JP2008276579A - 発券機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発券機にて発行した食券を利用するような店舗にて、極力店員を介さずに客との処理やサービスの提供することを可能にする発券機を提供する。
【解決手段】商品を選択し精算して食券を発行する発券機であって、券に印字された特典情報を読み取る読取手段と、読取手段により特典情報が読み取られた場合に、食券を発行する際に特典情報に基づく特典提供処理を実行する制御手段と、前記食券発行の際に、前記特典情報が印字された前記券を発行する発行手段とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、食堂等に配置され、食券を発券する発券機に関する。
従来の食堂等に配置されている発券機として、例えば特許文献1に開示されているように、メニューの選択ボタンから所望するメニューを選択し精算と共に、選択したメニューが印字された食券が発行されるようになっているものが知られている。特許文献1の発券機は、食券を発行する前の段階で、選択したメニューを取り消すことが可能である。
特開2004−206251号公報
ところで、食券を自動販売する発券機においては、一旦発券した食券を取り消す場合には、通常店員呼んで処理する方法が採られているため、店員の手間がかかるという問題を有している。一方、食券を利用して客に飲食物を提供する店舗において、次回の来店を促すためにサービス券を客に渡す運用がされている場合があるが、忙しい時間帯は店員がサービス券を渡し忘れることや、本来サービス券を渡すべき客でない客にサービス券を渡してしまうという問題がある。このように、発券機という省力化機器が店内にあるにも関わらず、一旦発行した食券を取消す処理やサービス券を客に渡すなどの店員を介在した処理やサービスがなされていたため、店員の作業効率の良い店舗運営ができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、これらは発券機自身が発券した券を読み取れないことが原因であるため、発券機自身で読み取って処理可能にすることにより、極力店員を介さずに客との処理やサービスの提供することを可能にする発券機を提供することを目的とする。
本発明は、商品を選択し精算して食券を発行する発券機であって、券に印字された特典情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により前記特典情報が読み取られた場合に、前記食券を発行する際に前記特典情報に基づく特典提供処理を実行する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、発券機を利用して割引サービスが可能になるので、特に忙しい時間帯などにおいても店員を介さずにサービスを提供することが可能になるとともに、従来の現物提供のサービスに加え、値段の割引等も発券機を利用することで店員を介さずにサービスの提供が可能になる。
本発明は、前記食券発行の際に、前記特典情報が印字された前記券を発行する発行手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、特典情報が印字された食券が発行されるため、この特典情報を利用することで発券機にて様々な割引処理等が店員を介さずに可能になり、また、従来のような現物提供のサービスと比べ、様々なサービスの提供が可能になる。
本発明は、前記特典情報が印字された券は、前記食券と一体に形成され、前記選択した商品の商品情報が印字される食券領域と、前記特典情報が印字される特典情報領域とが区別され印字されることを特徴とする。
この発明によれば、一枚の券に印字されるので、予め印字された用紙等を用意する必要がなく、例えば日替わりでサービスを与える商品を変更することができ、また、客は券を持ち帰り次回にサービスを受けることができるので、来店を促すことができる。
本発明は、前記特典情報に基づく特典提供処理を無効あるいは有効にする選択手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、特典情報に基づく特典提供処理を行うか否かの選択ができるため店舗の運営の幅を広げることができる。
