JP5299349B2 - 入力制御装置、入力制御方法及び入力制御プログラム - Google Patents

入力制御装置、入力制御方法及び入力制御プログラム Download PDF

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本発明は、利用者が意図する手書き文字入力の方向を予測して、適切な補助線を表示させることができる入力制御装置、入力制御方法、および入力制御プログラムに関する。
従来、ペン等を用いて画面上に文字や図形を手書き入力する機能を有する情報処理装置が考案されている。前記情報処理装置では、情報を表示するための表示部とタッチパネルなどの入力部を組み合わせることで、利用者により入力された手書き情報の筆跡を表示しながら入力することができるようになっている。
さらに、利用者が入力画面の手書き入力したい位置に、任意の大きさの透明な文字入力枠をポップアップ表示/自動消去でき、この文字入力枠内に手書き入力された文字を自動的に切り出して認識でき、自然な手書き入力を可能することができる入力装置も開示されている。(特許文献1)
特開平8−185479号公報
しかしながら、上記の入力装置では、写真画像を入力画面に表示しながら利用者が、見る人を楽しませる為に、意図的に斜めにしたり、被写体を取り囲むように自由な方向、形態で、コメント等の文字を手書きで上書き入力する場合でも、所定方向にしか文字入力枠を表示できないので、利用者が意図する文字入力の補助にはならないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、利用者が意図する手書き文字入力の方向を予測して、入力画面に適切な補助線を表示させることができる入力制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決する為に、請求項1に記載の入力制御装置は、情報を表示する表示画面
を備えた表示手段と、前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を
取得する手書き情報取得手段とを備えた入力制御装置に於いて、前記手書き情報取得手段
により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領域として特定する分割領域
特定手段と、前記分割領域特定手段により特定された前記分割領域から、各前記分割領域
の基準位置を特定する基準位置特定手段と、前記基準位置特定手段により特定された少な
くとも2つ以上の前記基準位置に基づいて、利用者による手書き入力方向の情報である方
向情報を決定する方向情報決定手段と、前記方向情報決定手段により決定された前記方向
情報に基づいて、補助線の表示様態を決定する補助線表示様態決定手段と、前記補助線表
示様態決定手段により決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示する補助線表示手段
とを備え、前記方向情報決定手段は、前記基準位置特定手段により特定された最初の前記
基準位置を第1基準位置として、次に特定された前記基準位置を第2基準位置として、前
記第2基準位置を特定した後に、次に特定された前記基準位置を第3基準位置とし、前記
第1基準位置と前記第2基準位置と前記第3基準位置に基づく近似直線か、または近似曲
線を延長する方向を、前記方向情報として決定することを特徴とする。
請求項に記載の入力制御装置では、請求項に記載の構成に加え、前記方向情報決定
手段は、前記基準位置特定手段により、前記第3基準位置を特定した後に、次に特定され
た前記基準位置を第4基準位置とし、前記第4基準位置に対して前記近似直線、または前
記近似曲線との相対距離を算出し、前記相対距離の小さい方の線を他方の線より前記方向
情報として優先的に決定することを特徴とする。
請求項に記載の入力制御装置では、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記補助線
表示様態決定手段は、前記方向情報決定手段により決定された前記方向情報の入力方向に
延長した線画像と、前記線画像上を基に文字領域枠を合わせて表示する様態を前記補助線
の表示様態として決定することを特徴とする。
請求項に記載の入力制御装置では、請求項1乃至のいずれかに記載の構成に加え、
前記方向情報決定手段は、新たに追加された前記基準位置が、追加される前に決定した前
記方向情報に対して垂直方向に所定距離以上離れていると判断した場合、前記補助線表示
様態決定手段は、新たに追加された前記基準位置から、追加される前に決定した前記方向
情報に対して平行になるよう前記補助線の表示様態を決定することを特徴とする。
請求項に記載の入力制御装置では、情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、前
記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報取得
手段とを備えた入力制御装置に於いて、前記手書き情報取得手段により取得した前記手書
き情報を所定条件で囲む領域を分割領域として特定する分割領域特定手段と、前記分割領
域特定手段により特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準位置を特定する基
準位置特定手段と、前記基準位置特定手段により特定された少なくとも2つ以上の前記基
準位置に基づいて、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情
報決定手段と、前記方向情報決定手段により決定された前記方向情報に基づいて、補助線
の表示様態を決定する補助線表示様態決定手段と、前記補助線表示様態決定手段により決
定された前記補助線を、前記表示手段へ表示する補助線表示手段とを備え、前記表示手段
に表示している画像情報の中から、所定条件に基づく特定の画像が含まれる領域である特
定画像領域を検出する特定画像領域情報検出手段をさらに備え、前記補助線表示様態決定
手段は、前記特定画像領域情報検出手段により検出された前記特定画像領域に、前記補助
線が重なると判断した場合、前記特定画像領域と重なる領域に前記補助線を表示しないよ
うな様態を表示様態とすることを特徴とする。
請求項に記載の入力制御方法は、情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、前記
表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報取得手
段と、を備えた入力制御装置での入力制御方法であって、前記手書き情報取得手段により
取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領域として特定する分割領域特定ス
テップと、前記分割領域特定ステップにより特定された前記分割領域から、各前記分割領
域の基準位置を特定する基準位置特定ステップと、前記基準位置特定ステップにより特定
された前記基準位置に基づいて、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決
定する方向情報決定ステップと、前記方向情報決定ステップにより決定された前記方向情
報に基づいて、補助線の表示様態を決定する補助線表示様態決定ステップと、前記補助線
表示様態決定ステップにより決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示する補助線表
示ステップとを備え、前記方向情報決定ステップは、前記基準位置特定ステップにより特
定された最初の前記基準位置を第1基準位置として、次に特定された前記基準位置を第2
基準位置として、前記第2基準位置を特定した後に、次に特定された前記基準位置を第3
