JP5304837B2 - 回転電機およびロータ - Google Patents

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Description

この発明は、回転電機およびロータに関する。
従来、ロータコアの外周部近傍に永久磁石が埋め込まれている回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ロータコアの外周部近傍に複数の永久磁石が埋め込まれている回転電機が開示されている。上記特許文献1の回転電機では、ロータコアの外周部近傍に、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向の長さが第1の長さを有する第1永久磁石と、着磁方向と直交する方向の長さが第1の長さと異なる第2の長さを有する第2永久磁石とが埋め込まれている。なお、第1永久磁石と第2永久磁石とは、1磁極に対して1個ずつ(合計2個)設けられている。また、第1永久磁石と第2永久磁石とは、軸方向から見て、第1永久磁石と第2永久磁石とによってV字形状が形成されるように配置されている。また、V字形状に配置される第1永久磁石および第2永久磁石のV字形状の内側の磁極(N極またはS極)は、同じになるように配置されている。なお、第1永久磁石および第2永久磁石の回転電機の軸方向の長さは略同じであると考えられる。すなわち、特許文献1に記載の回転電機では、着磁方向と直交する方向の長さが異なり、回転電機の軸方向の長さが略同じである2種類(第1永久磁石および第2永久磁石)の永久磁石がロータコアの外周部に埋め込まれていると考えられる。
特開2008−236890号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の回転電機では、2種類(第1永久磁石および第2永久磁石)の永久磁石がロータコアに埋め込まれるように構成されているため、ロータや回転電機を構成する部品の種類が多くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ロータや回転電機を構成する部品の種類が多くなるのを抑制することを可能にする回転電機およびロータを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による回転電機は、ロータコアと、ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に第1の長さを有する第1永久磁石と、ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に第1の長さとは異なる第2の長さを有する第2永久磁石とを備え、第1永久磁石および第2永久磁石は、着磁方向と直交する第1の方向に第1の長さを有するとともに、着磁方向および第1の方向の両方に直交する第2の方向に第2の長さを有する同一の永久磁石からなる。
この発明の第2の局面によるロータは、ロータコアと、ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に第1の長さを有する第1永久磁石と、ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に第1の長さとは異なる第2の長さを有する第2永久磁石とを備え、第1永久磁石および第2永久磁石は、着磁方向と直交する第1の方向に第1の長さを有するとともに、着磁方向および第1の方向の両方に直交する第2の方向に第2の長さを有する同一の永久磁石からなる。
この発明では、回転電機およびロータを構成する部品の種類が多くなるのを抑制することが可能になる。
本発明の第1実施形態による回転電機の断面図である。 本発明の第1実施形態による回転電機のステータとロータとを示す平面図である。 本発明の第1実施形態による回転電機の1磁極分の第1永久磁石および第2永久磁石を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による回転電機の第1永久磁石および第2永久磁石を構成する永久磁石の斜視図である。 図2の200−200線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態による回転電機の1磁極分の第1永久磁石および第2永久磁石を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による回転電機の1磁極分の第1永久磁石および第2永久磁石を示す平面図である。 本発明の第1〜第3実施形態の第1変形例による回転電機のロータコアの断面図である。 本発明の第1〜第3実施形態の第2変形例による回転電機のロータコアの断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例による回転電機の1磁極分の第1永久磁石および第2永久磁石を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による回転電機100の構成について説明する。
図1に示すように、回転電機100は、ステータ1と、ロータ2と、ファン3と、軸受4aおよび4bと、ファンカバー5と、ブラケット6aおよび6bと、フレーム7とを備えている。
