JP5300537B2 - 裏当て金 - Google Patents
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Description
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る裏当て金の第1実施形態について説明する。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
次に、図6を用いて、本発明に係る裏当て金の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。また、本形態は本発明の実施形態ではなく参考例である。
上記構成によれば、柱16の下端部54を床仕口22上に吊り降ろしてくると、誘導傾斜部62Cの傾斜曲面66に当接される。これにより、傾斜曲面66は弾性変形し、その弾性復元力を柱16の下端部54に作用させる。そして、柱16の下端部54は、弾性復帰する傾斜曲面66上を摺動し、その過程で柱16の下端部54の平面的な位置ずれが矯正されながら、床仕口22の上端部44にセットされる。従って、本実施形態によれば、柱16の下端部54を床仕口22の上端部44にスムーズにセットすることができる。
次に、図7を用いて、本発明に係る裏当て金の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、柱16の下端部54を床仕口22上に吊り降ろしてくると、誘導傾斜部72Cの傾斜曲面74に当接される。これにより、傾斜曲面74は弾性変形し、その弾性復元力を柱16の下端部54に作用させる。そして、柱16の下端部54は、弾性復帰する傾斜曲面66上を摺動し、その過程で柱16の下端部54の平面的な位置ずれが矯正されながら、床仕口22の上端部44にセットされる。従って、本実施形態によれば、柱16の下端部54を床仕口22の上端部44にスムーズにセットすることができる。
次に、図8を用いて、本発明に係る裏当て金の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、柱16の下端部54を床仕口22上に吊り降ろしてくると、誘導傾斜部82Cの傾斜面86に当接される。これにより、傾斜面86は弾性変形し、その弾性復元力を柱16の下端部54に作用させる。そして、柱16の下端部54は、弾性復帰する傾斜面86上を摺動し、その過程で柱16の下端部54の平面的な位置ずれが矯正されながら、床仕口22の上端部44にセットされる。従って、本実施形態によれば、柱16の下端部54を床仕口22の上端部44にスムーズにセットすることができる。
次に、図9を用いて、本発明に係る裏当て金の第5実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。また、本形態は本発明の実施形態ではなく参考例である。
上記構成によれば、床仕口22の上端部44の内側面44Aに左右一対の裏当て金構成片62を挿入し、固定する。その後、工具で一対の充填材92を一対の隙間94にそれぞれ嵌合させる。これにより、充填材92の両側部92Cが左右の裏当て金構成片62の両端部62Aを隙間94を広げる方向へ押圧し、隙間94が充填材92で埋められる。その結果、寸法公差の影響を排除することができ、更に隙間のない裏当て金90が形成される。よって、溶接欠陥が生じなく、床仕口22の上端部44と柱16の下端部54との接合部の周長全体で有効に耐力を発揮することができる。
次に、図10を用いて、本発明に係る裏当て金の第6実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、柱16の下端部54を床仕口22上に吊り降ろしてくると、下端部54の内側面が誘導傾斜部72Cの傾斜曲面74に当接される。これにより、傾斜曲面74は弾性変形し、その弾性復元力を柱16の下端部54に作用させる。そして、柱16の下端部54は、弾性復帰する傾斜曲面66上を摺動し、その過程で柱16の下端部54の平面的な位置ずれが矯正されながら、床仕口22の上端部44にセットされる。
(1)上記実施形態では、長尺材として管状に形成された柱16、床仕口22を例に挙げたが、天井仕口32でも同様に適用される。さらに、長尺材として管材を使った梁同士の接合に適用することも可能である。
22 床仕口(一方の長尺材)
32 天井仕口(他方の長尺材)
40 裏当て金
42 裏当て金構成片(要素)
42A 基端部
