JP5303777B2 - 特典情報提供装置、特典情報提供システム、特典情報提供方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、同時間帯の過去の発券実績と比較して、現在の発券枚数が少ないときは、インセンティブを強化するようインセンティブ情報を変更する販売促進システムが開示されている。
また、特許文献3には、来店客数や販売数量に応じて自動的に割引処理を行う商品販売データ処理装置が開示されている。
まず、特典情報提供システム1の全体構成を説明する。
図1は、特典情報提供システム1のシステム構成を例示する図である。
図1に例示するように、特典情報提供システム1は、クーポン提供装置10と、広告表示装置20と、管理サーバ30とを含む。
クーポン提供装置10は、特典情報提供装置の一例であり、来場者に対して特典情報を提供する。ここで、来場者とは、既定の場所(例えば、店舗、デパート、商店街、アミューズメント施設など)にいる人であり、本例では、商店街に来た顧客を具体例とする。また、特典情報とは、特典の付与に必要な情報であり、本例では、クーポン900に印字された割引情報を具体例とする。
本例のクーポン提供装置10は、来場者の操作を受け付けるタッチパネル100と、ポイントカードの挿入口102と、クーポン900を排出するクーポン排出口とを有する。
本例の広告表示装置20は、有線ケーブルを介してクーポン提供装置10に接続しており、クーポン提供装置10により管理されている特典情報(クーポン900の内容)を順番に表示する。
本例の管理サーバ30は、インターネットを介してユーザ端末40に接続しており、ユーザ端末40を介して、キャンペーン情報の新規登録、登録内容の変更削除などを受け付ける。
ユーザ端末40は、コンピュータ端末である。本例では、商店街の各店舗のコンピュータ端末をユーザ端末40Aとし、各店舗に商品などを供給するサプライヤのコンピュータ端末をユーザ端末40Bとする。すなわち、キャンペーン情報の登録及び変更は、商店街の各店舗で行うことができると共に、商品などのサプライヤでも行うことができる。
図2に例示するように、クーポン提供装置10には、ポイント発行プログラム5と、クーポン発行プログラム6とがインストールされており、さらに、販促情報管理データベース110(販促情報管理DB110)と、広告情報配信部800とが設けられている。
また、管理サーバ30には、販促情報受付部300と、販促情報更新部305とが設けられている。
ポイント発行プログラム5及びクーポン発行プログラム6は、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されており、この記録媒体を介してクーポン提供装置10(図1)にインストールされる。なお、ポイント発行プログラム5及びクーポン発行プログラム6の一部又は全部は、ネットワークを介して、クーポン提供装置10にインストールされてもよい。また、ポイント発行プログラム5及びクーポン発行プログラム6の全部又は一部が、クーポン提供装置10内に設けられたASIC等のハードウェアによって実現されてもよい。
販促情報更新部305は、販促情報受付部300により受け付けた情報(すなわち、キャンペーン情報の登録又は変更などを指示する情報)に応じて、販促情報管理DB110に管理されているキャンペーン情報を更新する。例えば、販促情報更新部305は、販促情報受付部300により受け付けた情報に応じて、キャンペーン情報の新規登録、登録されているキャンペーン情報の変更、又は、登録されているキャンペーン情報の削除などを販促情報管理DB110に指示する。
ポイント付与部500は、来場インセンティブ提供手段の一例であり、来場者に対して、来場を促す来場インセンティブ情報を提供する。
本例のポイント付与部500は、挿入口102から来場者のポイントカードが挿入されると、挿入されたポイントカードから顧客IDを読み取り、読み取られた顧客IDに対して来場ポイントを付与する。来場ポイントは、例えば、買い物代金の一部として利用することができる。
本例の来場数計数部505は、ポイント付与部500により来場ポイントが付与されると、現在時刻が含まれる営業時間帯(以下、現在営業時間帯)の来場者数をカウントアップする。
特典抽出部600は、ユーザ端末40により登録されたキャンペーン情報の中から、現在利用可能な特典情報を抽出し、抽出された特典情報のリストを来場者に提供する。
本例の特典抽出部600は、抽出された特典情報のリストをタッチパネル100に表示して、来場者による選択操作を受け付ける。
本例のクーポン発行部605は、特典抽出部600により抽出された特典情報のうち、来場者によって選択された特典情報をクーポン用紙に印字させ、特典情報が印字されたクーポンを排出させる。
