JP5303911B2 - X線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法、およびx線利用の自動検査装置 - Google Patents

X線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法、およびx線利用の自動検査装置 Download PDF

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Description

この発明は、X線を用いて検査対象物の内部構造を示す画像を生成し、その画像の輝度に基づき、検査対象物に欠陥が生じていないかどうかを判別する自動検査装置に関する。特にこの発明は、欠陥の検出に適した明るさの画像が生成されるように、撮影に関する制御の内容を調整する処理に関する。
部品実装基板などの工業製品をX線を用いて検査する場合には、欠陥の検出精度を確保するために、撮影が行われる間に照射されるX線の量が一定になるように調整する必要がある。検査対象物の微小な変化を精度良く検出するためには、X線吸収率と画像の明るさとの関係を常に安定した状態にする必要がある。
この点に鑑み、X線を利用した検査を行う場合には、検査を開始する前に、画像の明るさがあらかじめ定めたレベルになるように、撮影に関する制御の内容を調整する処理(キャリブレーション)を実行するようにしている。
従来の検査装置の多くでは、管電圧や管電流の調整によるキャリブレーションを実施している(特許文献1参照。)。また、X線の照射開始より所定時間遅れてX線検出器からの画像情報の取り込みを開始することにより、立ち上がり時の不安定な信号成分を含まない画像を生成する方法も提案されている(特許文献2参照。)。
特開2000−162160号公報 特開2001−165873号公報
管電圧を変更すると、その変更によってX線の波長領域が変わるため、X線吸収率が同じ物体であってもX線の透過量が変化する。したがって、毎時の管電圧の調整量がばらつくと、画像の明るさとX線吸収率との関係にもばらつきが生じ、欠陥の検出精度を確保できなくなるおそれがある。
また、管電流を調整すると、電流の変化によってX線源の焦点径が変わり、これに伴って、X線検出器に対するビーム径も変わる。したがって、毎時の管電流の調整量が変わると、投影像の大きさにもばらつきが生じ、欠陥の大きさ等を認識するのに不具合が生じるおそれがある。
また特許文献2に記載された方法でも、画像の取り込みが開始される時点でのX線の照射量が常に一定のレベルに達しているという保証がなければ、画像の明るさを安定させることはできない。特許文献2に記載されているX線の「一定強度」は、立ち上がり時の不安定な状態が消失して、強度変化の少ない状態になったことを意味するものであり、X線の強度レベルがあらかじめ定めた基準のレベルに達したことを意味するものではないと解される。すなわち、この方法を実施する場合でも、画像の明るさレベルを安定させるには、あらかじめ何らかの方法でX線の強度を調整する必要があると思われるが、その点について、特許文献2には何も開示されていない。
この発明は上記問題に着目し、検査の精度に影響を及ぼすことなく、欠陥の検出に適した明るさの画像を安定して生成できるようにすることを、目的とする。
この発明による方法は、X線源およびローリングシャッタ方式の2次元X線検出器を用いて検査対象物の内部構造を表す画像を生成し、生成された画像の輝度に基づき、欠陥の有無を判別する自動検査装置において、欠陥の検出に適した明るさの画像が生成されるように、撮影に関する制御の内容を調整するものである。
さらにこの方法では、2次元X線検出器のすべての走査ラインで電荷の蓄積が行われている共通露光期間内(すなわち各走査ラインの露光期間が重なっている間)にX線の照射を開始して当該照射を終了させることを条件に、2次元X線検出器の1フレーム分の共通露光期間とX線源を駆動する期間との間の長さの関係を調整する第1ステップ;第1ステップでの調整に基づき、X線源および2次元X線検出器を駆動してX線透視画像を生成する第2ステップ;の各ステップによる設定処理を、生成されるX線透視画像の明るさがあらかじめ定めた基準の状態になるまで繰り返し実行する。そして、X線透視画像の明るさが基準の状態になったときの共通露光期間の長さとX線源の駆動期間の長さとを、検査のための撮影に使用する。
ローリングシャッタ方式のX線検出器は、各ラインの電荷蓄積期間にずれがあるデバイスであり、たとえば、フラットパネルディテクタ(以下、「FPD」と略す。)がある。
