JP5296808B2 - 撮影用照明装置及び撮影システム - Google Patents
撮影用照明装置及び撮影システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5296808B2 JP5296808B2 JP2010543982A JP2010543982A JP5296808B2 JP 5296808 B2 JP5296808 B2 JP 5296808B2 JP 2010543982 A JP2010543982 A JP 2010543982A JP 2010543982 A JP2010543982 A JP 2010543982A JP 5296808 B2 JP5296808 B2 JP 5296808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- subject
- region
- light amount
- illumination device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B15/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B15/02—Illuminating scene
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B15/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B15/02—Illuminating scene
- G03B15/06—Special arrangements of screening, diffusing, or reflecting devices, e.g. in studio
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Description
本発明は撮影用照明装置及び撮影システムに関する。特に、人物の静止画像を撮影するのに好適な撮影用照明装置及び撮影システムに関する。
近年、記念写真のみならず、履歴書用、オーディション用あるいはパスポート申請用の写真を撮影スタジオでカメラマンにより撮影する例が増えている。履歴書用及びオーディション用においては、被写体となる人物の第一印象に影響を与えるため、髪形や姿勢を整えた上で被写体となる人物の魅力的な表情をカメラマンが引き出した上で撮影することが要求されている。パスポート申請用においては、長期間使用される証明書用写真であるために、髪型や姿勢を整え、法規制で許容された範囲内で、被写体である人物自身が後悔することのない写真を撮影することが要求されている。
そして、これらの撮影が撮影スタジオにおいて行われるのは、在籍するカメラマンが被写体である人物の魅力的な表情を引き出し、そのタイミングを逃さず撮影することが可能な技量を有することに加えて、その撮影目的に応じて、被写体の人物を元気・華やかな雰囲気や落ち着いた雰囲気での照明が可能な撮影用照明装置が設置されているからである。
一般的に撮影用照明装置は、光源を複数のランプで構成すると共に、これらのランプを合理的に配置することにより、十分に拡散された柔らかな光で被写体をむらなく照射できるようにしている。例えば光の柔らかさは、被写体を照射する光線の被写体への入射方向の分布特性に依存することが知られている(例えば、特許文献1)。
具体的には、被写体の顔の部分で特に鼻の下、あごの下に強い影が出ないように、それでいて平坦にならないように複数のランプの光量を調整しながら照射することになる。例えば、メインライト1灯では陰影が強くなってしまうので補助光としてフロントライトを使い、ヘアーライン(髪の毛の反射)を強調するトップライトを加え、さらにアクセントライトを入れることで、髪の毛のサイドから肩にかけてのハイライトが立ち、バックから浮き立つようになる。さらにバックライトや、複数の細かいアクセントライトを使うこともある。そして、好ましい顔写真のためには、瞳を生き生きと描写するキャッチライトを形成する照明が重要であるが、例えば眼鏡をかけた人の場合、眼鏡への光源映り込みは履歴書用、オーディション用、証明写真用いずれの用途においても目的にそぐわないので、慎重なライティングが必要となる。
一方、多数の光源による間接分散配光による照明装置では、上述のように各光源の照射光量や光線の分布特性の調節が煩雑となり、撮影の効率が低下する。また、各光源のバランスが崩れて、被写体を撮影する際に被写体に不自然な影が発生するので、一つの面状の発光手段から出射された照射光を、中央部からの反射光量が、周辺部の反射光量よりも少なくなるようにした反射手段で反射して被写体を照射して撮影する撮影ボックスが知られている(例えば、特許文献2)。
ところが、特許文献2に記載の撮影装置においては、強い陰影の発生を防止することはできるようになったが、被写体に入射する照射光を均一にするために、専ら平面状の反射板で反射された光を被写体に照射するものとなっており、被写体である人物の豊かな表情を引き立たせるような、ヘアーラインの強調やキャッチライトの形成は不十分であり、芸術性のある撮影には十分ではなかった。
そこで、本発明の目的は、きわめて簡便な構成で、煩雑な光源の調節を行うことなく、被写体である人物の豊かな表情を引き立たせるような、芸術性のある撮影が可能となる撮影用照明装置及び撮影システムを提供することである。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.被写体に対して凹湾曲した凹湾曲面形状を有し、かつ端部近傍に光を透過する透過領域を有するとともに、該透過領域を透過した光の少なくとも一部を反射して前記被写体を照射する反射板と、
前記反射板の前記透過領域に対して凸湾曲面側から光を発光する1つの発光部とを有し、
前記反射板は、前記被写体から観察したとき、前記透過領域において前記被写体に対する照射光量の最も大きい最高光量領域を含むとともに、前記透過領域以外の領域において、前記被写体に対する照射光量の最も小さい最低光量領域と、該最低光量領域を隔てた前記最高光量領域の反対側にあり、前記最高光量領域の照射光量よりも少ない第2の高光量領域とを含み、