本発明は、商品を選択し精算して食券を発行する発券機であって、前記商品を識別する機械によって読み取り可能な商品情報が印字された食券を発行する発行手段と、前記食券に印字された商品情報を読み取る読取手段と、前記食券の取消操作が行われた場合に、前記読取手段によって商品情報を読み取り、該食券の取消処理を実行する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、発行された食券を変更、取消をする場合でも店員を呼ばすに取消等が可能になるので、混雑時においても効率よく店舗を運営することが可能になる。
本発明は、前記食券は、店員が持ち去る領域と、顧客が持ち去る領域とを分離可能に形成され、前記商品情報は前記2つの領域にまたがるように印字されることを特徴とする。
この発明によれば、食券が切り取られる境界線にバーコードが印字されるため、一度使用された食券を使用して店員やお客によって不正に払い戻しされることを防ぐことが可能になる。
本発明によれば、発券機にて発行した食券を利用するような店舗にて、極力店員を介さずに客との処理やサービスの提供することが可能になるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による発券機を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号10は、食堂等に配置され、食券を発行する食券発行機(以下、発券機と称する)である。符号20は通信ネットワーク(以下、ネットワークと称する)である。符号30は、発券機10の動作の管理と発券機1内の情報管理を行う管理装置である。
符号1は、発券機10の処理動作を統括して制御するCPUである。符号2は、CPU1の演算処理などで使用する記憶エリアであり、商品ファイル、スペックファイルなどを記憶するRAMである。符号3は、CPU1が実行するプログラムを記憶するROMである。符号4は、ネットワーク20を介して管理装置30との間で情報通信を行う通信部である。符号5は、コイン投入口51及び紙幣投入口52から利用者によって投入された紙幣、硬貨の種類を識別する貨幣識別部である。符号6は、券挿入口61から挿入された券に印字されている特典情報を読み取る読取部である。ここでいう特典情報とは、商品の割引等のサービスを提供するための情報であり、例えばバーコードなどによって券に印字された情報である。符号7は、挿入された貨幣あるいはストックしていた貨幣を釣銭、あるいは払い戻し金として払い出す貨幣払出部である。符号8は、ロール状のシートに選択された商品名等を印字し切断して発行する券印字発行部である。なお、券印字発行部8は、複数のロール状シートを用い、それぞれのロールから切り離された券を発行する、あるいは単票の券にて印字し発行するようにしてもよい。符号9は、タッチパネルを用いた操作表示パネルであり、商品メニューや割引券の有無のキー、訂正・取り消しキー等を表示するとともに、利用者の操作内容を読み取る。
次に、図2を参照して、図1に示す発券機10の外観構成を説明する。発券機10の前面には、操作表示パネル9が配置され、メニュー表示に対して、利用者が所望のメニューをタッチすることによりメニュー選択を行う。選択したメニューの代金支払いは、コイン投入口51または紙幣投入口52から貨幣を投入することにより行い、釣り銭や払戻金を払出口71から払い出す。また、券挿入口61から挿入された食券の裏に印字されたバーコードや、割引情報(例えば50円引きなど)が直接バーコードとして印字された券、あるいは券には識別番号がバーコードとして印字され、その識別番号を読み取る。券を装置内に取り込むための券挿入式であり、挿入された所定の位置でスキャナ部の光が照射され、バーコードを読み取り可能にする。なお、バーコードを読み取るスキャナ光が装置の外に向けて常時照射されており、券を装置内に取り込まずに、バーコードを読み取るようにしてもよい。
