JP5299376B2 - 車載光学センサカバー及び車載光学センサ装置 - Google Patents

車載光学センサカバー及び車載光学センサ装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載されている例えばカメラやレーザー等の光学センサと共に使用される車載光学センサカバー、前記車載光学センサカバーと光学センサとを備えた車載光学センサ装置に関する。
近年、例えばカメラやレーザー等の光学センサが車両に搭載される傾向にあり、その車両に搭載されている光学センサのレンズのレンズ面に付着している水滴や泥等の付着物を除去する構成として、高圧の洗浄水や圧縮空気をレンズ面に向けて噴射することで、レンズ面に付着している付着物を除去する構成がある(例えば特許文献1参照)。
特開2001−171491号公報
ところで、この種の光学センサにおいては、車体に搭載されるという事情により、降雪地域で使用されるような場合には、光学センサの上方に雪や氷が堆積することが想定される。そして、その堆積した雪や氷が光学センサのレンズ面の前上方に庇状に張り出し(所謂雪庇が形成され)、その張り出している雪や氷が垂れてしまうと、レンズ面の前方が雪や氷に覆われたりレンズ面に雪や氷が付着したりし、光学センサの視界が雪や氷に遮られてしまうことが想定される。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レンズのレンズ面又は当該レンズに対向するカバーガラスのガラス面に付着している付着物を適切に除去することができつつ、降雪地域で使用されるような場合であっても、光学センサの視界が雪や氷に遮られてしまうことを未然に回避することができ、光学センサを適切に動作させることができる車載光学センサカバー及び車載光学センサ装置を提供することにある。
請求項1に記載した車載光学センサカバーによれば、レンズを有する光学センサを収容する光学センサ収容部と、光学センサが光学センサ収容部に収容されている状態で当該光学センサの上方を覆う上面部と、を有する筐体に、光学センサ収容部に収容されている光学センサのレンズのレンズ面又は当該レンズに対向するカバーガラスがある場合には当該カバーガラスのガラス面に向けて流体を噴射する光学センサ洗浄噴射口と、少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方を含む領域に向けて流体を噴射する雪氷除去噴射口と、を有する流体噴射手段と、を備え、前記雪氷除去噴射口は、前記上面部のうち前記レンズ面又は前記ガラス面よりも庇状に突出した部分に設けられている
これにより、流体を光学センサ洗浄噴射口からレンズ面又はガラス面に向けて噴射することで、レンズ面又はガラス面に付着している付着物を適切に除去することができる。又、流体を雪氷除去噴射口から少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方を含む領域に向けて噴射することで、筐体の上面部からレンズ面の前上方又はガラス面の前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することができる。その結果、レンズ面の前方又はガラス面の前方が雪や氷に覆われたりレンズ面又はガラス面に雪や氷が付着したりすることを未然に回避することができ、光学センサの視界が雪や氷に遮られてしまうことを未然に回避することができる。
請求項2に記載した車載光学センサカバーによれば、雪氷除去噴射口は、少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方で且つ光学センサの画角外の領域に向けて流体を噴射する。これにより、流体を雪氷除去噴射口から少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方で且つ光学センサの画角外の領域に向けて流体を噴射することで、光学センサの画角外にある雪や氷を除去し、光学センサの画角外から画角内に向けて垂れた雪や氷を確実に除去することができ、光学センサの視界を確実に確保することができる。
請求項3に記載した車載光学センサカバーによれば、雪氷除去噴射口は、少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方で且つ筐体の上面部の上方を含む領域に向けて流体を噴射する。これにより、流体を雪氷除去噴射口から少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方で且つ筐体の上面部の上方を含む領域に向けて流体を噴射することで、筐体の上面部からレンズ面の前上方又はガラス面の前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することに加え、筐体の上面部に堆積している雪や氷をも適切に除去することができる。
請求項4に記載した車載光学センサカバーによれば、流体噴射手段は、光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体が通過する流路と、雪氷除去噴射口から噴射される流体が通過する流路とが共通に設けられている。これにより、レンズ面又はガラス面に付着している付着物を除去するための流体の種別と、筐体の上面部からレンズ面の前上方又はガラス面の前上方に庇状に張り出している雪や氷を除去するための流体の種別とを同一とすることができ、一種別の流体を用意すれば良い分、構成を簡素化することができる。
請求項5に記載した車載光学センサカバーによれば、流体噴射手段は、光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体の噴射圧を調整すると共に雪氷除去噴射口から噴射される流体の噴射圧を調整する噴射圧調整手段を備えた。これにより、光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体の噴射圧を適度な値に調整することで、レンズ面又はガラス面に付着している付着物を適切に除去することができる。又、雪氷除去噴射口から噴射される流体の噴射圧を適度な値に調整することで、筐体の上面部からレンズ面の前上方又はガラス面の前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することができる。
請求項6に記載した車載光学センサカバーによれば、流体噴射手段は、光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体が通過する流路と、雪氷除去噴射口から噴射される流体が通過する流路とが別々に設けられている。これにより、レンズ面又はガラス面に付着している付着物を除去するための流体の種別と、筐体の上面部からレンズ面の前上方又はガラス面の前上方に庇状に張り出している雪や氷を除去するための流体の種別とを同一とするか異ならせるかを選択することができ、例えば使用環境や実装性の制約等に応じて自由に選択することができる。又、光学センサ洗浄噴射口からの流体の噴射と雪氷除去噴射口からの流体の噴射とを独立して行うことができる。
請求項7に記載した車載光学センサ装置によれば、流体噴射手段による流体を光学センサ洗浄噴射口からレンズのレンズ面又はガラス面に向けて噴射する光学センサ洗浄動作と、流体噴射手段による流体を雪氷除去噴射口から少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方を含む領域に向けて噴射する雪氷除去動作とを制御する制御手段と、を備えた。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、流体を光学センサ洗浄噴射口からレンズ面又はガラス面に向けて噴射することで、レンズ面又はガラス面に付着している付着物を適切に除去することができる。又、流体を雪氷除去噴射口から少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方を含む領域に向けて噴射することで、筐体の上面部からレンズ面の前上方又はガラス面の前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することができる。