上記の第2ステップでの撮影は、X線源と2次元X線検出器との間に何も配置しない状態、言い換えれば、両者の間に存在するものを空気のみとするのが望ましいが、これに限らず、両者間にX線透過量が均一な物体を配置してもよい。
明るさの「基準の状態」とは、画像が欠陥の検出に適した明るさになっている状態をいう。たとえば、検査対象物と検出対象の欠陥との間のX線吸収率の差を明確にするのに適した量のX線がX線検出器に到達したときに得られる画像の明るさを、「基準レベルの明るさ」として、この基準レベルに対する実際の画像の明るさの相違量が所定の許容値以内である状態を、「基準の状態」と定義することができる。
上記の方法によれば、2次元X線検出器の共通露光期間とX線源の駆動時間との間の長さの関係を調整することにより、管電圧や管電流を変更せずに2次元X線検出器に照射されるX線の量を変更し、画像の明るさを調整することができる。したがってX線の波長の変化により明るさとX線吸収率との関係が変動したり、画像の分解能にばらつきが生じるのを回避することができる。
上記の方法の一態様では、第1ステップにおいて、2次元X線検出器の共通露光期間の長さを超えない範囲でX線源を駆動する時間の長さを変更する。このようにすれば、撮影時間に影響を与えることなく、画像の明るさを調整することが可能になる。
上記方法の他の好ましい態様では、複数の検査対象物に対する検査を開始するのに先立ち、X線源と2次元X線検出器との間に検査対象物を配置しない状態にして、第1ステップおよび第2ステップによる設定処理を実行する。このようにすれば、一連の検査を開始する前に、X線源からのX線の照射量を反映した明るさの画像を用いて、適切な調整を行うことができる。
他の好ましい態様においては、新たな検査対象物に対する検査のための最初の撮影において、第1ステップおよび第2ステップによる設定処理を、基準状態に適した明るさの画像が得られるまで繰り返すようにしている。このようにすれば、検査対象物毎に、欠陥の検出に適した明るさの画像が得られるように、撮像に関する制御の内容を調整してから検査を実行することができるから、X線の照射量が時間の経過に伴って変化しても、検査の精度を確保することができる。また、検査対象物を待避させるなどの処理を行うことなく、簡単に調整を行えるから、検査への影響を少なくすることができる。
さらに、上記の方法においては、第2ステップにおいて、X線源および2次元X線検出器を駆動した撮影のほかに、X線源を駆動せずに2次元X線検出器を駆動する撮影を実行し、第2ステップでの各撮影により得た画像による差分画像の平均輝度値とあらかじめ定めた基準レベルとの相違量が所定の許容値以内になった状態を基準の状態として、第1および第2のステップによる設定処理を終了する時期を判別するのが望ましい。
上記の2回の撮影と差分演算処理によれば、2次元X線検出器の画素間の感度のばらつきによるノイズが除去され、2次元X線検出器に照射されるX線の量を反映した明るさの画像を得て、精度の良い調整処理を行うことが可能になる。
上記の方法が適用された自動検査装置は、X線源と、ローリングシャッタ方式の2次元X線検出器と、これらを用いて検査対象物の内部構造を表す画像を生成する画像生成手段と、生成された画像の明るさに基づき欠陥の有無を判別する検査実行手段と、前記検査実行手段による判別処理が行われていない状態下で、この判別に適した明るさの画像が得られるように、前記X線源および2次元X線検出器の動作内容を調整する調整手段とを具備する。さらに調整手段は、前記2次元検出器のすべての走査ラインで電荷の蓄積が行われている共通露光期間内にX線の照射を開始して当該照射を終了させることを条件に、2次元X線検出器の1フレーム分の共通露光期間とX線源を駆動する期間との間の長さの関係を調整する手段と、この調整の結果に基づき、X線源および2次元X線検出器を駆動してX線透視画像を生成する手段とを具備し、前記X線透視画像の明るさがあらかじめ定めた基準状態になるまで前記各手段による処理を繰り返す。
上記の調整方法および自動検査装置によれば、2次元X線検出器のすべての走査ラインで電荷の蓄積が行われている共通露光期間とX線管の駆動期間との間の長さの関係を調整するステップと、その調整に基づく撮影を行うステップとを繰り返すことによって、管電圧や管電流を変更することなく、X線吸収率と画像の明るさとの関係があらかじめ定めた基準の状態になるように画像の明るさを調整することができる。よって、欠陥の検出に適した明るさの画像をもって高精度の検査を行うことが可能になる。
図1は、この発明が適用されたX線利用の基板検査装置について、撮影に関する構成を示す。