ステータ1とロータ2とは、フレーム7の内部に配置されている。また、ステータ1とロータ2とは、ロータ2の半径方向に対向するように配置されている。また、フレーム7の軸方向の両端には、それぞれ、ブラケット6aおよび6bが取り付けられている。ブラケット6aおよび6bには、それぞれ、玉軸受などからなる軸受4aおよび4bが取り付けられている。ロータ2には、ロータ2を貫通するように、後述するシャフト22が設けられている。また、シャフト22は、ブラケット6aおよび6bにそれぞれ設けられる軸受4aおよび4bに支持されている。また、ファン3は、シャフト22の一方端に取り付けられている。また、ファン3およびブラケット6aを覆うように、ファンカバー5が設けられている。また、ファンカバー5には、外気を導入するための複数の貫通孔5aが設けられている。また、ブラケット6aには、ファンカバー5の貫通孔5aから導入された外気をステータ1およびロータ2側に排出するための貫通孔61aが設けられている。また、ブラケット6bには、ブラケット6aの貫通孔61aから導入されステータ1およびロータ2の熱が伝達された外気を排出するための複数の貫通孔61bが設けられている。
また、図2に示すように、ステータ1は、複数のスロット12が形成されているステータコア11と、巻線13とから構成されている。複数のスロット12は、ステータコア11の内側に形成されている。第1実施形態では、48個のスロット12がステータコア11に形成されている。ステータコア11は、たとえば電磁鋼板を積層して形成される。また、巻線13は、スロット12間に巻回されている。なお、巻線13は、集中巻、または、分布巻によって巻回されている。また、スロット12とスロット12との間のステータコア11の部分は、ティース部14を構成している。また、ステータコア11の外周部は、ヨーク部15を構成している。
また、ロータ2は、ロータコア21と、シャフト22と、複数(第1実施形態では8個)の第1永久磁石23aと、複数(第1実施形態では8個)の第2永久磁石23bとから構成されている。ロータコア21は、たとえば電磁鋼板を積層して形成される。なお、ロータコア21は、たとえば、鉄などの強磁性体部材を円形に折り曲げたものであってもよいし、円筒形の強磁性体部材であってもよい。また、円筒形の強磁性体部材は、鋳物等により構成されてもよい。また、シャフト22は、ロータコア21の中心を貫通するように設けられている。
また、1個の第1永久磁石23aと1個の第2永久磁石23bとによって1磁極が構成されており、第1実施形態では、8磁極が構成されている。すなわち、極ピッチ角θ(2つの極ピッチ線OPのなす角)は、略45度となる。なお、極ピッチ線OPは、主磁束に沿った方向の軸(d軸)と電気的に直交する方向の軸であるq軸と一致する。
また、図3に示すように、ロータコア21の外周部近傍には、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを埋め込むための貫通孔21aおよび21bが設けられている。貫通孔21aは、軸方向(X方向)から見て、略矩形形状(長方形形状)に形成されており、L1の長さを有する長辺とL2の長さを有する短辺とを有する。貫通孔21bは、軸方向(X方向)から見て、略矩形形状(長方形形状)に形成されており、L3の長さを有する長辺とL2の長さを有する短辺とを有する。
また、ロータコア21の貫通孔21aおよび21bには、それぞれ、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bが埋め込まれている。第1永久磁石23aは、貫通孔21aと同様に、軸方向(X方向)から見て、略矩形形状(長方形形状)に形成されており、L1の長さを有する長辺231aとL2の長さを有する短辺232aとを有する。第2永久磁石23bは、貫通孔21bと同様に、軸方向(X方向)から見て、略矩形形状(長方形形状)に形成されており、L3の長さを有する長辺231bとL2の長さを有する短辺232bとを有する。ここで、第1永久磁石23aの長辺231aの長さL1は、第2永久磁石23bの長辺231bの長さL3よりも大きい(L1>L3)。一方、第1永久磁石23aの短辺232aの長さと、第2永久磁石23bの短辺232bの長さとはL2であり、互いに等しい。また、第1実施形態では、長さL1と長さL2との比は、3:2(L1:L2=3:2)になるように構成されている。なお、長さL1および長さL3は、それぞれ、本発明の「第1の長さ」および「第2の長さ」の一例である。
また、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bは、軸方向から見て、第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによってロータコア21の回転中心O側に頂点を有する略V字形状が形成されるように配置されている。なお、極ピッチ角θを2等分する中心線OCは、主磁束に沿った方向の軸であるd軸と略一致する。また、略V字形状に配置される第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bの略V字形状の内側の磁極面が同一の磁極(図3ではN極)になるように配置されている。
ここで、第1実施形態では、図4および図5に示すように、第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとは、直方体形状を有する同一の永久磁石24から構成されている。直方体形状を有する永久磁石24は、着磁方向から見て、着磁方向と直交する長辺241(着磁方向と直交する辺)は、L1の長さを有するとともに、着磁方向と直交する短辺242(着磁方向およびL1の長さを有する長辺241の両方に直交する辺)は、L3の長さを有する。なお、永久磁石24の長辺241が延びる方向は、本発明の「第1の方向」の一例である。また、永久磁石24の短辺242が延びる方向は、本発明の「第2の方向」の一例である。また、永久磁石24は、着磁方向に沿う方向にL2の厚み(長さ)を有する。また、永久磁石24の外表面は、エポキシ系の樹脂などの非導電性部材により覆われている。これにより、ネオジウムなどからなる永久磁石24が錆びるのが抑制される。