前記被写体から観察したときの前記反射板の照射光量の水平方向の分布は、前記最高光量領域から前記最低光量領域にかけて、前記反射板の凹湾曲面に沿って連続的に低下し、該最低光量領域から前記第2の高光量領域まで、前記反射板の凹湾曲面に沿って連続的に上昇していることを特徴とする撮影用照明装置。
2.前記反射板は、前記被写体と対向する位置に撮影用開口部を有することを特徴とする前記1記載の撮影用照明装置。
3.前記反射板の上方に、前記透過領域を透過した光を前記被写体に向けて反射する上反射板を有することを特徴とする前記1または2に記載の撮影用照明装置。
4.前記反射板の下方に、前記透過領域を透過した光を前記被写体に向けて反射する下反射板を有することを特徴とする前記1乃至3の何れか1項に記載の撮影用照明装置。
5.前記被写体から観察したときの前記最高光量領域の照射光量は、前記被写体から観察したときの前記最低光量領域の照射光量の10倍以上20倍以下であることを特徴とする前記1乃至4の何れか1項に記載の撮影用照明装置。
6.前記1乃至5の何れか1項に記載の撮影用照明装置と、
前記撮影用照明装置により照射された被写体を撮像する撮像装置とを有することを特徴とする撮影システム。
1.被写体に対して凹湾曲した凹湾曲面形状を有し、かつ端部近傍に光を透過する透過領域を有するとともに、該透過領域を透過した光の少なくとも一部を反射して前記被写体を照射する反射板と、
前記反射板の前記透過領域に対して凸湾曲面側から光を発光する1つの発光部とを有し、
前記反射板は、前記被写体から観察したとき、前記透過領域において前記被写体に対する照射光量の最も大きい最高光量領域を含むとともに、前記透過領域以外の領域において、前記被写体に対する照射光量の最も小さい最低光量領域と、該最低光量領域を隔てた前記最高光量領域の反対側にあり、前記最高光量領域の照射光量よりも少ない第2の高光量領域とを含み、
前記被写体から観察したときの前記反射板の照射光量の水平方向の分布は、前記最高光量領域から前記最低光量領域にかけて、前記反射板の凹湾曲面に沿って連続的に低下し、該最低光量領域から前記第2の高光量領域まで、前記反射板の凹湾曲面に沿って連続的に上昇していることを特徴とする撮影用照明装置。
2.前記反射板は、前記被写体と対向する位置に撮影用開口部を有することを特徴とする前記1記載の撮影用照明装置。
3.前記反射板の上方に、前記透過領域を透過した光を前記被写体に向けて反射する上反射板を有することを特徴とする前記1または2に記載の撮影用照明装置。
4.前記反射板の下方に、前記透過領域を透過した光を前記被写体に向けて反射する下反射板を有することを特徴とする前記1乃至3の何れか1項に記載の撮影用照明装置。
5.前記被写体から観察したときの前記最高光量領域の照射光量は、前記被写体から観察したときの前記最低光量領域の照射光量の10倍以上20倍以下であることを特徴とする前記1乃至4の何れか1項に記載の撮影用照明装置。
6.前記1乃至5の何れか1項に記載の撮影用照明装置と、
前記撮影用照明装置により照射された被写体を撮像する撮像装置とを有することを特徴とする撮影システム。
本発明によれば、発光部から発光され、凹湾曲面形状を有する反射板の透過領域を透過した光が、被写体を照射するとともに、該反射板の透過領域と連続する、凹湾曲面形状を有する反射領域で反射されて被写体を照射するので、被写体に対する照射光量の急峻な変化がなく、それでいて十分な光量差で連続的に光量が変化する透過光及び反射光を照射することが可能となる。すなわち、あたかもそれぞれの光量が互いに連係して調節された多数の光源により被写体を照射したかのような照明状態を、該反射板と被写体との位置関係の調節のみで実現することが可能であり、きわめて簡便な構成で、煩雑な光源の調節を行うことなく、被写体である人物の豊かな表情を引き立たせるような、自然な照明が可能となる。
1:発光部
11:光源
2:湾曲反射部
21:撮影用開口部
22:透過領域
23:支持フレーム
3:上反射部
4:下反射部
5:補助反射部
6:脚部
100:湾曲反射部
101、102:金属板
101a、102a:小孔
103:樹脂板
104:撮影用開口部
200:筐体
201:開口部
202:下反射部
203:上反射部
204:鏡
S、S1:撮影用照明装置
P:被写体
11:光源
2:湾曲反射部
21:撮影用開口部
22:透過領域
23:支持フレーム
3:上反射部
4:下反射部
5:補助反射部
6:脚部
100:湾曲反射部
101、102:金属板
101a、102a:小孔
103:樹脂板
104:撮影用開口部
200:筐体
201:開口部
202:下反射部
203:上反射部
204:鏡
S、S1:撮影用照明装置
P:被写体
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る撮影用照明装置の概略を示す斜視図であり、図2は本発明に係る撮影用照明装置を上から見た断面図である。撮影用照明装置Sは、発光部1、湾曲反射部2、上反射部3、下反射部4、補助反射部5、前カバー41及び脚部6からなり、外装20に収納されている。湾曲反射部2の中央部には、被写体と対向する位置になるように撮影用開口部21が設けられ、撮影用開口部21を通して図示しないデジタルスチルカメラ等の撮像装置により、撮影用照明装置Sで照射された図示しない被写体を撮影するものである。撮影用照明装置Sの外形寸法は、本実施形態に示す例では、全高200cm、全幅120cm、奥行60cmである。
発光部1は、湾曲反射部2の凸湾曲面側、すなわち裏面側に設けられ、湾曲反射部2を介して図示しない被写体に向けて光を発光する。
発光部1の詳細について、図3を用いて説明する。図3は発光部1の概略を示す斜視図である。発光部1は、光源11、後反射板12及び前反射板13からなる。
光源11は、撮影用照明装置Sにおいて1つだけ設けられたキセノンランプ、ハロゲンランプ等のストロボライトであり、図示しない電源から供給された電力により、図示しない撮影装置の撮影動作と同期して発光する。本実施の形態においては、400Wのハロゲンランプストロボライトを使用している。また、光源11の光出射方向並びに発光光量は、撮影者の撮影意図に応じて適宜調整することが可能である。