この基板検査装置は、外観検査が困難な箇所を対象に、X線による断層画像を生成し、生成された画像を用いて検査を行うもので、検査対象の基板1を支持する基板ステージ2、X線管3、フラットパネルディテクタ4(以下、「FPD4」と略す。)などを具備するものである。
なお、図中の10は、具体的な検査対象の例としてのはんだ電極を示し、11は、はんだ電極10により基板1に接続される部品(以下、「BGA部品11」という。)を示す。図1では、便宜上、各はんだ電極10を誇張して描いているが、実際のはんだ電極10は微小なもので、BGA部品11の裏面に多数配備される。
基板ステージ2は、基板1を、水平な姿勢にして支持しつつ、検査対象部位に応じて、基板1をX軸方向(図1の左右方向とする。)およびY軸方向(図1の紙面に直交する方向とする。)に移動させる。X線管3は、円錐状のX線ビーム(コーンビーム)を出射するタイプのもので、基板ステージ2の上方に固定配備される。
FPD4は、基板1を透過したX線を受けて2次元のX線透視画像を生成するもので、図示しない支持ホルダにより、検出面4Aが真上を向くように、水平な姿勢で支持されている。なお、この支持ホルダは、ディテクタ支持ステージ5(図2に示す)の上面に取り付けられ、ステージ5の動きに応じて、FPD4とともに、X,Yの各方向に移動する。
図2は、上記基板検査装置の構成を示すブロック図である。
この基板検査装置は、前出のX線管3、FPD4、基板ステージ2、ディテクタ支持用ステージ5のほか、X線管コントローラ6、ディテクタコントローラ7、制御装置8などを具備する。
制御装置8はパーソナルコンピュータを用いて製作されたもので、画像入力部81、ステージ制御部82、検査実行部83、キャリブレーション処理部84などを具備する。これらのうち、画像入力部81は、画像入力用のインターフェースやA/D変換回路などにより構成される。その他の処理部は、それぞれの処理用のプログラムによって図示しないCPUに設定された機能である。
ステージ制御部82は、X線管3、FPD4、および基板1が撮影に適した位置関係になるように、基板ステージ2およびディテクタ支持用ステージ5の移動方向や移動量を制御する。検査実行部83は、ステージ制御部82、X線管コントローラ6、ディテクタコントローラ7を介して、各ステージ2,5、X線管3、FPD4の動作を制御することによりX線透視撮影(プロジェクション)を実行する。さらに、この撮影により生成されたX画像透視画像を画像入力部81から取り込んで、検査に関する一連の処理を実行する。
各基板1に対する検査では、被検査部位の内部を精度良く観察できるように、あらかじめ登録された撮影対象領域毎に、当該領域とX線管3およびFPD4の三者の位置関係を変更しながら複数回の透視撮影を実行し、生成された各X線透視画像を用いて被検査部位の断層画像を再構成するようにしている。なお、透視撮影では、FPD4に達したX線の量が多いほど明るい画像が生成されるが、再構成された断層画像を表示する際には、この明暗の関係を反転させて、X線の吸収率が高い部位ほど輝度が高い(白みが強められた)画像を表示するようにしている。また、撮影対象領域は、検査対象のBGA部品11の大きさやはんだ電極10の密度などに基づき、1つの部品11に対して1〜複数設定される。
キャリブレーション処理部84は、検査に関する一連の処理を開始する前、および検査において新たな基板1を受け付ける毎に、処理に適した明るさの画像が生成されるように、撮影に関する制御内容を調整する処理(キャリブレーション)を実行する。
つぎに、この実施例では、検査において、トモシンセシスの手法を用いて透視撮影や断層画像の再構成を行うようにしている。具体的な方法を、図3,4を用いて簡単に説明する。なお、この例では、図示の便宜上、1つのはんだ電極10のみを撮影対象としているが、実際の検査では、複数のはんだ電極10を含む範囲を撮影することもできる。
図3は、基板1の一部を拡大して、透視撮影処理の原理を示したものである。図中、Tは、被検査部位であるはんだ電極10を水平方向に沿って横切る断面であり、透視撮影の際の基準として使用される。点Oはこの断面Tの所定位置に設定された基準点(この例では断面Tの中心点とする。)である。以下では、断面Tを「基準断面T」、点Oを「基準点Oという。
また12は、基板1を挟んではんだ電極10に対向する位置に実装されている部品である(以下、「裏面部品12」という。)。