請求項8に記載した車載光学センサ装置によれば、制御手段は、流体噴射手段による光学センサ洗浄動作と、流体噴射手段による雪氷除去動作とを別々に制御する。これにより、例えば流体をレンズ面又はガラス面に向けて噴射する噴射タイミングと、流体を少なくともレンズ面の上方又はガラス面の上方を含む領域に向けて噴射する噴射タイミングとを時間的にずらす等、例えば使用環境等に応じて自由に制御することができる。
請求項9に記載した車載光学センサ装置によれば、ユーザによる雪氷除去の開始操作を検出する開始操作検出手段、車両の起動開始を検出する車両起動開始検出手段、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度を検出する温度検出手段、光学センサにより撮影された映像を解析することで筐体の上面部に堆積した雪や氷による光学センサの視界の妨げを検出する視界妨げ検出手段、のうち少なくとも1つ以上の手段を備え、制御手段は、ユーザによる雪氷除去の開始操作が開始操作検出手段により検出されたこと、車両の起動開始が車両起動開始検出手段により検出されたこと、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度が所定温度未満であると温度検出手段により検出されたこと、筐体の上面部に堆積した雪や氷による光学センサの視界の妨げが視界妨げ検出手段により検出されたこと、のうち少なくとも1つ以上の条件が成立した場合に、流体噴射手段による雪氷除去動作を開始する。
これにより、ユーザが雪氷除去の開始操作を行ったこと、車両の起動開始を検出したこと、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度が所定温度未満であること、雪や氷により光学センサの視界の妨げられていること、のうち少なくとも1つ以上の条件が成立することで、雪氷除去噴射口からの流体の噴射を開始することができる。
請求項10に記載した車載光学センサ装置によれば、ユーザによる雪氷除去の終了操作を検出する終了操作検出手段、車両の起動終了を検出する車両起動終了検出手段、流体噴射手段による雪氷除去動作を開始してから一定時間の経過を検出する時間経過検出手段、のうち少なくとも1つ以上の手段を備え、制御手段は、ユーザによる雪氷除去の終了操作が終了操作検出手段により検出されたこと、車両の起動終了が車両起動終了検出手段により検出されたこと、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度が所定温度以上であると温度検出手段により検出されたこと、筐体の上面部に堆積した雪や氷による光学センサの視界の妨げが視界妨げ検出手段により検出されなくなったこと、流体噴射手段による雪氷除去動作を開始してから一定時間の経過が時間経過検出手段により検出されたこと、のうち少なくとも1つ以上の条件が成立した場合に、流体噴射手段による雪氷除去動作を終了する。
これにより、ユーザが雪氷除去の終了操作を行ったこと、車両の起動終了を検出したこと、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度が所定温度以上であること、雪や氷により光学センサの視界の妨げられていないこと、レンズ面の上方又はガラス面の上方に向けての流体の噴射を開始してから一定時間が経過したこと、のうち少なくとも1つ以上の条件が成立することで、雪氷除去噴射口からの流体の噴射を終了することができる。
請求項11に記載した車載光学センサ装置によれば、制御手段は、流体噴射手段による雪氷除去動作を開始した後に、流体噴射手段による光学センサ洗浄動作を開始するので、流体噴射手段による雪氷除去動作により雪や氷が解けた水滴がレンズ面又はガラス面に付着したとしても、そのレンズ面又はガラス面に付着した水滴を流体噴射手段による光学センサ洗浄動作により適切に除去することができる。
本発明の第1の実施形態を示す正面図(a)及び縦断側面図(b) カメラカバーとカメラとが分離されている態様を示す図 車両に搭載されている態様を示す斜視図 機能ブロック図 フローチャート 本発明の第2の実施形態を示す正面図(a)及び縦断側面図(b) 図4相当図 図5相当図 本発明の第3の実施形態を示す正面図(a)及び縦断側面図(b) 図2相当図 図4相当図 図5相当図 その他の実施形態を示す正面図(a)及び縦断側面図(b) 図13相当図 図13相当図 図13相当図 図13相当図 図13相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の光学センサとしてカメラを適用した第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。光学センサユニット1(本発明でいう車載光学センサ装置)は、図1に示すように、カメラカバー2(本発明でいう車載光学センサカバー)に対してカメラ3(本発明でいう光学センサ)が着脱可能に装着されて構成されている。カメラ3の筐体4の正面側(図1(b)では左側)にはレンズ5が設けられていると共に筐体4の背面側(図1(b)では右側)からはカメラ3に電力を供給するための電力供給線(図示せず)や映像信号を出力するための映像信号出力線(図示せず)等が引出されている。レンズ5は広角撮影を可能とするようにレンズ面5aが曲面状に形成されている広角レンズである。
カメラカバー2の筐体6の下側内部はカメラ3を収容するためのカメラ収容部7(本発明でいう光学センサ収容部)とされており、筐体6の下側背面側には開口部8が設けられている。カメラ3は、図2にも示すように、外部から開口部8を通じてカメラ収容部7に取付けられ、カメラ収容部7から開口部8を通じて外部に取外される。
カメラカバー2の筐体6の上側内部はノズル9(本発明でいう流体噴射手段)を収容するためのノズル収容部10とされている。即ち、ノズル9はカメラ3の上方に配置されている。ノズル9は、洗浄液(本発明でいう流体)が通過する流路11を有し、その流路11の先端部側は上方向と下方向との2方向に分岐されており、下方向に分岐された一方の先端部11a側には光学センサ洗浄噴射口12が筐体6から露出した状態で設けられ、上方向に分岐された他方の先端部11b側には雪氷除去噴射口13が筐体6から露出した状態で設けられている。
光学センサ洗浄噴射口12は、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方に配置され、レンズ面5aの前上方からレンズ面5aに向けて噴射方向(図1中「A」にて示す方向)が下向きに設定されており、洗浄液をレンズ面5aに向けて噴射する。雪氷除去噴射口13は、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方であって光学センサ洗浄噴射口12の上方に配置され、レンズ面5aの上方で且つ筐体6の上面部14の上方を含む領域(図1中「P」にて示す領域)に向けて噴射方向(図1中「B」にて示す方向)が上向きに設定されており、洗浄液をレンズ面5aの上方で且つ筐体6の上面部14の上方を含む領域に向けて噴射する。又、雪氷除去噴射口13が洗浄液を噴射する噴射方向はカメラ3の画角(図1中「θ」にて示す角度)外の領域でもある。流路11の基端部11c側には筐体6の背面側にて可撓性を有するチューブ15が接続されている。