本例の発行数計数部610は、クーポン発行部605により発行されるクーポンの発行数を営業時間帯毎に計数する。
より具体的には、更新判断手段615は、各営業時間帯における来場者数及びクーポン発行数に基づいて、各営業時間帯におけるクーポンの発行率を算出し、算出された発行率と、既定の基準値とを比較して、特典情報(すなわち、クーポンに印字すべき情報)の更新を行うか否かを判断する。ここで、クーポンの発行率とは、特典情報の提供率の一例であり、所定の来場者数当たりのクーポン発行数である。本例では、各特典情報についてクーポンの発行率が算出され、特典情報毎に更新を行うか否かが判断される。
本例の更新判断手段615は、来場数計数部505により計数された直前営業時間帯の来場者数(実績値)と、発行数計数部610により計数された直前営業時間帯の発行数(実績値)とに基づいて、直前営業時間帯におけるクーポンの発行率(実績値)を算出し、算出された直前営業時間帯のクーポンの発行率(実績値)と、この直前営業時間帯の発行率(予定値)とを比較して、直前営業時間帯における発行率の実績値が発行率の予定値を下回る場合に、割引率が上がるように特典情報を更新することを決定する。
本例の特典更新部620は、更新判断手段615により特典情報の更新を行う旨が決定された場合に、販促情報管理DB110に管理されているキャンペーンファイル120(図4を参照して後述)に従って、割引率が上がるように特典情報の内容を更新する。
本例の広告情報配信部800は、販促情報管理DB110に管理されている特典情報の中から、現在利用可能な特典情報を抽出し、抽出された特典情報の内容を順番に広告表示装置20に送信し表示させる。
図3及び図4は、販促情報管理DB110により管理されるファイルを例示する図である。
図3(A)に例示するように、販促情報管理DB110は、営業パターンファイル112を格納する。営業パターンファイル112には、営業のパターン(本例では、「平日営業」と「休日営業」)に対応付けて、各営業パターンにおける営業開始時刻、営業終了時刻、及び、営業時間帯が登録されている。営業時間帯とは、営業開始時刻から営業終了時刻までの間を、所定の時間幅で区切られた時間帯である。
また、図3(B)に例示するように、販促情報管理DB110は、来店実績ファイル114を格納する。来店実績ファイル114には、各営業日に対応付けて、その営業日の営業パターン(「平日営業」又は「休日営業」)、各営業時間帯における来場者数(「来店者数」)、当該営業日における総来場者数(「来店者実績」)、及び、直前営業時間帯(「現在済時間帯」)が登録されている。来店実績ファイル114に登録される来場者数は、来場数計数部505により計数された値である。
また、図3(D)に例示するように、販促情報管理DB110は、ポイント残高ファイル118を格納する。ポイント残高ファイル118には、各顧客の顧客IDに対応付けて、各顧客のポイント残高が登録されている。ポイント残高は、例えば、これまでに付与された来店ポイント及び買い物ポイントの合計から、使用したポイントを差し引いた値である。
また、予定来場者数は、例えば、来店パターンファイル116に登録された同一営業パターンにおける同一営業時間帯の平均来場者数(時間帯別来店者数)である。さらに、発行率の予定値は、例えば、各営業時間帯の予定来場者数(キャンペーン実施時間帯における予定来場者数)と、ユーザ端末40から登録された配布数(予定値)とに基づいて算出された値である。
図5は、クーポン提供装置10の動作(S10)を説明するフローチャートである。
図5に示すように、ステップ100(S100)において、クーポン提供装置10のポイント付与部500(図2)は、ポイントカードの挿入口102にポイントカードが挿入されると、挿入されたポイントカードから顧客IDを読み取る。
クーポン提供装置10は、現在時刻が営業時間内である場合に、S100の処理に戻り、現在時刻が営業時間外である場合(すなわち、営業時間が終了した場合)に、S160の処理に移行する。
図6に示すように、ステップ132(S132)において、特典抽出部600は、販促情報管理DB110のキャンペーンファイル120を参照して、現在実施中のキャンペーン(現在利用可能な特典情報)を抽出する。具体的には、特典抽出部600は、キャンペーンファイル120に登録されている「実施日」、「開始時間帯」及び「終了時間帯」を参照して、現在日時に対応するキャンペーン情報を抽出する。
クーポン提供装置10は、クーポンの残枚数が存在するキャンペーンがある場合に、S136の処理に移行し、クーポンの残枚数が存在するキャンペーンがない場合に、S144の処理に移行する。
クーポン提供装置10は、リスト表示されたキャンペーン名のいずれかが来場者により選択された場合に、S140の処理に移行し、いずれのキャンペーン名も選択されなかった場合に、S144の処理に移行する。
