JP5304739B2 - 部品実装方法 - Google Patents

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本発明は、電子部品を基板に実装する部品実装方法に関するものである。
電子機器製造分野において電子部品を実装するために用いられる基板は、製造過程における加工誤差、熱、荷重など種々の要因によって変形し、電子部品が実装される時点では必ずしも設計通りの形状・寸法を保っているとは限らない。このため部品実装過程においては、予め基板上に位置認識用に形成された認識マークを撮像して位置を検出することにより、基板上での各部品の実装位置補正を行うようになっている。認識マークは、基板にマークを印刷する方法や基板に形成された貫通孔をマークとして代用する方法など、各種の方法によって形成される。
ところで近年、基板の小型化、実装の高密度化に伴い、基板において認識マークに近接して存在する部品接合用のランドや他のマークなどを、誤って認識マークとして検出する誤認識が増加する傾向にある。そしてこのような不具合を防止する対策として、認識結果と正規の位置データとに基づき誤認識の対象となる可能性のあるマークを排除して、正しい認識マークの位置を特定する方法が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献例では、1つの基板において認識マークが存在する可能性のある設定領域を全て撮像して複数のマークを認識した後、実際に認識された複数のマークの位置データと、認識マークの正規の位置に関するデータとに基づいて、正しい認識マークの位置を特定するようにしている。
特開2005−116869号公報
しかしながら、上述の特許文献に示す先行技術においては、全ての設定領域を撮像した後、撮像によって検出されたマークが認識マークに該当するマークであるか否かを個々に判定の対象としていることから、判定アルゴリズムが複雑になるとともに、撮像や認識処理に時間を要するという難点がある。このため従来より、簡易的な構成で処理時間の負荷増を招くことなく、誤認識に起因する不具合を減少させる方策が求められていた。
そこで本発明は、簡易的な構成で処理時間の負荷増を招くことなく、位置検出用の認識マークの誤認識に起因する不具合を減少させることができる部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、第1の認識マークおよび第2の認識マークを少なくとも含む複数の認識マークが形成された基板に電子部品を実装する部品実装方法であって、前記第1の認識マークをカメラによって撮像して位置認識することにより、前記第1の認識マークの正規位置からの位置ずれの方向および量を示す第1の位置ずれ情報を検出する第1のマーク認識工程と、前記第2の認識マークをカメラによって撮像して位置認識することにより、前記第2の認識マークの正規位置からの位置ずれの方向および量を示す第2の位置ずれ情報を検出する第2のマーク認識工程と、前記第1の位置ずれ情報および第2の位置ずれ情報を比較することにより、両者の位置ずれ傾向の差異が予め設定された許容範囲を超えているか否かを判定する位置ずれ傾向判定工程とを含み、前記位置ずれ傾向判定工程において、前記位置ずれ傾向の差異が前記許容範囲内であるならば、前記第1の位置ずれ情報および第2の位置ずれ情報から導出された基板位置に基づき部品実装位置を補正して前記電子部品を基板に実装する部品実装工程を実行し、前記位置ずれ傾向判定工程において、前記位置ずれ傾向の差異が前記許容範囲を超えているならば、前記第1の認識マークおよび第2の認識マークを再度カメラによって撮像した認識画像を作業者が目視によって観察して所定の位置教示操作を実行することにより当該第1の認識マークおよび第2の認識マークの位置を教示し、この位置教示結果に基づいて前記電子部品を基板に実装する部品実装工程を実行する。
本発明によれば、基板に形成された2つの認識マークをそれぞれ撮像して位置認識することにより得られた2つの位置ずれ情報における位置ずれ傾向の差異が予め設定された許容範囲を超えているか否かを判定し、位置ずれ傾向の差異が許容範囲を超えているならば、2つの認識マークを再度カメラによって撮像した認識画像を作業者が目視によって観察して所定の位置教示操作を実行し、この位置教示結果に基づいて電子部品を基板に実装する部品実装工程を実行することにより、簡易的な構成で処理時間の負荷増を招くことなく、位置検出用の認識マークの誤認識に起因する不具合を減少させることができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装ヘッドの側面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置において実装対象となる基板に形成された認識マークの位置ずれ情報の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置による部品実装方法を示すフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における位置ずれ傾向判定の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2、図3を参照して、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置の構造を説明する。図1において、基台1上にはX方向に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は電子部品が実装される基板3を搬送し、基板搬送機構2上に設定された実装位置において基板3を位置決めする。基板3の対角位置には、2つの第1の認識マークM1、第2の認識マークM2が形成されている。基板搬送機構2の両側には部品供給部4が設けられており、部品供給部4には複数のテープフィーダ5が装着されている。
基台1のX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル7がY方向に水平に配設されている。Y軸移動テーブル7は水平方向に細長形状で設けられたビーム部材7aを主体としており、ビーム部材7aにはリニアレール8が水平方向に配設されている。リニアレール8にはリニアブロック9がY方向にスライド自在に嵌着しており、リニアブロック9は垂直姿勢で配設された矩形状の結合ブラケット10を介してリニア駆動機構(図3に示す固定子11および可動子12参照)を備えたX軸移動テーブル13と結合されている。
X軸移動テーブル13はX方向に細長形状で設けられたビーム部材13aを主体としており、ビーム部材13aにはリニアレール14が水平方向に配設されている。図3に示すように、リニアレール14にはリニアブロック15がX方向にスライド自在に嵌着しており、リニアブロック15は垂直姿勢で配設された矩形状の結合ブラケット16を介して実装ヘッド17と結合されている。結合ブラケット16にはリニア駆動機構を構成する可動子12が結合されており、可動子12は対向した固定子11に対してスライド移動する。
実装ヘッド17は複数の単位実装ヘッド18を備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位実装ヘッド18の下端部に設けられたノズル装着部18bには電子部品を吸着して保持する吸着ノズル18aが装着されている。吸着ノズル18aは、単位実装ヘッド18に内蔵されたノズル昇降機構によって昇降する。Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル13を駆動することにより実装ヘッド17はX方向、Y方向に移動し、これにより各単位実装ヘッド18は部品供給部4のテープフィーダ5から電子部品を取り出して、基板搬送機構2に位置決めされた基板3に移送搭載する。
部品供給部4と基板搬送機構2との間には部品認識装置6が配設されており、部品供給部4から電子部品を取り出した実装ヘッド17が部品認識装置6の上方を移動する際に部品認識装置6は実装ヘッド17に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。図2に示すように、実装ヘッド17には一体に移動する基板認識カメラ20がX軸テーブル13の下方に位置して結合ブラケット16を介して取り付けられている。図3に示すように、基板認識カメラ20は撮像光軸aを下向きにした姿勢で結合ブラケット16に設けられたカメラ取付部19に取り付けられており、実装ヘッド17とともに基板搬送機構2によって位置決めされた基板3の上方に移動して、基板3に設けられた第1の認識マークM1、第2の認識マークM2を撮像する。実装ヘッド17による部品実装作業においては、基板認識カメラ20による第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の撮像データを認識処理した位置ずれ検出結果に基づいて、実装ヘッド17を基板3に対して位置合わせする際の位置補正が行われる。
次に、図4を参照して制御系の構成を説明する。ここでは電子部品実装装置の機能のうち、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の位置認識およびこの位置認識結果に基づいて行われる位置補正に関連した処理機能についてのみ記述している。図4において、制御部30は演算処理機能を有するCPUであり、以下に説明する記憶部31に記憶された各種の動作プログラムや演算処理プログラムを実行することにより、以下に説明する各部を制御して部品実装作業を実行させる。記憶部31は前述の各種のプログラムのほか、部品実装動作を実行するために必要な各種のデータを記憶する。これらのデータには、後述する位置ずれ傾向判定処理において用いられる位置ずれ傾向判定データ31aが含まれる。
認識処理部32は、基板認識カメラ20によって第1の認識マークM1、第2の認識マークM2を撮像した撮像データを認識処理することにより、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の位置を認識し、さらにこの認識結果から設計上の第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の正規位置との位置ずれ量を検出することにより、基板搬送機構2に基板3が位置決め保持された状態における基板3の位置ずれ状態を検出する。
この第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の位置認識について説明する。図5(a)は、基板認識カメラ20によって基板3(実線で示す)の対角位置を撮像した認識画像を示しており、この認識画像により基板搬送機構2に位置決めされた状態における認識マークM(実線で示す)の位置が認識される。この状態において、基板3は何らかの位置ずれ要因によって、電子部品実装装置の機械座標系において本来的にあるべき設計上の正規位置とは異なっている。このため、認識画像上の認識マークMは、本来的にあるべき正規位置における認識マークM(破線で示す基板3に形成された破線の認識マークM)とは異なる位置にある。そして認識処理においては、破線の認識マークMと実線の認識マークMとの光学座標における位置ずれ状態が、これら2つの認識マークMを結ぶ位置ずれベクトルd(各図において太字斜字体にて表記)として検出される。この位置ずれベクトルdは、基準方向からの角度を示す偏角θおよび大きさrによって表される。すなわち位置ずれベクトルdは、認識マークの正規位置からの位置ずれの方向および量を示す位置ずれ情報となっている。
位置ずれ傾向判定処理部33は、認識処理部32によって第1の認識マークM1,第2の認識マークM2のそれぞれについて検出された2つの位置ずれ情報に基づいて、第1の認識マークM1,第2の認識マークM2のそれぞれの位置ずれ傾向の差異が、予め設定された許容範囲を超えているか否かを判定する位置ずれ傾向判定処理を行う。すなわち、マーク認識工程においては、基板認識カメラ20を移動させて第1の認識マークM1、第2の認識マークM2を順次撮像し、これにより、図5(b)に示すように、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2について、それぞれ位置ずれベクトルd1(r1,θ1)、位置ずれベクトルd2(r2,θ2)が検出される。
そして位置ずれ傾向判定処理においては、位置ずれベクトルd1、位置ずれベクトルd2によって示されるそれぞれの位置ずれ傾向の差異を、ベクトル成分を個別に比較することによって判定する。すなわち大きさの差r1−r2が予め定められた許容範囲rp以下であり、且つ偏角の差θ1−θ2が予め定められた許容範囲θp以下であれば、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の位置ずれ傾向は予め設定された許容範囲内にあり、したがって対角位置に検出された2つのマークは、正しく検出されるべき第1の認識マークM1、第2の認識マークM2であると判定される。許容範囲rp、許容範囲θpは位置ずれ傾向判定データ31aであり、各基板種に対応して予め記憶部31に記憶されている。
これに対し、大きさの差r1−r2、偏角の差θ1−θ2のいずれか、または両方が許容範囲を超えている場合には、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2のうち少なくとも1つについては、本来の認識対象である認識マーク以外の検出物(例えば基板3において認識マークの近傍に設けられたスルーホール)を認識マークとして誤認識した結果である可能性が強いことを示している。この場合には、当該マーク認識工程において求められた位置ずれ検出結果は、基板3における位置ずれ状態を正しく示したものではないため、この位置ずれ検出結果を用いて部品実装動作を実行することができない。このため本実施の形態においては、後述するように、このような場合には、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2を再度基板認識カメラ20によって撮像した結果を作業者が目視によって観察して位置合わせする、いわゆる目合わせ処理を実行するようにしている。
機構制御部34は、基板搬送機構2、実装ヘッド17、およびY軸移動テーブル7、X軸移動テーブル13よりなるヘッド移動機構の動作制御を行う。目合わせ処理部35は、位置ずれ傾向判定処理部33によって位置ずれ傾向の差異が許容範囲を超えると判定された場合において、作業者が認識画像を目視しながら手動操作によって位置教示操作を行うための処理を行う。操作・入力部36はタッチパネルやマウスなどの入力手段であり、装置稼働のための操作指示や、上述の目合わせ処理における手動操作のための入力操作を行う。表示部37は液晶パネルなどの表示パネルであり、操作・入力部36による入力時の案内画面や、目合わせ処理における認識画面の表示などを行う。
次に、図6,図7を参照して、上述構成の電子部品実装装置による部品実装方法について説明する。ここでは、第1の認識マークM1および第2の認識マークM2を少なくとも含む複数の認識マークが形成された基板3に、電子部品を実装する。まず、部品実装作業が開始されると、基板認識カメラ20を実装ヘッド17とともに移動させ、基板3の一方の対角位置に形成された第1の認識マークM1を基板認識カメラ20で撮像する(ST1)。そして、取得された撮像データを認識処理部32によって認識処理することにより、第1の認識マークM1の位置ずれ状態を示す位置ずれベクトルd1を検出する(ST2)。すなわち第1の認識マークM1を基板認識カメラ20によって撮像して位置認識することにより、第1の認識マークM1の正規位置からの位置ずれの方向および量を示す第1の位置ずれ情報を検出する(第1のマーク認識工程)。
次いで、基板3の他方の対角位置に基板認識カメラ20を移動させ、第2の認識マークM2を基板認識カメラ20で撮像する(ST3)。そして、取得された撮像データを認識処理部32によって認識処理することにより、第2の認識マークM2の位置ずれ状態を示す位置ずれベクトルd2を検出する(ST4)。すなわち第2の認識マークM2を基板認識カメラ20によって撮像して位置認識することにより、第2の認識マークM2の正規位置からの位置ずれの方向および量を示す第2の位置ずれ情報を検出する(第2のマーク認識工程)。
次に、位置ずれ傾向判定処理部33によって位置ずれ傾向判定を行う(ST5)。すなわちここでは、図5(b)にて説明したように、第1の位置ずれ情報である位置ずれベクトルd1、第2の位置ずれ情報である位置ずれベクトルd2を比較することにより、両者の位置ずれ傾向の差異が予め設定された許容範囲を超えているか否かを判定する(位置ずれ傾向判定工程)(ST6)。
そしてこの位置ずれ傾向判定工程において、位置ずれ傾向の差異が許容範囲内であるならば、第1の位置ずれ情報および第2の位置ずれ情報から導出された基板位置に基づき、部品実装位置を補正して電子部品を基板3に実装する(部品実装工程)(ST9)。すなわち、図7(a)に示すように、基板3の両対角位置に基板認識カメラ20を順次位置させて撮像した撮像視野20a内において、第1の認識マークM1、第2の認識マークM2がいずれも位置検出すべき対象として認識されている場合には、位置ずれベクトルd1、位置ずれベクトルd2はいずれもベクトル的にほぼ等しくなり、この結果位置ずれ傾向の差異が許容範囲内であると判定される。
これに対し、位置ずれ傾向判定工程において、位置ずれ傾向の差異が許容範囲内ではなく許容範囲を超えている場合について説明する。このような場合は、図7(b)に例示するような場合に生じる。すなわち基板3の両対角位置に基板認識カメラ20を順次位置させて撮像した撮像視野20a内において、第1の認識マークM1は位置検出すべき対象として認識されているが、第2の認識マークM2は位置検出すべき対象として認識されず、代わりに近傍に存在するスルーホールなどが誤検出マークM*として認識される。この場合には位置ずれベクトルd2は本来検出すべき第2の認識マークM2の位置についての位置ずれを示すものではないため、位置ずれベクトルd1、位置ずれベクトルd2はベクトル的に大きく異なったものとなり、位置ずれ傾向の差異が許容範囲を超えていると判定される。
そしてこのような場合には、以下に説明する処理が実行される。すなわち、第1の認識マークM1および第2の認識マークM2を再度基板認識カメラ20によって撮像する(ST7)。そして撮像した認識画像を表示部37に表示させ、目合わせ処理を実行する(ST8)。すなわち作業者が目視によって表示部37に表示された画像上の第1の認識マークM1、第2の認識マークM2を観察して、操作・入力部36を介して所定の位置教示操作を実行することにより、当該第1の認識マークM1および第2の認識マークM2の位置を教示する。そしてこの位置教示結果に基づいて、電子部品を基板に実装する(部品実装工程)(ST9)。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装方法においては、基板3に形成された2つの認識マークをそれぞれ撮像して位置認識することにより得られた2つの位置ずれ情報における位置ずれ傾向の差異が、予め設定された許容範囲を超えているか否かを判定するようにしている。そして位置ずれ傾向の差異が許容範囲を超えているならば、2つの認識マークを再度カメラによって撮像した認識画像を作業者が目視によって観察して所定の位置教示操作を実行し、この位置教示結果に基づいて電子部品を基板に実装する部品実装工程を実行する。
これにより従来技術と比較して、以下のような効果を得る。すなわち従来技術においては1つの基板において認識マークが存在する可能性のある設定領域を全て撮像して複数のマークを検出した後、検出されたマークが認識マークに該当するマークであるか否かを個々に判定するという複雑な判定アルゴリズムを要する認識処理を行っていたことから、撮像や認識処理に時間を要するという難点があった。これに対し、本実施の形態に示す部品実装方法によれば、複雑な認識処理を必要としない簡易的な構成で、処理時間の負荷増を招くことなく、誤認識に起因する不具合を減少させることが可能となっている。
本発明の部品実装方法は、簡易的な構成で処理時間の負荷増を招くことなく、位置検出用の認識マークの誤認識に起因する不具合を減少させることができるという効果を有し、電子部品を基板に実装して実装基板を製造する分野に利用可能である。
2 基板搬送機構
3 基板
7 Y軸移動テーブル
13 X軸移動テーブル
17 実装ヘッド
20 基板認識カメラ
M1 第1の認識マーク
M2 第2の認識マーク
M* 誤検出マーク
d1、d2 位置ずれベクトル

Claims (1)

  1. 第1の認識マークおよび第2の認識マークを少なくとも含む複数の認識マークが形成された基板に電子部品を実装する部品実装方法であって、
    前記第1の認識マークをカメラによって撮像して位置認識することにより、前記第1の認識マークの正規位置からの位置ずれの方向および量を示す第1の位置ずれ情報を検出する第1のマーク認識工程と、
    前記第2の認識マークをカメラによって撮像して位置認識することにより、前記第2の認識マークの正規位置からの位置ずれの方向および量を示す第2の位置ずれ情報を検出する第2のマーク認識工程と、
    前記第1の位置ずれ情報および第2の位置ずれ情報を比較することにより、両者の位置ずれ傾向の差異が予め設定された許容範囲を超えているか否かを判定する位置ずれ傾向判定工程とを含み、
    前記位置ずれ傾向判定工程において、前記位置ずれ傾向の差異が前記許容範囲内であるならば、前記第1の位置ずれ情報および第2の位置ずれ情報から導出された基板位置に基づき部品実装位置を補正して前記電子部品を基板に実装する部品実装工程を実行し、
    前記位置ずれ傾向判定工程において、前記位置ずれ傾向の差異が前記許容範囲を超えているならば、前記第1の認識マークおよび第2の認識マークを再度カメラによって撮像した認識画像を作業者が目視によって観察して所定の位置教示操作を実行することにより当該第1の認識マークおよび第2の認識マークの位置を教示し、この位置教示結果に基づいて前記電子部品を基板に実装する部品実装工程を実行することを特徴とする部品実装方法。
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