され、アナログのサブルーム左音声信号ZLをLPF12mに供給し、アナログのサブルーム右音声信号ZRをLPF12nに供給する。
LPF12は、供給される各チャンネルの音声信号から高周波成分(高周波ノイズ)を除去し、差動回路13、スイッチ、音量調整部14等に供給する。
詳細には、LPF12aは、左音声信号Lを、スイッチS4、及び、差動回路13aの正側入力端子に供給する。LPF12bは、左上側音声信号LHを、音量調整部14、及び、差動回路13aの負側入力端子に供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、 LPF12bは、左音声信号Lの反転信号L−を差動回路13aの負側入力端子に供給する)。
LPF12cは、右音声信号Rを、スイッチS6、及び、差動回路13bの正側入力端子に供給する。LPF12dは、右上側音声信号RHを、音量調整部14、及び、差動回路13bの負側入力端子に供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、LPF12dは、右音声信号Rの反転信号R−を差動回路13bの負側入力端子に供給する)。
LPF12eは、中央音声信号Cを、スイッチS8、及び、差動回路13cの正側入力端子に供給する。差動出力を実行する場合において、LPF12fは、中央音声信号Cの反転信号C−を差動回路13cの負側入力端子に供給する)。
LPF12gは、サラウンド左音声信号SLを、スイッチS10、及び、差動回路13dの正側入力端子に供給する。LPF12hは、サラウンド後方左音声信号SBLを、音量調整部14、及び、差動回路13dの負側入力端子に供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、LPF12hは、サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−を差動回路13dの負側入力端子に供給する)。
LPF12iは、サラウンド右音声信号SRを、スイッチS12、及び、差動回路13eの正側入力端子に供給する。LPF12jは、サラウンド後方右音声信号SBRを、音量調整部14、及び、差動回路13eの負側入力端子に供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、LPF12jは、サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−を差動回路13eの負側入力端子に供給する)。
LPF12kは、低域左音声信号SWLを、スイッチS14、及び、差動回路13fの正側入力端子に供給する。LPF12lは、低域右音声信号SWRを、音量調整部14、及び、差動回路13fの負側入力端子に供給する(あるいは、差動出力を実行する場合においては、LPF12lは、低域左音声信号SWLの反転信号SWL−を差動回路13fの負側入力端子に供給する)。
LPF12mは、左外側音声信号LWを、音量調整部14、及び、スイッチS2に供給する。あるいは、サブルーム用スピーカーに音声信号を出力する場合において、LPF12mは、サブルーム左音声信号ZLを音量調整部14、及び、スイッチS2に供給する。LPF12nは、右外側音声信号RWを、音量調整部14、及び、スイッチS3に供給する。あるいは、サブルーム用スピーカーに音声信号を出力する場合において、LPF12nは、サブルーム右音声信号ZRを音量調整部14、及び、スイッチS3に供給する。
差動回路13は、差動出力を実行する場合において、各チャンネルの音声信号が正側入力端子に供給され、各チャンネルの音声信号の反転信号が負側入力端子に供給されることにより、各チャンネルの音声信号の振幅値を倍増させて、スイッチに供給する。
詳細には、差動回路13aは、差動出力を実行する場合において、左音声信号Lが正側入力端子に供給され、左音声信号Lの反転信号L−が負側入力端子に供給されることにより、左音声信号Lの振幅を倍増させてスイッチS5に供給する。
差動回路13bは、差動出力を実行する場合において、右音声信号Rが正側入力端子に供給され、右音声信号Rの反転信号R−が負側入力端子に供給されることにより、右音声信号Rの振幅を倍増させてスイッチS7に供給する。
差動回路13cは、差動出力を実行する場合において、中央音声信号Cが正側入力端子に供給され、中央音声信号Cの反転信号C−が負側入力端子に供給されることにより、中央音声信号Cの振幅を倍増させてスイッチS9に供給する。
差動回路13dは、差動出力を実行する場合において、サラウンド左音声信号SLが正側入力端子に供給され、サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−が負側入力端子に供給されることにより、サラウンド左音声信号SLの振幅を倍増させてスイッチS11に供給する。
差動回路13eは、差動出力を実行する場合において、サラウンド右音声信号SRが正側入力端子に供給され、サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−が負側入力端子に供給されることにより、サラウンド右音声信号SRの振幅を倍増させてスイッチS13に供給する。
差動回路13fは、差動出力を実行する場合において、低域左音声信号SWLが正側入力端子に供給され、低域左音声信号SWLの反転信号SWL−が負側入力端子に供給されることにより、低域左音声信号SWLの振幅を倍増させてスイッチS15に供給する。
スイッチS2〜S15は、制御部2からの指示に基づいてオンオフ制御される。スイッチS2は、LPF12mからの音声信号を、音量調整部14を介してサブルーム左スピーカー端子15nに供給するか否かを切換える。つまり、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合(すなわち、左外側音声信号LWを左外側スピーカー端子15lに供給しない場合)に、スイッチS2がオン状態に制御され、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給しない場合に、スイッチS2がオフ状態に制御される。
スイッチS3は、LPF12nからの音声信号を、音量調整部14を介してサブルーム右スピーカー端子15oに供給するか否かを切換える。つまり、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合(すなわち、右外側音声信号RWを右外側スピーカー端子15mに供給しない場合)に、スイッチS3がオン状態に制御され、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給しない場合に、スイッチS3がオフ状態に制御される。
スイッチS4は、LPF12aからの左音声信号Lを、音量調整部14を介して左スピーカー端子15aに供給するか否かを切換える。スイッチS5は、差動回路13aからの左音声信号Lを、音量調整部14を介して左スピーカー端子15aに供給するか否かを切換える。
スイッチS6は、LPF12cからの右音声信号Rを、音量調整部14を介して右スピーカー端子15cに供給するか否かを切換える。スイッチS7は、差動回路13bからの右音声信号Rを、音量調整部14を介して右スピーカー端子15cに供給するか否かを切換える。
スイッチS8は、LPF12eからの中央音声信号Cを、音量調整部14を介して中央スピーカー端子15eに供給するか否かを切換える。スイッチS9は、差動回路13cからの中央音声信号Cを、音量調整部14を介して中央スピーカー端子15eに供給するか否かを切換える。
スイッチS10は、LPF12gからのサラウンド左音声信号SLを、音量調整部14を介してサラウンド左スピーカー端子15fに供給するか否かを切換える。スイッチS11は、差動回路13dからのサラウンド左音声信号SLを、音量調整部14を介してサラウンド左スピーカー端子15fに供給するか否かを切換える。
スイッチS12は、LPF12iからのサラウンド右音声信号SRを、音量調整部14を介してサラウンド右スピーカー端子15hに供給するか否かを切換える。スイッチS13は、差動回路13eからのサラウンド右音声信号SRを、音量調整部14を介してサラウンド右スピーカー端子15hに供給するか否かを切換える。
スイッチS14は、LPF12kからの低域左音声信号SWLを、音量調整部14を介して低域左スピーカー端子15jに供給するか否かを切換える。スイッチS15は、差動回路13fからの低域左音声信号SWLを、音量調整部14を介して低域左スピーカー端子15jに供給するか否かを切換える。
