JP5298335B2 - 中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段一体型隔壁構造物及びその構築方法 - Google Patents

中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段一体型隔壁構造物及びその構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータが設置されていない既存の中層集合住宅や学校等の中層建築物に、エレベータを簡易に設置することができるようにした中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段一体型隔壁構造物とその構築方法に関する。
従来、本出願人により、平面状ほぼコ字形で複数形成されたブロックを廊下又は階段の方に開口して基礎上に複数積み重ねることにより、かご室昇降路を形成し、各ブロックを一体化する中層集合住宅用エレベータのかご室昇降路の隔壁構造物とその構築方法が提供されている(特許文献1)。
また、外部階段室を備えた既存の集合住宅にエレベータを増設するに当たって、既存の集合住宅に外部の階段室の側にエレベータ構造物を構築し、該エレベータ構築物と既存の集合住宅の各階のフロアとを同一面に位置する新設床で連結するエレベータの構築方法が提供されており、該エレベータ構築物のエレベータシャフトに階段を一体に設けることが開示されている(特許文献2)。
特開2000−185884号公報 特開2001−279934号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、かご室昇降路の隔壁構造物を既設の鉛直方向の階段の方に併設すると、エレベータの出入口が既設階段の踊場に連結されてしまうため、集合住宅の各部屋からエレベータに乗降するには、半階分の階段を上り下りする必要があり、老人や身体障害者等が利用するには、所謂バリアフリーとしての実用性を達成してはいなかった。
また、特許文献2に記載の技術では、エレベータシャフトと階段とが一体的に設けられているものの、エレベータシャフトの設置後に階段を付設するのは非常に手間であり、また、数階の高さのエレベータシャフトに階段を付けてから既存建物に付設するのも困難である。また、特許文献2には、どのようにエレベータシャフトと階段とを一体的に既存建物に付設するのかについての具体的な方法は記載されていない。
そこで、本発明は、バリアフリーに優れ、工期の短縮、構築コストの削減ができ、且つ構築容易な中層建築用エレベータのかご室昇降路の階段一体型隔壁構造物及びその構築方法を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る請求項1に記載の発明は、水平方向に設けられた廊下又は鉛直方向に設けられた既設階段に併設する中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物であって、平面形状ほぼコ字形のブロックの開口側上端及び下端に水平方向の連結床を設け、その対面の上下中央付近に複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた鋼材を取付けた踊場を、前記孔に挿通させたアンカーボルトを螺合することによって設けるとともに、左右両側面にも複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた側桁付きの階段を、前記孔に挿通させたアンカーボルトを螺合することによって設置することにより予め又は後付けで該ブロックの外周面に螺旋状の折り返し階段を周設した隔壁ユニットを形成し、該隔壁ユニットを廊下又は既設階段の方に開口して基礎上に複数積み重ねて接合することで各隔壁ユニットを一体化し、かご室昇降路と螺旋状の折り返し階段とを併せて構築してなることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、水平方向に設けられた廊下又は鉛直方向に設けられた既設階段に併設する中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物を構築する隔壁ユニットであって、平面形状ほぼコ字形のブロックの開口側上端及び下端に水平方向の連結床を設け、その対面の上下中央付近に複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた鋼材を取付けた踊場を、前記孔に挿通させたアンカーボルトを螺合することによって設けるとともに、左右両側面にも複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた側桁付きの階段を、前記孔に挿通させたアンカーボルトを螺合することによって設置することにより予め又は後付けで該ブロックの外周面に螺旋状の折り返し階段を周設してなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、水平方向に設けられた廊下又は鉛直方向に設けられた既設階段に併設する