JP5302179B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
一方で、180度近い超広角で撮像できるカメラを最近では比較的安価に入手できる。そこで、このような広角カメラを使用すれば、1台のカメラで来訪者とエントランス全体の双方の確認を行うが可能となる。しかしながら、来訪者確認するためにはズーム操作に加えてパンチルト操作が必要であり、面倒な操作を伴った。
また、1台の居室親機により設定した集合玄関機カメラの特定のズーム状態の映像を、他の任意の居室親機でもズームボタン操作で見ることができるので、1回の設定操作で全ての居室親機のズーム状態を設定することができ、施工時等に行う設定作業が増えて施工業者に負担になることもない。そして、集合玄関機に備えた1台のカメラで済むのでシステムを安価に構成できる。
また、居室親機毎に特定のズーム状態を設定できるので、居住者個々の好みに合わせて設定でき居住者のニーズに答えることができる。そして、集合玄関機に備えた1台のカメラで済むのでシステムを安価に構成できる。
また、居室親機毎に特定のズーム状態を設定できるので、居住者個々の好みに合わせて設定でき、居住者のニーズに答えることができる。そして、ズーム設定記憶部は全ての居室親機の設定に対して1箇所に設ければよいし、カメラは1台で済むため、システムを安価に構成できる。
この構成によれば、広角カメラを使用しても来訪者からの呼び出し時は、最初に来訪者を拡大した映像をモニタに表示するよう設定できるので、来訪者を確認する為にズーム操作する必要がなくなり便利である。そして、必要に応じてエントランス全体を見たい場合はワンタッチ操作で映像を切り替えることができ、防犯にも効果的である。
集合玄関機1は伝送線L1により制御機4に接続され、各居室親機2,2,・・は親機幹線L2により制御機4に接続され、管理室親機3は伝送線L3により制御機4に接続されている。
一方で、呼出操作された集合玄関機1は、玄関機CPU18がカメラ11を起動し、撮像した映像が映像処理部12で処理されて制御機4を介して呼出先の居室親機2に伝送される。この映像信号を受信した居室親機2では、映像処理部22にて適宜映像処理されてモニタ21に表示される。このときモニタ21には、カメラ11が撮像したエントランス全体の映像が表示される。
こうして呼び出しを受けた居住者は、モニタ21の表示映像をみて来訪者を確認でき、所定の応答操作することで集合玄関機1との間で通話路が形成され、来訪者と通話が可能となる。
〈第1の形態〉
最初に、居室親機2による1回の設定操作で、全ての居室親機2が表示するズーム位置を一律に設定する第1の形態を説明する。
任意の居室親機2を所定の操作することで、ズーム位置設定モードに移行する。例えば、居室親機2のハウジング側面に設けた図示しないディップスイッチ等の操作で実施され、ズーム位置設定モード移行操作を受けた居室親機2の親機CPU27は、操作部25をズーム位置設定モード状態として、操作部25の操作でズーム位置を設定可能とする。
また、このズーム位置設定モード移行操作により、親機CPU27は集合玄関機1にズーム位置設定モード移行信号を出力し、集合玄関機1も同時にズーム位置設定モードに移行し、居室親機2の操作部25の操作に連動して設定制御可能となる。
ズーム位置を決定した後は、所定のズーム位置設定モード終了操作により通常状態に移行し、カメラ11による撮像は停止する。
そして、玄関機CPU18は、任意の居室親機2から伝送されたズーム信号に対して同様のズーム制御を実施し、設定をおこなった居室親機2でなくても玄関機メモリ17に記憶したズーム設定情報に基づいてズームを実施する。
尚、映像切替ボタン24を再操作すれば、もとのワイド映像に切り替えることができる。また、パンチルトボタンを操作するとズーム映像をパンチルトさせることができる。
また、1台の居室親機2により設定した集合玄関機1のカメラ11の撮像状態の映像を、他の任意の居室親機2でも映像切替ボタン24の操作で見ることができるので、1回の設定操作で全ての居室親機2のズーム状態を設定することができ、施工時等に行う設定作業が増えて施工業者に負担になることもない。そして、集合玄関機1に設けた1台のカメラで済むのでシステムを安価に構成できる。