この実施例では、X線管3の光軸Lを基準に点対称の関係にある2点P1,P2にそれぞれ基準点Oが位置合わせされるように基板1を移動させるとともに、位置決めされた基準点OがFPD4の検出面4Aの中心点Rに投影されるようにFPD4を移動させて、撮影を行うようにしている。X線管3からは、円錐状のビームが出射されているので、各位置での基準点Oに対するX線の照射角度は均一になる。また光軸Lに対する点P1,P2の距離が等しいので、FPD4の中心点Rが位置合わせされる点Q1,Q2の光軸Lに対する距離も等しくなる。したがって、基板1が移動して基準点Oの位置が変わっても、この基準点Oを含む基準断面T内の各点は、検出面4Aの同一座標に投影される。これに対し、裏面部品12など、基準断面Tとは異なる高さにある点は、毎回異なる高さに投影される。
したがって、図示の2とおりの位置関係において生成されたX線透視画像A1,A2では、基準断面T内にあるはんだ電極10の構成点の投影範囲(図中S1,S2で示す。)は一致するが、裏面部品12の構成点の投影範囲(この図および図4とも、基板1に接する面の投影範囲U1,U2に限定して示す。)は、撮影毎に位置が変化する。
この実施例では、X軸方向およびY軸方向において、それぞれ図3に示した2通りの撮影を行うことによって、図4に示すような4枚のX線透視画像A1〜A4を生成する。そして、これらの画像A1〜A4の構成画素を座標が対応する関係にあるもの毎に組み合わせ、これらの組み合わせ毎に、それぞれその組に属する画素中で輝度が最も高い画素のデータ(すなわちX線透過率が一番高いことを示すデータ)の画像データを選択する。そして、各組に共通する座標に選択された画像データをあてはめることによって、基準断面Tの断層画像を生成する。
図4は、X線透視画像A1,A2,A3,A4を、毎時の撮影における基準断面Tの位置に対応づけて配置するとともに、これらの画像の中央に、各画像により再構成された断層画像Bを配置している。
各画像A1〜A4中のS1〜S4は、はんだ電極10の投影範囲であり、U1〜U4は裏面部品12の投影範囲である。図3を用いて説明したように、基準断面Tにおけるはんだ電極10の構成点は、いずれのX線透視画像A1〜A4でもそれぞれ同一の座標に投影されるが、裏面部品12の構成点が投影される座標は、画像によって変動する。
したがって、対応関係にある4画素のうち輝度が最大になる画素のデータを選択する方法によれば、画像間で一致するはんだ電極10の投影範囲S1〜S4については、いずれの画像のデータが選択されたとしても、はんだ電極10を表すデータが選択される。これに対し、背景部分については、いずれかの画像で部品12が投影されたために輝度が低くなった箇所があっても、他の部品12が投影されていない画像における同一箇所の輝度の方が高くなるため、部品12の投影状態を表すデータが選択されることはない。よって、断層画像Bには、はんだ電極10の画像Sが明瞭に現れるが、点線枠で示す位置に裏面部品12の画像が現れることはない。
なお、基準断面T以外の断面についても、その断面と基準断面Tとの距離に基づき、上記の画像A1〜A4が当該断面を基準断面とした場合の画像になるように、各画素の座標を変更し(すなわち、断面内の各点の投影点の座標が一致するように画像A1〜A4を補正する。)、補正後の4枚の画像を用いて、図5に示すのと同様の処理を行うことによって、断層画像を生成することができる。
この実施例の検査装置では、上記の方法により、はんだ電極10について複数の断層画像を生成し、これらの断層画像を用いて欠陥の有無を判別するようにしている。具体的には、各断層画像につき、それぞれあらかじめ登録された基準の断層画像との差分演算を実行し、その結果得られた差分画像を2値化することによって、欠陥を検出するようにしている。ただし、欠陥の検出方法はこれに限らず、たとえば、基準の断層画像中のはんだ電極の濃度に基づき設定した2値化しきい値により、検査対象の断層画像を2値化してもよい。また2値化に限らず、たとえばはんだ電極10内の画像のエッジを抽出することによって、周囲と明るさが異なる箇所を欠陥として検出してもよい。
上記の検査において欠陥の検出を精度良く行うには、生成される断層画像における明るさとX線吸収率との関係が安定した状態になるようにする必要がある。同じX線吸収率の物体に関して画像の明るさにばらつきが生じると、欠陥の検出に失敗する可能性があるからである。
そこでこの実施例のキャリブレーションでは、同じ環境設定でX線透視撮影を実行したときのX線透過画像の明るさが一定のレベル付近になるように、X線管3に対する駆動パルス(以下、「X線管駆動パルス」という。)の長さを調整するようにしている。
図5は、X線管駆動パルスの調整処理の具体例を示す。