このように構成されてなる光学センサユニット1は、図3に示すように、例えばカメラ3の視野方向が車体201の後下方となるように、カメラカバー2の筐体6の上面部14が背面側から正面側にかけて下がるように水平方向から傾斜する格好で例えば取付治具202を介して車体201のリアウィンドウ203の上方に搭載される。即ち、カメラ3は車両が後退する際に車両後方を撮影するバックビューカメラとして機能する。又、カメラカバー2の筐体6の上面部14が背面側から正面側にかけて下がるように水平方向から傾斜して搭載されていることで、筐体6の上面部14に雪が堆積し難く、又、たとえ筐体6の上面部14に雪が堆積したとしても、その堆積した雪が上面部14から除去され易く(流れ易く)なっている。
図4は、上記した光学センサユニット1を含む周辺の電気的な構成を機能ブロック図により示している。本発明でいう車載光学センサ装置は光学センサユニット1と制御部16とを構成要件として含んで構成される。制御部16(本発明でいう制御手段、開始操作検出手段、車両起動開始検出手段、温度検出手段、視界妨げ検出手段、終了操作検出手段、車両起動終了検出手段、時間経過検出手段)は、マイクロコンピュータを主体として構成され、予め記憶している制御プログラムを実行することで、カメラ3による撮影動作を制御すると共に、洗浄液タンク17に設けられているモーター18の動作を制御することで、洗浄液を光学センサ洗浄噴射口12から噴射する光学センサ洗浄動作と、洗浄液を雪氷除去噴射口13から噴射する雪氷除去動作とを制御する。尚、洗浄液タンク17は車体201にあって周知のエンジンルームに設けられている。
この場合、モーター18が駆動すると、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液がチューブ15を介してノズル9に供給され、ノズル9に供給された洗浄液は、水圧により光学センサ洗浄噴射口12からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて高圧で噴射されると同時に、雪氷除去噴射口13からレンズ面5aの上方で且つ筐体6の上面部14の上方を含む領域に向けて高圧で噴射される。ここでいう噴射とは、洗浄液を霧状にして吹きつける場合や、洗浄液を霧状ほど細かくない程度に粒状にして適量供給する場合や、一定量の洗浄液の塊を一度に供給する場合等、本発明の効果が発揮されるような噴射であれば全ての場合を含む概念として用いられる。又、洗浄液を直線的に噴射する場合や、洗浄液を広角的に噴射する場合も含む。
液晶ディスプレイ装置19は、車室内に設けられ、カメラ3から出力された映像信号を入力すると、その入力した映像信号を復号処理し、映像信号に対応する映像を表示する。制御部16は、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像を解析し、映像中に雪や氷が含まれているか否かを判定し、カメラ3の視界が雪に氷に妨げられているか否かを判定する。
噴射スイッチ20は、ユーザが操作可能なスイッチであり、ユーザが噴射スイッチ20を操作すると、操作検出信号を制御部16に出力し、制御部16は、噴射スイッチ20から出力された操作検出信号を入力すると、駆動指令信号をモーター18に出力してモーター18を駆動させる。尚、噴射スイッチ20は機械的に設けられているスイッチであっても良いし、液晶ディスプレイ装置19に表示される表示画面上に形成されるタッチスイッチであっても良い。
装置温度計21は、カメラカバー2の筐体6の温度(光学センサユニット1の温度)を計測し、その計測した温度計測信号を制御部16に出力し、制御部16は、装置温度計21から出力された温度計測信号を入力すると、その入力した温度計測信号を解析することでカメラカバー2の筐体6の温度を検出する。又、制御部16は、時間を計測する計時機能を有している。
車載LANインタフェース部22は、車両に搭載されている各種センサや各種ECU等からアクセサリ(ACC)スイッチのオンオフを示すACC信号、イグニッション(IG)スイッチのオンオフを示すIG信号、ギアの位置を示すギア位置信号、ワイパの動作状態を示すワイパ動作信号等を車載LAN23を介して入力すると、その入力した各種信号を制御部16に出力する。制御部16は、車載LANインタフェース部22から出力された各種信号を入力すると、その入力した各種信号を解析することで、ACCスイッチのオンオフ、IGスイッチのオンオフ、ギアの位置、ワイパの動作状態等を検出する。
次に、上記した構成の作用について、図5を参照して説明する。
制御部16は、電源オン状態(光学センサユニット1の起動状態)にあるときには、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作の開始条件が成立したか否かを判定し(ステップS1)、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作の終了条件が成立したか否かを判定している(、S2)。
ここで、制御部16は、例えばユーザが噴射スイッチ20を操作したことに応じて噴射スイッチ20から操作検出信号を入力したこと、車載LANインタフェース部22から入力した信号に基づいてACCスイッチやIGスイッチがオンしたこと、装置温度計21から入力した温度計測信号に基づいてカメラカバー2の筐体6の温度が所定温度未満であること、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていること、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作の開始条件が成立したと判定すると(ステップS1にて「YES」)、駆動指令信号をモーター18に出力してモーター18を駆動させ、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を開始する(ステップS3)。
この場合、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液は、光学センサ洗浄噴射口12からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて高圧で噴射されると同時に、雪氷除去噴射口13からレンズ面5aの上方で且つ筐体6の上面部14の上方を含む領域に向けて高圧で噴射される。このようにして洗浄液が光学センサ洗浄噴射口12から噴射されることで、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aに付着物が付着していれば、そのレンズ面5aに付着している付着物を除去することができると共に、洗浄液が雪氷除去噴射口13から噴射されることで、カメラカバー2の筐体6の上面部14からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方に雪や氷が庇状に張り出していれば、その庇状に張り出している雪や氷を除去することができる。
そして、制御部16は、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を開始した後に、例えばユーザが噴射スイッチ20を操作したことに応じて噴射スイッチ20から操作検出信号を入力したこと、車載LANインタフェース部22から入力した信号に基づいてACCスイッチやIGスイッチがオフしたこと、装置温度計21から入力した温度計測信号に基づいてカメラカバー2の筐体6の温度が所定温度以上であること、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていないこと、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を開始してから一定時間が経過したこと、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作の終了条件が成立したと判定すると(ステップS2にて「YES」)、モーター18への駆動指令信号の出力を停止してモーター18を停止させ、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を終了する(ステップS4)。
