JP5477397B2 - 音声処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチチャンネル音声データを再生する音声処理装置に関する。
BD(ブルーレイディスク)プレーヤと、AVアンプと、ディスプレイ装置とを備える音声再生システムが利用されている。BDプレーヤからAVアンプに送信される音声データは、マルチチャンネル音声データがエンコードされたものである。例えば、マルチチャンネル音声データは、図3に示すように、左音声信号L、右音声信号R、中央音声信号C、低域音声信号SW、サラウンド左音声信号SL、及び、サラウンド右音声信号SRを含む。また、最近では、BDプレーヤ等で使用されるDolby True HD、Dolby Digital Plus、DTS-HD等のHD(High Definition)関連の音声フォーマットが登場してきており、これらのフォーマットにおいては、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、左外側音声信号LW、右外側音声信号RW、左上側音声信号LH、右上側音声信号RHがさらに追加されている。
しかし、これらの全てのチャンネルの音声信号に対応するアンプをAVアンプに設けると、合計11.1ch分のアンプを設けることになるので、コストが非常に高くなってしまう。また、上記の拡張チャンネルのいずれかに代えて(又は、上記の拡張チャンネルに加えて)、図10に示すように左中央側音声信号LC、右中央側音声信号RCが追加される場合も同様である。さらには、AVアンプが、リスニングモードに応じて、DSPにおいて上記の拡張チャンネルを生成する場合も同様である。
この問題を解決するために、図12に示す音声処理装置が考えられる。この音声処理装置によると、サラウンド後方左音声信号SBL、及び、左上側音声信号LHが含まれる場合、DAC511aからアンプ512aにサラウンド後方左音声信号SBLを供給し、DAC511bからアンプ512bに左上側音声信号LHを供給させる。そして、スイッチS513a、S513dをオン状態に制御し、S513b、S513cをオフ状態に制御することによって、アンプ512aによって増幅されたサラウンド後方左音声信号SBLは、サラウンド後方左SP端子514aに供給され、アンプ512bによって増幅された左上側音声信号LHは、左上側SP端子514cに供給される。
サラウンド後方左音声信号SBL、及び、左外側音声信号LWが含まれる場合、DAC511aからアンプ512aにサラウンド後方左音声信号SBLを供給し、DAC511bからアンプ512bに左外側音声信号LWを供給させる。そして、スイッチS513a、S513cをオン状態に制御し、S513b、S513dをオフ状態に制御することによって、アンプ512aによって増幅されたサラウンド後方左音声信号SBLは、サラウンド後方左SP端子514aに供給され、アンプ512bによって増幅された左外側音声信号LWは、左外側SP端子514bに供給される。また、プリアウト端子511dからも、左外側音声信号LWが出力される。従って、プリアウト端子511dに他のアンプ装置を接続して、他のアンプ装置によって増幅された左外側音声信号LWも再生することができる。
左外側音声信号LW、及び、左上側音声信号LHが含まれる場合、DAC511aからアンプ512aに左外側音声信号LWを供給し、DAC511bからアンプ512bに左上側音声信号LHを供給させる。そして、スイッチS513b、S513dをオン状態に制御し、S513a、S513cをオフ状態に制御することによって、アンプ512aによって増幅された左外側音声信号LWは、左外側SP端子514bに供給され、アンプ512bによって増幅された左上側音声信号LHは、左上側SP端子514cに供給される。また、プリアウト端子511cからも、左外側音声信号LWが出力される。従って、プリアウト端子511cに他のアンプ装置を接続して、他のアンプ装置によって増幅された左外側音声信号LWも再生することができる。
ここで、この音声処理装置によると、サラウンド後方左音声信号SBL、及び、左外側音声信号LWが含まれる場合と、左外側音声信号LW、及び、左上側音声信号LHが含まれる場合とで、上記の通り、左外側音声信号LWが出力されるプリアウト端子が変動するという問題がある。つまり、マルチチャンネル音声データに含まれるチャンネルの組合わせに応じて、プリアウト端子に接続する他のアンプの入力端子を変更する必要が生じる。
ここで、例えば、もう1つのDACを設け、そのDACから常に左外側音声信号LWを固定のプリアウト端子に供給すると、左外側音声信号LWが出力されるプリアウト端子が変動するという問題を解決できる。しかし、音声処理装置には、例えば、ZONE2のHDMI信号出力用等の他の用途でもDACを設ける必要があり、DACの数が増加して、コストが増大するという問題がある。
特開2011−229113号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、第2拡張左音声信号(又は、第2拡張右音声信号)が出力されるプリアウト端子を固定することができ、かつ、デジタルアナログ変換器の数が増加することを防止する音声処理装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態による音声処理装置は、第1拡張左音声信号(又は第1拡張右音声信号)、又は、第2拡張左音声信号(又は第2拡張右音声信号)を増幅する第1増幅部と、第2拡張左音声信号、又は、第3拡張左音声信号(又は第3拡張右音声信号)を増幅する第2増幅部と、第1拡張左音声信号、又は、第2拡張左音声信号の一方を前記第1増幅部に供給する第1デジタルアナログ変換器と、第2拡張左音声信号、又は、第3拡張左音声信号の一方を前記第2増幅部に供給する第2デジタルアナログ変換器と、第2拡張左音声信号を、第2拡張左音声信号用プリアウト端子に出力する第3デジタルアナログ変換器と、第1拡張左音声信号を出力する第1スピーカー端子と、第2拡張左音声信号を出力する第2スピーカー端子と、第3拡張左音声信号を出力する第3スピーカー端子と、前記第1増幅部からの