後反射板12は、光源11と対向する側が銀色に塗装された半円筒状の樹脂板であり、湾曲反射部2の上端から下端までに相当する高さと、湾曲反射部2の一部、好ましくは湾曲反射部2の湾曲面に沿った全幅の50%以下の幅(湾曲反射部2の開口幅)を有する。前反射板13は、光源11と対向する側が銀色に塗装された平面の樹脂板であり、光源11の光の反射率が80%となっている。前反射板13は、光源11で発光した光が過剰に湾曲反射部2を介して被写体に照射されないように、光源11を中心とする30cm四方の範囲で湾曲反射部2に貼合されている。発光部11の上下端は開放されていて、外装20により光源11の光が漏れないように遮蔽されている。
光源11は、発光部1の中央よりも高い位置に設けられている。好ましくは、撮影用照明装置Sが設置された際に、人物である被写体の目の高さよりも上側にある。発光部1内において、光源11から発光された光は、後反射板12と前反射板13による拡散反射を繰り返すことで、光源11からの発光の拡がりや照射方向の依存の低い、ほぼ均一な光強度分布となる。すなわち、後反射板12と前反射板13により擬似的な積分球を形成するものである。また、前反射板13のない領域においても、後反射板12と後述する湾曲反射部2の裏面による拡散反射により、均一度は低いものの、極度に光強度が偏在することのない光強度分布を有する空間が発光部1において形成される。
後反射板12と前反射板13または後反射板12と湾曲反射部2の裏面で拡散反射を繰り返された光は、後反射板12と対向する湾曲反射部2の光源11近傍であって主に前反射板13が設置されていない透過領域22を透過する。透過領域22は、湾曲反射板2の左右端いずれかの近傍であることが好ましく、本実施形態においては湾曲反射部2の被写体から見た左側としている。なお後反射板12と前反射板13で拡散された光の一部は前反射板13を透過するが、透過領域22を透過する光に比べて非常に小さく、前反射板13を透過した光が過剰に被写体を照射することはない。なお、本実施の形態では後反射部12を設けるようにしたが、外装20の内壁面を銀色塗装もしくは金属板を貼合して後反射板の機能を持たせるようにしてもよい。
湾曲反射部2は本発明に係る第1の反射板に相当し、図示しない被写体に対して横方向に滑らかに凹湾曲した凹湾曲面形状を有し、上述した光を透過する透過領域22を有する。発光部1から出射され、透過領域22を透過した光は、被写体を照射するとともに、湾曲反射部2自身の凹湾曲面(表面)で反射されて被写体を照射する。
湾曲反射部2は、本実施形態の例では、縦100cm、横150cm、厚さ5mmの乳白色ポリプロピレン板(光源11の光の透過率70%)を幅90cm、奥行き60cmとなる曲率で湾曲させたものである。なお、本実施形態において乳白色ポリプロピレン板は光源11の光の透過率70%の半透過性を有しているので、特に透過領域22として異なる材料を適用する必要はなく、発光部1と対向する領域が光を透過する透過領域として機能するものである。ここで、湾曲反射部2には乳白色の樹脂板が使用されているので、発光部1からの発光が透過する際には光を拡散させ、透過領域22を透過した光を反射する際には光を拡散反射させる。このため、湾曲反射部2は、光量分布に大きな偏りが発生することを防止できる。また、本実施の形態においては、撮像装置から被写体までの距離を1.2mと近接させる観点から、乳白色ポリプロピレン板を幅90cm、奥行き60cmとなる曲率で湾曲させたが、撮影する被写体の高さ、被写体と撮像装置との離間距離、湾曲反射部2の大きさ、発光部1の発光量等に応じて、曲率を変えたり、放物線、双曲線正接等を選択することも可能である。
湾曲反射部2は、金属パイプ製の支持フレーム23及び外装20により支持することでその曲率を形成している。湾曲反射部2の曲率をより強固に維持するために、ポリプロピレン板を熱加工により塑性変形することも可能であり、薄い樹脂板を適用することで撮影用照明装置Sの軽量化も可能である。
湾曲反射部2の中央の被写体と対向する位置には高さ30cm、幅18cmの長円形の撮影用開口部21が、撮影用照明装置Sの背面側の外装20を貫通して設けられている。撮影用開口部21を縦長の開口としているのは、撮影者が撮影用開口部21の範囲内で、撮像装置を移動可能とするためである。このようにすることで被写体の高さに関係なく、撮像装置を被写体(例えば、被写体の顔)の正面に位置させることができる。撮影用開口部21には、撮影用照明装置Sに照射された被写体を撮影するための撮像装置が、撮影用照明装置Sの背面側に設置される。撮像装置は、照射された被写体の光情報を科学的、物理的、あるいは電気的に記録し、例えばスチルカメラ、ビデオカメラ、銀塩カメラ等が用いられる。本実施の形態では、デジタルスチルカメラを用いている。
上反射部3は、湾曲反射部2の上方に設けられ、透過領域22を透過した光を被写体に向けて反射する第2の反射板として機能する。上反射部3は、奥行50cm、幅100cmのアルミ板が貼合されたポリカーボネート平板を水平に、湾曲反射部2の最前部よりも20cmせり出させて設置した反射板で、透過領域22からの透過光を全反射もしくは拡散反射させる。上反射部3を構成するアルミ板が貼合されたポリカーボネート平板は外装20の内壁面を兼用するものとしているが、鏡、白色板、光を反射するように塗装、研磨等の表面加工された樹脂、金属等の板材で構成することも可能である。上反射部3により、追加光源を使用せずとも、トップライト相当の光を被写体に照射することができる。
下反射部4は湾曲反射部2の下方に設けられ、透過領域22を透過した光を被写体に向けて反射する第3の反射板として機能する。下反射部4は奥行80cm、幅80cmの平滑な表面を有し、裏面がエンボス加工された透明ポリカーボネート平板の上面を表面として水平から20度被写体に向けて傾斜させ、湾曲反射部2の最前部よりも20cmせり出させて設置した反射板で、透過領域22からの透過光を全反射もしくは拡散反射させる。下反射部4により、追加光源を使用せずとも、被写体下方からの補助光相当の光を照射できるので、人物である被写体の鼻や顎の下に生じる陰影を緩和できる。
なお、本実施形態において、下反射部4を平滑な表面を有する透明ポリカーボネート平板としたのは、湾曲反射部2及び上反射部3よりも被写体を照射する光量を抑制することで不自然な影が生じるのを抑制するためであるが、湾曲反射部2と同様の乳白色ポリプロピレン板の使用を除外するものではない。