42B 裏当て部
42C 誘導傾斜部
44 上端部
44A 内側面
46 傾斜面
48 コーナー部
48A 内周面
54 下端部
70 裏当て金
72 裏当て金構成片(要素)
72A 基端部
72B 裏当て部
72C 誘導傾斜部
74 傾斜曲面(凸部)
80 裏当て金
82 裏当て金構成片(要素)
82A 基端部
82B 裏当て部
82C 誘導傾斜部
86 傾斜面
100 係合部材
102 隙間
Claims (7)
- 管状に形成された一方の長尺材の端部の内側に挿入されると共に、当該端部の内側面に固定され、かつ当該一方の長尺材の端部の内周方向に複数個に分断された基端部と、
各基端部から当該一方の長尺材の端部の軸方向外側にそれぞれ延出されると共に、当該一方の長尺材の端部に他方の長尺材の端部が突き合わされた際に当該他方の長尺材の端部の内側面に当接される裏当て部と、
各裏当て部から一方の長尺材の端部の軸方向外側に複数個それぞれ延出されると共に軸線側へ傾斜され、更に一方の長尺材の軸方向と交差する方向へ弾性変形可能とされ、かつ他方の長尺材の端部の差込み時に当該他方の長尺材の端部が当接して弾性変形した場合には弾性復元力で他方の長尺材の端部を正規位置に誘導すると共に前記一方の長尺材の外側へ向けて凸となる略湾曲面形状に形成された誘導傾斜部と、
前記他方の長尺材の端部の内側面に設けられると共に前記隣り合う誘導傾斜部間の隙間に係合される係合部材と、
を有する裏当て金。 - 管状に形成された一方の長尺材の端部の内側に挿入されると共に、当該端部の内側面に固定され、かつ当該一方の長尺材の端部の内周方向に複数個に分断された基端部と、
各基端部から当該一方の長尺材の端部の軸方向外側にそれぞれ延出されると共に、当該一方の長尺材の端部に他方の長尺材の端部が突き合わされた際に当該他方の長尺材の端部の内側面に当接される裏当て部と、
各裏当て部から一方の長尺材の端部の軸方向外側に複数個それぞれ延出されると共に軸線側へ傾斜され、更に一方の長尺材の軸方向と交差する方向へ弾性変形可能とされ、かつ他方の長尺材の端部の差込み時に当該他方の長尺材の端部が当接して弾性変形した場合には弾性復元力で他方の長尺材の端部を正規位置に誘導すると共に前記一方の長尺材の外側へ向けてかつ自然状態において前記一方の長尺材の外側面よりも外側へ突出して凸となる略湾曲面形状に形成された誘導傾斜部と、
前記他方の長尺材の端部の内側面に設けられると共に当該隣り合う誘導傾斜部間の隙間に係合される係合部材と、
を有する裏当て金。 - 管状に形成された一方の長尺材の端部の内側に挿入されると共に、当該端部の内側面に固定され、かつ当該一方の長尺材の端部の内周方向に複数個に分断された基端部と、
各基端部から当該一方の長尺材の端部の軸方向外側にそれぞれ延出されると共に、当該一方の長尺材の端部に他方の長尺材の端部が突き合わされた際に当該他方の長尺材の端部の内側面に当接され、かつ前記一方の長尺材の端部の内側への装着状態で、当該一方の長尺材の端部におけるコーナー部の内周面に重なる部分の高さが他の部位よりも低く設定された裏当て部と、
各裏当て部から一方の長尺材の端部の軸方向外側にそれぞれ延出されると共に軸線側へ傾斜され、更に一方の長尺材の軸方向と交差する方向へ弾性変形可能とされ、かつ他方の長尺材の端部の差込み時に当該他方の長尺材の端部が当接して弾性変形した場合には弾性復元力で他方の長尺材の端部を正規位置に誘導する誘導傾斜部と、
を有する裏当て金。 - 前記誘導傾斜部は、前記一方の長尺材の軸線方向と交差する二方向に少なくとも一箇所ずつ設けられている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の裏当て金。 - 前記裏当て金は複数個に分断されており、分断された各要素は平面視で略L字状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の裏当て金。 - 前記各要素の長手方向の寸法は、前記一方の長尺材の内側面の一辺の長さよりも短く設定されている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の裏当て金。 - 前記誘導傾斜部は、前記裏当て部の長手方向の一方の端部の上端部に形成されている、
ことを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の裏当て金。
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