図7は、特典情報の更新処理(S20)を説明するフローチャートである。なお、本図の更新処理(S20)は、図5で説明したポイント付与処理及びクーポン発行処理と並行して実施される。
図7に示すように、ステップ200(S200)において、クーポン提供装置10の更新判断部615(図2)は、現在時刻をタイマなどから取得する。
特典更新部620は、更新判断部615からの指示に応じて、キャンペーンファイル120に登録されている「値引き加算値」、「割引下限値」及び「割引上限値」に従って、キャンペーンファイル120の「現在割引値」を更新する。これにより、図8のクーポン900に印字される割引率(特典情報)がリアルタイムに変更される。
これにより、クーポンの魅力をその発行率から推定して、より魅力的な特典情報を動的に提供することができると期待される。また、クーポン自体には十分な魅力があるにも関わらず、クーポンの発行枚数が少ないという理由から不要に割引を行うことを防止することが期待できる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
上記実施形態では、来店ポイントの付与回数を来場者数と擬制して、クーポンの発行率を算出しているが、他の方法で来場者数を見積もってもよい。
また、上記実施形態では、更新判断部615が、所定の来場者数あたりのクーポン発行数を発行率として算出し、算出された発行率に基づいて特典情報の更新を行うか否かを判断しているが、これに限定されるものではなく、例えば、営業時間帯におけるキャンペーンリストの提示回数(特典情報の提案回数)と、この営業時間帯におけるクーポンの発行数とに基づいて、キャンペーンリストの提示回数当たりの発行枚数を発行率として算出し、算出された提示回数当たりの発行枚数(発行率)に基づいて、特典情報の更新を行うか否かを判断してもよい。
10・・・クーポン提供装置
110・・・販促情報管理データベース
20・・・広告表示装置
30・・・管理サーバ
300・・・販促情報受付部
305・・・販促情報更新部
40・・・ユーザ端末
5・・・ポイント発行プログラム
500・・・ポイント付与部
505・・・来場数計数部
6・・・クーポン発行プログラム
600・・・特典抽出部
605・・・クーポン発行部
610・・・発行数計数部
615・・・更新判断部
620・・・特典更新部
800・・・広告情報配信部
Claims (6)
- 既定の時間帯における来場者数と、既定の時間帯における特典情報の提供数とに基づいて、特典情報の更新を行うか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に応じて、来場者に提供する特典情報の内容を更新する更新手段と
を有し、
前記判断手段は、前記来場者数と、前記提供数とに基づいて、既定の時間帯における特典情報の提供率を算出し、算出された提供率と、既定の基準値とを比較して、特典情報の更新を行うか否かを判断する
特典情報提供装置。 - 前記特典情報は、商品又はサービスに対する値引き情報であり、
前記判断手段は、算出された提供率が前記基準値未満である場合に、値引き情報の更新を行うと判断し、
前記更新手段は、前記判断手段による判断結果に応じて、値引き率が上がるように値引き情報を更新する
請求項1に記載の特典情報提供装置。 - 既定の時間帯における特典情報の提案回数と、既定の時間帯における特典情報の提供数とに基づいて、特典情報の更新を行うか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に応じて、来場者に提供する特典情報の内容を更新する更新手段と
を有する特典情報提供装置。 - 既定の時間帯における特典情報の提案回数と、既定の時間帯における特典情報の提供数とに基づいて、特典情報の更新を行うか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に応じて、来場者に提供する特典情報の内容を更新する更新手段と
を有する特典情報提供システム。 - コンピュータが、既定の時間帯における特典情報の提案回数と、既定の時間帯における特典情報の提供数とに基づいて、特典情報の更新を行うか否かを判断し、
コンピュータが、この判断結果に応じて、来場者に提供する特典情報の内容を更新する
特典情報提供方法。 - 既定の時間帯における特典情報の提案回数と、既定の時間帯における特典情報の提供数とに基づいて、特典情報の更新を行うか否かを判断するステップと、
この判断結果に応じて、来場者に提供する特典情報の内容を更新するステップと
コンピュータに実行させるプログラム。
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