この実施例では、ローリングシャッタ方式の2次元X線検出器であるFPD4を使用するため、このFPD4の各走査ライン(以下、単に「ライン」という。)の電荷蓄積動作を考慮してX線管3を駆動する必要がある。
FPD4では、図中の太線の矢印で示すように、毎時のフレームにおける各ラインの露光期間(電荷蓄積期間)が1列目から順番に、所定時間ずつ遅れて開始されるので、全ラインにおける明るさの整合性をとるには、すべてのラインで電荷の蓄積が行われている期間(以下、この期間を「共通露光期間」という。)内に、X線管駆動パルスが立ち上がり、かつ立ち下がるようにしなければならない。
そこでこの実施例では、X線管駆動パルスの立ち上がりおよび立ち下がりをいずれも共通露光期間内に含めることを条件として、X線透視画像の明るさがあらかじめ定めた条件を満たすまで、X線管駆動パルスの長さTPを変更しながらX線透視撮影を繰り返すようにしている。このキャリブレーションは、検査の前に、X線管3とFPD4の間に基板ステージ2を挟まない状態下で実行されるほか、検査が実行される間も、検査対象の基板が変更される都度、その基板に対する第1回目の透視撮影で得られた画像の一部領域の画像データを用いて実行される。
図5では、共通露光期間を網点パターンにより示すとともに、この期間の長さをSとしている。また図中のS1は、ライン単位の露光期間のうち共通露光期間に含まれない時間の長さ(固定の長さとなる。)であり、U,U,・・・Uは、各ラインからの画像信号である。
露光期間の設定に関するSおよびS1の値はディテクタコントローラ7に与えられ、X線管駆動パルスの設定に関するTPの値はX線管コントローラ6に与えられる。
ディテクタコントローラ7は、各ラインに対し、それぞれ、(S+S1)の値に相当する時間をおいて、電荷蓄積の開始指示および終了指示を出すことにより、各ラインの電荷蓄積動作を制御する。X線管コントローラ6は、最後のN番目のラインの電荷蓄積の開始に同期するタイミングでX線駆動パルスを立ち上げ、TPの値に相当する時間が経過した時点でX線駆動パルスを立ち下げる。よってX線管3とFPD4との間に何も物体をおかずに、またはX線吸収率が均一の物体を配置して上記の制御を行った場合には、FPD4の各ラインに均一な量のX線を与えることができる。
X線管駆動パルスを長くすれば、FPD4に到達するX線の量が増えるので、生成される画像の輝度は高められる。反対にX線管駆動パルスを短くすると、FPD4に到達するX線の量が減少するので、生成される画像の輝度は低下する。
図5の例では、1フレーム目のX線管駆動パルスの長さTPは初期値のTPであるが、2フレーム目のパルスの長さTPは、初期値TPより所定時間tだけ長くなっている。これは、1フレーム目の撮影で得られた画像の明るさが基準の状態より暗かったことを意味する。この例とは反対に、画像の明るさが基準の状態より明るかった場合には、次のフレームにおけるX線管駆動パルスの長さTPは、前のフレームより短いものに設定される。
なお、X線透視画像の明るさの調整は共通露光期間の長さSを変更することによっても調整できるが、Sの値を大きくする調整は撮影時間を長くすることになるので、検査の効率上、望ましいことではない。また、何度調整を行っても画像の明るさを適正にできない場合には、FPD4の配置やX線管3の線源に不備がある可能性がある。このような不備がある場合には、調整を続けても無駄であるから、しかるべき時期に設備の点検を行うのが賢明である。
これらの点を考慮して、この実施例では、検査前のキャリブレーションにおいて、共通露光期間の長さSの値が所定の上限値Smax以内である場合に限り、Sの値を調整することにし、調整が完了する前にSの値が上限値Smaxを超えた場合には、警報を出力してキャリブレーションを中止するようにしている。また、検査中には、Sの値を調整する必要が生じても、その調整を行わずに警報を出力し、処理を中止するようにしている。
図6は、検査前に実行されるキャリブレーション処理の流れを示す。
この実施例では、あらかじめ、基板1の各部のX線吸収率に基づき、検査対象のはんだ電極10の明瞭な投影像を得るのに必要なX線の照射量を割り出し、その量のX線がFPD4に照射された場合に生成されるX線透視画像の平均輝度値を求め、これを基準の輝度値Pとして、図示しないメモリに登録するようにしている。検査前のキャリブレーションの最初のST1(STは「ステップ」の略である。以下も同じ。)では、この基準の輝度値Pがメモリから読み出される。
つぎにST2では、基板ステージ2を所定位置に待避させて、FPD4をX線管3の真下に移動させる。これにより、X線管3とFPD4との間には空気のみが存在する状態となる。