次に、図3を参照して、図1に示すRAM2に記憶される商品ファイルのテーブル構造を説明する。商品ファイルは、商品を一意に識別することができる品番、品名、値段(円)、割引情報(円)、割引情報の有効期限日などが関係付けられて記憶されている。例えば、品番が「0001」の「カレー」は、値段が「450」円で、現在は割引情報として「50」円が設定されており、その割引の有効期限日が「2007.05.01(2007年5月1日)」であることが予め定義されている。なお、他の品番「0002」のたぬきうどん、品番「0003」のきつねうどん等の他の商品についても同様である。この商品ファイルは、管理装置30から送信された商品ファイル更新情報を通信部4を介して受信することにより更新が行われる。
次に、図4を参照して、図1に示すRAM2に記憶されるスペックファイルのテーブル構造を説明する。スペックファイルは、発券機の動作を設定する情報が記憶されるファイルである。スペックファイルには、設定機能番号(No.)と設定機能と設定フラグが関係付けられて複数記憶される。例えば、設定機能が「割引券使用時の券発行」に対して設定フラグ(1:有効または0:無効)が定義されている。「割引券使用時の券発行」の設定フラグが「1」のとき、割引券を利用して、商品を選択した場合において、その選択された商品に対して割引情報が設定されていた場合には割引券を発行することを意味する。また、設定フラグ「0」のとき、割引券を利用して、商品を選択した場合において、その選択した商品に割引が設定されていても割引券を発行しないことを意味する。また、「有効期限の適用」は、設定フラグが「1」のとき、商品ファイルに設定される有効期限日を判断するようにし、設定フラグが「0」のときは、商品ファイルの商品に有効期限日が設定されていたとしても有効期限日を判断しないことを意味する。
次に、図5を参照して、発券機10が発行する食券について説明する。図5は、特典処理が可能な食券の表面と裏面とを表し、食券は、左半分と右半分とに分離できるように例えばキリトリ線が設けられている。食券表面の左半分は、選択した商品の商品名と値段が印字され、右半分には、次回の利用時に有効な割引券情報が印字され、該当する右半分の裏面には、商品名を識別することが可能な品番コードがバーコード化されて印字される。例えば、品番「0001」であるカレーを選択した場合、食券表面の左半分に「カレー、¥450」の文字列が印字され、食券の右半分の裏にはカレーの品番である「0001」がバーコードとして印字される。また、食券表面の右半分には「¥50引き、有効期限2007年5月1日」の文字列が印字される。食券は長方形の一枚の中央から左半分が、着席後料理が配膳された際に店員により切り取られ、券の右半分を客が持ち帰ることで、次回の来店時に割引券として利用することになる。なお、左半分(選択した商品の商品情報が印字される食券領域)と右半分(特典情報が印字される特典情報領域)を区別するためのキリトリ線は、点線に限らず実線であってもよい。また、実線や点線が予め印字されておらず、予め部分的に切り目が入った券を使用し、この切り目によって右半分と左半分とを分離するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、図1に示す発券機10が割引サービスを提供する動作を説明する。図6は、図1に示す発券機10が割引サービスを提供する動作を示すフローチャートである。まず、CPU1は割引券を利用するか否かを問い合わせる画面を操作表示パネル9に表示する(ステップS1)。図7に割引券を利用するか否かを問い合わせる画面の一例を示す。
次に、客は操作表示パネルに表示されている画面(図7参照)に対して、割引券を利用するか否か(YESまたはNO)の操作ボタンをタッチする。CPU1は、この操作内容を読み取り、割引券を利用するか否かを判定する(ステップS2)。この判定の結果、割引券を利用する操作が行われた場合、CPU1は、操作表示パネル9に「割引券を券挿入口へ挿入して下さい。」というメッセージを表示する(ステップS3)。割引券が券挿入口61に挿入されたことを検知すると、読取部6は割引券に印字されているバーコード情報を読み取り、CPU1へ受け渡す。
これを受けてCPU1はRAM2に記憶されている商品ファイルの品番を参照する。この場合、例えば、品番0001がバーコード情報として券に印字されていたものとする。CPU1は商品ファイルの品番0001に設定されている有効期限の日付と、内部の日付データとを比較し、有効期限の日付が、現時点の日付を経過しているか否か判定する(ステップS5)。この判定の結果、有効期限が切れている場合、CPU1は、挿入した割引券が有効期限切れている旨を示すメッセージを操作表示パネル9に表示する(ステップS6)。一方、有効期限が切れていない(有効期限内)場合、CPU1は、読み出したバーコード情報に関する割引情報、すなわち、商品ファイルの品番0001に設定されている「50円割引」すること(割引額)をRAM2の所定エリアに一時記憶する(ステップS7)。