尚、この場合、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作の開始条件と終了条件との組み合わせは何れであっても良い。即ち、制御部16は、例えばACCスイッチやIGスイッチがオンしたことに応じて光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を開始した後に、ユーザが噴射スイッチ20を操作したことに応じて光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を終了しても良い。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、カメラ3が着脱可能なカメラカバー2に、洗浄液をカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて噴射する光学センサ洗浄噴射口12と、洗浄液をレンズ面5aの上方を含む領域に向けて噴射する雪氷除去噴射口13とを設けたので、洗浄液を光学センサ洗浄噴射口12から噴射することで、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aに付着している付着物を適切に除去することができると共に、洗浄液を雪氷除去噴射口13から噴射することで、カメラカバー2の筐体6の上面部14からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することができる。その結果、レンズ面5aの前方が雪や氷に覆われたりレンズ面5aに雪や氷が付着したりすることを未然に回避することができ、カメラ3の視界が雪や氷に遮られてしまうことを未然に回避することができる。
又、洗浄液をカメラ3の画角外の領域に向けて噴射するように構成したので、カメラ3の画角外にある雪や氷を除去し、カメラ3の画角外から画角内に向けて垂れた雪や氷を確実に除去することができ、カメラ3の視界を確実に確保することができる。又、洗浄液を筐体6の上面部14の上方をも含む領域に向けて噴射するように構成したので、カメラカバー2の筐体6の上面部14からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することに加え、筐体6の上面部14に堆積している雪や氷をも適切に除去することができる。
又、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて噴射される洗浄液が通過する流路11と、レンズ面5aの上方を含む領域に向けて噴射される洗浄液が通過する流路11とを共通化したので、レンズ面5aに付着している付着物を除去するための流体の種別と、筐体6の上面部14からレンズ面5aの前上方に庇状に張り出している雪や氷を除去するための流体の種別とを同一とすることができ、一種別の流体を用意すれば良い分、構成を簡素化することができる。更に、カメラカバー2に対してカメラ3を着脱可能に設けたので、カメラ3だけを容易に交換することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6乃至図8を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作を同時に行う構成であるが、第2の実施形態は、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作のうち何れかを択一的に行う構成である。
即ち、図6に示すように、光学センサユニット31を構成するカメラカバー32において、ノズル33は、洗浄液が通過する流路34を有し、下方向に分岐された一方の先端部34a側には光学センサ洗浄噴射口35が筐体6から露出した状態で設けられ、上方向に分岐された他方の先端部34b側には雪氷除去噴射口36が筐体6から露出した状態で設けられていると共に、分岐箇所には電磁弁37(本発明でいう噴射圧調整手段)が設けられている。電磁弁37は、雪氷除去噴射口36側への洗浄液の流れを遮断することで洗浄液を光学センサ洗浄噴射口35のみから噴射する状態と、光学センサ洗浄噴射口35側への洗浄液の流れを遮断することで洗浄液を雪氷除去噴射口36のみから噴射する状態とを切換える。
電磁弁スイッチ38は、ユーザが操作可能なスイッチであり、ユーザが電磁弁スイッチ38を操作すると、操作検出信号を制御部39に出力し、制御部39は、電磁弁スイッチ38から出力された操作検出信号を入力すると、電磁弁37への駆動指令信号の出力レベルを切換える。尚、電磁弁スイッチ38も機械的に設けられているスイッチであっても良いし、液晶ディスプレイ装置19に表示される表示画面上に形成されるタッチスイッチであっても良い。
電磁弁37は、例えば制御部39からハイレベルの駆動指令信号を入力している期間では洗浄液を光学センサ洗浄噴射口35のみから噴射する状態に切換え、制御部39からロウレベルの駆動指令信号を入力している期間では洗浄液を雪氷除去噴射口36のみから噴射する状態に切換える。
制御部39は、電源オン状態(光学センサユニット31の起動状態)にあるときには、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作の開始条件が成立したか否かを判定し(ステップS11)、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作の終了条件が成立したか否かを判定し(スステップS12)、電磁弁37の切換条件が成立したか否かを判定している(ステップS13)。
ここで、制御部39は、例えばユーザが噴射スイッチ20を操作したことに応じて噴射スイッチ20から操作検出信号を入力したこと、車載LANインタフェース部22から入力した信号に基づいてACCスイッチやIGスイッチがオンしたこと、装置温度計21から入力した温度計測信号に基づいてカメラカバー32の筐体6の温度が所定温度未満であること、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていること、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作の開始条件が成立したと判定すると(ステップS11にて「YES」)、駆動指令信号をモーター18に出力してモーター18を駆動させ、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作を開始する(ステップS14)。この場合、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液は、電磁弁37が洗浄液を光学センサ洗浄噴射口35のみから噴射する状態に切換えられていれば、光学センサ洗浄噴射口35からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて高圧で噴射され、電磁弁37が洗浄液を雪氷除去噴射口36のみから噴射する状態に切換えられていれば、雪氷除去噴射口36からレンズ面5aの上方で且つ筐体6の上面部14の上方を含む領域に向けて高圧で噴射される。