つぎのST3では、X線管駆動パルスの幅TPおよびFPD4の共通露光期間の長さSに、それぞれあらかじめ定めた初期値TP,Sをセットする。TPはX線管コントローラ6に、Sはディテクタコントローラ7にそれぞれ供給される。以下のST4,5では、共通露光期間の長さの初期値Sに図5に示した一定値S1を加えたものを、ライン単位の露光時間として、各ラインの電荷蓄積の開始および終了のタイミングを制御する。
上記の初期値TP,SによりX線管3およびFPD4に対する制御内容が初期設定されると、ST4では、X線管3を駆動せずに、FPD4のみを駆動することにより、X線が照射されていない状態下での画像を生成する(以下、この撮影を「ダーク撮影」という。)。ダーク撮影により生成された画像では、各画素の感度差による明暗のばらつきが生じるほか、暗電流によって図7に示すような直線状のノイズNZが発生する。なお、この図7では、ノイズNZを見やすくするために、実際のダーク撮影による画像とは白黒を反転させている。実際の画像は、全体が暗く、白いすじ状のノイズNZが現れる。
図6に戻って、ダーク撮影の後のST5では、X線管3およびFPD4の双方を駆動することにより、先に設定されたTPの幅による期間に照射されたX線を、FPD4の各ラインで受け付ける(以下、この撮影を「ブライト撮影」という。)。このブライト撮影により、万一、飽和が生じた場合には、駆動パルス幅TPを現在値の半分の長さに変更して、ブライト撮影をやり直す(ST6→ST7→ST5の流れ)。
ブライト撮影による画像が飽和していない場合には、ブライト撮影による画像とダーク撮影による画像との差分演算を実行する(ST6→ST8の流れ。)。これにより、画素間の感度の差により生じる明暗のばらつきが除去され、FPD4に対するX線の照射量が反映された画像が生成される。
ただし、図7に示した線状のノイズNZの部分では、差分演算処理によって階調がゼロになるため、差分画像にもノイズNZが残ってしまう。このため、この実施例では、このノイズNZが生じているライン(以下、「欠陥ライン」という。)について、上下または左右の画素を用いて画像データを補間することにより、ノイズNZを除去するようにしている(ST9)。
ここで、図7に点線枠で示した領域30内の画像を拡大した図8を用いて、補間処理について簡単に説明する。図8中の各矩形は1つの画素に相当し、斜線を付した画素はノイズNZに含まれるものである。
この例の領域30には、画像のy方向(縦方向)に沿って欠陥ラインが生じているため、この欠陥ライン上の各画素に、それぞれ左右の画素の画像データの平均値をあてはめる。たとえば領域10の中央位置にある画素I(x,y)には、それぞれ左右の画素I(xi−1,y),I(xi+1,y)の画像データの平均値があてはめられる。
x軸方向に沿う欠陥ラインの場合には、上記とは逆に、上下の画素の画像データの平均値があてはめられることになる。また、欠陥ラインの交差点に該当する画素については、斜め方向で隣接する4画素の画像データの平均値があてはめられる。
このようにしてノイズが除去されると、ST10では、ノイズ除去後の差画像について、各画素の輝度の平均値Pを算出する。この平均輝度値Pと基準の輝度Pとの相違量(各値の差の絶対値)が所定の許容値α以下であれば、生成された画像の明るさは適正であるとして、TPおよびSの現在値を登録する(ST11→ST17の流れ)。
一方、上記の相違量が許容値αを上回った場合には、X線管駆動パルスの幅TPを調整する(ST11→ST12の流れ)。この調整では、平均輝度値Pに対する基準の輝度値Pの比率P/Pを現在のパルス幅TPに掛けた値を、つぎのパルス幅TPとする。
更新後のパルス幅TPが共通露光期間の長さS以下である場合には、このパルス幅TPを用いて再びブライト撮影を実行し、以下、同様の処理を実行する(ST13→ST5の流れ)。パルス幅TPとX線の照射量との関係が比例関係であるならば、更新後のX線管駆動パルスに基づくブライト撮影によって、平均輝度Pと基準輝度Pとの差を許容値α以下にできると考えられる。
なお、更新後のパルス幅TPが共通露光期間の長さSより大きくなる場合には、共通露光期間の長さSがパルス幅TPと同じ長さになるように調整した後に、ダーク撮影から処理をやり直す(ST13→ST14→ST15→ST4の流れ)。ただし、更新後のSの値が上限値Smaxを上回った場合には、警報を出力して、キャリブレーションを中止する(ST13→ST14→ST16の流れ)。その理由は、先に説明したとおりである。