次に、CPU1は、商品ファイルから品名と値段情報を読み出し、読み出した品名と値段情報に基づいて生成した商品選択画面を操作表示パネル9に表示する。ここで、客は操作表パネル9に表示されている商品選択画面上の商品をタッチすることにより所望の商品を選択する。CPU1は、ここで操作された内容を読み取り、選択された商品を特定する(ステップS8)。
次に、CPU1はRAM2に一時記憶した割引額を、選択された商品の値段から減算し、請求金額として操作表示パネル9に表示させる。この表示を見て客は、コイン投入口51または紙幣投入口52から貨幣を投入する。貨幣識別部5は、投入された貨幣によって商品の代金を精算する(ステップS9)。このとき、CPU1は、つり銭がある場合には、貨幣払出部7に対してつり銭の払出しを指示する。これを受けて、貨幣払出部7は、釣り銭を払出口71から排出する。
次に、CPU1は、商品ファイルを参照して、選択された商品に割引情報が設定されているか否かを判定する(ステップS10)。この判定の結果、割引情報が設定されている場合、CPU1は、今回の商品の代金精算時に割引を実行したか否かを判定する(ステップS11)。この判定の結果、割引を実行している場合、CPU1は、RAM2に記憶されているスペックファイルを読み込み(ステップS12)、割引券使用による精算を行った場合に新たに割引券を発行するか否かの設定フラグに基づいて、割引券発行が有効か否かを判定する(ステップS13)。この判定の結果、割引券発行が有効である場合、CPU1は、RAM2に記憶されている商品ファイルから、選択された商品に関係付けられている商品情報を読み出し、この商品情報に基づいて、割引券発行情報を生成して、この割引券発行情報をRAM2の所定エリアに一時記憶する(ステップS14)。例えば品番0001のカレーが選択されたとすると、品番0001、品名がカレー、値段は450円、割引情報は50円引き、有効期限は2007年5月1日の情報が一時記憶されることになる。また、ステップS11の判定において、割引が実行されていない場合、CPU1は、ステップS12、S13の処理をスキップし、ステップS14へ移行する。
一方、ステップS10の判定において、割引きが設定されていない場合、または、ステップS13において割引券発行が有効でない場合、CPU1は、RAM2に記憶されている商品情報を読み出すとともに、割引券に代わる広告を印字するための広告情報をRAM2から読み出す(ステップS15)。ここでいう広告情報とは、割引券印字エリアに割引券情報を印字する代わりに広告を印字するための情報であり、例えば、「いつから特売セールを開始する。」や「新商品の案内」などといった情報である。
次に、CPU1は、RAM2に一時記憶されている商品情報と、割引券情報または広告情報に基づいて、食券を発行するように券印字発行部8に対して指示する。これを受けて、券印字発行部8は、RAM2に一時記憶されている商品情報と、割引券情報または広告情報に基づいて食券を印字して、発行する(ステップS16)。これにより、食券の左半分の領域に商品名「カレー」と値段「¥450」が印字され、右半分の領域には、割引券情報が印字された食券(図5に示す食券)、または、食券の左半分の領域に商品名と値段が印字され、右半分の領域には、広告が印字された食券(図9に示す食券)のいずれかが発行されることになる。そして、客は発行された食券を席に持参し店員に見せて注文を行い、店員は客への配膳が済むと、食券の左半分を切り取る。客は残された食券の右半分を持ち帰り次回の来店時に使用することになる。
なお、食券の右半分に印字する広告情報に代えて、抽選券等の情報を印字するようにしてもよい。また、前述した説明においては、商品選択を一つのみ行う例を説明したが、複数の商品を選択し、一度に精算する場合にも適用できる。