基準位置とし、前記第1基準位置と前記第2基準位置と前記第3基準位置に基づく近似直
線か、または近似曲線を延長する方向を、前記方向情報として決定することを特徴とする

請求項に記載の入力制御プログラムは、情報を表示する表示画面を備えた表示手段と
、前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
取得手段と、を備えた入力制御装置を実行させるための入力制御プログラムであって、前
記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領域と
して特定する分割領域特定ステップと、前記分割領域特定ステップにより特定された前記
分割領域から、各前記分割領域の基準位置を特定する基準位置特定ステップと、前記基準
位置特定ステップにより特定された前記基準位置に基づいて、利用者による手書き入力方
向の情報である方向情報を決定する方向情報決定ステップと、前記方向情報決定ステップ
により決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様態を決定する補助線表示様態
決定ステップと、前記補助線表示様態決定ステップにより決定された前記補助線を、前記
表示手段へ表示する補助線表示ステップとを入力制御装置に実行させ、前記方向情報決定
ステップは、前記基準位置特定ステップにより特定された最初の前記基準位置を第1基準
位置として、次に特定された前記基準位置を第2基準位置として、前記第1基準位置から
前記第2基準位置を通るように延長した直線方向を前記方向情報として決定し、前記方向
情報決定ステップは、前記基準位置特定ステップにより前記第2基準位置を特定した後に
、次に特定された前記基準位置を第3基準位置とし、前記第1基準位置と前記第2基準位
置と前記第3基準位置に基づく近似直線か、または近似曲線を延長する方向を、前記方向
情報として決定することを特徴とする。
請求項1に記載の入力制御装置は、情報を表示する表示画面を備え、表示画面に対して
利用者により手書き入力される手書き情報を取得する入力制御装置に於いて、取得した手
書き情報を所定条件で囲む領域を分割領域として特定する。そして特定された分割領域か
ら、各分割領域の基準位置を特定し、特定された少なくとも2つ以上の基準位置に基づい
て、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する。そして決定された方
向情報に基づいて、補助線の表示様態を決定し、決定された補助線を表示手段へ表示する
。よって、利用者は、手書き情報を入力する際に、入力しようとしている方向に補助線が
表示されるので、補助線を参照しながら意図する方向に整った手書き入力をすることがで
きる。
さらに、特定された最初の基準位置を第1基準位置として、次に特定された基準位置を
第2基準位置として、さらに、第2基準位置を特定した後に、次に特定された基準位置を
第3基準位置とし、第1基準位置と第2基準位置と第3基準位置に基づく近似直線か、ま
たは近似曲線を延長する方向を、前記方向情報として決定する。よって、利用者は、第1
の手書き情報と、第2の手書き情報を入力後に、入力した第3の手書き情報に基づき補助
線を表示することで、手書き情報を直線的に入力しようとしている場合でも、また曲線的
に入力しようとしている場合でも、意図する方向の補助線を参照しながら整った手書き情
報を入力することができる。
請求項に記載の入力制御装置では、請求項に記載の効果に加え、第3基準位置を特
定した後に、次に特定された基準位置を第4基準位置とし、第4基準位置に対して近似直
線、または近似曲線との相対距離を算出し、相対距離の小さい方の線を他方の線より方向
情報として優先的に決定する。よって、利用者は、第3の手書き情報を入力した後に、次
に入力された第4の手書き情報の第4基準位置に対して、それまでに表示していた近似直
線か、または近似曲線かのどちらか近い方の線を優先的に補助線の方向情報として決定で
きるので、より利用者の意図する入力方向に近い補助線を参照しながら整った手書き情報
を入力することができる。
請求項に記載の入力制御装置では、請求項1又は2に記載の効果に加え、決定された
方向情報の入力方向に延長した線画像と、線画像上を基に文字領域枠を合わせて表示する
様態を前記補助線の表示様態として決定する。よって利用者は、補助線に加え、文字の大
きさに適した枠を参照しながら、整った文字サイズと入力方向で手書き入力をすることが
できる。
請求項に記載の入力制御装置では、請求項1乃至のいずれかに記載の効果に加え、
新たに追加された基準位置が、追加される前に決定した方向情報に対して垂直方向に所定
距離以上離れていると判断した場合、新たに追加された基準位置から、追加される前に決
定した方向情報に対して平行になるよう補助線の表示様態を決定する。よって、利用者は
、2行に分けて手書き入力をする場合でも、1行目の補助線に平行な補助線を、2行目に
も表示できるので、複数行に分けて手書き入力する場合でも、最適な補助線を参照しなが
ら整った手書き情報を入力することができる。
請求項に記載の入力制御装置では表示手段に表示している画像情報の中から、所定
条件に基づく特定の画像が含まれる領域である特定画像領域を検出する。そして検出され
た特定画像領域に、補助線が重なると判断した場合、特定画像領域と重なる領域に補助線
を表示しないような様態を表示様態とする。よって、利用者は、特定画像領域を避けた状
態の補助線を参照しながら手書き入力することができるので、表示している画像情報の特
定画像領域に、手書き情報が重ならず、かつ、整った手書き情報を入力することができる

請求項に記載の入力制御方法は、情報を表示する表示画面を備え、表示画面に対して
利用者により手書き入力される手書き情報を取得する入力制御装置での入力制御方法であ
って、取得した手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領域として特定する。そして特定
された分割領域から、各分割領域の基準位置を特定し、特定された少なくとも2つ以上の
基準位置に基づいて、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する。そ
して決定された方向情報に基づいて、補助線の表示様態を決定し、決定された補助線を、
表示手段へ表示する。よって、利用者は、手書き情報を入力する際に、入力しようとして
いる方向に補助線が表示されるので、補助線を参照しながら意図する方向に整った手書き
入力をすることができる。
さらに、特定された最初の基準位置を第1基準位置として、次に特定された基準位置を
第2基準位置として、さらに、第2基準位置を特定した後に、次に特定された基準位置を
第3基準位置とし、第1基準位置と第2基準位置と第3基準位置に基づく近似直線か、ま
たは近似曲線を延長する方向を、前記方向情報として決定する。よって、利用者は、第1
の手書き情報と、第2の手書き情報を入力後に、入力した第3の手書き情報に基づき補助
線を表示することで、手書き情報を直線的に入力しようとしている場合でも、また曲線的
に入力しようとしている場合でも、意図する方向の補助線を参照しながら整った手書き情
報を入力することができる。
請求項に記載の入力制御プログラムは、情報を表示する表示画面を備え、表示画面に
対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する入力制御装置を実行させる入
力制御プログラムであって、取得した手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領域として
特定する。そして特定された分割領域から、各分割領域の基準位置を特定し、特定された
少なくとも2つ以上の基準位置に基づいて、利用者による手書き入力方向の情報である方
向情報を決定する。そして決定された方向情報に基づいて、補助線の表示様態を決定し、
決定された補助線を、表示手段へ表示する。よって、利用者は、手書き情報を入力する際
に、入力しようとしている方向に補助線が表示されるので、補助線を参照しながら意図す
る方向に整った手書き入力をすることができる。
さらに、特定された最初の基準位置を第1基準位置として、次に特定された基準位置を
第2基準位置として、さらに、第2基準位置を特定した後に、次に特定された基準位置を
第3基準位置とし、第1基準位置と第2基準位置と第3基準位置に基づく近似直線か、ま
たは近似曲線を延長する方向を、前記方向情報として決定する。よって、利用者は、第1
の手書き情報と、第2の手書き情報を入力後に、入力した第3の手書き情報に基づき補助
線を表示することで、手書き情報を直線的に入力しようとしている場合でも、また曲線的
に入力しようとしている場合でも、意図する方向の補助線を参照しながら整った手書き情
報を入力することができる。
入力制御装置10の概略構成図である。 入力制御装置10の電気的構成図である。 フラッシュROM24の説明図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。 入力情報データベース2411の説明図である。 入力制御装置10にて実行される手書き入力処理のフローチャート図である。 基準位置データベースの説明図である。 入力制御装置10にて実行される入力方向決定処理のフローチャート図である。 入力制御装置10にて実行される補助線表示様態決定処理のフローチャート図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。 手書き情報の拡大図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。 入力制御装置10の表示画面説明図である。
以下、本発明を具体化した入力制御装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態の入力制御装置10の概略構成、電気的構成について、順に説明する。
図1(a)、(b)を参照して、本実施形態の入力制御装置10の概略構成について説明をする。図1(a)に示す様に、入力制御装置10は、一般的な材質である樹脂やアルミ等の材質で形成された矩形状の筐体13に、画像や手書きで入力した情報を表示する為の表示手段12が備えられている。さらに、表示手段12には、利用者の指や備え付けのタッチペン11により入力された位置情報を取得するタッチパネルが層状に重ねて配置されている。また、図1(b)は、図1(a)に示した入力制御装置10を図中のL方向から視た側面図を示したものである。図1(b)に示す様に、筐体13に対して、表示手段12が配置されている面と反対側である背面側には、支持部材14が備えられており、水平な載置面に対して筐体13が所定の角度で安定して設置できるようになっている。
次に図2を参照して、入力制御装置10の電気的構成について説明する。本実施形態の入力制御装置10は、図2に示す様に、CPU21、ROM22、RAM23、フラッシュROM24と、表示手段12を構成する表示モニタ26、タッチパネル27と、さらに計時手段28を備えており、これらはすべてバスで相互に接続されている。
CPU21は、入力制御装置10全体の制御を司る。ROM22は、入力制御装置10の基本的な動作に必要なプログラムやそのための設定値等を記憶している。CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムに従って、入力制御装置10の動作を制御する。RAM23は、各種データを一時的に記憶するための記憶装置である。また、フラッシュROM24は、不揮発性の半導体メモリであり、後述する各種記憶エリアを備えている。
表示手段12は、例えば液晶表示装置や有機ELディスプレイなどの表示モニタ26と、汎用的なタッチパネル27が層状に重ねて配置されている。表示モニタ26は、入力信号に従って画像や文字等を表示画面に表示する機器であり、利用者が入力制御装置10の各種操作を行うためのアイコン等を表示する操作画面や、画像データ等を表示する。また、タッチパネル27は、汎用的に用いられている抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、赤外線遮光方式などの何れかの方式で、タッチペン11の接触を検出する機器である。よって、利用者が表示手段12を参照しながらタッチ入力すると、タッチパネル27はタッチ入力された位置の座標情報を取得することができる。また、計時手段28は、現在時刻を提示する時計機能や、また、後述する各種処理で、時間間隔を計測する為のタイマー機能も備えている機器である。
次に図3を参照して、フラッシュROM24の構成について説明する。フラッシュROM24は、入力情報記憶エリア241、画像情報記憶エリア242、補助線情報記憶エリア243等を含む複数の各種記憶エリアで構成されている。入力情報記憶エリア241には、詳細な説明は後述するが、利用者によりタッチパネル27を介して入力された手書き情報等が入力情報データベース2411として記憶されている。また、画像情報記憶エリア242には、図4に示す様に、表示手段12の表示モニタ26に表示する写真画像等の画像情報が複数記憶されている。また、補助線情報記憶エリア243には、詳細な説明は後述するが、利用者が本実施形態の入力制御装置10に手書き情報を入力し始めると、表示手段12へ利用者の入力方向に対応した補助線画像を表示するための基データとなる補助線情報が記憶されている。前記補助線情報とは、例えば、線種情報や線幅情報、また色情報等の補助線の書式情報である。
ここで図4、5を参照しながら、手書き情報について説明する。図4は、本実施形態の入力制御装置10の表示手段12に、例えば利用者が手書き情報B1を入力した状態の表示画面を示す。また、入力された手書き情報は、タッチパネル27により後述する座標情報に変換され、図5に示す様な入力情報データベース2411として記憶されるようになっている。
そこで、図5に示す入力情報データベース2411について詳細に説明する。入力情報データベース2411は、入力された手書き情報をストローク、X座標、Y座標と取得時間の項目で対応付けて記憶されている。ストロークの項目には、タッチペン11によりタッチペンダウンされた始点から、タッチペンアップされるまでの座標のつながりを1つのストロークとし、ストロークを識別する為の識別情報がストローク毎に記憶されている。また、X座標、Y座標の項目には、例えば表示手段12の中心位置やまたは、左上角の位置を基準座標(0、0)として、タッチパネル27に入力された手書き情報の相対的な表示位置を示す情報が数値で記憶されている。また、X座標、Y座標の項目は、タッチペンダウンされてから所定時間間隔(本実施形態では50msとする。)で取得されている。取得時間の項目には、ペンタッチダウンされた時点でリセットして0を記憶して、所定時間間隔(50ms)での経過時間が記憶されている。本実施形態では、例えば図4に示す手書き情報のストロークB1に対応した座標情報として、X座標、Y座標(x1、y1)〜(x31、y31)で記憶されている。また図示は後述するストロークB2は(x32、y32)〜(x100、y100)として50ms毎にサンプリングされ、記憶されているものとする。
次に、図6を参照しながら、入力制御装置10において実行される手書き入力処理について説明する。図6に示す手書き入力処理は、ROM22に記憶されたプログラムに従って、CPU21が実行する処理である。
図6に示す手書き入力処理は、入力制御装置10の電源がONにされると開始される。まず初めに、CPU21は、手書き入力モード開始指示が有ったかどうかを判断する(S100)。具体的には、例えば、表示手段12に手書き入力モードの開始指示を受け付ける為のアイコン等を表示し、利用者が前記アイコン等にタッチ操作することで、手書きモードを開始できるようになっているものとする。ステップS100の処理で、CPU21は、手書き入力モード開始の指示が無いと判断した場合(S100:NO)、繰り返しステップS100の処理を実行する。
また、ステップS100の処理で、CPU21は、手書き入力モード開始指示が有ったと判断した場合(S100:YES)、画像情報の表示指示が有るかどうかを判断する(S101)。具体的には、画像情報記憶エリア242に記憶されている写真画像等の画像情報を選択して、表示手段12へ表示させる指示があるかどうかを、利用者が入力制御装置10に対してアイコン等の操作受け付けボタンにタッチ入力操作したかどうかで判断する。利用者は、写真画像に、手書きでコメント等を付加したいと意図する場合は、ここで画像情報の表示指示を行う。
そして、ステップS101の処理で、CPU21は、画像情報の表示指示が有ったと判断した場合(S101:YES)、指示された画像情報を表示手段12へ表示する処理を実行する(S102)。また、ステップS101の処理で、CPU21は、画像情報の表示指示が無いと判断した場合(S101:NO)、後述するS103の処理へ移行する。
次に、CPU21は、タッチペンダウンが有るかどうかを判断する(S103)。ステップS103の処理では、具体的に、利用者が手書き情報を入力開始する際、タッチペン11を表示手段12へペンダウンすると、タッチパネル27はタッチペン11の接触を検出するので、接触の開始を検出したかどうかを判断している。そして、ステップS103の処理で、CPU21はタッチペンダウンが無いと判断した場合(S103:NO)、ステップS112へ移行し、手書き入力モード終了指示が有るかどうかを判断する処理を実行する。
また、ステップS103の処理で、CPU21はタッチペンダウンが有ったと判断した場合(S103:YES)、次に座標情報を記憶し,ディスプレイに表示する処理を実行する(S104)。ステップS104の処理では、CPU21は、利用者がタッチペン11を用いて表示手段12へタッチ入力した位置情報をタッチパネル27により座標情報としてサンプリング取得しながら線を表示し、且つ入力情報データベース2411のストロークの識別情報を新たに採番し、X座標、Y座標情報の項目に対応付けして記憶する。
そして、ステップS104の処理の後、CPU21は、タッチペンアップされたか、またはペンダウンされてから所定時間経過したかどうかを判断する(S105)。ここでのタッチペンアップとは、利用者がタッチペン11を、表示手段12から接触している状態から離した状態にすることであり、具体的にはタッチパネル27が、タッチペン11による接触を検出しなくなった状態を示す。ステップS105の処理で、CPU21がタッチペンアップしていない、または所定時間経過していないと判断した場合(S105:NO)、つまり手書き入力中であると判断した場合、再度ステップS104の処理へ戻る。また、ステップS105の処理で、CPU21がタッチペンアップした、または所定時間経過したと判断した場合(S105:YES)、次に手書き入力領域特定処理を実行する(S106)。
ここで、図10、11を参照しながら、ステップS106の入力領域特定処理について、説明をする。図10は、本実施形態の入力制御装置10の表示手段12に、画像情報を表示させて、利用者が手書き情報B1である「ひ」という文字を入力した状態を示している。また、図11は、手書き情報B1を拡大した拡大図である。図11に示す手書き情報B1は、利用者により入力された際に、入力情報データベース2411に座標情報として記憶されている。手書き情報B1は、座標(X1、Y1)の位置でタッチペンダウンされ(S103:YES)、座標(X31、Y31)まで連続して手書き入力された後(S104)、ペンアップされている(S105:YES)。そして、ステップS106の処理で、手書き入力された手書き情報B1を囲む矩形の領域を入力領域として特定する。図11に示す様に、手書き情報B1である「ひ」に対して、矩形の入力領域51が特定されている。
次にステップS106の処理の後、CPU21は、特定した入力領域の大きさは所定値以上かどうかを判断する(S107)。具体的には、ステップS106の処理で特定された入力領域が、予め設定されている所定値の大きさより、大きいかどうかを判断する。つまり、入力された手書き情報が、1つの文字を構成する一部分なのかどうかを、入力領域の大きさで判断するようにしている。例えば、「た」という文字を手書き入力する場合、最初の1画に対する入力領域は非常に小さい領域で入力領域として特定されるので、ここでは、所定値以下であると判断され、「た」という文字の入力が完成した時に特定される入力領域は、所定値以上となるように判断される。つまり、1ストロークの手書き情報で入力領域が所定値以下と判断された場合(S107:NO)は、次に入力された手書き情報を追加した状態で囲む矩形の領域にて、再度入力領域の大きさを判断する。よって、複数のストロークの手書き情報で1文字として構成されるような文字が入力された場合でも、最適な入力領域を判断できるようになっている。また、ステップS107の処理で所定値以下と判断される小文字の「っ」等を手書き情報として入力された場合については、それまでに特定されている入力領域のストロークに追加するか、または次の手書き情報の文字のストロークに追加して入力領域として判断するようにすれば良い。
ステップS107の処理で、CPU21は、特定した入力領域の大きさは、所定値以上で無いと判断した場合(S107:NO)、再度ステップS103の処理へ戻る。また、ステップS107の処理で、CPU21は、特定した入力領域は、所定値以上であると判断した場合(S107:YES)、基準位置特定処理を実行する(S108)。ここで言う基準位置とは、本実施形態では、ステップS106で特定された入力領域の中心位置とする。図11を参照すると、入力領域51の中心位置が基準位置61と特定され、図7に示す基準位置データベースが、RAM23に座標情報として一時記憶される。図7に示す基準位置データベースは、基準位置を識別するための識別情報と、X座標、Y座標の情報が対応付けられて記憶されている。ただ、本実施形態では、基準位置を入力領域の中心位置としたが、これに限るものでは無く、例えば、入力領域の左下角部や、右上角部等の位置に設定しても良い。
続いて、ステップS108の処理の後、CPU21は、入力方向決定処理を実行する(S109)。ここで、図7を参照して入力方向決定処理について一部説明をする。まず、CPU21は、ステップS108の処理で特定された基準位置が、手書き入力モードが開始されてから最初の基準位置かどうかを判断する(S200)。今回のステップS108の処理で特定された基準位置は、最初に特定された基準位置なので(S200:YES)、本処理を終了する。よって、図7に示す入力方向決定処理での、ステップS201〜S204については、後述で詳細に説明をする。
図6の手書き入力処理に戻り、ステップS109の後、CPU21は、補助線表示様態決定処理を実行する(S110)。ここで、図9を参照しながら、補助線表示様態決定処理について、一部説明をする。まず、CPU21は、入力方向情報を取得したかどうかを判断する(S301)。今回のステップS301の処理では、最初に特定された基準位置に対する処理であり、ステップS108の処理で入力方向情報が決定されていないので、取得できないと判断し(S301:NO)、本処理を終了する。よって、図9に示す補助線表示様態決定処理での、ステップS302〜S307の処理については、後述で詳細に説明をする。
そして、図6の手書き入力処理に戻り、ステップS110の処理の後、CPU21は、補助線表示処理を実行する(S111)。今回のステップS111の処理では、ステップS110の処理にて補助線の表示様態が決定されなかったので、補助線は表示されないことになる。
ステップS111の処理の後、CPU21は、手書き入力モードの終了指示が有ったかどうかを判断する(S112)。具体的には、図示は省略するが、例えば表示手段12に手書き入力モードの終了を指示する旨の終了アイコン等を表示させ、利用者により終了アイコンにタッチ入力されたかどうかで判断するようにすれば良い。ステップS112の処理で、CPU21は、手書き入力モードの終了指示が無いと判断した場合(S112:NO)、ステップ103の処理へ戻り、処理を繰り返し実行する。また、ステップS112の処理で、CPU21は、手書き入力モードの終了指示が有ったと判断した場合(S112:YES)、手書き入力情報記憶処理を実行する(S113)。ステップS113の処理では、入力された手書き情報と、表示手段に表示している画像情報と対応付けして記憶する。また、ここでの処理では、入力情報データベース2411と画像情報を対応付けして記憶するようにしても良いし、また手書き情報を画像データとして記憶するようにしても良い。またさらに、入力された手書き情報の色情報や、線種、線幅情報等も対応付けて記憶するようになっているものとする。そして、ステップS113の処理の後、本処理を終了する。
また次に、ステップS112の処理で、手書き入力モードの終了指示が無いと判断され(S112:NO)、ステップ103の処理へ戻り、次の手書き情報が入力される場合について、図12を参照しながら説明をする。
図12では、手書き情報B1である「ひ」という文字が入力された後、利用者により手書き情報として「さ」という文字が入力された状態を示している。手書き情報である「さ」の1画目を入力した時、前述で説明したステップS103〜S106と同様の処理が実行され、そしてCPU21は、ステップS107の処理で、特定した領域は所定値以上では無いと判断し(S107:NO)、再度ステップS103の処理へ戻る。同様に、手書き情報である「さ」の2画目が入力された時は、ステップS103〜S105まで同様の処理が実行される。そして、ステップS106の処理では、前述した1画目の手書き情報と合わせて、手書き入力領域が特定される。次に、ステップS107の処理では、手書き情報である「さ」の1画目と2画目を合わせた入力領域に対して、CPU21は所定値以上で無いと判断し(S107:NO)、再度ステップS103の処理へ戻る。そして、手書き情報である「さ」の3画目が入力された時、ステップS103〜S106の処理まで、前述と同様の処理が実行され、次に、ステップS107の処理にて、CPU21は、手書き情報である「さ」の1〜3画目までを含む入力領域は、所定値以上であると判断し(S107:YES)、基準位置特定処理を実行する(S108)。
図12では、手書き情報である「さ」に対応する入力領域として、矩形の入力領域52が特定されているものとする。そしてステップS108の処理では、CPU21は、入力領域52に対する中心位置62を基準位置として特定する。
次に、ステップS108の処理の後、CPU21は、入力方向決定処理を実行する(S109)。再度、図7に示す入力方向決定処理へ移行し、まず初めに前述したように、CPU21は、ステップS108の処理で特定された基準位置が、手書き入力モードが開始されてから最初の基準位置かどうかを判断する(S200)。今回のステップ108の処理で特定された基準位置は、最初の基準位置では無いと判断するので(S200:NO)、CPU21は、次に前回の入力方向情報が既にあるかどうかを判断する(S201)。具体的には、ステップS201の処理が実行される前に、既に入力方向情報が決定されていたかどうかを判断している。今回のステップS201の処理の時点では、入力方向情報はまだ決定されていないので、前回の入力方向情報は無いと判断し(S201:NO)、ステップS203の処理へ移行する。
ステップS203の処理では、CPU21は、複数の基準位置から近似線情報を算出して入力方向情報を決定する。具体的には、ここまでに決定された複数の基準位置の内、最初に決定された基準位置を始点として、その後に特定された基準位置を通るか、またはできるだけ近くを通る様な近似線を算出する。近似線の算出方法は、基準位置に対応する座標情報に基づいて、一般的な1次関数、またはn次関数の計算法を用いれば良いので、詳細な説明は省略する。本実施形態では、図12に示す様に、ステップS203の処理で、最初に決定された基準位置61を始点として、次に決定された基準位置62を通る1次直線80の式が入力方向情報として算出されているものとする。図12では、1次直線80を説明便宜上図示しているが、ステップS203の処理の時点では、まだ表示手段12には表示されていないものとする。そしてステップS203の処理の後、入力方向決定処理は終了する。
そして、図6の手書き入力処理に戻り、上述したステップS109の処理の後、CPU21は補助線表示様態決定処理を実行する(S110)。再度、図9を参照しながら、補助線表示様態決定処理について説明をする。まず初めに、CPU21は、入力方向情報を取得したかどうかを判断する(S301)。今回のステップS301の処理では、ステップS109の処理にて入力方向情報が決定されているので、CPU21は、入力方向情報を取得したと判断し(S301:YES)、次に、直前の入力方向決定処理においてS203を実行後したかどうかを判断する(S302)。具体的には、今回のステップS302の処理では、ステップS203の処理で入力方向情報が決定されているので、CPU21は、ステップS203の処理の実行後であると判断し(S302:YES)、取得した入力方向情報に対応した補助線情報を生成する処理を実行する(S303)。具体的には、ステップS301の処理で取得した入力方向情報に対応した補助線情報を生成し、一時記憶する。ここで言う、補助線情報とは、表示手段12へ表示するための補助線の画像データであり、例えば、実線、破線、一点鎖線等の線種や、色や線幅等の予め設定されている表示条件に基づいた画像データである。また、図12に示す様な、決定された入力方向情報の線上を中心として、所定間隔(例えば文字間隔等)で入力領域を示す枠形状の補助線も同時に表示するようにしても良い。その場合の枠の大きさ、または向きは、それまでに特定された入力領域の大きさをサンプリングして平均化した値を用いて表示するようにしても良い。また、入力方向情報に垂直な線を所定間隔で表示する様態の補助線にしても良い。上記様態にて補助線を表示することで、利用者は、意図する入力方向に対して整った手書き文字の大きさ、向きにて入力することが容易になる。
次に、CPU21は、表示手段12に表示している画像情報に、特定画像があるかどうかを判断する(S305)。ここでの特定画像とは、具体的には、図示は省略するが、例えば人の顔画像や人体画像、また車などの乗り物類や、動物等の特徴的な特定の画像を示している。人の顔画像が含まれているかどうかを判断する場合は、予め人の顔の特徴画像として、目、鼻、口の輪郭形状を記憶しておき、パターンパッチング法を用いることで、表示している画像情報に人の顔画像が含まれているかどうかを照合して判断するものとする。また、その他の特定画像についても同様に、特徴部の輪郭形状を予めデータベースとして記憶しておき、パターンマッチング法を用いて照合することで特定画像が含まれているかどうかを判断する。
ステップS305の処理で、CPU21は特定画像が有ると判断した場合(S305:YES)、次に補助線情報と特定画像の領域が重なるかどうかを判断する(S306)。図12に示す実施例では、表示している画像情報の中に、人の顔画像(頭部)である特定画像85、86が有ると判断され(S305:YES)、次に、補助線情報80と特定画像85、86が重なるかどうかを判断し(S306)、重ならないと判断する(S306:YES)ので、本処理を終了する。
また、ステップS306の処理で、CPU21は、補助線情報と特定画像が重なると判断した場合(S306:YES)、次に特定画像を避けるように補助線画像を修正する処理を実行する(S307)。具体的には、例えば図16に示す様な画像情報に特定画像90が含まれていると判断した場合に、決定された補助線情報が補助線情報83に示すような傾きの一次直線であるとすると、補助線情報83の延長線上に特定画像90と重なる領域があると判断されるので、補助線情報83と特定画像90が重なる領域に補助線情報を表示しないように、補助線情報83と補助線情報84に分割して表示するようになっている(S307)。そして、ステップS307の処理の後、本処理を終了する。
次に、図13に示す様な、手書き情報を2行に分けて入力する場合について説明をする。まず、図6の手書き入力処理が実行され、前述した様に手書き情報B1である「ひ」という文字が入力されてから、ステップS103〜112の処理を繰り返し実行することで、補助線情報80の方向に沿って、手書き情報の「さ」、「し」、「ぶ」、「り」という文字が入力されている。その後、図13に示す様な位置に、次の手書き情報である「で」という文字がステップS103〜S107の処理で入力されている。そして、ステップS107の処理で、CPU21は、特定した領域は所定値以上であると判断し(S107:YES)、基準位置特定処理を実行する。図13に示す実施例では、手書き情報である「で」という文字に対応した入力領域56が特定され(S106)、基準位置66が特定されている(S108)。
次に、CPU21は、入力方向決定処理を実行する(S109)。そして、図8に示す入力方向決定処理にて、まずCPU21は、最初の基準位置かどうかを判断する(S200)。今回の処理では、基準位置66は最初の基準位置では無いので、最初では無いと判断し(S200:NO)、次に、前回の入力方向情報が有るかどうかを判断する(S201)。そして、今回の処理では、それまでに補助線情報80に対応した入力方向情報が決定されているので、CPU21は、入力方向情報有と判断し(S201:YES)、次に相対距離は所定値以下かどうかを判断する(S202)。具体的には、補助線情報80の入力方向に対して、新たに追加された基準位置66との相対的な距離の最小値が、予め設定されている所定値以下かどうかを判断する。ここでは、既に決定されている補助線情報に対して、新たに追加された文字が、補助線に沿って入力されたのか、または、行を変えて入力されたのかを判断するため、補助線情報との相対距離に基づいて判断するようになっている。
図13に示す実施例では、ステップS202の処理にて、CPU21は、新たに追加された基準位置66は、補助線80の入力方向情報に対しての相対距離は所定値以上であると判断され(S202:YES)、次に前回と同じ入力方向情報を使用するよう決定する処理を実行し(S204)、本処理を終了する。具体的には、ステップS204の処理にて、新たに追加された基準位置66に対して、既に決定されている補助線情報80に対応した入力方向情報を使用するように決定する処理が実行される。
図6の手書き入力処理に戻り、ステップS109の処理にて入力方向決定処理が実行された後、次に、補助線表示様態決定処理を実行する(S110)。そして、図9に示す補助線表示様態決定処理にて、まずCPU21は、入力方向情報を取得しかたどうかを判断する(S301)。今回のステップS301の処理では、ステップS109の処理で入力方向情報が決定されているので、CPU21は、入力方向情報を取得したと判断し(S301:YES)次にステップS203の処理の実行後かどうかを判断する(S302)。
今回のステップS302の処理では、ステップS203の処理後では無いので、CPU21は、S203の処理後では無いと判断し(S302:NO)、前回の補助線情報と平行で、最後に追加された基準位置を通過する補助線情報を生成する処理を実行する(S304)。ここでのステップS304の処理では、具体的には図13の実施例の場合、前回の補助線情報80に平行で、最後に追加された基準位置66を始点とした補助線情報81を生成する処理を実行する。また、図13には補助線情報81を説明便宜上表示しているが、ここでのS304の処理の時点では、まだ表示されていない状態とする。
ステップS304の処理の後、CPU21は、図13の実施例の場合、表示中の画像情報に特定画像85、86が有ると判断し(S305:YES)、次に、補助線情報81と特定画像85、86は重ならないと判断するので(S306:NO)、本処理を終了する。
そして図6の手書き入力処理に戻り、ステップS110の補助線表示様態決定処理の後、CPU21は、補助線表示処理を実行する(S111)。具体的には、今回のステップS111の処理では、図13に示す様に、補助線情報80に対して平行な補助線情報81が、基準位置66を始点として表示される。よって、利用者は、手書き情報を2行に分けて入力する場合でも、補助線情報を参照することで1行目と平行になるように整った手書き入力をすることができる。
次に、図14に示す様に、利用者が円弧状に手書き情報を入力しようとしている場合の処理について、変形実施例1として説明をする。まず、図6の手書き入力処理が実行され、前述の説明と同様に、ステップS103〜S112の処理を繰り返し実行することで、手書き情報B1である「ひ」という文字と、次の手書き情報B2である「さ」という文字が入力され、補助線情報80が表示されている状態である。そして、再度CPU21は、ステップS103〜S107の処理まで実行し、次の手書き情報である「し」という文字を入力することで、基準位置63が特定される(S108)。
そして、ステップS108の処理の後、CPU21は、入力方向決定処理を実行する(S109)。図8の入力方向決定処理では、まず、CPU21はS200の処理で、最初の基準位置かどうかを判断し(S200)、今回の処理では最初の基準位置では無いと判断するので(S200:NO)、次に前回の入力方向情報が有るかどうかを判断する(S201)。今回のS201の処理では、入力方法情報は有と判断されるので(S201:YES)、次に、相対距離は所定値以下かどうかを判断する(S202)。今回のステップS202の処理では、新たに追加された基準位置63は、補助線情報80に対応した入力方向情報に対して、同じ行に入力しようといるので、CPU21は、相対距離は所定値以下と判断する(S202:YES)。
次に、ステップS203の処理では、それまでに特定されている複数の基準位置から近似線情報として、1次直線と、2次曲線の近似線を算出して、両方を入力方向情報として決定する。具体的には、図14に示す様に、ステップS203の処理では、基準位置61、62、63に基づいて、1次直線として入力方向情報80が算出され、また、2次曲線として入力方向情報82が共に算出される。そしてステップS203の処理が実行された後、図6の手書き入力処理に戻り、前述したステップS110の補助線表示様態決定処理を同様に実行し、ステップS111の処理で、図14に示す様に補助線情報80と、82が表示されるようになる。
さらに、図14に示す実施形態後に、図15に示す様に、4つ目の手書き情報である「ぶ」が入力された場合、ステップS203の処理では、新たに追加された基準位置64の位置が、図14に示す実施形態の時点までに特定されていた補助線情報80と82に対して、相対距離が近い方を入力方向情報として決定するようになっている。よって、利用者は、手書き情報を直線的に入力しようとしている場合でも、曲線的に入力しようとしている場合でも、意図する方向の補助線を参照しながら、整った手書き入力をすることができる。
なお、上述で説明した本実施形態に示される構成や処理は例示であり、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、本実施形態での図8のステップS200の処理では、手書き入力モードが開始されてから最初の基準位置かどうかを判断するようにしているが、例えば、最初の基準位置が特定されてから、所定個数間隔の基準位置として特定されたかどうかを判断するようにしても良い。つまり、入力される手書き情報に対して、最新の所定個数の基準位置のみで入力方向決定処理を実行するようにすれば、利用者が入力途中で入力方向を変更しようとしている場合でも、最新の入力文字の位置に基づいてリアルタイムに適切な補助線を表示するようにできる。
また、図6の手書き入力処理でのステップS106の処理では、タッチペンダウン(S103)からタッチペンアップ(S105)までを1ストロークとして検出し、そのストロークの組合せに基づいて手書き入力領域特定処理を実行するよう記載したが、これに限るものでは無い。例えば、英語の筆記体形式や、図形などの手書き情報の場合も考慮し、タッチペンダウンから所定時間間隔で区切り、その所定時間間隔で区切られた手書き情報に対して、前記ステップS106の処理を実行するようにしても良い。
また、図6の手書き入力処理のステップS107の処理では、予め設定されている所定値に基づいて判断していたが、これに限るものではない。例えば、ステップS106の処理で新たに特定された入力領域の前に、いくつかの入力領域が特定されていた場合は、それらの既に特定されている入力領域の大きさをサンプリングして平均値を算出し、その平均値を前記所定値として使用するようにしても良い。またさらに、既に特定されている入力領域の形状をサンプリングし、その形状を平均化した形状(例えば、横長矩形、縦長矩形、平行四辺形等)を、ステップS107の判断に追加するようにしてもよい。前述の様にすることで、利用者が入力して始めている手書き情報に適したサイズ、形状で、ステップS107の判断をより正確に処理することができる。
また、図7のステップS202の処理で、相対距離が所定値以上の場合は、次のステップS204の処理にて、前回と同じ入力方向情報を使用するよう決定すると記載しているが、これに限るものではない。例えば、ステップS202の処理での所定値を、第一閾値と第二閾値(第一閾値<第二閾値)として設け、ステップS202の処理で第一閾値以上であると判断された場合は、ステップS204の処理を実行し、第二閾値以上であると判断された場合は、入力方向情報を決定しないようにしてもよい。前述の様にすれば、1行目から第二所定値以上相対的に離れた位置に手書き情報が入力されたと判断するこができるので、その場合は2行目として補助線を表示することなく、1行目とは関係の無い新たな手書き情報の入力として、それまでの補助線情報を初期化して処理を実行することができるようになる。
また、本実施形態では、タッチペンによる手書き情報について記載したが、これに限るものではない。例えば、スタンプ画像や、表示手段にキーボード画像を表示させて、キータッチによる文字入力にも適用できる。その場合、スタンプ画像や、キータッチ入力による文字画像に対して本実施形態と同様に入力領域や基準位置を特定すれば、本実施例と同様の処理を実行することができ、利用者は整った位置にスタンプ画像やキータッチによる入力をすることができる。
10 入力制御装置
11 タッチペン
12 表示手段
13 筐体
14 支持部材
2411 入力情報データベース
51〜53、56 入力領域
61〜63、66 基準位置
80〜84 補助線情報
85〜86、90 特定画像
B1 手書き情報
B2 手書き情報

Claims (9)

  1. 情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
    取得手段と、
    を備えた入力制御装置に於いて、
    前記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領
    域として特定する分割領域特定手段と、
    前記分割領域特定手段により特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準位置
    を特定する基準位置特定手段と、
    前記基準位置特定手段により特定された少なくとも2つ以上の前記基準位置に基づいて
    、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情報決定手段と、
    前記方向情報決定手段により決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様態を
    決定する補助線表示様態決定手段と、
    前記補助線表示様態決定手段により決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示する
    補助線表示手段と、
    を備え
    前記方向情報決定手段は、前記基準位置特定手段により特定された最初の前記基準位置
    を第1基準位置として、次に特定された前記基準位置を第2基準位置として、前記第2基
    準位置を特定した後に、次に特定された前記基準位置を第3基準位置とし、前記第1基準
    位置と前記第2基準位置と前記第3基準位置に基づく近似直線か、または近似曲線を延長
    する方向を、前記方向情報として決定することを特徴とする入力制御装置。
  2. 前記方向情報決定手段は、前記基準位置特定手段により、前記第3基準位置を特定した
    後に、次に特定された前記基準位置を第4基準位置とし、前記第4基準位置に対して前記
    近似直線、または前記近似曲線との相対距離を算出し、前記相対距離の小さい方の線を他
    方の線より前記方向情報として優先的に決定することを特徴とする請求項に記載の入力
    制御装置。
  3. 前記補助線表示様態決定手段は、前記方向情報決定手段により決定された前記方向情報
    の入力方向に延長した線画像と、前記線画像上を基に文字領域枠を合わせて表示する様態
    を前記補助線の表示様態として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の入力制
    御装置。
  4. 前記方向情報決定手段は、新たに追加された前記基準位置が、追加される前に決定した
    前記方向情報に対して垂直方向に所定距離以上離れていると判断した場合、
    前記補助線表示様態決定手段は、新たに追加された前記基準位置から、追加される前に
    決定した前記方向情報に対して平行になるよう前記補助線の表示様態を決定することを特
    徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の入力制御装置。
  5. 情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
    取得手段と、
    を備えた入力制御装置に於いて、
    前記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領
    域として特定する分割領域特定手段と、
    前記分割領域特定手段により特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準位置
    を特定する基準位置特定手段と、
    前記基準位置特定手段により特定された少なくとも2つ以上の前記基準位置に基づいて
    、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情報決定手段と、
    前記方向情報決定手段により決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様態を
    決定する補助線表示様態決定手段と、
    前記補助線表示様態決定手段により決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示する
    補助線表示手段と、
    前記表示手段に表示している画像情報の中から、所定条件に基づく特定の画像が含まれ
    る領域である特定画像領域を検出する特定画像領域情報検出手段と、を備え、
    前記補助線表示様態決定手段は、前記特定画像領域情報検出手段により検出された前記
    特定画像領域に、前記補助線が重なると判断した場合、前記特定画像領域と重なる領域に
    前記補助線を表示しないような様態を表示様態とすることを特徴とする入力制御装置。
  6. 情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
    取得手段と、
    を備えた入力制御装置での入力制御方法に於いて、
    前記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領
    域として特定する分割領域特定ステップと、
    前記分割領域特定ステップにより特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準
    位置を特定する基準位置特定ステップと、
    前記基準位置特定ステップにより特定された前記基準位置に基づいて、利用者による手
    書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情報決定ステップと、
    前記方向情報決定ステップにより決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様
    態を決定する補助線表示様態決定ステップと、
    前記補助線表示様態決定ステップにより決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示
    する補助線表示ステップと、を備え
    前記方向情報決定ステップは、前記基準位置特定ステップにより特定された最初の前記
    基準位置を第1基準位置として、次に特定された前記基準位置を第2基準位置として、前
    記第2基準位置を特定した後に、次に特定された前記基準位置を第3基準位置とし、前記
    第1基準位置と前記第2基準位置と前記第3基準位置に基づく近似直線か、または近似曲
    線を延長する方向を、前記方向情報として決定することを特徴とする入力制御方法。
  7. 情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
    取得手段と、
    を備えた入力制御装置での入力制御方法に於いて、
    前記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領
    域として特定する分割領域特定ステップと、
    前記分割領域特定ステップにより特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準
    位置を特定する基準位置特定ステップと、
    前記基準位置特定ステップにより特定された少なくとも2つ以上の前記基準位置に基づ
    いて、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情報決定ステッ
    プと、
    前記方向情報決定ステップにより決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様
    態を決定する補助線表示様態決定ステップと、
    前記補助線表示様態決定ステップにより決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示
    する補助線表示ステップと、
    前記表示手段に表示している画像情報の中から、所定条件に基づく特定の画像が含まれ
    る領域である特定画像領域を検出する特定画像領域情報検出ステップと、を備え、
    前記補助線表示様態決定ステップは、前記特定画像領域情報検出ステップにより検出さ
    れた前記特定画像領域に、前記補助線が重なると判断した場合、前記特定画像領域と重な
    る領域に前記補助線を表示しないような様態を表示様態とすることを特徴とする入力制御
    方法。
  8. 情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
    取得手段と、
    を備えた入力制御装置を実行させる入力制御プログラムに於いて、
    前記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領
    域として特定する分割領域特定ステップと、
    前記分割領域特定ステップにより特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準
    位置を特定する基準位置特定ステップと、
    前記基準位置特定ステップにより特定された前記基準位置に基づいて、利用者による手
    書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情報決定ステップと、
    前記方向情報決定ステップにより決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様
    態を決定する補助線表示様態決定ステップと、
    前記補助線表示様態決定ステップにより決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示
    する補助線表示ステップと、
    を入力制御装置に実行させ、
    前記方向情報決定ステップは、前記基準位置特定ステップにより特定された最初の前記
    基準位置を第1基準位置として、次に特定された前記基準位置を第2基準位置として、前
    記第2基準位置を特定した後に、次に特定された前記基準位置を第3基準位置とし、前記
    第1基準位置と前記第2基準位置と前記第3基準位置に基づく近似直線か、または近似曲
    線を延長する方向を、前記方向情報として決定することを特徴とする入力制御プログラム
  9. 情報を表示する表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面に対して利用者により手書き入力される手書き情報を取得する手書き情報
    取得手段と、
    を備えた入力制御装置を実行させる入力制御プログラムに於いて、
    前記手書き情報取得手段により取得した前記手書き情報を所定条件で囲む領域を分割領
    域として特定する分割領域特定ステップと、
    前記分割領域特定ステップにより特定された前記分割領域から、各前記分割領域の基準
    位置を特定する基準位置特定ステップと、
    前記基準位置特定ステップにより特定された少なくとも2つ以上の前記基準位置に基づ
    いて、利用者による手書き入力方向の情報である方向情報を決定する方向情報決定ステッ
    プと、
    前記方向情報決定ステップにより決定された前記方向情報に基づいて、補助線の表示様
    態を決定する補助線表示様態決定ステップと、
    前記補助線表示様態決定ステップにより決定された前記補助線を、前記表示手段へ表示
    する補助線表示ステップと、
    前記表示手段に表示している画像情報の中から、所定条件に基づく特定の画像が含まれ
    る領域である特定画像領域を検出する特定画像領域情報検出ステップと、を入力制御装置
    に実行させ、
    前記補助線表示様態決定ステップは、前記特定画像領域情報検出ステップにより検出さ
    れた前記特定画像領域に、前記補助線が重なると判断した場合、前記特定画像領域と重な
    る領域に前記補助線を表示しないような様態を表示様態とすることを特徴とする入力制御
    プログラム。
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