つぎに、この実施例では、図6の処理によってTP,Sの値が登録されると、引き続き、検査のためのティーチングを実行する。このティーチングでは、検査対象の基板1のモデルに対し、上記のTP,Sを用いて実際の検査と同様の手順で複数回の透視撮影を実行し、生成された各X線透視画像を用いて断層画像の基準画像を生成する。さらに、1回目の撮影で生成されたX線透視画像について、所定大きさの領域を特定し、この領域(以下、「特定領域」という。)の位置および大きさや、ならびに領域内の平均輝度値(図9に示すQ)を算出し、これらをメモリに登録する。
図9は、上記のティーチングが終了した後に実行される検査の手順を、この検査の間に実行するキャリブレーション処理を中心に示したものである。
ST101では、図6の処理により登録されたTPおよびSの値を読み出し、TPの値をX線管コントローラ6に、Sの値をディテクタコントローラ7に、それぞれセットする。以下、基板の搬入を受け付ける(ST102)と、各コントローラ6,7に、その時点のTP,Sの値に基づく制御を行わせることによって、第1回目の透視撮影を実行する(ST103)。
この第1回目の撮影が終了すると、生成されたX線透視画像のうち、ティーチングで登録された特定領域について、平均輝度値Qを算出する(ST104)。さらに、この平均輝度値Qとティーチングで登録された基準の輝度値Qとの相違量を求め、その値を許容値αと比較する(ST105)。ここで相違量が許容値α以下であれば(ST105が「YES」)、TPおよびSの値を維持して、2回目以降の撮影を実行する(ST106)。
TPおよびSの値が維持されて、すべての撮影が終了すると、各撮影により得たX線透視画像を用いて断層画像の再構成を実行し(ST107)、断層画像を2値化するなどして欠陥の有無を判定する(ST108)。なお、この図には示していないが、ST106〜108の各処理は、撮影対象領域毎に実行される。また第1回目の撮影を含む毎時の撮影では、図6のキャリブレーション処理と同時に、ダーク撮影およびフライト撮影を実行し、各撮影で得た画像の差分演算および画像データの補間処理によってノイズを除去する。すべての撮影対象領域に対する処理が完了した時点で、判定結果の保存および出力が行われる(ST109)。
ST106〜109の処理が終了すると、つぎの基板1の搬入を受け付けて(ST110→ST102の流れ)、上記と同様の処理を実行する。その後も、基板1が搬入される都度、1回目の透視撮影で生成された画像から特定領域の平均輝度値Qを算出し、その値をチェックする。この結果、所定の時点で基準の輝度値Qに対する平均輝度値Qの相違量が許容値αを上回るようになると(ST105が「NO」)、図6のST12と同様の方法により、X線管駆動パルスの幅TPを調整する(ST111)。この調整後のTPが共通露光期間Sの長さを超えることがなければ、その調整後のTPを用いて第1回目の透視撮影をやり直す(ST112→ST103の流れ)。
第1回目の透視撮影を再度実行して得た平均輝度値Qの基準の輝度値Qとの相違量が許容値α以内になれば、調整は終了し、以下、ST106〜109の処理により、基板1に対する検査が実行される。
一方、調整後のTPが共通露光期間の長さSより大きくなった場合(ST112が「YES」)には、Sの値を変更することなく警報を出力し(ST113)、検査を中止する。
図9の手順によれば、一連の検査を行う間に、X線の照射量が変動しても、基板毎に調整を行うことができるので、欠陥の検出精度を維持することができる。またX線管駆動パルスの調整処理は第1回目の透視撮影による画像を用いて実行されるので、基板ステージ2を待避させる必要がなく、キャリブレーションに要する時間を短くすることができる。よって、検査時間への影響を少なくして、精度の良い検査を行うことができる。
さらに、調整したX線管駆動パルスの長さTPが共通露光期間の長さSを超えた場合には、検査を中止するので、万一、検査の途中でX線管3に異常が生じた場合でも、その異常状態のままで検査が行われるのを防止することができ、検査の精度を確保することができる。
なお、上記では、トモシンセシスによる断層画像を用いた検査を行う場合を例に、キャリブレーションの内容を説明したが、単純にX線透視撮影による検査を行う場合や、X線CTによる検査を行う場合にも、同様の手法によるキャリブレーションを実施することができる。