また、割引きは金額の値引きに限らず、例えば品番「0001」のカレーを選択した客にスープを無料で提供するなどの特典を与えるものであってもよい。すなわち、金額のサービスか、物のサービスかを識別するフラグデータをバーコード内に設け、物のサービスのフラグデータと、スープの品番「0005」を1つのバーコード情報とし、品番「0001」のカレーを選択した客に、食券の右側の表面に「スープ無料」が印字され、裏には、スープに該当する品番「0005」と、物のサービスであるフラグデータとが入ったバーコードが発行されるようにする。そして、物のサービスのフラグデータが読み込まれた場合には、その品番の値段を「ゼロ」にするようになどの処理動作を行うプログラムを組み込んでおくことで、物によるサービス提供が可能になる。
また、食券は、店員へ渡す券と、客用の広告や割引券が印字された券と分けて発行するようにしてもよい。また、客用に渡す券は固定のものの場合は、印字はせず、予めバーコードを含む例えば100円引きの情報が印字された券を用意して、割引が設定されている商品が選択された場合には、その券を発行するようにしてもよい。また、使用可能な有効期限を設けたが、これに限らず有効期限を設けなくてもよい。
また、バーコードの内容は、品番に限らず、例えば割引する金額と有効期限の月のデータのみをバーコード化するようにしてもよい。月のみデータの場合はその月の月末まで有効としておくことで日付データを含ませずに済む。さらに、割引券一枚一枚を識別する識別番号をバーコード化して、RAM2には割引ファイルを記憶させ、識別番号毎の有効期限と割引金額を記憶させて、バーコードが読み取られた際に、割引ファイルの該当する識別番号の有効期限データを読み出して期限内かどうかを判断するようにしてもよい。
次に、図7を参照して、図1に示す発券機10が発行した食券の取り消しを行う際の実施形態を食券の発行動作から説明する。図7は、図1に示す発券機10が発行した食券の取り消しを行う動作を示すフローチャートである。まず、CPU1は、商品ファイルから品名と値段情報を読み出し、読み出した品名と値段情報に基づいて生成した商品選択画面を操作表示パネル9に表示する。ここで表示される商品選択画面の一例を図10に示す。商品選択画面には、発行した食券の訂正または取消を行うボタンが表示される。ここで、客は操作表パネル9に表示されている商品選択画面上の商品をタッチすることにより所望の商品を選択する。CPU1は、ここで操作された内容を読み取り、選択された商品を特定し、RAM2に商品情報として記憶する(ステップS21)。続いて、客は、コイン投入口51または紙幣投入口52から貨幣を投入する。貨幣識別部5は、投入された貨幣によって商品の代金を精算する(ステップS22)。このとき、CPU1は、つり銭がある場合には、貨幣払出部7に対してつり銭の払出しを指示する。これを受けて、貨幣払出部7は、釣り銭を払出口71から排出する。
次に、CPU1は、RAM2に一時記憶されている商品情報に基づいて、食券を発行するように券印字発行部8に対して指示する。これを受けて、券印字発行部8は、RAM2に一時記憶されている商品情報に基づいて、例えば図9に示すような食券を印字して、発行する(ステップS23)。このとき、発行される食券の表面の右側には、広告情報、販売情報等が印字されていてもよい。ここで、発行される食券の裏面には、図11に示すように、選択された商品の品番がバーコード化され、店員が切り取り持ち去る領域(左半分)と、テーブルに残す領域(右半分)との間にまたがるようにバーコードが印字される。CPU1は、食券が発行されると、販売実績情報を更新するために、発行した食券の品番に関係付けられている販売個数に「1」を加算するとともに、販売実績金額に対して、発行した食券の値段金額を加算する。
次に、客が商品選択を誤り、操作表示パネル9に表示されている商品選択画面中の「取消」ボタンをタッチする(ステップS24)と、CPU1は、操作表示パネル9に「発行した食券を券挿入口へ挿入して下さい。」というメッセージを表示する(ステップS25)。そして、食券が券挿入口61に挿入されたことを検知すると、読取部6は食券に印字されているバーコードを読み取り、CPU1へ受け渡す。CPU1は、読取部6において読み取られたバーコードが取消に値するものか否かを判定する(ステップS26)。この判定は、食券に印字されているバーコードが商品ファイル中の情報の中に存在するか否かによって取消可能であるか否か、または、バーコードが正常に読み取れたか否かによって判定する。この判定の結果、取消または訂正可能と判定された場合、CPU1は、RAM2に記憶されている商品ファイルを参照して、該当する品番に関係付けられている値段の金額を読み出す(ステップS27)。