また、ズーム設定を居室親機2のモニタ21で確認しながら設定することができるので設定し易いし、パンチルトボタン操作でワイド映像で確認できなかった部分も容易に確認することができ、セキュリティ性を向上させることが可能となる。
更に、居室親機2でズーム位置の設定を行っているが、管理室親機3が居室親機2と同様の構成である場合は、管理室親機3から設定できるようシステムを構成しても良い。管理室親機3はインターホンの一つの端末として居室親機2と同等に扱うことができるものである。
次に、個々の居室親機2でズーム位置を設定する第2の形態を説明する。詳しくは、居室親機2の所定の操作によりズーム位置設定モードに移行すると、上記形態と同様に集合玄関機1の玄関機CPU18は、カメラ11を駆動して呼出時と同様に映像を居室親機2に送信する。居室親機2では、モニタ21にカメラ11の撮像映像が図4の(a)に示す様な形で表示される。
この操作で所望のズーム位置に選択枠Fが移動したら、操作部25において所定の決定操作が成される。その結果、集合玄関機1にズーム位置設定信号が伝送され、この設定信号を受信した玄関機CPU18は、選択枠Fの位置情報(ズーム設定情報)を居室親機2に伝送する。ズーム設定情報を受信した居室親機2は、親機CPU27より親機メモリ26に記憶される。
尚、この第2の形態では玄関機メモリ17をズーム設定情報を記憶するメモリとしては使用しない。
また、個々の居室親機2でズーム位置を設定するこのような形態の場合は、ズーム位置設定モードに移行させる操作を簡略化し、ズーム位置設定ボタン等を居室親機ハウジング前面に設けて簡易な操作でズーム位置設定を可能にしても良い。個々の居室親機2にて設定できる場合、不用意に設定が変更されても他の居住者に迷惑がかかることがないため、変更操作を容易にすることができる。
個々の居室親機2でズーム位置を設定する他の例を説明する。上記第2の形態では、居室親機2毎にズーム位置を設定し、設定したズーム設定情報を自身の親機メモリ26にを記憶させたが、個々の居室親機2での設定を一括して集合玄関機1の玄関機メモリ17に記憶させても良い。この場合、居室親機2にてズーム位置決定操作が行われると、上記第1の形態と同様に集合玄関機1にズーム位置設定信号が伝送され、この設定信号を受信した集合玄関機1では、玄関機CPU18が玄関機メモリ17に選択枠Fの位置情報(ズーム設定情報)を記憶制御する。但し、このデータは居室親機から居室IDが添付されて伝送され、玄関機メモリ17にはズーム設定情報に居室ID情報が添付されて記憶される。
Claims (4)
- 来訪者が居住者を呼び出すために集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機と、前記集合玄関機からの呼び出しを報知し、居住者が来訪者と通話するために各住戸に設置される複数の居室親機と、前記集合玄関機及び前記居室親機を制御する制御機とを備え、前記集合玄関機には来訪者を撮像するためのカメラ、前記居室親機には前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えて成る集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記カメラが、来訪者に加えてエントランスの略全体を撮像可能な広角カメラであって、
前記集合玄関機は、前記カメラの撮像映像をズーム及びパンチルト制御するカメラ出力映像制御部を備える一方、
前記複数の居室親機のうちの少なくとも1台は、前記カメラの撮像映像をズーム及びパンチルト操作して、前記カメラの特定のズーム状態を設定するためのズーム設定部を備え、
前記集合玄関機或いは前記制御機に、設定された前記カメラの特定のズーム状態を記憶するズーム設定記憶部を設け、
更に個々の前記居室親機は、自身のモニタに表示される映像を前記特定のズーム状態の映像に切り替えるためのズームボタンを備え、
前記カメラ出力映像制御部は、前記ズーム設定部の操作を受けて、当該操作を行った居室親機のモニタに前記カメラの撮像映像を表示させて、操作されたズーム情報に従い前記カメラの撮像映像をズーム処理して出力し、設定されたズーム情報を前記ズーム設定記憶部に記憶制御し、
