JP5304428B2 - 半導体レーザ - Google Patents

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本発明は、透明基板を用いた半導体レーザに関する。
近年、窒化ガリウム系化合物半導体を用いた青色領域から紫外光領域で発光可能な半導体レーザが盛んに研究されている。この青色領域から紫外光領域で発光する半導体レーザは、記憶容量の増加や表示装置のフルカラー化を図る上で重要なデバイスである。
このような半導体レーザでは、成長基板として、GaN基板やサファイア基板などの透明基板が用いられる。ここで、GaN基板やサファイア基板などの透明基板は、活性層から発せられた光を透過する性質を有するので、透明基板を透過した光が外部に漏洩し、周辺部品へ悪影響を与えることがある。また、透明基板を透過した光が透明基板の表面などで反射されて活性層に戻る場合には、この戻り光がレーザ光と干渉し、FFP(Far Field Pattern)形状、特に垂直方向のFFP形状が悪化することがある。そこで、これらの問題を解決する方策として、例えば、以下のようなものが考えられる。
例えば、基板上に結晶成長させる半導体層中に、活性層よりもバンドギャップの小さなInGaN層や、ドナーとアクセプタを同時に添加したGaN層を用いることが考えられる。また、例えば、特許文献1に記載されているように、基板の裏面全体に、反射層および吸収層を形成することが考えられる。
特開2002−9386号公報
しかし、活性層よりもバンドギャップの小さなInGaN層を用いた場合には、InGaN層がエネルギー障壁となり、InGaN層において電圧ドロップが生じるので、駆動電圧の上昇につながる。そのため、消費電力が増大してしまうという問題がある。また、ドナーとアクセプタを同時に添加したGaN層を用いた場合には、製造過程において、n型半導体層および活性層を成長させている間に、アクセプタ不純物であるMgが自然に添加される、いわゆるメモリー効果が起こり、n型半導体層全体で吸収が起こってしまう。そのため、光の損失が大きいという問題がある。また、特許文献1に記載の方策では、反射層によって光が活性層側に戻されてしまうので、素子内部での干渉が増大し、むしろ、FFP形状が悪化してしまうという問題がある。また、特許文献1では、吸収層として、InGaN層やSi層などが実施例として挙げられているが、これらはエネルギー障壁となり、駆動電圧の上昇につながるので、消費電力が増大してしまうという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、消費電力を増大させることなく、光の損失を最小限に抑えた上で、FFP形状を改善することの可能な半導体レーザを提供することにある。
本発明の半導体レーザは、透明基板上に、活性層と、活性層へ注入される電流を狭窄する帯状の電流狭窄構造とを含む半導体層を備えたものである。この半導体層は、活性層および電流狭窄構造を間にして電流狭窄構造の延在方向に対向する一対のへき開面を有している。透明基板は、半導体層側の表面および半導体層とは反対側の表面の少なくとも一方であって、かつ少なくとも電流狭窄構造との対向領域の一部に、イオン注入によって形成された光吸収層を有している。光吸収層は、透明基板の結晶を破壊し、深い準位を形成することの可能な元素を注入することによって形成されたものである。
本発明の半導体レーザでは、半導体層側の表面および半導体層とは反対側の表面の少なくとも一方であって、かつ少なくとも電流狭窄構造との対向領域の一部に、イオン注入によって形成された光吸収層が透明基板に形成されている。これにより、活性層から発せられた光のうち透明基板側に向かった光が、透明基板に設けられた光吸収層によって吸収される。ここで、光吸収層は、イオン注入によって形成されているので、エネルギー障壁となることはなく、光吸収層において電圧ドロップが生じる虞はない。また、光吸収層には、ドナーとアクセプタが同時に添加されている訳ではないので、メモリー効果が起こる虞もない。また、光吸収層に対して光反射の機能が付与されている訳ではないので、光吸収層によって光が活性層側に戻される虞もない。また、光吸収層は透明基板に設けられていることから、光吸収層が光導波路内に存在することはなく、光吸収層が活性層から発せられた光を必要以上に吸収する虞もない。
本発明の半導体レーザによれば、活性層から発せられた光のうち透明基板側に向かった光が、透明基板に設けられた光吸収層によって吸収されるようにしたので、消費電力を増大させることなく、光の損失を最小限に抑えた上で、FFP形状を改善することができる。
本発明の一実施の形態に係る半導体レーザの斜視図である。 図1の基板の平面図である。 図1の基板の一変形例の平面図である。 図1の半導体レーザの一変形例の斜視図である。 図4の基板の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(図1〜図3)
・GaN基板内に光吸収層を設けた例
・GaN基板の裏面に電極を付設した例
2.変形例(図4、図5)
・サファイア基板内に光吸収層を設けた例