次に、CPU1は、販売実績情報を訂正するために、発行した食券の品番に関係付けられている販売個数から「1」を減算するとともに、販売実績金額に対して、発行した食券の値段金額を減算する(ステップS28)。そして、CPU1は、商品ファイルから読み出した金額を払い出すよう、貨幣払出部7に対して指示を出す。これを受けて、貨幣払出部7は、指示された金額の貨幣を払出口71から払い出すことにより、取り消しされた商品の代金を払い戻す(ステップS29)。一方、ステップS26において、取消または訂正が不可能である場合、「この券は払い戻しが出来ません。」というメッセージを操作表示パネル9に表示する(ステップS30)。
このように、食券に印字されたバーコードを読み取ることによって、発行済みの食券を特定するようにしたため、発行済みの食券であっても取消処理を発券機のみで実行することが可能となり、店員の手間を大幅に削減することが可能となる。また、食券の右半分と左半分の境界(キリトリ線)をまたがるように、商品を特定するバーコードが印字するようにしたため、半分に分離された食券のバーコードを正常に読み取れなくすることができ、例えば、アルバイトの店員やお客が不正に商品代金を払い出しすることを防ぐことができる。
なお、前述した説明では、食券の裏面に品番を示すバーコードのみを印字するようにしたが、発行日付を示す情報を加えて入れて食券発行当日のみ払い戻しを可能にするようにしてもよい。また、一度発行した食券を取消して、代金の払い戻しを行う前に、他の商品を選択し直すようにしてもよい。すなわち、ステップS27において金額を読み出した際に、その金額内で選択できる商品を表示させるようにしてもよい。また、その際、追加して貨幣を投入できるようにして、読み出された金額以上の商品を選択できるようにしてもよい。
次に、前述した実施形態の変形例を説明する。
食券発行時に会員カードを利用することで、商品購入者を特定し、特典サービスを自宅に送付するようにしてもよい。この場合、予め会員毎の住所等を記憶させておく必要がある。例えば、品番「0001」の「カレー」には、割引情報(特典情報)として、映画のチケットの送付を設定しておき、商品選択すると、上記例のように食券に右側に映画のチケットのプレゼントと印字され、その裏にはカレーに品番のバーコードが印字される。そして、次回来店時に、会員カードが読み取られることで会員を特定し、その後前記映画のチケットのプレゼントと印字された券のバーコードを読取部に読み取らせることで、映画のチケットの送付指示と、読み取った会員情報とが、発券機10と通信可能になっている管理装置30へ送信される。管理装置30を運用する本部では、会員情報の住所に映画のチケットの送付を実施する。なお、送付するものは映画のチケットに限らず、商品券やその他ぬいぐるみなどでもよい。また、例えば購入回数によるポイント制度と連動するようにしてもよい。すなわち、一定のポイントが溜まると、次回来店時には、どの商品を選択したとしても上記の特典の送付を指示するバーコードが印字された食券を発行するようにしてもよい。このようにすることで、店舗の店員を介さず様々なサービスを実施することが可能となる。
なお、食券の裏面に印字されるバーコード体系や桁数は任意に決定すればよい。また、JAN以外のUPCやCODE128、または二次元バーコードであってもよい。また、店舗の発券機は複数でもよく、どの発券機で発券された券かを識別して、上記取消を許容するか否かを判断するようにしてもよい。また、チェーン店の場合は、同じ商品の食券であっても店舗を識別して、上記取消を許容するか否かを判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態の図4のように食券領域と、特典情報領域とが分かれて印字される説明をし、左側半分には選択した商品情報が、右側半分には特典情報が印字される説明をしたが、右側半分に特典情報に加え、左側の選択した商品情報も併せて印字するようにしてもよい。