そして、制御部39は、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作を開始した後に、例えばユーザが噴射スイッチ20を操作したことに応じて噴射スイッチ20から操作検出信号を入力したこと、車載LANインタフェース部22から入力した信号に基づいてACCスイッチやIGスイッチがオフしたこと、装置温度計21から入力した温度計測信号に基づいてカメラカバー32の筐体6の温度が所定温度以上であること、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていないこと、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作を開始してから一定時間が経過したこと、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作の終了条件が成立したと判定すると(ステップS12にて「YES」)、モーター18への駆動指令信号の出力を停止してモーター18を停止させ、光学センサ洗浄動作又は雪氷除去動作を終了する(ステップS15)。
又、制御部39は、例えばユーザが電磁弁スイッチ38を操作したことに応じて電磁弁スイッチ38から操作検出信号を入力したこと、光学センサ洗浄動作及び雪氷除去動作のうち何れかを開始してから一定時間が経過したこと、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、電磁弁37の切換条件が成立したと判定すると(ステップS13にて「YES」)、電磁弁37への駆動指令信号の出力レベルを切換え、光学センサ洗浄動作と雪氷除去動作とを切換える(ステップS16)。
尚、光学センサ洗浄動作と雪氷除去動作とを切換えて行う構成では、最初に雪氷除去動作を開始し、雪氷除去動作を終了した後に光学センサ洗浄動作を開始するようにしても良い。即ち、制御部39は、例えば液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていると判定すると、洗浄液を雪氷除去噴射口36のみから噴射する状態に電磁弁37を切換えることで、雪氷除去動作を開始し、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていないと判定すると、雪氷除去動作を終了し、続いて洗浄液を光学センサ洗浄噴射口35のみから噴射する状態に電磁弁37を切換えることで、光学センサ洗浄動作を開始しても良い。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、洗浄液をカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて噴射する光学センサ洗浄動作と、洗浄液をレンズ面5aの上方を含む領域に向けて噴射する雪氷除去動作とを択一的に行うように構成したので、洗浄液が分散されることで噴射圧が低下することを回避し、光学センサ洗浄噴射口35から噴射される洗浄液の噴射圧を適度な値に調整することで、レンズ面5aに付着している付着物を適切に除去することができ、又、雪氷除去噴射口36から噴射される洗浄液の噴射圧を適度な値に調整することで、筐体6の上面部14からレンズ面5aの前上方に庇状に張り出している雪や氷を適切に除去することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図9乃至図12を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、光学センサ洗浄噴射口12から噴射される洗浄液が通過する流路11と雪氷除去噴射口13から噴射される洗浄液が通過する流路11とを共通化した構成であるが、第3の実施形態は、光学センサ洗浄噴射口から噴射される洗浄液が通過する流路と雪氷除去噴射口から噴射される洗浄液が通過する流路とを別体化した構成である。
即ち、図9に示すように、光学センサユニット41を構成するカメラカバー42において、カメラカバー42の筐体43の上側内部は光学センサ洗浄ノズル44及び雪氷除去ノズル45を収容するためのノズル収容部46とされている。光学センサ洗浄ノズル44と雪氷除去ノズル45とは並行して設けられている。光学センサ洗浄ノズル44は、洗浄液が通過する光学センサ洗浄流路47を有し、その下方向に屈曲された先端部47a側には光学センサ洗浄噴射口48が筐体43から露出した状態で設けられている。光学センサ洗浄噴射口48は、第1の実施形態で説明した光学センサ洗浄噴射口12と同様にして、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方に配置され、レンズ面5aの前上方からレンズ面5aに向けて噴射方向(図9中「C」にて示す方向)が下向きに設定されており、洗浄液をレンズ面5aに向けて噴射する。
雪氷除去ノズル45は、洗浄液が通過する雪氷除去流路49を有し、その上方向に屈曲された先端部49a側には雪氷除去噴射口50が筐体43から露出した状態で設けられている。雪氷除去噴射口50は、第1の実施形態で説明した雪氷除去噴射口13と同様にして、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方であって光学センサ洗浄噴射口48の上方に配置され、レンズ面5aの上方で且つ筐体43の上面部51の上方を含む領域(図9中「Q」にて示す領域)に向けて噴射方向(図9中「D」にて示す方向)が上向きに設定されており、洗浄液をレンズ面5aの上方で且つ筐体43の上面部51の上方を含む領域に向けて噴射する。又、雪氷除去噴射口50が洗浄液を噴射する噴射方向もカメラ3の画角外の領域である。光学センサ洗浄流路47の基端部47b側には筐体43の背面側にて可撓性を有するチューブ52が接続されており、雪氷除去流路49の基端部49b側には筐体43の背面側にて可撓性を有するチューブ53が接続されている。
光学センサ洗浄噴射スイッチ54は、ユーザが操作可能なスイッチであり、ユーザが光学センサ洗浄噴射スイッチ54を操作すると、操作検出信号を制御部56に出力し、制御部56は、光学センサ洗浄噴射スイッチ54から出力された操作検出信号を入力すると、駆動指令信号を洗浄液タンク17に設けられているモーター57に出力してモーター57を駆動させる。モーター57が駆動すると、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液がチューブ52を介して光学センサ洗浄ノズル44に供給され、光学センサ洗浄ノズル44に供給された洗浄液は、水圧により光学センサ洗浄噴射口48からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて高圧で噴射される。
雪氷除去噴射スイッチ55は、ユーザが操作可能なスイッチであり、ユーザが雪氷除去噴射スイッチ55を操作すると、操作検出信号を制御部56に出力し、制御部56は、雪氷除去噴射スイッチ55から出力された操作検出信号を入力すると、駆動指令信号を洗浄液タンク17に設けられているモーター58に出力してモーター58を駆動させる。モーター58が駆動すると、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液がチューブ53を介して雪氷除去ノズル45に供給され、雪氷除去ノズル45に供給された洗浄液は、水圧により雪氷除去噴射口50からレンズ面5aの上方で且つ筐体43の上面部51の上方を含む領域向けて高圧で噴射される。尚、上記した構成では、1つの洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液を光学センサ洗浄噴射口48から噴射すると共に雪氷除去噴射口50から噴射するようにしているが、洗浄液タンクを別々に設け、一方の洗浄液タンクに貯留されている洗浄液を光学センサ洗浄噴射口48から噴射し、他方の洗浄液タンクに貯留されている洗浄液を雪氷除去噴射口50から噴射するようにしても良い。
