JP2018172118A - 車載センサ洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で低温時等でも良好な洗浄効果を得ることができる車載センサ洗浄装置を提供すること。【解決手段】車載センサ洗浄装置は、車両1に搭載される車載カメラ5のレンズ5bに向けて噴射口から洗浄液を含む流体を噴射して、レンズ5bに付着した異物を除去する。そして、車載センサ洗浄装置は、温度を測定する室外温度計11と、室外温度計11が測定した温度に基づいて流体の噴射パターンを変更する制御部12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車載センサ洗浄装置に関するものである。
近年、車両の前部や後部に車載センサを設け、該車載センサにて撮像された画像を利用することが広く行われている。そして、このような車載センサの外部撮像面(レンズや保護ガラス)は、泥や塩や融雪剤などの異物が付着する虞があるため、外部撮像面(センシング面)に向けてノズルの噴射口から洗浄液を噴射して異物を除去する車載センサ洗浄装置が提案されている。そして、車載センサ洗浄装置としては、洗浄液の粘度を変更可能なヒーター等の粘度変更手段を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この車載センサ洗浄装置では、洗浄液の粘度を変更することができるため、例えば、粘度が高くなる低温時でも洗浄液がセンシング面から良好に流れ落ちる粘度となるようにすることができる。
特開2013−100018号公報
ところで、低温時等においては、洗浄液の粘度は高くなり、洗浄液による塩や融雪剤等の異物の溶解速度が低下してしまい洗浄性能が低下してしまう。このような場合も上記のような車載センサ洗浄装置では洗浄液の粘度を変更して異物の溶解速度を保つことが可能となり、異物を良好に除去することができる。しかしながら、上記車載センサ洗浄装置では、ヒーター等の粘度変更手段が必要であった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で低温時等でも良好な洗浄効果を得ることができる車載センサ洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載センサ洗浄装置は、車両に搭載される車載センサのセンシング面に向けて噴射口から洗浄液と空気とを含む流体を噴射して、前記センシング面に付着した異物を除去するための車載センサ洗浄装置であって、温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段が測定した温度に基づいて前記流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段とを備え、前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで洗浄液と空気とを噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、洗浄液を前記基準噴射パターンの液量と同じ液量で噴射させるとともに、空気を前記基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で噴射させる。
同構成によれば、温度測定手段が測定した温度に基づいて流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段を備えるため、例えば、洗浄液の粘度が高くなる低温時等にその粘度に応じた噴射パターンに変更することで異物を良好に除去することが可能となる。よって、粘度を変更するためのヒーター等を必要とすることなく良好な洗浄効果を得ることができる。
同構成によれば、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、洗浄液を基準噴射パターンの液量と同じ液量で噴射させるとともに、空気を基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で噴射させるため、基準温度範囲より低温で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。尚、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のときは、基準噴射パターンで洗浄液と空気とを噴射させるため、過剰に電力を消費せずに異物を除去することができる。
同構成によれば、流体は、洗浄液と空気が混合された流体であって、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、空気を高圧とすることで基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるため、洗浄液を高圧とする場合に比べて、容易に流体の噴射圧を高圧とすることができる。即ち、洗浄液と空気が混合された流体の噴射圧を高圧にする場合、洗浄液と空気の少なくとも一方を高圧化する必要があるが空気の方が容易に高圧化できるため、容易に流体の噴射圧を高圧とすることができる。よって、例えば、洗浄液を高圧とする場合に比べて、低消費電力化を図ることができる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで前記流体を噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、前記基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、前記流体を噴射させることが好ましい。
同構成によれば、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、流体を噴射させるため、基準温度範囲より低温で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。尚、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のときは、基準噴射パターンで流体を噴射させるため、過剰に電力や洗浄液を消費せずに異物を除去することができる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記温度測定手段は、予め車両に設けられた室外温度計であることが好ましい。
同構成によれば、温度測定手段は、予め車両に設けられた室外温度計であるため、既存の室外温度計を利用して新たな部品点数の増加を抑えながら、異物を良好に除去することが可能となる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記温度測定手段は、前記洗浄液を貯留するウォッシャタンクに設けられた洗浄液温度計であることが好ましい。