中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物の構築方法であって、平面形状ほぼコ字形のブロックの開口側上端及び下端に水平方向の連結床を設ける工程と、その対面の上下中央付近に複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた鋼材を取付けた踊場を、前記孔に挿通させたアンカーボルトを螺合することによって設ける工程と、左右両側面にも複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた側桁付きの階段を、前記孔に挿通させたアンカーボルトを螺合することによって設置することにより予め又は後付けで該ブロックの外周面に螺旋状の折り返し階段を周設することにより隔壁ユニットを形成する工程と、前記隔壁ユニットを廊下又は既設階段の方に開口して基礎上に複数積み重ねて接合する工程と、前記複数積み重ねた隔壁ユニット上に平面形状ほぼコ字形の最上層ブロックを設置した後、屋根を載置して接合する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る請求項1に記載のかご室昇降路の隔壁ユニットによれば、ユニットの形成後にエレベータを設置する中層建築物に容易に運搬して、階段一体型隔壁構造物を極めて容易に構築するこができる。
また、請求項2に記載のかご室昇降路の隔壁構造物及び請求項3に記載のかご室昇降路の隔壁構造物の構築方法によれば、極めて容易にエレベータの隔壁昇降路を構築することができ、構築コストの削減及び工期の短縮に貢献することができる。また、従来の構築方法に比べて構築時の騒音が出にくく、且つ工期が短いため、中層集合住宅等の住人の住生活に対しても貢献することができる。
本発明に係る階段一体型隔壁構造物の構造を示す斜視図である。 本発明に係る隔壁ユニットの構造を示す斜視図である。 ブロックに螺設される踊場を示す図である。 ブロックに螺設される階段を示す図である。 階段一体型隔壁構造物を中層建築物に設置した状態を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明を具体的に説明する。まず、図1は、本発明に係る階段一体型隔壁構造物1の構成を示す斜視図である。階段一体型隔壁構築物1は、平面形状ほぼコ字形のブロック3に連結床4、階段5及び踊場6を固設した隔壁ユニット2を複数と平面形状ほぼコ字形の最上層ブロック7とを積み重ねて構成され、連結床4、階段5及び踊場6が地上から最上層ブロック7の下端に至るまで螺旋状に各ブロック3に周設した状態となる。コ字形のブロック3の開口部は、エレベータの出入口となる。各隔壁ユニット2及び最上層ブロック7は、その各上端に設けられた突起8を各下端に設けられた凹部(図示せず。)に嵌合し、各接合面に敷設された硬質ゴム製パッキン等(図示せず。)を密着させた後、隙間にセメント系グラウト剤を充填して接合される。最上層ブロック7には、階段用ルーフ9が予め或いは後付けで固設される。
図2は、その隔壁ユニット2の構成を示す斜視図である。隔壁ユニット2は、平面形状ほぼコ字形のブロック3に階段5及び踊場6を設けて構成される。ブロック3には、中層建築物の廊下や既設階段との架け橋となる連結床4が、ブロック3から階段の幅だけ余すように開口側上端及び下端に水平方向に形成されている。踊場6も金属製の矩形板をブロック3から階段の幅だけ余すように、開口側対面の上下中央付近に固設される。そして、ブロック3の一方の側面に、下端の連結床4及び踊場6を接続する階段5が配設され、他方の側面に、踊場6及び上端の連結床4を接続する階段5が配設される。このようにして、ブロック3の外周面には、螺旋状の折り返し階段が形成される。なお、連結床4、階段5及び踊場6の表面には、滑り止め用に合成樹脂シート等の階段床材が着設される。階段5及び踊場6の外側面には、手摺り13が設置されるが、隔壁ユニット2の構築時に設置しても、隔壁ユニットを積み重ねて階段一体型構造物1を構築した後の後付けであっても、どちらでもよい。
踊場6は、図3に示す通り、ブロック3の開口側対面に螺設される。踊場6は、金属製の平板10と断面形状コ字形の鋼材11とから構成され、鋼材11が平板10の底面長手方向の左右両端に、内側に開口した状態で固着されるとともに、鋼材11のブロック3との設置面には等間隔の孔が設けられている。ブロック3には、予めアンカーボルト12が等間隔に埋設されており、鋼材11に設けられた孔に対応させながら挿通し、ナットで締め付けることにより踊場6がブロック3に固設される。
階段5は、ブロック3の左右両側面に螺設される。図4(a)及び(b)に示す通り、階段5は、側桁を備えており、ブロック3に当接する側桁面の踏み板よりも下側に等間隔の孔が設けられている。また、ブロック3には、アンカーボルト12が等間隔に埋設されており、鋼材11に設けられた孔に対応させながら挿通し、ナットで締め付けることにより階段5がブロック3に固設される。このように固設された階段5は、上記同様に固設された踊場6に接続され、ブロック3の外周面に螺旋状の折り返し階段が周設されて、隔壁ユニット2を形成する。なお、ブロック3には、複数の隔壁ユニット2を接合するための突起8及び凹部(図示せず。)が設けられているが、それは以下の図5の説明において詳述する。
階段5の外側の側桁上及び踊場6の外側のコ字形鋼材11上には手摺り13を設けるが、階段一体型隔壁構造物1の構築後に手摺り13を後付けしてもよい。
以下に、上記の隔壁ユニット2を複数積み重ねて構築される階段一体型隔壁構造物1について、中層集合住宅等の中層建築物15の廊下側に併設する階段一体型隔壁構造物1を、図5を用いて説明する。
図5は、中層建築物15の廊下側に併設した階段一体型隔壁構造物1を示す斜視図である。基礎14(地中部分は破線で示す。)は、中層建築物15の廊下側の地面に設置され、その上面で最下層の隔壁ユニット2との接合面には、複数の突起が形成されており、最下層の隔壁ユニット2の底面に設けられた凹部に嵌合し、各接合面に敷設された硬質ゴムパッキンを密着させた後、セメント系グラウト剤を充填して両者が固定される。
さらに複数形成された隔壁ユニット2を廊下の方に開口して積み重ねることにより、かご室昇降路と螺旋状の取り返し階段とを併せて形成し、積み重ねられる隔壁ユニット2の接合面に敷設された硬質ゴム製パッキンを密着させた後、セメント系グラウト剤を充填することにより、各ブロックを一体化する。最上層ブロック7には、最上階以上に階段で上がる必要はないので、折り返し階段は設置しなくてもよいが、階段用ルーフ9が階段5及び踊場6と同様にアンカーボルト12を用いて螺設される。
この最上層ブロック7の上面にはコーキング材が塗布され、屋根16が被せられる。屋根16は、ブロック3よりも一回り大きく、上面はブロック3の開口側を低くした傾斜面とされ、その低くなった側に樋が取り付けられ、低くされた側以外の三方に凸条が形成される。
また、各隔壁ユニット2を積み重ねる際、鉛直方向に連続する隔壁ユニット2の上端の連結床4と下端の連結床4との接地面は、各接地面に敷設された硬質ゴム製パッキンを密着させた後、セメント系グラウト剤を充填して接合されるとともに、夫々の連結床4が各階の廊下と接合される。連結床の両サイドには、連結床4に雨水を浸入させないための防雨スクリーン17が設置される。
以上のように、螺旋状の折り返し階段が固設された隔壁ユニット2を積み重ねて中層建築物15に併設すれば、極めて容易に階段とエレベータとを一体的に設置することができる。
また、中層建築物15又は中層建築物の既設階段側に本発明の階段一体型隔壁構造物1を併設する場合にも(図示せず。)、上記廊下側に併設したのと同様に階段一体型隔壁構造物1を併設することができる。ただ、通常一般的な中層集合住宅等の中層建築物15に設けられている既設階段は、その踊場が各階の間で外方に向いて構築されているので、階段一体型隔壁構造物1のエレベータの出入口とは高低が合わず、そのままでは併設することができない。そのため、中層建築物15の既設階段を解体して、隔壁ユニット2に接続する廊下を改めて構築する必要がある。なお、中層建築物15の既設階段を解体して廊下を設けても、階段一体型隔壁構造物1の螺旋状の折り返し階段で昇降できるので支障をきたすことはない。
次に、隔壁ユニット2を積み重ねて階段一体型隔壁ユニット1を構築する方法について、上記各図を用いて説明する。
まずは、図2に示すような、階段5及び踊場6を固設する箇所にアンカーボルト12を埋め込み、平面形状コ字形で開口側の上下端に平板状の連結床4を備えたブロック3を形成する。そして、ブロック3との接合面に前記アンカーボルト12を挿通する孔を備えた側桁付きの階段5と、ブロック3との接合面に前記アンカーボルト12を挿通する孔を備えたコ字状鋼材11を有する踊場6とを螺設して、隔壁ユニット2を構築しておく。階段5は、昇降方向の両サイドに測桁が設けられるが、前記測桁に対する外側に測桁には、階段一体型隔壁構造物1の構築後に手摺り13が設置される。同様に、踊場6も、進行方向の両サイドにコ字形鋼材11が設けられるが、前記鋼材11に対する外側の鋼材には、手摺り13が設けられる。このような隔壁ユニット2は、中層建築物15等にエレベータを設置する際に形成する必要はなく、予め工場等で組立てておけばよい。
次に、図5に示す通り、中層建築物15等の廊下側又は既設階段側に基礎14を併設し、基礎14の打設及び乾燥が完了すると、上記で形成した隔壁ユニット2を複数、エレベータを設置する中層建築物15へと運搬する。
そして、基礎14の上面に設けられた突起(図示せず。)に、上記運搬された隔壁ユニット2の底面、すなわち基礎14との接合面に設けられた凹部(図示せず。)を嵌合して、基礎14及び隔壁ユニット2を接合する。その後、複数の隔壁ユニット2及び最上層ブロック7をその上面の突起と底面の凹部とを連続して嵌合し、連続する複数の隔壁ユニット2を積み重ねて、最上層ブロック7の上面に設けられた突起に屋根16の底部に設けられた凹部を嵌合して接合する。これらの各接合面には硬質ゴム製パッキンが敷設されており、基礎14、隔壁ユニット2、最上層ブロック7及び屋根16を積み重ねる際に各接合面を密着させ、なお且つセメント系グラウト剤を充填することにより各部を固定する。そして、中層建築物15等の廊下と連結床4とを連結金具等を用いて接続し固定する。
最後に、階段5及び踊場6の外側に設けられた側桁及びコ字形鋼材11にボルト等を用いて手摺り13の取り付け、最上層ブロック7の周側面の所定位置に設けられたアンカーボルト12に、側面に孔を設けた階段用ルーフ9を螺設するとともに、連結床4の両サイドに防雨スクリーン17を設置する。なお、階段用ルーフ9は、隔壁ユニット2の形成と同時に最上層ブロック7に螺設してもよい。
以上のような階段一体型隔壁構造物1の構築方法によれば、極めて容易にエレベータの隔壁昇降路を構築することができ、構築コストの削減及び工期の短縮に貢献することができる。また、従来の構築方法に比べて構築時の騒音が出にくく、且つ工期が短いため、中層建築物15等の住人の住生活に対しても貢献可能である。
なお、以上のように構築された階段一体型隔壁構造物1のブロック内には、かご室を昇降させるための機械室が併設される。
上記実施例の階段一体型隔壁構造物1では、予め隔壁ユニット2を形成しても、その運搬に支障が出る場合、例えば、中層建築物15近辺の通路が狭い場合等には、ブロック3の状態で運搬し、階段5及び踊場6をブロック3に後付けすることもできる。
1 階段一体型隔壁構造物
2 隔壁ユニット
3 ブロック
4 連結床
5 階段
6 踊場
7 最上層ブロック
8 突起
9 階段用ルーフ
10 平板
11 鋼材
12 アンカーボルト
13 手摺り
14 基礎
15 中層建築物
16 屋根
17 防雨スクリーン

Claims (3)

  1. 水平方向に設けられた廊下又は鉛直方向に設けられた既設階段に併設する中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物であって、
    平面形状ほぼコ字形のブロックの開口側上端及び下端に水平方向の連結床を設け、その対面の上下中央付近に複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた鋼材を取付けた踊場を、前記孔に挿通させたアンカーボルトによって螺設するとともに、左右両側面にも複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた側桁付きの階段を、前記孔に挿通させたアンカーボルトによって螺設することにより予め又は後付けで該ブロックの外周面に螺旋状の折り返し階段を周設した隔壁ユニットを形成し、該隔壁ユニットを廊下又は既設階段の方に開口して基礎上に複数積み重ねて接合することで各隔壁ユニットを一体化し、かご室昇降路と螺旋状の折り返し階段とを併せて構築してなることを特徴とする中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物。
  2. 水平方向に設けられた廊下又は鉛直方向に設けられた既設階段に併設する中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物を構築する隔壁ユニットであって、
    平面形状ほぼコ字形のブロックの開口側上端及び下端に水平方向の連結床を設け、その対面の上下中央付近に複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた鋼材を取付けた踊場を、前記孔に挿通させたアンカーボルトによって螺設するとともに、左右両側面にも複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた側桁付きの階段を、前記孔に挿通させたアンカーボルトによって螺設することにより予め又は後付けで該ブロックの外周面に螺旋状の折り返し階段を周設してなることを特徴とする隔壁ユニット。
  3. 水平方向に設けられた廊下又は鉛直方向に設けられた既設階段に併設する中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物の構築方法であって、
    平面形状ほぼコ字形のブロックの開口側上端及び下端に水平方向の連結床を設ける工程と、
    その対面の上下中央付近に複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた鋼材を取付けた踊場を、前記孔に挿通させたアンカーボルトによって螺設する工程と、
    左右両側面にも複数のアンカーボルトを埋め込んで突設させ、該アンカーボルトに対応して挿通させる孔を備えた側桁付きの階段を、前記孔に挿通させたアンカーボルトによって螺設することにより予め又は後付けで該ブロックの外周面に螺旋状の折り返し階段を周設することにより隔壁ユニットを形成する工程と、
    前記隔壁ユニットを廊下又は既設階段の方に開口して基礎上に複数積み重ねて接合する工程と、
    前記複数積み重ねた隔壁ユニット上に平面形状ほぼコ字形の最上層ブロックを設置した後、屋根を載置して接合する工程とを含むことを特徴とする中層建築物用エレベータのかご室昇降路の階段室一体型隔壁構造物の構築方法。
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