X線利用の基板検査装置の撮影に関する構成を示す図である。 上記の基板検査装置のブロック図である。 トモシンセシスによる画像再構成を行う場合の撮影方法を示す図である。 トモシンセシスによる画像再構成の具体例を示す図である。 X線管駆動パルスの調整処理の具体例を示す図である。 一連の検査前のキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。 暗電流によるノイズの例を示す図である。 ノイズを除去するための画像補間処理を説明するための図である。 キャリブレーションを含む検査の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 基板
3 X線管
4 フラットパネルディテクタ(FPD4)
8 制御装置
10 はんだ電極
84 キャリブレーション処理部

Claims (6)

  1. X線源およびローリングシャッタ方式の2次元X線検出器を用いて検査対象物の内部構造を表す画像を生成し、生成された画像の輝度に基づき欠陥の有無を判別する自動検査装置において、前記欠陥の検出に適した明るさの画像が生成されるように、撮影に関する制御の内容を調整する方法であって、
    前記2次元X線検出器のすべての走査ラインで電荷の蓄積が行われている共通露光期間内にX線の照射を開始して当該照射を終了させることを条件に、2次元X線検出器の1フレーム分の前記共通露光期間とX線源を駆動する期間との間の長さの関係を調整する第1ステップ、
    前記第1ステップでの調整に基づき、X線源および2次元X線検出器を駆動してX線透視画像を生成する第2ステップ、
    の各ステップによる設定処理を、生成されるX線透視画像の明るさがあらかじめ定めた基準の状態になるまで繰り返し実行し、
    前記X線透視画像の明るさが前記基準の状態になったときの前記2次元X線検出器の共通露光期間の長さとX線源の駆動期間の長さとを、検査のための撮影に使用する、
    ことを特徴とするX線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法。
  2. 請求項1に記載された方法において、
    前記第1ステップでは、前記2次元X線検出器の共通露光期間の長さを超えない範囲で前記X線源を駆動する時間の長さを変更する、X線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法。
  3. 請求項1または2に記載された方法において、
    複数の検査対象物に対する検査を開始するのに先立ち、X線源と2次元X線検出器との間に検査対象物を配置しない状態にして、前記第1ステップおよび第2ステップによる設定処理を実行する、X線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法。
  4. 請求項1または2に記載された方法において、
    新たな検査対象物に対する検査のための最初の撮影において、前記第1ステップおよび第2ステップによる設定処理を、前記基準状態に適合した明るさの画像が得られるまで繰り返す、X線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された方法において、
    前記第2ステップにおいて、X線源および2次元X線検出器を駆動した撮影のほかに、X線源を駆動せずに2次元X線検出器を駆動する撮影を実行し、
    第2ステップでの各撮影により得た画像による差分画像の平均輝度値の差とあらかじめ定めた基準レベルとの相違量が所定の許容値以内になった状態を前記基準の状態として、前記第1および第2のステップによる設定処理を終了する時期を判別する、X線利用の自動検査装置における撮影制御の調整方法。
  6. X線源と、ローリングシャッタ方式の2次元X線検出器と、これらを用いて検査対象物の内部構造を表す画像を生成する画像生成手段と、生成された画像の明るさに基づき欠陥の有無を判別する検査実行手段と、前記検査実行手段による判別処理が行われていない状態下で、この判別に適した明るさの画像が得られるように、前記X線源および2次元X線検出器の動作内容を調整する調整手段とを具備し、
    前記調整手段は、
    前記2次元検出器のすべての走査ラインで電荷の蓄積が行われている共通露光期間内にX線の照射を開始して当該照射を終了させることを条件に、2次元X線検出器の1フレーム分の前記共通露光期間とX線源を駆動する期間との間の長さの関係を調整する手段と、この調整の結果に基づき、X線源および2次元X線検出器を駆動してX線透視画像を生成する手段とを具備し、前記X線透視画像の明るさがあらかじめ定めた基準状態になるまで前記各手段による処理を繰り返すことを特徴とする、X線利用の自動検査装置。
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