これにより、注文した商品を店員がテーブルに持参した際に、商品が合っているか否かをお客に確認せずに判断することができる。すなわち、特典情報領域には、特典情報の他、他の情報も印字されていてもよい。また、割引券に関しては、例えば新聞のちらし広告の表面に人が視認できる割引情報を印字し、裏面には該割引情報がバーコード化された割引券を印字したものを、お客が割引券として使用してもよい。この場合、発券機には、割引情報がバーコード化されたバーコードを読み取り、特典処理を実行する制御手段を備えていればよく、発券機から発行する食券や券に特典情報を印字するための印字手段は備えなくてもよい。また、上記実施形態における特典情報は、商品ファイルの商品に例えば50円引きといった値引情報を記憶させ、この商品を選択した場合に、その特典情報を発券するようにしたが、これに限らず、例えば、商品ファイルの各商品には、特典情報有り/無しのフラグだけを設定するようにし、商品ファイルとは別の特典情報ファイルに特典内容を設定しておき、各商品の特典情報が有りの場合は、この特典情報ファイルを参照するようにしてもよい。
なお、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより食券発行、取消処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す発券機10の外観を示す図である。 図1に示すRAM2に記憶される商品ファイルのテーブル構造を示す説明図である。 図1に示すRAM2に記憶されるスペックファイルのテーブル構造を示す説明図である。 発券機10が発行する食券の一例を示す説明図である。 図1に示す発券機10が割引サービスを提供する動作を示すフローチャートである。 図1に示す発券機10が発行した食券の取り消しを行う動作を示すフローチャートである。 図1に示す操作表示パネル9の表示例を示す説明図である。 発券機10が発行する食券の一例を示す説明図である。 図1に示す操作表示パネル9の表示例を示す説明図である。 発券機10が発行する食券の一例を示す説明図である。
符号の説明
1・・・CPU、2・・・RAM、3・・・ROM、4・・・通信部、5・・・貨幣識別部、51・・・コイン投入口、52・・・紙幣投入口、6・・・読取部、61・・・券挿入口、7・・・貨幣払出部、71・・・払出口、8・・・券印字発行部、9・・・操作表示パネル、10・・・発券機、20・・・ネットワーク、30・・・管理装置

Claims (6)

  1. 商品を選択し精算して食券を発行する発券機であって、
    券に印字された特典情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記特典情報が読み取られた場合に、前記食券を発行する際に前記特典情報に基づく特典提供処理を実行する制御手段と
    を備えたことを特徴とする発券機。
  2. 前記食券発行の際に、前記特典情報が印字された券を発行する発行手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の発券機。
  3. 前記特典情報が印字された券は、前記食券と一体に形成され、前記選択した商品の商品情報が印字される食券領域と、前記特典情報が印字される特典情報領域とが区別され印字されることを特徴とする請求項2記載の発券機。
  4. 前記特典情報に基づく特典提供処理を無効あるいは有効にする選択手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3記載の発券機。
  5. 商品を選択し精算して食券を発行する発券機であって、
    前記商品を識別する機械によって読み取り可能な商品情報が印字された食券を発行する発行手段と、
    前記食券に印字された商品情報を読み取る読取手段と、
    前記食券の取消操作が行われた場合に、前記読取手段によって商品情報を読み取り、該食券の取消処理を実行する制御手段と
    を備えたことを特徴とする発券機。
  6. 前記食券は、店員が持ち去る領域と、顧客が持ち去る領域とを分離可能に形成され、前記商品情報は前記2つの領域にまたがるように印字されることを特徴とする請求項5記載の発券機。
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