音量調整部14は、供給される各チャンネルの音声信号の音量を調整し(かつ必要に応じてアンプ回路が増幅処理を実行し)、各チャンネルのスピーカー端子15に供給する。詳細には、音量調整部14は、スイッチS4又はS5からの左音声信号Lの音量を調整し、左スピーカー端子15aに供給する。音量調整部14は、LPF12bからの左上側音声信号LHの音量を調整し、左上側スピーカー端子15bに供給する。
音量調整部14は、スイッチS6又はS7からの右音声信号Rの音量を調整し、右スピーカー端子15cに供給する。音量調整部14は、LPF12dからの右上側音声信号RHの音量を調整し、右上側スピーカー端子15dに供給する。音量調整部14は、スイッチS8又はS9からの中央音声信号Cの音量を調整し、中央スピーカー端子15eに供給する。音量調整部14は、スイッチS10又はS11からのサラウンド左音声信号SLの音量を調整し、サラウンド左スピーカー端子15fに供給する。音量調整部14は、LPF12hからのサラウンド後方左音声信号SBLの音量を調整し、サラウンド後方左スピーカー端子15gに供給する。
音量調整部14は、スイッチS12又はS13からのサラウンド右音声信号SRの音量を調整し、サラウンド右スピーカー端子15hに供給する。音量調整部14は、LPF12jからのサラウンド後方右音声信号SBRの音量を調整し、サラウンド後方右スピーカー端子15iに供給する。音量調整部14は、スイッチS14又はS15からの低域左音声信号SWLの音量を調整し、低域左スピーカー端子15jに供給する。音量調整部14は、LPF12lからの低域右音声信号SWRの音量を調整し、低域右スピーカー端子15kに供給する。
音量調整部14は、LPF12mからの左外側音声信号LWの音量を調整し、左外側スピーカー端子15lに供給する。また、音量調整部14は、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する(すなわち、左外側音声信号LWを出力しない)場合において、LPF12mからの音声信号をミュート状態として、左外側スピーカー端子15lに供給しないようにする。すなわち、音量調整部14は、左外側音声信号LWに対してスイッチとしての機能を兼有する。音量調整部14は、LPF12nからの右外側音声信号RWの音量を調整し、右外側スピーカー端子15mに供給する。
また、音量調整部14は、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する(すなわち、右外側音声信号RWを出力しない)場合において、LPF12nからの音声信号をミュート状態として、右外側スピーカー端子15mに供給しないようにする。すなわち、音量調整部14は、右外側音声信号RWに対してスイッチとしての機能を兼有する。音量調整部14は、スイッチS2からのサブルーム左音声信号ZLの音量を調整し、サブルーム左スピーカー端子15nに供給する。音量調整部14は、スイッチS3からのサブルーム右音声信号ZRの音量を調整し、サブルーム右スピーカー端子15oに供給する。
左スピーカー端子15aには左スピーカーSLが接続可能である。左上側スピーカー端子15bには左上側スピーカーSLHが接続可能である。右スピーカー端子15cには右スピーカーSRが接続可能である。右上側スピーカー端子15dには右上側スピーカーSRHが接続可能である。中央スピーカー端子15eには中央スピーカーSCが接続可能である。
サラウンド左スピーカー端子15fにはサラウンド左スピーカーSSLが接続可能である。サラウンド後方左スピーカー端子15gにはサラウンド後方左スピーカーSSBLが接続可能である。サラウンド右スピーカー端子15hにはサラウンド右スピーカーSSRが接続可能である。サラウンド後方右スピーカー端子15iにはサラウンド後方右スピーカーSSBRが接続可能である。低域左スピーカー端子15jには低域左スピーカーSSWLが接続可能である。低域右スピーカー端子15kには低域右スピーカーSSWRが接続可能である。
左外側スピーカー端子15lには左外側スピーカーSLWが接続可能である。右外側スピーカー端子15mには右外側スピーカーSRWが接続可能である。サブルーム左スピーカー端子15nにはサブルーム左スピーカーSZLが接続可能である。サブルーム右スピーカー端子15oにはサブルーム右スピーカーSZRが接続可能である。サブルーム左スピーカー端子15nはプリアウト端子でもよく、この場合スイッチS2に直接(つまり、音量調整部14を介さずに)接続されると共に、サブルーム左スピーカーSZLには音量調整部(及びアンプ回路)を有したものが使用される。サブルーム右スピーカー端子15oはプリアウト端子でもよく、この場合スイッチS3に直接(つまり、音量調整部14を介さずに)接続されると共に、サブルーム右スピーカーSZRには音量調整部(及びアンプ回路)を有したものが使用される。
次に、本実施形態の音声処理部5の動作を説明する。
[(1)サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合]
制御部2は、スイッチS1にサブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをDAC11hに供給させ(つまり、スイッチS1を上側に切換え)、スイッチS2、S3をオン状態に制御し、音量調整部14に、左外側スピーカー端子15l及び右外側スピーカー端子15mへの音声信号の供給を停止させる。従って、DAC11hは、入力される音声信号をデジタルアナログ変換し、サブルーム左音声信号ZLをLPF12mに供給し、サブルーム右音声信号ZRをLPF12nに供給する。サブルーム左音声信号ZLは、LPF12mで高周波成分が除去されて、スイッチS2を介して音量調整部14に供給される。サブルーム右音声信号ZRは、LPF12nで高周波成分が除去されて、スイッチS3を介して音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サブルーム左音声信号ZLを音量調整し、サブルーム左スピーカー端子15nを介してサブルーム左スピーカーSZLに供給する。また、音量調整部14は、サブルーム右音声信号ZRを音量調整し、サブルーム右スピーカー端子15oを介してサブルーム右スピーカーSZRに供給する。音量調整部14は、サブルーム左音声信号ZLを左外側スピーカー端子15lに供給しないようにミュート状態とし、サブルーム右音声信号ZRを右外側スピーカー端子15mに供給しないようにミュート状態とする。なお、このときに、他のチャンネルのスピーカー端子からは、後述するように、各チャンネルの音声信号がそれぞれ出力されてもよく、基本の5.1チャンネルの音声信号が差動出力されて出力されても良い。
[(2)左外側スピーカー及び右外側スピーカーに音声信号を供給する場合]
制御部2は、スイッチS1に左外側音声信号LW及び右外側音声信号RWの組合せLW/RWをDAC11hに供給させ(つまり、スイッチS1を下側に切換え)、スイッチS2、S3をオフ状態に制御する。従って、DAC11hは、入力される音声信号をデジタルアナログ変換し、左外側音声信号LWをLPF12mに供給し、右外側音声信号RWをLPF12nに供給する。左外側音声信号LWは、LPF12mで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。右外側音声信号RWは、LPF12nで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、左外側音声信号LWを音量調整し、左外側スピーカー端子15lを介して左外側スピーカーSLWに供給する。また、音量調整部14は、右外側音声信号RWを音量調整し、右外側スピーカー端子15mを介して右外側スピーカーSRWに供給する。
[(3)各チャンネルのスピーカーに音声信号を供給する場合]
上記(1)(2)のいずれの場合においても、本動作を実行することが可能である。制御部2は、スイッチS4、S6、S8、S10、S12、S14をオン状態に制御し、スイッチS5、S7、S9、S11、S13、S15をオフ状態に制御する。DAC11aは、入力される左音声信号L及び左上側音声信号LHの組合せL/LHをデジタルアナログ変換し、左音声信号LをLPF12aに供給し、左上側音声信号LHをLPF12bに供給する。左音声信号Lは、LPF12aで高周波成分が除去されて、スイッチS4を介して音量調整部14に供給される。左上側音声信号LHは、LPF12bで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、左音声信号Lを音量調整し、左スピーカー端子15aを介して左スピーカーSLに供給する。また、音量調整部14は、左上側音声信号LHを音量調整し、左上側スピーカー端子15bを介して左上側スピーカーSLHに供給する。