第1拡張左音声信号を前記第1スピーカー端子に供給するか否かを切換える第1スイッチと、前記第1増幅部からの第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給するか否かを切換える第2スイッチと、前記第2増幅部からの第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給するか否かを切換える第3スイッチと、前記第2増幅部からの第3拡張左音声信号を前記第3スピーカー端子に供給するか否かを切換える第4スイッチと、前記第3デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するか否かを切換える第5スイッチと、前記第1デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するか否かを切換える第6スイッチと、前記第2デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するか否かを切換える第7スイッチと、マルチチャンネル音声データに、第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号、又は、第3拡張左音声信号のいずれが含まれているかを判断するチャンネル判断部と、第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号の全てが含まれていると判断された場合、前記第1スイッチに前記第1増幅部によって増幅された第1拡張左音声信号を前記第1スピーカー端子に供給させ、前記第4スイッチに前記第2増幅部によって増幅された第3拡張左音声信号を前記第3スピーカー端子に供給させ、前記5スイッチに、前記第3デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させ、第1拡張左音声信号、及び、第2拡張左音声信号のみが含まれていると判断された場合、前記第1スイッチに前記第1増幅部によって増幅された第1拡張左音声信号を前記第1スピーカー端子に供給させ、前記第3スイッチに前記第2増幅部によって増幅された第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給させ、前記第7スイッチに、前記第2デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させ、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号のみが含まれていると判断された場合、前記第2スイッチに前記第1増幅部によって増幅された第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給させ、前記第4スイッチに前記第2増幅部によって増幅された第3拡張左音声信号を前記第3スピーカー端子に供給させ、前記第6スイッチに、前記第1デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させる、切換制御部とを備える。
第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号の全てが含まれていると判断された場合、第1スイッチに第1増幅部によって増幅された第1拡張左音声信号を第1スピーカー端子に供給させ、第4スイッチに第2増幅部によって増幅された第3拡張左音声信号を第3スピーカー端子に供給させ、第5スイッチに、第3デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させる。従って、第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号の全てを再生することができる。
第1拡張左音声信号、及び、第2拡張左音声信号のみが含まれていると判断された場合、第1スイッチに第1増幅部によって増幅された第1拡張左音声信号を第1スピーカー端子に供給させ、第3スイッチに第2増幅部によって増幅された第2拡張左音声信号を第2スピーカー端子に供給させ、第7スイッチに、第2デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させる。従って、第1拡張左音声信号、及び、第2拡張左音声信号を再生することができる。また、第2拡張左音声信号を第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するデジタルアナログ変換器として第2デジタルアナログ変換器が使用されるので、第3デジタルアナログ変換器を別の信号用に使用することができる。従って、デジタルアナログ変換器の数を増やすことを防止できる。
第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号のみが含まれていると判断された場合、第2スイッチに第1増幅部によって増幅された第2拡張左音声信号を第2スピーカー端子に供給させ、第4スイッチに第2増幅部によって増幅された第3拡張左音声信号を第3スピーカー端子に供給させ、第6スイッチに、第1デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させる。従って、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号を再生することができる。また、第2拡張左音声信号を第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するデジタルアナログ変換器として第1デジタルアナログ変換器が使用されるので、第3デジタルアナログ変換器を別の信号用に使用することができる。従って、デジタルアナログ変換器の数を増やすことを防止できる。以上のように、本実施形態によると、第2拡張左音声信号を出力するプリアウト端子として、第2拡張左音声信号用プリアウト端子に固定することができる。