制御部56は、電源オン状態(光学センサユニッ41の起動状態)にあるときには、光学センサ洗浄動作の開始条件が成立したか否かを判定し(ステップS21)、雪氷除去動作の開始条件が成立したか否かを判定し(ステップS22)、光学センサ洗浄動作の終了条件が成立したか否かを判定し(ステップS23)、雪氷除去動作の終了条件が成立したか否かを判定している(ステップS24)。
ここで、制御部56は、例えばユーザが光学センサ洗浄スイッチ54を操作したことに応じて光学センサ洗浄スイッチ54から操作検出信号を入力したと判定し、光学センサ洗浄動作の開始条件が成立したと判定すると(ステップS21にて「YES」)、駆動指令信号をモーター56に出力してモーター56を駆動させ、光学センサ洗浄動作を開始する(ステップS25)。この場合、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液は、光学センサ洗浄噴射口48からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて噴射される。
又、制御部56は、例えばユーザが雪氷除去噴射スイッチ55を操作したことに応じて雪氷除去噴射スイッチ55から操作検出信号を入力したこと、車載LANインタフェース部22から入力した信号に基づいてACCスイッチやIGスイッチがオンしたこと、装置温度計21から入力した温度計測信号に基づいてカメラカバー42の筐体43の温度が所定温度未満であること、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていること、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、雪氷除去動作の開始条件が成立したと判定すると(ステップS22にて「YES」)、駆動指令信号をモーター57に出力してモーター57を駆動させ、雪氷除去動作を開始する(ステップS26)。この場合、洗浄液タンク17に貯留されている洗浄液は、雪氷除去噴射口50からレンズ面5aの上方で且つ筐体43の上面部51の上方を含む領域に向けて噴射される。
又、制御部56は、光学センサ洗浄動作を開始した後に、例えばユーザが光学センサ洗浄スイッチ54を操作したことに応じて光学センサ洗浄スイッチ54から操作検出信号を入力したと判定し、光学センサ洗浄動作の終了条件が成立したと判定すると(ステップS23にて「YES」)、モーター18への駆動指令信号の出力を停止してモーター18を停止させ、光学センサ洗浄動作を終了する(ステップS27)。
又、制御部56は、雪氷除去動作を開始した後に、例えばユーザが雪氷除去噴射スイッチ55を操作したことに応じて雪氷除去噴射スイッチ55から操作検出信号を入力したこと、車載LANインタフェース部22から入力した信号に基づいてACCスイッチやIGスイッチがオフしたこと、装置温度計21から入力した温度計測信号に基づいてカメラカバー42の筐体43の温度が所定温度以上であること、液晶ディスプレイ装置19に表示されている映像に基づいてカメラ3の視界が雪や氷に妨げられていないこと、雪氷除去動作を開始してから一定時間が経過したこと、のうち少なくとも何れかの条件が成立したと判定し、雪氷除去動作の終了条件が成立したと判定すると(ステップS24にて「YES」)、モーター18への駆動指令信号の出力を停止してモーター18を停止させ、雪氷除去動作を終了する(ステップS28)。
尚、この場合、雪氷除去動作の開始条件と終了条件との組み合わせは何れであっても良く、制御部56は、例えばACCスイッチやIGスイッチがオンしたことに応じて雪氷除去動作を開始した後に、ユーザが雪氷除去噴射スイッチ55を操作したことに応じて雪氷除去動作を終了しても良い。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて噴射される洗浄液が通過する光学センサ洗浄流路47と、レンズ面5aの上方を含む領域に向けて噴射される洗浄液が通過する雪氷除去流路49とを別体化したので、レンズ面5aに付着している付着物を除去するための流体の種別と、筐体43の上面部51からレンズ面5aの前上方に庇状に張り出している雪や氷を除去するための流体の種別とを同一とするか異ならせるかを選択することができ、例えば使用環境や実装性の制約等に応じて自由に選択することができる。又、光学センサ洗浄噴射口48からの流体の噴射と雪氷除去噴射口50からの流体の噴射とを独立して行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
光学センサは、カメラ3に限らず、レンズを有して物理量を光学的に測定する装置であれば良く、レーザー等の他のセンサであっても良い。
流体として洗浄液を採用する構成に限らず、流体として圧縮空気を採用する構成であっても良い。又、第3の実施形態では、洗浄液を光学センサ洗浄噴射口48から噴射し、圧縮空気を雪氷除去噴射口50から噴射するようにしても良い。又、洗浄液や圧縮空気を加熱するヒーターを設け、加熱した洗浄液や圧縮空気を噴射する構成であっても良く、このように構成すれば、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aに付着している雪や氷を確実に除去することができると共に、カメラカバー2の筐体6の上面部14からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前上方に張り出している雪や氷を確実に除去することができる。
光学センサ洗浄動作の開始条件として、ギアの後退位置へのシフトを検出したこと、ワイパの動作を検出したこと、映像中に付着物を検出したこと等を含めても良い。又、それらを組み合わせても良い。
カメラカバー2の筐体6の上面部14に加えられる荷重を検出する重量センサを設け、カメラカバーの筐体の上面部に加えられる荷重が所定重量以上であると検出すると、雪氷除去動作を開始し、上面部ヒータースイッチによる雪氷除去動作を開始した後に、カメラカバーの筐体の上面部に加えられる荷重が所定重量未満であると検出すると、雪氷除去動作を終了するようにしても良い。
カメラカバー2の筐体6の上面部14に、筐体6の上面部14に雪が堆積し難くしたり筐体6の上面部14に堆積した雪が除去され易くしたりするような曲面部が形成されていても良い。
光学センサ洗浄動作を実施した回数をカウントし、光学センサ洗浄動作を実施した回数が所定回数に達しても汚れを除去することができない場合や、光学センサ洗浄動作を実施した時間が所定時間に達しても汚れを除去することができない場合に、その旨をユーザに対して報知するようにしても良い。この場合、報知する方法としては、表示画面を液晶ディスプレイ装置に表示させたり、音声をスピーカ(図示せず)から出力させたりしても良いし、シートやハンドルに振動発生装置や静電気発生装置を設け、振動や静電気をシートやハンドルから発生させる構成であっても良いし、これらを併用しても良い。即ち、視覚、聴覚、触覚のうち何れを用いて報知する方法であっても良い。
雪氷除去動作を開始した後に光学センサ洗浄動作を自動的に行う構成であっても良く、このように構成すれば、雪氷除去動作により雪や氷が解けた水滴がレンズ面5aに付着したとしても、そのレンズ面5aに付着した水滴を光学センサ洗浄動作により適切に除去することができる。
カメラ3のレンズ5のレンズ面5aが撥水処理、親水処理、光触媒処理又は防汚処理され、撥水膜、親水膜、光触媒膜又は防汚膜がレンズ面にコーティングされている構成であっても良い。このように構成すれば、レンズ面5aに水滴や泥等の付着物が付着することを未然に回避することができ、たとえ水滴や泥等の付着物が付着したとしても、光学センサ洗浄動作を実施することでレンズ面5aを適切に洗浄することができる。