DAC11bは、入力される右音声信号R及び右上側音声信号RHの組合せR/RHをデジタルアナログ変換し、右音声信号RをLPF12cに供給し、右上側音声信号RHをLPF12dに供給する。右音声信号Rは、LPF12cで高周波成分が除去されて、スイッチS6を介して音量調整部14に供給される。右上側音声信号RHは、LPF12dで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、右音声信号Rを音量調整し、右スピーカー端子15cを介して右スピーカーSRに供給する。また、音量調整部14は、右上側音声信号RHを音量調整し、右上側スピーカー端子15dを介して右上側スピーカーSRHに供給する。
DAC11cは、入力される中央音声信号Cをデジタルアナログ変換し、LPF12eに供給する。中央音声信号Cは、LPF12eで高周波成分が除去されて、スイッチS8を介して音量調整部14に供給される。音量調整部14は、中央音声信号Cを音量調整し、中央スピーカー端子15eを介して中央スピーカーSCに供給する。
DAC11dは、入力されるサラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLをデジタルアナログ変換し、サラウンド左音声信号SLをLPF12gに供給し、サラウンド後方左音声信号SBLをLPF12hに供給する。サラウンド左音声信号SLは、LPF12gで高周波成分が除去されて、スイッチS10を介して音量調整部14に供給される。サラウンド後方左音声信号SBLは、LPF12hで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サラウンド左音声信号SLを音量調整し、サラウンド左スピーカー端子15fを介してサラウンド左スピーカーSSLに供給する。また、音量調整部14は、サラウンド後方左音声信号SBLを音量調整し、サラウンド後方左スピーカー端子15gを介してサラウンド後方左スピーカーSSBLに供給する。
DAC11eは、入力されるサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをデジタルアナログ変換し、サラウンド右音声信号SRをLPF12iに供給し、サラウンド後方右音声信号SBRをLPF12jに供給する。サラウンド右音声信号SRは、LPF12iで高周波成分が除去されて、スイッチS12を介して音量調整部14に供給される。サラウンド後方右音声信号SBRは、LPF12jで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サラウンド右音声信号SRを音量調整し、サラウンド右スピーカー端子15hを介してサラウンド右スピーカーSSRに供給する。また、音量調整部14は、サラウンド後方右音声信号SBRを音量調整し、サラウンド後方右スピーカー端子15iを介してサラウンド後方右スピーカーSSBRに供給する。
DAC11fは、入力される低域左音声信号SWL及び低域右音声信号SWRの組合せSWL/SWRをデジタルアナログ変換し、低域左音声信号SWLをLPF12kに供給し、低域右音声信号SWRをLPF12lに供給する。低域左音声信号SWLは、LPF12kで高周波成分が除去されて、スイッチS14を介して音量調整部14に供給される。低域右音声信号SWRは、LPF12lで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、低域左音声信号SWLを音量調整し、低域左スピーカー端子15jを介して低域左スピーカーSSWLに供給する。また、音量調整部14は、低域右音声信号SWRを音量調整し、低域右スピーカー端子15kを介して低域右スピーカーSSWRに供給する。
[(4)差動出力を実行する場合]
上記(1)(2)のいずれの場合においても、上記(3)の代わりに、本動作を実行することが可能である。制御部2は、スイッチS5、S7、S9、S11、S13、S15をオン状態に制御し、スイッチS4、S6、S8、S10、S12、S14をオフ状態に制御し、音量調整部14に左上側スピーカー端子15b、右上側スピーカー端子15d、サラウンド後方左スピーカー端子15g、サラウンド後方右スピーカー端子15i、及び、低域右スピーカー端子15kへの出力をミュート状態に制御する。
DAC11aは、入力される左音声信号L及び左上側音声信号LHの組合せL/LHをデジタルアナログ変換し、左音声信号LをLPF12aに供給し、左音声信号Lの反転信号L−をLPF12bに供給する。左音声信号Lは、LPF12aで高周波成分が除去されて、差動回路13aの正側入力端子に供給される。左音声信号Lの反転信号L−は、LPF12bで高周波成分が除去されて、差動回路13aの負側入力端子に供給される。差動回路13aは、左音声信号Lの振幅値を倍増させて、スイッチS5を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、左音声信号Lを音量調整し、左スピーカー端子15aを介して左スピーカーSLに供給する。なお、音量調整部14は、左上側スピーカー端子15bに出力する音声信号をミュート状態にするので、左上側スピーカー端子15bからは音声信号が出力されない。
DAC11bは、入力される右音声信号R及び右上側音声信号RHの組合せR/RHをデジタルアナログ変換し、右音声信号RをLPF12cに供給し、右音声信号Rの反転信号R−をLPF12dに供給する。右音声信号Rは、LPF12cで高周波成分が除去されて、差動回路13bの正側入力端子に供給される。右音声信号Rの反転信号R−は、LPF12dで高周波成分が除去されて、差動回路13bの負側入力端子に供給される。差動回路13bは、右音声信号Rの振幅値を倍増させて、スイッチS7を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、右音声信号Rを音量調整し、右スピーカー端子15cを介して右スピーカーSRに供給する。なお、音量調整部14は、右上側スピーカー端子15dに出力する音声信号をミュート状態にするので、右上側スピーカー端子15dからは音声信号が出力されない。
DAC11cは、入力される中央音声信号Cをデジタルアナログ変換し、中央音声信号CをLPF12eに供給し、中央音声信号Cの反転信号C−をLPF12fに供給する。中央音声信号Cは、LPF12eで高周波成分が除去されて、差動回路13cの正側入力端子に供給される。中央音声信号Cの反転信号C−は、LPF12fで高周波成分が除去されて、差動回路13cの負側入力端子に供給される。差動回路13cは、中央音声信号Cの振幅値を倍増させて、スイッチS9を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、中央音声信号Cを音量調整し、中央スピーカー端子15eを介して中央スピーカーSCに供給する。
DAC11dは、入力されるサラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLをデジタルアナログ変換し、サラウンド左音声信号SLをLPF12gに供給し、サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−をLPF12hに供給する。サラウンド左音声信号SLは、LPF12gで高周波成分が除去されて、差動回路13dの正側入力端子に供給される。サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−は、LPF12hで高周波成分が除去されて、差動回路13dの負側入力端子に供給される。差動回路13dは、サラウンド左音声信号SLの振幅値を倍増させて、スイッチS11を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、サラウンド左音声信号SLを音量調整し、サラウンド左スピーカー端子15fを介してサラウンド左スピーカーSSLに供給する。なお、音量調整部14は、サラウンド後方左スピーカー端子15gに出力する音声信号をミュート状態にするので、サラウンド後方左スピーカー端子15gからは音声信号が出力されない。
DAC11eは、入力されるサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをデジタルアナログ変換し、サラウンド右音声信号SRをLPF12iに供給し、サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−をLPF12jに供給する。サラウンド右音声信号SRは、LPF12iで高周波成分が除去されて、差動回路13eの正側入力端子に供給される。サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−は、LPF12jで高周波成分が除去されて、差動回路13eの負側入力端子に供給される。差動回路13eは、サラウンド右音声信号SRの振幅値を倍増させて、スイッチS13を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、サラウンド右音声信号SRを音量調整し、サラウンド右スピーカー端子15hを介してサラウンド右スピーカーSSRに供給する。なお、音量調整部14は、サラウンド後方右スピーカー端子15iに出力する音声信号をミュート状態にするので、サラウンド後方右スピーカー端子15iからは音声信号が出力されない。
DAC11fは、入力される低域左音声信号SWL及び低域右音声信号SWRの組合せSWL/SWRをデジタルアナログ変換し、低域左音声信号SWLをLPF12kに供給し、低域左音声信号SWLの反転信号SWL−をLPF12lに供給する。低域左音声信号SWLは、LPF12kで高周波成分が除去されて、差動回路13fの正側入力端子に供給される。低域左音声信号SWLの反転信号SWL−は、LPF12lで高周波成分が除去されて、差動回路13fの負側入力端子に供給される。差動回路13fは、低域左音声信号SWLの振幅値を倍増させて、スイッチS15を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、低域左音声信号SWLを音量調整し、低域左スピーカー端子15jを介して低域左スピーカーSSWLに供給する。なお、音量調整部14は、低域右スピーカー端子15kに出力する音声信号をミュート状態にするので、低域右スピーカー端子15kからは音声信号が出力されない。
以上に示すように、本実施形態によると、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをデジタルアナログ変換するためのDACを、左外側音声信号LW及び右外側音声信号RWの組合せLW/RWをデジタルアナログ変換するためのDACと兼用している。従って、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをデジタルアナログ変換するための専用のDACを設ける必要がないので、DACの数を削減することができる。なお、左外側音声信号LW及び右外側音声信号RWの組合せLW/RWをデジタルアナログ変換するためのDACと兼用することによって、メインルームに配置されるメインルーム用スピーカーからは少なくとも基本の5.1チャンネルの音声信号(左音声信号L、右音声信号R、中央音声信号C、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、低域左音声信号SWL)を再生しながら、サブルームに配置されるサブルーム用スピーカーからも音声信号を再生することができる。
なお、図5に示すように、左外側スピーカー端子15lをサブルーム左スピーカー端子と兼用し、右外側スピーカー端子15mをサブルーム右スピーカー端子と兼用してもよい。この場合、左外側スピーカー端子15lには、左外側スピーカーSLW及びサブルーム左スピーカーSZLのいずれか一方が接続可能である。同様に、右外側スピーカー端子15mには、右外側スピーカーSRW及びサブルーム右スピーカーSZRのいずれか一方が接続可能である。また、図5においては、図4と比較して、スイッチS2、S3、サブルーム左スピーカー端子15n、サブルーム右スピーカー端子15oは削除されている。
また、図6に示すように、左外側音声信号LWと左上側音声信号LHとを入れ替えて、右外側音声信号RWと右上側音声信号RHとを入れ替えた構成を採用してもよい。この場合、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをデジタルアナログ変換するためのDACを、左上側音声信号LH及び右上側音声信号RHの組合せLH/RHをデジタルアナログ変換するためのDACと兼用することになる。
また、図7に示すように、マルチチャンネル音声データの規格によっては、左外側音声信号LWに代えて(又は加えて)、左中央側音声信号LCが存在し、右外側音声信号RWに代えて(又は加えて)、右中央側音声信号RCが存在する場合がある。左中央側音声信号LCは、左音声信号Lと中央音声信号Cとの間の位置から再生される音声信号である。右中央側音声信号RCは、右音声信号Rと中央音声信号Cとの間の位置から再生される音声信号である。この場合に、図8に示すように、左外側音声信号LWを左中央側音声信号LCに置き換え、右外側音声信号RWを右中央側音声信号RCに置き換えた構成が採用される。
これらを踏まえて上記実施形態におけるチャンネルを一般的に表現すると、図4において、左外側音声信号LWを拡張左音声信号と定義し、右外側音声信号RWを拡張右音声信号と定義する。そして、拡張左音声信号は、左外側音声信号LW、サラウンド後方左音声信号SBL、左上側音声信号LHおよび左中央側音声信号LCのいずれかであればよい。同様に、拡張右音声信号は、右外側音声信号RW、サラウンド後方右音声信号SBR、右上側音声信号RHおよび右中央側音声信号RCのいずれかであればよい。
また、スイッチS1を設けずに、DSPが、左外側音声信号LW及び右外側音声信号の組合せLW/RW、又は、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRを選択的にDAC11hに供給してもよい。これを踏まえて一般的に記載すると、入力切換手段とは、スイッチS1でもよく、DSPであってもよい。
次に、本発明の別の好ましい実施形態を説明する。図9、図10は、本実施形態による音声処理部5Eの構成を示す図であり、図4と同一部分には同一符号を付し、説明を援用する。なお、図9は、サブブーム用スピーカーに音声信号を供給する場合を示し、図10は、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号を再生する場合を示す。
音声処理部5Eは、DAC(デジタルアナログ変換器)(11a、11b、11c、21d、21e、11f)、LPF(低域通過フィルタ)(12a〜12f、22g〜22j、12k、12l)、差動回路(13a〜13c、23d、23e、13f)、スイッチS2〜S9、S14、S15、S21〜S27、音量調整部14(アンプ回路も含む)、及び、スピーカー端子15(15a〜15o)を有する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、サラウンド左音声信号SL及びサラウンド右音声信号SRの組合せSL/SRが、DSPからDAC21dに供給される。あるいは、図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、サラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLが、DSPからDAC21dに供給される。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、スイッチS21の入力側の一端にはサブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRが供給され、スイッチS21は、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをDAC21eに供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、スイッチS21の入力側の他端にはサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRが供給され、スイッチS21は、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをDAC21eに供給する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、DAC21dは、サラウンド左音声信号SL及びサラウンド右音声信号SRの組合せSL/SRが供給され、アナログのサラウンド左音声信号SLをLPF22gに供給し、アナログのサラウンド右音声信号SRをLPF22hに供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、DAC21dは、サラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLが供給され、アナログのサラウンド左音声信号SLをLPF22gに供給し、アナログのサラウンド後方左音声信号SBLをLPF22hに供給する。