補助反射部5は、湾曲反射部2の両側端に設けられ、湾曲反射部2で反射された光を被写体に向けて反射する。左右の補助反射部5はそれぞれ、上反射部3と同様の、アルミ板が貼合された高さ100cm、幅10cmのポリカーボネート平板を被写体に対向させた反射板で、外装20を兼用するとともに、湾曲反射部2で反射された光を全反射もしくは拡散反射させる。
前カバー41は、脚部6を覆うように湾曲反射部2の最前部よりも最大20cmせり出すように湾曲した透明ポリカーボネート板で構成されている。前カバー41及び下反射部3をエンボス加工した透明ポリカーボネート板としているので、必要に応じて補助光源を設置して、前カバー41及び下反射部3で拡散された補助光を被写体に照射することが可能である。
脚部6は、金属製のパイプで構成されており、発光部1、湾曲反射部2、上反射部3、下反射部4、補助反射部5、前カバー41及び外装20を所定の高さに保持する。本実施の形態では撮影用開口部21を縦長形状とすることにより、脚部6による高さ調整機能を必要としないものとしているが、撮影用開口部21の範囲では撮像装置の高さを調整できない場合に備えて、脚部6による高さ調整を可能にしてもよい。また、脚部6に代えて、保持具により発光部1、湾曲反射部2、上反射部3、下反射部4及び補助反射部5を壁面の所定の高さに保持するようにしてもよい。
撮影用照明装置Sの作用について、図4を用いて説明する。図4は撮影用照明装置Sの作用を概念的に示す上から見た断面図であり、発光部1から出射された光を矢示している。
光源11から放射された光Lは、後反射板12と前反射板13による拡散反射を繰り返した後に発光部1を出射する。発光部1を出射した光L1は、湾曲反射部2の透過領域22を透過して、その一部が、光L11として被写体Pに直接到達する。
発光部1を出射し、透過領域22を透過した光は、後反射板12と前反射板13による拡散反射を繰り返した光なので、比較的均一な光強度分布を有する。したがって、被写体Pを直接照射する光L11以外にもほぼ均一な分布で、拡散する。一方、湾曲反射部2が湾曲しているために、透過領域22を透過した光のうち、湾曲反射部2の中央近傍に向かう光L21は被写体Pから離れた場所へと反射されて反射光L22となり、湾曲反射部2の透過領域22と離間した領域に向かう光L31は、湾曲反射部2で全反射若しくは拡散反射されて、反射光L32として被写体Pに向けて収束する。
図5は、図4における被写体Pから観察した時の撮影用照明装置Sにおける照射光の強さを相対的に示した図であり、最も光の強い領域、すなわち光源11近傍の照射光の強さを100としたときの、相対的な照射光の強さを等高線で示したものである。
透過領域22の光源11近傍の領域(最高光量領域)A1で最強となる照射光は、湾曲反射部2に沿って連続的に低下していき、撮影用開口部21下側の中央部近傍の領域(最低光量領域)A2で最も弱く、光源11近傍の領域A1の10分の1程度の光強度となる。そして、光源11から最も離間した他端領域(第2の高光量領域)A3に近づくにつれて反射光L31の収束が強まり、連続的に照射光は強くなる。また、上反射板3及び下反射板4においては、光源11との離間距離に応じて照射光は低下する。
すなわち、被写体から観察したときの照射光量が、水平方向で、最高光量領域A1(透過領域22)から最低光量領域A2まで連続的に低下し、最低光量領域A2を隔てた最高光量領域A1の反対側にある第2の高光量領域A3まで連続的に上昇している。そして、第2の高光量領域A3の照射光量は最高光量領域A1の照射光量よりも少ない。このように構成することにより、1つの光源11を設けただけで、あたかもそれぞれの光量が互いに連係して調節された多数の光源により被写体を照射したかのような照明状態を、該反射板と被写体との位置関係の調節のみで実現することが可能であり、きわめて簡便な構成で、煩雑な光源の調節を行うことなく、被写体に不自然な影を発生させることなく、人物の豊かな表情を引き立たせるような、自然な照明が可能となる。
また、最高光量領域A1と最低光量領域A2の被写体から観察したときの照射光量差が10倍以上20倍以下の範囲に収められているので、極端に強い光が被写体に届いて、例えば被写体の装着している眼鏡や皮脂による全反射光が撮像装置に写りこむようなことがなく、被写体である人物の豊かな表情を引き立たせるような、自然な照明が可能となる。
本実施の形態では、図5に示した照射光量分布を、発光部1と湾曲反射部2により実現したが、図5に示したような照射光量分布を発光ダイオード等の光源を複数配置することにより実現してもよい。
本発明に係る撮影用照明装置Sを適用した撮影スタジオを図6を用いて説明する。図6は、本発明に係る撮影用照明装置Sを適用した撮影スタジオの概略斜視図である。被写体となる人物Pの正面に撮影用照明装置Sが設置され、人物Pが椅子71に着席したときの顔の高さになる位置に撮像装置72が撮影用開口部21を通して設置できるように高さが調整されている。撮像装置72と人物Pの離間距離は1.2mである。
人物Pの背面にはスクリーン73が設置されており、撮像装置72とスクリーン73との離間距離は2mである。人物Pとスクリーン73とは50cm程度離間することになるが、この離間距離により撮影用照明装置Sの照射光が人物Pの背面にも回りこみ、スクリーン73を均一に照射することで、人物Pを際立たせた撮影が可能となる。なお、必要に応じて撮影用照明装置Sの光源11及び撮像装置72の撮像動作と同期して発光する補助ランプを設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、発光部1から発光され、湾曲反射部2の透過領域22を透過した光が、被写体Pを照射するとともに、湾曲反射部2の反射領域で反射されて被写体Pを照射するので、被写体Pに対する照射光量の境目なく連続的に透過光及び反射光を照射することが可能となる。
湾曲反射部2は、被写体と対向する位置に撮影用開口部21を有し、撮影用開口部21から撮影することで、理想的な撮影光が照射がされている被写体を正面から撮影できる。
湾曲反射部2の上方に、透過領域22を透過した光を被写体に向けて反射する上反射部3を有することで、追加光源を使用せずとも、トップライト相当の光を被写体に照射でき、被写体である人物の豊かな表情を引き立たせることができる。
湾曲反射部2下方に、透過領域22を透過した光を被写体に向けて反射する下反射部4を有するので、追加光源を使用せずとも、被写体下方からの補助光相当の光を照射できるので、被写体の鼻や顎の下に生じる陰影を緩和できる。
以上説明した撮影用照明装置Sの実施形態は、第3の反射板である下反射部4の表面が平滑な平板によって構成されている。しかし、この下反射部4の表面は、被写体Pに対して滑らかに凹湾曲する凹湾曲面形状を有するものとすることもできる。その他の構成は撮影用照明装置Sと同一である。
下反射部4は、表面が被写体Pに対して凹湾曲面形状に形成されることにより、図7に示すように、光源11から湾曲反射部2の透過領域22を透過した光の一部を、下反射部4の表面における光源11の配設位置から離れた側の領域4aで被写体Pに向けて反射させ、その反射光L41を被写体Pに照射することができる。この反射光L41は、透過領域22を透過して被写体Pを直接照射する光L11に対して、その対角方向から被写体Pを照射する光となる。しかも、この反射光L41は下反射部4によって反射した光であるため、透過領域22から直接被写体Pに照射される光L11よりも光量がやや低くなる。
このため、凹湾曲面形状を有する下反射部4は、光L11が照射されることによって被写体Pの例えば鼻や顎等の顔表面上の凸部位に生じた陰影に対し、その陰影を消し去る方向から、該光L11よりも光量がやや低い反射光L41を照射することができるようになるので、被写体Pの表情に強い陰影を残すおそれがなく、自然な陰影を形成することによって、人物の豊かな表情をより一層引き立たせることができるようになる。
また、このように凹湾曲面形状を有する下反射部4は、全体的に凸状の曲面となる被写体P(顔)の表面に対し、ほぼ直角方向から光を照射することができるようになり、不自然な陰影を形成することがなくなる。
図8は、第1の反射板である湾曲反射部の他の実施形態を示す分解斜視図である。この湾曲反射部100は、2枚の金属板101、102と、これらの金属板101、102の間に挟まれた半透明の樹脂板103とが重ねられることによって構成され、上述した湾曲反射部2と同様に、図示しない被写体に対して横方向に凹湾曲した凹湾曲面形状を有している。湾曲反射部100の中央部は、金属板101、102及び樹脂板103を貫通する撮影用開口部104を有している。
金属板101、102は、湾曲反射部100の背面側に配置される発光部1(図1、図2参照)からの光を透過させて被写体に向けて照射可能とするための、全面に、規則性を有して配列された多数の小孔101a、102aを有している。
図9は、湾曲反射部100の部分拡大図である。同図に示されるように、金属板101の小孔101aと金属板102の小孔102aは、孔径及びピッチが異なっている。すなわち、被写体と対向する側に配置される金属板101の小孔101aの孔径d1よりも、その背面側に配置される金属板102の小孔102aの孔径d2の方が大きく、且つ、各小孔101a、102aのピッチは同一ではない。本実施の形態では、表面側の金属板101の小孔101aは、直径が3mmであり、5mmのピッチで配列され、背面側の金属板102の小孔102aは、直径が5mmであり、8mmのピッチで配列されている。金属板101、102のうち、少なくとも被写体と対向する側の金属板101の表面は白色に塗装されている。従って、この金属板101の表面は、被写体に向けて光を反射する反射面としても機能する。
2枚の金属板101、102の間には0.5〜1.2mmの間隔を有している。この間隔は、樹脂板103の厚みによって規定されている。樹脂板103は例えばアクリル板によって形成することができる。樹脂板103は無色であるが、少なくとも片面が梨地に形成されることによって半透明である。これにより、樹脂板103は透過光を分散させる機能を有している。
このように構成された湾曲反射部100は、発光部1の光源11(図1、図2参照)から放射された光を、金属板102の小孔102a、樹脂板103、金属板101の小孔101aの順で透過させ、被写体に向けて直接照射すると共に、金属板101の小孔101aを透過した光の一部を該金属板101の表面で反射させ、被写体に向けて反射光を照射する。金属板101の小孔101aと金属板102の小孔102aは、背面側の金属板102の小孔102aの方が孔径が大きく、しかも、ピッチが異なって配列されているため、湾曲反射部100は、全体的に均一に分散配置された、光を透過可能な孔を有することになる。これにより、湾曲反射部2を用いた場合と同様の強度分布の光を被写体に向けて照射することができる。
また、2枚の金属板101、102の間には半透明の樹脂板103が挟まれていることにより、金属板102の小孔102aを透過した光は、この樹脂板103によって内部分散され、金属板101の小孔101aを通過する。従って、樹脂板103は、孔径及びピッチが異なる小孔101a、102aの構成と相俟って、透過光の規則性をこわすように働き、撮影画像にモアレが発生することを防止する。
このような湾曲反射部100は、金属板101、102が用いられているので、樹脂製の湾曲反射部2に比べて丈夫であり、また、水の浸入に対しても高い耐久性を有している。このため、この湾曲反射部100を用いた撮影用照明装置は、屋外設置も可能となる。
図10は、この湾曲反射部100を用いた屋外設置に適した撮影用照明装置S1の構成例を示す斜視図である。撮影用照明装置S1は、スチール等の金属製の筐体200によって形成されている。筐体200の前面は矩形状の開口部201を有しており、この開口部201内に湾曲反射部100が配置されている。撮影用照明装置S1は、この筐体200内において、湾曲反射部100の背面側に、撮影用照明装置Sと同様、発光部や撮像装置(いずれも図示せず)が配置される。
湾曲反射部100の下方前面側に、被写体に向けて下り傾斜する下反射部202が設けられている。この下反射部202は、図7に示した下反射部4と同様に、被写体に対して凹湾曲面形状を有していてもよい。
また、開口部201内において、湾曲反射部100の上方は、筐体200との間に隙間203が設けられており、発光部からの光が、湾曲反射部100の背面側からこの隙間203を介して被写体に照射することができるようになっている。開口部201内の筐体200内側は、銀色に塗装された反射面であり、撮影用照明装置Sの上反射部3と同様、被写体に対してトップライト相当の光を照射する機能を有している。