同構成によれば、温度測定手段は、洗浄液を貯留するウォッシャタンクに設けられた洗浄液温度計であるため、温度測定手段を室外温度計とした場合に比べて、洗浄液の温度を高精度に測定することができる。よって、高精度に洗浄液の粘度に応じた噴射パターンに変更することができ、異物をより良好に除去することが可能となる。
本発明の車載センサ洗浄装置では、簡単な構成で低温時等でも良好な洗浄効果を得ることができる。
一実施形態の車載センサ洗浄装置を備えた車両の概略構成図。 (a)は一実施形態の基準温度範囲内のときの制御部の制御を説明するための説明図。(b)は一実施形態の基準温度範囲外のときの制御部の制御を説明するための説明図。 (a)は別例の基準温度範囲内のときの制御部の制御を説明するための説明図。(b)は別例の基準温度範囲外のときの制御部の制御を説明するための説明図。 (a)は別例の基準温度範囲内のときの制御部の制御を説明するための説明図。(b)は別例の基準温度範囲外のときの制御部の制御を説明するための説明図。 (a)は別例の基準温度範囲内のときの制御部の制御を説明するための説明図。(b)は別例の基準温度範囲外のときの制御部の制御を説明するための説明図。
以下、車載光学センサ洗浄装置が搭載された車両の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、車両1の後方には、バックドア2が設けられ、バックドア2には、車載センサとしての車載カメラ5が設けられている。
詳しくは、車載カメラ5は、図示しない撮像素子が内部に収容された略立方体形状の本体部5aと該本体部5aの一つの面に設けられたセンシング面としてのレンズ5bとを有し、バックドア2に移動不能に設けられている。
そして、車載カメラ5は、例えば、変速装置のシフトレバーSLをリバース位置に操作すると車両1の後方の撮像画像を車内のディスプレイDSPに送信して表示させる。
又、車両1において、車載カメラ5に隣接した位置には送給されてきた洗浄液と空気を混合した流体を噴射口から前記レンズ5bに向けて噴射するノズル7が設けられている。
ノズル7は、車両1のエンジンルームに設けられた電動ポンプPと配管8を介して接続されている。電動ポンプPは、例えば、操作スイッチとしてのウォッシャスイッチSWを操作すると駆動して、エンジンルームに設けられたウォッシャタンクTに貯留された洗浄液を送給する。
又、ノズル7は、車両1の後方に設けられたエアポンプAPと配管9を介して接続されている。エアポンプAPは、例えば、操作スイッチとしてのウォッシャスイッチSWを操作すると前記電動ポンプPと略同期して駆動して、周辺の空気を送給する。
又、車両1の前方(フロントバンパーの裏側)には室外温度計11が設けられている。室外温度計11は、外気の温度を測定し、例えば、車内の図示しない表示装置に送信して表示させる。
又、車両1には、室外温度計11が測定した温度に基づいて(洗浄液と空気が混合された)流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段としての制御部12が設けられている。制御部12は、前記ディスプレイDSP、前記ウォッシャスイッチSW、前記電動ポンプP、前記エアポンプAP、及び前記室外温度計11等に電気的に接続されている。
そして、本実施形態の制御部12は、ウォッシャスイッチSWを一度操作すると、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで前記流体を噴射させ、前記基準温度範囲外のとき、前記基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるように動作する。
具体的には、本実施形態の基準温度範囲は例えば5℃以上に設定され、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が5℃以上のとき、基準噴射パターンで流体を噴射させるべく電動ポンプP、及びエアポンプAPを基準駆動させる。尚、図2(a)は、エアポンプAPが送給する空気量と時間を示し、基準温度範囲内でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その操作されたタイミングt1から予め設定された基準噴射パターンの噴射時間だけ一定の量で(即ち一定の圧力で)空気を送給することを示している。言い換えると、制御部12は、基準温度範囲内(5℃以上)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、図2(a)に示すように空気を送給させるべくエアポンプAPを駆動制御する。
又、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が5℃未満のとき、基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるべく電動ポンプP、及びエアポンプAPを駆動させる。本実施形態では、制御部12は、空気を高圧とすることで基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で(洗浄液と空気が混合された)流体を噴射させる。尚、図2(b)は、エアポンプAPが送給する空気量と時間を示し、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その操作されたタイミングt2から予め設定された基準噴射パターンの噴射時間と同じ時間だけ前記基準噴射パターンよりも多い一定の量で(即ち一定の高い圧力で)空気を送給することを示している。言い換えると、制御部12は、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、図2(b)に示すように空気を送給させるべくエアポンプAPを駆動制御する。尚、本実施形態の制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内か基準温度範囲外かに関わらず、電動ポンプPを同様のパターンで駆動する。又、制御部12は、エアポンプAPの駆動よりも僅かに遅れて電動ポンプPを駆動し、エアポンプAPの停止よりも僅かに早く電動ポンプPを停止させる。
次に、上記のように構成された車載センサ洗浄装置の作用について説明する。
例えば、室外温度計11が測定した温度が5℃以上のとき、ウォッシャスイッチSWが一度操作されると、エアポンプAP及び電動ポンプPが駆動されて基準噴射パターンで(洗浄液と空気が混合された)流体が噴射され、車載カメラ5のレンズ5bが洗浄される。
又、例えば、室外温度計11が測定した温度が5℃未満のとき、ウォッシャスイッチSWが一度操作されると、エアポンプAP及び電動ポンプPが駆動されて基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で(洗浄液と空気が混合された)流体が噴射され、車載カメラ5のレンズ5bが洗浄される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)室外温度計11が測定した温度に基づいて(洗浄液と空気が混合された)流体の噴射パターンを変更する制御部12を備えるため、例えば、洗浄液の粘度が高くなる低温時等にその粘度に応じた噴射パターンに変更することで異物を良好に除去することが可能となる。よって、粘度を変更するためのヒーター等を必要とすることなく良好な洗浄効果を得ることができる。
(2)具体的には、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外(5℃未満)のとき、基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるため、基準温度範囲外(5℃未満)で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。尚、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内(5℃以上)のときは、基準噴射パターンで流体を噴射させるため、過剰に高圧とすることがなく、過剰に電力を消費せずに異物を除去することができる。
(3)流体は、洗浄液と空気が混合された流体であって、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外(5℃未満)のとき、空気を高圧とすることで基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるため、洗浄液を高圧とする場合に比べて、容易に流体の噴射圧を高圧とすることができる。即ち、洗浄液と空気が混合された流体の噴射圧を高圧にする場合、洗浄液と空気の少なくとも一方を高圧化する必要があるが空気の方が容易に高圧化できるため、容易に流体の噴射圧を高圧とすることができる。よって、例えば、洗浄液を高圧とする場合に比べて、低消費電力化を図ることができる。
(4)温度測定手段として、予め車両に設けられた室外温度計11を用いたため、既存の室外温度計11を利用して新たな部品点数の増加を抑えながら、異物を良好に除去することが可能となる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外(5℃未満)のとき、基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるとしたが、温度に基づいて良好な洗浄効果が得られるように流体の噴射パターンを変更すれば、他の制御を行ってもよい。
例えば、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで流体を噴射させ(図3(a)参照)、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外(5℃未満)のとき、基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、流体を噴射させる(図3(b)参照)ようにしてもよい。
尚、図3(a)は、電動ポンプPが送給する液量と時間を示し、基準温度範囲内でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その操作されたタイミングt3から予め設定された基準噴射パターンの噴射時間だけ一定の量で洗浄液を送給することを示している。言い換えると、制御部12は、基準温度範囲内(5℃以上)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、図3(a)に示すように洗浄液を送給させるべく電動ポンプPを駆動制御する。
又、図3(b)は、電動ポンプPが送給する液量と時間を示し、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その操作されたタイミングt4から予め設定された基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、基準噴射パターンと同じ一定の量で洗浄液を送給することを示している。言い換えると、制御部12は、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、図3(b)に示すように洗浄液を送給させるべく電動ポンプPを駆動制御する。又、この例の制御部12は、エアポンプAPを電動ポンプPと略同期させて駆動する。
このようにしても、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。尚、制御部12は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内(5℃以上)のときは、基準噴射パターンで流体を噴射させるため、過剰に電力や洗浄液を消費せずに異物を除去することができる。
又、例えば、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで流体を噴射させ(図4(a)参照)、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、基準噴射パターンの噴射回数よりも多い回数だけ断続的に流体を噴射させる(図4(b)参照)ようにしてもよい。
尚、図4(a)は、電動ポンプPが送給する液量と時間を示し、基準温度範囲内でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その操作されたタイミングt5から予め設定された基準噴射パターンの噴射時間だけ連続的に一定の量で洗浄液を送給することを示している。言い換えると、制御部12は、基準温度範囲内(5℃以上)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、図4(a)に示すように洗浄液を送給させるべく電動ポンプPを駆動制御する。
又、図4(b)は、電動ポンプPが送給する液量と時間を示し、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その操作されたタイミングt6から予め設定された基準噴射パターンの噴射回数よりも多い回数であって、この例は2回、断続的に基準噴射パターンと同じ一定の量で洗浄液を送給することを示している。言い換えると、制御部12は、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、図4(b)に示すように洗浄液を送給させるべく電動ポンプPを駆動制御する。又、この例の制御部12は、エアポンプAPを電動ポンプPと略同期させて駆動する。