あるいは、図10に示すように、サラウンド左音声信号SLの差動出力を実行する場合においては、DAC21dは、サラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLが供給され、アナログのサラウンド左音声信号SLをLPF22gに供給し、アナログのサラウンド左音声信号SLの反転信号SL−をLPF22hに供給する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、DAC21eは、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRが供給され、アナログのサブルーム左音声信号ZLをLPF22iに供給し、アナログのサブルーム右音声信号ZRをLPF22jに供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、DAC21eは、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRが供給され、アナログのサラウンド右音声信号SRをLPF22iに供給し、アナログのサラウンド後方右音声信号SBRをLPF22jに供給する。あるいは、図10に示すように、サラウンド右音声信号SRの差動出力を実行する場合においては、DAC21eは、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRが供給され、アナログのサラウンド右音声信号SRをLPF22iに供給し、アナログのサラウンド右音声信号SRの反転信号SR−をLPF22jに供給する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、LPF22gは、サラウンド左音声信号SLを、スイッチS22、及び、差動回路23dの正側入力端子に供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、LPF22gは、サラウンド左音声信号SLを、スイッチS22、及び、差動回路23dの正側入力端子に供給する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、LPF22hは、サラウンド右音声信号SRを、スイッチS26、S27、及び、差動回路23dの負側入力端子に供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、LPF22hは、サラウンド後方左音声信号SBLを、スイッチS26、S27、及び、差動回路23dの負側入力端子に供給する。あるいは、図10に示すように、サラウンド左音声信号SLの差動出力を実行する場合においては、LPF22hは、サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−を、スイッチS26、S27、及び、差動回路23dの負側入力端子に供給する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、LPF22iは、サブルーム左音声信号ZLを、スイッチS24、及び、差動回路23eの正側入力端子に供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合(あるいは、サラウンド右音声信号SRの差動出力を実行する場合)において、LPF22iは、サラウンド右音声信号SRを、スイッチS24、及び、差動回路23eの正側入力端子に供給する。
図9に示すように、サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合において、LPF22jは、サブルーム右音声信号ZRを、スイッチS3、及び、音声処理部14に供給する。図10に示すように、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合において、LPF22jは、サラウンド後方右音声信号SBRを、スイッチS3、及び、音量調整部14に供給する。あるいは、図10に示すように、サラウンド右音声信号SRの差動出力を実行する場合においては、LPF22jは、サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−を、差動回路23eの負側入力端子に供給する。
図10に示すように、差動回路23dは、差動出力を実行する場合において、サラウンド左音声信号SLが正側入力端子に供給され、サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−が負側入力端子に供給されることにより、サラウンド左音声信号SLの振幅を倍増させてスイッチS23に供給する。差動回路23eは、差動出力を実行する場合において、サラウンド右音声信号SRが正側入力端子に供給され、サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−が負側入力端子に供給されることにより、サラウンド右音声信号SRの振幅を倍増させてスイッチS25に供給する。
スイッチS22は、LPF22gからの音声信号を、音量調整部14を介してサラウンド左スピーカー端子15fに供給するか否かを切換える。スイッチS23は、差動回路23dからの音声信号を、音量調整部14を介してサラウンド左スピーカー端子15fに供給するか否かを切換える。スイッチS24は、LPF22iからの音声信号をスイッチS24の入力側の一端に供給するか否かを切換える。スイッチS25は、差動回路23eからの音声信号をスイッチS26の入力側の一端に供給するか否かを切換える。スイッチS26は、LPF22hからの音声信号、及び、スイッチS24、S25からの音声信号のいずれを、音量調整部14を介してサラウンド右スピーカー端子15hに供給するかを切換える。スイッチS27は、スイッチS24からの音声信号、及び、LPF22hからの音声信号のいずれを、音量調整部14を介してサラウンド後方左スピーカー端子及びスイッチS2に供給するかを切換える。
次に、本実施形態の音声処理部5Eの動作を説明する。
[(1)サブルーム用スピーカーに音声信号を供給する場合]
ここでは、図9を参照して説明する。制御部2は、DSPにサブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号の組合せZL/ZRをスイッチs21の一端(上側)に供給させる。制御部2は、スイッチS21にサブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号の組合せZL/ZRをDAC21eに供給させ(つまり、スイッチS21を上側に切換え)、スイッチS2、S3、S22、S24をオン状態に、スイッチS23、S25をオフ状態に制御し、スイッチS26を下側(LPF22h側)に、スイッチS27を上側(スイッチS24側)に切換え、音量調整部14に、サラウンド後方左スピーカー端子15g及びサラウンド後方右スピーカー端子15iへの音声信号の供給を停止させる。
DAC21eは、入力されるサブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをデジタルアナログ変換し、サブルーム左音声信号ZLをLPF22iに供給し、サブルーム右音声信号ZRをLPF22jに供給する。サブルーム左音声信号ZLは、LPF22iで高周波成分が除去されて、スイッチS24、S27、S2を介して音量調整部14に供給される。サブルーム右音声信号ZRは、LPF22jで高周波成分が除去されて、スイッチS3を介して音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サブルーム左音声信号ZLを音量調整し、サブルーム左スピーカー端子15nを介してサブルーム左スピーカーSZLに供給する。また、音量調整部14は、サブルーム右音声信号ZRを音量調整し、サブルーム右スピーカー端子15oを介してサブルーム右スピーカーSZRに供給する。音量調整部14は、サブルーム左音声信号ZLをサラウンド後方左スピーカー端子15gに供給しないようにミュート状態とし、サブルーム右音声信号ZRをサラウンド後方右スピーカー端子15iに供給しないようにミュート状態とする。
DAC21dは、入力されるサラウンド左音声信号SL及びサラウンド右音声信号SRの組合せSL/SRをデジタルアナログ変換し、サラウンド左音声信号SLをLPF22gに供給し、サラウンド右音声信号SRをLPF22hに供給する。サラウンド左音声信号SLは、LPF22gで高周波成分が除去されて、スイッチS22を介して音量調整部14に供給される。サラウンド右音声信号SRは、LPF22hで高周波成分が除去されて、スイッチS26を介して音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サラウンド左音声信号SLを音量調整し、サラウンド左スピーカー端子15fを介してサラウンド左スピーカーSSLに供給する。また、音量調整部14は、サラウンド右音声信号SRを音量調整し、サラウンド右スピーカー端子15hを介してサラウンド右スピーカーSSRに供給する。
なお、このときに、他のチャンネルのスピーカー端子からは、図4の実施形態と同様に、各チャンネルの音声信号がそれぞれ出力されてもよく、特定のチャンネルの音声信号が差動出力されても良い。
[(2)サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを再生する場合]
ここでは、図10を参照して説明する。制御部2は、DSPに、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをスイッチS21の他端(下側)に供給させる。制御部2は、スイッチS21にサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをDAC21eに供給させ(つまり、スイッチS21を下側に切換え)、スイッチS22、S24をオン状態に、スイッチS2、S3、S23、S25をオフ状態に制御し、スイッチS26を上側(スイッチS24側)に、スイッチS27を下側(LPF22h側)に切換える。
DAC21dは、DSPから入力されるサラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLをデジタルアナログ変換し、サラウンド左音声信号SLをLPF22gに供給し、サラウンド後方左音声信号SBLをLPF22hに供給する。サラウンド左音声信号SLは、LPF22gで高周波成分が除去されて、スイッチS22を介して音量調整部14に供給される。サラウンド後方左音声信号SBLは、LPF22hで高周波成分が除去されて、スイッチS27を介して音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サラウンド左音声信号SLを音量調整し、サラウンド左スピーカー端子15fを介してサラウンド左スピーカーSSLに供給する。また、音量調整部14は、サラウンド後方左音声信号SBLを音量調整し、サラウンド後方左スピーカー端子15gを介してサラウンド後方左スピーカーSSBLに供給する。
DAC21eは、DSPから入力されるサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをデジタルアナログ変換し、サラウンド右音声信号SRをLPF22iに供給し、サラウンド後方右音声信号SBRをLPF22jに供給する。サラウンド右音声信号SRは、LPF22iで高周波成分が除去されて、スイッチS24、S26を介して音量調整部14に供給される。サラウンド後方右音声信号SBRは、LPF22jで高周波成分が除去されて、音量調整部14に供給される。音量調整部14は、サラウンド右音声信号SRを音量調整し、サラウンド右スピーカー端子15hを介してサラウンド右スピーカーSSRに供給する。また、音量調整部14は、サラウンド後方右音声信号SBRを音量調整し、サラウンド後方右スピーカー端子15iを介してサラウンド後方右スピーカーSSBRに供給する。
なお、このときに、他のチャンネルのスピーカー端子からは、図4の実施形態と同様に、各チャンネルの音声信号がそれぞれ出力されてもよく、特定のチャンネルの音声信号が差動出力されても良い。
[(3)差動出力を実行する場合]
ここでは、図10を参照して説明する。制御部2は、DSPに、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをスイッチS21の他端(下側)に供給させる。制御部2は、スイッチS21にサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをDAC21eに供給させ(つまり、スイッチS21を下側に切換え)、スイッチS23、S25をオン状態に、スイッチS2、S3、S22、S24をオフ状態に制御し、スイッチS26を上側(スイッチS25側)に、スイッチS27を下側(LPF22h側)に切換える。
DAC21dは、DSPから入力されるサラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLをデジタルアナログ変換し、サラウンド左音声信号SLをLPF22gに供給し、サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−をLPF22hに供給する。サラウンド左音声信号SLは、LPF22gで高周波成分が除去されて、差動回路23dの正側入力端子に供給される。サラウンド左音声信号SLの反転信号SL−は、LPF22hで高周波成分が除去されて、差動回路23dの負側入力端子に供給される。差動回路23dは、サラウンド左音声信号SLの振幅値を倍増させて、スイッチS23を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、サラウンド左音声信号SLを音量調整し、サラウンド左スピーカー端子15fを介してサラウンド左スピーカーSSLに供給する。
DAC21eは、DSPから入力されるサラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをデジタルアナログ変換し、サラウンド右音声信号SRをLPF22iに供給し、サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−をLPF22jに供給する。サラウンド右音声信号SRは、LPF22iで高周波成分が除去されて、差動回路23eの正側入力端子に供給される。サラウンド右音声信号SRの反転信号SR−は、LPF22jで高周波成分が除去されて、差動回路23eの負側入力端子に供給される。差動回路23eは、サラウンド右音声信号SRの振幅値を倍増させて、スイッチS25、S26を介して音量調整部14に供給する。音量調整部14は、サラウンド右音声信号SRを音量調整し、サラウンド右スピーカー端子15hを介してサラウンド右スピーカーSSRに供給する。
なお、このときに、他のチャンネルのスピーカー端子からは、図4の実施形態と同様に、各チャンネルの音声信号がそれぞれ出力されてもよく、特定のチャンネルの音声信号が差動出力されても良い。
以上に示すように、本実施形態によると、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをデジタルアナログ変換するためのDACを、サラウンド右音声信号SR及びサラウンド後方右音声信号SBRの組合せSR/SBRをデジタルアナログ変換するためのDACと兼用している。従って、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRの組合せZL/ZRをデジタルアナログ変換するための専用のDACを設ける必要がないので、DACの数を削減することができる。なお、サブルーム左音声信号ZL及びサブルーム右音声信号ZRを再生する場合には、DAC21に供給する音声信号を、図10に示すようにサラウンド左音声信号SL及びサラウンド後方左音声信号SBLの組合せSL/SBLから、図9に示すようにサラウンド左音声信号SL及びサラウンド右音声信号SRの組合せSL/SRに変更している。従って、メインルームに配置されるメインルーム用スピーカーからは少なくとも基本の5.1チャンネルの音声信号(左音声信号L、右音声信号R、中央音声信号C、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、低域左音声信号SWL)を再生しながら、サブルームに配置されるサブルーム用スピーカーからも音声信号を再生することができる。