・下部クラッド層に電極を付設した例
<実施の形態>
図1は、本発明の一実施の形態に係る半導体レーザ1の概略構成の一例を斜視的に表したものである。なお、図1は、模式的に表したものであり、実際の寸法,形状とは異なっている。この半導体レーザ1は、後述の半導体層20を共振器方向(リッジ部15の延在方向)から一対の共振器端面(前端面S1および後端面S2)によって挟み込んだ構造となっている。従って、この半導体レーザ1は、いわゆる端面発光型の半導体レーザの一種である。この半導体レーザ1は、基板10上に、例えば、下部クラッド層11、活性層12、上部クラッド層13およびコンタクト層14を基板10側からこの順に含む半導体層20を備えたものである。なお、半導体層20には、上記した層以外の層(例えば、バッファ層、ガイド層、電子障壁層など)がさらに設けられていてもよい。
基板10は、活性層12から発せられた光を透過する材料によって構成された透明基板であり、例えばn型GaN基板である。この基板10には、活性層12から発せられた光を吸収する光吸収層30が設けられている。なお、この光吸収層30についての説明は、後に詳述する。
半導体層20は、例えばGaNなどのIII−V族窒化物半導体を含んで構成されたものである。「III−V族窒化物半導体」とは、短周期型周期率表における3B族元素群のうちの少なくとも1種と、短周期型周期率表における5B族元素のうちの少なくともNとを含むものを指している。III−V族窒化物半導体としては、例えば、GaとNとを含んだ窒化ガリウム系化合物が挙げられる。窒化ガリウム系化合物には、例えば、GaN、AlGaN、AlGaInNなどが含まれる。III−V族窒化物半導体には、必要に応じてSi、Ge、O、SeなどのIV族またはVI族元素のn型不純物、または、Mg、Zn、CなどのII族またはIV族元素のp型不純物がドープされている。
下部クラッド層11は、例えばAlGaNにより構成されている。活性層12は、例えば、組成比の互いに異なるGaInNによりそれぞれ形成された井戸層およびバリア層を交互に積層してなる多重量子井戸構造となっている。上部クラッド層13は、例えばAlGaNにより構成されている。コンタクト層14は、例えばGaNにより構成されている。
半導体層20の上部、具体的には、上部クラッド層13の上部およびコンタクト層14には、帯状のリッジ部15(電流狭窄構造)が形成されている。リッジ部15は、例えば、半導体層20の積層方向から見たときに直線状となっている。このリッジ部15は、半導体層20のうち、リッジ部15の両脇の部分と共に、光導波路を構成しており、横方向(共振器方向と直交する方向)の屈折率差を利用して横方向の光閉じ込めを行うと共に、半導体層20へ注入される電流を狭窄するものである。活性層12のうち上述の光導波路の直下の部分が、電流注入領域に対応しており、この電流注入領域が発光領域12Aとなる。
半導体層20には、リッジ部15をリッジ部15の延在方向から挟み込む一対の共振器端面(前端面S1および後端面S2)が形成されている。これら前端面S1および後端面S2は、切断によって形成されたものであり、例えばへき開によって形成されたへき開面である。前端面S1および後端面S2によって積層面内方向に共振器が構成されている。前端面S1はレーザ光を射出する面であり、前端面S1の表面には多層反射膜(図示せず)が形成されている。一方、後端面S2はレーザ光を反射する面であり、後端面S2の表面にも多層反射膜(図示せず)が形成されている。後端面S2側の多層反射膜は、当該多層反射膜と後端面S2とにより構成される射出側端面の反射率が例えば10%程度となるように調整された低反射率膜である。一方、後端面S2側の多層反射膜は、当該多層反射膜と後端面S2とにより構成される反射側端面の反射率が例えば95%程度となるように調整された高反射率膜である。
リッジ部15の上面(コンタクト層14の表面)には上部電極16が設けられている。この上部電極16は、例えばTi、Pt、Auをこの順に積層して構成されており、コンタクト層14と電気的に接続されている。一方、基板10の裏面には下部電極17が設けられている。この下部電極17は、例えばAuとGeとの合金,NiおよびAuを基板10側から順に積層して構成されており、基板10と電気的に接続されている。
ところで、本実施の形態では、上述したように、基板10の内部に光吸収層30が設けられている。この光吸収層30は、イオン注入によって形成されたものである。イオン注入に用いられる元素は、基板10の結晶を破壊し、深い準位を形成することの可能な元素であり、例えば、B(ボロン)、As(ヒ素)またはP(リン)である。従って、光吸収層30は、活性層12から発せられた光を吸収する機能を少なくとも有しており、注入されたイオン濃度が高い場合には、電流が流れるのを妨げる抵抗機能も有している。
光吸収層30は、基板10のうち半導体層20側の表面(上面10A)および半導体層20とは反対側の表面(下面10B)の少なくとも一方に設けられている。なお、図1、図2(基板10の上面図)には、光吸収層30が上面10Aに設けられている場合が例示されている。また、図3(基板10の裏面図)には、光吸収層30が下面10Bに設けられている場合が例示されている。
また、光吸収層30は、例えば、少なくともリッジ部15との対向領域(以下、リッジ直下部15Aと称する。)の全体に設けられている。光吸収層30の横幅(横方向の幅)W1は、図2、図3に示したように、リッジ直下部15Aの横幅W2以上、基板10の横幅W3未満の範囲内となっている。また、光吸収層30の長さ(共振器方向の長さ)L1は、例えば、図2、図3に示したように、リッジ直下部15Aの長さL2と等しくなっている。従って、本実施の形態では、光吸収層30は、基板10の面内全体には形成されておらず、基板10には、光吸収層30を迂回する電流通路が存在している。
ここで、光吸収層30は、少なくともリッジ直下部15Aの全体に形成されていることが好ましい。活性層12から発せられた光が基板10の下面10Bなどによって反射されるのを効果的に低減することができるからである。また、吸収層30の横幅W2がリッジ直下部15Aの横幅W2と同等か、若干大きい程度となっている場合には、吸収層30は、リッジ直下部15Aとの関係で横方向において対称に形成されていることが好ましい。
このような構成の半導体レーザ1は、例えば次のようにして製造することができる。
上記の構成で例示した化合物半導体で半導体レーザ1を製造するためには、基板10上の半導体積層構造を、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ;有機金属化学気相成長)法により形成する。この際、化合物半導体の原料としては、例えば、トリメチルアルミニウム(TMAl)、トリメチルガリウム(TMGa)、トリメチルインジウム(TMIn)、フォスフィン(PH3 )、アルシン(AsH3 )を用いる。また、ドナー不純物の原料としては、例えばモノシラン(SiH4)を用い、アクセプタ不純物の原料としては、例えばビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)や、ジメチルジンク(DMZn)を用いる。
まず、基板10の上面10A(結晶成長面)に、所定の領域に開口を有するマスク層(図示せず)を形成する。続いて、マスク層をマスクとして、基板10の上面10Aの所定の領域に、イオン注入を行う。これにより、基板10内に光吸収層30が形成される。その後、マスク層を除去する。
次に、光吸収層30の形成された、基板10の上面10Aに、下部クラッド層11、活性層12、上部クラッド層13およびコンタクト層14をこの順に積層する。次に、コンタクト層14上にマスク層(図示せず)を形成し、例えば塩酸系のエッチャントを用いて、コンタクト層14および上部クラッド層13を選択的に除去する。これにより、ストライプ状のリッジ部15が形成される。その後、マスク層を除去する。
その後、コンタクト層14の上面に上部電極16を形成する。さらに、必要に応じてラッピングなどにより基板10の厚さを適宜調節したのち、基板10の下面10Bに下部電極17を形成する。次に、基板10をへき開して、前端面S1および後端面S2を形成したのち、リッジ部15の形成されていない部位をダイシングする。このようにして、本実施の形態の半導体レーザ1が製造される。
基板10の下面10Bに光吸収層30を形成する場合には、上記の製造過程において、以下の工程を追加すればよい。まず、必要に応じてラッピングなどにより基板10の厚さを適宜調節したのち、基板10の下面10Bに、所定の領域に開口を有するマスク層(図示せず)を形成する。続いて、マスク層をマスクとして、基板10の下面10Bの所定の領域に、イオン注入を行う。これにより、基板10内に光吸収層30が形成される。その後、マスク層を除去する。このようにしても、本実施の形態の半導体レーザ1を製造することができる。
なお、基板10の上面10Aに光吸収層30を形成しない場合には、上記の製造過程において、基板10の上面10Aにイオン注入をする工程を省略すればよい。
次に、本実施の形態の半導体レーザ1の作用および効果について説明する。
本実施の形態の半導体レーザ1では、上部電極16と下部電極17との間に所定の電圧が印加されると、リッジ部15によって電流狭窄され、活性層12の電流注入領域(発光領域12A)に電流が注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この光は、一対の前端面S1および後端面S2により反射され、所定の波長でレーザ発振を生じ、レーザビームとして外部に射出される。
ところで、本実施の形態では、基板10の内部に光吸収層30が設けられている。光吸収層30は、基板10のうち半導体層20側の上面10Aおよび下面10Bの少なくとも一方であって、かつ少なくともリッジ直下部15Aの全体に設けられている。これにより、活性層12から発せられた光のうち基板10側に向かった光が、基板10に設けられた光吸収層30によって吸収される。ここで、光吸収層30は、イオン注入によって形成されているので、エネルギー障壁となることはなく、光吸収層30において電圧ドロップが生じる虞はない。そのため、光吸収層30に起因して駆動電圧が上昇することはなく、消費電力が増大する虞はない。また、光吸収層30には、ドナーとアクセプタが同時に添加されている訳ではないので、下部クラッド層11においてメモリー効果が起こる虞もない。そのため、下部クラッド層11全体で吸収が起こる虞はない。また、光吸収層30に対して光反射の機能が付与されている訳ではないので、光吸収層30によって光が活性層12側に戻される虞もない。そのため、光吸収層30に起因して素子内部で干渉が増大する虞はない。また、光吸収層30は基板10内に設けられていることから、光吸収層30が光導波路内に存在することはなく、光吸収層30が活性層12から発せられた光を必要以上に吸収する虞もない。また、光吸収層30が基板10内に設けられていることから、基板10の上面10Aは平坦であり、上面10Aには結晶欠陥を生じさせるような凹凸は存在しない。従って、光吸収層30に起因して結晶欠陥に起因する光吸収が起こる虞はない。
以上のことから、本実施の形態では、消費電力を増大させることなく、光の損失を最小限に抑えた上で、FFP形状を改善することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。
例えば、上記実施の形態では、基板10はGaN基板となっていたが、サファイア基板となっていてもよい。ただし、サファイア基板は絶縁性であるので、下部電極17をサファイア基板の裏面に設けることができない。そこで、例えば、図4に示したように、下部電極17をサファイア基板の裏面に設ける代わりに、下部クラッド層11の一部に平坦面11Aを設け、この平坦面11A上に下部電極17を付設してもよい。このようにした場合には、光吸収層30の横幅W1を、図5に示したように、リッジ直下部15Aの横幅W2以上、基板10の横幅W3以下の範囲内とすることが可能である。このようにした場合であっても、光吸収層30によって電流通路が遮断される虞がないからである。
また、上記実施の形態では、光吸収層30が、リッジ直下部15Aの全体に設けられている場合について説明したが、光吸収層30は、リッジ直下部15Aの一部にだけ形成されていてもよい。この場合には、光吸収層30の長さ(共振器方向の長さ)L1は、図5に示したように、0(ゼロ)より大きく、リッジ直下部15Aの長さL2未満となる。光吸収層30がこのような構成となっている場合であっても、活性層12から発せられた光が吸収層30で吸収されるので、活性層12から発せられた光が基板10の下面10Bなどによって反射されるのを低減することができる。
また、上記実施の形態では、半導体レーザ1はリッジ部15を1つだけ備えていたが、複数備えていてもよい。
また、上記実施の形態では、窒化ガリウム系の半導体レーザを例にして本発明を説明したが、他の化合物半導体レーザ、例えば、例えば、GaInAsP系などの赤色半導体レーザ、ZnCdMgSSeTeなどのII−VI族の半導体レーザにも適用可能である。また、AlGaAs系、InGaAs系、InP系、GaInAsNP系などの、発振波長が可視域とは限らないような半導体レーザにも適用可能である。
また、上記実施の形態では、インデックスガイド構造の半導体レーザを例に挙げて、本発明について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の構造、例えば、ゲインガイド構造の半導体レーザに対しても適用可能である。
1半導体レーザ、10…基板、10A…上面、10B…下面、11…下部クラッド層、11A…平坦面、12…活性層、12A…発光領域、13…上部クラッド層、14…コンタクト層、15…リッジ部、15A…リッジ直下部、16…上部電極、17…下部電極、20…半導体層、30…光吸収層、S1…前端面、S2…後端面。

Claims (4)

  1. 透明基板上に、活性層と、前記活性層へ注入される電流を狭窄する帯状の電流狭窄構造とを含み、かつ前記活性層および前記電流狭窄構造を間にして前記電流狭窄構造の延在方向に対向する一対のへき開面を含む半導体層を備え、
    前記透明基板は、前記半導体層側の表面および前記半導体層とは反対側の表面の少なくとも一方であって、かつ少なくとも前記電流狭窄構造との対向領域の一部に、イオン注入によって形成された光吸収層を有し、
    前記光吸収層は、前記透明基板の結晶を破壊し、深い準位を形成することの可能な元素を注入することによって形成されたものである
    半導体レーザ。
  2. 前記光吸収層は、少なくとも前記電流狭窄構造との対向領域全体に形成されている
    請求項1に記載の半導体レーザ。
  3. 前記透明基板がGaN基板であり、
    前記光吸収層の横幅は、前記電流狭窄構造との対向領域の横幅以上、前記透明基板の横幅未満の範囲内である
    請求項1に記載の半導体レーザ。
  4. 前記透明基板がサファイア基板であり、
    前記光吸収層の横幅は、前記電流狭窄構造との対向領域の横幅以上、前記透明基板の横幅以下の範囲内である
    請求項1に記載の半導体レーザ。
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