湾曲反射部100の中央部には、撮影用開口部104の前面を塞ぐように、鏡204を設けることができる。この鏡204は、被写体側からの光を反射し、撮像装置側からの光を透過するハーフミラーからなり、撮影用開口部104に配置される撮像装置を保護する機能に加え、被写体自身の姿(顔)を写し出すことによって、撮影時の自分の姿(顔)を被写体自ら確認することができる機能を有する。これにより、この撮影用照明装置S1は、専用の撮影者を必要とせず、被写体自身で撮影操作が可能となる。
第1の反射板である湾曲反射部2、第2の反射板である上反射部3、第3の反射板である下反射部4及び補助反射部5の更に他の実施形態は、これらのうちの少なくともいずれか又は全部を、布を用いて構成することである。
布としては、乳白色ポリプロピレン板と同等の光透過性及び光反射性を有するものを使用することが好ましい。例えば、ガラス繊維糸、合成繊維糸、木綿糸、絹糸等を用いて織製又は編製した布を好適に用いることができる。織り方や編み方は特に問わない。また、不織布を用いてもよい。
更に、布の表面又は裏面に、必要に応じて、白色、乳白色、銀等の塗料を塗布してもよい。
布は、それ自体では形状を維持することができないため、光の透過や反射の妨げとならない程度の太さを有するフレーム材を用いて、所定の湾曲面形状を形成することが好ましい。フレーム材としては、金属製、樹脂製、木製(竹を含む)の線状体又は棒状体を用いることができる。所定の湾曲形状等に加工したフレーム材を複数組み合わせて骨組みを形成し、この骨組みに対して布を張設することによって撮影用照明装置を簡単に構成することができる。
このように布によって撮影用照明装置を構成することで、軽量、コンパクトな装置とすることができる。従って、スタジオに据え置くタイプに限らず、撮影用照明装置を撮影者自身で手に持って撮影することができるようになるため、屋外等の自由な撮影場所で撮影することも容易に可能となる利点がある。
布の形状を維持する方法として、上記のような布を用いて袋状に形成し、内部に空気又はその他の気体を封入した気体袋形状に形成することにより、湾曲反射部2、上反射部3、下反射部4、補助反射部5の少なくともいずれか又は全部を構成することも好ましい。気体袋内に空気又はその他の気体を封入することで形状保持されるので、フレーム材は不要又は必要最小限で済み、構造をより簡素化且つ軽量化することができる。
また、不使用時は、空気を抜いてコンパクトに折り畳むことができるため、収納及び持ち運び性も向上させることができる。
気体としてヘリウムガス等の空気よりも軽い気体を用いることで、より軽量化でき、撮影者が手に持って撮影する場合に一層楽に行うことができるようになる。
湾曲反射部2をこのような気体袋によって構成する場合、光源11は、気体袋の内部に配置され、被写体P側の気体袋表面を湾曲反射部2の反射面として、第1の実施形態と同様に被写体Pに向けて光を照射することができる。
以上説明した第1の反射板である湾曲反射部2、100の更に他の実施形態は、図11に示すように、その表面側の中央領域が、その他の領域301よりも光の反射率が低い低反射領域300を有していることである。この低反射領域300は、撮影用開口部21、104を含むその周囲に円形状で形成された領域であり、湾曲反射部2、100の表面の他の領域301の光の反射率よりも低い光の反射率となるように、灰色等に着色することによって形成することができる。
この中央領域に低反射領域300を有する湾曲反射部2、100は、被写体である人物の瞳に対して強い反射光を照射することを防止し、黒くて輪郭が明確な瞳を有する被写体像を撮影することができる。
低反射領域300は、湾曲反射部2、100とは別の樹脂板によって形成し、湾曲反射部2、100の表面に対して着脱可能に構成することもできる。このような低反射領域300は、湾曲反射部2、100の中央領域に、必要に応じて取り付けて使用することができる。
Claims (6)
- 被写体に対して凹湾曲した凹湾曲面形状を有し、かつ端部近傍に光を透過する透過領域を有するとともに、該透過領域を透過した光の少なくとも一部を反射して前記被写体を照射する反射板と、
前記反射板の前記透過領域に対して凸湾曲面側から光を発光する1つの発光部とを有し、
前記反射板は、前記被写体から観察したとき、前記透過領域において前記被写体に対する照射光量の最も大きい最高光量領域を含むとともに、前記透過領域以外の領域において、前記被写体に対する照射光量の最も小さい最低光量領域と、該最低光量領域を隔てた前記最高光量領域の反対側にあり、前記最高光量領域の照射光量よりも少ない第2の高光量領域とを含み、
前記被写体から観察したときの前記反射板の照射光量の水平方向の分布は、前記最高光量領域から前記最低光量領域にかけて、前記反射板の凹湾曲面に沿って連続的に低下し、該最低光量領域から前記第2の高光量領域まで、前記反射板の凹湾曲面に沿って連続的に上昇していることを特徴とする撮影用照明装置。 - 前記反射板は、前記被写体と対向する位置に撮影用開口部を有することを特徴とする請求項1記載の撮影用照明装置。
- 前記反射板の上方に、前記透過領域を透過した光を前記被写体に向けて反射する上反射板を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影用照明装置。
- 前記反射板の下方に、前記透過領域を透過した光を前記被写体に向けて反射する下反射板を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮影用照明装置。
- 前記被写体から観察したときの前記最高光量領域の照射光量は、前記被写体から観察したときの前記最低光量領域の照射光量の10倍以上20倍以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮影用照明装置。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮影用照明装置と、