また、図11、図12に示すように、サラウンド後方左音声信号SBLと、左上側音声信号LHとを入れ替えて、サラウンド後方右音声信号SBRと右上側音声信号RHとを入れ替えた構成を採用してもよい。図13、図14に示すように、サラウンド後方左音声信号SBLの代わりに左中央側音声信号LCを適用し、サラウンド後方右音声信号SBRの代わりに右中央側音声信号RCを適用してもよい。
これらを踏まえて上記実施形態におけるチャンネルを一般的に表現すると、図9、図10において、サラウンド後方左音声信号SBLを拡張左音声信号と定義し、サラウンド後方右音声信号SBRを拡張右音声信号と定義する。そして、拡張左音声信号は、左外側音声信号LW、サラウンド後方左音声信号SBL、左上側音声信号LHおよび左中央側音声信号LCのいずれかであればよい。同様に、拡張右音声信号は、右外側音声信号RW、サラウンド後方右音声信号SBR、右上側音声信号RHおよび右中央側音声信号RCのいずれかであればよい。
また、図15、図16に示すように、サラウンド左音声信号SLと、左音声信号Lとを入れ替えて、サラウンド右音声信号SRと右音声信号Rとを入れ替えた構成を採用してもよい。 これを踏まえて上記実施形態におけるチャンネルを一般的に表現すると、図9、図10において、サラウンド左音声信号SLを第1左音声信号と定義し、サラウンド右音声信号SRを第1右音声信号と定義する。そして、第1左音声信号は、左音声信号SL及びサラウンド左音声信号SLのいずれかであればよい。同様に、第1右音声信号は、右音声信号SR及びサラウンド右音声信号SRのいずれかであればよい。
なお、図17に示すように、サラウンド後方左スピーカー端子15gをサブルーム左スピーカー端子と兼用し、サラウンド後方右スピーカー端子15iをサブルーム右スピーカー端子と兼用してもよい。この場合、サラウンド後方左スピーカー端子15gには、サラウンド後方左スピーカーSSBL及びサブルーム左スピーカーSZLのいずれか一方が接続可能である。同様に、サラウンド後方右スピーカー端子15iには、サラウンド後方右スピーカーSSBR及びサブルーム右スピーカーSZRのいずれか一方が接続可能である。また、図17においては、図9と比較して、スイッチS2、S3、サブルーム左スピーカー端子15n、サブルーム右スピーカー端子15oは削除されている。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。AVアンプの上記各動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
本発明は、AVアンプ等に好適に採用され得る。
1 AVアンプ
2 制御部
3 HDMI受信部
4 HDMI送信部
5 音声処理部
6 操作部
7 表示部
8 HDMI端子
9 HDMI端子
11 デジタルアナログ変換器
12 低域通過フィルタ
13 差動回路
14 音量調整部
15 スピーカー端子

Claims (8)

  1. デジタル形式の拡張左音声信号及び拡張右音声信号が入力されてアナログ形式の拡張左音声信号及び拡張右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号が入力されてアナログ形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を出力するデジタルアナログ変換手段と、
    前記デジタルアナログ変換手段に、拡張左音声信号及び拡張右音声信号の組合わせ、又は、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号の組合わせのいずれを供給するかを切換える入力切換手段とを備える、音声処理装置。
  2. 拡張左音声出力端子と、
    拡張右音声出力端子と、
    サブルーム用左音声出力端子と、
    サブルーム用右音声出力端子と、
    前記拡張左音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力される拡張左音声信号を供給し、かつ、前記拡張右音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力される拡張右音声信号を供給するか、あるいは、前記サブルーム用左音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用左音声信号を供給し、かつ、前記サブルーム用右音声出力端子に前記デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用右音声信号を供給するかを切換える出力切換手段とをさらに備える、請求項1に記載の音声処理装置。
  3. デジタル形式の第1左音声信号及び第1右音声信号が入力されてアナログ形式の第1左音声信号及び第1右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式の第1左音声信号及び拡張左音声信号が入力されてアナログ形式の第1左音声信号及び拡張左音声信号を出力する第1デジタルアナログ変換手段と、
    デジタル形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号が入力されてアナログ形式のサブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号を出力する、あるいは、デジタル形式の第1右音声信号及び拡張右音声信号が入力されてアナログ形式の第1右音声信号及び拡張右音声信号を出力する第2デジタルアナログ変換手段と、
    前記第1デジタルアナログ変換手段に、第1左音声信号及び第1右音声信号の組合わせを供給し、前記第2デジタルアナログ変換手段に、サブルーム用左音声信号及びサブルーム用右音声信号の組合わせを供給する、又は、前記第1デジタルアナログ変換手段に、第1左音声信号及び拡張左音声信号の組合わせを供給し、前記第2デジタルアナログ変換手段に、第1右音声信号及び拡張右音声信号の組合わせを供給するかを切換える入力切換手段とを備える、音声処理装置。
  4. 前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用左音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用右音声信号を供給するか、あるいは、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される拡張左音声信号を供給し、かつ、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される拡張右音声信号を供給するかを切換える出力切換手段をさらに備える、請求項3に記載の音声処理装置。
  5. 第1左音声出力端子と、
    第1右音声出力端子と、
    拡張左音声出力端子と、
    拡張右音声出力端子と、
    サブルーム用左音声出力端子と、
    サブルーム用右音声出力端子とをさらに備え、
    前記出力切換手段が、前記第1左音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第1右音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、かつ、前記サブルーム用左音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用左音声信号を供給し、かつ、前記サブルーム用右音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力されるサブルーム用右音声信号を供給するか、あるいは、前記第1左音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号を供給し、かつ、前記第1右音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号を供給し、前記拡張左音声出力端子に前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される拡張左音声信号を供給し、かつ、前記拡張右音声出力端子に前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される拡張右音声信号を供給するかを切換える、請求項4に記載の音声処理装置。
  6. 第1差動回路と、第2差動回路とをさらに備え、
    前記第1デジタルアナログ変換手段が、入力される第1左音声信号に基づいて、第1左音声信号と、第1左音声信号の反転信号とを出力し、
    前記第2デジタルアナログ変換手段が、入力される第1右音声信号に基づいて、第1右音声信号と、第1右音声信号の反転信号とを出力し、
    前記第1差動回路が、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号が正側入力に入力され、前記第1デジタルアナログ変換手段から出力される第1左音声信号の反転信号が負側入力に入力されることにより、第1左音声信号の振幅を倍増させた信号を出力し、
    前記第2差動回路が、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号が正側入力に入力され、前記第2デジタルアナログ変換手段から出力される第1右音声信号の反転信号が負側入力に入力されることにより、第1右音声信号の振幅を倍増させた信号を出力し、
    前記出力切換手段が、前記態様に加えて、さらに、前記第1差動回路から出力される第1左音声信号を前記第1左音声出力端子に供給し、前記第2差動回路から出力される第1右音声信号を前記第1右音声出力端子に供給するかを切換える、請求項5に記載の音声処理装置。
  7. 前記拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり、
    前記拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかである、請求項1〜6のいずれかに記載の音声処理装置。
  8. 前記第1左音声信号が、前方左音声信号及びサラウンド左音声信号のいずれかであり、
    前記第1右音声信号が、前方右音声信号及びサラウンド右音声信号のいずれかである、請求項3〜6のいずれかに記載の音声処理装置。
JP2012108529A 2012-05-10 2012-05-10 音声処理装置 Expired - Fee Related JP5304923B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012108529A JP5304923B1 (ja) 2012-05-10 2012-05-10 音声処理装置
EP13166457.5A EP2663098B1 (en) 2012-05-10 2013-05-03 Audio processing apparatus
US13/886,395 US20130301857A1 (en) 2012-05-10 2013-05-03 Audio processing apparatus
US15/348,543 US20170078817A1 (en) 2012-05-10 2016-11-10 Audio processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012108529A JP5304923B1 (ja) 2012-05-10 2012-05-10 音声処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5304923B1 true JP5304923B1 (ja) 2013-10-02
JP2013236315A JP2013236315A (ja) 2013-11-21

Family

ID=48193196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012108529A Expired - Fee Related JP5304923B1 (ja) 2012-05-10 2012-05-10 音声処理装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US20130301857A1 (ja)
EP (1) EP2663098B1 (ja)
JP (1) JP5304923B1 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4327200A1 (de) * 1993-08-13 1995-02-23 Blaupunkt Werke Gmbh Einrichtung zur stereophonen Wiedergabe
US7466832B2 (en) * 2002-07-31 2008-12-16 Harman International Industries, Incorporated Seatback audio controller
KR100617700B1 (ko) * 2003-11-17 2006-08-28 삼성전자주식회사 통신 단말기를 위한 3차원 입체음향 재생 장치 및 방법
JP2008060675A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Sony Corp 音声再生装置、音声再生方法
JP2008072206A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Onkyo Corp マルチチャンネル音声増幅装置
JP5125134B2 (ja) * 2007-02-07 2013-01-23 ヤマハ株式会社 Av装置
JP5380804B2 (ja) * 2007-08-06 2014-01-08 ヤマハ株式会社 オーディオ信号出力装置
JP2009055538A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Sharp Corp 表示装置および表示システム
JP4502059B2 (ja) 2008-11-06 2010-07-14 オンキヨー株式会社 オーディオ信号処理装置
JP4982910B2 (ja) 2009-02-03 2012-07-25 オンキヨー株式会社 音声処理装置
JP4471030B1 (ja) 2009-02-03 2010-06-02 オンキヨー株式会社 音声処理装置
JP4997659B2 (ja) 2010-04-02 2012-08-08 オンキヨー株式会社 音声処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013236315A (ja) 2013-11-21
US20170078817A1 (en) 2017-03-16
EP2663098A1 (en) 2013-11-13
US20130301857A1 (en) 2013-11-14
EP2663098B1 (en) 2015-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4487316B2 (ja) 映像信号並びにマルチチャネル音声信号の伝送信号処理装置およびこれを含む映像音声再生システム
EP2937993B1 (en) Acoustic processing device
US7978865B2 (en) Audio processing apparatus
JP4997659B2 (ja) 音声処理装置
US11399233B2 (en) Signal processing device
JP2010183202A (ja) 音声処理装置
JP5304923B1 (ja) 音声処理装置
US8494183B2 (en) Audio processing apparatus
JP5386924B2 (ja) 音声処理装置及びそのプログラム、並びに音声再生方法
JP2007150406A (ja) マルチチャンネル音声信号再生装置
JP5477397B2 (ja) 音声処理装置
JP2017108213A (ja) 音声処理装置
US10063986B2 (en) Audio processing device
JP2003274497A (ja) マルチチャンネルオーディオ再生装置
JP4720405B2 (ja) 音声信号処理装置
JP5477402B2 (ja) 音声処理装置
JP5477404B2 (ja) 音声処理装置
JP5359563B2 (ja) 音声処理装置及びそのプログラム
US8064615B2 (en) Audio signal processing apparatus
JP3117299U (ja) 音声信号処理装置
JP2019198044A (ja) 音声処理装置
JP2006261724A (ja) マルチチャンネル再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5304923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees