JP5298409B2 - スピントランジスタ - Google Patents

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本発明は、不揮発性磁気メモリ(MRAM)、マイクロ波発振器、磁気センサ、発光素子、スピンバッテリ等に用いられるスピントランジスタに関する。
従来、ソース層及びドレイン層を強磁性体によって構成したスピントランジスタにおいて、中間のゲート層として半導体又は非磁性金属を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−197271号公報
しかしながら、従来のスピントランジスタでは、外部磁界によるスピントランジスタの抵抗の変化率が小さいため、ゲート電圧のオンオフによる電流比が小さく、その結果、スピントランジスタを流れる電流を良好に制御するのが困難となる。
本発明の目的は、電流を良好に制御することができるスピントランジスタを提供することである。
本発明によるスピントランジスタは、
強磁性体によって構成されたソース層及びドレイン層と、
ハーフメタルによって構成されたゲート層と、
前記ソース層と前記ゲート層との間に介在する第1の絶縁層と、
前記ゲート層と前記ドレイン層との間に介在する第2の絶縁層とを具え、
前記ソース層の磁化の向きは一方向に固定され、前記ゲート層の磁化の向きは該一方向と反平行の逆方向に固定され、前記ドレイン層の磁化の向きは該一方向と該逆方向とで可変であり、
前記ゲート層に印加するゲート電圧のオンオフ、及び前記ドレイン層の磁化の向きの組み合わせによって、電流を流し又は流さないことを特徴とする。
本発明によれば、ゲート層をハーフメタルによって構成することによって、外部磁界によるスピントランジスタの抵抗の変化率が大きくなるため、ゲート電圧のオンオフによる電流比が大きくなり、その結果、スピントランジスタを流れる電流を良好に制御することができる。
外部磁界によるスピントランジスタの抵抗の変化率を大きくするために、好適には、前記強磁性体をハーフメタルとし、さらに好適には、前記ハーフメタルをCoMnSiとする。
本発明よるスピントランジスタの実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明によるスピントランジスタの断面図である。このスピントランジスタでは、ハーフメタルによって構成されたソース層1、絶縁層2、ハーフメタルによって構成されたゲート層3、絶縁層4及びハーフメタルによって構成されたドレイン層5によって二重強磁性体トンネル接合を形成しており、ソース電極6、ゲート電極7及びドレイン電極8が設けられる。本実施の形態では、ハーフメタルをCoMnSiとし、絶縁層2をAlOによって構成し、ソース電極6、ゲート電極7及びドレイン電極8をCrによって構成する。
図2は、本発明によるスピントランジスタの動作原理を説明するための図である。本発明は、フェルミ面で一方の電子スピンに状態がなく、バンドギャップが存在するハーフメタルのギャップを利用したものであり、図2(a),(b)は、ゲート電圧がオフの状態を示し、図2(c),(d)は、ゲート電圧がオンの状態を示す。
図2(a),(c)において、ソース層1及びドレイン層5の磁化状態が上向きであるとともにゲート層3の磁化状態が下向きであり、図2(b),(d)において、ソース層1の磁化状態が上向きであるとともにゲート層3及びドレイン層5の磁化状態が下向きである。
トンネル接合を流れる電流の大きさは、電極のフェルミ面の状態密度の積に比例する。また、電子は、トンネルする過程においてスピンの向きを保存する。これらを考慮すると、図2(a)の状態では、ソース層1の上向きスピン電子がゲート層3にトンネルしようとしても、ゲート層3のフェルミ面に上向きスピンが存在しないので、トンネル可能とならない。また、下向きスピンは、ソース層1のフェルミ面には存在しないので、トンネリングに寄与しない。したがって、図2(a)の状態では電流は流れない。