雪氷除去噴射口13が洗浄液を上向きに噴射することで、筐体6の上面部14に堆積している雪や氷を解かして除去する構成に限らず、雪氷除去噴射口を筐体6の上面部14よりも上方に設け、雪氷除去噴射口が洗浄液を下向きに噴射することで、筐体6の上面部14に堆積している雪や氷を解かして除去する構成であっても良い。又、雪氷除去噴射口を筐体6の上面部14の側方に設け、雪氷除去噴射口が洗浄液を横向きに噴射することで、筐体6の上面部14に堆積している雪や氷を解かして除去する構成であっても良い。
雪氷除去噴射口13が洗浄液を噴射する噴射方向は、光学センサの視界を妨げる雪や氷を解かして除去し得る方向であれば良く、必ずしも筐体6の上面部14の上方の領域を含むように上方向でなくとも良く、図13乃至図15に示すように、水平方向であっても良い。
即ち、図13に示すように、光学センサユニット61を構成するカメラカバー62において、ノズル63が筐体64に収容され、ノズル63の流路65の下方向に分岐された一方の先端部65a側に光学センサ洗浄噴射口66が筐体64から露出した状態で設けられ、ノズル63の流路65の水平方向(前方向)に分岐された他方の先端部65b側に雪氷除去噴射口67が筐体64から露出した状態で設けられ、洗浄液が光学センサ洗浄噴射口66からカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに向けて噴射されると同時に、洗浄液が雪氷除去噴射口67から水平方向に噴射される構成であっても良い。このように洗浄液が雪氷除去噴射口67から水平方向に噴射される構成では、噴射方向(図13中「E」にて示す方向)に対して上方にある雪や氷を解かして除去することは困難であるが、雪氷除去噴射口67がカメラ3のレンズ5のレンズ面5aよりも上方に配置されていることにより、上方から下方に垂れてレンズ面5aの前方を覆っている雪や氷を解かすことができ、カメラ3の視界を確保することができる。
又、図14に示すように、光学センサユニット71を構成するカメラカバー72において、ノズル63が筐体64に収容され、ノズル63の流路65の下方向に分岐された一方の先端部65a側に光学センサ洗浄噴射口66が筐体64から露出した状態で設けられ、ノズル63の流路65の水平方向に分岐された他方の先端部65b側に雪氷除去噴射口67が筐体64から露出した状態で設けられ、分岐箇所に電磁弁73が設けられている構成であっても良い。
更に、図15に示すように、光学センサユニット81を構成するカメラカバー82において、光学センサ洗浄ノズル44と雪氷除去ノズル83とが筐体84に並行して設けられ、雪氷除去ノズル83の雪氷除去流路85の先端部85a側に雪氷除去噴射口86が筐体84から露出した状態で設けられ、洗浄液が雪氷除去噴射口86から水平方向に噴射される構成であっても良い。この場合も、噴射方向(図15中「F」にて示す方向)に対して上方にある雪や氷を解かして除去することは困難であるが、雪氷除去噴射口86がカメラ3のレンズ5のレンズ面5aよりも上方に配置されていることにより、上方から下方に垂れてレンズ面5aの前方を覆っている雪や氷を解かすことができ、カメラ3の視界を確保することができる。
流体をカメラ3のレンズ5のレンズ面5aに噴射する構成に限らず、図16乃至図18に示すように、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前方に透明部材からなるカバーガラスが設けられている構成であれば、流体をカバーガラスのガラス面に噴射する構成であっても良い。
即ち、図16に示すように、光学センサユニット91を構成するカメラカバー92において、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前方に透明部材からなるカバーガラス93が設けられていると共に、第1の実施形態で説明したノズル9が設けられ、洗浄液が光学センサ洗浄噴射口12からカバーガラス93のガラス面93aに向けて噴射される構成であっても良い。
又、図17に示すように、光学センサユニット101を構成するカメラカバー102において、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前方に透明部材からなるカバーガラス103が設けられていると共に、第2の実施形態で説明したノズル33が設けられ、洗浄液が光学センサ洗浄噴射口35からカバーガラス103のガラス面103aに向けて噴射される構成であっても良い。
更に、図18に示すように、光学センサユニット111を構成するカメラカバー112において、カメラ3のレンズ5のレンズ面5aの前方に透明部材からなるカバーガラス113が設けられていると共に、第3の実施形態で説明した光学センサ洗浄ノズル44及び雪氷除去ノズル45が設けられ、洗浄液が光学センサ洗浄噴射口48からカバーガラス113のガラス面113aに向けて噴射される構成であっても良い。
カバーガラスがカメラ3のレンズ5に対向して設けられる構成においても、流体として洗浄液を採用する構成に限らず、流体として圧縮空気を採用する構成であっても良い。又、洗浄液や圧縮空気を加熱するヒーターを設け、加熱した洗浄液や圧縮空気を噴射する構成であっても良い。又、カバーガラスのガラス面が撥水処理、親水処理、光触媒処理又は防汚処理され、撥水膜、親水膜、光触媒膜又は防汚膜がガラス面にコーティングされている構成であっても良い。更に、カバーガラスがカメラ3のレンズ5に対向して設けられる構成においても、図13乃至図15に示した構成と同様にして、雪氷除去噴射口が洗浄液を水平方向に噴射する構成であっても良い。
カバーガラスがカメラ3のレンズ5に対向して設けられる構成では、カバーガラスのガラス面をワイピングするワイパ、カバーガラスを回転させる回転機構、カバーガラスを超音波又は低周波により振動させる振動機構、カバーガラスのガラス面にエアを噴射するエア噴射機構等を設け、光学センサ洗浄動作を終了した後に、カバーガラスのガラス面をワイピングしたり、カバーガラスを回転させたり、カバーガラスを超音波又は低周波により振動させたり、カバーガラスのガラス面にエアを噴射したりする構成であっても良く、このように構成すれば、カバーガラスのガラス面に洗浄液が付着したまま放置されることを未然に回避することができる。
光学センサユニット1が車体201のリアウィンドウ203の上方に設けられることに加えて、光学センサユニット1が車両側方に取付けられているサイドミラーの下部に設けられ、カメラ3が車両後側方を撮影する構成であっても良い。即ち、複数のカメラ3が搭載される構成であっても良い。
上記した実施形態においては、光学センサユニット1と制御部16とを構成要件として含んで車載光学センサ装置を説明したが、制御部16をカメラカバー2の一部として構成しても良い。
図面中、1は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、2はカメラカバー(車載光学センサカバー)、3はカメラ(光学センサ)、5はレンズ、5aはレンズ面、6は筐体、7はカメラ光学センサ収容部(光学センサ収容部)、9はノズル(流体噴射手段)、11は流路、12は光学センサ洗浄噴射口、13は雪氷除去噴射口、14は上面部、16は制御部(制御手段、開始操作検出手段、車両起動開始検出手段、温度検出手段、視界妨げ検出手段、終了操作検出手段、車両起動終了検出手段、時間経過検出手段)、31は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、32はカメラカバー(車載光学センサカバー)、33はノズル(流体噴射手段)、34は流路、35は光学センサ洗浄噴射口、36は雪氷除去噴射口、37は電磁弁(噴射圧調整手段)、41は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、42はカメラカバー(車載光学センサカバー)、43は筐体、44は光学センサ洗浄ノズル(流体噴射手段)、45は雪氷除去ノズル(流体噴射手段)、47は光学センサ洗浄流路(流路)、48は光学センサ洗浄噴射口、49は雪氷除去流路(流路)、50は雪氷除去噴射口、61は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、62はカメラカバー(車載光学センサカバー)、63はノズル(流体噴射手段)、64は筐体、65は流路、66は光学センサ洗浄噴射口、67は雪氷除去噴射口、71は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、72はカメラカバー(車載光学センサカバー)、73は電磁弁(噴射圧調整手段)、81は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、82はカメラカバー(車載光学センサカバー)、83は光学センサ洗浄ノズル、84は雪氷除去ノズル、85は筐体、86は雪氷除去流路(流路)、87は雪氷除去噴射口、91は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、92はカメラカバー(車載光学センサカバー)、93はガラスカバー、93aはガラス面、101は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、102はカメラカバー(車載光学センサカバー)、103はガラスカバー、103aはガラス面、111は光学センサユニット(車載光学センサ装置)、112はカメラカバー(車載光学センサカバー)、113はガラスカバー、113aはガラス面である。

Claims (11)

  1. レンズを有する光学センサを収容する光学センサ収容部と、前記光学センサが前記光学センサ収容部に収容されている状態で当該光学センサの上方を覆う上面部と、を有する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記光学センサ収容部に収容されている前記光学センサの前記レンズのレンズ面又は当該レンズに対向するカバーガラスがある場合には当該カバーガラスのガラス面に向けて流体を噴射する光学センサ洗浄噴射口と、少なくとも前記レンズ面の上方又は前記ガラス面の上方を含む領域に向けて流体を噴射する雪氷除去噴射口と、を有する流体噴射手段と、を備え
    前記雪氷除去噴射口は、前記上面部のうち前記レンズ面又は前記ガラス面よりも庇状に突出した部分に設けられていることを特徴とする車載光学センサカバー。
  2. 請求項1に記載した車載光学センサカバーにおいて、
    前記雪氷除去噴射口は、少なくとも前記レンズ面の上方又は前記ガラス面の上方で且つ前記光学センサの画角外の領域に向けて流体を噴射することを特徴とする車載光学センサカバー。
  3. 請求項1又は2に記載した車載光学センサカバーにおいて、
    前記雪氷除去噴射口は、少なくとも前記レンズ面の上方又は前記ガラス面の上方で且つ前記筐体の前記上面部の上方を含む領域に向けて流体を噴射することを特徴とする車載光学センサカバー。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載した車載光学センサカバーにおいて、
    前記流体噴射手段は、前記光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体が通過する流路と、前記雪氷除去噴射口から噴射される流体が通過する流路とが共通に設けられていることを特徴とする車載光学センサカバー。
  5. 請求項4に記載した車載光学センサカバーにおいて、
    前記流体噴射手段は、前記光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体の噴射圧を調整すると共に前記雪氷除去噴射口から噴射される流体の噴射圧を調整する噴射圧調整手段を備えたことを特徴とする車載光学センサカバー。
  6. 請求項1乃至3の何れかに記載した車載光学センサカバーにおいて、
    前記流体噴射手段は、前記光学センサ洗浄噴射口から噴射される流体が通過する流路と、前記雪氷除去噴射口から噴射される流体が通過する流路とが別々に設けられていることを特徴とする車載光学センサカバー。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載した車載光学センサカバーと、
    前記流体噴射手段による流体を前記光学センサ洗浄噴射口から前記レンズのレンズ面又は前記ガラス面に向けて噴射する光学センサ洗浄動作と、前記流体噴射手段による流体を前記雪氷除去噴射口から少なくとも前記レンズ面の上方又は前記ガラス面の上方を含む領域に向けて噴射する雪氷除去動作とを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする車載光学センサ装置。
  8. 請求項7に記載した車載光学センサカバーと、
    前記制御手段は、前記流体噴射手段による光学センサ洗浄動作と、前記流体噴射手段による雪氷除去動作とを別々に制御することを特徴とする車載光学センサ装置。
  9. 請求項8に記載した車載光学センサ装置において、
    ユーザによる雪氷除去の開始操作を検出する開始操作検出手段、車両の起動開始を検出する車両起動開始検出手段、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度を検出する温度検出手段、前記光学センサにより撮影された映像を解析することで前記筐体の前記上面部に堆積した雪や氷による光学センサの視界の妨げを検出する視界妨げ検出手段、のうち少なくとも1つ以上の手段を備え、
    前記制御手段は、ユーザによる雪氷除去の開始操作が前記開始操作検出手段により検出されたこと、車両の起動開始が前記車両起動開始検出手段により検出されたこと、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度が所定温度未満であると前記温度検出手段により検出されたこと、前記筐体の前記上面部に堆積した雪や氷による光学センサの視界の妨げが前記視界妨げ検出手段により検出されたこと、のうち少なくとも1つ以上の条件が成立した場合に、前記流体噴射手段による雪氷除去動作を開始することを特徴とする車載光学センサ装置。
  10. 請求項8又は9に記載した車載光学センサ装置において、
    ユーザによる雪氷除去の終了操作を検出する終了操作検出手段、車両の起動終了を検出する車両起動終了検出手段、前記流体噴射手段による雪氷除去動作を開始してから一定時間の経過を検出する時間経過検出手段、のうち少なくとも1つ以上の手段を備え、
    前記制御手段は、ユーザによる雪氷除去の終了操作が前記終了操作検出手段により検出されたこと、車両の起動終了が前記車両起動終了検出手段により検出されたこと、周囲温度又は車載光学センサ装置の温度が所定温度以上であると前記温度検出手段により検出されたこと、前記筐体の前記上面部に堆積した雪や氷による光学センサの視界の妨げが前記視界妨げ検出手段により検出されなくなったこと、前記流体噴射手段による雪氷除去動作を開始してから一定時間の経過が時間経過検出手段により検出されたこと、のうち少なくとも1つ以上の条件が成立した場合に、前記流体噴射手段による雪氷除去動作を終了することを特徴とする車載光学センサ装置。
  11. 請求項8乃至10の何れかに記載した車載光学センサ装置において、
    前記制御手段は、前記流体噴射手段による雪氷除去動作を開始した後に、前記流体噴射手段による光学センサ洗浄動作を開始することを特徴とする車載光学センサ装置。
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