好ましい実施形態においては、前記第1拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり(又は、前記第1拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかであり)、前記第2拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張左音声信号とは異なり(又は、前記第2拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張右音声信号とは異なり)、前記第3拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張左音声信号および前記第2拡張左音声信号とは異なる(又は、前記第3拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張右音声信号および前記第2拡張右音声信号とは異なる)。
第2拡張左音声信号が出力されるプリアウト端子を固定することができ、かつ、デジタルアナログ変換器の数が増加することを防止する音声処理装置を提供することができる。
AVアンプ及びスピーカーの配置を示す図である。 音声再生システムを示す図である。 音声信号のチャンネルを示す図である。 音声処理部を示す図である。 音声処理部を示す図である。 制御部の処理を示すフローチャートである。 制御部の処理を示すフローチャートである。 音声処理部を示す図である。 音声処理部を示す図である。 音声信号のチャンネルを示す図である。 音声処理部を示す図である。 背景技術で説明する音声処理部を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態によるディスク再生装置(以下、BDプレーヤという。)、音声処理装置(以下、AVアンプという。)及びディスプレイ装置を備える音声再生システムついて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、AVアンプ1、及び、各スピーカーの配置の一例を説明する図である。AVアンプ1には、左スピーカーSL、右スピーカーSR、中央スピーカーSC、低域スピーカーSSW、サラウンド左スピーカーSSL、サラウンド右スピーカーSSR、サラウンド後方左スピーカーSSBL、サラウンド後方右スピーカーSSBR、左上側スピーカーSLH、右上側スピーカーSRH、左外側スピーカーSLW、右外側スピーカーSRWが接続されている。
図2は、音声再生システムの構成を示すブロック図である。BDプレーヤ100、AVアンプ1及びディスプレイ装置200は、例えばHDMI規格に準拠し、HDMIケーブルを介して相互に接続されている。BDプレーヤ100は、マルチチャンネル音声データ及び映像データを含むHDMIデータをAVアンプ1に送信する。AVアンプ1は、BDプレーヤ100から受信したHDMIデータに含まれるマルチチャンネル音声データを増幅してスピーカーに出力する。また、AVアンプ1は、映像データを含むHDMIデータをディスプレイ装置200に送信する。ディスプレイ装置200は、AVアンプ1から受信したHDMIデータに含まれる映像データを表示する。
AVアンプ1は、制御部2と、HDMI受信部3と、HDMI送信部4と、音声処理部5と、操作部6と、表示部7と、HDMI端子8,9とを有している。AVアンプ1には、スピーカー300(図1の各スピーカーに相当)が接続されている。
HDMI受信部3は、BDプレーヤ100から送信されたHDMIデータを受信して、受信したHDMIデータから元の映像データを生成し、HDMI送信部4に供給する。また、HDMI受信部3は、受信したHDMIデータから元のマルチチャンネル音声データを生成して、音声処理部5に供給する。
音声処理部5は、HDMI受信部3から供給されたマルチチャンネル音声データをデコードし、音響処理、D/A変換処理、ボリューム調整処理、増幅処理等の各処理を実行し、スピーカー300に各チャンネルの音声信号を供給する。音声処理部5に供給されるマルチチャンネル音声データについて説明する。Dolby True HD、Dolby Digital Plus、DTS-HD等のHD(High Definition)関連の音声フォーマットにおいては、図3に示すように、例えば、左音声信号L(前方左音声信号)、右音声信号R(前方右音声信号)、中央音声信号C、低域音声信号SW、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、左外側音声信号LW、右外側音声信号RW、左上側音声信号LH、右上側音声信号RH等が含まれる。
サラウンド後方左音声信号SBLは、ユーザの後方左側の位置から再生される音声信号である。サラウンド後方右音声信号SBRは、ユーザの後方右側の位置から再生される音声信号である。左外側音声信号LWは、左音声信号Lの外側(左側)の位置(つまりユーザの前方左外側)から再生される音声信号である。右外側音声信号RWは、右音声信号Rの外側(右)の位置(つまりユーザの前方右外側)から再生される音声信号である。左上側音声信号LHは、左音声信号Lの上側の位置(つまりユーザの前方左上側)から再生される音声信号である。右上側音声信号RHは、右音声信号Rの上側の位置(つまりユーザの前方右上側)から再生される音声信号である。
図4、図5は、音声処理部5の要部を示すブロック図である。図4は左チャンネルに関する構成を示し、図5は右チャンネルに関する構成を示す。音声処理部5は、プリアウト部11と、パワーアンプ12と、SP(スピーカー)リレー13と、SP(スピーカー)端子14とを有する。図4、図5においては、基本の5.1ch分(左音声信号L、右音声信号R、中央音声信号C、低域音声信号SW、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR)に関する各回路については従来と同じであるので省略している。また、プリアウト部11の前段に設けられるDSP等についても省略している。
DSPは、HDMI受信部3から供給されるマルチチャンネル音声データをデコードし、各チャンネルの音声データを生成する。生成された音声データは、プリアウト部11に供給される。