図2(b)の状態では、ドレイン層5の磁化の向きが図2(a)の状態と反対であるが、図2(a)の状態で説明したのと同様な理由で電流は流れない。図2(c)の状態では、ゲート電圧が印加されており、ゲート層3のフェルミ面の高さを変化させている。ゲート電圧の大きさをゲート層3のバンドギャップ以上にすると、図2(c)に示すように、上向きスピンがソース層1からゲート層3にトンネル可能となり、電流が流れるようになる。図2(d)の状態では、ドレイン層5の磁化の向きが図2(c)の状態と反対であり、この場合、ゲート層3からドレイン層5へのトンネルが不可能となり、電流が流れない。
本発明によるスピントランジスタは、図2(a)〜2(d)の四つの状態を用いて動作させる。すなわち、ゲート電圧のオンオフで電流を流し又は流さない機能(スイッチング機能)と、ドレイン層5の磁化の向きによって電流を流し又は流さない機能(記憶機能)とを有する。したがって、本発明によるスピントランジスタを用いてMRAMを構成する場合、スイッチング用のトランジスタを省略できるのでMRAMを非常にコンパクトにすることができ、配線遅延の影響が及ぼされなくなる。
図3は、本発明によるスピントランジスタのCoMnSi/AlO/CoMnSi端トンネル接合におけるハーフメタルギャップに起因したトンネルコンダクタンスの電圧依存性を示す図であり、図4は、図3に対応するトンネリングを示す図である。図3,4において、Parallelとは、一方のCoMnSiの磁化と他方のCoMnSiの磁化が互いに平行である場合を意味し、Anti-parallelとは、一方のCoMnSiの磁化と他方のCoMnSiの磁化が互いに反平行である場合を意味する。また、図3の(i)〜(v)は、図4の(i)〜(v)にそれぞれ対応する。
図3に示すように、Anti-parallel状態においてバイアス電圧を印加すると、バイアス電圧が100〜200mVのときにコンダクタンスが急激に増大し、バイアス電圧が零のときに比べて約5倍になる。したがって、外部磁界によるスピントランジスタの抵抗の変化率が大きくなっていることがわかる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
例えば、上記実施の形態において、ソース層及びドレイン層をハーフメタルによって構成した場合について説明したが、ソース層及びドレイン層を、ハーフメタル以外の強磁性体によって構成することもできる。
また、ハーフメタルがCoMnSiの場合について説明したが、CoMnAlのような他のハーフメタルとすることができ、絶縁層を、AlO以外のアモルファス構造のものやMgOのような結晶質構造のものとすることができる。さらに、電極をCr以外の他の電極材料によって構成することもできる。
本発明によるスピントランジスタの断面図である。 本発明によるスピントランジスタの動作原理を説明するための図である。 、本発明によるスピントランジスタのCoMnSi/AlO/CoMnSi端トンネル接合におけるハーフメタルギャップに起因したトンネルコンダクタンスの電圧依存性を示す図である。 図3に対応するトンネリングを示す図である。
符号の説明
1 ソース層
2,4 絶縁層
3 ゲート層
5 ドレイン層
6 ソース電極
7 ゲート電極
8 ドレイン電極

Claims (3)

  1. 強磁性体によって構成されたソース層及びドレイン層と、
    ハーフメタルによって構成されたゲート層と、
    前記ソース層と前記ゲート層との間に介在する第1の絶縁層と、
    前記ゲート層と前記ドレイン層との間に介在する第2の絶縁層とを具え、
    前記ソース層の磁化の向きは一方向に固定され、前記ゲート層の磁化の向きは該一方向と反平行の逆方向に固定され、前記ドレイン層の磁化の向きは該一方向と該逆方向とで可変であり、
    前記ゲート層に印加するゲート電圧のオンオフ、及び前記ドレイン層の磁化の向きの組み合わせによって、電流を流し又は流さないことを特徴とするスピントランジスタ。
  2. 前記強磁性体をハーフメタルとしたことを特徴とする請求項1記載のスピントランジスタ。
  3. 前記ハーフメタルをCoMnSiとしたことを特徴とする請求項1又は2記載のスピントランジスタ。
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