また、第1実施形態では、図5に示すように、第1永久磁石23aは、複数(第1実施形態では9個)の永久磁石24を長さL3を有する短辺242が軸方向(X方向)に沿うように積層することにより構成されている。また、第2永久磁石23bは、複数(第1実施形態では6個)の永久磁石24を長さL1を有する長辺241が軸方向(X方向)に沿うように積層することにより構成されている。なお、第1永久磁石23aを構成する永久磁石24の個数(9個)と、第2永久磁石23bを構成する複数の永久磁石24の個数(6個)との比は、永久磁石24の長辺241の長さL1と短辺242の長さL3との比(L1:L3=3:2)と等しくなるように構成されている。これにより、第1永久磁石23aの軸方向の長さ(長さL3×9個)と、第2永久磁石23bの軸方向の長さ(長さL1×6個)とは、等しくなる。
また、第1永久磁石23a(第2永久磁石23b)は、永久磁石24をロータコア21の貫通孔21a(貫通孔21b)にX方向に沿って1個ずつ埋め込むことによりロータコア21の貫通孔21a(貫通孔21b)に配置される。また、上記のように、永久磁石24の外表面は、エポキシ系の樹脂などの非導電性部材(絶縁性部材)により覆われているので、軸方向に沿うように積層される複数の永久磁石24同士は、互いに絶縁されている。ここで、第1実施形態では、永久磁石24の軸方向と直交する方向の側面と、貫通孔21a(貫通孔21b)の側面とは、接着材により接着される。これにより、永久磁石24がロータコア21に固定される。
また、第1実施形態では、ロータコア21の軸方向(X方向)の長さL4は、永久磁石24の長辺241の長さL1と短辺242の長さL3との公倍数に略等しくなるように構成されている。具体的には、ロータコア21の軸方向(X方向)の長さL4は、永久磁石24の長辺241の長さL1の略6倍であり、かつ、永久磁石24の短辺242の長さL3の略9倍になるように構成されている。これにより、第1永久磁石23aの軸方向の長さ(長さL3×9個)および第2永久磁石23bの軸方向の長さ(長さL1×6個)と、ロータコア21の軸方向(X方向)の長さL4とは、略等しくなる。
第1実施形態では、上記のように、軸方向(X方向)から見て、着磁方向と直交する方向の長さが異なる第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを、着磁方向から見て、着磁方向と直交する長辺241が長さL1を有するとともに、着磁方向から見て短辺242が長さL3を有する同一の永久磁石24から構成することによって、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを、L1、L3の寸法関係が互いに異なる永久磁石から構成する場合と異なり、回転電機100を構成する部品の種類が多くなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを構成する永久磁石24を、着磁方向から見て長辺241が長さL1を有するとともに短辺242が長さL3を有する略直方体形状の永久磁石24から構成する。これにより、永久磁石24を容易に積層することができるので、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを容易に構成することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1永久磁石23aを、長さL3を有する短辺242が軸方向に沿うように積層された状態でロータコア21に埋め込まれている複数(9個)の永久磁石24から構成し、第2永久磁石23bを、長さL1を有する長辺241が軸方向に沿うように積層された状態でロータコア21に埋め込まれている複数(6個)の永久磁石24から構成する。永久磁石に発生する渦電流は、永久磁石の体積に応じて大きくなる。そこで、上記のように第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを複数の永久磁石24から構成することにより、個々の永久磁石の体積が小さくなる分、渦電流が大きくなるのを抑制することができる。また、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bをそれぞれ1個の永久磁石で構成する場合では、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを構成する1個の永久磁石の軸方向の長さが大きくなるため、永久磁石をロータコア21に埋め込む際に永久磁石が破損する(折れる)恐れがある。一方、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを複数の永久磁石24から構成することにより、比較的小さい永久磁石24を1個ずつロータコア21に埋め込むことができるので、永久磁石24が破損するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、軸方向に沿うように積層され第1永久磁石23aを構成する複数の永久磁石24の個数(9個)と軸方向に沿うように積層され第2永久磁石23bを構成する複数の永久磁石24の個数(6個)との比を、永久磁石24の長辺241の長さL1と短辺242の長さL3との比(3:2)と等しくなるように構成する。これにより、同一の永久磁石24の異なる辺に沿って積層する場合にも、第1永久磁石23aの軸方向に沿った方向の長さと、第2永久磁石23bの軸方向に沿った方向の長さとを等しくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを構成する永久磁石24の表面を、非導電性部材により覆うように構成する。これにより、複数の永久磁石24を積層した場合でも、複数の永久磁石24同士が電気的に接続されることにより渦電流が大きくなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ロータコア21の軸方向の長さL4を、永久磁石24の長辺241の長さL1と短辺242の長さL3との公倍数に略等しくなるように構成する。これにより、ロータコア21の軸方向の長さと、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bの軸方向の長さとを、容易に、略等しくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、着磁方向と直交する方向に長さL1を有する第1永久磁石23aと、着磁方向と直交する方向に長さL1とは異なる長さL3を有する第2永久磁石23bとを、軸方向から見て、第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによってロータコア21の回転中心O側に頂点を有する略V字形状を形成するように配置して、略V字形状を形成するように配置されている第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによって1磁極を形成する。これにより、1磁極が2個の永久磁石(第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23b)により構成されるので、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23b側からロータコア21の外周部側に向かって発生する磁束を増大させることができる。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、第2実施形態の回転電機101について説明する。この第2実施形態では、軸方向から見て、1磁極が2個の第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bにより構成されている上記第1実施形態と異なり、1磁極が1個の第1永久磁石23aおよび2個の第2永久磁石23b(合計3個の永久磁石)により構成されている。
図6に示すように、第2実施形態の回転電機101では、軸方向から見て、1つの第1永久磁石23aが、第1永久磁石23aの長さL1を有する長辺231aが中心線OCと略直交するように配置されている。また、2つの第2永久磁石23bが、第2永久磁石23bの長さL3を有する長辺231bが、極ピッチ線OPに沿うように配置されている。そして、軸方向から見て、第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによってロータコア21の回転中心O側に頂点を有する略U字形状が形成されるように第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bが配置されている。なお、第1永久磁石23aは、上記第1実施形態と同様に、図5に示すように、複数(9個)の永久磁石24を長さL3を有する短辺242が軸方向(X方向)に沿うように積層することにより構成されている。また、第2永久磁石23bは、上記第1実施形態と同様に、複数(6個)の永久磁石24を長さL1を有する長辺241が軸方向(X方向)に沿うように積層することにより構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、軸方向から見て、第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによってロータコア21の回転中心O側に頂点を有する略U字形状を形成するように第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを配置して、略U字形状を形成するように配置されている第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによって1磁極を形成する。これにより、1磁極が3個の永久磁石(1個の第1永久磁石23aおよび2個の第2永久磁石23b)により構成されるので、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23b側からロータコア21の外周部側に向かって発生する磁束をより増大させることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図7を参照して、第3実施形態の回転電機102について説明する。この第3実施形態では、軸方向から見て、1磁極が2個の第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bにより構成されている上記第1実施形態と異なり、1磁極が2個の第1永久磁石23aおよび2個の第2永久磁石23b(合計4個の永久磁石)により構成されている。
図7に示すように、第7実施形態の回転電機102では、2個の第1永久磁石23aが、第1永久磁石23aの長さL1を有する長辺231aが中心線OCと交差する方向に沿うように配置されている。そして、軸方向から見て、2個の第1永久磁石23aによってロータコア21の回転中心O側に頂点を有する略V字形状が形成されるように2個の第1永久磁石23aが配置されている。また、2個の第2永久磁石23bが、第2永久磁石23bの長さL3を有する長辺231bが中心線OCと交差する方向に沿うように配置されている。そして、軸方向から見て、2個の第2永久磁石23bによってロータコア21の回転中心O側に頂点を有する略V字形状が形成されるように2個の第2永久磁石23bが配置されている。また、2個の第2永久磁石23bは、2個の第1永久磁石23aよりもロータコア21の外周側に配置されている。このように、2個の第1永久磁石23aと2個の第2永久磁石23bとによって、2個の略V字形状を形成することにより、q軸磁束(図7の実線の矢印)が、2個の略V字形状の永久磁石の間を通りやすくなるため、回転電機102のリラクタンストルクを大きくすることが可能となる。また、d軸磁束(図7の点線の矢印)が、2個の永久磁石(第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23b)を貫通するため、d軸磁束を小さくすることが可能となる。なお、第1永久磁石23aは、上記第1実施形態と同様に、図5に示すように、複数(9個)の永久磁石24を長さL3を有する短辺242が軸方向(X方向)に沿うように積層することにより構成されている。また、第2永久磁石23bは、上記第1実施形態と同様に、複数(6個)の永久磁石24を長さL1を有する長辺241が軸方向(X方向)に沿うように積層することにより構成されている。
第3実施形態では、上記のように、軸方向から見て、2個の第1永久磁石23aと2個の第2永久磁石23bとによって2個の略V字形状を形成するように第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23bを配置して、略V字形状を形成するように配置されている第1永久磁石23aと第2永久磁石23bとによって1磁極を形成する。これにより、1磁極が4個の永久磁石(2個の第1永久磁石23aおよび2個の第2永久磁石23b)により構成されるので、第1永久磁石23aおよび第2永久磁石23b側からロータコア21の外周部側に向かって発生する磁束をさらに増大させることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、永久磁石の長辺の長さと短辺の長さとの比が3:2になるように構成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、永久磁石の長辺の長さと短辺の長さとが異なっていれば、永久磁石の長辺の長さと短辺の長さとの比を3:2以外の比になるように構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、第1永久磁石および第2永久磁石が直方体形状を有する同一の永久磁石から構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1永久磁石および第2永久磁石を構成する永久磁石を直方体形状以外の形状(たとえば、角部が面取りされた多角形形状など)に形成されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、ロータコアの軸方向の長さL4を、永久磁石の長辺の長さL1と短辺の長さL3との公倍数に略等しくなるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図8に示す第1〜第3実施形態の第1変形例のように、ロータコア21cの軸方向の長さL5を永久磁石24の長辺241の長さL1と短辺242の長さL3との公倍数(L4)よりも大きくなるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、第1永久磁石を構成する複数の永久磁石の個数(9個)と第2永久磁石を構成する複数の永久磁石の個数(6個)との比を、永久磁石の長辺の長さL1と短辺の長さL3との比(3:2)と等しくなるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図9に示す第1〜第3実施形態の第2変形例のように、第1永久磁石25aを構成する複数の永久磁石24の個数(8個)と第2永久磁石25bを構成する複数の永久磁石24の個数(3個)との比を、永久磁石24の長辺241の長さL1と短辺242の長さL3との比(3:2)と等しくならないように構成してもよい。すなわち、第1永久磁石25aの軸方向(X方向)の長さL6と第2永久磁石25bの軸方向(X方向)の長さL7とを異ならせてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、軸方向に沿うように積層される複数の永久磁石同士の界面は接着せずに、永久磁石の軸方向と直交する方向の側面とモータコアの貫通孔の側面とを接着材により接着することにより永久磁石をロータコアに固定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、永久磁石の軸方向と直交する方向の側面に加えて、軸方向に沿うように積層される複数の永久磁石同士の界面も接着材により接着してもよいし、接着材以外の方法により永久磁石をロータコアに固定してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、回転電機100にファン3およびファンカバー5が設けられる例について説明したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ファン3およびファンカバー5の代わりに、エンコーダやエンコーダカバーを設けてもよい。また、ブラケット6aに貫通孔61aが設けられ、ブラケット6bに貫通孔61bが設けられている例について説明したが、ブラケット6aの貫通孔61aおよびブラケット6bの貫通孔61bが設けられていなくてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、磁石形状とそれを埋め込むための貫通孔とは同一形状になる例について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、磁石形状とそれを埋め込むための貫通孔とが同一形状でなくてもよい。たとえば、台形の貫通孔に矩形の磁石を埋め込んでもよい。
また、上記第2実施形態では、1磁極が、略U字形状を形成するように配置された1個の第1永久磁石および2個の第2永久磁石により形成される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図10に示す第2実施形態の変形例のように、第2永久磁石23bを極ピッチ線OPに跨るように配置してもよい。すなわち、極ピッチ線OPに跨るように配置される第2永久磁石23bが、隣接する磁極で共通に用いられるように構成してもよい。
2 ロータ
21 ロータコア
21a、21b 貫通孔
23a、25a 第1永久磁石
23b、25b 第2永久磁石
24 永久磁石
241 長辺
242 短辺
100、101、102 回転電機

Claims (9)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に第1の長さを有する第1永久磁石と、
    前記ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に前記第1の長さとは異なる第2の長さを有する第2永久磁石とを備え、
    前記第1永久磁石および前記第2永久磁石は、着磁方向と直交する第1の方向に前記第1の長さを有するとともに、着磁方向および前記第1の方向の両方に直交する第2の方向に前記第2の長さを有する同一の永久磁石からなる、回転電機。
  2. 前記第1永久磁石および前記第2永久磁石を構成する前記永久磁石は、略直方体形状に形成されており、着磁方向から見て、前記略直方体形状の永久磁石の着磁方向と直交する長辺は、前記第1の長さを有するとともに、着磁方向から見て、前記略直方体形状の永久磁石の着磁方向と直交する短辺は、前記第2の長さを有するように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1永久磁石は、前記第2の長さを有する短辺が軸方向に沿うように積層された状態で前記ロータコアに埋め込まれている複数の前記永久磁石からなり、
    前記第2永久磁石は、前記第1の長さを有する長辺が軸方向に沿うように積層された状態で前記ロータコアに埋め込まれている複数の前記永久磁石からなる、請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記軸方向に沿うように積層され前記第1永久磁石を構成する前記複数の永久磁石の個数と前記軸方向に沿うように積層され前記第2永久磁石を構成する前記複数の永久磁石の個数との比は、前記永久磁石の前記第1の長さと前記第2の長さとの比と等しくなるように構成されている、請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記軸方向に沿うように積層される前記複数の永久磁石同士の界面は接着されずに、前記複数の永久磁石の軸方向と交差する方向の側面は、前記ロータコアに設けられ前記複数の永久磁石を埋め込むための貫通孔の側面に接着されている、請求項3または4に記載の回転電機。
  6. 前記第1永久磁石および前記第2永久磁石を構成する前記永久磁石の表面は、非導電性部材により覆われている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 前記ロータコアの軸方向の長さは、前記永久磁石の前記第1の長さと前記第2の長さとの公倍数に略等しくなるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 着磁方向と直交する方向に前記第1の長さを有する前記第1永久磁石と、着磁方向と直交する方向に前記第1の長さとは異なる前記第2の長さを有する前記第2永久磁石とは、軸方向から見て、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とによって前記ロータコアの回転中心側に頂点を有する略V字形状または略U字形状を形成するように配置されており、
    前記略V字形状または前記略U字形状を形成するように配置されている前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とによって1磁極が形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. ロータコアと、
    前記ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に第1の長さを有する第1永久磁石と、
    前記ロータコアに埋め込まれ、軸方向から見て、着磁方向と直交する方向に前記第1の長さとは異なる第2の長さを有する第2永久磁石とを備え、
    前記第1永久磁石および前記第2永久磁石は、着磁方向と直交する第1の方向に前記第1の長さを有するとともに、着磁方向および前記第1の方向の両方に直交する第2の方向に前記第2の長さを有する同一の永久磁石からなる、ロータ。
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