更に、任意の居室親機の前記ズームボタン操作を受けて、前記ズーム設定記憶部に記憶されたズーム設定情報に基づいて、出力映像を前記特定のズーム状態へ移行させることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 来訪者が居住者を呼び出すために集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機と、前記集合玄関機からの呼び出しを報知し、居住者が来訪者と通話するために各住戸に設置される複数の居室親機と、前記集合玄関機及び前記居室親機を制御する制御機とを備え、前記集合玄関機には来訪者を撮像するためのカメラ、前記居室親機には前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えて成る集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記カメラは、来訪者に加えてエントランスの略全体を撮像可能な広角カメラであって、前記集合玄関機は、前記カメラの撮像映像をズーム及びパンチルト制御するカメラ出力映像制御部を備える一方、
個々の前記居室親機は、前記カメラをズーム及びパンチルト操作して、前記カメラの特定のズーム状態を設定するためのズーム設定部と、設定された前記カメラの特定のズーム状態を記憶するズーム設定記憶部と、前記モニタに表示される映像を前記特定のズーム状態の映像に切り替えるためのズームボタンとを備え、
前記カメラ出力映像制御部は、前記ズーム設定部の操作を受けて、当該操作を行った居室親機のモニタに前記カメラの撮像映像を表示させて、操作されたズーム情報に従い前記カメラの撮像映像をズーム処理して出力し、設定されたズーム情報を当該居室親機の前記ズーム設定記憶部に記憶させ、
更に、任意の居室親機の前記ズームボタン操作を受けて、操作された居室親機の前記ズーム設定記憶部に記憶されたズーム設定情報に基づいて、出力映像を前記特定のズーム状態へ移行させることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 来訪者が居住者を呼び出すために集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機と、前記集合玄関機からの呼び出しを報知し、居住者が来訪者と通話するために各住戸に設置される複数の居室親機と、前記集合玄関機及び前記居室親機を制御する制御機とを備え、前記集合玄関機には来訪者を撮像するためのカメラ、前記居室親機には前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えて成る集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記カメラは、来訪者に加えてエントランスの略全体を撮像可能な広角カメラであって、前記集合玄関機は、前記カメラの撮像映像をズーム及びパンチルト制御するカメラ出力映像制御部を有する一方、
個々の前記居室親機は、前記カメラをズーム及びパンチルト操作して、前記カメラの特定のズーム状態を設定するためのズーム設定部と、前記モニタに表示される映像を前記特定のズーム状態の映像に切り替えるためのズームボタンとを備え、
更に、前記集合玄関機或いは前記制御機が、各居室親機で設定された前記カメラの特定のズーム状態を記憶するズーム設定記憶部を備え、
前記カメラ出力映像制御部は、前記ズーム設定部の操作を受けて、当該操作を行った居室親機のモニタに前記カメラの撮像映像を表示させて、操作されたズーム情報に従い前記カメラの撮像映像をズーム処理して出力し、設定されたズーム情報を居室親機ID情報と共に前記ズーム設定記憶部に記憶制御し、
更に、任意の居室親機の前記ズームボタン操作を受けて、居室親機ID情報を基に前記ズーム設定記憶部に記憶されたズーム設定情報を読み取り、出力映像を前記特定のズーム状態へ移行させることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記ズームボタンがズーム/ワイドを交互に切り替える映像切替ボタンであって、
前記カメラ出力映像制御部は、前記集合玄関機の呼出操作を受けて、最初に前記ズーム設定記憶部に記憶された特定のズーム状態の映像を前記居室親機に出力し、その後前記映像切替ボタンの操作を受ける毎に、前記カメラが撮像する広角映像と前記特定のズーム状態の映像の出力とを切替制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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