このようにしても、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。即ち、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなると、連続的に洗浄液を噴射し続けても液膜により洗浄効果が期待できなくなるが、基準噴射パターンの噴射回数よりも多い回数だけ断続的に流体を噴射させることで、液膜が無くなった又は薄くなった状態で流体が噴射される回数が増え、洗浄液の噴射量に見合った洗浄効果を得ることができる。
又、この例(図4(a),(b)参照)は、図5(a)及び図5(b)に示すように、基準温度範囲外(5℃未満)でウォッシャスイッチSWが一度操作されると、最初に洗浄液を送給する量(圧力)を増やして実施してもよい。このようにすると、最初に塩や融雪剤等の異物の濃度が早急に低下し、より洗浄液に溶解し易くなり、異物を良好に除去することができる。
又、上記した各制御(図2〜図5参照)は組み合わせて実施してもよく、例えば、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外(5℃未満)のとき、基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるとともに、基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、流体を噴射させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、制御部12は、室外温度計11が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外(5℃未満)のとき、空気を高圧とすることで基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるとしたが、これに限定されず、洗浄液を高圧とすることで、又は洗浄液及び空気を共に高圧とすることで、流体を高圧で噴射させてもよい。
・上記実施形態では、流体は洗浄液と空気が混合されたものであるとしたが、これに限定されず、例えば、空気を混合させずに洗浄液のみを噴射する車載センサ洗浄装置としてもよい。尚、この場合、空気を高圧とすることができないため、例えば、上記したように洗浄液自体を高圧としたり、基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、洗浄液を噴射させるといった車載センサ洗浄装置とする必要がある。
・上記実施形態では、ウォッシャスイッチSWが一度操作されると、その後は自動的に予め設定された噴射時間が経過するまで流体が噴射される(一入力完結タイプの)車載センサ洗浄装置としたが、これに限定されず、例えば、ウォッシャスイッチSWを操作している時間だけ流体が噴射される(操作連動タイプの)車載センサ洗浄装置としてもよい。尚、この場合は、噴射時間を制御する上記別例(図3参照)は適用できない。又、例えば、シフトレバーSLをリバース位置に操作した際や、レンズ5bに異物が付着していると検出された際等に自動的に流体が噴射される(自動洗浄タイプの)車載センサ洗浄装置としてもよい。
・上記実施形態では、基準温度範囲は5℃以上であるとしたが、基準温度範囲は勿論変更してもよく、例えば、洗浄液の成分(アルコールの濃度等)によって変更してもよい。又、上記実施形態及び別例では1つの基準温度範囲内か基準温度範囲外かに応じて噴射パターンを変更したが、これに限定されず、温度測定手段が測定した温度に基づいて複数段階や無段階で流体の噴射パターンを変更してもよい。
・上記実施形態では、温度測定手段として、予め車両に設けられた室外温度計11を用いたが、これに限定されず、例えば、洗浄液を貯留するウォッシャタンクTに設けられた洗浄液温度計に変更してもよい。このようにすると、室外温度計11とした場合に比べて、洗浄液の温度を高精度に測定することができる。よって、高精度に洗浄液の粘度に応じた噴射パターンに変更することができ、異物をより良好に除去することが可能となる。又、例えば、車載センサ(車載カメラ5)の周辺に設けられた車載センサ周辺温度計としてもよい。
・上記実施形態では、車載センサを車両1の後方を撮像する車載カメラ5としたが、これに限定されず、例えば、車両1の他の方向を撮像する車載カメラとしてもよいし、撮像した画像に基づいてCPU等が雨量を認識するためのレインセンサ等としてもよい。
・上記実施形態では、センシング面を車載カメラ5が有するレンズ5bとしたが、これに限定されず、車載カメラとは別体で構成されて車両(ガーニッシュ等)に直接固定される(ガラス製や樹脂製の)透明板をセンシング面としてもよく、該透明板に付着した異物を除去する車載センサ洗浄装置として具体化してもよい。
以下に技術的思想を記載する。
・車載センサ洗浄装置は、車両に搭載される車載センサのセンシング面に向けて噴射口から洗浄液と空気とを含む流体を噴射して、前記センシング面に付着した異物を除去するための車載センサ洗浄装置であって、温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段が測定した温度に基づいて前記流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段とを備え、前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで洗浄液と空気とを噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、洗浄液を前記基準噴射パターンの液量と同じ液量で噴射させるとともに、空気を前記基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で噴射させる。
同構成によれば、温度測定手段が測定した温度に基づいて流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段を備えるため、例えば、洗浄液の粘度が高くなる低温時等にその粘度に応じた噴射パターンに変更することで異物を良好に除去することが可能となる。よって、粘度を変更するためのヒーター等を必要とすることなく良好な洗浄効果を得ることができる。
同構成によれば、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、洗浄液を基準噴射パターンの液量と同じ液量で噴射させるとともに、空気を基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で噴射させるため、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。尚、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のときは、基準噴射パターンで洗浄液と空気とを噴射させるため、過剰に電力を消費せずに異物を除去することができる。
同構成によれば、流体は、洗浄液と空気が混合された流体であって、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、空気を高圧とすることで基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で流体を噴射させるため、洗浄液を高圧とする場合に比べて、容易に流体の噴射圧を高圧とすることができる。即ち、洗浄液と空気が混合された流体の噴射圧を高圧にする場合、洗浄液と空気の少なくとも一方を高圧化する必要があるが空気の方が容易に高圧化できるため、容易に流体の噴射圧を高圧とすることができる。よって、例えば、洗浄液を高圧とする場合に比べて、低消費電力化を図ることができる。
・車載センサ洗浄装置は、車両に搭載される車載センサのセンシング面に向けて噴射口から洗浄液を含む流体を噴射して、前記センシング面に付着した異物を除去するための車載センサ洗浄装置であって、温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段が測定した温度に基づいて前記流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段とを備え、前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで前記流体を噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、前記基準噴射パターンの噴射回数よりも多い回数だけ断続的に前記流体を噴射させる。
同構成によれば、温度測定手段が測定した温度に基づいて流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段を備えるため、例えば、洗浄液の粘度が高くなる低温時等にその粘度に応じた噴射パターンに変更することで異物を良好に除去することが可能となる。よって、粘度を変更するためのヒーター等を必要とすることなく良好な洗浄効果を得ることができる。
又、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、基準噴射パターンの噴射回数よりも多い回数だけ断続的に流体を噴射させるため、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。即ち、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなると、連続的に洗浄液を噴射し続けても液膜により洗浄効果が期待できなくなるが、基準噴射パターンの噴射回数よりも多い回数だけ断続的に流体を噴射させることで、液膜が無くなった又は薄くなった状態で流体が噴射される回数が増え、洗浄液の噴射量に見合った洗浄効果を得ることができる。
・上記車載センサ洗浄装置において、前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで前記流体を噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、前記基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、前記流体を噴射させることが好ましい。
同構成によれば、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲外のとき、基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、流体を噴射させるため、基準温度範囲外で洗浄液の粘度が高くなっても異物を良好に除去することができる。尚、噴射パターン変更手段は、温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のときは、基準噴射パターンで流体を噴射させるため、過剰に電力や洗浄液を消費せずに異物を除去することができる。
1…車両、5…車載カメラ(車載センサ)、5b…レンズ(センシング面)、11…室外温度計(温度測定手段)、12…制御部(噴射パターン変更手段)、T…ウォッシャタンク。

Claims (4)

  1. 車両に搭載される車載センサのセンシング面に向けて噴射口から洗浄液と空気とを含む流体を噴射して、前記センシング面に付着した異物を除去するための車載センサ洗浄装置であって、
    温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段が測定した温度に基づいて前記流体の噴射パターンを変更する噴射パターン変更手段と
    を備え、
    前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで洗浄液と空気とを噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、洗浄液を前記基準噴射パターンの液量と同じ液量で噴射させるとともに、空気を前記基準噴射パターンの噴射圧よりも高圧で噴射させることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記噴射パターン変更手段は、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲内のとき、基準噴射パターンで前記流体を噴射させ、前記温度測定手段が測定した温度が予め設定された基準温度範囲より低温のとき、前記基準噴射パターンの噴射時間よりも長い時間、前記流体を噴射させることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記温度測定手段は、予め車両に設けられた室外温度計であることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記温度測定手段は、前記洗浄液を貯留するウォッシャタンクに設けられた洗浄液温度計であることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
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