プリアウト部11は、DAC(デジタル−アナログ変換器)11a、11b、11c、11e、11f、11gと、スイッチS11a〜S11fと、左外側プリアウト端子11d、右外側プリアウト端子11hとを有する。
DAC11aは、DSPから、サラウンド後方左音声信号SBLまたは左外側音声信号LWの一方が選択的に入力され、入力された信号をデジタル−アナログ変換する。DAC11aは、サラウンド後方左音声信号SBLまたは左外側音声信号LWの一方を、アンプ12aおよびスイッチS11bに供給する。
DAC11bは、DSPから、左上側音声信号LHまたは左外側音声信号LWの一方が選択的に入力され、入力された信号をデジタル−アナログ変換する。DAC11bは、左上側音声信号LHまたは左外側音声信号LWの一方を、アンプ12bおよびスイッチS11cに供給する。
DAC11cは、DSPから、左外側音声信号LWが入力され、入力された信号をデジタル−アナログ変換する。DAC11cは、入力される左外側音声信号LWを、スイッチS11aに供給する。
スイッチS11aは、DAC11cから入力される左外側音声信号LWを左外側プリアウト端子11dに出力するか否かを切換える。スイッチS11bは、DAC11aから入力される左外側音声信号LWを左外側プリアウト端子11dに出力するか否かを切換える。スイッチS11cは、DAC11bから入力される左外側音声信号LWを左外側プリアウト端子11dに出力するか否かを切換える。スイッチS11a〜S11cは、制御部2からの指示に応じていずれか1つがオン状態とされる。
DAC11eは、DSPから、サラウンド後方右音声信号SBRまたは右外側音声信号RWの一方が選択的に入力され、入力された信号をデジタル−アナログ変換する。DAC11eは、サラウンド後方右音声信号SBRまたは右外側音声信号RWの一方を、アンプ12cおよびスイッチS11eに供給する。
DAC11fは、DSPから、右上側音声信号RHまたは右外側音声信号RWの一方が選択的に入力され、入力された信号をデジタル−アナログ変換する。DAC11fは、右上側音声信号RHまたは右外側音声信号RWの一方を、アンプ12dおよびスイッチS11fに供給する。
DAC11gは、DSPから、右外側音声信号RWが入力され、入力された信号をデジタル−アナログ変換する。DAC11gは、入力される右外側音声信号RWを、スイッチS11dに供給する。
スイッチS11dは、DAC11gから入力される右外側音声信号LWを右外側プリアウト端子11hに出力するか否かを切換える。スイッチS11eは、DAC11eから入力される右外側音声信号RWを右外側プリアウト端子11hに出力するか否かを切換える。スイッチS11fは、DAC11fから入力される右外側音声信号RWを右外側プリアウト端子11hに出力するか否かを切換える。スイッチS11d〜S11fは、制御部2からの指示に応じていずれか1つがオン状態とされる。
パワーアンプ12は、アンプ12a〜12dを有する。アンプ12aは、DAC11aからから供給されるサラウンド後方左音声信号SBL、又は、左外側音声信号LWを増幅してSPリレー13(スイッチS13a、S13b)に供給する。アンプ12bは、DAC11bから供給される左上側音声信号LH、又は、左外側音声信号LWを増幅してSPリレー13(スイッチS13c、S13d)に供給する。
アンプ12cは、DAC11eから供給されるサラウンド後方右音声信号SBR、又は、右外側音声信号RWを増幅してSPリレー13(スイッチS13e、S13f)に供給する。アンプ12dは、DAC11fから供給される右上側音声信号RH、又は、右外側音声信号RWを増幅してSPリレー13(スイッチS13g、S13h)に供給する。
SPリレー13は、リレースイッチ(以下スイッチという。)S13a〜S13hを有する。スイッチS13aは、アンプ12aから供給されるサラウンド後方左音声信号SBLを、サラウンド後方左SP端子14aに供給するか否かを切り換える。スイッチS13bは、アンプ12aから供給される左外側音声信号LWを、左外側SP端子14bに供給するか否かを切り換える。スイッチS13cは、アンプ12bから供給される左外側音声信号LWを、左外側SP端子14bに供給するか否かを切り換える。スイッチS13dは、アンプ12bから供給される左上側音声信号LHを、左上側SP端子14cに供給するか否かを切り換える。スイッチ13a〜S13dは、マルチチャンネル音声データに含まれるチャンネルに応じて切換えられる。
スイッチS13eは、アンプ12cから供給されるサラウンド後方右音声信号SBRを、サラウンド後方右SP端子14dに供給するか否かを切り換える。スイッチS13fは、アンプ12cから供給される右外側音声信号RWを、右外側SP端子14eに供給するか否かを切り換える。スイッチS13gは、アンプ12dから供給される右外側音声信号RWを、右外側SP端子14eに供給するか否かを切り換える。スイッチS13hは、アンプ12dから供給される右上側音声信号RHを、右上側SP端子14fに供給するか否かを切り換える。スイッチS13e〜S13hは、マルチチャンネル音声データに含まれるチャンネルに応じて切換えられる。
SP端子14は、SP端子14a〜14fを有する。サラウンド後方左SP端子14aにはサラウンド後方左スピーカーSSBLが接続される。左外側SP端子14bには左外側スピーカーSLWが接続される。左上側SP端子14cには左上側スピーカーSLHが接続される。サラウンド後方右SP端子14dにはサラウンド後方右スピーカーSSBRが接続される。右外側SP端子14eには右外側スピーカーSRWが接続される。右上側SP端子14fには右上側スピーカーSRHが接続される。
図2に戻り、HDMI送信部4は、HDMI受信部3から供給された映像データを、HDMIデータに変換し、ディスプレイ装置200に送信する。
制御部2は、内蔵又は接続された図示しないメモリに記憶されているAVアンプの動作プログラムに基づいて、各部を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPU等である。制御部2は、マルチチャンネル音声データに含まれるチャンネル(つまり、再生すべきチャンネル)を判別し、DSPからDAC11a〜11c、11e〜11gに供給する音声信号、および、スイッチS11a〜S11f、S13a〜S13hを切換制御する。(なお、マルチチャンネル音声データは、BD100プレーヤから受信する音声データに限定されず、DSPが生成して出力する音声データであってもよい。)
つまり、サラウンド後方左音声信号SBLが含まれていると判断された場合、制御部2は、スイッチS13aにアンプ12aによって増幅されたサラウンド後方左音声信号SBLをSP端子14aに供給させる。左外側音声信号LWが含まれていると判断された場合、制御部2は、スイッチS13bにアンプ12aによって増幅された左外側音声信号LWをSP端子14bに供給させ、又は、スイッチS13cにアンプ12bによって増幅された左外側音声信号LWをSP端子14bに供給させる。左上側音声信号LHが含まれていると判断された場合、制御部2は、スイッチS13dにアンプ12bによって増幅された左上側音声信号LHをSP端子14cに供給させる。各右信号についても同様である。
また、左外側音声信号LWが含まれていると判断された場合、制御部2は、スイッチS11a〜S11cのいずれかをオン状態にし、左外側音声信号LWを左外側プリアウト端子11dに供給させる。右外側音声信号RWについても同様である。
HDMI受信部3は、HDMIデータから元のマルチチャンネル音声データを生成し、音声処理部5に供給する。音声処理部5は、マルチチャンネル音声データをデコードし、その情報領域に含まれているチャンネル情報を読み出して、制御部2に供給する。
以下、本発明の動作を説明する。図6は、制御部2のプリアウト部11の切換処理を示すフローチャートである。図7は、制御部2のSPリレー切換処理を示すフローチャートである。なお、本例では各左チャンネルのみについて説明するが、各右チャンネルについても同様である。制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、左上側音声信号LH、および、左外側音声信号LWのうち、供給されるマルチチャンネル音声データに含まれる入力信号のチャンネル情報を判断する。つまり、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、左上側音声信号LH、および、左外側音声信号LWのうち、再生すべきチャンネルを判断する。
[SBL、LH、LWの全てが含まれるとき]
図6に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、左上側音声信号LH、および、左外側音声信号LWの全てが含まれているか、すなわち、これらの信号の全てを再生するか否かを判断する(S1)。S1でNOと判断された場合、処理はS4に進む。一方、これらの全てを再生すると判断された場合(S1でYES)、制御部2は、DSPからDAC11aにサラウンド後方左音声信号SBLを入力させ、DSPからDAC11bに左上側音声信号LHを入力させ、DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させる(S2)。さらに、制御部2は、スイッチ11aをオン状態に制御し、スイッチ11b、11cをオフ状態に制御する(S3)。
図7に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、左上側音声信号LH、および、左外側音声信号LWの全てが含まれているか、すなわち、これらの信号の全てを再生するか否かを判断する(S21)。S21でNOと判断された場合、処理はS23に進む。一方、これらの全てを再生すると判断された場合(S21でYES)、制御部2は、スイッチS13a、S13dをオン状態に、S13b、S13cをオフ状態に制御する(S22)。
その結果、サラウンド後方左音声信号SBLは、アンプ12aで増幅され、スイッチS13aを介して、サラウンド後方左SP端子14aに出力される。左上側音声信号LHは、アンプ12bで増幅され、スイッチS13dを介して、左上側SP端子14cに供給される。左外側音声信号LWは、DAC11cからスイッチS11aを介して、左外側プリアウト端子11dに供給される。
[SBL、LHのみが含まれるとき]
図6に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、および、左上側音声信号LHのみが含まれているか、すなわち、これらの信号のみを再生するか否かを判断する(S4)。S4でNOと判断された場合、処理はS6に進む。一方、これらの信号のみを再生すると判断された場合(S4でYES)、制御部2は、DSPからDAC11aにサラウンド後方左音声信号SBLを入力させ、DSPからDAC11bに左上側音声信号LHを入力させる(S5)。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチ11a、11b、11cをオフ状態に制御する。
図7に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、および、左上側音声信号LHのみが含まれているか、すなわち、これらの信号のみを再生するか否かを判断する(S23)。S23でNOと判断された場合、処理はS25に進む。一方、これらの信号のみを再生すると判断された場合(S23でYES)、制御部2は、スイッチS13a、S13dをオン状態に、S13b、S13cをオフ状態に制御する(S24)。
その結果、サラウンド後方左音声信号SBLは、アンプ12aで増幅され、スイッチS13aを介して、サラウンド後方左SP端子14aに出力される。左上側音声信号LHは、アンプ12bで増幅され、スイッチS13dを介して、左上側SP端子14cに供給される。
[SBL、LWのみが含まれるとき]
図6に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、および、左外側音声信号LWのみが含まれているか、すなわち、これらの信号のみを再生するか否かを判断する(S6)。S6でNOと判断された場合、処理はS9に進む。一方、これらの信号のみを再生すると判断された場合(S6でYES)、制御部2は、DSPからDAC11aにサラウンド後方左音声信号SBLを入力させ、DSPからDAC11bに左外側音声信号LWを入力させる(S7)。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチS11cをオン状態に制御し(S8)、スイッチS11a、S11bをオフ状態に制御する。
図7に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBL、および、左外側音声信号LWのみが含まれているか、すなわち、これらの信号のみを再生するか否かを判断する(S25)。S25でNOと判断された場合、処理はS27に進む。一方、これらの信号のみを再生すると判断された場合(S25でYES)、制御部2は、スイッチS13a、S13cをオン状態に制御し、S13b、S13dをオフ状態に制御する(S26)。
その結果、サラウンド後方左音声信号SBLは、アンプ12aで増幅され、スイッチS13aを介して、サラウンド後方左SP端子14aに出力される。左外側音声信号LWは、アンプ12bで増幅され、スイッチS13cを介して、左外側SP端子14bに供給される。また、左外側音声信号LWは、DAC11bからスイッチS11cを介して、左外側プリアウト端子11dに供給される。ここで、左外側プリアウト端子11dに左外側音声信号LWを供給するために、DAC11cを使用せずに、DAC11bを使用している。従って、DAC11cを他の信号(例えば、ZONE2のHDMI信号)用に使用することが可能となるという効果が得られる。
[LH、LWのみが含まれるとき]
図6に示すように、制御部2は、左上側音声信号LH、および、左外側音声信号LWのみが含まれているか、すなわち、これらの信号のみを再生するか否かを判断する(S9)。S9でNOと判断された場合、処理はS12に進む。一方、これらの信号のみを再生すると判断された場合(S9でYES)、制御部2は、DSPからDAC11aに左外側音声信号LWを入力させ、DSPからDAC11bに左上側音声信号LHを入力させる(S10)。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチS11bをオン状態に制御し(S11)、スイッチS11a、S11cをオフ状態に制御する。
図7に示すように、制御部2は、左上側音声信号LH、および、左外側音声信号LWのみが含まれているか、すなわち、これらの信号のみを再生するか否かを判断する(S27)。S27でNOと判断された場合、処理はS29に進む。一方、これらの信号のみを再生すると判断された場合(S27でYES)、制御部2は、スイッチS13b、S13dをオン状態に制御し、S13a、S13cをオフ状態に制御する(S26)。
その結果、左外側音声信号LWは、アンプ12aで増幅され、スイッチS13bを介して、左外側SP端子14bに出力される。左上側音声信号LHは、アンプ12bで増幅され、スイッチS13dを介して、左上側SP端子14cに供給される。また、左外側音声信号LWは、DAC11aからスイッチS11bを介して、左外側プリアウト端子11dに供給される。ここで、左外側プリアウト端子11dに左外側音声信号LWを供給するために、DAC11cを使用せずに、DAC11aを使用している。従って、DAC11cを他の信号(例えば、ZONE2のHDMI信号)用に使用することが可能となるという効果が得られる。
[SBLのみが含まれるとき]
図6に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBLのみが含まれているか、すなわち、この信号のみを再生するか否かを判断する(S12)。S12でNOと判断された場合、処理はS14に進む。一方、この信号のみを再生すると判断された場合(S12でYES)、制御部2は、DSPからDAC11aにサラウンド後方左音声信号SBLを入力させる(S13)。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチ11a、11b、11cをオフ状態に制御する。
図7に示すように、制御部2は、サラウンド後方左音声信号SBLのみが含まれているか、すなわち、この信号のみを再生するか否かを判断する(S29)。S29でNOと判断された場合、処理はS31に進む。一方、この信号のみを再生すると判断された場合(S29でYES)、制御部2は、スイッチS13aをオン状態に制御し、S13b、S13c、S13dをオフ状態に制御する(S30)。
その結果、サラウンド後方左音声信号SBLは、アンプ12aで増幅され、スイッチS13aを介して、サラウンド後方左SP端子14aに出力される。
[LHのみが含まれるとき]
図6に示すように、制御部2は、左上側音声信号LHのみが含まれているか、すなわち、この信号のみを再生するか否かを判断する(S14)。S14でNOと判断された場合、処理はS16に進む。一方、この信号のみを再生すると判断された場合(S14でYES)、制御部2は、DSPからDAC11bに左上側音声信号LHを入力させる(S15)。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチ11a、11b、11cをオフ状態に制御する。
図7に示すように、制御部2は、左上側音声信号LHのみが含まれているか、すなわち、この信号のみを再生するか否かを判断する(S31)。S31でNOと判断された場合、処理はS33に進む。一方、この信号のみを再生すると判断された場合(S31でYES)、制御部2は、スイッチS13dをオン状態に制御し、S13a、S13b、S13cをオフ状態に制御する(S32)。
その結果、左上側音声信号LHは、アンプ12bで増幅され、スイッチS13dを介して、左上側SP端子14cに供給される。
[LWのみが含まれるとき(1)]
図6に示すように、制御部2は、左外側音声信号LWのみが含まれているか、すなわち、この信号のみを再生するか否かを判断する(S16)。S16でNOと判断された場合、処理はS1に戻る。一方、この信号のみを再生すると判断された場合(S16でYES)、制御部2は、DSPからDAC11aに左外側音声信号LWを入力させる(S17)。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチS11bをオン状態に制御し(S18)、スイッチ11a、11cをオフ状態に制御する。
図7に示すように、制御部2は、左外側音声信号LWのみが含まれているか、すなわち、この信号のみを再生するか否かを判断する(S33)。S33でNOと判断された場合、処理はS21に戻る。一方、この信号のみを再生すると判断された場合(S33でYES)、制御部2は、スイッチS13bをオン状態に制御し、S13a、S13c、S13dをオフ状態に制御する(S34)。
その結果、左外側音声信号LWは、アンプ12aで増幅され、スイッチS13bを介して、左外側SP端子14bに出力される。また、左外側音声信号LWは、DAC11aからスイッチS11bを介して、左外側プリアウト端子11dに供給される。ここで、左外側プリアウト端子11dに左外側音声信号LWを供給するために、DAC11cを使用せずに、DAC11aを使用している。従って、DAC11cを他の信号(例えば、ZONE2のHDMI信号)用に使用することが可能となるという効果が得られる。
[LWのみが含まれるとき(2)]
なお、S17、S18、S34に代えて以下のように処理することもできる。左外側音声信号LWのみが含まれている、すなわち、この信号のみを再生すると判断された場合、制御部2は、DSPからDAC11bに左外側音声信号LWを入力させる。DSPからDAC11cに左外側音声信号LWを入力させない。さらに、制御部2は、スイッチS11cをオン状態に制御し、スイッチ11a、11bをオフ状態に制御する。
制御部2は、左外側音声信号LWのみが含まれている、すなわち、この信号のみを再生すると判断された場合、スイッチS13cをオン状態に制御し、S13a、S13b、S13dをオフ状態に制御する。
その結果、左外側音声信号LWは、アンプ12bで増幅され、スイッチS13cを介して、左外側SP端子14bに出力される。また、左外側音声信号LWは、DAC11bからスイッチS11cを介して、左外側プリアウト端子11dに供給される。ここで、左外側プリアウト端子11dに左外側音声信号LWを供給するために、DAC11cを使用せずに、DAC11bを使用している。従って、DAC11cを他の信号(例えば、ZONE2のHDMI信号)用に使用することが可能となるという効果が得られる。
以上の処理によって、音声処理部5から供給されるマルチチャンネル音声データに含まれる入力信号のチャンネル情報の違いによって、左外側音声信号LWが出力されるプリアウト端子が変動することが防止され、必ず、左外側プリアウト端子11dから出力することができる。さらに、左外側プリアウト端子11dに左外側音声信号LWを供給するために、DAC11cを使用しないので、DAC11cを他の信号(例えば、ZONE2のHDMI信号)用に使用することが可能となる。
次に本発明の別の好ましい実施形態を説明する。図8に示すように、本例では、左外側音声信号LWと左上側音声信号LHとを入れ替え、右外側音声信号RWと右上側音声信号RHとを入れ替えた回路構成としてもよい。図9に示すように、本例では、左外側音声信号LWとサラウンド後方左音声信号SBLとを入れ替え、右外側音声信号RWとサラウンド後方右音声信号SBRとを入れ替えた回路構成としてもよい。
次に本発明のさらに別の好ましい実施形態を説明する。図10に示すように、本例では、左外側音声信号LWに代えて(又は加えて)左中央側音声信号LCが存在し、右外側音声信号RWに代えて(又は加えて)右中央側音声信号RCが存在する。左中央側音声信号LCは、左音声信号Lと中央音声信号Cとの間の位置から再生される音声信号である。右中央側音声信号RCは、右音声信号Rと中央音声信号Cとの間の位置から再生される音声信号である。この場合に、図11に示すように、左外側音声信号LWを左中央側音声信号LCに置き換え、右外側音声信号RWを右中央側音声信号RCに置き換えた回路構成が採用されるとよい。
これらを踏まえて上記実施形態を一般的に表現すると、サラウンド後方左音声信号SBLを第1拡張左音声信号と定義し、サラウンド後方右音声信号SBRを第1拡張右音声信号と定義し、左外側音声信号LWを第2拡張左音声信号と定義し、右外側音声信号RWを第2拡張右音声信号と定義し、左上側音声信号LHを第3拡張左音声信号と定義し、右上側音声信号RHを第3拡張右音声信号と定義する。
そして、第1拡張左音声信号は、サラウンド後方左音声信号SBL、左外側音声信号LW、左上側音声信号LHおよび左中央側音声信号LCのいずれかであればよい。第2拡張左音声信号は、サラウンド後方左音声信号SBL、左外側音声信号LW、左上側音声信号LHおよび左中央側音声信号LCのいずれかであればよく、かつ、第1拡張左音声信号と異なるチャンネルであればよい。第3拡張左音声信号は、サラウンド後方左音声信号SBL、左外側音声信号LW、左上側音声信号LHおよび左中央側音声信号LCのいずれかであればよく、かつ、第1拡張左音声信号および第2拡張左音声信号と異なるチャンネルであればよい。
同様に、第1拡張右音声信号は、サラウンド後方右音声信号SBR、右外側音声信号RW、右上側音声信号RHおよび右中央側音声信号RCのいずれかであればよい。第2拡張右音声信号は、サラウンド後方右音声信号SBR、右外側音声信号RW、右上側音声信号RHおよび右中央側音声信号RCのいずれかであればよく、かつ、第1拡張右音声信号と異なるチャンネルの信号であればよい。第3拡張右音声信号は、サラウンド後方右音声信号SBR、右外側音声信号RW、右上側音声信号RHおよび右中央側音声信号RCのいずれかであればよく、かつ、第1拡張左音声信号および第2拡張左音声信号と異なるチャンネルの信号であればよい。
また、本発明にとって最低限必須であるのは、第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号および第3拡張左音声信号の内、選択される音声信号を増幅する構成、および、第1拡張右音声信号、第2拡張右音声信号および第3拡張右音声信号の内、選択される音声信号を増幅する構成の少なくとも一方である。つまり、第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号および第3拡張左音声信号の内、選択される音声信号を増幅する構成、および、第1拡張右音声信号、第2拡張右音声信号および第3拡張右音声信号の内、選択される音声信号を増幅する構成の両方を備える必要はない。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。AVアンプの上記動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
本発明は、AVアンプ等に好適に採用され得る。
1 AVアンプ
2 制御部
5 音声処理部
7 表示部
11 プリアウト部
12 パワーアンプ
13 SPリレー
14 SP端子

Claims (2)

  1. 第1拡張左音声信号(又は第1拡張右音声信号)、又は、第2拡張左音声信号(又は第2拡張右音声信号)を増幅する第1増幅部と、
    第2拡張左音声信号、又は、第3拡張左音声信号(又は第3拡張右音声信号)を増幅する第2増幅部と、
    第1拡張左音声信号、又は、第2拡張左音声信号の一方を前記第1増幅部に供給する第1デジタルアナログ変換器と、
    第2拡張左音声信号、又は、第3拡張左音声信号の一方を前記第2増幅部に供給する第2デジタルアナログ変換器と、
    第2拡張左音声信号を、第2拡張左音声信号用プリアウト端子に出力する第3デジタルアナログ変換器と、
    第1拡張左音声信号を出力する第1スピーカー端子と、
    第2拡張左音声信号を出力する第2スピーカー端子と、
    第3拡張左音声信号を出力する第3スピーカー端子と、
    前記第1増幅部からの第1拡張左音声信号を前記第1スピーカー端子に供給するか否かを切換える第1スイッチと、
    前記第1増幅部からの第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給するか否かを切換える第2スイッチと、
    前記第2増幅部からの第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給するか否かを切換える第3スイッチと、
    前記第2増幅部からの第3拡張左音声信号を前記第3スピーカー端子に供給するか否かを切換える第4スイッチと、
    前記第3デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するか否かを切換える第5スイッチと、
    前記第1デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するか否かを切換える第6スイッチと、
    前記第2デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給するか否かを切換える第7スイッチと、
    マルチチャンネル音声データに、第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号、又は、第3拡張左音声信号のいずれが含まれているかを判断するチャンネル判断部と、
    第1拡張左音声信号、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号の全てが含まれていると判断された場合、前記第1スイッチに前記第1増幅部によって増幅された第1拡張左音声信号を前記第1スピーカー端子に供給させ、前記第4スイッチに前記第2増幅部によって増幅された第3拡張左音声信号を前記第3スピーカー端子に供給させ、前記5スイッチに、前記第3デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させ、第1拡張左音声信号、及び、第2拡張左音声信号のみが含まれていると判断された場合、前記第1スイッチに前記第1増幅部によって増幅された第1拡張左音声信号を前記第1スピーカー端子に供給させ、前記第3スイッチに前記第2増幅部によって増幅された第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給させ、前記第7スイッチに、前記第2デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させ、第2拡張左音声信号、及び、第3拡張左音声信号のみが含まれていると判断された場合、前記第2スイッチに前記第1増幅部によって増幅された第2拡張左音声信号を前記第2スピーカー端子に供給させ、前記第4スイッチに前記第2増幅部によって増幅された第3拡張左音声信号を前記第3スピーカー端子に供給させ、前記第6スイッチに、前記第1デジタルアナログ変換器からの第2拡張左音声信号を、前記第2拡張左音声信号用プリアウト端子に供給させる、切換制御部とを備える、音声処理装置。
  2. 前記第1拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり(又は、前記第1拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかであり)、
    前記第2拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張左音声信号とは異なり(又は、前記第2拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張右音声信号とは異なり)、
    前記第3拡張左音声信号が、サラウンド後方左音声信号、左外側音声信号、左上側音声信号及び左中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張左音声信号および前記第2拡張左音声信号とは異なる(又は、前記第3拡張右音声信号が、サラウンド後方右音声信号、右外側音声信号、右上側音声信号及び右中央側音声信号のいずれかであり、かつ、前記第1拡張右音声信号および前記第2拡張右音声信号とは異なる)、請求項1に記載の音声処理装置。
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