前記撮影用照明装置により照射された被写体を撮像する撮像装置とを有することを特徴とする撮影システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010543982A JP5296808B2 (ja) | 2008-12-26 | 2009-11-18 | 撮影用照明装置及び撮影システム |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008334302 | 2008-12-26 | ||
JP2008334302 | 2008-12-26 | ||
JP2010543982A JP5296808B2 (ja) | 2008-12-26 | 2009-11-18 | 撮影用照明装置及び撮影システム |
PCT/JP2009/069584 WO2010073859A1 (ja) | 2008-12-26 | 2009-11-18 | 撮影用照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2010073859A1 JPWO2010073859A1 (ja) | 2012-06-14 |
JP5296808B2 true JP5296808B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=42287479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010543982A Expired - Fee Related JP5296808B2 (ja) | 2008-12-26 | 2009-11-18 | 撮影用照明装置及び撮影システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8430516B2 (ja) |
JP (1) | JP5296808B2 (ja) |
WO (1) | WO2010073859A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8348442B2 (en) * | 2009-11-13 | 2013-01-08 | Jefferson Iii Andrew Leon | Lighting apparatus and system |
JP5522161B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2014-06-18 | フリュー株式会社 | 撮影装置 |
ES1131230Y (es) * | 2014-10-03 | 2015-01-21 | Kuranyi Investment S L | Cabina portatil para la toma de imagenes de objetos |
JP2019032374A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | フリュー株式会社 | 画像撮影装置 |
US10578951B1 (en) | 2019-03-19 | 2020-03-03 | Erik Espinosa | Apparatus that enables the photographing of highly reflective, objects without reflections |
US10921685B2 (en) | 2019-03-19 | 2021-02-16 | Erik Espinosa | Apparatus that enables the photographing of highly reflective, objects without reflections |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0464715U (ja) * | 1990-10-15 | 1992-06-03 | ||
JPH1048705A (ja) * | 1996-07-30 | 1998-02-20 | Raito Commun Kk | 写真撮影スタジオ装置 |
JPH11153821A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Daiichi Seihan Insatsu:Kk | 写真撮影ボックス |
JP2004272063A (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-30 | Make Softwear:Kk | 写真プリント提供装置および写真印刷装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4144556A (en) * | 1978-01-23 | 1979-03-13 | Bond George S | Omni-directional photographic illumination apparatus |
US5778258A (en) * | 1997-03-31 | 1998-07-07 | Zamoyski; Mark | Photography booth for digital image capture |
US6659620B2 (en) * | 2000-03-07 | 2003-12-09 | Teruki Goto | Portable lighting apparatus and desk-type lighting apparatus |
US6749310B2 (en) * | 2001-09-07 | 2004-06-15 | Contrast Lighting Services, Inc. | Wide area lighting effects system |
TW582487U (en) * | 2002-04-12 | 2004-04-01 | Way Tech Dev Inc | Color view booth |
TW532494U (en) * | 2002-08-30 | 2003-05-11 | Way Tech Dev Inc | Assembling type light box structure |
US7001038B2 (en) * | 2003-01-10 | 2006-02-21 | Bock Joel N | Method and apparatus for object viewing, observation, inspection, identification, and verification |
JP2004325797A (ja) | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | 撮影装置 |
JP2005114928A (ja) | 2003-10-06 | 2005-04-28 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | 被写体撮影システム及び被写体照明システム |
US7055976B2 (en) * | 2004-04-28 | 2006-06-06 | Thomas Charles Blanford | Collapsible tabletop lighting apparatus |
US7953277B2 (en) * | 2006-09-05 | 2011-05-31 | Williams Robert C | Background separated images for print and on-line use |
US7396148B1 (en) * | 2007-01-30 | 2008-07-08 | Sean Shen Hsun Tsai | Foldable lighting system |
US7680401B1 (en) * | 2007-10-03 | 2010-03-16 | Alan Adelstein | Portable photography studio and method of assembly |
-
2009
- 2009-11-18 WO PCT/JP2009/069584 patent/WO2010073859A1/ja active Application Filing
- 2009-11-18 JP JP2010543982A patent/JP5296808B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-06-23 US US13/167,392 patent/US8430516B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0464715U (ja) * | 1990-10-15 | 1992-06-03 | ||
JPH1048705A (ja) * | 1996-07-30 | 1998-02-20 | Raito Commun Kk | 写真撮影スタジオ装置 |
JPH11153821A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Daiichi Seihan Insatsu:Kk | 写真撮影ボックス |
JP2004272063A (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-30 | Make Softwear:Kk | 写真プリント提供装置および写真印刷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8430516B2 (en) | 2013-04-30 |
WO2010073859A1 (ja) | 2010-07-01 |
US20110292635A1 (en) | 2011-12-01 |
JPWO2010073859A1 (ja) | 2012-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5296808B2 (ja) | 撮影用照明装置及び撮影システム | |
CN106662317B (zh) | 色镜、色板及其应用 | |
JP6129983B2 (ja) | 人工照明装置 | |
JP5723271B2 (ja) | 撮影方法及びシステム | |
JP2015517238A (ja) | 人の頭部外面の3dデジタル化のための自動スキャナ及び方法 | |
US7841729B2 (en) | Webcam illuminator device | |
TW200840969A (en) | Improved lamp fixture | |
JP2011118383A (ja) | フラッシュ、カメラ、および、フラッシュの生成方法 | |
CN104421839B (zh) | 一种led透镜、摄像装置及照明装置 | |
US20070150031A1 (en) | Ocular light therapy device | |
CN103140861B (zh) | 用于数据读取器的照明装置 | |
JP6401330B2 (ja) | 人工照明装置 | |
US10921685B2 (en) | Apparatus that enables the photographing of highly reflective, objects without reflections | |
US1992233A (en) | Art of photography | |
US10578951B1 (en) | Apparatus that enables the photographing of highly reflective, objects without reflections | |
JP6592154B2 (ja) | 人工照明装置 | |
JP6537648B1 (ja) | 撮影方法及び撮影システム | |
JP6114774B2 (ja) | 撮影方法及びシステム | |
US11366370B1 (en) | Arc-shaped illuminator | |
JP3076909B1 (ja) | 写真撮影スタジオ装置 | |
CN214504091U (zh) | 一种摄影自拍装置 | |
JP3125316U (ja) | 撮影用照明装置 | |
JP2019124711A (ja) | 写真シール作成装置 | |
KR101248409B1 (ko) | 반사 거리 조절형 리플렉터를 구비한 소프트박스 스피드링 | |
US20120092848A1 (en) | Photographic Light |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |